JPH11236794A - トンネル掘進装置 - Google Patents
トンネル掘進装置Info
- Publication number
- JPH11236794A JPH11236794A JP3925198A JP3925198A JPH11236794A JP H11236794 A JPH11236794 A JP H11236794A JP 3925198 A JP3925198 A JP 3925198A JP 3925198 A JP3925198 A JP 3925198A JP H11236794 A JPH11236794 A JP H11236794A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating
- tunnel
- rotation
- ground
- tunnel excavation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネルの大断面化や長距離化を容易にする
とともに、地盤による反力から掘進装置本体が前記面盤
の回転方向と逆に回転してしまう、いわゆるローリング
の発生を低減するトンネル掘進装置を提供する。 【解決手段】 前面2fがトンネル切羽面に当接して回
転する円盤状の回転盤2と、前面2fに設けられ回転盤
2の回転時に地山を切削する切削部材6,…と、を備え
たトンネル掘進装置1である。回転盤2が、同心円を境
界とする複数の回転部4,5に分割され、回転部4,5
が互いに異なる角速度で回転する。回転部4,5のう
ち、少なくとも一つが、他と逆方向に回転する。回転部
4,5のうち、正回転する正回転部4と、逆回転する逆
回転部5とで、回転時に地山から受ける抵抗が略等しく
なるように、両回転部4,5の寸法および角速度が設定
されている。
とともに、地盤による反力から掘進装置本体が前記面盤
の回転方向と逆に回転してしまう、いわゆるローリング
の発生を低減するトンネル掘進装置を提供する。 【解決手段】 前面2fがトンネル切羽面に当接して回
転する円盤状の回転盤2と、前面2fに設けられ回転盤
2の回転時に地山を切削する切削部材6,…と、を備え
たトンネル掘進装置1である。回転盤2が、同心円を境
界とする複数の回転部4,5に分割され、回転部4,5
が互いに異なる角速度で回転する。回転部4,5のう
ち、少なくとも一つが、他と逆方向に回転する。回転部
4,5のうち、正回転する正回転部4と、逆回転する逆
回転部5とで、回転時に地山から受ける抵抗が略等しく
なるように、両回転部4,5の寸法および角速度が設定
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド機やTB
M(Tunnel Boring Machine)等
の、トンネル掘進装置に関するものである。
M(Tunnel Boring Machine)等
の、トンネル掘進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド機やTBM等のトンネル掘進装
置は、切羽面に当接するカッター面盤を有し、このカッ
ター面盤を回転させることによって切羽土砂を切削す
る、いわゆる全断面掘削方式により、トンネルを掘進す
る構成となっている。
置は、切羽面に当接するカッター面盤を有し、このカッ
ター面盤を回転させることによって切羽土砂を切削す
る、いわゆる全断面掘削方式により、トンネルを掘進す
る構成となっている。
【0003】図5は従来のシールド機101を示す斜視
図、図6は従来のTBM(Tunnel Boring
Machine)201を示す斜視図である。これら
トンネル掘進装置101,201の面盤102,202
の前面102f,202fには、多数のカッター6,
…,26,…が設けられている。このような面盤10
2,202はその全面が一体となって回転するようにな
っている。従って、面盤102,202の中心付近に設
けられたカッター6,…,26,…と、周付近に設けら
れたカッター6,…,26,…とでは、面盤102,2
02の回転中における速度が異なる。即ち、面盤10
2,202の中心から遠ざかり、周に近づくほど徐々に
カッター6,…,26,…の速度が大きくなる。
図、図6は従来のTBM(Tunnel Boring
Machine)201を示す斜視図である。これら
トンネル掘進装置101,201の面盤102,202
の前面102f,202fには、多数のカッター6,
…,26,…が設けられている。このような面盤10
2,202はその全面が一体となって回転するようにな
っている。従って、面盤102,202の中心付近に設
けられたカッター6,…,26,…と、周付近に設けら
れたカッター6,…,26,…とでは、面盤102,2
02の回転中における速度が異なる。即ち、面盤10
2,202の中心から遠ざかり、周に近づくほど徐々に
カッター6,…,26,…の速度が大きくなる。
【0004】カッター6,…,26,…は速く回転する
ほど磨耗が激しくなるが、回転中におけるカッター6,
…,26,…の適切な速度は、通常10〜20m/mi
n程度とされている。
ほど磨耗が激しくなるが、回転中におけるカッター6,
…,26,…の適切な速度は、通常10〜20m/mi
n程度とされている。
【0005】面盤102,202の回転中における、カ
ッター6,…,26,…の激しい磨耗を防ぐためには、
回転中に最も高速で回転する、面盤102,202の周
付近に位置するカッター6,…,26,…が、上記のよ
うな適切な速度で回転するようにしてトンネル掘進装置
101,201を用いる必要がある。この場合、面盤1
02,202の中心付近に位置するカッター6,…,2
6,…の速度は、周付近のカッター6,…,26,…の
速度と比較してかなり遅い状態で用いられることにな
る。
ッター6,…,26,…の激しい磨耗を防ぐためには、
回転中に最も高速で回転する、面盤102,202の周
付近に位置するカッター6,…,26,…が、上記のよ
うな適切な速度で回転するようにしてトンネル掘進装置
101,201を用いる必要がある。この場合、面盤1
02,202の中心付近に位置するカッター6,…,2
6,…の速度は、周付近のカッター6,…,26,…の
速度と比較してかなり遅い状態で用いられることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術で
は、上述したような理由から、面盤102,202の中
心付近では、切羽土砂の切削速度が著しく遅くなってし
まう。また、トンネル掘進速度は、切削速度の遅い面盤
102,202の中心付近の掘進速度に依存するため、
面盤102,202として大型のものを使用して、トン
ネルの大断面化を図るときほど、加速度的にトンネル掘
進速度が遅くなるという問題があった。
は、上述したような理由から、面盤102,202の中
心付近では、切羽土砂の切削速度が著しく遅くなってし
まう。また、トンネル掘進速度は、切削速度の遅い面盤
102,202の中心付近の掘進速度に依存するため、
面盤102,202として大型のものを使用して、トン
ネルの大断面化を図るときほど、加速度的にトンネル掘
進速度が遅くなるという問題があった。
【0007】さらに、地盤が硬い層での掘進を行う場
合、面盤102,202の中心付近では、切削能力が著
しく低くなるため、トルクを増大させる必要があり、駆
動系の負荷が大きくなるといった問題があった。
合、面盤102,202の中心付近では、切削能力が著
しく低くなるため、トルクを増大させる必要があり、駆
動系の負荷が大きくなるといった問題があった。
【0008】また、カッター6,…,26,…の磨耗速
度が、前記面盤102,202の中心付近と周付近とで
は、大きく異なってしまい、該面盤102,202の中
心付近に位置するカッター6,…,26,…はそれほど
磨耗しないにも関わらず、前記面盤102,202の周
付近に位置するカッター6,…,26,…は、激しく磨
耗してしまう。従って、面盤102,202の中心付近
に位置するカッター6,…,26,…はさほど磨耗して
いないにも関わらず、面盤102,202の周付近に位
置するカッター6,…,26,…を頻繁に交換しなけれ
ばならないため、作業進行が停滞したり、コストがかか
ったりするといった問題があった。
度が、前記面盤102,202の中心付近と周付近とで
は、大きく異なってしまい、該面盤102,202の中
心付近に位置するカッター6,…,26,…はそれほど
磨耗しないにも関わらず、前記面盤102,202の周
付近に位置するカッター6,…,26,…は、激しく磨
耗してしまう。従って、面盤102,202の中心付近
に位置するカッター6,…,26,…はさほど磨耗して
いないにも関わらず、面盤102,202の周付近に位
置するカッター6,…,26,…を頻繁に交換しなけれ
ばならないため、作業進行が停滞したり、コストがかか
ったりするといった問題があった。
【0009】上述したような、問題に対応するために、
回転中に同一軌道となる(即ち、前記面盤102,20
2の中心から等距離にある)前記カッター6,…,2
6,…の取付け数を、前記面盤102,202の中心か
ら遠ざかるほど増やした構成としていたが、この場合、
カッター6,…,26,…の交換頻度は低減できるもの
の、トンネルの掘進速度はさほど向上できず、トンネル
の大断面化も困難であった。
回転中に同一軌道となる(即ち、前記面盤102,20
2の中心から等距離にある)前記カッター6,…,2
6,…の取付け数を、前記面盤102,202の中心か
ら遠ざかるほど増やした構成としていたが、この場合、
カッター6,…,26,…の交換頻度は低減できるもの
の、トンネルの掘進速度はさほど向上できず、トンネル
の大断面化も困難であった。
【0010】一方、切削地盤が硬いと前記面盤102,
202の回転時の抵抗が大きくなり、地盤による反力に
よって掘進装置本体103,223が前記面盤102,
202の回転方向と逆に回転してしまう、いわゆるロー
リングが発生することがあり、掘進装置101,201
の姿勢制御が難しいため、熟練オペレータの技量にたよ
っていた。
202の回転時の抵抗が大きくなり、地盤による反力に
よって掘進装置本体103,223が前記面盤102,
202の回転方向と逆に回転してしまう、いわゆるロー
リングが発生することがあり、掘進装置101,201
の姿勢制御が難しいため、熟練オペレータの技量にたよ
っていた。
【0011】前記ローリングに対応するために、前記面
盤102,202は、正回転・逆回転が可能な構成とな
っていて、前記ローリングが発生してしまったときに
は、前記面盤102,202を逆回転させ、掘進装置本
体103,203の姿勢を修正していた。そのため、正
回転・逆回転どちらでも地盤を切削できるように、前記
面盤102には前記カッター6,…が双方向の回転用に
取り付けていたため、前記カッター6,…の取付数がか
なりの数になっていた。加えて、正回転の場合、逆回転
用の前記カッター6,…は背面方向での回転となり、た
だ無駄に磨耗だけが進行していた。
盤102,202は、正回転・逆回転が可能な構成とな
っていて、前記ローリングが発生してしまったときに
は、前記面盤102,202を逆回転させ、掘進装置本
体103,203の姿勢を修正していた。そのため、正
回転・逆回転どちらでも地盤を切削できるように、前記
面盤102には前記カッター6,…が双方向の回転用に
取り付けていたため、前記カッター6,…の取付数がか
なりの数になっていた。加えて、正回転の場合、逆回転
用の前記カッター6,…は背面方向での回転となり、た
だ無駄に磨耗だけが進行していた。
【0012】他方、特に硬い岩盤層に適用される、TM
B(Tunnel BoringMachine)20
1の場合、トンネル掘進時には、特に反力が大きくかか
るため、トンネル掘進方向に交差する方向に延びる突っ
張り、即ち、グリッパ231,231を用いて、姿勢制
御を行う必要があった。
B(Tunnel BoringMachine)20
1の場合、トンネル掘進時には、特に反力が大きくかか
るため、トンネル掘進方向に交差する方向に延びる突っ
張り、即ち、グリッパ231,231を用いて、姿勢制
御を行う必要があった。
【0013】他にも、付着性の高い粘性土層掘削におい
ては、シールドチャンバー内に取り込まれた粘土が、該
チャンバー内で固結してしまい、やがて、掘進装置が掘
進不能となるといった問題がある。この問題に対応する
ために、従来は、前記チャンバー内に取り込まれた土砂
に作泥材を多量混合して土砂を柔らかくしたりしてい
た。
ては、シールドチャンバー内に取り込まれた粘土が、該
チャンバー内で固結してしまい、やがて、掘進装置が掘
進不能となるといった問題がある。この問題に対応する
ために、従来は、前記チャンバー内に取り込まれた土砂
に作泥材を多量混合して土砂を柔らかくしたりしてい
た。
【0014】そこで、本発明の目的は、トンネルの大断
面化や長距離化を容易にするとともに、地盤による反力
から掘進装置本体が前記面盤の回転方向と逆に回転して
しまう、いわゆるローリングの発生を低減するトンネル
掘進装置を提供することにある。
面化や長距離化を容易にするとともに、地盤による反力
から掘進装置本体が前記面盤の回転方向と逆に回転して
しまう、いわゆるローリングの発生を低減するトンネル
掘進装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、前面がトンネル切羽面に当接し
て回転する円盤状の回転盤と、前記前面に設けられ前記
回転盤の回転時に地山を切削する切削部材と、を備えた
トンネル掘進装置であって、前記回転盤が、同心円を境
界とする複数の回転部に分割され、前記各回転部が互い
に異なる角速度で回転すること、を特徴としている。
請求項1記載の発明は、前面がトンネル切羽面に当接し
て回転する円盤状の回転盤と、前記前面に設けられ前記
回転盤の回転時に地山を切削する切削部材と、を備えた
トンネル掘進装置であって、前記回転盤が、同心円を境
界とする複数の回転部に分割され、前記各回転部が互い
に異なる角速度で回転すること、を特徴としている。
【0016】請求項1記載の発明によれば、前記回転盤
が、同心円を境界とする複数の回転部に分割され、前記
各回転部が互いに異なる角速度で回転するので、中心付
近に位置する回転部の角速度を大きくして、中心付近に
位置する切削部材の速度を、周付近に位置する切削部材
の速度に合わせることができる。そして、切削部材の速
度の面盤内での格差の縮小や、中心付近に位置する切削
部材による切削速度の向上が可能となるので、トンネル
の大断面化やトンネル掘進速度の向上が図れる。さら
に、磨耗による切削部材の劣化速度を面盤内で均一化で
きるため、各切削部材の交換時期の統一が図れるので、
頻繁に切削部材を交換することが無くなるため、トンネ
ル掘進作業の進行を円滑にできると同時に、コストの低
減ができる。また、各回転部で別々に駆動系を持った
り、ギヤ機構により各回転部に動力を伝達することがで
きるので、面盤回転時における過大な負荷を分散させる
ことができ、駆動系の負荷を軽減できる。なお、各回転
部毎に角速度が異なるため、シールドチャンバー内に取
り込まれた切削土砂が撹拌されるため、シールドチャン
バー内に取り込まれた切削土砂に作泥剤を混入する必要
もない。
が、同心円を境界とする複数の回転部に分割され、前記
各回転部が互いに異なる角速度で回転するので、中心付
近に位置する回転部の角速度を大きくして、中心付近に
位置する切削部材の速度を、周付近に位置する切削部材
の速度に合わせることができる。そして、切削部材の速
度の面盤内での格差の縮小や、中心付近に位置する切削
部材による切削速度の向上が可能となるので、トンネル
の大断面化やトンネル掘進速度の向上が図れる。さら
に、磨耗による切削部材の劣化速度を面盤内で均一化で
きるため、各切削部材の交換時期の統一が図れるので、
頻繁に切削部材を交換することが無くなるため、トンネ
ル掘進作業の進行を円滑にできると同時に、コストの低
減ができる。また、各回転部で別々に駆動系を持った
り、ギヤ機構により各回転部に動力を伝達することがで
きるので、面盤回転時における過大な負荷を分散させる
ことができ、駆動系の負荷を軽減できる。なお、各回転
部毎に角速度が異なるため、シールドチャンバー内に取
り込まれた切削土砂が撹拌されるため、シールドチャン
バー内に取り込まれた切削土砂に作泥剤を混入する必要
もない。
【0017】ここで、前記面盤は、2つの前記回転部に
分割されてもよいし、3つ以上の前記回転部に分割され
てもよい。また、各回転部の駆動力は、各回転部で別々
の駆動系を持つことによって得ることとしても良いし、
ギヤ機構を用いることにより共通の駆動系から各回転部
が駆動力を得るような構成としても良い。さらに、切削
部材は、いわゆる、カッター・ビット等と呼ばれるよう
なものを指すが、地山を切削できるものであれば、どの
ようなタイプのものでも良い。
分割されてもよいし、3つ以上の前記回転部に分割され
てもよい。また、各回転部の駆動力は、各回転部で別々
の駆動系を持つことによって得ることとしても良いし、
ギヤ機構を用いることにより共通の駆動系から各回転部
が駆動力を得るような構成としても良い。さらに、切削
部材は、いわゆる、カッター・ビット等と呼ばれるよう
なものを指すが、地山を切削できるものであれば、どの
ようなタイプのものでも良い。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載のト
ンネル掘進装置であって、前記複数の回転部のうち、少
なくとも一つが、他と逆方向に回転すること、を特徴と
している。
ンネル掘進装置であって、前記複数の回転部のうち、少
なくとも一つが、他と逆方向に回転すること、を特徴と
している。
【0019】請求項2記載の発明によれば、前記複数の
回転部のうち、少なくとも一つが、他と逆方向に回転す
るので、シールドチャンバー内に取り込まれた切削土砂
がさらに攪拌される。また、回転部のうち、正回転する
部分と逆回転する部分とで地山から受ける抵抗を相殺で
きるので、トンネル掘進中におけるトンネル掘進装置の
軸周りの姿勢を安定でき、いわゆるローリング等の発生
を防止できる。さらに、姿勢制御のためにトンネル掘進
方向に交差する方向に伸びる突っ張りを有するトンネル
掘進装置においては、該突っ張りを小さいものとした
り、あるいは、該突っ張りを無くした構成とすることが
可能になる。
回転部のうち、少なくとも一つが、他と逆方向に回転す
るので、シールドチャンバー内に取り込まれた切削土砂
がさらに攪拌される。また、回転部のうち、正回転する
部分と逆回転する部分とで地山から受ける抵抗を相殺で
きるので、トンネル掘進中におけるトンネル掘進装置の
軸周りの姿勢を安定でき、いわゆるローリング等の発生
を防止できる。さらに、姿勢制御のためにトンネル掘進
方向に交差する方向に伸びる突っ張りを有するトンネル
掘進装置においては、該突っ張りを小さいものとした
り、あるいは、該突っ張りを無くした構成とすることが
可能になる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載のト
ンネル掘進装置であって、前記各回転部のうち、正回転
する正回転部と、逆回転する逆回転部とで、回転時に地
山から受ける抵抗が略等しくなるように、各回転部の寸
法および角速度が設定されていること、を特徴としてい
る。
ンネル掘進装置であって、前記各回転部のうち、正回転
する正回転部と、逆回転する逆回転部とで、回転時に地
山から受ける抵抗が略等しくなるように、各回転部の寸
法および角速度が設定されていること、を特徴としてい
る。
【0021】請求項3記載の発明によれば、前記各回転
部のうち、正回転する正回転部と、逆回転する逆回転部
とで、回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるよう
に、両回転部の寸法および角速度が設定されているの
で、正回転部と逆回転部とで地山から受ける抵抗を相殺
できる。従って、トンネル掘進中におけるトンネル掘進
装置の軸周りの姿勢をさらに安定でき、いわゆるローリ
ング等の発生をさらに確実に防止できる。
部のうち、正回転する正回転部と、逆回転する逆回転部
とで、回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるよう
に、両回転部の寸法および角速度が設定されているの
で、正回転部と逆回転部とで地山から受ける抵抗を相殺
できる。従って、トンネル掘進中におけるトンネル掘進
装置の軸周りの姿勢をさらに安定でき、いわゆるローリ
ング等の発生をさらに確実に防止できる。
【0022】ここで、各回転部が回転時に地山から受け
る抵抗は、各回転部の寸法や角速度以外にも、切削部材
の取付け数、あるいは、切削部材の形状・寸法等にもよ
るが、これらも適宜調節するとなお良い。
る抵抗は、各回転部の寸法や角速度以外にも、切削部材
の取付け数、あるいは、切削部材の形状・寸法等にもよ
るが、これらも適宜調節するとなお良い。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載のトンネル掘進装置であって、前
記各回転部のうち、少なくとも一つの回転部の前面のト
ンネル掘進方向の位置が、他と異なること、を特徴とし
ている。
項3のいずれかに記載のトンネル掘進装置であって、前
記各回転部のうち、少なくとも一つの回転部の前面のト
ンネル掘進方向の位置が、他と異なること、を特徴とし
ている。
【0024】請求項4記載の発明によれば、前記各回転
部のうち、少なくとも一つの前記各前面のトンネル掘進
方向の位置が、他と異なるので、請求項5記載の発明の
ように、前記回転盤の中心近くに位置する前記回転部ほ
ど、前記前面のトンネル掘進方向の位置が、前方に突出
した構成とすることができる。従って、最先端で地山の
掘削を行う部分の地山との当接面積を小さくしたり、こ
れにより、トンネル掘進装置の進行方向に対するブレを
小さく抑えたりすることができ、トンネル掘進装置の直
進性を高めることができるため、該装置の方向制御が容
易にできる一方、トンネル掘進速度をさらに向上でき
る。
部のうち、少なくとも一つの前記各前面のトンネル掘進
方向の位置が、他と異なるので、請求項5記載の発明の
ように、前記回転盤の中心近くに位置する前記回転部ほ
ど、前記前面のトンネル掘進方向の位置が、前方に突出
した構成とすることができる。従って、最先端で地山の
掘削を行う部分の地山との当接面積を小さくしたり、こ
れにより、トンネル掘進装置の進行方向に対するブレを
小さく抑えたりすることができ、トンネル掘進装置の直
進性を高めることができるため、該装置の方向制御が容
易にできる一方、トンネル掘進速度をさらに向上でき
る。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4記載のト
ンネル掘進装置であって、前記回転盤の中心近くに位置
する前記回転部ほど、前記前面がトンネル掘進方向に突
出して構成されていること、を特徴としている。
ンネル掘進装置であって、前記回転盤の中心近くに位置
する前記回転部ほど、前記前面がトンネル掘進方向に突
出して構成されていること、を特徴としている。
【0026】請求項5記載の発明によれば、前記回転盤
の中心近くに位置する前記回転部ほど、前記前面のトン
ネル掘進方向の位置が、前方に突出して構成されている
ので、最先端で地山の掘削を行う部分の地山との当接面
積を小さくでき、これにより、トンネル掘進装置の進行
方向に対するブレを小さく抑えることができ、トンネル
掘進装置の直進性が高まるため、該装置の方向制御が容
易になる一方、トンネル掘進速度をさらに向上できる。
の中心近くに位置する前記回転部ほど、前記前面のトン
ネル掘進方向の位置が、前方に突出して構成されている
ので、最先端で地山の掘削を行う部分の地山との当接面
積を小さくでき、これにより、トンネル掘進装置の進行
方向に対するブレを小さく抑えることができ、トンネル
掘進装置の直進性が高まるため、該装置の方向制御が容
易になる一方、トンネル掘進速度をさらに向上できる。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5のいずれかに記載のトンネル掘進装置であって、前
記各回転部のうち、少なくとも一つの回転部のパス数が
異なること、を特徴としている。
項5のいずれかに記載のトンネル掘進装置であって、前
記各回転部のうち、少なくとも一つの回転部のパス数が
異なること、を特徴としている。
【0028】請求項6記載の発明によれば、前記各回転
部の各々のパス数が異なるため、周付近に位置する前記
回転部ほど、パス数を増やした構成とすることができ、
周付近に位置する前記回転部のカッターの間隔を、中心
付近に位置する前記回転部のカッターの間隔と同程度に
することができる。従って、面盤の中心付近と周付近で
同様の切削作用を得ることができ、さらに、トンネルの
大断面化や、トンネル掘進速度の向上がはかれる。
部の各々のパス数が異なるため、周付近に位置する前記
回転部ほど、パス数を増やした構成とすることができ、
周付近に位置する前記回転部のカッターの間隔を、中心
付近に位置する前記回転部のカッターの間隔と同程度に
することができる。従って、面盤の中心付近と周付近で
同様の切削作用を得ることができ、さらに、トンネルの
大断面化や、トンネル掘進速度の向上がはかれる。
【0029】ここで、パス数とは、面盤の回転中に同一
軌道となる(即ち、前記面盤の中心から等距離にある)
前記切削部材の取付け数をいう。
軌道となる(即ち、前記面盤の中心から等距離にある)
前記切削部材の取付け数をいう。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るトンネル掘
進装置の実施の形態例を図1から図4に基づいて説明す
る。
進装置の実施の形態例を図1から図4に基づいて説明す
る。
【0031】<第一の実施の形態例>図1は本発明に係
る第一の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。先ず、シールド機(トンネル掘
進装置)1は、前方に位置する面盤(回転盤)2と、こ
の面盤2の後部に設けられたシールド機本体3とによっ
て概略構成されている。
る第一の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。先ず、シールド機(トンネル掘
進装置)1は、前方に位置する面盤(回転盤)2と、こ
の面盤2の後部に設けられたシールド機本体3とによっ
て概略構成されている。
【0032】面盤2は、第一の回転部(回転部)4と、
第二の回転部(回転部)5とに分かれている。第一の回
転部4の前面4fは、面盤2の前面2fの同心円となっ
ていて、前面2fの中心付近を構成している。第二の回
転部5の前面5fは、面盤2の前面2fから前記第一の
回転部4の前面4fをくり抜いた環状の形状を有してい
る。これら両回転部4,5は、互いに異なる角速度での
回転が可能なようになっている。
第二の回転部(回転部)5とに分かれている。第一の回
転部4の前面4fは、面盤2の前面2fの同心円となっ
ていて、前面2fの中心付近を構成している。第二の回
転部5の前面5fは、面盤2の前面2fから前記第一の
回転部4の前面4fをくり抜いた環状の形状を有してい
る。これら両回転部4,5は、互いに異なる角速度での
回転が可能なようになっている。
【0033】面盤2(回転部4,5)の前面2f(4
f,5f)には、カッター(切削部材)6,…が多数設
けられている。カッター6,…は、面盤2の径方向に並
ぶいくつかのまとまりに分かれていて、それぞれ放射状
に配設されたカッター群7,…を構成している。
f,5f)には、カッター(切削部材)6,…が多数設
けられている。カッター6,…は、面盤2の径方向に並
ぶいくつかのまとまりに分かれていて、それぞれ放射状
に配設されたカッター群7,…を構成している。
【0034】カッター群7,…の近傍には、図1のよう
に開口部8,…がそれぞれ設けられている。これら開口
部8,…は、面盤2(回転部4,5)の回転時に、切削
土砂をトラップして、シールドチャンバー内に取り込む
ためのものである。
に開口部8,…がそれぞれ設けられている。これら開口
部8,…は、面盤2(回転部4,5)の回転時に、切削
土砂をトラップして、シールドチャンバー内に取り込む
ためのものである。
【0035】以上のような構成のシールド機1によるト
ンネル掘進時には、面盤2(回転部4,5)の前面2f
(前面4f,5f)をトンネル切羽面に当接させた状態
で、面盤2を回転させることにより、カッター6,…に
よって、地山を切削しながら、シールド機1を漸進させ
ていく。
ンネル掘進時には、面盤2(回転部4,5)の前面2f
(前面4f,5f)をトンネル切羽面に当接させた状態
で、面盤2を回転させることにより、カッター6,…に
よって、地山を切削しながら、シールド機1を漸進させ
ていく。
【0036】このとき、回転部4に設けられたカッター
6,…と、回転部5に設けられたカッター6,…の、速
度が同程度になるように、回転部4の角速度を回転部5
の角速度に対して大きくする。
6,…と、回転部5に設けられたカッター6,…の、速
度が同程度になるように、回転部4の角速度を回転部5
の角速度に対して大きくする。
【0037】これにより、回転部4に対応する位置の地
山の掘進速度を、回転部5に対応する位置の地山の掘進
速度に合わせることができるため、トンネルの掘進速度
を向上でき、効率的にトンネル掘進を行うことが出来
る。また、カッター6,…の磨耗速度を均一化できるの
で、各カッター6,…の交換時期を統一出来る。
山の掘進速度を、回転部5に対応する位置の地山の掘進
速度に合わせることができるため、トンネルの掘進速度
を向上でき、効率的にトンネル掘進を行うことが出来
る。また、カッター6,…の磨耗速度を均一化できるの
で、各カッター6,…の交換時期を統一出来る。
【0038】さらに、回転部4と回転部5とでは角速度
が異なるため、シールドチャンバー内に取り込まれた切
削土砂が、この角速度の差により撹拌されるため、シー
ルドチャンバー内に取り込まれた切削土砂に作泥剤を混
入しなくても、粘土の固化によりシールド機1の稼働に
支障をきたすようなことがない。
が異なるため、シールドチャンバー内に取り込まれた切
削土砂が、この角速度の差により撹拌されるため、シー
ルドチャンバー内に取り込まれた切削土砂に作泥剤を混
入しなくても、粘土の固化によりシールド機1の稼働に
支障をきたすようなことがない。
【0039】なお、本実施の形態例では、面盤を二つの
回転部に分割した構成としたが、面盤は、いくつに分割
してもよく、面盤を大きくすることで、大断面化を図る
ことができる。また、各回転部のパス数は任意であり、
例えば、外側に位置する回転部ほどパス数を多く設定す
ると、より効率的に大断面化を図ることができる。
回転部に分割した構成としたが、面盤は、いくつに分割
してもよく、面盤を大きくすることで、大断面化を図る
ことができる。また、各回転部のパス数は任意であり、
例えば、外側に位置する回転部ほどパス数を多く設定す
ると、より効率的に大断面化を図ることができる。
【0040】<第二の実施の形態例>図2は本発明に係
る第二の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。
る第二の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。
【0041】第二の実施の形態例に係るトンネル掘進装
置の構成は、第一の実施の形態例に係るトンネル掘進装
置の構成とほぼ同一である。従って、第一の実施の形態
例と同一の符号を付し、同一の説明は省略して、以下に
説明する。
置の構成は、第一の実施の形態例に係るトンネル掘進装
置の構成とほぼ同一である。従って、第一の実施の形態
例と同一の符号を付し、同一の説明は省略して、以下に
説明する。
【0042】第二の実施の形態例に係るトンネル掘進装
置の構成で、第一の実施の形態例に係るトンネル掘進装
置と異なる点は、前記回転部4と、前記回転部5とが、
逆方向に回転できる点と、回転部4と、回転部5とで、
回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるように、両
回転部4,5の寸法が設定されている点だけが異なる。
置の構成で、第一の実施の形態例に係るトンネル掘進装
置と異なる点は、前記回転部4と、前記回転部5とが、
逆方向に回転できる点と、回転部4と、回転部5とで、
回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるように、両
回転部4,5の寸法が設定されている点だけが異なる。
【0043】以上のような構成のシールド機1によるト
ンネル掘進時には、前記回転部4と、前記回転部5と
が、逆方向に回転し、しかも、回転部4と、回転部5と
で、回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるので、
回転部4と回転部5とで地山から受ける抵抗を相殺でき
る。従って、シールド機1の姿勢が安定し、トンネル掘
進中においてシールド機1がトンネルの軸周りに回転し
てしまう、いわゆるローリング等の発生を防止できる。
ンネル掘進時には、前記回転部4と、前記回転部5と
が、逆方向に回転し、しかも、回転部4と、回転部5と
で、回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるので、
回転部4と回転部5とで地山から受ける抵抗を相殺でき
る。従って、シールド機1の姿勢が安定し、トンネル掘
進中においてシールド機1がトンネルの軸周りに回転し
てしまう、いわゆるローリング等の発生を防止できる。
【0044】またこのとき、回転部4と回転部5とが互
いに逆方向に回転するので、両回転部4,5が同方向に
回転する場合よりも、シールドチャンバー内に取り込ま
れた切削土砂がさらに攪拌される。
いに逆方向に回転するので、両回転部4,5が同方向に
回転する場合よりも、シールドチャンバー内に取り込ま
れた切削土砂がさらに攪拌される。
【0045】<第三の実施の形態例>図3は本発明に係
る第三の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。
る第三の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。
【0046】第三の実施の形態例に係るトンネル掘進装
置の構成は、第一・二の実施の形態例に係るトンネル掘
進装置の構成と類似の構成を有している。従って、第一
の実施の形態例と同一の構成要素には同一の符号を付
し、同一の説明は省略して、以下に説明する。
置の構成は、第一・二の実施の形態例に係るトンネル掘
進装置の構成と類似の構成を有している。従って、第一
の実施の形態例と同一の構成要素には同一の符号を付
し、同一の説明は省略して、以下に説明する。
【0047】先ず、シールド機(トンネル掘進装置)1
1は、前方に位置する面盤(回転盤)12と、この面盤
12の後部に設けられたシールド機本体13とによって
概略構成されている。
1は、前方に位置する面盤(回転盤)12と、この面盤
12の後部に設けられたシールド機本体13とによって
概略構成されている。
【0048】面盤12は、第一の回転部(回転部)1
4、第二の回転部(回転部)15および第三の回転部
(回転部)16とに分かれている。第一の回転部14の
前面14fは、面盤12の前面12fの同心円となって
いて、前面12fの中心付近を構成している。第二の回
転部15の前面15fは、第一の回転部14の前面14
fより大きな同心円から、前記第一の回転部14の前面
14fをくり抜いた環状の形状を有している。第三の回
転部16の前面16fは、面盤12の前面12fから前
記前面14fおよび前記前面15fをくり抜いた環状の
形状を有している。これら各回転部14,15,16
は、互いに異なる角速度での回転が可能なようになって
いる。
4、第二の回転部(回転部)15および第三の回転部
(回転部)16とに分かれている。第一の回転部14の
前面14fは、面盤12の前面12fの同心円となって
いて、前面12fの中心付近を構成している。第二の回
転部15の前面15fは、第一の回転部14の前面14
fより大きな同心円から、前記第一の回転部14の前面
14fをくり抜いた環状の形状を有している。第三の回
転部16の前面16fは、面盤12の前面12fから前
記前面14fおよび前記前面15fをくり抜いた環状の
形状を有している。これら各回転部14,15,16
は、互いに異なる角速度での回転が可能なようになって
いる。
【0049】また、図3に示すように、回転部15の前
面15fのトンネル掘進方向の位置は、回転部16の前
面16fよりも前方に突出して設けられている。回転部
14の前面14fのトンネル掘進方向の位置は、回転部
15の前面15fよりも前方に突出して設けられてい
る。つまり、これら回転部14,15,16は、面盤1
2の中心に位置するものほど、トンネル掘進方向の位置
が前方になるようにして設けられている。
面15fのトンネル掘進方向の位置は、回転部16の前
面16fよりも前方に突出して設けられている。回転部
14の前面14fのトンネル掘進方向の位置は、回転部
15の前面15fよりも前方に突出して設けられてい
る。つまり、これら回転部14,15,16は、面盤1
2の中心に位置するものほど、トンネル掘進方向の位置
が前方になるようにして設けられている。
【0050】さらに、各回転部14,15,16は、隣
り合う回転部が反対方向に回転できるようになってい
る。
り合う回転部が反対方向に回転できるようになってい
る。
【0051】以上のような構成のシールド機11による
トンネル掘進時には、シールド機11を稼働させ、各回
転部14,15,16を回転させながら、先ず、回転部
14の前面14fをトンネル切羽面に当接させる。
トンネル掘進時には、シールド機11を稼働させ、各回
転部14,15,16を回転させながら、先ず、回転部
14の前面14fをトンネル切羽面に当接させる。
【0052】そして、順に回転部14、回転部15、回
転部16を切羽面に挿入していき、トンネルを掘進して
いく。
転部16を切羽面に挿入していき、トンネルを掘進して
いく。
【0053】このとき、最先端で地山の掘削を行う回転
部14の前面14fの地山との当接面積は、面盤2全体
の面積に較べて大幅に小さいため、これにより、シール
ド機11の進行方向に対するブレを小さく抑えることが
できる。従って、シールド機11の直進性が高まるた
め、シールド機11の方向制御が容易になる。また、シ
ールド機11の推進時の抵抗等が小さくなるため、トン
ネル掘進速度をさらに向上できる。
部14の前面14fの地山との当接面積は、面盤2全体
の面積に較べて大幅に小さいため、これにより、シール
ド機11の進行方向に対するブレを小さく抑えることが
できる。従って、シールド機11の直進性が高まるた
め、シールド機11の方向制御が容易になる。また、シ
ールド機11の推進時の抵抗等が小さくなるため、トン
ネル掘進速度をさらに向上できる。
【0054】なお、以上のような第三の実施の形態例に
おいて、第二の実施の形態例のように、正回転する部分
と逆回転する部分とで、地山から受ける抵抗が略等しく
なるようにしても良い。
おいて、第二の実施の形態例のように、正回転する部分
と逆回転する部分とで、地山から受ける抵抗が略等しく
なるようにしても良い。
【0055】<第四の実施の形態例>図4は本発明に係
る第四の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。
る第四の実施の形態例としてのトンネル掘進装置の適用
例を示す斜視図である。
【0056】先ず、TBM(Tunnel Borin
g Machine)(トンネル掘進装置)21は、前
方に位置する面盤(回転盤)22と、この面盤22の後
部に設けられたTBM本体23とによって概略構成され
ている。
g Machine)(トンネル掘進装置)21は、前
方に位置する面盤(回転盤)22と、この面盤22の後
部に設けられたTBM本体23とによって概略構成され
ている。
【0057】TBM本体23は、その後部にジャッキ3
0を有し、また、TBM本体23の両脇には、グリッパ
(突っ張り)31,31が設けられている。TBM本体
23は、これらグリッパ31,31を両側に突っ張るこ
とで、姿勢を安定することができるようになっている。
0を有し、また、TBM本体23の両脇には、グリッパ
(突っ張り)31,31が設けられている。TBM本体
23は、これらグリッパ31,31を両側に突っ張るこ
とで、姿勢を安定することができるようになっている。
【0058】面盤22は、第一の回転部(回転部)24
と、第二の回転部(回転部)25とに分かれている。第
一の回転部24の前面24fは面盤22の前面22fの
同心円となっていて、前面22fの中心付近を構成して
いる。第二の回転部25の前面25fは面盤22の前面
22fから前記前面24fをくり抜いた環状の形状を有
している。
と、第二の回転部(回転部)25とに分かれている。第
一の回転部24の前面24fは面盤22の前面22fの
同心円となっていて、前面22fの中心付近を構成して
いる。第二の回転部25の前面25fは面盤22の前面
22fから前記前面24fをくり抜いた環状の形状を有
している。
【0059】前記回転部24と、前記回転部25とは、
互いに逆方向に回転できるようになっている。また、回
転部24と、回転部25とで、回転時に地山から受ける
抵抗が略等しくなるように、両回転部24,25の寸法
が設定されている。
互いに逆方向に回転できるようになっている。また、回
転部24と、回転部25とで、回転時に地山から受ける
抵抗が略等しくなるように、両回転部24,25の寸法
が設定されている。
【0060】また、面盤22(回転部24,25)の前
面22f(24f,25f)には、カッター(切削部
材)26,…が放射状に並ぶように多数配設されてい
る。
面22f(24f,25f)には、カッター(切削部
材)26,…が放射状に並ぶように多数配設されてい
る。
【0061】以上のような構成のTBM21によるトン
ネル掘進時には、面盤22(回転部24,25)の前面
22f(24f,25f)をトンネル切羽面に当接させ
た状態で、面盤22を回転させて、カッター26,…に
よって、地山を切削しながら、TBM21を漸進させて
いく。
ネル掘進時には、面盤22(回転部24,25)の前面
22f(24f,25f)をトンネル切羽面に当接させ
た状態で、面盤22を回転させて、カッター26,…に
よって、地山を切削しながら、TBM21を漸進させて
いく。
【0062】以上のような構成のTBM21によるトン
ネル掘進時には、前記回転部24と、前記回転部25と
が、逆方向に回転し、しかも、回転部24と、回転部2
5とで、回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるの
で、回転部24が地山から受ける抵抗と、回転部25が
地山から受ける抵抗が相殺される。従って、TBM21
の姿勢が安定し、グリッパ31,31は、小さいもので
足りる。
ネル掘進時には、前記回転部24と、前記回転部25と
が、逆方向に回転し、しかも、回転部24と、回転部2
5とで、回転時に地山から受ける抵抗が略等しくなるの
で、回転部24が地山から受ける抵抗と、回転部25が
地山から受ける抵抗が相殺される。従って、TBM21
の姿勢が安定し、グリッパ31,31は、小さいもので
足りる。
【0063】本実施の形態例では、小さいグリッパを用
いた構成としたが、トンネル掘進中の姿勢が安定してい
るため、グリッパは無くてもよい。
いた構成としたが、トンネル掘進中の姿勢が安定してい
るため、グリッパは無くてもよい。
【0064】なお、以上の各実施の形態例においては、
面盤が、二つ、あるいは、三つの回転部に分割された構
成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
回転部はいくつに分割してもよい。また、カッター、開
口部等の形状・位置等、各面盤の具体的な細部構造も任
意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜
に変更可能であることは勿論である。
面盤が、二つ、あるいは、三つの回転部に分割された構
成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
回転部はいくつに分割してもよい。また、カッター、開
口部等の形状・位置等、各面盤の具体的な細部構造も任
意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜
に変更可能であることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るトンネル掘進
装置によれば、前記回転盤が、同心円を境界とする複数
の回転部に分割され、前記各回転部が互いに異なる角速
度で回転するので、中心付近に位置する回転部の角速度
を大きくして、中心付近に位置する切削部材の速度を、
周付近に位置する切削部材の速度に合わせることができ
る。そして、切削部材の速度の面盤内での格差の縮小
や、中心付近に位置する切削部材による切削速度の向上
が可能となるので、トンネルの大断面化やトンネル掘進
速度の向上が図れる。さらに、磨耗による切削部材の劣
化速度を面盤内で均一化できるため、各切削部材の交換
時期の統一が図れるので、頻繁に切削部材を交換するこ
とが無くなるため、トンネル掘進作業の進行を円滑にで
きると同時に、コストの低減ができる。また、各回転部
で別々に駆動系を持ったり、ギヤ機構により各回転部に
動力を伝達することができるので、面盤回転時における
過大な負荷を分散させることができ、駆動系の負荷を軽
減できる。なお、各回転部毎に角速度が異なるため、シ
ールドチャンバー内に取り込まれた切削土砂が撹拌され
るため、シールドチャンバー内に取り込まれた切削土砂
に作泥剤を混入する必要もない。
装置によれば、前記回転盤が、同心円を境界とする複数
の回転部に分割され、前記各回転部が互いに異なる角速
度で回転するので、中心付近に位置する回転部の角速度
を大きくして、中心付近に位置する切削部材の速度を、
周付近に位置する切削部材の速度に合わせることができ
る。そして、切削部材の速度の面盤内での格差の縮小
や、中心付近に位置する切削部材による切削速度の向上
が可能となるので、トンネルの大断面化やトンネル掘進
速度の向上が図れる。さらに、磨耗による切削部材の劣
化速度を面盤内で均一化できるため、各切削部材の交換
時期の統一が図れるので、頻繁に切削部材を交換するこ
とが無くなるため、トンネル掘進作業の進行を円滑にで
きると同時に、コストの低減ができる。また、各回転部
で別々に駆動系を持ったり、ギヤ機構により各回転部に
動力を伝達することができるので、面盤回転時における
過大な負荷を分散させることができ、駆動系の負荷を軽
減できる。なお、各回転部毎に角速度が異なるため、シ
ールドチャンバー内に取り込まれた切削土砂が撹拌され
るため、シールドチャンバー内に取り込まれた切削土砂
に作泥剤を混入する必要もない。
【0066】請求項2記載の発明に係るトンネル掘進装
置によれば、前記複数の回転部のうち、少なくとも一つ
が、他と逆方向に回転するので、シールドチャンバー内
に取り込まれた切削土砂がさらに攪拌される。また、回
転部のうち、正回転する部分と逆回転する部分とで地山
から受ける抵抗を相殺できるので、トンネル掘進中にお
けるトンネル掘進装置の軸周りの姿勢を安定でき、いわ
ゆるローリング等の発生を防止できる。さらに、姿勢制
御のためにトンネル掘進方向に交差する方向に伸びる突
っ張りを有するトンネル掘進装置においては、該突っ張
りを小さいものとしたり、あるいは、該突っ張りを無く
した構成とすることが可能になる。
置によれば、前記複数の回転部のうち、少なくとも一つ
が、他と逆方向に回転するので、シールドチャンバー内
に取り込まれた切削土砂がさらに攪拌される。また、回
転部のうち、正回転する部分と逆回転する部分とで地山
から受ける抵抗を相殺できるので、トンネル掘進中にお
けるトンネル掘進装置の軸周りの姿勢を安定でき、いわ
ゆるローリング等の発生を防止できる。さらに、姿勢制
御のためにトンネル掘進方向に交差する方向に伸びる突
っ張りを有するトンネル掘進装置においては、該突っ張
りを小さいものとしたり、あるいは、該突っ張りを無く
した構成とすることが可能になる。
【0067】請求項3記載の発明に係るトンネル掘進装
置によれば、前記各回転部のうち、正回転する正回転部
と、逆回転する逆回転部とで、回転時に地山から受ける
抵抗が略等しくなるように、両回転部の寸法および角速
度が設定されているので、正回転部と逆回転部とで地山
から受ける抵抗を相殺できる。従って、トンネル掘進中
におけるトンネル掘進装置の軸周りの姿勢をさらに安定
でき、いわゆるローリング等の発生をさらに確実に防止
できる。
置によれば、前記各回転部のうち、正回転する正回転部
と、逆回転する逆回転部とで、回転時に地山から受ける
抵抗が略等しくなるように、両回転部の寸法および角速
度が設定されているので、正回転部と逆回転部とで地山
から受ける抵抗を相殺できる。従って、トンネル掘進中
におけるトンネル掘進装置の軸周りの姿勢をさらに安定
でき、いわゆるローリング等の発生をさらに確実に防止
できる。
【0068】請求項4記載の発明に係るトンネル掘進装
置によれば、前記各回転部のうち、少なくとも一つの前
記各前面のトンネル掘進方向の位置が、他と異なるの
で、請求項5記載の発明のように、前記回転盤の中心近
くに位置する前記回転部ほど、前記前面のトンネル掘進
方向の位置が、前方に突出した構成とすることができ
る。従って、最先端で地山の掘削を行う部分の地山との
当接面積を小さくしたり、これにより、トンネル掘進装
置の進行方向に対するブレを小さく抑えたりすることが
でき、トンネル掘進装置の直進性を高めることができる
ため、該装置の方向制御が容易にできる一方、トンネル
掘進速度をさらに向上できる。
置によれば、前記各回転部のうち、少なくとも一つの前
記各前面のトンネル掘進方向の位置が、他と異なるの
で、請求項5記載の発明のように、前記回転盤の中心近
くに位置する前記回転部ほど、前記前面のトンネル掘進
方向の位置が、前方に突出した構成とすることができ
る。従って、最先端で地山の掘削を行う部分の地山との
当接面積を小さくしたり、これにより、トンネル掘進装
置の進行方向に対するブレを小さく抑えたりすることが
でき、トンネル掘進装置の直進性を高めることができる
ため、該装置の方向制御が容易にできる一方、トンネル
掘進速度をさらに向上できる。
【0069】請求項5記載の発明に係るトンネル掘進装
置によれば、前記回転盤の中心近くに位置する前記回転
部ほど、前記前面のトンネル掘進方向の位置が、前方に
突出して構成されているので、最先端で地山の掘削を行
う部分の地山との当接面積を小さくでき、これにより、
トンネル掘進装置の進行方向に対するブレを小さく抑え
ることができ、トンネル掘進装置の直進性が高まるた
め、該装置の方向制御が容易になる一方、トンネル掘進
速度をさらに向上できる。
置によれば、前記回転盤の中心近くに位置する前記回転
部ほど、前記前面のトンネル掘進方向の位置が、前方に
突出して構成されているので、最先端で地山の掘削を行
う部分の地山との当接面積を小さくでき、これにより、
トンネル掘進装置の進行方向に対するブレを小さく抑え
ることができ、トンネル掘進装置の直進性が高まるた
め、該装置の方向制御が容易になる一方、トンネル掘進
速度をさらに向上できる。
【0070】請求項6記載の発明に係るトンネル掘進装
置によれば、前記各回転部の各々のパス数が異なるた
め、周付近に位置する前記回転部ほど、パス数を増やし
た構成とすることができ、周付近に位置する前記回転部
のカッターの間隔を、中心付近に位置する前記回転部の
カッターの間隔と同程度にすることができ、中心付近と
周付近で同様の切削作用を得ることができ、さらに、ト
ンネルの大断面化や、トンネル掘進速度の向上がはかれ
る。
置によれば、前記各回転部の各々のパス数が異なるた
め、周付近に位置する前記回転部ほど、パス数を増やし
た構成とすることができ、周付近に位置する前記回転部
のカッターの間隔を、中心付近に位置する前記回転部の
カッターの間隔と同程度にすることができ、中心付近と
周付近で同様の切削作用を得ることができ、さらに、ト
ンネルの大断面化や、トンネル掘進速度の向上がはかれ
る。
【図1】本発明に係る第一の実施の形態例としてのトン
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る第二の実施の形態例としてのトン
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る第三の実施の形態例としてのトン
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る第四の実施の形態例としてのトン
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
ネル掘進装置の適用例を示す斜視図である。
【図5】従来のトンネル掘進装置を示す斜視図である。
【図6】従来のトンネル掘進装置を示す斜視図である。
1 トンネル掘進装置(シールド機) 2 回転盤(面盤) 2f 前面 4 回転部(第一の回転部) 4f 前面 5 回転部(第二の回転部) 5f 前面 6 切削部材(カッター) 11 トンネル掘進装置(シールド機) 12 回転盤(面盤) 14 回転部(第一の回転部) 14f 前面 15 回転部(第二の回転部) 15f 前面 16 回転部(第三の回転部) 16f 前面 21 トンネル掘進装置(TBM) 22 回転盤(面盤) 24 回転部(第一の回転部) 24f 前面 25 回転部(第二の回転部) 25f 前面 26 切削部材(カッター)
Claims (6)
- 【請求項1】前面がトンネル切羽面に当接して回転する
円盤状の回転盤と、前記前面に設けられ前記回転盤の回
転時に地山を切削する切削部材と、を備えたトンネル掘
進装置であって、 前記回転盤が、同心円を境界とする複数の回転部に分割
され、 前記各回転部が互いに異なる角速度で回転すること、を
特徴とするトンネル掘進装置。 - 【請求項2】前記複数の回転部のうち、少なくとも一つ
が、他と逆方向に回転すること、を特徴とする請求項1
記載のトンネル掘進装置。 - 【請求項3】前記各回転部のうち、正回転する正回転部
と、逆回転する逆回転部とで、回転時に地山から受ける
抵抗が略等しくなるように、各回転部の寸法および角速
度が設定されていること、を特徴とする請求項2記載の
トンネル掘進装置。 - 【請求項4】前記各回転部のうち、少なくとも一つの回
転部の前面のトンネル掘進方向の位置が、他と異なるこ
と、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記
載のトンネル掘進装置。 - 【請求項5】前記回転盤の中心近くに位置する前記回転
部ほど、前記前面がトンネル掘進方向に突出して構成さ
れていること、を特徴とする請求項4記載のトンネル掘
進装置。 - 【請求項6】前記各回転部のうち、少なくとも一つの回
転部のパス数が異なること、を特徴とする請求項1から
請求項5のいずれかに記載のトンネル掘進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3925198A JPH11236794A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | トンネル掘進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3925198A JPH11236794A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | トンネル掘進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11236794A true JPH11236794A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12547929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3925198A Pending JPH11236794A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | トンネル掘進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11236794A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005088074A1 (de) * | 2004-03-16 | 2005-09-22 | Wirth Maschinen- Und Bohrgeraete-Fabrik Gmbh | Vorrichtung zum vortreiben von strecken, tunneln oder dergleichen |
JP2011111711A (ja) * | 2009-11-23 | 2011-06-09 | Kazuhiro Ikeda | シールドトンネル掘進機 |
KR101075445B1 (ko) | 2011-02-22 | 2011-10-24 | 주식회사 한국종합기술 | 지중 추진관용 분쇄식 굴착장치 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3925198A patent/JPH11236794A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005088074A1 (de) * | 2004-03-16 | 2005-09-22 | Wirth Maschinen- Und Bohrgeraete-Fabrik Gmbh | Vorrichtung zum vortreiben von strecken, tunneln oder dergleichen |
JP2011111711A (ja) * | 2009-11-23 | 2011-06-09 | Kazuhiro Ikeda | シールドトンネル掘進機 |
KR101075445B1 (ko) | 2011-02-22 | 2011-10-24 | 주식회사 한국종합기술 | 지중 추진관용 분쇄식 굴착장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5924222A (en) | Trench wall cutter | |
JPH11236794A (ja) | トンネル掘進装置 | |
TWI809788B (zh) | 潛盾挖掘機的刀具盤及具備該刀具盤的潛盾挖掘機 | |
JP7165477B1 (ja) | シールド掘進機のカッタ盤およびそれを備えるシールド掘進機 | |
JP6366192B2 (ja) | 円形掘進機 | |
JP3461168B2 (ja) | 掘進機 | |
JP2716677B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JP3202557B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JPS62225694A (ja) | シ−ルド掘進機 | |
JP3017141B2 (ja) | シールド掘進機のカッターヘッド | |
JP2943096B2 (ja) | 大断面トンネル構築工法に用いるトンネル掘進機 | |
JPH08338195A (ja) | トンネル掘進機 | |
JPH0115758Y2 (ja) | ||
JP2722588B2 (ja) | 矩形断面シールド掘進機 | |
JP2640849B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2001065294A (ja) | トンネル掘進機用先行ビットの配置構造 | |
JP2539036B2 (ja) | マルチフエ―スシ―ルド掘削機 | |
JP2001065291A (ja) | 傾斜カッタ | |
JPH06221084A (ja) | シールド掘削機およびそれを用いた施工方法 | |
JP2000213284A (ja) | トンネル掘削機及びロ―ラ―カッタ | |
JP2908829B2 (ja) | 異形多連形シールド機 | |
JP2000064768A (ja) | シールド掘削機 | |
JPH0768868B2 (ja) | 地中掘削機 | |
JPS5968499A (ja) | 回転カツタヘツド | |
JPH0776852A (ja) | 掘削用カッター及び掘削機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060704 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061212 |