JPH11237183A - 炉体支持装置 - Google Patents

炉体支持装置

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JPH11237183A
JPH11237183A JP3746898A JP3746898A JPH11237183A JP H11237183 A JPH11237183 A JP H11237183A JP 3746898 A JP3746898 A JP 3746898A JP 3746898 A JP3746898 A JP 3746898A JP H11237183 A JPH11237183 A JP H11237183A
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Kenichi Yajima
健一 矢島
Yukihiko Takakura
幸彦 高座
Hiroki Nomoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の炉底分離型の炉体を支持する炉体支持
装置は、炉中間部に設けた支持部で炉体荷重を支持して
いた。しかし、炉中間部に炉体冷却装置が設けられる場
合、これらと炉体支持装置とが干渉し、炉体冷却装置の
保守の邪魔になる。また、そのような炉中間部の狭隈な
ところに十分な強度を持った大きな支持部を形成するこ
とは困難であった。 【解決手段】 炉体支持装置は、炉中間部などに設けら
れた炉体冷却装置と支持部が干渉しないように、炉体上
部の炉肩近傍に支持部を形成している。そして、この支
持部に炉体荷重が作用するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、溶湯
と接する炉底部は耐火物内張で、その上方の中央胴およ
び天井は冷却壁を内装し、定期的に炉底部の炉修を必要
とする冶金炉の炉体支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7、図8は、従来用いられる冶金炉の
炉体支持装置の一例を示すものである。
【0003】図7の炉体支持装置101は、炉体130
の側面の下部に取り付けられたスカート133で構成さ
れており、このスカート133に炉体荷重が作用するよ
うに構成されている。スカート133の下端は基礎ボル
トにより床面に固定されている。
【0004】また、図8の炉体支持装置201は、炉体
230の側面の中間部に2つの円環状部材202を取り
付けて、この円環状部材202に炉体荷重が作用するよ
うにしている。炉体両側では柱部材221が床面に固定
されており、この柱部材221によって円環状部材20
2が支えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7、図8に示すよう
な炉体130、230の炉底内部には通常、耐火レンガ
のような耐火物が敷設されている。このような耐火物は
炉の使用によって徐々に摩耗・劣化するので、定期的に
補修を行う必要がある。補修の方法の一つとして、炉口
より炉内耐火物の補修を行う方法が採用されているが、
この場合通常炉口は炉内より狭くなっているので補修に
労力と時間がかかる。従い、上記方法に替わり、炉底を
分離し、炉体の開口を大きくし、さらに炉底部を予備炉
底と交換すれば、補修にかかる労力と時間を大幅に低減
でき、歩留の向上になる。しかしながら炉体が炉底分離
型である場合は、図7のような炉体支持装置の構造は採
用できないので、図8のように炉中間部で炉体荷重を支
持する炉体支持装置が一般的に採用される。図8の炉体
230は炉底と炉中間部との境目がフランジ243、2
44で結合されており、フランジ243、244の結合
を解除するとその境目で炉底が分離される。分離された
炉底は台車250に載置されて搬送される。
【0006】しかし、炉体には炉体自身を冷却するため
の冷却装置(図示せず)のような付属装置が設けられる
場合がある。この場合、図8の炉体支持装置では、炉中
間部の外側面において上記の様な付属装置との干渉が避
けられず、付属装置の構造が複雑となり、保守の邪魔と
なる。また、その様な狭隈なところに十分な大きさ、強
度を持った最適な炉体支持装置を取り付けることは困難
である。無理に取り付けようとすると炉体支持装置を不
自然な形状にせざるを得ず、その製作や炉の強度上の問
題が生ずる。特に炉体が大きく重い場合は、炉体支持装
置もそれに応じて大きくしないといけなくなるので、狭
隈な炉中間部に炉体支持装置を取り付けること自体が不
可能となる。
【0007】本願の発明は、炉中間部に冷却装置のよう
な付属装置を設けても、その付属装置との干渉が生じる
ことがなく、また、炉底の分離のみななず炉中間部の分
離も可能となるような炉体支持装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この出願に係る炉体支持装置は、炉体上部の炉肩部
近傍に支持部を形成している。そして、この支持部に炉
体荷重が作用するように構成されている。よって、炉体
を支持部の形成箇所よりも下の部分での分離構造、すな
わち、炉底のみならず炉中間部での分離構造を採用する
ことができるようになる。また、炉中間部などに設けら
れた付属装置(例えば炉体冷却装置)と支持部とが干渉
しないので、付属装置の交換や修理などが容易になる。
また、付属装置が支持部によって遮蔽されることがない
ので、付属装置の故障を容易に発見できる。さらに、支
持部の形状、大きさなどが付属装置の配設により制限さ
れることがなくなり、支持部の設計上の自由度が高ま
る。
【0009】
【発明の実施の形態】この出願発明に係る炉体支持装置
は、炉体を床面から浮上するように支持する炉体支持装
置であって、炉体上部の炉肩部近傍に支持部を形成し、
この支持部に炉体荷重が作用するように構成されてい
る。このように構成されているので、炉底を分離させた
り炉中間部を分離させたりする構造を採用できるように
なる。また、炉中間部などに炉体冷却装置のような付属
装置が設けられる場合は、この付属装置と支持部との干
渉が防止される。
【0010】上記のような炉体支持装置は、炉底分離型
の炉体に採用することができるが、その場合さらに水平
移動可能な台車を備え、炉体荷重が前記支持部を介して
該台車に作用するように構成してもよい。このように構
成すると、炉底を分離した後、炉体の上側の部分を台車
ごと水平移動させることができ、炉底の点検・補修が容
易になる。
【0011】また、上記炉体支持装置の支持部の構造に
は種々のものが考えらるが、例えば、炉体の炉肩部近傍
に取り付けられた円筒状または円錐状のスカート部材
と、このスカート部材の上端から外方に突出したサポー
トプレートで構成し、このサポートプレートに炉体荷重
が作用するようにしてもよい。
【0012】また、前記炉体支持装置では支持部が炉体
の比較的上部に形成されているため、炉体の振動が生じ
やすくなるが、これを防止するために振れ止め装置を設
けるのがよい。この振れ止め装置は、炉体と床面との間
に介在し、炉体の上下方向の変位を拘束せず、水平面内
での変位を拘束する構造のものがよい。かかる振れ止め
装置の構造としては種々のものが考えられるが、例え
ば、リンク機構やスライド機構で構成することができ
る。
【0013】
【実施例】この出願発明の炉体支持装置の実施例を図面
を参照しながら説明する。
【0014】図1は、本願発明の一実施例に係る炉体支
持装置1とこの炉体支持装置1によって支持された炉体
30の縦断面図である。図2は、炉体支持装置1の斜観
図である。炉体支持装置1は、主に支持部2と櫓20と
で構成されており、この炉体支持装置1で炉体荷重を支
えて炉体30を床面から浮上させている。
【0015】この炉体30は冶金炉の炉体であり、その
内壁面は溶融金属(溶湯)に接する。よって、炉体30
の溶湯に接する内側には耐火レンガ32、36が敷設さ
れている。なお図1中のCは溶湯の湯面である。炉底3
1の外側面にはスカート33が取り付けられている。こ
の炉底31は分離できるように構成されている。つま
り、ボルトで結合されたフランジ43、44同士の結合
を解除すると、図1中の線Aを境目として、炉体30が
上下に分離されるのである。このように炉底分離型に構
成されているのは、耐火レンガ32の保守を容易にする
ためである。つまり、耐火レンガ32は使用とともに劣
化、摩耗するので、定期的に補修する必要があり、その
ために炉底31を分離できるようにしているのである。
床面には溝61が形成されており、櫓20はこの溝61
を跨ぐようにして床面に基礎ボルト23で固定されてい
る。そして、溝61には台車50が用意されている。炉
底31を分離するときには、予め台車50の上板52を
シリンダー51で上昇させてスカート33の下端に当接
させておく。そして、フランジ43、44同士の結合を
解除して炉底31の荷重を上板52に作用させる。次
に、上板52を僅かに下降させ、台車50を移動させ
る。これにより分離された炉底31が運び出される。
【0016】なお、炉内には精錬用酸素を吹き込むため
のランス35が配設されている。
【0017】また、図1中の炉体30では、溶湯が接し
ない部分は耐火物を敷設されていないが、当然この部分
もかなりの高温となるので、炉体を保護するために耐火
物あるいはそれに替わる炉体冷却装置が敷設されてい
る。
【0018】図2から理解されるように、支持部2はス
カート部材3と4枚のサポートプレート4とで構成され
ている。スカート部材3は、その形状が上方に開いた円
錐状であり、炉体30の炉肩部に取り付けられている。
各サポートプレート4は、スカート部材3の上端から外
方に突出するように取り付けられている。
【0019】櫓20は、その下端を基礎ボルト23で床
面に固定された4本の脚柱21と、隣接する脚柱21同
士の上端部間に架設された4本の横梁22とで構成され
ている。そして炉体30に取り付けられた支持部2のサ
ポートプレート4の下端が、櫓20の横梁22の上面に
当接している。サポートプレート4には全炉体荷重が作
用する。このようにして炉体荷重は支持部2と櫓20を
介して床面に作用し、炉体30は床面から浮上するよう
に支持される。
【0020】炉体支持装置1は上記のように構成されて
いるのであるが、このように支持部2が炉体上部の炉肩
部近傍に形成されているため、従来の炉体支持装置には
ない種々の利点がある。すなわち、炉中間部などに炉体
冷却装置のような付属装置が施されている場合、そこに
十分な大きさの支持部を形成するのは困難であったとこ
ろ、図1の炉体支持装置1では炉体30の炉中間部より
上方、すなわち炉体上部に支持部2を形成しているので
付属装置とも干渉しない。よって、炉体荷重を支えるの
に十分な大きさ、形状に支持部2を設計することができ
る。また、支持部2によって付属装置の保守作業が妨げ
られることもない。さらに、支持部2が付属装置の外観
を遮ることもないので、付属装置の点検がしやすく、故
障の発見も容易である。これらの効果は、炉中間部に炉
体冷却装置のような付属装置を設けた炉体一般について
得られる効果であり、上下分離型の構造を採用していな
いような炉体においても得られるものである。
【0021】また、図1の炉体支持装置1のように支持
部2が炉中間部34よりも上方に形成されていると、炉
底31のみならず炉中間部を分離する構造にすることも
できる。例えば、図1における線Bを境目に炉体30を
上下に分離するような構造を採用することもできるよう
になり、炉体設計上の自由度の向上に寄与する。この効
果は、炉中間部34に炉体冷却装置のような付属装置を
設けた炉体に限らず、このような付属装置を設けない炉
体についても得られる効果である。
【0022】なお、図1、図2に櫓20の構造を示した
が、冷却装置と櫓の脚柱との干渉を回避するためには、
図1、図2に示す櫓20の構造よりも図3に示す櫓25
の構造のほうが有利である。
【0023】図3に示す櫓25は、その下端を基礎ボル
ト23で床面に固定された4本の脚柱21と、隣接する
脚柱21同士の上端部間に架設された4本の横梁22と
横梁22上に配設された略三角形の4枚の天板26とで
構成されている。そして炉体30に取り付けられた支持
部2のサポートプレート4の下端部が、天板26の上面
に当接している。このように構成されているので、炉体
30の外側面から脚柱21までの距離がより大きくな
り、炉体30の周囲により大きなスペースが確保され
る。よって、炉中間部に設けるべき水冷装置やその配管
と脚柱21との干渉が小さくなる。なお、上記天板26
は、梁状の部材もよい。
【0024】次に図4、図5に基づいて振れ止め装置に
ついて説明する。図1の炉体支持装置1には振れ止め装
置70が設けられている。この振れ止め装置70は、図
1、図2では記載を省略したが、炉中間部34の外側面
のフランジ43よりわずかに上の部分とベース72との
間に介在している。この振れ止め装置70の構造は図4
に示されるようにリンク機構により構成されている。す
なわち、炉体30側に固定された支点部材71とベース
72側に固定された支点部材73との間にリンク74が
介在し、リンク74の両端が各支点部材71、73に軸
支されている。ベース72には床面との相対移動のない
箇所を利用すればよい。例えば、櫓20の脚柱21をベ
ース72としてもよいし、床面にベース72としての専
用の柱を立設するようにしてもよい。振れ止め装置70
はこのように構成されているので炉体30は上下方向に
は変位できるが、水平面内においてリンク74の軸方向
には変位できない。このような振れ止め装置70を設け
る必要があるのは、これを設けないと炉体30の振動が
大きくなる恐れがあるからである。つまり、炉内に配設
されたランス35によって酸素が吹き込まれると炉内の
溶融金属が揺れ、この溶融金属の揺れが炉体30を振動
させようとする。図1の炉体支持装置1では、炉体30
の比較的上部に形成した支持部2で炉体荷重を支えるよ
うにしているので、振れ止め装置70を設けておかない
と炉体30が大きく振動する恐れがある。振れ止め装置
70はこの振動を防止するためのものである。なお、振
れ止め装置70を、炉体30の上下方向の変位を拘束し
ないように構成したのは、熱による炉体30の上下方向
の伸縮を吸収するためである。つまり、上下方向の変位
を拘束してしまうと、熱による炉体30の伸縮のため
に、振れ止め装置70のみならず炉体30にも無理な力
が加わるからである。
【0025】なお、振れ止め装置の構造は、図4のよう
なリンク機構による構造に限らず種々の構造を採用でき
る。例えば、スライド機構で構成してもよい。
【0026】図5は、スライド機構で構成された振れ止
め装置75を示す図である。図5(a)はこの振れ止め
装置75の側面図である。図5(b)は、図5(a)の
D−D矢視断面図である。図5から理解されるように、
この振れ止め装置75は、炉体30側に固定された摺動
部材76とベース72側に固定されたレール77とで構
成されている。この場合も、ベース72には床面との相
対移動のない箇所、例えば、櫓20の脚柱21などを利
用すればよい。摺動部材76は、レール77に案内され
てレール77の軸方向に摺動できるようにレール77と
遊嵌している。この振れ止め装置75は、炉体30の水
平面内における変位を拘束する。よって、炉内の溶融金
属の揺れが激しいような場合により有効である。なお、
この振れ止め装置75によっても炉体30は上下方向に
は変位を拘束されないので、熱による炉体30の上下方
向の伸縮は吸収される。
【0027】次に図6に基づいて、本願発明のもう一つ
の実施例に係る炉体支持装置80について説明する。図
6は、炉体支持装置80とこの炉体支持装置80によっ
て支持された炉体30の斜観図である。
【0028】図6に示されるように、この炉体支持装置
80は支持部2と台車81とによって構成されている。
床面には柱86が立設されており、柱86上にレール8
5が水平に架設されている。台車81はこのレール85
上に乗っており、レール85上を水平方向に移動でき
る。台車81の上部の構造は、図1、図2に示す櫓20
の上部の構造と同様であり、4本の脚柱82のうちの隣
接する脚柱82同士の上端部間に横梁22が架設されて
いる。但し、脚柱82の下端には車輪83が取り付けら
れており、これによって台車81がレール85上を移動
できるようになっている。なお、支持部2の構造は図1
の支持部2と同様である。また炉体30の構造も図1の
炉体30と同様である。炉体支持装置80がこのように
構成されているので、炉底を分離すると、分離後の炉体
30の上側の部分のみを台車81によって移動させるこ
とができる。よって炉底をその場に置いたままで点検・
補修することができるようになり、保守が容易となる。
この炉体支持装置80にも、図4、図5で示したような
振れ止め装置を設けるようにしてもよい。但し、炉体3
0の上側部分が移動してしまうので、振れ止め装置を炉
体30または床面側のベースから取り外しできるように
構成しておくとよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】(1) この出願発明の炉体支持装置によれ
ば、炉底を分離させたり炉中間部を分離させたりする構
造を採用できるようになる。また、炉中間部に炉体冷却
装置のような付属装置が設けられる場合は、この付属装
置と支持部との干渉が防止されるため、付属装置の故障
発見や保守が容易になる。また、支持部の形状、大きさ
などが付属装置の配設により制限されることがないの
で、支持部の設計上の自由度が高まる。
【0031】(2) 炉底を分離できるように構成された炉
体を支持する炉体支持装置であって、炉体荷重が支持部
を介して水平方向に移動可能な台車に作用するように構
成されたものにあっては、炉底を分離した後、炉体の上
側部分を台車ごと水平移動させることができ、炉底の点
検・補修が容易になる。
【0032】(3) 炉体と床面との間に介在し、炉体の上
下方向の変位を拘束せず、水平面内での変位を拘束する
ような振れ止め装置を備えた炉体支持装置にあっては、
熱による炉体の上下方向の伸縮を吸収しつつ、炉体の振
動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例に係る炉体支持装置とこの
炉体支持装置によって支持された炉体の縦断面図であ
る。
【図2】炉体支持装置の斜観図である。
【図3】櫓の他の構造を示す斜観図である。
【図4】リンク機構により構成された振れ止め装置を示
す図である。
【図5】スライド機構で構成された振れ止め装置を示す
図である。図5(a)は振れ止め装置の側面図である。
図5(b)は、図5(a)のD−D矢視断面図である。
【図6】本願発明のもう一つの実施例に係る炉体支持装
置とこの炉体支持装置によって支持された炉体の斜観図
である。
【図7】従来の冶金炉の炉体支持装置の一例を示す側面
図である。
【図8】従来の冶金炉の炉体支持装置のもう一つの例を
示す側面図である。
【符号の説明】
1…炉体支持装置 2…支持部 3…スカート部材 4…サポートプレート 20…櫓 21…脚柱 22…横梁 23…基礎ボルト 25…櫓 26…天板 30…炉体 31…炉底 32…耐火レンガ 33…スカート 34…炉中間部 35…ランス 36…耐火レンガ 43、44…フランジ 50…台車 52…上板 51…シリンダー 61…溝 70…装置 71…支点部材 72…ベース 73…支点部材 74…リンク 75…装置 76…摺動部材 77…レール 80…炉体支持装置 81…台車 82…脚柱 83…車輪 85…レール 86…柱
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この出願に係る炉体支持装置は、炉中間部の水冷壁
に水冷装置の配管が施された冶金炉の炉体支持装置にお
いて、炉体上部の炉肩部近傍に支持部を形成している。
そして、この支持部に炉体荷重が作用するように構成さ
れている。よって、炉体を支持部の形成箇所よりも下の
部分での分離構造、すなわち、炉底のみならず炉中間部
での分離構造を採用することができるようになる。ま
た、水冷装置やその配管と支持部とが干渉しないので、
水冷装置等の交換や修理などが容易になる。また、水冷
装置等が支持部によって遮蔽されることがないので、
冷装置等の故障を容易に発見できる。さらに、支持部の
形状、大きさなどが水冷装置等の配設により制限される
ことがなくなり、支持部の設計上の自由度が高まる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】この出願発明に係る炉体支持装置
は、溶湯と接する炉底部は耐火物内張、その上方の炉中
間部および天井は冷却壁を内装し、かつ、炉中間部の水
冷壁に水冷装置の配管が施され定期的に炉底の補修を必
要とする冶金炉の炉体支持装置であって、炉体上部の炉
肩部近傍に支持部を形成し、この支持部に炉体荷重が作
用するように構成されている。このように構成されてい
るので、炉底を分離させたり炉中間部を分離させたりす
る構造を採用できるようになる。また、水冷装置やその
配管と支持部との干渉が防止される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、上記炉体支持装置の支持部の構造に
は種々のものが考えらるが、例えば、炉体の炉肩部近傍
に取り付けられた円錐状のスカート部材と、このスカー
ト部材の上端から外方に突出したサポートプレートで構
成し、このサポートプレートに炉体荷重が作用するよう
してもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】(1) この出願発明の炉体支持装置によれ
ば、炉底を分離させたり炉中間部を分離させたりする構
造を採用できるようになる。また、水冷装置やその配管
と支持部との干渉が防止されるため、水冷装置等の故障
発見や保守が容易になる。また、支持部の形状、大きさ
などが水冷装置等の配設により制限されることがないの
で、支持部の設計上の自由度が高まる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶湯と接する炉底部は耐火物内張、その
    上方の炉中間部および天井は冷却壁を内装し、定期的に
    炉底の補修を必要とする冶金炉の炉体支持装置であっ
    て、 炉体上部の炉肩部近傍に支持部を形成し、この支持部に
    炉体荷重が作用するようにした炉体支持装置。
  2. 【請求項2】 前記炉体が、炉底を分離できるように構
    成された、請求項1記載の炉体支持装置。
  3. 【請求項3】 水平移動可能な台車を備え、炉体荷重が
    前記支持部を介して該台車に作用するようにした、請求
    項2記載の炉体支持装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部が、前記炉体の炉肩部近傍に
    取り付けられた円筒状または円錐状のスカート部材と、
    このスカート部材の上端から外方に突出したサポートプ
    レートとで構成され、このサポートプレートに炉体荷重
    が作用するようにした、請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の炉体支持装置。
  5. 【請求項5】 振れ止め装置を備え、該振れ止め装置は
    前記炉体と床面との間に介在し、該振れ止め装置は炉体
    の上下方向の変位を拘束せず、水平面内での変位を拘束
    する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の炉体支持装
    置。
  6. 【請求項6】 前記振れ止め装置が、リンク機構または
    スライド機構で構成された、請求項5記載の炉体支持装
    置。
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