JPH11237427A - スイッチ状態検出装置 - Google Patents
スイッチ状態検出装置Info
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- JPH11237427A JPH11237427A JP10040794A JP4079498A JPH11237427A JP H11237427 A JPH11237427 A JP H11237427A JP 10040794 A JP10040794 A JP 10040794A JP 4079498 A JP4079498 A JP 4079498A JP H11237427 A JPH11237427 A JP H11237427A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スイッチ回路の異常を検出して、スイッチの開
閉状態の誤認識を防止することができるスイッチ状態検
出装置を提供する。 【解決手段】マイクロコンピュータ１と、スイッチＳＷ
1 と、第１直列回路５と第１直列回路と並列に接続され
た第２抵抗Ｒ2 とを有し、端子７が出力ポートＰに接続
され、端子６がＡ／Ｄ入力ポートと接続されると共に第
３抵抗Ｒ3 を介して所定電位に接続されるスイッチ回路
２とからなり、マイクロコンピュータ１は、出力ポート
Ｐから第１出力電圧を出力したときにＡ／Ｄ入力ポート
から入力される電圧のレベルから、スイッチＳＷ1 の開
閉状態及びスイッチ回路２中の断線と短絡の有無を検出
し、又、出力ポートＰから前記第１出力電圧と異なる第
２出力電圧を出力したときにＡ／Ｄ入力ポートから入力
される電圧のレベルから、スイッチ回路２と他の回路１
０との短絡の有無を検出する。
閉状態の誤認識を防止することができるスイッチ状態検
出装置を提供する。 【解決手段】マイクロコンピュータ１と、スイッチＳＷ
1 と、第１直列回路５と第１直列回路と並列に接続され
た第２抵抗Ｒ2 とを有し、端子７が出力ポートＰに接続
され、端子６がＡ／Ｄ入力ポートと接続されると共に第
３抵抗Ｒ3 を介して所定電位に接続されるスイッチ回路
２とからなり、マイクロコンピュータ１は、出力ポート
Ｐから第１出力電圧を出力したときにＡ／Ｄ入力ポート
から入力される電圧のレベルから、スイッチＳＷ1 の開
閉状態及びスイッチ回路２中の断線と短絡の有無を検出
し、又、出力ポートＰから前記第１出力電圧と異なる第
２出力電圧を出力したときにＡ／Ｄ入力ポートから入力
される電圧のレベルから、スイッチ回路２と他の回路１
０との短絡の有無を検出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術の分野】本発明は、マイクロコンピ
ュータにより、スイッチの開閉状態を検出するスイッチ
状態検出装置に関する。
ュータにより、スイッチの開閉状態を検出するスイッチ
状態検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、各種の電気機器やガス器具にはマ
イクロコンピュータが搭載されたものが増えており、マ
イクロコンピュータによってこれらの機器の運転制御が
行われている。このようなマイクロコンピュータが搭載
された機器においては、運転の開始と停止、或いは運転
状態の設定等を行うために各種のスイッチが設けられ、
各スイッチの開閉（ＯＮ／ＯＦＦ）状態がマイクロコン
ピュータで認識される。
イクロコンピュータが搭載されたものが増えており、マ
イクロコンピュータによってこれらの機器の運転制御が
行われている。このようなマイクロコンピュータが搭載
された機器においては、運転の開始と停止、或いは運転
状態の設定等を行うために各種のスイッチが設けられ、
各スイッチの開閉（ＯＮ／ＯＦＦ）状態がマイクロコン
ピュータで認識される。
【０００３】ここで、マイクロコンピュータにより運転
の制御が行われる機器において、機器の外部から侵入す
るノイズ等の影響により、スイッチの開閉状態をマイク
ロコンピュータが誤って認識すると、機器に誤動作が生
じるおそれがある。
の制御が行われる機器において、機器の外部から侵入す
るノイズ等の影響により、スイッチの開閉状態をマイク
ロコンピュータが誤って認識すると、機器に誤動作が生
じるおそれがある。
【０００４】そこで、このようなスイッチの開閉状態の
誤認識を防止するため、図４ａに示すように、スイッチ
ＳＷの接点４０，４１間に一定電圧（５Ｖ）を印加し
て、スイッチＳＷの開閉状態に応じて異なる電圧を出力
するスイッチ回路４２を設け、該スイッチ回路４２から
出力される電圧を、マイクロコンピュータ４３に備えら
れたＡ／Ｄ入力ポートを介して入力するようにしたもの
が知られている。
誤認識を防止するため、図４ａに示すように、スイッチ
ＳＷの接点４０，４１間に一定電圧（５Ｖ）を印加し
て、スイッチＳＷの開閉状態に応じて異なる電圧を出力
するスイッチ回路４２を設け、該スイッチ回路４２から
出力される電圧を、マイクロコンピュータ４３に備えら
れたＡ／Ｄ入力ポートを介して入力するようにしたもの
が知られている。
【０００５】このものにあっては、マイクロコンピュー
タ４３は、Ａ／Ｄ入力ポートに入力された電圧が所定の
第１電圧範囲内にあるときにスイッチＳＷが開状態にあ
ると判定し、又、Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧
が所定の第２電圧範囲内にあるときにスイッチＳＷが閉
状態にあると判定する。
タ４３は、Ａ／Ｄ入力ポートに入力された電圧が所定の
第１電圧範囲内にあるときにスイッチＳＷが開状態にあ
ると判定し、又、Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧
が所定の第２電圧範囲内にあるときにスイッチＳＷが閉
状態にあると判定する。
【０００６】このようにスイッチＳＷの開閉状態を判定
する電圧範囲を狭く限定することで、外部ノイズによっ
てＡ／Ｄ入力ポートに入力される電圧が、前記第１電圧
範囲及び前記第２電圧範囲内に入る可能性を小さくし、
スイッチＳＷの開閉状態の誤判定が生じることを防止す
るようにしている。
する電圧範囲を狭く限定することで、外部ノイズによっ
てＡ／Ｄ入力ポートに入力される電圧が、前記第１電圧
範囲及び前記第２電圧範囲内に入る可能性を小さくし、
スイッチＳＷの開閉状態の誤判定が生じることを防止す
るようにしている。
【０００７】しかし、図４ａに示した従来のスイッチ回
路においては、図４ｂに示すように、スイッチ回路４２
内で断線４４が生じたときに、実際にはスイッチＳＷが
閉状態であるにも拘わらずスイッチＳＷが開状態である
と誤認識されるという不都合あり、また短絡４５が生じ
たときには、実際にはスイッチＳＷが開状態であるにも
拘わらずスイッチＳＷが閉状態にあると誤認識されると
いう不都合があった。
路においては、図４ｂに示すように、スイッチ回路４２
内で断線４４が生じたときに、実際にはスイッチＳＷが
閉状態であるにも拘わらずスイッチＳＷが開状態である
と誤認識されるという不都合あり、また短絡４５が生じ
たときには、実際にはスイッチＳＷが開状態であるにも
拘わらずスイッチＳＷが閉状態にあると誤認識されると
いう不都合があった。
【０００８】さらに、図４ｂに示すように、スイッチ回
路４２と他の回路４６との間で短絡４７が生じたとき
に、Ａ／Ｄ入力ポートへの入力電圧が前記第１電圧範囲
或いは前記第２電圧範囲内に入る場合があり、この場合
にもスイッチＳＷの開閉状態が誤認識されるという不都
合があった。
路４２と他の回路４６との間で短絡４７が生じたとき
に、Ａ／Ｄ入力ポートへの入力電圧が前記第１電圧範囲
或いは前記第２電圧範囲内に入る場合があり、この場合
にもスイッチＳＷの開閉状態が誤認識されるという不都
合があった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、スイッチ回路の異常を検出して、スイッチの
開閉状態の誤認識を防止することができるスイッチ状態
検出装置を提供することを目的とする。
を解消し、スイッチ回路の異常を検出して、スイッチの
開閉状態の誤認識を防止することができるスイッチ状態
検出装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、出力ポートとＡ／Ｄ入力ポートとを有す
るマイクロコンピュータと、スイッチと、該スイッチの
接点と直列に接続した第１抵抗と、該スイッチの接点と
該第１抵抗とからなる第１直列回路と並列に接続された
第２抵抗とを有し、該第１直列回路の一方の端子が前記
出力ポートに接続され、且つ、該第１直列回路の他方の
端子が前記Ａ／Ｄ入力ポートと接続されると共に第３抵
抗を介して所定電位に接続されるスイッチ回路とからな
り、前記マイクロコンピュータは、前記出力ポートから
第１出力電圧を出力したときに、前記Ａ／Ｄ入力ポート
から入力される電圧のレベルから、前記スイッチの開閉
状態、前記スイッチ回路中の断線の有無、及び前記スイ
ッチ回路中の短絡の有無を検出し、又、前記出力ポート
から前記第１出力電圧と異なる第２出力電圧を出力した
ときに、前記Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧のレ
ベルから、前記スイッチ回路と他の回路との短絡の有無
を検出することを特徴とする。
め、本発明は、出力ポートとＡ／Ｄ入力ポートとを有す
るマイクロコンピュータと、スイッチと、該スイッチの
接点と直列に接続した第１抵抗と、該スイッチの接点と
該第１抵抗とからなる第１直列回路と並列に接続された
第２抵抗とを有し、該第１直列回路の一方の端子が前記
出力ポートに接続され、且つ、該第１直列回路の他方の
端子が前記Ａ／Ｄ入力ポートと接続されると共に第３抵
抗を介して所定電位に接続されるスイッチ回路とからな
り、前記マイクロコンピュータは、前記出力ポートから
第１出力電圧を出力したときに、前記Ａ／Ｄ入力ポート
から入力される電圧のレベルから、前記スイッチの開閉
状態、前記スイッチ回路中の断線の有無、及び前記スイ
ッチ回路中の短絡の有無を検出し、又、前記出力ポート
から前記第１出力電圧と異なる第２出力電圧を出力した
ときに、前記Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧のレ
ベルから、前記スイッチ回路と他の回路との短絡の有無
を検出することを特徴とする。
【００１１】かかる本発明によれば、詳細は後述する
が、前記第２抵抗を接続することで、前記マイクロコン
ピュータから前記スイッチ回路に前記第１出力電圧が出
力されたときに、前記マイクロコンピュータのＡ／Ｄ入
力ポートに入力される電圧レベルを、前記スイッチ回路
内で断線が生じたときと、断線が生じておらず前記スイ
ッチが開状態にあるときとで異ならせることができる。
そのため、前記スイッチ回路の断線異常を検出でき、前
記スイッチの開状態の誤認識を防止することができる。
が、前記第２抵抗を接続することで、前記マイクロコン
ピュータから前記スイッチ回路に前記第１出力電圧が出
力されたときに、前記マイクロコンピュータのＡ／Ｄ入
力ポートに入力される電圧レベルを、前記スイッチ回路
内で断線が生じたときと、断線が生じておらず前記スイ
ッチが開状態にあるときとで異ならせることができる。
そのため、前記スイッチ回路の断線異常を検出でき、前
記スイッチの開状態の誤認識を防止することができる。
【００１２】また、前記第１抵抗を前記スイッチの接点
と直列に接続することで、前記Ａ／Ｄ入力ポートに入力
される電圧レベルを、前記スイッチ回路内に短絡が生じ
たときと、前記スイッチが閉状態にあるときとで異なら
せることができる。そのため、前記スイッチ回路の短絡
異常を検出でき、前記スイッチの閉状態の誤認識を防止
することができる。
と直列に接続することで、前記Ａ／Ｄ入力ポートに入力
される電圧レベルを、前記スイッチ回路内に短絡が生じ
たときと、前記スイッチが閉状態にあるときとで異なら
せることができる。そのため、前記スイッチ回路の短絡
異常を検出でき、前記スイッチの閉状態の誤認識を防止
することができる。
【００１３】さらに、前記マイクロコンピュータの出力
ポートから前記第２出力電圧を出力すると、前記スイッ
チ回路内の電圧はすべて該第２出力電圧レベルと前記所
定電位で定まる一定電圧となる。そのため、このとき該
一定電圧以外の電圧が前記マイクロコンピュータのＡ／
Ｄ入力ポートに入力されたときには、他の回路との短絡
が生じていると判断することができる。これにより、前
記スイッチ回路と他の回路との短絡異常を検出でき、他
の回路との短絡異常による前記スイッチの開閉状態の誤
認識を防止することができる。
ポートから前記第２出力電圧を出力すると、前記スイッ
チ回路内の電圧はすべて該第２出力電圧レベルと前記所
定電位で定まる一定電圧となる。そのため、このとき該
一定電圧以外の電圧が前記マイクロコンピュータのＡ／
Ｄ入力ポートに入力されたときには、他の回路との短絡
が生じていると判断することができる。これにより、前
記スイッチ回路と他の回路との短絡異常を検出でき、他
の回路との短絡異常による前記スイッチの開閉状態の誤
認識を防止することができる。
【００１４】また、前記スイッチとは別に少なくとも１
個のスイッチを設け、新たに設けた各スイッチの接点と
抵抗とからなる各第２直列回路を、前記スイッチ回路の
前記第１直列回路と並列に接続すると共に、各第２直列
回路を構成する各抵抗の抵抗値が互いに異なり、且つ前
記第１直列回路を構成する抵抗の抵抗値とも異なるよう
に設定し、前記マイクロコンピュータは、前記複数のス
イッチの開閉状態の組合わせと、各組合わせ状態で前記
出力ポートから前記第１出力電圧を出力したときに、前
記Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧のレベルとの関
係を予め保持したデータテーブルを有し、前記出力ポー
トから前記第１出力電圧を出力したときに、前記Ａ／Ｄ
入力ポートから入力される電圧のレベルを、前記データ
テーブルに保持された電圧レベルのデータと比較して、
各スイッチの開閉状態が前記組合わせのいずれに相当す
るかを判別することで、各スイッチの開閉状態を検出す
ることを特徴とする。
個のスイッチを設け、新たに設けた各スイッチの接点と
抵抗とからなる各第２直列回路を、前記スイッチ回路の
前記第１直列回路と並列に接続すると共に、各第２直列
回路を構成する各抵抗の抵抗値が互いに異なり、且つ前
記第１直列回路を構成する抵抗の抵抗値とも異なるよう
に設定し、前記マイクロコンピュータは、前記複数のス
イッチの開閉状態の組合わせと、各組合わせ状態で前記
出力ポートから前記第１出力電圧を出力したときに、前
記Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧のレベルとの関
係を予め保持したデータテーブルを有し、前記出力ポー
トから前記第１出力電圧を出力したときに、前記Ａ／Ｄ
入力ポートから入力される電圧のレベルを、前記データ
テーブルに保持された電圧レベルのデータと比較して、
各スイッチの開閉状態が前記組合わせのいずれに相当す
るかを判別することで、各スイッチの開閉状態を検出す
ることを特徴とする。
【００１５】かかる本発明によれば、前記第１直列回路
と前記第２直列回路とが並列に接続されると共に、これ
らの直列回路を構成する抵抗の抵抗値が互いに異なった
値に設定される。そのため、前記第１直列回路と前記第
２直列回路とからなる並列回路の合成抵抗値が、前記複
数のスイッチの開閉状態の組み合わせに応じて、一義的
に変化する。
と前記第２直列回路とが並列に接続されると共に、これ
らの直列回路を構成する抵抗の抵抗値が互いに異なった
値に設定される。そのため、前記第１直列回路と前記第
２直列回路とからなる並列回路の合成抵抗値が、前記複
数のスイッチの開閉状態の組み合わせに応じて、一義的
に変化する。
【００１６】したがって、前記マイクロコンピュータの
出力ポートから前記第１出力電圧を出力したときに、前
記マイクロコンピュータのＡ／Ｄ入力ポートに入力され
る電圧レベルが、前記複数のスイッチの開閉状態に応じ
て一義的に変化する。そのため、前記データテーブルに
より、前記Ａ／Ｄ入力ポートに入力された電圧のレベル
に応じた前記複数のスイッチの組合わせを選択し、選択
した組合わせから各スイッチの開閉状態を検出すること
ができる。
出力ポートから前記第１出力電圧を出力したときに、前
記マイクロコンピュータのＡ／Ｄ入力ポートに入力され
る電圧レベルが、前記複数のスイッチの開閉状態に応じ
て一義的に変化する。そのため、前記データテーブルに
より、前記Ａ／Ｄ入力ポートに入力された電圧のレベル
に応じた前記複数のスイッチの組合わせを選択し、選択
した組合わせから各スイッチの開閉状態を検出すること
ができる。
【００１７】そして、このように複数のスイッチの開閉
状態を１つのＡ／Ｄ入力ポートで検出できるため、回路
構成が簡単になると共に、部品コストを抑制することが
できる。
状態を１つのＡ／Ｄ入力ポートで検出できるため、回路
構成が簡単になると共に、部品コストを抑制することが
できる。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明の第１の実施の形態の一例
を、図１，図２を参照して説明する。図１，図２は本発
明のスイッチ状態検出装置の回路構成図である。
を、図１，図２を参照して説明する。図１，図２は本発
明のスイッチ状態検出装置の回路構成図である。
【００１９】図１ａを参照して、本発明のスイッチ状態
検出装置は、出力ポートＰとＡ／Ｄ入力ポートとを有す
るマイクロコンピュータ１と、スイッチ回路２とから構
成される。
検出装置は、出力ポートＰとＡ／Ｄ入力ポートとを有す
るマイクロコンピュータ１と、スイッチ回路２とから構
成される。
【００２０】スイッチ回路２はスイッチＳＷ1 の接点
３，４と第１抵抗Ｒ1 とからなる第１直列回路５と、第
１直列回路５と並列に接続された第２抵抗Ｒ2 と、第１
直列回路５の端子６（本発明の他方の端子に相当）に接
続された第３抵抗Ｒ3 とからなる。そして、直列回路５
の端子７（本発明の一方の端子に相当）はマイクロコン
ピュータ１の出力ポートＰに接続され、直列回路５の端
子６はマイクロコンピュータ１のＡ／Ｄ入力ポートに接
続される。また、第３抵抗Ｒ3 の他端は０Ｖ電位（本発
明の所定電位に相当）に接続される。
３，４と第１抵抗Ｒ1 とからなる第１直列回路５と、第
１直列回路５と並列に接続された第２抵抗Ｒ2 と、第１
直列回路５の端子６（本発明の他方の端子に相当）に接
続された第３抵抗Ｒ3 とからなる。そして、直列回路５
の端子７（本発明の一方の端子に相当）はマイクロコン
ピュータ１の出力ポートＰに接続され、直列回路５の端
子６はマイクロコンピュータ１のＡ／Ｄ入力ポートに接
続される。また、第３抵抗Ｒ3 の他端は０Ｖ電位（本発
明の所定電位に相当）に接続される。
【００２１】マイクロコンピュータ１は、出力ポートＰ
から、５Ｖ（本発明の第１出力電圧に相当）と０Ｖ（本
発明の第２出力電圧に相当）とを切り替えて出力し、ス
イッチ回路２から出力される電圧をＡ／Ｄ入力ポートか
ら入力する。
から、５Ｖ（本発明の第１出力電圧に相当）と０Ｖ（本
発明の第２出力電圧に相当）とを切り替えて出力し、ス
イッチ回路２から出力される電圧をＡ／Ｄ入力ポートか
ら入力する。
【００２２】マイクロコンピュータ１は、スイッチＳＷ
1 の開閉状態を検出するとき、及びスイッチ回路２内の
断線と短絡の有無を検出するときは、出力ポートＰから
５Ｖ（本発明の第１出力電圧に相当）を出力する。スイ
ッチ回路２内に断線及び短絡が生じていなければ、Ａ／
Ｄ入力ポートには、 ＳＷ1 開状態： Ｒ3 ／（Ｒ2 ＋Ｒ3 ）・５Ｖ ・・・(1) ＳＷ1 閉状態：Ｒ3 ／｛Ｒ1 Ｒ2 ／（Ｒ1 ＋Ｒ2 ）＋Ｒ3 ｝・５Ｖ ・・・(2) （(1) 、(2) のＲ1 ，Ｒ2 ，Ｒ3 は、それぞれの抵抗値
を意味する）の電圧が入力される。これから、マイクロ
コンピュータ１は、Ａ／Ｄ入力ポートに入力された電圧
のレベルが(1) 付近の範囲に予め設定された第１電圧範
囲にあるときは、スイッチＳＷ1 が開状態にあると認識
し、(2) 付近の範囲に予め設定された第２電圧範囲にあ
るときは、スイッチＳＷ1 が閉状態にあると認識する。
1 の開閉状態を検出するとき、及びスイッチ回路２内の
断線と短絡の有無を検出するときは、出力ポートＰから
５Ｖ（本発明の第１出力電圧に相当）を出力する。スイ
ッチ回路２内に断線及び短絡が生じていなければ、Ａ／
Ｄ入力ポートには、 ＳＷ1 開状態： Ｒ3 ／（Ｒ2 ＋Ｒ3 ）・５Ｖ ・・・(1) ＳＷ1 閉状態：Ｒ3 ／｛Ｒ1 Ｒ2 ／（Ｒ1 ＋Ｒ2 ）＋Ｒ3 ｝・５Ｖ ・・・(2) （(1) 、(2) のＲ1 ，Ｒ2 ，Ｒ3 は、それぞれの抵抗値
を意味する）の電圧が入力される。これから、マイクロ
コンピュータ１は、Ａ／Ｄ入力ポートに入力された電圧
のレベルが(1) 付近の範囲に予め設定された第１電圧範
囲にあるときは、スイッチＳＷ1 が開状態にあると認識
し、(2) 付近の範囲に予め設定された第２電圧範囲にあ
るときは、スイッチＳＷ1 が閉状態にあると認識する。
【００２３】一方、図１ｂに示すように、スイッチ回路
２内で断線８が生じたときは、Ａ／Ｄ入力ポートには
(1) と異なり０Ｖの電圧が入力される。そのため、マイ
クロコンピュータ１は、断線８の発生をスイッチＳＷ1
の開状態と区別して検出することができ、断線８をＳＷ
1 の開状態と誤認識することがない。
２内で断線８が生じたときは、Ａ／Ｄ入力ポートには
(1) と異なり０Ｖの電圧が入力される。そのため、マイ
クロコンピュータ１は、断線８の発生をスイッチＳＷ1
の開状態と区別して検出することができ、断線８をＳＷ
1 の開状態と誤認識することがない。
【００２４】また、図１ｂに示すように、スイッチ回路
２内で短絡９が生じたときは、Ａ／Ｄ入力ポートには
(2) と異なり５Ｖの電圧が入力される。そのため、マイ
クロコンピュータ１は、短絡９の発生をスイッチＳＷ1
の閉状態と区別して検出することができ、短絡９をＳＷ
1 の閉状態と誤認識することがない。
２内で短絡９が生じたときは、Ａ／Ｄ入力ポートには
(2) と異なり５Ｖの電圧が入力される。そのため、マイ
クロコンピュータ１は、短絡９の発生をスイッチＳＷ1
の閉状態と区別して検出することができ、短絡９をＳＷ
1 の閉状態と誤認識することがない。
【００２５】次に、マイクロコンピュータ１は、出力ポ
ートＰから０Ｖ（本発明の第２出力電圧に相当）を出力
することで、スイッチ回路２と他の回路との短絡の有無
を検出する。図１ｃを参照して、マイクロコンピュータ
１の出力ポートＰから０Ｖを出力すると、スイッチ回路
２内の電位は全て０Ｖとなる。
ートＰから０Ｖ（本発明の第２出力電圧に相当）を出力
することで、スイッチ回路２と他の回路との短絡の有無
を検出する。図１ｃを参照して、マイクロコンピュータ
１の出力ポートＰから０Ｖを出力すると、スイッチ回路
２内の電位は全て０Ｖとなる。
【００２６】そのため、マイクロコンピュータ１のＡ／
Ｄ入力ポートに、０Ｖ以外の電圧が入力されたときに
は、ごみや埃等によりスイッチ回路２と他の回路１０と
が短絡状態１１となっていると判定できる。これによ
り、マイクロコンピュータ１は、上述したスイッチＳＷ
1 の開閉状態の検出を行う前に、スイッチ回路２と他の
回路９との短絡１１の有無を検出することができ、短絡
１１により、スイッチＳＷ 1 の開閉状態に拘わらず前記
(1) 或いは(2) 付近の電圧がＡ／Ｄ入力ポートに入力さ
れて、スイッチＳＷ1 の開閉状態の誤認識が生じること
を防止することができる。
Ｄ入力ポートに、０Ｖ以外の電圧が入力されたときに
は、ごみや埃等によりスイッチ回路２と他の回路１０と
が短絡状態１１となっていると判定できる。これによ
り、マイクロコンピュータ１は、上述したスイッチＳＷ
1 の開閉状態の検出を行う前に、スイッチ回路２と他の
回路９との短絡１１の有無を検出することができ、短絡
１１により、スイッチＳＷ 1 の開閉状態に拘わらず前記
(1) 或いは(2) 付近の電圧がＡ／Ｄ入力ポートに入力さ
れて、スイッチＳＷ1 の開閉状態の誤認識が生じること
を防止することができる。
【００２７】そして、マイクロコンピュータ１は、上述
したようにスイッチ回路２内の断線や短絡、及びスイッ
チ回路２と他の回路１０との短絡１１を検出したとき
は、異常の発生を使用者に報知すると共にスイッチＳＷ
1 の開閉状態の検出を禁止し、搭載された機器が誤動作
することを防止する。
したようにスイッチ回路２内の断線や短絡、及びスイッ
チ回路２と他の回路１０との短絡１１を検出したとき
は、異常の発生を使用者に報知すると共にスイッチＳＷ
1 の開閉状態の検出を禁止し、搭載された機器が誤動作
することを防止する。
【００２８】尚、図１ではマイクロコンピュータ１の出
力ポートから５Ｖを出力してスイッチＳＷ1 の開閉状態
を検出するものを示したが、図２に示すように、出力ポ
ートＰから０Ｖ（本発明の第１出力電圧に相当）を出力
したときにスイッチＳＷ1 の開閉状態を検出するように
してもよい。
力ポートから５Ｖを出力してスイッチＳＷ1 の開閉状態
を検出するものを示したが、図２に示すように、出力ポ
ートＰから０Ｖ（本発明の第１出力電圧に相当）を出力
したときにスイッチＳＷ1 の開閉状態を検出するように
してもよい。
【００２９】図２ａを参照して、スイッチ回路２内に断
線が生じていなければ、Ａ／Ｄ入力ポートには、 ＳＷ1 開状態： Ｒ2 ／（Ｒ2 ＋Ｒ3 ）・５Ｖ ・・・(3) ＳＷ1 閉状態： Ｒ1 Ｒ2 ／｛Ｒ3 （Ｒ1 ＋Ｒ2 ）＋Ｒ1 Ｒ2 ｝・５Ｖ ・・・(4) （(3) 、(4) のＲ1 ，Ｒ2 ，Ｒ3 は、それぞれの抵抗値
を意味する）の電圧が入力される。
線が生じていなければ、Ａ／Ｄ入力ポートには、 ＳＷ1 開状態： Ｒ2 ／（Ｒ2 ＋Ｒ3 ）・５Ｖ ・・・(3) ＳＷ1 閉状態： Ｒ1 Ｒ2 ／｛Ｒ3 （Ｒ1 ＋Ｒ2 ）＋Ｒ1 Ｒ2 ｝・５Ｖ ・・・(4) （(3) 、(4) のＲ1 ，Ｒ2 ，Ｒ3 は、それぞれの抵抗値
を意味する）の電圧が入力される。
【００３０】一方、図２ｂに示すように、スイッチ回路
２０内で断線２１が生じたときは、Ａ／Ｄ入力ポートに
は(3) と異なり、第３抵抗Ｒ3 が５Ｖ（本発明の所定電
位に相当）に接続されているため、５Ｖの電圧が入力さ
れる。そのため、マイクロコンピュータ１は、断線２１
の発生をスイッチＳＷ1 の開状態と区別して検出するこ
とができ、断線２１をＳＷ1 の開状態と誤認識すること
がない。
２０内で断線２１が生じたときは、Ａ／Ｄ入力ポートに
は(3) と異なり、第３抵抗Ｒ3 が５Ｖ（本発明の所定電
位に相当）に接続されているため、５Ｖの電圧が入力さ
れる。そのため、マイクロコンピュータ１は、断線２１
の発生をスイッチＳＷ1 の開状態と区別して検出するこ
とができ、断線２１をＳＷ1 の開状態と誤認識すること
がない。
【００３１】また、図２ｃを参照して、マイクロコンピ
ュータ１の出力ポートＰから５Ｖ（本発明の第２出力電
圧に相当）が出力されると、スイッチ回路２０内の電位
は全て５Ｖとなる。そのため、マイクロコンピュータ１
のＡ／Ｄ入力ポートに、５Ｖ以外の電圧が入力されたと
きには、スイッチ回路２０と他の回路２２とが短絡状態
となっていると判定することができる。
ュータ１の出力ポートＰから５Ｖ（本発明の第２出力電
圧に相当）が出力されると、スイッチ回路２０内の電位
は全て５Ｖとなる。そのため、マイクロコンピュータ１
のＡ／Ｄ入力ポートに、５Ｖ以外の電圧が入力されたと
きには、スイッチ回路２０と他の回路２２とが短絡状態
となっていると判定することができる。
【００３２】次に、本発明の第２の実施の形態につい
て、図３を参照して説明する。図３ａは本第２の実施の
形態の回路構成図、図３ｂは図３ａに示したマイクロコ
ンピュータ１に備えたデータテーブルの説明図である。
て、図３を参照して説明する。図３ａは本第２の実施の
形態の回路構成図、図３ｂは図３ａに示したマイクロコ
ンピュータ１に備えたデータテーブルの説明図である。
【００３３】本第２の実施の形態は、複数のスイッチの
開閉状態を１つのＡ／Ｄ入力ポートによって検出するよ
うにしたものであり、図１に示した回路構成の第１直列
回路５と並列に第２直列回路３０を接続したものであ
る。
開閉状態を１つのＡ／Ｄ入力ポートによって検出するよ
うにしたものであり、図１に示した回路構成の第１直列
回路５と並列に第２直列回路３０を接続したものであ
る。
【００３４】第１直列回路５を構成する抵抗Ｒ1 と第２
直列回路３０を構成する抵抗Ｒ5 は互いに異なる抵抗値
を有する。そして、第１直列回路２の端子６，７間の抵
抗値は、スイッチＳＷ1 とＳＷ2 の開閉状態に応じて、
以下のように変化する。
直列回路３０を構成する抵抗Ｒ5 は互いに異なる抵抗値
を有する。そして、第１直列回路２の端子６，７間の抵
抗値は、スイッチＳＷ1 とＳＷ2 の開閉状態に応じて、
以下のように変化する。
【００３５】 ＳＷ1 開，ＳＷ2 開： Ｒ2 ・・・(5) ＳＷ1 開，ＳＷ2 閉： Ｒ2 Ｒ5 ／（Ｒ2 ＋Ｒ5 ） ・・・(6) ＳＷ1 閉，ＳＷ2 開： Ｒ2 Ｒ1 ／（Ｒ2 ＋Ｒ1 ） ・・・(7) ＳＷ1 閉，ＳＷ2 閉： Ｒ1 Ｒ2 Ｒ3 ／（Ｒ1 Ｒ2 ＋Ｒ1 Ｒ5 ＋Ｒ2 Ｒ5 ） ・・・(8) （(5) 〜(8) のＲ1 ，Ｒ2 ，Ｒ3 ，Ｒ5 は、それぞれの
抵抗値を意味する） 上述したように、Ｒ1 とＲ5 の抵抗値は互いに異なるた
め、(5) 〜(8) の値は全て相違する。そのため、マイク
ロコンピュータ１の出力ポートＰから５Ｖの電圧を出力
したときに、Ａ／Ｄ入力ポートに入力される電圧レベル
も、スイッチＳＷ1 とＳＷ2 の開閉状態に応じて相違す
る。
抵抗値を意味する） 上述したように、Ｒ1 とＲ5 の抵抗値は互いに異なるた
め、(5) 〜(8) の値は全て相違する。そのため、マイク
ロコンピュータ１の出力ポートＰから５Ｖの電圧を出力
したときに、Ａ／Ｄ入力ポートに入力される電圧レベル
も、スイッチＳＷ1 とＳＷ2 の開閉状態に応じて相違す
る。
【００３６】そこで、マイクロコンピュータ１は、内蔵
するＲＯＭ（図示しない）に、図３ｂに示した、スイッ
チＳＷ1 とＳＷ2 の開閉の組合わせと、各組合わせ状態
であるときのＡ／Ｄ入力ポートへの入力電圧レベルとの
対応関係を示したデータマップを予め保持する。
するＲＯＭ（図示しない）に、図３ｂに示した、スイッ
チＳＷ1 とＳＷ2 の開閉の組合わせと、各組合わせ状態
であるときのＡ／Ｄ入力ポートへの入力電圧レベルとの
対応関係を示したデータマップを予め保持する。
【００３７】そして、マイクロコンピュータ１は、例え
ばＡ／Ｄ入力ポートに入力された電圧がＶ1 であったと
きは、図３ｂに示したデータマップからスイッチＳ
Ｗ1 、ＳＷ2 が共に開状態であると認識することができ
る。
ばＡ／Ｄ入力ポートに入力された電圧がＶ1 であったと
きは、図３ｂに示したデータマップからスイッチＳ
Ｗ1 、ＳＷ2 が共に開状態であると認識することができ
る。
【００３８】そのため、本第２の実施の形態によれば、
上述した第１の実施の形態と同様に、スイッチ回路２内
の断線と短絡、及びスイッチ回路２と他の回路との短絡
を検出できると共に、一つのＡ／Ｄ入力ポートにより、
複数のスイッチの開閉状態を検出することができる。
上述した第１の実施の形態と同様に、スイッチ回路２内
の断線と短絡、及びスイッチ回路２と他の回路との短絡
を検出できると共に、一つのＡ／Ｄ入力ポートにより、
複数のスイッチの開閉状態を検出することができる。
【００３９】尚、本第２の実施の形態では、スイッチを
２個設けたものを示したが、スイッチを３個以上設けた
ものに対しても、本発明の適用が可能である。
２個設けたものを示したが、スイッチを３個以上設けた
ものに対しても、本発明の適用が可能である。
【図１】本発明の第１の実施の形態の回路構成図。
【図２】本発明の第１の実施の形態の他の回路構成図。
【図３】本発明の第２の実施の形態の回路構成図。
【図４】従来のスイッチ状態検出装置の回路構成図。
１…マイクロコンピュータ、２…スイッチ回路、３，４
…スイッチ接点、５…第１直列回路、１０，２３…他の
回路、３０…第２直列回路、４２…従来のスイッチ回路
…スイッチ接点、５…第１直列回路、１０，２３…他の
回路、３０…第２直列回路、４２…従来のスイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安江 伸示 愛知県名古屋市中川区福住町２番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 秦 紳一朗 愛知県名古屋市中川区福住町２番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 金森 英樹 愛知県名古屋市中川区福住町２番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 加藤 亮吾 愛知県名古屋市中川区福住町２番26号 リ ンナイ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】出力ポートとＡ／Ｄ入力ポートとを有する
マイクロコンピュータと、スイッチと、 該スイッチの接点と直列に接続した第１抵抗と、該スイ
ッチの接点と該第１抵抗とからなる第１直列回路と並列
に接続された第２抵抗とを有し、該第１直列回路の一方
の端子が前記出力ポートに接続され、且つ、該第１直列
回路の他方の端子が前記Ａ／Ｄ入力ポートと接続される
と共に第３抵抗を介して所定電位に接続されるスイッチ
回路とからなり、 前記マイクロコンピュータは、前記出力ポートから第１
出力電圧を出力したときに、前記Ａ／Ｄ入力ポートから
入力される電圧のレベルから、前記スイッチの開閉状
態、前記スイッチ回路中の断線の有無、及び前記スイッ
チ回路中の短絡の有無を検出し、又、前記出力ポートか
ら前記第１出力電圧と異なる第２出力電圧を出力したと
きに、前記Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧のレベ
ルから、前記スイッチ回路と他の回路との短絡の有無を
検出することを特徴とするスイッチ状態検出装置。 - 【請求項２】前記スイッチとは別に少なくとも１個のス
イッチを設け、新たに設けた各スイッチの接点と抵抗と
からなる各第２直列回路を、前記スイッチ回路の前記第
１直列回路と並列に接続すると共に、各第２直列回路を
構成する各抵抗の抵抗値が互いに異なり、且つ前記第１
直列回路を構成する抵抗の抵抗値とも異なるように設定
し、 前記マイクロコンピュータは、前記複数のスイッチの開
閉状態の組合わせと、各組合わせ状態で前記出力ポート
から前記第１出力電圧を出力したときに、前記Ａ／Ｄ入
力ポートから入力される電圧のレベルとの関係を予め保
持したデータテーブルを有し、 前記出力ポートから前記第１出力電圧を出力したとき
に、前記Ａ／Ｄ入力ポートから入力される電圧のレベル
を、前記データテーブルに保持された電圧レベルのデー
タと比較して、各スイッチの開閉状態が前記組合わせの
いずれに相当するかを判別することで、各スイッチの開
閉状態を検出することを特徴とする請求項１記載のスイ
ッチ状態検出装置。
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|---|---|---|---|
| JP04079498A JP3328572B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | スイッチ状態検出装置 |
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| JP04079498A JP3328572B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | スイッチ状態検出装置 |
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| JPH11237427A true JPH11237427A (ja) | 1999-08-31 |
| JP3328572B2 JP3328572B2 (ja) | 2002-09-24 |
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ID=12590535
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| JP04079498A Expired - Fee Related JP3328572B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | スイッチ状態検出装置 |
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-
1998
- 1998-02-23 JP JP04079498A patent/JP3328572B2/ja not_active Expired - Fee Related
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