JP2017019885A - コークス炉の建設方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図4Aは、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第1の例を示す図である。図4Aに示された例では、側壁部2の下部領域にあたる下部側壁2bを構成するパネルが略中央から左右に2分割され、その間に、ヒンジ2b_hが設けられている。つまり、本例において、パネルは折り曲げ可能な構造を有する。図示されているように、パネルがヒンジ2b_hで山型に折り曲げられることによって、パネルの両端がガイドレール4gから離脱する。これによって、下部側壁2bを構成するパネルは、下部側壁2bの面に対して垂直な方向に移動して撤去される。ここで、下部側壁2bの面に対して垂直な方向は、コークス炉の炉長方向、または仮設上屋1の幅方向(炉団長方向を長手方向とした場合)と言い換えられてもよい。
図5は、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第2の例を示す図である。図5に示された第2の例では、側壁部2の下部領域にあたる下部側壁2bを構成するパネルを支持するガイドレール4gが、大アングル4gaと小アングル4gbによって構成され、大アングル4gaと小アングル4gbとは、ボルト4gcによって締結されている。ボルト4gcを抜き取ることによって、小アングル4gbと大アングル4gaとが分解されてガイドレール4gの断面形状が開放され、パネルがガイドレール4gから離脱可能になる。
図6Aおよび図6Bは、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第3の例を示す図である。なお、図6Bは、図6AのI−I断面図である。図6Aおよび図6Bに示されるように、本例では、上記で説明した第1および第2の例とは異なり、側壁部2の下部領域にあたる下部側壁2bを構成するパネルが、側壁部2の面に沿って上方に移動することによって撤去される。この場合、下部側壁2bの上方には上部側壁2aがあるため、これらが干渉しないような構造が必要である。本例では、ガイドレール4gに、上部側壁2aのパネルを支持するガイドレール4g_outと、下部側壁2bのパネルを支持するガイドレール4g_inとが含まれる。つまり、本例では、ガイドレール4gが、下部側壁2bと上部側壁2aとで分離して設置されている。図示されているように、ガイドレール4g_inが仮設上屋1の内側に最も近い位置に配置され、その外側にガイドレール4g_outが、さらにその外側に柱4pがそれぞれ配置される。このような構成によって、本例では、撤去にあたって下部側壁2bを構成するパネルを移動させたときに、上部側壁2aよりも仮設上屋1の内側に近い位置にパネルを誘導し、下部側壁2bのパネルと上部側壁2aとの干渉を回避することができる。
図7Aおよび図7Bは、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第4の例を示す図である。なお、図7Bは、図7AのII−II断面図である。図7Aおよび図7Bに示される第4の例は、上記で図6Aおよび図6Bを参照して説明した第3の例において、ガイドレール4gと柱4pとの位置関係が反転した例である。本例では、ガイドレール4g_outが下部側壁2bのパネルを支持し、ガイドレール4g_inが上部側壁2aのパネルを支持する。この場合、ガイドレール4g_outに支持された下部側壁2bのパネルの引き抜き、および引き抜き後の搬送には、仮設上屋1の外側に配置される重機などの搬送手段を利用することができる。本例の変形例として、ガイドレール4g_outが上部側壁2aのパネルを支持し、ガイドレール4g_inが下部側壁2bのパネルを支持してもよい。この場合、下部側壁2bのパネルを仮設上屋1の内側に引き抜いてもよい。この場合、下部側壁2bのパネルの引き抜きおよび引き抜き後の搬送には、上記の第3の例と同様に仮設上屋1の内部に設けられるホイストクレーンなどの搬送手段を利用することができる。
図8は、本発明の実施形態において側壁部の下部領域を構成するパネルの第5の例を示す図である。図8に示された第5の例でも、上記の第3の例および第4の例と同様に、下部側壁2bを構成するパネルが、側壁部2の面に沿って上方に移動する。ただし、本例では、上部側壁2aと下部側壁2bとが共通のガイドレール4gによって支持される。また、本例では、上部側壁2aおよび下部側壁2bがいずれもパネルによって構成される。これによって、本例では、上部側壁2aを上方に移動させてガイドレール4gから引き抜いた後に、下部側壁2bを上部領域(元々上部側壁2aがあった位置)まで移動させることによって、側壁部2の下部領域を解放することができる。なお、図示された例において、下部側壁2bは、上パネル2b_topと、下パネル2b_btmに、さらに分割されている。以下、図8を参照しながら、本例における下部領域の開放時の手順について、さらに説明する。
2 側壁部
2a 上部側壁
2b 下部側壁
3,3f 屋根部
4 柱部
4p 柱
4g ガイドレール
5 斜梁
6 上部架構
7 ホイストレール
8 梁
9 天井クレーン
11 基礎構造
13 バックステー
Claims (5)
- 基礎上に建設中のコークス炉を側壁部および屋根部を有する仮設上屋で覆う工程を含む、コークス炉の建設方法であって、
前記側壁部は前記基礎側の下部領域と、前記屋根部側の上部領域とを含み、
少なくとも前記下部領域において前記側壁部は所定の大きさのパネルによって構成され、
前記パネルを個別に移動させることによって前記下部領域を前記上部領域よりも先に開放する、コークス炉の建設方法。 - 前記パネルを前記側壁部の面に対して垂直な方向に移動させることによって前記下部領域を開放する、請求項1に記載のコークス炉の建設方法。
- 前記パネルは折り曲げ可能な構造を有し、折り曲げられることによってその支持具から離脱して前記垂直な方向に移動する、請求項2に記載のコークス炉の建設方法。
- 前記パネルの支持具は分解可能な構造を有し、
前記パネルは前記支持具が分解されることによって前記支持具から離脱して前記垂直な方向に移動する、請求項2に記載のコークス炉の建設方法。 - 前記上部領域においても前記側壁部は所定の大きさのパネルによって構成され、
前記上部領域のパネルと前記下部領域のパネルとは共通のガイドレールによって支持され、
前記上部領域のパネルを上方に移動させて前記ガイドレールから引き抜いた後に、前記下部領域のパネルを前記上部領域まで移動させることによって前記下部領域を開放する、請求項1に記載のコークス炉の建設方法。
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CN114874791B (zh) * | 2022-05-30 | 2023-07-07 | 中化二建集团有限公司 | 一种焦炉烟道倒装施工方法 |
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