JP2596501B2 - 炭化室熱間補修における炉頂煉瓦支持装置 - Google Patents
炭化室熱間補修における炉頂煉瓦支持装置Info
- Publication number
- JP2596501B2 JP2596501B2 JP548693A JP548693A JP2596501B2 JP 2596501 B2 JP2596501 B2 JP 2596501B2 JP 548693 A JP548693 A JP 548693A JP 548693 A JP548693 A JP 548693A JP 2596501 B2 JP2596501 B2 JP 2596501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- rail
- repair
- furnace
- furnace brick
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコークス炉炭化室の熱間
補修における炉頂煉瓦支持装置に関するものである。
補修における炉頂煉瓦支持装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のコークス炉炭化室の熱間補修工事
における炉頂煉瓦支持装置では、図５に示すように、補
修燃焼室をはさんで、非補修燃焼室の炉頂煉瓦（図示せ
ず）で支持されたクロスステー２を支持する。このクロ
スステー２に、補修燃焼室の炉頂煉瓦を支持する吊りボ
ルト６を装着する。炉上を走行する装入車の軌条が、ク
ロスステー２の設置範囲内にある場合、図６の（ａ）に
示すように装入車軌条と軌条台を外して、炉頂煉瓦を大
幅に掘削して、クロスステー２を設置するか、図６の
（ｂ）に示すように、軌条台にクロスステー２を接合す
る必要があった。
における炉頂煉瓦支持装置では、図５に示すように、補
修燃焼室をはさんで、非補修燃焼室の炉頂煉瓦（図示せ
ず）で支持されたクロスステー２を支持する。このクロ
スステー２に、補修燃焼室の炉頂煉瓦を支持する吊りボ
ルト６を装着する。炉上を走行する装入車の軌条が、ク
ロスステー２の設置範囲内にある場合、図６の（ａ）に
示すように装入車軌条と軌条台を外して、炉頂煉瓦を大
幅に掘削して、クロスステー２を設置するか、図６の
（ｂ）に示すように、軌条台にクロスステー２を接合す
る必要があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
技術による炉頂煉瓦支持装置では、図６の（ａ）の場
合、炉頂煉瓦を大幅に掘削することにより炉頂煉瓦の構
造強度と安定性の低下、そして図６の（ｂ）の場合、装
入車の移動荷重に伴う軌条台のたわみがクロスステー２
のたわみとなり、吊りボルト６が装入車通過のたびに上
下することによる炉頂煉瓦の構造劣化、強いては、補修
部の炉壁の目地のゆるみを生じる問題があった。
技術による炉頂煉瓦支持装置では、図６の（ａ）の場
合、炉頂煉瓦を大幅に掘削することにより炉頂煉瓦の構
造強度と安定性の低下、そして図６の（ｂ）の場合、装
入車の移動荷重に伴う軌条台のたわみがクロスステー２
のたわみとなり、吊りボルト６が装入車通過のたびに上
下することによる炉頂煉瓦の構造劣化、強いては、補修
部の炉壁の目地のゆるみを生じる問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
べき、発明者らは鋭意開発を進めた結果、装入車軌条支
持台を設けると共に独立の支持桁を設けて炉頂煉瓦を支
持することにより装入車の移動荷重による炉頂煉瓦構造
の撓みを防止することを目的とするものである。その発
明の要旨とするところは、コークス炉炭化室の中繰り工
法による熱間補修において、装入車の移動荷重による炉
頂煉瓦構造の撓みを防止するための装入車軌条支持台を
設けると共に、独立の支持桁を設けて炉頂煉瓦を支持さ
せることを特徴とする炭化室熱間補修における炉頂煉瓦
支持装置にある。
べき、発明者らは鋭意開発を進めた結果、装入車軌条支
持台を設けると共に独立の支持桁を設けて炉頂煉瓦を支
持することにより装入車の移動荷重による炉頂煉瓦構造
の撓みを防止することを目的とするものである。その発
明の要旨とするところは、コークス炉炭化室の中繰り工
法による熱間補修において、装入車の移動荷重による炉
頂煉瓦構造の撓みを防止するための装入車軌条支持台を
設けると共に、独立の支持桁を設けて炉頂煉瓦を支持さ
せることを特徴とする炭化室熱間補修における炉頂煉瓦
支持装置にある。
【０００５】
【作用】以下本発明について図面に従って詳細に説明す
る。図１は本発明に係る補修燃焼室での補強支持桁を設
けた断面図である。図１（ａ）に示すように、装入車軌
条１および軌条台５と独立して、炉頂煉瓦を支持するた
めの支持桁２および３を設置する。また、支持桁２およ
び３はクロスタイロッドＡとも独立である。
る。図１は本発明に係る補修燃焼室での補強支持桁を設
けた断面図である。図１（ａ）に示すように、装入車軌
条１および軌条台５と独立して、炉頂煉瓦を支持するた
めの支持桁２および３を設置する。また、支持桁２およ
び３はクロスタイロッドＡとも独立である。
【０００６】上記のように、装入車軌条支持台及び独立
の補強支持桁を設けることによって、装入車の移動荷重
による炉頂煉瓦構造の撓みを防止するものである。符号
８は燃焼室、９は煉瓦支持金物である。図１（ｂ）はク
ロスタイロッドＡ部分での拡大図であって、クロスタイ
ロッド１８は、補修のために増設する仮設タイロッド１
０と接合されている。炉頂煉瓦高さが炉端部等補修しな
い部位と、補修のために掘削した部位とで異なることか
ら、クロスタイロッドの高さ方向において段差を生じる
ために設けられたタイロッドである。
の補強支持桁を設けることによって、装入車の移動荷重
による炉頂煉瓦構造の撓みを防止するものである。符号
８は燃焼室、９は煉瓦支持金物である。図１（ｂ）はク
ロスタイロッドＡ部分での拡大図であって、クロスタイ
ロッド１８は、補修のために増設する仮設タイロッド１
０と接合されている。炉頂煉瓦高さが炉端部等補修しな
い部位と、補修のために掘削した部位とで異なることか
ら、クロスタイロッドの高さ方向において段差を生じる
ために設けられたタイロッドである。
【０００７】図２は図１の本発明に係る支持構造の平面
図である。図２は２窯補修の支持構造例を示す図であ
る。装入車軌条および軌条台１と別個の支持桁２及び３
にそれぞれ吊りボルト支持梁１１及び１２を配設し、桁
支持台１３にて固定される。符号１４は石炭装入孔であ
る。図３は図１の本発明に係る支持構造の側面図であ
る。コークス炉全体を炉高方向に炉締するための吊りボ
ルト６によって補強支持桁３を吊り上げた構造になって
いる。符号１５は炭化室である。図４は図２のＢ視から
の装入車軌条支持台の断面構造を示す図である。取替軌
条１６及び装入車軌条支持台５の取替え範囲を示してい
る。すなわち、軌条取替え範囲及び装入車軌条支持台の
取替え範囲を示している。また、符号１７は軌条取替え
のときの軌条接合部を示している。
図である。図２は２窯補修の支持構造例を示す図であ
る。装入車軌条および軌条台１と別個の支持桁２及び３
にそれぞれ吊りボルト支持梁１１及び１２を配設し、桁
支持台１３にて固定される。符号１４は石炭装入孔であ
る。図３は図１の本発明に係る支持構造の側面図であ
る。コークス炉全体を炉高方向に炉締するための吊りボ
ルト６によって補強支持桁３を吊り上げた構造になって
いる。符号１５は炭化室である。図４は図２のＢ視から
の装入車軌条支持台の断面構造を示す図である。取替軌
条１６及び装入車軌条支持台５の取替え範囲を示してい
る。すなわち、軌条取替え範囲及び装入車軌条支持台の
取替え範囲を示している。また、符号１７は軌条取替え
のときの軌条接合部を示している。
【０００８】このように、従来の支持構造体とは独立し
た補強桁を設けるとにより、操業中での外乱荷重の影響
による撓みによる煉瓦目地切れの亀裂発生を抑制すると
とが出来、操業を継続しながらも定常時に炉頂煉瓦を安
定して支持を図ることが出来るものである。
た補強桁を設けるとにより、操業中での外乱荷重の影響
による撓みによる煉瓦目地切れの亀裂発生を抑制すると
とが出来、操業を継続しながらも定常時に炉頂煉瓦を安
定して支持を図ることが出来るものである。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によって熱間
補修工事中においても炉上移動機械の走行運転が可能と
なり、工事による生産障害を回避することが出来、しか
も補修工事中の支持煉瓦の緩み、目地亀裂の発生が低下
され、また補修後の面壁シール性を向上出来る極めて優
れた効果を奏するものである。
補修工事中においても炉上移動機械の走行運転が可能と
なり、工事による生産障害を回避することが出来、しか
も補修工事中の支持煉瓦の緩み、目地亀裂の発生が低下
され、また補修後の面壁シール性を向上出来る極めて優
れた効果を奏するものである。
【図１】本発明に係る補修燃焼室での補強支持桁を設け
た断面図
た断面図
【図２】図１の本発明に係る支持構造の平面図
【図３】図１の本発明に係る支持構造の側面図
【図４】図２のＢ視からの装入車軌条支持台の断面構造
を示す図
を示す図
【図５】従来のコークス炉端部補修のための炉頂支持構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図６】従来のコークス炉補修における装入車軌条およ
び軌条台と吊りボルト支持梁との関係を示す図である。
び軌条台と吊りボルト支持梁との関係を示す図である。
１ 装入車軌条 ２、３ 支持桁 ４ 炉頂煉瓦吊りボルト ５ 装入車軌条支持台 ６ 吊りボルト ７ 補修窯炭化室上部煉瓦 ８ 燃焼室 ９ 煉瓦支持金物 １０ 仮設タイロッド １１、１２ 吊りボルト支持ボルト梁 １３ 桁支持台 １４ 石炭装入孔 １５ 炭化室 １６ 取替軌条 １７ 軌条取替えのときの軌条接合部 １８ クロスタイロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡西 和也 兵庫県姫路市広畑区富士町１番地 新日 本製鐵株式会社 広畑製鐵所内 (56)参考文献 実開 昭59−37345（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 コークス炉炭化室の熱間補修において、
装入車の移動荷重による炉頂煉瓦構造の撓みを防止する
ための装入車軌条支持台を設けると共に、独立の補強支
持桁を設けて炉頂煉瓦を支持させることを特徴とする炭
化室熱間補修における炉頂煉瓦支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP548693A JP2596501B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 炭化室熱間補修における炉頂煉瓦支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP548693A JP2596501B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 炭化室熱間補修における炉頂煉瓦支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06212158A JPH06212158A (ja) | 1994-08-02 |
| JP2596501B2 true JP2596501B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=11612580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP548693A Expired - Fee Related JP2596501B2 (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 炭化室熱間補修における炉頂煉瓦支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2596501B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4785386B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2011-10-05 | 三洋電機株式会社 | 有機エレクトロルミネッセント素子及び有機エレクトロルミネッセント表示装置 |
| JP2006066379A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-03-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 有機エレクトロルミネッセント素子及び有機エレクトロルミネッセント表示装置 |
| JP4851128B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2012-01-11 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | コークス炉燃焼室の天井レンガの支持方法および支持装置 |
| JP4785509B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2011-10-05 | 三洋電機株式会社 | 有機エレクトロルミネッセント素子及び有機エレクトロルミネッセント表示装置 |
| JP5854000B2 (ja) * | 2013-06-19 | 2016-02-09 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 装炭車軌条受台の更新方法 |
-
1993
- 1993-01-18 JP JP548693A patent/JP2596501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06212158A (ja) | 1994-08-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10336943B2 (en) | Method for coke oven repair | |
| US6260270B1 (en) | Method and apparatus for short-term relining or construction of blast furnace | |
| KR100541024B1 (ko) | 코크스로 벅스테이의 보수방법 및 그 이동장치 | |
| CA1052080A (en) | Method for constructing a blast furnace | |
| CN101812558B (zh) | 高炉中间段炉体更换施工方法 | |
| JP2596501B2 (ja) | 炭化室熱間補修における炉頂煉瓦支持装置 | |
| JPH05222420A (ja) | 高炉の中間改修方法 | |
| CN111485045A (zh) | 一种高炉检修中炉底砖的砌筑方法 | |
| JP2017019885A (ja) | コークス炉の建設方法 | |
| US4162891A (en) | Scrap preheater modular roof assembly | |
| US3092051A (en) | Basic open hearth roof construction | |
| US4259159A (en) | Method and apparatus for sealing the chambers of coke ovens | |
| JP4592860B2 (ja) | 高炉構成部材の据え付け方法 | |
| JP3110683B2 (ja) | 高炉炉体ブロックへの鉄皮補強部材の取付方法 | |
| JP2698027B2 (ja) | 溶鉱炉の炉底構造 | |
| US2872174A (en) | Roller furnace construction and method of maintenance operation | |
| JP2001262209A (ja) | 高炉の組立方法及び組立装置 | |
| JP2000144220A (ja) | 高炉の建設方法、解体方法及び改修方法 | |
| US2792795A (en) | Partible soaking pit cover | |
| JPH01168803A (ja) | 高炉の改修方法及び装置 | |
| JP2937993B1 (ja) | 炉体支持装置 | |
| JP2000310038A (ja) | 吊装置を用いた構造物の施工法 | |
| JP2018204292A (ja) | 線路構造物の桁の交換方法及び該交換に用いられる台車 | |
| JP4583536B2 (ja) | リング状マンテルの芯出し方法 | |
| JP6798527B2 (ja) | 上部工部材運搬設備および上部工部材運搬方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961015 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 16 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |