JPH11237574A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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Publication number
JPH11237574A
JPH11237574A JP3888998A JP3888998A JPH11237574A JP H11237574 A JPH11237574 A JP H11237574A JP 3888998 A JP3888998 A JP 3888998A JP 3888998 A JP3888998 A JP 3888998A JP H11237574 A JPH11237574 A JP H11237574A
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JP
Japan
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polygon mirror
rib
lid
optical box
annular rib
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JP3888998A
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English (en)
Inventor
Michiyo Miyamoto
みち代 宮本
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリゴンミラーを覆うための円環状リブが備
えられた蓋を光学箱に取り付ける際に、円環状リブがポ
リゴンミラーに接触することがない光走査装置を実現す
る。 【解決手段】 光学箱1の内部に、ポリゴンミラー4が
取り付けられたモータ3、結像レンズ5および折り返し
ミラー6が収納されている。光学箱1の上面に開口部1
fが形成され、開口部1fが蓋7によって閉じられる。
蓋7の裏面から、ポリゴンミラー4の周囲を覆う円環状
リブ7aが突出している。蓋7の裏面における円環状リ
ブ7a近傍の部分からガイドリブ7bが突出している。
一方、光学箱1の底面からは、溝1aを構成するリブ1
bおよび1cが突出している。光学箱1に蓋7を組み付
ける際、円環状リブ7aがポリゴンミラー4に達する前
に溝1aにガイドリブ7bが係合し、円環状リブ7aが
ポリゴンミラー4に接触しないように溝1aによってガ
イドリブ7bが案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタなどに使用される光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の光走査装置を示す平面図
である。図7は、図6のA−A’線断面図である。従来
の光走査装置では、図6に示されるように光学箱81の
一側部に、レーザ光Lを出射するレーザユニット82が
取り付けられている。光学箱81の底面には、レーザユ
ニット82から出射されたレーザ光Lが照射されるポリ
ゴンミラー84を備えたモータ83が取り付けられてい
る。ポリゴンミラー84はモータ83によって回転され
る。このように光学箱81の内部に収納されたポリゴン
ミラー84には、レーザユニット82から出射されたレ
ーザ光Lが照射され、照射されたレーザ光Lはポリゴン
ミラー84により偏向走査される。また、光学箱81の
内部では、ポリゴンミラー84により偏向されたレーザ
光の進行方向に結像レンズ85および折り返しミラー8
6がこの順番で並べられて支持されている。
【0003】光学箱81の下方には、不図示の感光ドラ
ムが備えられている。結像レンズ85は、ポリゴンミラ
ー84により偏向されたレーザ光を光学箱81下方の感
光ドラム(不図示)に結像させるためのものである。ま
た、折り返しミラー86は、結像レンズ85を透過した
レーザ光を前記の感光ドラムに向けて反射させるもので
ある。
【0004】光学箱81の上面には開口部が形成されて
おり、その開口部に蓋87がかぶせられることで光学箱
81が封止されている。蓋87には、図6および図7に
示されるように、蓋87の裏面から、その裏面に対して
垂直に光学箱81の内部に向かって突出する円環状リブ
87aが備えられている。円環状リブ87aは、ポリゴ
ンミラー84の回転軸を中心に円環状になっており、レ
ーザユニット82とポリゴンミラー84との間のレーザ
光の光路や、ポリゴンミラー84と結像レンズ85との
間のレーザ光の光路を除くポリゴンミラー84の反射面
の周囲が円環状リブ87aによって覆われている。
【0005】このように、ポリゴンミラー84の反射面
の周囲が円環状リブ87aによって覆われることによ
り、ポリゴンミラー84が回転するときにポリゴンミラ
ー84周囲の空気の流動が制限され、ポリゴンミラー8
4の回転に伴う風切り音のレベルが低減される。また、
円環状リブ87aが備えられたことにより、ポリゴンミ
ラー84の回転時に、ポリゴンミラー84周囲の塵や埃
を含んだ空気の、円環状リブ87a内への侵入量が制限
され、それらの塵や埃がポリゴンミラー84の反射面に
付着することによるポリゴンミラー84の汚れが防止さ
れる。
【0006】光学箱81の縁部の、蓋87と接する面か
らは、ピン91aおよび91bが突出している。図7で
は、ピン91aの部分を断面で示している。また、蓋8
7には、ピン91aおよび91bがそれぞれ対応して嵌
入される穴が形成されている。
【0007】図8は、図7に示したB部の部分拡大図で
ある。図8に示されるように、蓋87の、ピン91aに
対応する部分には、穴92が形成されている。光学箱8
1に蓋87を取り付ける際、穴92にピン91aが嵌入
され、蓋87の、ピン91bに対応する穴にピン91b
が嵌入されることにより蓋87の位置決めが行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6お
よび図7に示した従来の光走査装置では、環状リブ87
aを光学箱81の開口部に向けて光学箱81に蓋87を
取り付ける際、環状リブ87aがポリゴンミラー84に
接触してしまうことがあるという問題点がある。図9
は、図6および図7に示した従来の光走査装置の問題点
について説明するための断面図である。光学箱81に蓋
87を取り付ける際に、図9に示されるように、光学箱
81に対して蓋87の位置がずれたまま、円環状リブ8
7aを光学箱81の内部に挿入すると、光学箱81のピ
ンに蓋87の穴が係合する前に円環状リブ87aがポリ
ゴンミラー84に接触してしまうことがある。このよう
に円環状リブ87aがポリゴンミラー84に接触した場
合、ポリゴンミラー84の反射面が汚れてしまったり、
ポリゴンミラー84の位置がずれてしまったりする。最
悪の場合には、この光走査装置が用いられた画像形成装
置において、所望の画像が得られなくなってしまう。
【0009】本発明の目的は、ポリゴンミラーを覆うた
めの円環状リブが備えられた蓋を光学箱に取り付ける際
に、円環状リブがポリゴンミラーに接触することがない
光走査装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、レーザ光を偏向走査するポリゴンミラー
と、ポリゴンミラーを収納し、一面に開口部が形成され
た光学箱と、光学箱の開口部に取り付けられることで開
口部を閉じると共に、光学箱の開口部側の面から突出し
て前記ポリゴンミラーの少なくとも一部を覆う円環状リ
ブを備えた蓋とを有する光走査装置において、蓋には、
蓋の円環状リブ側の面から、円環状リブが突出する方向
と同じ方向に突出するガイドリブが備えられており、光
学箱に円環状リブを向けて光学箱の開口部に蓋を取り付
ける際、円環状リブがポリゴンミラーに達する前にガイ
ドリブと係合して、円環状リブがポリゴンミラーに接触
せずに蓋が移動するようにガイドリブを案内する案内手
段が光学箱に備えられていることを特徴とする。
【0011】上記の発明では、光学箱の開口部を閉じる
ための蓋にガイドリブが備えられ、光学箱に、蓋のガイ
ドリブを案内する案内手段が備えられており、光学箱の
開口部に蓋の円環状リブを向けてその開口部に蓋を取り
付ける際、円環状リブがポリゴンミラーに達する前に光
学箱の溝にガイドリブが係合し、その溝によりガイドリ
ブが案内されることにより、ポリゴンミラーに円環状リ
ブが接触しないように蓋が移動する。従って、ポリゴン
ミラーに円環状リブが接触することなく蓋を光学箱に組
み付けることができる。光学箱の開口部に蓋を取り付け
る際に円環状リブがポリゴンミラーが接触して、ポリゴ
ンミラーの反射面が汚れたり、ポリゴンミラーの位置が
ずれたりするということがなくなる。また、ガイドリブ
が円環状リブと同じ方向に、かつ、蓋の同じ面から突出
していることで、円環状リブのほかにもう一枚壁が設け
られることになる。これにより、ガイドリブが蓋に備え
られていない場合と比較して、ポリゴンミラーの風切り
音を遮蔽する効果が向上すると共に、ポリゴンミラーへ
の塵や埃の侵入がガイドリブによって抑制され、ポリゴ
ンミラーの反射面の汚れを防止する効果が向上する。
【0012】また、光学箱の案内手段として、蓋のガイ
ドリブが係合する溝が光学箱に設けられていたり、ある
いは、案内手段として前記光学箱の内側壁面が用いられ
てたりすることが好ましい。
【0013】上記のように光学箱の案内手段として溝が
光学箱に設けられたことにより、その溝にガイドリブが
係合することで、溝によってガイドリブが案内される。
案内手段として光学箱の内側壁面が用いられる場合、光
学箱に蓋を取り付ける際に、蓋のガイドリブの側面が光
学箱の内側壁面と接しながら移動することでガイドリブ
が案内される。
【0014】上記のように、ガイドリブが円環状リブの
周囲全体またはほとんどの部分を囲むように蓋に備えら
れていることにより、ポリゴンミラーの風切り音を遮蔽
する効果がさらに高まる。それと共に、ポリゴンミラー
への塵や埃の侵入が抑制され、ポリゴンミラーの反射面
の汚れを防止する効果がさらに高くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態の光走査装置を示す平面図である。図2
は、図1のA−A’線断面における光学箱に蓋を取り付
けるときの状態を示す図である。
【0017】本実施形態の光走査装置では、図1および
図2に示すように、上面に開口部が形成された光学箱1
の一側部に、レーザ光を出射するレーザユニット2が取
り付けられている。光学箱1の底面には、ポリゴンミラ
ー4を備えたモータ3が取り付けられている。この光学
箱1の内部に収納されたポリゴンミラー4には、レーザ
ユニット2から出射されたレーザ光Lが照射される。ポ
リゴンミラー4がモータ3によって回転されることによ
り、ポリゴンミラー4に照射されたレーザ光Lが偏向走
査される。また、光学箱1の内部では、ポリゴンミラー
4により偏向されたレーザ光の進行方向に結像レンズ5
および折り返しミラー6がこの順番で並べられて支持さ
れている。
【0018】光学箱1の下方には、不図示の感光ドラム
が備えられている。結像レンズ5は、ポリゴンミラー4
により偏向されたレーザ光を光学箱1下方の感光ドラム
(不図示)に結像させるためのものである。また、折り
返しミラー6は、結像レンズ5を透過したレーザ光を前
記の感光ドラムに向けて反射させるものである。
【0019】光学箱1の開口部を閉じるための板状の蓋
7には、図6および図7に示されるように、蓋7の裏面
から、その面に対して垂直に突出する円環状リブ7aが
備えられている。円環状リブ7aの形状は、蓋7に対し
て垂直な直線を中心に円環状になっている。この円環状
リブ7aは、レーザユニット2とポリゴンミラー4との
間のレーザ光の光路や、ポリゴンミラー4と結像レンズ
5との間のレーザ光の光路を除くポリゴンミラー4の反
射面の周囲を覆うためのものである。
【0020】さらに、蓋7の円環状リブ7a側の面にお
ける円環状リブ7aの近傍の部分からは、蓋7に対して
垂直な方向にガイドリブ7bが突出している。ガイドリ
ブ7bおよび円環状リブ7aの、蓋7に対して垂直な方
向の長さとしては、ガイドリブ7bの方が円環状リブ7
aよりも長くなっている。光学箱1の底面の、モータ3
近傍の部分からは、その底面に対して垂直な方向に、互
いに平行なリブ1bおよび1cが突出している。リブ1
bとリブ1cとが互いに対向しており、リブ1bおよび
リブ1cにより、案内手段としての溝1aが構成されて
いる。リブ1bとリブ1cとの間の距離により溝1aの
幅が規定され、溝1aの幅はガイドリブ7bの厚みより
も若干大きくなっている。リブ1bおよび1cのそれぞ
れの一端に、リブ1bおよび1cに対して垂直なリブ1
dが接続され、リブ1bおよび1cのそれぞれの他端
に、リブ1bおよび1cに対して垂直なリブ1eが接続
されている。それらのリブ1dおよび1eによって溝1
aの長さが規定されている。溝1aの長さは、ガイドリ
ブ7bの、蓋7と平行な方向の長さよりも若干長くなっ
ている。
【0021】図2に示されるように、光学箱1の上面の
開口部1fに円環状リブ7aおよびガイドリブ7bを向
けて開口部1fに蓋7を取り付ける際、円環状リブ7a
がポリゴンミラー3に達する前に溝1aにガイドリブ7
bがはめ合わされて係合する。このようにして溝1aに
ガイドリブ7bを係合させて、溝1aにガイドリブ7b
を深く挿入していくに従って、ポリゴンミラー4が円環
状リブ7aによって徐々に覆われる。ここで、溝1aに
ガイドリブ7bがはめ合わされていることにより、ガイ
ドリブ7bが溝1aによって案内され、円環状リブ7a
およびガイドリブ7bが突出する方向に蓋7が移動す
る。従って、この状態では、蓋7と平行な方向への蓋7
の移動が規制され、溝1aとガイドリブ7bとの係合に
より、蓋7の、蓋7と平行な方向の位置決めが行われ
る。これにより、円環状リブ7aがポリゴンミラー4に
接触することなく蓋7が定位置に納まり、光学箱1に蓋
7が取り付けられる。
【0022】このようにして光学箱1に蓋7が取り付け
られることにより、ポリゴンミラー4の反射面の周囲が
円環状リブ7aによって覆われる。これにより、ポリゴ
ンミラー4が回転するときにポリゴンミラー4周囲の空
気の流動が制限され、ポリゴンミラー4の回転に伴う風
切り音のレベルが低減される。また、円環状リブ7aが
備えられたことにより、ポリゴンミラー4の回転時に、
ポリゴンミラー4周囲の塵や埃を含んだ空気の、円環状
リブ7aとポリゴンミラー4との間の隙間への侵入量が
制限される。従って、それらの塵や埃がポリゴンミラー
4の反射面に付着することによるポリゴンミラー4の汚
れが防止される。
【0023】また、円環状リブ7aの近傍にガイドリブ
7bがあることによって、円環状リブ7aの他にもう一
枚壁が設けられることになり、ガイドリブ7bがない場
合と比較して、ポリゴンミラー4の風切り音を遮蔽する
効果や、ポリゴンミラー4の反射面の汚れを防止する効
果がさらに高められている。さらに、蓋7に備えられる
ガイドリブが円環状リブ7aの周囲の全体またはほとん
どの部分を囲むように蓋7にガイドリブが備えられるこ
とにより、ポリゴンミラー4の風切り音の遮蔽効果や、
ポリゴンミラー4の反射面の汚れ防止効果がさらに向上
する。
【0024】図3は、図1および図2に示した光走査装
置の変形例を示す断面図である。図3に示される光走査
装置では、円環状リブ7aの、蓋7に対して垂直な方向
の長さがガイドリブ7bよりも短くなっている。この場
合、円環状リブ7aの先端がガイドリブ7bの先端より
も深く光学箱1の内部に挿入される。このように、円環
状リブ7aおよびガイドリブ7bが構成されている場
合、円環状リブ7aおよびガイドリブ7bの長さに応じ
て、リブ1bおよび1cや、図1に示したリブ1dおよ
び1eが、図1に示した場合よりも高く、光学箱1の底
面から突出している。これにより、円環状リブ7aを開
口部1fに向けて光学箱1に蓋7を取り付ける際、円環
状リブ7aがポリゴンミラー4に達する前にガイドリブ
7bが溝1aにはめ込まれる。
【0025】従って、図3に示した光走査装置でも、図
1および図2に示したものと同様に、円環状リブ7aが
ポリゴンミラー4に接触することなく光学箱1に蓋7が
取り付けられる。
【0026】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施形態の光走査装置を示す平面図である。図5
は、図4のA−A’線断面における光学箱に蓋を取り付
けるときの状態を示す図である。本実施形態の光走査装
置は、第1の実施形態のものと比較して、蓋に備えられ
たガイドリブおよび、光学箱に備えられる案内手段が異
なっている。図4および図5では、第1の実施形態と同
一の構成部品に同一の符号を付してある。以下では、第
1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0027】本実施形態の光走査装置では、図4および
図5に示されるように、光学箱11の形状は、第1の実
施形態で用いた光学箱1と比較して、光学箱1における
案内手段としての溝1aが形成されていない点が大きく
異なっている。光学箱11のその他の形状は光学箱1と
ほとんど同様である。このような光学箱11の内部に、
第1の実施形態と同様に、ポリゴンミラー4などの構成
部品が収納されている。
【0028】図5に示される、光学箱11の上面の開口
部11fには、板状の蓋17が取付けられる。蓋17の
裏面からは、その裏面に対して垂直に突出する円環状リ
ブ17aが備えられている。円環状リブ17aの形状
は、蓋17に対して垂直な直線を中心に円環状になって
いる。この円環状リブ17aは、レーザユニット2とポ
リゴンミラー4との間のレーザ光の光路や、ポリゴンミ
ラー4と結像レンズ5との間のレーザ光の光路を除くポ
リゴンミラー4の反射面の周囲を覆うためのものであ
る。
【0029】蓋17の裏面の縁部からは、その裏面に対
して垂直な方向にガイドリブ17bおよび17cが突出
している。ガイドリブ17bは、蓋17の縁部における
折り返しミラー6の一端部の近傍から蓋17の縁部に沿
って、円環状リブ17aの周囲を覆うようにレーザユニ
ット2の近傍にまで延びている。ガイドリブ17cは、
蓋17の縁部における折り返しミラー6の他端部の近傍
から蓋17の縁部に沿って、蓋17の、レーザユニット
2の側部に対応する部分にまで延びている。光学箱11
に蓋17が完全に取り付けられた状態では、ガイドリブ
17bおよび17cの側面全体がそれぞれ、光学箱11
の内側壁面と接する。本実施形態の光走査装置では、光
学箱11の内側壁面の、ガイドリブ17bおよび17c
が接する部分が、それらのガイドリブを案内する案内手
段として用いられている。
【0030】このような蓋17を光学箱11に取り付け
る際、蓋17の円環状リブ17aを光学箱11の開口部
11fに向ける。そして、図5に示されるように、光学
箱11の内部にガイドリブ17bおよび17cや、円環
状リブ17aを開口部11fから挿入する。ここで、円
環状リブ17aがポリゴンミラー4に達す前に、ガイド
リブ17bおよび17cを開口部11fに係合し、ガイ
ドリブガイドリブ17bおよび17cの側面を光学箱1
1の内側壁面に接触させる。このように、ガイドリブ1
7bおよび17cの側面を光学箱11の内側壁面に接触
させて、ガイドリブ17bおよび17cを光学箱11の
内部に深く挿入していくに従って、ポリゴンミラー4が
円環状リブ17aによって徐々に覆われる。ガイドリブ
17bおよび17cの側面が光学箱11の内側壁面と接
していることにより、蓋17と平行な方向への蓋17の
移動が規制され、蓋17の、蓋17と平行な方向の位置
決めが行われる。このようにしてガイドリブ17bおよ
び17cが光学箱1の内側壁面によって案内されること
で、円環状リブ17aがポリゴンミラー4に接触するこ
となく蓋17が定位置に納まり、光学箱11に蓋17が
取り付けられる。
【0031】また、本実施形態の光走査装置では、第1
の実施形態のものと比較して、蓋17のガイドリブ17
bおよび17cが光学箱1の内側壁面における開口部1
1fの周囲のより多くの部分と接している。従って、第
1の実施形態よりも、ポリゴンミラー4の風切り音を遮
蔽する効果や、ポリゴンミラー4の反射面の汚れを防止
する効果がさらに高くなる。本実施形態の光走査装置で
は、蓋17の縁部に部分的にガイドリブが備えられてい
るが、ガイドリブが蓋17の縁部全てまたはほとんどの
部分に備えられていることが望ましい。このように、縁
部に沿ってガイドリブがつながってことにより、ガイド
リブが円環状リブ17aの周囲全体またはほとんどの部
分を囲むことになり、ポリゴンミラー4の風切り音の遮
蔽効果や、ポリゴンミラー4の反射面の汚れ防止効果が
さらに高くなる。
【0032】上述した第1および第2の実施形態では、
光学箱に蓋を組み付ける際、ガイドリブが案内手段によ
って案内されることで蓋の位置決めが行われるので、円
環状リブがポリゴンミラーに接触しないように作業者が
注意を払う必要が減り、しかも、作業者が簡単に正確に
作業を行える。従って、光学箱と蓋との組み付け効率が
向上する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光学箱の
開口部を閉じる蓋にガイドリブが備えられ、光学箱に、
蓋のガイドリブを案内する案内手段が備えられており、
光学箱の開口部に蓋を取り付ける際、円環状リブがポリ
ゴンミラーに達する前にガイドリブが溝と係合してその
溝により案内されることにより、ポリゴンミラーに円環
状リブが接触することなく蓋を光学箱に取り付けること
ができる。従って、光学箱の開口部に蓋を取り付ける際
に円環状リブがポリゴンミラーが接触して、ポリゴンミ
ラーの反射面が汚れたり、ポリゴンミラーの位置がずれ
たりすることがなくなるという効果がある。また、ガイ
ドリブが円環状リブと同じ方向に、かつ、蓋の同じ面か
ら突出していることで、円環状リブのほかにもう一枚の
壁が設けられることになる。これにより、ポリゴンミラ
ーの風切り音を遮蔽する効果が向上すると共に、ポリゴ
ンミラーへの塵や埃の侵入がガイドリブによって抑制さ
れ、ポリゴンミラーの反射面の汚れを防止する効果が向
上する。
【0034】さらに、光学箱に蓋を組み付ける際、ガイ
ドリブが案内手段によって案内されることで蓋の位置決
めが行われるので、円環状リブがポリゴンミラーに接触
しないように作業者が注意を払う必要が減り、かつ、簡
単に正確に作業を行える。従って、光学箱と蓋との組み
付け効率が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の光走査装置を示す平
面図である。
【図2】図1のA−A’線断面における光学箱に蓋を取
り付けるときの状態を示す図である。
【図3】図1および図2に示した光走査装置の変形例を
示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の光走査装置を示す平
面図である。
【図5】図4のA−A’線断面における光学箱に蓋を取
り付けるときの状態を示す図である。
【図6】従来の光走査装置を示す平面図である。
【図7】図6のA−A’線断面図である。
【図8】図7に示したB部の部分拡大図である。
【図9】図6および図7に示した従来の光走査装置の問
題点について説明するための断面図である。
【符号の説明】
1、11 光学箱 1a 溝 1b、1c、1d、1e リブ 1f 開口部 2 レーザユニット 3 モータ 4 ポリゴンミラー 5 結像レンズ 6 折り返しミラー 7 蓋 7a 円環状リブ 7b ガイドリブ 17 蓋 17a 円環状リブ 17b、17b、17c ガイドリブ L レーザ光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を偏向走査するポリゴンミラー
    と、 前記ポリゴンミラーを収納し、一面に開口部が形成され
    た光学箱と、 前記光学箱の前記開口部に取り付けられることで該開口
    部を閉じると共に、前記光学箱の前記開口部側の面から
    突出して前記ポリゴンミラーの少なくとも一部を覆う円
    環状リブを備えた蓋とを有する光走査装置において、 前記蓋には、前記蓋の前記円環状リブ側の面から、前記
    円環状リブが突出する方向と同じ方向に突出するガイド
    リブが備えられており、前記光学箱に前記蓋の前記円環
    状リブを向けて前記光学箱の前記開口部に前記蓋を取り
    付ける際、前記円環状リブが前記ポリゴンミラーに達す
    る前に前記ガイドリブと係合して、前記円環状リブが前
    記ポリゴンミラーに接触しないように前記蓋の前記ガイ
    ドリブを案内する案内手段が前記光学箱に備えられてい
    ることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記光学箱の前記案内手段として、前記
    蓋の前記ガイドリブが係合する溝が前記光学箱に設けら
    れている請求項1に記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光学箱の前記案内手段として前記光
    学箱の内側壁面が用いられている請求項1に記載の光走
    査装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋の前記ガイドリブが前記円環状リ
    ブの周囲全体または、ほとんどの部分を囲むように前記
    蓋に備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の光走査装置。
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