JPH11237341A - 粒状物色彩選別方法 - Google Patents

粒状物色彩選別方法

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JPH11237341A
JPH11237341A JP5628298A JP5628298A JPH11237341A JP H11237341 A JPH11237341 A JP H11237341A JP 5628298 A JP5628298 A JP 5628298A JP 5628298 A JP5628298 A JP 5628298A JP H11237341 A JPH11237341 A JP H11237341A
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light receiving
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light
receiving means
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Application number
JP5628298A
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English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Takafumi Ito
隆文 伊藤
Nobuyoshi Ikeda
信義 池田
Masahiro Egi
正博 惠木
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次選別においては確実に着色粒と異物を感
知して取り除き2次選別においては確実に不着色粒だけ
を1次側に返すことができるようにした粒状物色彩選別
方法の提供を提供する 【解決手段】 可視光センサー12の信号は明るい粒子
の信号を検出するように、近赤外光センサー13は穀物
以外の異物の信号を検出するようにそれぞれのコンパレ
ター14,15は設定してあり、コンパレータ14の可
視光センサー12側の出力信号は遅延回路16を介して
NAND回路18に接続され、一方のコンパレータ15
の近赤外光センサー13側の出力信号はワンショット回
路17を介してNAND回路18に接続されており、こ
のNAND回路18の出力信号はAND回路19に接続
され、このAND回路19には更に遅延回路16の出力
信号が接続してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】流下させた粒状物をその色彩
等により選別する粒状物色彩選別方法であって、例えば
穀物(白米)から1 次選別によって着色粒と異物とを不
良品として選別し、2次選別によってこの不良品から良
品(白米)を選別する、2段階選別方式の粒状物色彩選
別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粒状物色彩選別機を、石あるいは
ガラス等の異物が混入した白米を原料とした場合を例と
して図4により説明する。通常このような選別は1次選
別、2次選別として行われ、それぞれ白米中に含まれる
着色粒を感知するための受光センサ−と無機物を感知す
るための受光センサ−とを備えている。1次選別におい
ては原料白米中の着色粒と異物を不良品としてはじき出
して取り除く。ここで1次不良品には良品となるべき白
米が多く含まれており、この白米を取り除くべく次の2
次選別が必要となる。1次不良品が原料となる2次選別
では1次選別の不良品から更に着色粒と異物を不良品と
してはじき出して取り除き、残された白米が1次選別の
原料に返される。
【0003】ただしこの場合の2次選別の原料は、不良
品混入率が50%程度までに対応できる。 それは不良品
濃度がこれ以上高いと、2次選別における不良品をはじ
き出す動作が頻繁となり、例えばこの動作に高速応答可
能な圧縮空気を吹き付けるエジェクタを使用したものに
おいては、濃度の高い不良品を排除するために常に噴射
状態となり、的確な選別ができなくなる。 したがって、
不良品混入率が50%を超える2次選別原料の場合は、
不良品中の良品つまり白米をはじき出す手法が取られる
のが通常である。 この例を図5に示す 図5においては、図4と同様に1次選別、2次選別とし
て行われ構成も変わらない。1次選別においては原料白
米中の着色粒と異物を不良品としてはじき出して取り除
く。ここでも1次不良品には良品となるべき白米が含ま
れており、この白米を取り除くべく次の2次選別が必要
となる。図4と異なるところは1次不良品が原料となる
2次選別では1次選別の不良品から更に良品である白米
を良品としてはじき出して取り除き、はじき出された白
米を1次選別の原料に返すようにしたものである。2次
原料の不良品混入率が50%を超える場合はその原料
中、混入率の少ない側、つまり白米をはじき出すことが
適切な手法となる。 これはもともと原料の不良品混入率
が高いか、1次選別における不良品除去率が高いかによ
って発生するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが図5のような
構成の場合、受光センサ−は白米のような明るい白米を
感知するセンサ−と無機物を感知する受光センサ−とな
るから、2次選別側では白米が通過した場合には白米と
して感知されるだけで上手くはじき出されるが、無機物
であるガラス等が通過した場合は穀物より明るいため白
米受光センサ−では白米のように明るいものとして良品
側にはじかれてしまう。つまり、2次側では白米と、白
米と同等かそれ以上の明るさを持つものはすべてはじき
出されてしまうことになる。
【0005】このことは白米以外のものがはじかれてし
まうということだけでなく、着色粒が1次原料として返
されること以上に、こうした穀物以外の異物が1次原料
に何度も返され機外に出されることなく残留することは
避けるべきであり、できうる限り2次選別においては、
白米だけをはじき出す動作としておきたい。
【0006】従来例の着色粒と異物を同時に選別可能に
した色彩選別方法において、2次側で白米をはじき出す
ことは不可能であり、 2次側原料の不良品の混入率が高
くても、2次側の処理流量を低下させて着色粒をはじき
出しているのが現状であり、選別精度の低下にともない
2次側の処理能力が向上せず、2次側処理能力に合わせ
た1次側の設計もしくは2次側の大型化を招いていた。 以上のことから、1次選別においては確実に着色粒と異
物を感知して取り除き2次選別においては確実に白米だ
けを1次側に返すことができる粒状物色彩選別方法の提
供を技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では前記課題を解
決するために、流下する粒状物の反射光あるいは透過光
を受光して、該受光した粒状物光量と任意のしきい値と
の比較により、前記粒状物を選別する粒状物色彩選別方
法において、流下する原料粒状物の着色に対応した光を
受光する第1 受光手段と、流下する原料粒状物の無機質
に対応した光を受光する第2受光手段とを有し、前記第
1受光手段による着色反応信号または第2受光手段によ
る無機質反応信号とにより、前記粒状物を不良品粒状物
として選別する第1次選別過程と、該第1次選別により
選別された不良品粒状物を流下させ、流下する不良品粒
状物の不着色に対応した光を受光する第3受光手段と、
流下する不良品粒状物の無機質に対応した光を受光する
第4受光手段とを有し、第3受光手段による不着色反応
信号により不着色粒状物を選別する過程において、同一
粒状物から不着色に対応した光を第3受光手段が受光す
るとともに同一粒状物から無機質に対応した光を第4受
光手段が受光したとき、第4受光手段による無機質反応
信号を前記第3受光手段の不着色反応信号のキャンセル
信号とする第2次選別過程とからなる粒状物色彩選別方
法とした。
【0008】1次選別ではこれまでどおり、第1受光手
段による着色反応信号または第2受光手段による無機質
反応信号とのいずれかの信号によって前記粒状物を不良
品粒状物として選別することができる。 本発明の2次選別では、同一粒状物から不着色に対応し
た光を第3受光手段が受光するとともに同一粒状物から
無機質に対応した光を第4受光手段が受光したとき、第
4受光手段による無機質反応信号を前記第3受光手段の
不着色反応信号のキャンセル信号としたので、第3受光
手段によって不着色反応信号を受光した粒状物であって
も、同一粒状物から第4受光手段が無機質反応信号を受
けていれば、その粒状物は不着色粒ではなく無機質粒で
あるとして、第3受光手段による不着色反応信号をキャ
ンセルするので無機物粒を不着色粒と見誤ってはじき出
すことがなくなった。つまり、第3受光手段によって不
着色反応信号が受光され且つ第4受光手段によって無機
質反応信号が受光されていないときにのみ不着色粒とし
てはじき出されるものとなった。
【0009】
【発明の実施の形態】さて本発明では1次選別と2次選
別とを備える粒状物色彩選別機について説明するが、 1
次選別と2次選別に使用される粒状物色彩選別機の構成
は処理量の違いはあるが構成において同等とみることが
できるので1つの粒状物色彩選別機の説明のみ行う。
【0010】本発明に係る粒状物色彩選別機1の一例に
ついて図1において説明する。図1に示すものは粒状物
色彩選別機1の光学部分を中心とした要部断面図であ
る。ここには原料を案内するシュ−ト2と、光学検出部
3a,3bと、不良品と良品とを選別区分する噴射ノズ
ル部4と、光学検出部3の出力信号に基づいて噴射ノズ
ル部4の噴射を制御する制御部5とを備えている。
【0011】光学検出部3a,3bは原料Gがシュ−ト
2の下方終端から落下する落下軌跡を挟んでその両側に
配置されており、それぞれの光学検出部3にはハロゲン
ランプ6と蛍光灯7とバックグランド8及び受光部9と
が備えられている。更にそれぞれの受光部9には集光レ
ンズ10と光学フィルタ11と可視光センサ−(着色粒
子検出用)12a,12bと、近赤外光センサ−(異物
検出用)13a,13bとが備えられている。各受光部
9a,9bは原料Gの落下軌跡上にある光学検出位置P
からの光を受光するように配置してある。
【0012】可視光センサ−12はシリコンフォトセン
サ−やCCDラインセンサ−などが用いられており、近
赤外光センサ−13にはゲルマニウムフォトセンサ−や
InGaAsアレイセンサ−などが用いられている。更
にセンサ−の配置については、本実施例のようにセンサ
−を重ねた特殊な構造にしたものや、センサ−それぞれ
を独立配置するものなど、実用に即した形態とすること
ができる。これらセンサ−は、主に可視光センサ−にお
いては蛍光灯の照明による粒状物の反射光や透過光を受
光し、主に近赤外光センサ−においてはハロゲンランプ
の照明による粒状物の反射光や透過光を受光するもので
ある。
【0013】以上のような構成において、粒状物が穀粒
である白米を例に説明すると、 各受光部9それぞれの着
色粒センサ−12に受光された信号は、1次選別におい
てはコンパレ−タ(比較器)に着色粒のしきい値が設定
され受光信号が着色粒のレベルを超えたときにコンパレ
−タから信号が出力され、2次選別においてはコンパレ
−タに白色粒のしきい値が設定され受光信号がこの白色
粒のレベルを超えたときにコンパレ−タから信号が出力
される。
【0014】近赤外光センサ−13により受光された信
号は、1次選別および2次選別ともに、コンパレ−タに
近赤外領域で穀物と大きく異なる石やガラスなどの信号
に対してしきい値が設定され受光信号がこれら石やガラ
スなど異物対して設定されたしきい値を超えたときにコ
ンパレ−タから信号が出力される。
【0015】このようにして、1次選別においては第1
受光手段となる可視光センサ−により白米中の着色粒の
光を受光したときに制御部5は噴射ノズル部4を作動さ
せて着色粒を排除し、第2受光手段となる近赤外光セン
サ−により白米中の異物の光を受光したときに制御部5
は噴射ノズル部4を作動させて異物を排除するものであ
る。
【0016】また2次選別においては、1次選別後の着
色粒と異物と若干の白米とからなる1次不良品を原料と
して、本実施例の場合白米を抜き取る選別を行うので、
第3受光手段となる可視光センサ−により白米粒の光を
受光したときに制御部5は噴射ノズル部4を作動させて
白米粒を排除し、第4受光手段となる近赤外光センサ−
により異物の光を受光しても制御部5は噴射ノズル部4
を作動させないで異物を通過させるものである。ところ
が2この2次選別の場合、可視光センサ−は白米粒だけ
でなく異物であるガラス等の比較的明るい異物の光も受
光して白米粒と同等にコンパレ−タが判断するので、こ
れらも白米粒と同じように排除してしまう。この2次選
別で排除されたものは再び1次選別の原料に返されるこ
とになり、本願ではこのガラス等の明るい異物が含まれ
ないようにした。
【0017】
【実施例】次にこれをどのように処理するかを図2によ
り示す。可視光センサ−12の信号は明るい粒子の信号
を検出するように、近赤外光センサ−13は穀物以外の
異物の信号を検出するようにそれぞれのコンパレタ−1
4,15は設定してある。コンパレ−タ14の可視光セ
ンサ−12側の出力信号は遅延回路16を介してNAN
D回路18に接続されている。一方のコンパレ−タ15
の近赤外光センサ−13側の出力信号はワンショット回
路17を介してNAND回路18に接続されている。こ
のNAND回路18の出力信号はAND回路19に接続
され、このAND回路19には更に遅延回路16の出力
信号が接続してある。 この回路では、可視光センサ−12側のコンパレ−タ1
4のみ信号が出力された場合だけ噴射ノズル部4を作動
させる信号が出力されるものとなる。つまり、コンパレ
−タ14とコンパレ−タ15との両方から信号が出力さ
れた場合や、コンパレ−タ15だけから出力された場合
あるいはいずれのコンパレ−タからも出力がなされなか
った場合には噴射ノズル部4を作動させる信号は出力さ
れ. ない。これをマトリクスで示すと表1のようにな
る。
【0018】
【表1】 これは、表1NO.4のパタ−ンに顕著なように、可視
光センサ−12が白米粒を検出して近赤外光センサ−1
3が異物を検出した場合には、ガラスを検出しているこ
とが判明するが、このとき近赤外光センサ−13側のコ
ンパレ−タ15の出力が常にキャンセル信号として働く
ように回路が構成されているため、この場合の可視光セ
ンサ−12側のコンパレ−タ14の出力はキャンセルさ
れて、噴射ノズル部4を作動させる信号は出力されな
い。
【0019】したがって、2次側選別において多くの着
色粒と異物の中から比較的少ない量の白米粒を検出し
て、的確に噴射ノズル部4を作動させることができるよ
うになった。 図3により信号処理のパタ−ンについて説明する。 図3
にふられたNO.は表1の同NO.と同じパタ−ンであ
ることを示している。ここではNO.4のパタ−ンでキ
ャンセル回路を説明する。これは可視光センサ−12側
のコンパレ−タ回路14と近赤外光センサ−13側のコ
ンパレ−タ回路15との両方から信号が出力された場合
である。コンパレタ−14側の信号は遅延回路16によ
り遅延され、他方のコンパレ−タ15側の信号はワンシ
ョット回路17により信号が規定の信号に変換されてい
る。ここで遅延回路16の出力信号はワンショット回路
17の信号幅内に収まっており、この2つの信号がNA
ND回路18とAND回路19を通過した場合、何ら信
号は出力されない。つまり、 可視光センサ−12側で明
るい粒として検出しても、近赤外光センサ−13側で異
物として検出していれば、可視光センサ−12側の信号
はキャンセルされることになる。ここではパラ−ンN
O.3の場合のみこの回路から排除信号が出力されるも
のとなっている。
【0020】
【発明の効果】粒状物色彩選別機は、受光センサ−によ
る受光能力の向上や噴射ノズル等による選別精度の向上
により、1次選別の選別精度は大きく向上してきたが、
1次選別後の不良品を原料とする2次選別においては、
原料に含まれる不良品( 石、ガラス、着色粒)の含有率
が高くなり、これまでの2次選別で行われてきた2次選
別での不良品の排除は、噴射ノズル等の噴射装置の駆動
回数が多くなり、噴射装置の応答が連動せず的確に排除
できなくなっていた。しかし、本発明によりいままで困
難であった2次選別原料に比較的少ない量となっている
良品(白米粒)をガラスと区別して排除できるようにな
ったので、2次選別における噴射ノズルの噴射回数が減
少して噴射装置が的確に応答できるようになった。この
ことにより2次選別でも的確な選別が可能となり、よっ
て1次選別のチャンネル数を増加させ処理量を増加させ
ることができ、逆に2次選別においては装置を小型化す
ることも可能であり、いずれにしても装置の小型化ある
いは処理能力を向上させることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1 】本発明に係る粒状物色彩選別機の要部側断面図
である。
【図2】本発明を実現した信号処理のブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る信号処理回路による信号処理を示
した図である。
【図4】従来の粒状物色彩選別機の1次2次選別を示し
たフロ−図である。
【図5】従来の粒状物色彩選別機の1次2次選別を示し
たフロ−図である。
【符号の説明】 1 粒状物色彩選別機 2 シュ−ト 3 光学検出部 4 噴射ノズル部 5 制御部 6 ハロゲンランプ 7 蛍光灯 8 バックグランド 9 受光部 10 集光レンズ 11 光学フィルタ11 12 可視光センサ−(着色粒子検出用) 13 近赤外光センサ−(異物検出用) 14 コンパレ−タ 15 コンパレ−タ 16 遅延回路 17 ワンショット回路 18 NAND回路 19 AND回路
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】ただしこの場合の2次選別の原料は、不良
品混入率が50%程度まで対応できる。それは不良品濃
度がこれ以上高いと、2次選別における不良品をはじき
出す動作が頻繁となり、例えばこの動作に高速応答可能
な圧縮空気を吹き付けるエジェクタを使用したものにお
いては、濃度の高い不良品を排除するために常に噴射状
態となり、的確な選別ができなくなる。したがって、不
良品混入率が50%を超える2次選別原料の場合は、不
良品中の良品つまり白米をはじき出す手法が取られるの
が通常である。この例を図5に示す 図5においては、図4と同様に1次選別、2次選別とし
て行われ構成も変わらない。1次選別においては原料白
米中の着色粒と異物を不良品としてはじき出して取り除
く。ここでも1次不良品には良品となるべき白米が含ま
れており、この白米を取り除くべく次の2次選別が必要
となる。図4と異なるところは1次不良品が原料となる
2次選別では1次選別の不良品から更に良品である白米
を良品としてはじき出して取り除き、はじき出された白
米を1次選別の原料に返すようにしたものである。2次
原料の不良品混入率が50%を超える場合はその原料
中、混入率の少ない側、つまり白米をはじき出すことが
適切な手法となる。これはもともと原料の不良品混入率
が高いか、1次選別における不良品除去率が高いかによ
って発生するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが図5のような
構成の場合、受光センサーは白米のような明るい白米を
感知するセンサーと無機物を感知する受光センサーとか
らなるので、2次選別側では白米が通過した場合には白
米として感知されるだけで上手くはじき出されるが、無
機物であるガラス等が通過した場合は穀物より明るいた
め白米受光センサーでは白米のように明るいものとして
良品側にはじかれてしまう。つまり、2次側では白米
と、白米と同等かそれ以上の明るさを持つものはすべて
はじき出されてしまうことになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】近赤外光センサー13により受光された信
号は、1次選別および2次選別ともに、コンパレータに
近赤外領域で穀物と大きく異なる石やガラスなどの信号
に対してしきい値が設定され受光信号がこれら石やガラ
スなど異物に対して設定されたしきい値を超えたときに
コンパレータから信号が出力される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また2次選別においては、1次選別後の着
色粒と異物と若干の白米とからなる1次不良品を原料と
して、本実施例の場合白米を抜き取る選別を行うので、
第3受光手段となる可視光センサーにより白米粒の光を
受光したときに制御部5は噴射ノズル部4を作動させて
白米粒を排除し、第4受光手段となる近赤外光センサー
により異物の光を受光しても制御部5は噴射ノズル部4
を作動させないで異物を通過させるものである。ところ
この2次選別の場合、可視光センサーは白米粒だけで
なく異物であるガラス等の比較的明るい異物の光も受光
して白米粒と同等にコンパレータが判断するので、これ
らも白米粒と同じように排除してしまう。この2次選別
で排除されたものは再び1次選別の原料に返されること
になり、本願ではこのガラス等の明るい異物が含まれな
いようにした。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【実施例】次にこれをどのように処理するかを図2によ
り示す。この場合、図2は2次選別における信号処理回
路として説明する。可視光センサー12の信号は明るい
粒子の信号を検出するように、近赤外光センサー13は
穀物以外の異物の信号を検出するようにそれぞれのコ
ンパレター14,15は設定してある。コンパレータ1
4の可視光センサー12側の出力信号は遅延回路16を
介してNAND回路18に接続されている。一方のコン
パレータ15の近赤外光センサー13側の出力信号はワ
ンショット回路17を介してNAND回路18に接続さ
れている。このNAND回路18の出力信号はAND回
路19に接続され、このAND回路19には更に遅延回
路16の出力信号が接続してある。この回路では、可視
光センサー12側のコンパレータ14のみ信号が出力さ
れた場合だけ噴射ノズル部4を作動させる信号が出力さ
れるものとなる。つまり、コンパレータ14とコンパレ
ータ15との両方から信号が出力された場合や、コンパ
レータ15だけから出力された場合あるいはいずれのコ
ンパレータからも出力がなされなかった場合には噴射ノ
ズル部4を作動させる信号は出力されない。これをマト
リクスで示すと表1のようになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】したがって、2次側選別において多くの着
色粒と異物の中から比較的少ない量の白米粒を検出し
て、的確に噴射ノズル部4を作動させることができるよ
うになった。図3により信号処理のパターンについて説
明する。図3にふられたNO.は表1の同NO.と同じ
パターンであることを示している。ここではNO.4の
パターンでキャンセル回路を説明する。これは可視光セ
ンサー12側のコンパレータ回路14と近赤外光センサ
ー13側のコンパレータ回路15との両方から信号が出
力された場合である。コンパレター14側の信号は遅延
回路16により遅延され、他方のコンパレータ15側の
信号はワンショット回路17により信号が規定の信号に
変換されている。この変換は例えばオフディレイ処理で
ある。ここで遅延回路16の出力信号はワンショット回
路17の信号幅内に収まっており、この2つの信号がN
AND回路18とAND回路19を通過した場合、何ら
信号は出力されない。つまり、可視光センサー12側で
明るい粒として検出しても、近赤外光センサー13側で
異物として検出していれば、可視光センサー12側の信
号はキャンセルされることになる。ここではパターン
O.3の場合のみこの回路から排除信号が出力されるも
のとなっている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粒状物色彩選別機の要部側断面図
である。
【図2】本発明を実現した信号処理のブロック図であ
る。
【図3】本発明に係る信号処理回路による信号処理を示
した図である。
【図4】従来の粒状物色彩選別機の1次2次選別を示し
たフロー図である。
【図5】従来の粒状物色彩選別機の1次2次選別を示し
たフロー図である。
【符号の説明】 1 粒状物色彩選別機 2 シュート 3 光学検出部 4 噴射ノズル部 5 制御部 6 ハロゲンランプ 7 蛍光灯 8 バックグランド 9 受光部 10 集光レンズ 11 光学フィルタ 12 可視光センサー(着色粒子検出用) 13 近赤外光センサー(異物検出用) 14 コンパレータ 15 コンパレータ 16 遅延回路 17 ワンショット回路 18 NAND回路 19 AND回路
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流下する粒状物の反射光あるいは透過光を
    受光して、該受光した粒状物光量と任意のしきい値との
    比較により、前記粒状物を選別する粒状物色彩選別方法
    において、流下する原料粒状物の着色に対応した光を受
    光する第1 受光手段と、流下する原料粒状物の無機質に
    対応した光を受光する第2受光手段とを有し、前記第1
    受光手段による着色反応信号または第2受光手段による
    無機質反応信号とにより、前記粒状物を不良品粒状物と
    して選別する第1次選別過程と、 該第1次選別により選別された不良品粒状物を流下さ
    せ、流下する不良品粒状物の不着色に対応した光を受光
    する第3受光手段と、流下する不良品粒状物の無機質に
    対応した光を受光する第4受光手段とを有し、第3受光
    手段による不着色反応信号により不着色粒状物を選別す
    る過程において、同一粒状物から不着色に対応した光を
    第3受光手段が受光するとともに同一粒状物から無機質
    に対応した光を第4受光手段が受光したとき、第4受光
    手段による無機質反応信号を前記第3受光手段の不着色
    反応信号のキャンセル信号とする第2次選別過程とから
    なることを特徴とする粒状物色彩選別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010253444A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Satake Corp 選別機における樹脂片の選別条件設定方法
CN116748170A (zh) * 2023-08-22 2023-09-15 江西省全南县石磊矿业有限责任公司 一种低品位萤石矿选装置及其方法

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