JPH11237557A - 走査型光学顕微鏡 - Google Patents

走査型光学顕微鏡

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JPH11237557A
JPH11237557A JP10040393A JP4039398A JPH11237557A JP H11237557 A JPH11237557 A JP H11237557A JP 10040393 A JP10040393 A JP 10040393A JP 4039398 A JP4039398 A JP 4039398A JP H11237557 A JPH11237557 A JP H11237557A
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JP
Japan
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optical path
confocal
light
shutter
confocal point
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JP10040393A
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English (en)
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Yoshihiro Shimada
佳弘 島田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、共焦点画像および非共焦点画像を共
通の光検出器で検出でき、構成が簡単で安価な走査型光
学顕微鏡を提供する。 【解決手段】試料11からの光をビームスプリッタ31
により共焦点光路301と非共焦点光路302に2分割
し、これら2分割された共焦点光路301と非共焦点光
路302の一方をシャッタ34のシャッタ本体342に
より遮断し、他方の光路の検出ビームのみを単一の光検
出器32に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察試料の表面情
報の測定に用いられる走査型光学顕微鏡に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、試料観察に用いられるものとし
て、光学顕微鏡が多く用いられている。かかる光学顕微
鏡は、ステージ上の試料を対物レンズで拡大して観測す
るように構成していて、試料に対する照明は、ランプな
どの光源からの光をコンデンサレンズを用いて試料の観
察領域全体に均等になるようにして照射するような構造
を採用している。
【0003】ところが、照明系として、かような構造を
採用すると、フレアなどが生じ、また、低コントラスト
の標本を観察するにあたっては大変見づらくなるという
問題があった。
【0004】そこで、これらの問題点を改善するものと
して、点状光投射型(スポット光投射型)の光学顕微鏡
である走査型光学顕微鏡が実用化されている。つまり、
このような走査型光学顕微鏡は、点光源を対物レンズを
介して観察試料に点状に照射し、これにより観察試料を
透過した光(透過光)もしくは反射光もしくは点状の光
を照射したことにより試料から発生した蛍光を再び対物
レンズ、光学系を介して点状に結像し、これを検出器で
検出して像の濃淡情報を得るようにしたもので、さらに
検出光学系の結像位置に、照明光あるいは被測定光の回
折限界以下の径を持つ絞りを設けることにより、焦点の
合っている面の濃度情報のみを検出できるようにした共
焦点光学系を有している。
【0005】近年、共焦点効果に加えて、通常の顕微鏡
と同じ結像特性を有する非共焦点効果を同時に検出する
ことが望まれている。そして、これら共焦点効果と非共
焦点効果の両方を検出可能にした走査型光学顕微鏡は、
特開平9−133869号公報に開示されている。図6
は、その一例を示すもので、レーザー光源1から出力さ
れたレーザビーム2をビームスプリッタ3を介して一方
のガルバノメータミラー4に入射しX方向に走査させ、
さらに瞳伝送レンズ5、6を介して他のガルバノメータ
ミラー7に入射しY方向に走査させ、瞳投影レンズ8、
結像レンズ9より対物レンズ10を介して試料11上で
レーザビーム2をX−Y二次元方向に走査させる。一
方、試料11からの反射光を入射時と同じ光路を通して
ビームスプリッタ3まで戻し、ここで反射させ、さらに
ビームスプリッタ13により光路を2分割して検出ビー
ム14、15を発生し、このうち検出ビーム14を集光
レンズ16で点状に集光するとともに、この集光レンズ
16の焦点位置に配置されるピンホール17により絞り
込んで光検出器18により共焦点画像として検出し、ま
た、検出ビーム15を集光レンズ19で点状に集光し、
光検出器20により非共焦点画像として検出する。そし
て、これら光検出器18、20からの検出信号を切換え
器21を介して電気的に切換えることにより、共焦点画
像と非共焦点画像をモニタ22に選択的に表示できるよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成によると、共焦点画像および非共焦点画像をそれぞ
れ得るための共焦点光路および非共焦点光路に、それぞ
れ光検出器18、20を設けるようにしているため、光
検出器(および必要な電装系)が2個必要となり、回路
構成が複雑になるとともに、価格的にも高価になるとい
う問題があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、共焦点画像および非共焦点画像を単一の光検出器で
検出でき、構成が簡単で安価な走査型光学顕微鏡を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
試料に対し点光源を移動走査しながら照射し、該試料か
らの光を検出することにより画像化情報を得るようにし
た走査型光学顕微鏡において、前記試料からの光を共焦
点効果および非共焦点効果の少なくとも一つを有する複
数の光路に分割する光路分割手段と、この光路分割手段
により分割された光路を通る前記試料からの光を検出す
る単一の光検出手段と、前記複数の光路の少なくとも一
つを選択的に前記単一の光検出手段に導入する光路選択
手段とにより構成している。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、光路選択手段は、回動駆動手段と、この回動駆動
手段による回動角度に応じて前記光路分割手段により分
割された光路の少なくとも一つを選択的に前記単一の光
検出手段に導入するシャッタ本体を有している。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載にお
いて、光路選択手段は、直線方向に往復移動可能な可動
手段を有し、該可動手段の直線方向の移動位置に応じて
前記光路分割手段により分割された光路の少なくとも一
つを選択的に前記単一の光検出手段に導入するようにし
ている。
【0011】この結果、請求項1記載によれば、複数の
光路の少なくとも一つを選択的に単一の光検出手段に導
入するようにしているので、光検出手段の使用個数を最
小限にできる。。
【0012】請求項2記載によれば、シャッタ本体によ
る光路の切換動作を早くすることができ、瞬時に共焦点
画像や非共焦点画像を選択表示できる。請求項3記載に
よれば、光路選択手段としてソレノイドを用いれば、構
成が簡単で、しかもソレノイド自身が安価なので、顕微
鏡全体の低価格化も期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、第1の実施の形態の走査
型光学顕微鏡の概略構成を示すもので、図6と同一部分
には、同符号を付している。
【0014】この場合、図6で述べた光路を2分割する
ためのビームスプリッタ13を省略し、集光レンズ16
の後段に改めて光路を2分割するためのビームスプリッ
タ31を配置し、このビームスプリッタ31により集光
レンズ16を通して集光されたビームより共焦点光路3
01の検出ビーム14と非共焦点光路302の検出ビー
ム15を発生させるようにしている。
【0015】この場合、ビームスプリッタ31は、共焦
点光路301の検出ビーム14の光量と非共焦点光路3
02の検出ビームの15の光量の分割比をピンホール1
7で絞られる光量に基づいて決定している。つまり、ピ
ンホール17を通る共焦点光路301の検出ビーム14
に、より多くの光量を与えるようにするとともに、これ
ら検出ビーム14、15がそれぞれ適正な光量を備える
ようにしている。
【0016】そして、一方の検出ビーム14を集光レン
ズ16の焦点位置に配置されるピンホール17により絞
り込んで光検出器32に入射し、他方の検出ビーム15
をミラー33で反射し、光検出器32に入射するように
している。この場合、光検出器32は、共焦点光路30
1および非共焦点光路302を通した光を検出する単一
のもので、対物レンズ10が試料11に対しデフォーカ
スしても、十分に大きな有効領域を有している。
【0017】一方、ビームスプリッタ31とピンホール
17との間の共焦点光路301およびミラー33と光検
出器32との間の非共焦点光路302に共通のシャッタ
34を挿入している。このシャッタ34は、図2に示す
ようにパルスモータ341と、このパルスモータ341
の回転軸に設けられたシャッタ本体342を有するもの
で、図示しない制御回路の制御によるパルスモータ34
1の回転軸の回動角度に応じて、シャッタ本体342に
よりビームスプリッタ31とピンホール17との間の共
焦点光路301またはミラー33と光検出器32との間
の非共焦点光路302を選択的に遮断可能にしている。
【0018】次に、このように構成した実施の形態の動
作を説明する。この場合、レーザー光源1からレーザビ
ーム2が出力されると、このレーザビーム2は、ビーム
スプリッタ3を介してガルバノメータミラー4に入射し
X方向に走査され、さらに瞳伝送レンズ5、6を介して
他のガルバノメータミラー7に入射しY方向に走査さ
れ、瞳投影レンズ8、結像レンズ9より対物レンズ10
を介して試料11上でレーザビーム2がX−Y二次元方
向に走査される。そして、試料11からの光、例えば反
射光が入射時と同じ光路を通してビームスプリッタ3ま
で戻ると、ここで反射され、集光レンズ16を通して集
光され、さらにビームスプリッタ31により2つの検出
ビーム14、15に分割される。この場合、ビームスプ
リッタ31は、検出ビーム14、15の光量の分割比を
ピンホール17で絞られる光量に基づいて決定してお
り、ピンホール17を通る検出ビーム14に、より多く
の光量を与えるようになる。
【0019】この状態で、いま、シャッタ34のパルス
モータ341の回転軸に設けられたシャッタ本体342
がミラー33と光検出器32との間の非共焦点光路30
2に位置され、この非共焦点光路302を遮断している
ものとすると、ビームスプリッタ31で分割された一方
の検出ビーム14のみが集光レンズ16の焦点位置に配
置されるピンホール17を通して光検出器32に入射さ
れ、共焦点画像として検出される。
【0020】また、シャッタ34のパルスモータ341
の駆動により、今度は、シャッタ本体342がビームス
プリッタ31とピンホール17との間の共焦点光路30
1に位置され、この共焦点光路301を遮断しているも
のとすると、ビームスプリッタ31で分割された、他方
の検出ビーム15のみがミラー33で反射された後、光
検出器32に入射され、非共焦点画像として検出され
る。
【0021】従って、このようにすれば、試料11から
の光をビームスプリッタ31により共焦点光路301と
非共焦点光路302に2分割し、これら2分割された共
焦点光路301と非共焦点光路302の一方をシャッタ
34のシャッタ本体342により遮断し、他方の光路の
検出ビームのみを単一の光検出器32に導入するように
したので、共焦点光路301と非共焦点光路302によ
る共焦点画像と非共焦点画像を単一の光検出器32によ
り検出できるようになり、従来、光検出器(および必要
な電装系)を2個必要としたものと比べ、回路構成を簡
単にできるとともに、価格的にも安価にできる。
【0022】また、シャッタ34の駆動手段としてパル
スモータ341を用いることにより、シャッタ34の切
換動作を早くすることができるので、瞬時に共焦点画
像、非共焦点画像を選択表示することができる。 (第2の実施の形態)第1の実施の形態では、シャッタ
34は、その駆動手段としてパルスモータ341を用い
た例を述べたが、第2の実施の形態では、このパルスモ
ータ341に代えて、ソレノイドを用いている。
【0023】この場合、走査型光学顕微鏡の概略構成
は、図1と同様であり、ここでは、同図を援用するもの
とする。そして、このような構成において、シャッタ3
4は、駆動手段として、図3(a)(b)に示すソレノ
イドを用いている。このソレノイドは、中空の固定コイ
ル3431中に可動鉄心3432を直線方向に往復移動
可能に挿入したもので、このうち可動鉄心3432側面
に貫通穴3433を設けている。また、このソレノイド
は、図示しない制御回路により可動鉄心3432の動作
が制御されるようになっている。
【0024】このような構成において、いま、同図
(a)に示すようにソレノイドの可動鉄心3432が共
焦点光路301上のみに位置され、この共焦点光路30
1を遮断しているものとすると、ビームスプリッタ31
で分割された検出ビーム15のみがミラー33で反射さ
れた後、光検出器32に入射され、非共焦点画像として
検出される。
【0025】一方、ソレノイドの駆動により、同図
(b)に示すように、可動鉄心3432の貫通穴343
3が焦点光路301上に位置されるとともに、可動鉄心
3432先端部が非共焦点光路302に位置され、この
非共焦点光路302を遮断しているものとすると、ビー
ムスプリッタ31で分割された検出ビーム14のみが可
動鉄心3432の貫通穴3433を通り、集光レンズ1
6の焦点位置に配置されたピンホール17を通して光検
出器32に入射され、共焦点画像として検出される。
【0026】したがって、このようにしても、上述の第
1の実施の形態と同様な効果を期待できるとともに、さ
らに、ソレノイド343のみを使用しているので、構成
が簡単で、しかもソレノイド343自身が安価なので、
顕微鏡全体の低価格化も期待できる。 (第3の実施の形態)図4は、本発明の第3の実施の形
態の概略構成を示すもので、図1を同一部分には、同符
号を付している。
【0027】この場合、ビームスプリッタ31により集
光レンズ16を通して集光されたビームは、検出ビーム
14と検出ビーム15に分割される。さらに、検出ビー
ム15の光路中配置されたビームスプリッタ35により
検出ビーム15は、第2の共焦点光路3012の検出ビ
ーム151と非共焦点光路302の検出ビーム152に
分割される。この場合、ビームスプリッタ31および3
5による光量の分割比は、後述するピンホール17、3
6で絞られる光量に基づいて決定されるが、ここでは、
検出ビーム14,151、152の順に多くの光量が与
えられるようになっている。
【0028】そして、第1の共焦点光路3011の検出
ビーム14を集光レンズ16の焦点位置に配置された第
1のピンホール17を通して光検出器32に入射し、第
2の共焦点光路3012の検出ビーム151をビームス
プリッタ35を介して集光レンズ16の焦点位置に配置
された第2のピンホール36を通して光検出器32に入
射し、さらに、非共焦点光路302の検出ビーム152
をミラー33で反射し、光検出器32に入射するように
している。
【0029】ここで、第1のピンホール17は、主に低
倍率の対物レンズ10の使用時に用いられ、第2のピン
ホール36は、主に高倍率の対物レンズ10の使用時に
用いられるものである。つまり、一般に、低倍率の対物
レンズ10は、瞳径が大きいので、射出のNAが大きく
集光レンズ16の焦点位置でのスポット径(回折径)は
小さく、逆に、高倍率の対物レンズ10では、集光レン
ズ16の焦点位置でのスポット径は大きくなるため、最
適なピンホール径は異なり、仮に、高倍率の対物レンズ
10に低倍率の対物レンズ10に最適なピンホールを用
いると、共焦点効果は得られるものの光検出器32に導
かれる光量が少なくなって、S/Nの劣化を生じるなど
の不都合が生じることから、ここでは、対物レンズ10
の倍率に応じた最適な第1および第2のピンホール1
7、36が用いられている。
【0030】また、光検出器32は、第1および第2の
共焦点光路3011、3112および非共焦点光路30
2を通した光を検出する単一のもので、対物レンズ10
が試料11に対しデフォーカスしても、十分に大きな有
効領域を有している。
【0031】一方、ビームスプリッタ31とピンホール
17との間の第1の共焦点光路3011、ビームスプリ
ッタ35とピンホール36との間の第2の共焦点光路3
012およびミラー33と光検出器32との間の非共焦
点光路302に共通のシャッタ37を挿入している。こ
のシャッタ37は、図5(a)(b)に示すようにパル
スモータ371と、このパルスモータ371の回転軸に
設けられた円板状のシャッタ本体372からなってい
る。
【0032】ここで、円板状のシャッタ本体372は、
その周縁に沿って、第1の共焦点光路3011の検出ビ
ーム14、第2の共焦点光路3012の検出ビーム15
1および非共焦点光路302の検出ビーム152のいず
れかを選択的に設定する穴部3721を有し、また、第
1の共焦点光路3011の検出ビーム14および第2の
共焦点光路3012の検出ビーム151を同時に設定す
る穴部3722、3723を有し、さらに第1の共焦点
光路3011の検出ビーム14、第2の共焦点光路30
12の検出ビーム151および非共焦点光路302の検
出ビーム152のすべてを同時に設定する穴部3724
を有し、パルスモータ371の回転軸の回動角度に応じ
て、これら第1および第2の共焦点光路3011、30
12および非共焦点光路302を組み合わせて設定でき
るようになっている。
【0033】このような構成において、いま、パルスモ
ータ371の回転軸の回動角度に応じて、シャッタ37
の円板状シャッタ本体372の穴部3721を第1の共
焦点光路3011、第2の共焦点光路3012および非
共焦点光路302のいずれかの光路中に設定すれば、選
択された光路の検出ビーム14、151、152が単一
の光検出器32に各別に入射し共焦点効果および非共焦
点効果が得られる。
【0034】また、パルスモータ371の回転軸の回動
角度に応じて、シャッタ37の円板状シャッタ本体37
2の穴部3722、3723を第1の共焦点光路301
1と第2の共焦点光路3012に対し同時に設定すれ
ば、これらの検出ビーム14、151でそれぞれ得られ
る共焦点効果の中間的な共焦点効果が得られる。
【0035】さらに、パルスモータ371の回転軸の回
動角度に応じて、シャッタ37の円板状シャッタ本体3
72の穴部3724を第1の共焦点光路3011、第2
の共焦点光路3012および非共焦点光路302に対し
すべて同時に設定すれば、これら検出ビーム14、15
1、152がすべて光検出器32に導かれるので、最も
明るい画像が得られるようになり、特に、試料11が反
射率の低いものの場合は有効であり、この場合、中間的
な共焦点効果も得られる。
【0036】従って、このようにしても、第1の実施の
形態と同様な効果を期待できる。また、対物レンズ10
の倍率に応じて径の異なる最適なピンホール17、36
が用いられるので、最適な共焦点効果が得られる。さら
に、共焦点効果の異なる複数の共焦点光路の検出ビーム
を同時に単一の光検出器32に導入できるので、中間的
な共焦点効果が得られる。さらにまた、パルスモータ3
71を用いることによりシャッタ本体372の切換動作
を早くすることができ、瞬時に共焦点画像、非共焦点画
像を選択表示することができる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の光路の少なくとも一つを選択的に単一の光検出手段
に導入するようにしているので、光検出手段の使用個数
を最小限にでき、回路構成を簡単にでき、価格的にも安
価にできる。
【0038】シャッタ本体による光路の切換動作を早く
することができ、瞬時に共焦点画像や非共焦点画像を選
択表示できる。光路選択手段としてソレノイドを用いれ
ば、構成が簡単で、しかもソレノイド自身が安価なの
で、顕微鏡全体の低価格化も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態に用いられるシャッタの概略
構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図5】第3の実施の形態に用いられるシャッタの概略
構成を示す図。
【図6】従来の走査型光学顕微鏡の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…レーザー光源、 2…レーザビーム、 3…ビームスプリッタ、 4…ガルバノメータミラー、 5、6…瞳伝送レンズ、 7…ガルバノメータミラー、 8…瞳投影レンズ、 9…結像レンズ、 10…対物レンズ、 11…試料、 14、15、151、152…検出ビーム、 16…集光レンズ、 17…ピンホール、 301…共焦点光路、 302…非共焦点光路、 31…ビームスプリッタ、 32…光検出器、 33…ミラー、 34…シャッタ、 341…パルスモータ、 342…シャッタ本体、 3431…固定コイル、 3432…可動鉄心、 3433…貫通穴、 35…ビームスプリッタ、 36…ピンホール、 37…シャッタ、 371…パルスモータ、 372…円板状シャッタ本体、 3721、3722、3723、3724…穴部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に対し点光源を移動走査しながら照
    射し、該試料からの光を検出することにより画像化情報
    を得るようにした走査型光学顕微鏡において、 前記試料からの光を共焦点効果および非共焦点効果の少
    なくとも一つを有する複数の光路に分割する光路分割手
    段と、 この光路分割手段により分割された光路を通る前記試料
    からの光を検出する単一の光検出手段と、 前記複数の光路の少なくとも一つを選択的に前記単一の
    光検出手段に導入する光路選択手段とを具備したことを
    特徴とする走査型光学顕微鏡。
  2. 【請求項2】 光路選択手段は、回動駆動手段と、この
    回動駆動手段による回動角度に応じて前記光路分割手段
    により分割された光路の少なくとも一つを選択的に前記
    単一の光検出手段に導入するシャッタ本体を有すること
    を特徴とする請求項1記載の走査型光学顕微鏡。
  3. 【請求項3】 光路選択手段は、直線方向に往復移動可
    能な可動手段を有し、該可動手段の直線方向の移動位置
    に応じて前記光路分割手段により分割された光路の少な
    くとも一つを選択的に前記単一の光検出手段に導入する
    ことを特徴とする請求項1記載の走査型光学顕微鏡。
JP10040393A 1998-02-23 1998-02-23 走査型光学顕微鏡 Withdrawn JPH11237557A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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