JP2017019885A - コークス炉の建設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基礎上に建設中のコークス炉を側壁部および屋根部を有する仮設上屋で覆う工程を含むコークス炉の建設方法において、炉体の昇温を待たずに仮設上屋の側壁部の開放を部分的に開始することによって、工期の短縮を実現する。【解決手段】コークス炉の建設方法において、側壁部は基礎側の下部領域と、屋根部側の上部領域とを含み、少なくとも下部領域において側壁部は所定の大きさのパネルによって構成され、パネルを個別に移動させることによって下部領域を上部領域よりも先に開放する。【選択図】図1B

Description

本発明は、コークス炉の建設方法に関する。
コークス炉は、コークスを生成するための窯炉である。コークス炉の炉体の上部には炭化室と燃焼室とが交互に配列され、下部には蓄熱室が設けられる。コークスは、蓄熱室でそれぞれ予熱された燃焼ガスと燃焼用空気とを燃焼室で燃焼させ、発生した熱によって炭化室に装入された石炭を乾留することによって生成される。コークス炉は、コンクリート基礎の上に炉体を構築することによって建設されるが、耐火レンガを積んで炉体を構築するために、その建設には長期間を要する。一方で、炉体の構築中や昇温中には耐火レンガを水濡れから守る必要があるため、コークス炉の建設中には、炉体を覆う仮設上屋が構築される。
かかるコークス炉の仮設上屋に関する技術が、種々提案されている。例えば、特許文献1には、コークス炉仮設上屋を用いてコークス炉を建設する際に、コークス炉に設置されたレールを仮設上屋の移動用レールとして用いて、建設後に仮設上屋を解体することなく建設位置から移動する方法が記載されている。また、特許文献2には、特に既設のコークス炉に隣接してコークス炉を新設する場合に、新設コークス炉の上方でかつ上屋根の下方から片持ち梁を突設し、その片持ち梁から折り畳み収納可能な側壁部を吊り下げ、ガイド車の補修時には側壁部を折り畳み収納することが可能なコークス炉仮設上屋が記載されている。
特開2008−266533号公報 特開2010−275451号公報
上述したように、コークス炉の建設工程では、耐火レンガが変態点に達し雨濡れによって性能に影響が出ない温度に到達するまで仮設上屋の撤去を開始することができない。また、仮設上屋の撤去が完了するまで、その後の機械工事や試運転作業を開始することができない。このようなクリティカル工程の存在は、工期の短縮を困難にする。上記の特許文献1,2の技術では、建設後の仮設上屋の撤去を迅速にしたり、建設中に一時的に仮設上屋の側壁部を収納したりすることは可能になるものの、仮設上屋の撤去がクリティカル工程になることは従来と同様であり、この点において工期の短縮を実現することはできていない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、炉体の昇温を待たずに仮設上屋の側壁部の開放を部分的に開始することによって、工期の短縮を実現することが可能な、新規かつ改良されたコークス炉の建設方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、基礎上に建設中のコークス炉を側壁部および屋根部を有する仮設上屋で覆う工程を含むコークス炉の建設方法であって、側壁部は基礎側の下部領域と、屋根部側の上部領域とを含み、少なくとも下部領域において側壁部は所定の大きさのパネルによって構成され、パネルを個別に移動させることによって下部領域を上部領域よりも先に開放する、コークス炉の建設方法が提供される。
上記のコークス炉の建設方法では、パネルを側壁部の面に対して垂直な方向に移動させることによって下部領域を開放してもよい。このとき、パネルは折り曲げ可能な構造を有し、折り曲げられることによってその支持具から離脱して垂直な方向に移動してもよい。あるいは、パネルの支持具は分解可能な構造を有し、パネルは支持具が分解されることによって支持具から離脱して垂直な方向に移動してもよい。
また、上記のコークス炉の建設方法では、パネルを側壁部の面に沿って上方に移動させることによって下部領域を開放してもよい。このとき、上部領域においても側壁部を所定の大きさのパネルによって構成し、上部領域のパネルと下部領域のパネルとを共通のガイドレールによって支持し、上部領域のパネルを上方に移動させてガイドレールから引き抜いた後に、下部領域のパネルを上部領域まで移動させてもよい。
以上説明したように本発明によれば、炉体の昇温を待たずに仮設上屋の側壁部の開放を部分的に開始することによって、工期の短縮を実現することができる。
本発明の一実施形態に係るコークス炉の仮設上屋の全体的な構成を示す図である。 図1Aに示す仮設上屋において、側壁部の下部領域を上部領域よりも先に開放した状態を示す図である。 図1Aに示す仮設上屋の断面図である。 本発明の他の実施形態に係るコークス炉の仮設上屋の全体的な構成を示す図である。 図3Aに示す仮設上屋の断面図である。 本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第1の例を示す図である。 図4Aに示す例の変形例を示す図である。 本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第2の例を示す図である。 本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第3の例を示す図である。 本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第3の例を示す図である。 本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第4の例を示す図である。 本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第4の例を示す図である。 本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第5の例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1Aは、本発明の一実施形態に係るコークス炉の仮設上屋の全体的な構成を示す図である。図1Aを参照すると、仮設上屋1は、コークス炉の基礎構造11の上に構築される。なお、基礎構造11上で、コークス炉の両端部にはそれぞれ端デッキ14,15が設けられている。端デッキ14,15は、例えば操業時に石炭装入車などの機械のメンテナンスなどに利用される。仮設上屋1は、端デッキ14,15の間に建設中のコークス炉を覆っている。なお、図示された例ではコークス炉の全体が建設中であるが、コークス炉の一部だけを改修することも可能である。そのような場合には、改修される部分に限って仮設上屋1が構築されてもよい。
仮設上屋1は、コークス炉の側方を覆う側壁部2と、コークス炉の上方を覆う屋根部3とを含む。側壁部2は、屋根部3側の上部領域を覆う上部側壁2aと、基礎構造11側の下部領域を覆う下部側壁2bとに分割されている。このうち、少なくとも下部側壁2bは、所定の大きさのパネルによって構成されている。図示された例において、パネルの高さは下部側壁2bの高さに等しく、幅は柱部4の間隔に等しい。後述するように、それぞれのパネルは、柱部4に取り付けられる支持具よって支持されている。このような構造によって、仮設上屋1では、下部側壁2bを構成するパネルを個別に移動させることによって、容易に側壁部2の下部領域を開放することができる。
図1Bには、図1Aに示す仮設上屋1において、側壁部下部領域を上部領域よりも先に開放した状態を示す図である。図1Bに示す状態では、下部側壁2bが撤去されているため、柱部4の間から仮設上屋1の内部にあるバックステー13が見えている。既に述べた通り、コークス炉の建設工程では、耐火レンガを水濡れから守るために、炉体の昇温中にも仮設上屋1が構築されている必要がある。しかしながら、厳密にいえば、昇温後10日程度以後については水濡れから守る必要があるのは炉頂部の耐火レンガであって、炉側部を水濡れから守る必要はない。従って、図1Bに示したように、屋根部3および上部側壁2aを残して下部側壁2bが撤去された状態でも、炉体の昇温は問題なく進行できる。
なお、仮設上屋1内での作業のために屋根部3とコークス炉の炉頂部との間には間隔があるため、炉体の昇温中に側壁部2の全体を撤去してしまうと、吹き込んだ雨水によって炉頂部の耐火レンガが濡れてしまう可能性がある。従って、屋根部3だけでなく上部側壁2aについても、耐火レンガが変態点に達し雨濡れによって性能に影響が出ない温度まで残しておく必要がある。上部側壁2aとして残しておく部分の高さは、例えば屋根部3と炉頂部との間隔、および想定される雨水の吹き込み角度に応じて適宜決定されうる。それ以外の部分については、下部側壁2bとして、炉体の昇温中であっても早い段階で先行して撤去することが可能である。
ここで、上記で説明したような仮設上屋1の各部の撤去のタイミングについて、さらに説明する。耐火レンガの熱膨張率は、炉体昇温後増大するが、昇温後10日程度で熱膨張変化率が著しく低下し、昇温が進行しある点に達するとさらに熱膨張変化率が大きく低下しその後ほぼ一定となる。ここで、耐火レンガの熱膨張変化率が著しく低下する初めの点を第1変態点、続いて第2変態点とする。
まず、昇温開始後10日程度である第1変態点までは、耐火レンガの熱膨張変化率が非常に大きい段階であるため、炉側部、炉頂部ともに耐火レンガを水濡れから守り、できるだけ外乱を避ける必要がある。従って、この段階では上部側壁2aだけではなく下部側壁2bも設置されている。
次に、炉体温度が第1変態点を超えると、耐火レンガの熱膨張変化率が大幅に低下し、さらに炉側部については雨濡れによっても雨水は耐火レンガ面に溜まることなく壁面を流れ落ちるため雨水によって耐火レンガが濡れても問題ない。その一方で、耐火レンガが第2変態点に達し膨張がほぼ完了するまでは表面温度が低く雨水が蒸発しないため、炉頂部では雨水が溜まって目地のモルタルが流れてしまう可能性や雨濡れにより炉頂部の耐火レンガの性能に影響が発生してしまう可能性がある。従って、この段階では、下部側壁2bの撤去は可能であるものの、上部側壁2aについては炉頂部への雨水の吹き込みを防ぐために残しておく必要がある。
さらに、炉体温度が耐火レンガの第2変態点に達すると、耐火レンガの膨張がほぼ完了し、さらに耐火レンガの表面温度は雨水が蒸発する程度まで高温となる。これ以降は、雨濡れによっても耐火レンガの性能に影響が発生せず、炉頂部に降った雨水もすぐに蒸発し、溜まることがない。従って、この段階では耐火レンガの水濡れ防止はもはや必要なく、上部側壁2aおよび屋根部3を含む仮設上屋1の全体の撤去が可能になる。
なお、炉体温度は耐火レンガの第2変態点を超えた後も上昇し、操業可能温度に到達する。上部側壁2aおよび屋根部3の撤去は、例えばこの第2変態点から操業可能温度までの炉体の昇温に並行して実施されることになる。しかし、この期間、すなわち炉体温度が耐火レンガの第2変態点を超えた後の期間には、仮設上屋1の撤去だけではなく、機械工事やスタートアップ工事も実施される。それゆえ、すべての工程が炉体の昇温中に終わるとは限らず、炉体の昇温終了後まで工期が延びてしまう可能性もある。
その一方で、炉体の昇温後10日程度以降から耐火レンガが第2変態点に達するまでの期間は、仮設上屋周辺の工事がなく余暇が生じるため、上記のように当期間に仮設上屋の撤去工事を先行して行うことは有益である。つまり、炉体温度が耐火レンガの第2変態点に達する前に下部側壁2bを先行して撤去することによって、炉体温度が第2変態点を超えた後の工程から下部側壁2bの撤去が除かれ、その分だけ工期が短縮される。
また、下部側壁2bを構成するパネルを予め組み立てておくことによって、仮設上屋1の外側に配置した重機、または仮設上屋1の内部に設置されるクレーンなどを利用して、外部足場を構築することなく下部側壁2bの設置および撤去を実施することができる。上部側壁2aも同様のパネルによって構成すれば、側壁部2の全体について外部足場を構築することなく設置および撤去を実施することができ、工程の簡略化による工期の短縮につながる。また、外部足場を構築しなくて済むことによって、外部での作業(例えば、コークス炉の一部だけを改修する場合に、隣接する非改修部分で使用される消火車や押出機の移動など)に影響を与えずに側壁部2の設置および撤去を進めることができる。
なお、例えば、後述するように仮設上屋1の内部に設置されるホイストクレーンを利用して下部側壁2bの撤去を実施する場合、仮設上屋1の外側に配置した重機を利用して撤去を実施するよりも時間がかかる可能性がある。しかし、上記の通り、下部側壁2bの撤去を炉体の昇温と並行して実施できれば、必ずしも最短時間の工法を選択する必要はなく、上述したような仮設上屋1の外部での作業への影響や、既に設置されているホイストクレーンを流用できることによるコストの節減などを考慮して、合理的な工法を選択することができる。
図2は、図1Aに示す仮設上屋の断面図である。図2を参照すると、仮設上屋1は、上記で説明した側壁部2(上部側壁2aおよび下部側壁2b)、屋根部3、および柱部4に加えて、斜梁5と、上部架構6と、ホイストレール7とを含む。図示された例における仮設上屋1は、屋根部3が上部架構6に載設される構造であるため、建設中に屋根部3を一時的に取り外したり、上部架構6との間にレールなどを設置して屋根部3をコークス炉の炉団長方向に移動させたりすることが可能である。また、上部架構6がバックステー連結部6bでバックステー13に連結され、バックステー13によって屋根部3および上部架構6の荷重が負担されるため、柱部4をスリム化することができる。
柱部4は、斜梁5に連結され、間接的に屋根部3および上部架構6の荷重の一部を負担する。斜梁5には、屋根部3から外れた仮設上屋1の側端部領域を覆うための屋根面5rが形成されうる。さらに、斜梁5には、バックステー13よりも外側でホイストレール7が設置される。ホイストレール7はコークス炉の炉団長方向に延設されており、ホイストクレーンを走行させることが可能である。ホイストレール7が設けられることによって、炉体の構築中の仮設上屋1内での耐火レンガなどの運搬には、バックステー13の外側を走行するホイストクレーンを利用することができる。ホイストクレーンは、上記の通り、パネルによって構成された下部側壁2bを撤去するためにも利用することができる。
さらに、柱部4が、荷重を負担する構造部材である柱4pと、柱4pに結合されるガイドレール4gとを含む。図示された例では、上部側壁2aおよび下部側壁2bがいずれもパネルによって構成されており、それぞれのパネルの両側端がガイドレール4gに嵌合することによってパネルが支持されている。なお、図示した例では柱4pからみて仮設上屋1の外側にガイドレール4gを設けるが、内側にガイドレール4gを設けることも可能である。後述するように、例えば下部側壁2bを構成するパネルを折り曲げ可能な構造にしたり、下部側壁2bを支持する部分のガイドレール4gを分解可能な構造にしたり、下部側壁2bと上部側壁2aとで分離したガイドレール4gを設置したりすることによって、下部側壁2bを上部側壁2aよりも先に撤去することが可能になる。
図3Aは、本発明の他の実施形態に係るコークス炉の仮設上屋の全体的な構成を示す図である。図3Aを参照すると、仮設上屋1aは、側壁部2と、屋根部3fと、柱部4aとを含む。上記で図1Aおよび図1Bを参照して説明した仮設上屋1との違いとして、仮設上屋1aでは、屋根部3fが、内部に設置される梁の上面に敷設される板葺の屋根面である。仮設上屋1aでは、このような屋根部3fが、柱部4aと梁とによって形成される門型のラーメン構造によって支持される。炉体の構築中の仮設上屋1a内での耐火レンガなどの運搬のために、梁には天井クレーンが設置される。このような構造のため、柱部4aは、上記の仮設上屋1における柱部4よりも高い剛性を有する。
このような仮設上屋1aでも、側壁部2を上部側壁2aおよび下部側壁2bに分割し、少なくとも下部側壁2bを所定の大きさのパネルで構成することによって、上記で図1Aおよび図1Bを参照して説明した例と同様の工程が実施可能である。つまり、炉体の昇温後10日程度以降は、耐火レンガの第2変態点に達するのを待つことなく、屋根部3fおよび上部側壁2aを残して下部側壁2bを先に撤去することによって、炉体温度が耐火レンガの第2変態点に達した後の工程から下部側壁2bの撤去を除くことができ、結果として工期が短縮される。
図3Bは、図3Aに示す仮設上屋の断面図である。図3Bを参照すると、仮設上屋1aは、上記で説明した側壁部2(上部側壁2aおよび下部側壁2b)、屋根部3、および柱部4a(柱4apおよびガイドレール4ag)に加えて、梁8と、天井クレーン9とを含む。図示された例における仮設上屋1aでは、上記の仮設上屋1のホイストクレーンの代わりに、梁8に設置される天井クレーン9を利用して下部側壁2bの設置および撤去を実施することが可能である。なお、図示した例では柱4apからみて仮設上屋1の外側にガイドレール4agを設けるが、内側にガイドレール4agを設けることも可能である。
以下、本発明の実施形態において側壁部の下部領域(下部側壁)を構成するパネルのいくつかの例について、さらに具体的に説明する。
(第1の例)
図4Aは、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第1の例を示す図である。図4Aに示された例では、側壁部2の下部領域にあたる下部側壁2bを構成するパネルが略中央から左右に2分割され、その間に、ヒンジ2b_hが設けられている。つまり、本例において、パネルは折り曲げ可能な構造を有する。図示されているように、パネルがヒンジ2b_hで山型に折り曲げられることによって、パネルの両端がガイドレール4gから離脱する。これによって、下部側壁2bを構成するパネルは、下部側壁2bの面に対して垂直な方向に移動して撤去される。ここで、下部側壁2bの面に対して垂直な方向は、コークス炉の炉長方向、または仮設上屋1の幅方向(炉団長方向を長手方向とした場合)と言い換えられてもよい。
例えば、上記のような構造によって、パネルを仮設上屋1の内側に向けて移動させれば(つまり、折り曲げられたパネルが仮設上屋1の内側を向いた山型を形成するように配置すれば)、仮設上屋1の内部に設けられる搬送手段、具体的にはホイストレール7を走行するホイストクレーンを用いて、撤去後のパネルを搬送することができる。逆に、パネルを仮設上屋1の外側に向けて移動させれば(つまり、折り曲げられたパネルが仮設上屋1の外側を向いた山型を形成するように配置すれば)、仮設上屋1の外部に配置される搬送手段、具体的には重機などを用いて、撤去後のパネルを搬送することができる。なお、下部側壁2bの設置中は、パネルが折れ曲がらないように、ヒンジ2b_hの部分に固定金物などを取り付けておけばよい。
上記で説明した第1の例では、下部側壁2bを構成するパネルを、下部側壁2bの面に対して垂直な方向に移動させることによって撤去する。従って、撤去のために移動する下部側壁2bのパネルは上部側壁2aと干渉することがない。それゆえ、本例では、上部側壁2aの設置方法を自由に選択することが可能である。例えば、炉体の昇温が終了した後の上部側壁2aの撤去を迅速に実施するために、上部側壁2aについても下部側壁2bと同様にパネルで構成し、パネルを折り曲げ可能な構造にしてもよい。あるいは、上部側壁2aは下部側壁2bと同様にパネルで構成されるものの、パネルは折り曲げ可能ではなくてもよい。また、上部側壁2aが必ずしもパネルによって構成されなくてもよい。
なお、上記の第1の例の変形例として、図4Bに示すように、パネルを略中央から左右に2分割した上で、その間に縦胴縁2b_vを設けてもよい。下部側壁2bの撤去時には、縦胴縁2b_vを最初に撤去することによってパネルの間に隙間が生じ、この隙間を用いてパネルをずらし、両端をガイドレール4gから離脱させることができる。この場合も、パネルは下部側壁2bの面に対して垂直な方向に移動して撤去される。
(第2の例)
図5は、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第2の例を示す図である。図5に示された第2の例では、側壁部2の下部領域にあたる下部側壁2bを構成するパネルを支持するガイドレール4gが、大アングル4gaと小アングル4gbによって構成され、大アングル4gaと小アングル4gbとは、ボルト4gcによって締結されている。ボルト4gcを抜き取ることによって、小アングル4gbと大アングル4gaとが分解されてガイドレール4gの断面形状が開放され、パネルがガイドレール4gから離脱可能になる。
この第2の例でも、下部側壁2bを構成するパネルは、下部側壁2bの面に対して垂直な方向に移動して撤去される。従って、上記の第1の例と同様に、上部側壁2aの設置方法については自由に選択することが可能である。また、パネルを仮設上屋1の内側に向けて移動させる場合には仮設上屋1の内部に設けられるホイストクレーンなどの搬送手段が、パネルを仮設上屋1の外側に向けて移動させる場合には仮設上屋1の外側に配置される重機などの搬送手段が、それぞれ利用可能である。大アングル4gaと小アングル4gbによって構成されるガイドレール4gも、上記の各例と同様に、柱4pからみて仮設上屋1の内側に設けられてもよいし、外側に設けられてもよい。
上記の第1の例と第2の例との比較として、第1の例では、ガイドレール4gの構造が単純であるのに対して、下部側壁2bを構成するパネルには折り曲げを可能にするヒンジ2b_hなどの構造を設ける必要がある。一方、第2の例では、下部側壁2bを構成するパネルの形状が単純であるのに対して、ガイドレール4gを大アングル4ga、小アングル4gb、およびボルト4gcのように、分解を可能にするための複雑な構造にする必要がある。また、ボルト4gcは高さ方向に複数の位置に設ける必要があるため、下部側壁2bの撤去時の作業量が多くなる。従って、本発明の実施形態において、第1の例および第2の例は、上記のような長所および短所を考慮しつつ、適宜選択されうる。
(第3の例)
図6Aおよび図6Bは、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第3の例を示す図である。なお、図6Bは、図6AのI−I断面図である。図6Aおよび図6Bに示されるように、本例では、上記で説明した第1および第2の例とは異なり、側壁部2の下部領域にあたる下部側壁2bを構成するパネルが、側壁部2の面に沿って上方に移動することによって撤去される。この場合、下部側壁2bの上方には上部側壁2aがあるため、これらが干渉しないような構造が必要である。本例では、ガイドレール4gに、上部側壁2aのパネルを支持するガイドレール4g_outと、下部側壁2bのパネルを支持するガイドレール4g_inとが含まれる。つまり、本例では、ガイドレール4gが、下部側壁2bと上部側壁2aとで分離して設置されている。図示されているように、ガイドレール4g_inが仮設上屋1の内側に最も近い位置に配置され、その外側にガイドレール4g_outが、さらにその外側に柱4pがそれぞれ配置される。このような構成によって、本例では、撤去にあたって下部側壁2bを構成するパネルを移動させたときに、上部側壁2aよりも仮設上屋1の内側に近い位置にパネルを誘導し、下部側壁2bのパネルと上部側壁2aとの干渉を回避することができる。
なお、図示された例では、上部側壁2aよりも仮設上屋1の内側に近い位置を通過した下部側壁2bのパネルをそのまま仮設上屋1の内側に引き抜けるように、ガイドレール4gが柱4pの内側に設置されている。この場合、ガイドレール4g_inに支持された下部側壁2bのパネルの引き抜き、および引き抜き後の搬送に、仮設上屋1の内部に設けられるホイストクレーンなどの搬送手段を利用することができる。本例の変形例として、ガイドレール4g_inが上部側壁2aのパネルを支持し、ガイドレール4g_outが下部側壁2bのパネルを支持してもよい。この場合、下部側壁2bのパネルを仮設上屋1の外側に引き抜いてもよい。この場合、下部側壁2bのパネルの引き抜きおよび引き抜き後の搬送に、仮設上屋1の外側に配置される重機などの搬送手段を利用することができる。
上記で説明した第3の例では、下部側壁2bを構成するパネルを、下部側壁2bの面に沿って上方に移動させることによって撤去する。従って、上記のように上部側壁2aとの干渉を回避するための構造は必要になるものの、上記の2つの例とは異なり、側壁部2の近傍(内側または外側)に、撤去作業のためのスペースを確保しなくてよい。従って、本例では、仮設上屋1の内部でのコークス炉建設のための作業や、仮設上屋1の外部での作業(例えば、コークス炉の一部だけを改修する場合に、隣接する非改修部分で使用される消火車や押出機の移動など)に影響を与えることなく、下部側壁2bの撤去を進めることができる。なお、本例では、下部側壁2bの撤去にあたって上部側壁2aを移動させる必要はないため、上部側壁2aは必ずしもパネルによって構成されなくてもよい。
(第4の例)
図7Aおよび図7Bは、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第4の例を示す図である。なお、図7Bは、図7AのII−II断面図である。図7Aおよび図7Bに示される第4の例は、上記で図6Aおよび図6Bを参照して説明した第3の例において、ガイドレール4gと柱4pとの位置関係が反転した例である。本例では、ガイドレール4g_outが下部側壁2bのパネルを支持し、ガイドレール4g_inが上部側壁2aのパネルを支持する。この場合、ガイドレール4g_outに支持された下部側壁2bのパネルの引き抜き、および引き抜き後の搬送には、仮設上屋1の外側に配置される重機などの搬送手段を利用することができる。本例の変形例として、ガイドレール4g_outが上部側壁2aのパネルを支持し、ガイドレール4g_inが下部側壁2bのパネルを支持してもよい。この場合、下部側壁2bのパネルを仮設上屋1の内側に引き抜いてもよい。この場合、下部側壁2bのパネルの引き抜きおよび引き抜き後の搬送には、上記の第3の例と同様に仮設上屋1の内部に設けられるホイストクレーンなどの搬送手段を利用することができる。
上記で説明した第4の例では、第3の例と同様に、上方に引き抜かれる下部側壁2bと上部側壁2aとの干渉を回避するための構造は必要になるものの、側壁部2の近傍(内側または外側)に、撤去作業のためのスペースを確保しなくてよい。従って、本例では、仮設上屋1の内部でのコークス炉建設のための作業や、仮設上屋1の外部での作業に影響を与えることなく、下部側壁2bの撤去を進めることができる。なお、本例でも、下部側壁2bの撤去にあたって上部側壁2aを移動させる必要はないため、上部側壁2aは必ずしもパネルによって構成されなくてもよい。
(第5の例)
図8は、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第5の例を示す図である。図8に示された第5の例でも、上記の第3の例および第4の例と同様に、下部側壁2bを構成するパネルが、側壁部2の面に沿って上方に移動する。ただし、本例では、上部側壁2aと下部側壁2bとが共通のガイドレール4gによって支持される。また、本例では、上部側壁2aおよび下部側壁2bがいずれもパネルによって構成される。これによって、本例では、上部側壁2aを上方に移動させてガイドレール4gから引き抜いた後に、下部側壁2bを上部領域(元々上部側壁2aがあった位置)まで移動させることによって、側壁部2の下部領域を解放することができる。なお、図示された例において、下部側壁2bは、上パネル2b_topと、下パネル2b_btmに、さらに分割されている。以下、図8を参照しながら、本例における下部領域の開放時の手順について、さらに説明する。
下部領域の開放時には、まず、図8の(a)に示すように、上部側壁2aを構成するパネルを、ガイドレール4gに沿って上方に移動させて引き抜く。次に、(b)に示すように、下部側壁2bを構成する上パネル2b_topを、同様にガイドレール4gに沿って上方に移動させて引き抜く。最後に、(c)に示すように、下部側壁2bを構成する下パネル2b_btmを、ガイドレール4gに沿って上方に移動させる。ただし、下パネル2b_btmはガイドレール4gから引き抜かず、ガイドレール4gの上端部まで引き上げて固定する。これによって、結果的に、側壁部2の下部領域が開放される一方で、上部領域にはパネル(移動してきた元の下部側壁2bの下パネル2b_btm)が残る。
上記で説明した第5の例でも、下部側壁2bを構成するパネルを、下部側壁2bの面に沿って上方に移動させることによって撤去する。従って、上記の第3および第4の例と同様に、側壁部2の近傍に撤去作業のためのスペースを確保しなくてよい。また、本例では、上部側壁2aと下部側壁2bとで共通のガイドレール4gを設置できるため、柱部4の構造は第3の例よりも単純である。ただし、本例では、柱部4の上端まで延びるガイドレール4gから上方にパネルを引き抜くため、例えば図2の例に示した仮設上屋1の屋根面5rや、図3に示した仮設上屋1aの屋根部3fなどとの干渉が発生しないように、これらの屋根面または屋根部の配置を調整したり、屋根面または屋根部を一時的に撤去可能にしたりする必要が生じる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1,1a 仮設上屋
2 側壁部
2a 上部側壁
2b 下部側壁
3,3f 屋根部
4 柱部
4p 柱
4g ガイドレール
5 斜梁
6 上部架構
7 ホイストレール
8 梁
9 天井クレーン
11 基礎構造
13 バックステー

Claims (5)

  1. 基礎上に建設中のコークス炉を側壁部および屋根部を有する仮設上屋で覆う工程を含む、コークス炉の建設方法であって、
    前記側壁部は前記基礎側の下部領域と、前記屋根部側の上部領域とを含み、
    少なくとも前記下部領域において前記側壁部は所定の大きさのパネルによって構成され、
    前記パネルを個別に移動させることによって前記下部領域を前記上部領域よりも先に開放する、コークス炉の建設方法。
  2. 前記パネルを前記側壁部の面に対して垂直な方向に移動させることによって前記下部領域を開放する、請求項1に記載のコークス炉の建設方法。
  3. 前記パネルは折り曲げ可能な構造を有し、折り曲げられることによってその支持具から離脱して前記垂直な方向に移動する、請求項2に記載のコークス炉の建設方法。
  4. 前記パネルの支持具は分解可能な構造を有し、
    前記パネルは前記支持具が分解されることによって前記支持具から離脱して前記垂直な方向に移動する、請求項2に記載のコークス炉の建設方法。
  5. 前記上部領域においても前記側壁部は所定の大きさのパネルによって構成され、
    前記上部領域のパネルと前記下部領域のパネルとは共通のガイドレールによって支持され、
    前記上部領域のパネルを上方に移動させて前記ガイドレールから引き抜いた後に、前記下部領域のパネルを前記上部領域まで移動させることによって前記下部領域を開放する、請求項1に記載のコークス炉の建設方法。
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