JPH11236566A - フッ化側鎖を有する化合物を含有するキラルスメクチック液晶混合物 - Google Patents

フッ化側鎖を有する化合物を含有するキラルスメクチック液晶混合物

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JPH11236566A
JPH11236566A JP10320587A JP32058798A JPH11236566A JP H11236566 A JPH11236566 A JP H11236566A JP 10320587 A JP10320587 A JP 10320587A JP 32058798 A JP32058798 A JP 32058798A JP H11236566 A JPH11236566 A JP H11236566A
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diyl
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JP10320587A
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Wolfgang Dr Schmidt
ヴォルフガング・シュミット
Javier Manero
ハビエル・マネロ
Barbara Hornung
バルバラ・ホルヌンク
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Aventis Research and Technologies GmbH and Co KG
Original Assignee
Hoechst Research and Technology Deutschland GmbH and Co KG
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】強誘電性液晶ディスプレイ、特に((τ−V
min)特性を用いて)逆モードで操作される強誘電性
液晶(FLC)ディスプレイの特性の改善に適した強誘
電性液晶混合物を提供する 【解決手段】A.フルオロカーボン側鎖を有するメソゲ
ン、 B.フェナントレン誘導体 C.2−フルオロピリジン誘導体 D.フェニレン誘導体 E.メタ−置換芳香族化合物 F.(1,3,4)−チアジアゾール、および G.4−シアノシクロヘキシル を含む新規なキラル非ラセミチルテッドスメクチック液
晶混合物を提供する。また、上記化合物を含む強誘電性
液晶表示素子を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキラルスメクチック
液晶混合物に関する。さらに詳しくは、キラル非ラセミ
チルテッドスメクチック(以後、強誘電性と呼ぶ)液晶
混合物、特に、低電圧で駆動したとき早いスイッチング
速度を示すもの、およびこの液晶混合物を用いた液晶表
示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】1980年にクラークとラガーウォール
によって表面安定化強誘電性液晶(SSFLC)が発見
され[N.A.Clark,S.T.Lagerwal
l,Appl;.Phys.Lett.,36,899
(1980)]、これらの液晶は次世代の表示材料とし
て注目され、多くの研究がこれについてなされてきた。
その理由は、(1)強誘電性液晶(FLC)が高速応答
性であること、(2)大容量の情報の表示を可能とする
メモリー特性を有すること、および、アクティブ素子
(薄膜トランジスタ等)を必要としないため、比較的低
コストで製造することができること、(3)視野角が広
いことである。従って、これらの液晶は大画面および大
表示容量の表示素子として有用であることが期待されて
いる。
【0003】強誘電性液晶(FLC)の表示素子の実用
化においては、高度に画定されたコントラストの達成が
重要である。強誘電性液晶を用いて期待されるレベルの
高度に画定されたコントラストを達成することは困難で
ある。その理由としては、例えば、スメクチックC相に
おけるジグザグ欠陥、シェブロン構造による有効コーン
角の減少、不十分なメモリー性等が上げられる。高度に
画定されたコントラストを達成する方法として様々な提
案がなされている。例えば、斜方蒸着フィルムを配向膜
として用いる方法、プレチルトの高い配向膜を使ったC
1ユニフォーム方法、AC電界処理あるいはナフタレン
系化合物を使い疑似ブックシェルフ構造を利用する方
法、および負の誘電異方性を有する材料を用いる方法で
ある。このうち、負の誘電異方性(△ε)の材料を用い
る方法は、高周波電界を電極基板に対して垂直に印加す
ると、△εが負である液晶分子が電極基板と平行に並ぶ
現象を利用したものである。この現象はACスタビライ
ズ効果と呼ばれている。
【0004】マルチプレックスFLC素子は、いわゆ
る”ノーマルモード”といわゆる”逆モード”の2つの
異なる方法で操作することができ、後者はときには”τ
minモード”または”負の誘電モード”とも呼ばれて
いる。両モードの違いは、アドレッシングスキームと、
そして、FLC材料、すなわちFLC混合物の誘電テン
ソルに関する要件が異なることにある。概論は例えば,
J.C.Jones,M.J,Towler,J.R.
Hughesによる”Fast High contr
ast Ferroelectric Liquid
CrystalDisplays and the R
ole of DielectricBiaxiali
ty”、Volume14,No.2(1993)86
−93(以後Jonesと呼ぶ);M,Koden,F
erroelectrics179,121(199
6)およびその中に引用される文献に記載されている。
【0005】一般に、FLCのスイッチング特性は、J
onesの図4、8、10または11にあるような、水
平軸が駆動電圧(V)、垂直軸が駆動パルス幅(τ、時
間)のグラフによって論じることができる。
【0006】スイッチング曲線は実験により測定し、
V、τ領域をスイッチングおよび非スイッチング部分に
分ける。通常、電圧が高くなるにつれて、スイッチング
に必要なパルス幅は小さくなる。そのような挙動は、印
加駆動電圧範囲内のいわゆる”ノーマルモード”FCL
素子に一般に見られる。
【0007】しかしながら、適した材料の場合、V、τ
曲線は、例えば、Jonesの図8、10、11にある
ように、極小となり(電圧Vminにおいて)、その後、
誘電および強誘電トルクの重なりによる電圧の上昇を示
す。操作温度範囲内で、行と列の駆動電圧の合計が、
V、τ曲線の極小電圧よりも高いならば、すなわち、V
row+Vcol>Vminならば、FLC素子は逆モードで働
く。そうでなければ、いわゆる標準モードで働く。
【0008】この駆動モードの例は、P.W.H.Su
rguy等,Ferroelectrics 199
1,122,63(以後Surguyと呼ぶ)および
P.W.Ross,Proc.SID,1992,21
7に記載されている。
【0009】Surguyは、スイッチングが|Vs
d|の電圧では働くが、|Vs+Vd|または|Vd|の
電圧では働かない駆動システムについて報告している
(Vs:ストロボパルス;Vd:データパルス)。
【0010】システムの駆動電圧は、材料の(τ−V
min)特性によって決定される。Surguyによれ
ば、Vmin値は次のように定義される:
【0011】
【化20】
【0012】上記式において、Eminは電界強度の極小
値;dはセル厚、Psは自発分極;△εは誘電異方性;
Θは液晶材料のチルト角である。
【0013】さらに、二軸異方性(δε)を考慮した場
合、M.J.Towler等(Liquid Crys
tal 1992,Bd.11)は以下のようなVmin
およびτminの値を得ている:
【0014】
【化21】
【0015】(η:粘度)しかし、Ross等により開
示される強誘電性液晶材料の応答速度は依然として遅
く、|Vs+Vd|は55Vを越え、あまり実用的ではな
い。
【0016】ACスタビライズ効果を利用した駆動シス
テムやτ−Vmin特性を利用した駆動システムに適した
別の強誘電性液晶混合物は、例えばEP−A 0 32
2793、EP−A 0 345 091、EP−A
0 453 309、EP−A 0 210 215、
WO−A 89/02425およびWO−A 89/0
8690に記載されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、強誘電性液晶
混合物の開発は決して完成していると見なすことはでき
ないため、ディスプレイの製造業者は非常に広範な混合
物に関心を持っている。このことはまた、液晶混合物と
ディスプレイ素子またはセルの個々の成分(例えば配向
膜)との相互作用によってのみ液晶混合物の質について
結論づけることが可能であるという理由にもよる。
【0018】従って、本発明の目的は、強誘電性液晶デ
ィスプレイ、特に((τ−Vmin)特性を用いて)逆モ
ードで操作される強誘電性液晶(FLC)ディスプレイ
の特性の改善に適した強誘電性液晶混合物を提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記のグルー
プAの化合物、およびさらに下記のグループB〜Gのい
ずれかの化合物を含む、キラル非ラセミチルテッドスメ
クチック液晶混合物を提供するものである: A. 下記の式(I)のフルオロカーボン側鎖を有する
メソゲン: R(−A1−M1a(−A2−M2b(−A3−M3c−A4−B−Rf (I) [式中、Rは、(a) 水素原子、−F、−Cl、−C
N、−CF3または−OCF3、(b) 1〜20個の炭
素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭
素原子を持つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
−C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
−シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Fおよび
/またはClで置換されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0020】
【化22】
【0021】
【化23】
【0022】(c) B−Rf であり、ただし、R3、R4、R5、R6、R7は、互いに
独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
−O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
−で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Fまたは
Clで置換されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;Rfは、1〜20個の炭素原子を有
する直鎖または分枝鎖の部分または完全フッ素化アルキ
ル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)であり、
ここで b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−また
は−CF2−基は、−O−、−S−、−CO−、−CO
−O−、−O−CO−、−O−CO−O−または−Si
(CH32で置き換えられていてもよく、および/また
は、 b2) 1つ以上の−CH2−または−CF2−基は、−
CH=CH−、−C≡C−、1,4−シクロヘキシレ
ン、1,4−フェニレン、シクロプロパン−1,2−ジ
イルまたは1,3−シクロペンチレンで置き換えられて
いてもよい;Bは、−O−、−S−、−(CH2n+1
O−、−O−(CH2n+1−、−(CH2n+1−S−、
−S−(CH2n+1−、−CO−(CH2n−、−CO
−O−(CH2n−、−O−CO−(CH2n−、−C
O−S−(CH2n−、−S−CO−(CH2n−、−
CS−O−(CH2n−、−O−CS−(CH2n−、
−SO2−(CH2n−、−OSO2−(CH2n−、−
CH=CH−、−C≡C−、−(CH2n+1−、−CH
=N−、−N(Ck2K+1)−、−(CH2n−N(Ck
2K+1)−CO−、−(CH2n−N(Ck2K+1)−
SO2−、−O−[(CH2m+1−O]l−(CH2
n−、−[(CH2m+1−O]l−(CH2n−または単
結合であり、ここで、mおよびnは、互いに独立して、
0〜15であり(ただし、m+n<16)、kは独立し
て0〜4であり、そしてlは独立して1〜6である;M
1、M2、M3は、互いに独立して、−CO−O−、−O
−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CS−O
−、−O−CS−、−CS−S−、−S−CS−、−C
2−O−、−O−CH2−、−CH2−S−、−S−C
2−、 −CH 2−CH2−、−CH=CH−、−C≡
C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH
2−CH2−、−CH=N−または単結合であり;A1
2、A3、A4は、互いに独立して、1つ以上のH原子
がF、Cl、CH 3、C25、OCH3、CF3、OC
3、および/またはCNで置換されていてもよい1,
4−フェニレン、1つ以上のCH−基がNで置換されて
いてもよい1,3−フェニレン、1つ以上のH原子が
F、Clおよび/またはCNで置き換えられていてもよ
いピリジン−2,5−ジイル、1つまたは2つのH原子
がF、Clおよび/またはCNで置き換えられていても
よいピリミジン−2,5−ジイル、1つまたは2つのH
原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられてい
てもよいピラジン−2,5−ジイル、1つまたは2つの
H原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられて
いてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1つ以上の水
素原子がCNおよび/またはFおよび/またはCH3
置換されていてもよい1,4−シクロヘキシレン、1つ
以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換え
られていてもよいナフタレン−2,6−ジイル、1つ以
上のH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えら
れていてもよいナフタレン−1,4−ジイル、1つ以上
のH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられ
ていてもよいナフタレン−1,5−ジイル、1つまたは
2つのH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換え
られていてもよいチオフェン−2,5−ジイル、1つま
たは2つのH原子がF、Clおよび/またはCNで置き
換えられていてもよいチオフェン−2,4−ジイル、
[1,3,4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、1
つのH原子がFで置き換えられていてもよい[1,3]
−チアゾール−2,4−ジイル、1つのH原子がFで置
き換えられていてもよい[1,3]−チアゾール−2,
5−ジイル、1つ以上のH原子がF、Clおよび/また
はCNで置き換えられていてもよく、そして独立して1
つまたは2つのCH−基がNで置き換えられていてもよ
いフェナントレン−2,7−ジイル、1つ以上のH原子
がF、Clおよび/またはCNで置き換えられていても
よく、そして独立して1つまたは2つのCH−基がNで
置き換えられていてもよい9,10−ジヒドロフェナン
トレン−2,7−ジイル、1つ以上のH原子がF、Cl
および/またはCNで置き換えられていてもよく、そし
て独立して1つまたは2つのCH−基がNで置き換えら
れていてもよいインダン−2,5−ジイル、1つ以上の
H原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられて
いてもよく、そして独立して1つまたは2つのCH−基
がNで置き換えられていてもよいインダン−1−オン−
2,5−ジイル、ベンゾチアゾール−2,6−ジイル、
ベンゾチアゾール−2,5−ジイル、ベンゾオキサゾー
ル−2,6−ジイル、ベンゾオキサゾール−2,5−ジ
イル、ベンゾフラン−2,5−ジイル、ベンゾフラン−
2,6−ジイル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2,
5−ジイル、ピペラジン−1,4−ジイル、ピペラジン
−2,5−ジイル、1−アルキル−1−シラシクロヘキ
シレン−1,4−ジイル、1,3−ジオキサボリナン−
2,5−ジイル、1,3−ジチアン−2,5−ジイルま
たは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;a、
b、cは0または1であり、ただし、式(I)の化合物
は5つ以上の5または6員環系を含んでいてはならな
い]; B. 式(II)のフェナントレン誘導体:
【0023】
【化24】
【0024】[式中、E1、E2、E3、E4、E5および
6は、−N−、−CF−または−CH−であり、ただ
し、E1(E4)が−N−または−CF−であるなら、E
2およびE3(E5およびE6)は−CH−でなければなら
ず;E2および/またはE3(E5および/またはE6)が
−CF−であるなら、E 1(E4)は−CH−でなければ
ならず;E2(E5)が−N−であるなら、E1(E4)は
−CH−でなければならず、一方、E3(E6)は−CH
−または−CF−であることができ;そしてE1〜E6
少なくとも1つは−N−または−CF−でなければなら
ず;Gは−CH2CH2−または−CH=CH−であり;
1およびR2は、互いに独立して、(a) 水素原子、
−F、−Clまたは−CN、(b) 1〜20個の炭素
原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭素
原子を持つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
−C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
−シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0025】
【化25】
【0026】
【化26】
【0027】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子、−F、−Clまたは−CNであることが
でき、R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
−O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
−で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2は、互いに独立して、−C
O−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2
−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−C
2−または単結合であり;A1、A2は、互いに独立し
て、1つ以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで
置換されていてもよい1,4−フェニレン、1つのH原
子がFで置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイ
ル、ピリミジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで
置換されていてもよいピラジン−2,5−ジイル、1つ
のH原子がFで置換されていてもよいピリダジン−3,
6−ジイル、1つまたは2つの水素原子がCNおよび/
またはFおよび/またはCH3で置換されていてもよい
1,4−シクロヘキシレン、チオフェン−2,5−ジイ
ル、[1,3,4]−チアジアゾール−2,5−ジイ
ル、[1,3]−チアゾール−2,4−ジイル、[1,
3]−チアゾール−2,5−ジイル、または1,3−ジ
オキサン−2,5−ジイルであり;a、bは0または1
であり、ただし、式(II)の化合物は4つ以上の5ま
たは6員環系を含んでいてはならない]; C. 式(III)の2−フルオロピリジン誘導体:
【0028】
【化27】
【0029】[式中、R1およびR2は、互いに独立し
て、(a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、
(b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
−C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
−シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0030】
【化28】
【0031】
【化29】
【0032】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子、−F、−Clまたは−CNであることが
でき、R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
−O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
−で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2、M3、M4は、互いに独立
して、−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、
−O−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、
−C≡C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO
−CH2−CH2−または単結合であり;A1、A2
3、A4は、互いに独立して、1つ以上のH原子がF、
Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4
−フェニレン、1つのH原子がFで置き換えられていて
もよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5
−ジイル、1つのH原子がFで置き換えられていてもよ
いピラジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで置き
換えられていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1
つまたは2つの水素原子がCNおよび/またはFおよび
/またはCH3で置換されていてもよい1,4−シクロ
ヘキシレン、1つ以上のH原子がF、Clおよび/また
はCNで置き換えられていてもよいナフタレン−2,6
−ジイル、[1,3,4]−チアジアゾール−2,5−
ジイル、[1,3]−チアゾール−2,4−ジイル、
[1,3]−チアゾール−2,5−ジイルまたは1,3
−ジオキサン−2,5−ジイルであり;a、b、c、d
は0または1であり、ただし、式(III)の化合物は
5つ以上の5または6員環系を含んでいてはならな
い]; D. 式(IV)のフェニレン誘導体:
【0033】
【化30】
【0034】[式中、R1およびR2は、互いに独立し
て、(a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、
(b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−S、−CO−、−CO−O−、−O−C
O−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で置
き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
−C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
−シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよく、および/または b4) 末端CH3基は、次のキラル基(光学活性また
はラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていてもよ
い:
【0035】
【化31】
【0036】
【化32】
【0037】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子、−F、−Clまたは−CNであることが
でき、R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
−O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
−で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;X1およびX2は、互いに独立して、
水素、F、Cl、CF3またはCNであり、ただし、X1
およびX2は同時に水素ではなく;M1、M2、M3、M4
は、互いに独立して、−CO−O−、−O−CO−、−
CH2−O−、−O−CH2−、−CH2−CH2−、−C
H=CH−、−C≡C−、−CH2−CH2−CO−O
−、−O−CO−CH2−CH2−または単結合であり;
1、A2、A3、A4は、互いに独立して、1つ以上のH
原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていても
よい1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置換され
ていてもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−
2,5−ジイル、1つのH原子がFで置換されていても
よいピラジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで置
換されていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1つ
または2つの水素原子がCNおよび/またはFおよび/
またはCH3で置換されていてもよい1,4−シクロヘ
キシレン、1つ以上のH原子がF、Clおよび/または
CNで置換されていてもよいナフタレン−2,6−ジイ
ル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6
−ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、[1,3,
4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、[1,3]−
チアゾール−2,4−ジイル、[1,3]−チアゾール
−2,5−ジイル、または1,3−ジオキサン−2,5
−ジイルであり;a、b、c、dは0または1であり、
ただし、式(IV)の化合物は5つ以上の5または6員
環系を含んでいてはならない]; E. 式(V)のメタ−置換芳香族化合物:
【0038】
【化33】
【0039】[式中、X3は、(a) −F、−Cl、
−Brまたは−CN、(b) 1〜12個の炭素原子を
有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子を
持つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−また
は−O−CO−で置き換えられていてもよく、および/
または、 b2) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Clおよ
び/またはCNで置換されていてもよい;であり;R1
は、(a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、
(b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
−C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
−シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0040】
【化34】
【0041】
【化35】
【0042】であり、ただし、X3が−F、−Cl、−
Brまたは−CNであるならば、R1は水素原子、−
F、−Clまたは−CNであってはならず;R3、R4
5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
−O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
−で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2、M3は、互いに独立し
て、−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−
O−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−
C≡C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−
CH2−CH2−または単結合であり;A1、A2、A
3は、互いに独立して、1つ以上のH原子がF、Clお
よび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェ
ニレン、1つのH原子がFで置換されていてもよいピリ
ジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、
1つのH原子がFで置換されていてもよいピラジン−
2,5−ジイル、1つのH原子がFで置換されていても
よいピリダジン−3,6−ジイル、1つまたは2つの水
素原子がCNおよび/またはFおよび/またはCH3で
置換されていてもよい1,4−シクロヘキシレン、1つ
以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで置換され
ていてもよいナフタレン−2,6−ジイル、チオフェン
−2,5−ジイル、[1,3,4]−チアジアゾール−
2,5−ジイル、[1,3]−チアゾール−2,4−ジ
イル、[1,3]−チアゾール−2,5−ジイル、また
は1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;a、
b、cは0または1であり、ただし、式(V)の化合物
は5つ以上の5または6員環系を含んでいてはならな
い]; F. 式(VI)の(1,3,4)−チアジアゾール:
【0043】
【化36】
【0044】[式中、R1およびR2は、互いに独立し
て、(a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、
(b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
−C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
−シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0045】
【化37】
【0046】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子、−F、−Clまたは−CNであることが
でき;R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
−O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
−で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;X1、X2、X3は、互いに独立し
て、−CF−、−N−または−CH−であり;M1、M2
は、互いに独立して、−CO−O−、−O−CO−、−
CH2−O−、−O−CH2−、−CH2−CH2−、−C
H=CH−、−C≡C−、−CH2−CH2−CO−O
−、−O−CO−CH2−CH2−または単結合であり;
1、A2、A3は、互いに独立して、1つ以上のH原子
がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい
1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置換されてい
てもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
5−ジイル、1つのH原子がFで置換されていてもよい
ピラジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで置換さ
れていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1つまた
は2つの水素原子がCNおよび/またはFおよび/また
はCH3で置換されていてもよい1,4−シクロヘキシ
レン、1つ以上のH原子がF、Clおよび/またはCN
で置換されていてもよいナフタレン−2,6−ジイル、
チオフェン−2,5−ジイル、[1,3,4]−チアジ
アゾール−2,5−ジイル、[1,3]−チアゾール−
2,4−ジイル、[1,3]−チアゾール−2,5−ジ
イル、または1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであ
り;a、b、cは0または1であり、ただし、式(V
I)の化合物は5つ以上の5または6員環系を含んでい
てはならない]; G. 式(VII)の4−シアノシクロヘキシル:
【0047】
【化38】
【0048】[式中、R1は、(a) 水素原子、−
F、−Clまたは−CN、(b) 1〜20個の炭素原
子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭素原
子を持つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
−C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
−シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0049】
【化39】
【0050】
【化40】
【0051】であり;R2は、(a) 1〜16個の炭
素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭
素原子を持つまたは持たない)、ここで、 a1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−
O−CO−または−Si(CH32−で置き換えられて
いてもよく、および/または、 a2) 1つまたは2つの−CH2−基は、−CH=C
H−、−C≡C−で置き換えられていてもよく、および
/または a3) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Clおよ
び/またはCNで置換されていてもよい;であり、ここ
で、R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
−O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
−で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2は、互いに独立して、−C
O−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2
−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、
−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−C
2−または単結合であり;A1、A2は、互いに独立し
て、1つ以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで
置換されていてもよい1,4−フェニレン、1つのH原
子がFで置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイ
ル、ピリミジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで
置換されていてもよいピラジン−2,5−ジイル、1つ
のH原子がFで置換されていてもよいピリダジン−3,
6−ジイル、1つまたは2つの水素原子がCNおよび/
またはFおよび/またはCH3で置換されていてもよい
1,4−シクロヘキシレン、1つ以上のH原子がF、C
lおよび/またはCNで置換されていてもよいナフタレ
ン−2,6−ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、
[1,3,4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、
[1,3]−チアゾール−2,4−ジイル、[1,3]
−チアゾール−2,5−ジイル、または1,3−ジオキ
サン−2,5−ジイルであり;a、bは0または1であ
り、ただし、式(VII)の化合物は5つ以上の5また
は6員環系を含んでいてはならない]。
【0052】本発明のさらなる目的は、強誘電性液晶表
示素子、特に上記の混合物を用いたτVminモードで操
作されるものを提供することである。
【0053】本発明の別の目的は、上記混合物の強誘電
性液晶ディスプレーにおける、特にτVminモードで操
作されるものにおける使用である。
【0054】本発明の混合物は、特に、誘電異方性の絶
対値が大きく、低粘性、低融点、過冷却性という特徴を
有する。これらは早い応答速度および低電圧駆動性の達
成を可能にする。
【0055】好ましい化合物は、式(I)の記号が以下
の意味を持つグループAの化合物である:Rは、(a)
水素原子(b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖
または分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは
持たない)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
は、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO
−O−または−Si(CH32−で置き換えられていて
もよく、および/または、 b2) 1つの−CH2−基は、1,4−シクロヘキシ
レン、1,4−フェニレン、またはシクロプロパン−
1,2−ジイルで置き換えられていてもよく、および/
または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はFで置換さ
れていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0056】
【化41】
【0057】(c) B−Rf であり、ただし、Rfは、1〜20個の炭素原子を有す
る直鎖または分枝鎖の部分または完全フッ素化アルキル
基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)であり、こ
こで b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−また
は−CF2−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO
−、−O−CO−O−または−Si(CH32で置き換
えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−または−CF2−基
は、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、
シクロプロパン−1,2−ジイル、−CH=CH−また
は−C≡C−で置き換えられていてもよい;Bは、−O
−、−(CH2n+1−O−、−O−(CH2n+1−、−
CO−O−(CH2n−、−O−CO−(CH2n−、
−CH=CH−、−C≡C−、−(CH2n+1−、−C
H=N−、−N(Ck2K+1)−、−(CH2n−N
(Ck 2K+1)−CO−、−O−[(CH2m+1−O]l
−(CH2n−、−[(CH2 m+1−O]l−(CH2
n−または単結合であり、ここで、mおよびnは、互い
に独立して、0〜15であり(ただし、m+n<1
6)、kは独立して0〜4であり、そしてlは独立して
1〜6である;M1、M2、M3は、互いに独立して、−
CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−C
2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C
−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2
−CH2−、−CH=N−または単結合であり;R3、R
4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つの非末端−CH2−基は−O−で置き換え
られていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;A1、A2、A3、A4は、互いに独立
して、1つまたは2つのH原子がFで置換されていても
よい1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置き換え
られていてもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジ
ン−2,5−ジイル、ピラジン−2,5−ジイル、トラ
ンス−1,4−シクロヘキシレン、1つまたは2つのH
原子がFで置き換えられていてもよいチオフェン−2,
5−ジイル、[1,3,4]−チアジアゾール−2,5
−ジイル、または1つのH原子がFで置き換えられてい
てもよい[1,3]−チアゾール−2,5−ジイルであ
り;a、b、cは0または1であり、ただし、式(I)
の化合物は5つ以上の5または6員環系を含んでいては
ならない。
【0058】好ましい化合物は、式(II)の記号が以
下の意味を持つグループBの化合物である:E1、E2
3、E4、E5およびE6は、−N−、−CF−または−
CH−であり、ただし、E1および/またはE4が−N−
または−CF−であるなら、E2、E3、E5およびE6
−CH−でなければならず;E2および/またはE3およ
び/またはE5および/またはE6が−CF−であるな
ら、E1およびE4は−CH−でなければならず;E2
よび/またはE5が−N−であるなら、E1およびE4
−CH−でなければならず、一方、E3および/または
6は−CH−または−CF−であることができ;そし
てE1〜E6のうちの少なくとも1つは−N−または−C
F−でなければならず;R1およびR2は、互いに独立し
て、(a) 水素原子、(b) 1〜16個の炭素原子
を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子
を持つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−または−
Si(CH32−で置き換えられていてもよく、および
/または、 b2) 1つの−CH2−基は、トランス−1,4−シ
クロヘキシレン、1,4−フェニレンまたはシクロプロ
パン−1,2−ジイルで置き換えられていてもよく、お
よび/または b3) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0059】
【化42】
【0060】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子であることができ;R3、R4、R5、R6
7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つの非末端−CH2−基は−O−で置き換え
られていてもよく、および/または、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2は、互いに独立して、−C
O−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2
−または単結合であり;A1、A2は、互いに独立して、
1つまたは2つのH原子がFで置換されていてもよい
1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置換されてい
てもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
5−ジイル、トランス−1,4−シクロヘキシレン、チ
オフェン−2,5−ジイル、[1,3,4]−チアジア
ゾール−2,5−ジイルまたは[1,3]−チアゾール
−2,5−ジイルである。
【0061】特に好ましい化合物は、E1および/また
はE4が−CF−である式(IIa):
【0062】
【化43】
【0063】(式中、RおよびR’は、式(II)のR
1およびR2と同じ意味を有する)の化合物であり、これ
らの中で、非常に特に好ましいのは次の化合物である:
【0064】
【化44】
【0065】(式中、RおよびR’は、式(II)のR
1およびR2と同じ意味を有する)。
【0066】さらに非常に特に好ましい化合物は、R1
およびR2が、1〜16個の炭素原子を有する直鎖また
は分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持た
ない)であり、ここで、1つまたは2つの−CH2−基
は−O−、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは−S
i(CH32で置き換えられていてもよく、ただし、酸
素原子は互いに直接に結合していてはならず;R1また
はR2は水素でありうるが、両者が同時に水素であって
はならない、式(IIa)の化合物である。
【0067】特に好ましい化合物はさらに、E2、E3
5およびE6が、互いに独立して、−CH−または−C
F−であり、これらのうちの少なくとも1つが−CF−
である式(IIb):
【0068】
【化45】
【0069】(式中、R1およびR2は、式(II)にお
けるのと同じ意味を有する)の化合物であり、これらの
中で、特に非常に好ましいのは次の化合物である:
【0070】
【化46】
【0071】(式中、RおよびR’は、式(II)のR
1およびR2と同じ意味を有する)。
【0072】さらに特に非常に好ましい化合物は、R1
およびR2が、1〜16個の炭素原子を有する直鎖また
は分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持た
ない)であり、ここで、1つまたは2つの−CH2−基
は−O−、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは−S
i(CH32で置き換えられていてもよく、ただし、酸
素原子は互いに直接に結合していてはならず;R1また
はR2は水素でありうるが、両者が同時に水素であって
はならない、式(IIb)の化合物である。
【0073】成分C、すなわち、式(III)の2−フ
ルオロピリジン誘導体の好ましい化合物は、記号が以下
の意味を持つ化合物である:R1およびR2は、互いに独
立して、(a) 水素原子、(b) 1〜16個の炭素
原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭素
原子を持つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−または−
Si(CH32−で置き換えられていてもよく、および
/または、 b2)末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性また
はラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていてもよ
い:
【0074】
【化47】
【0075】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子であることができ;R3、R4、R5、R6
7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つの非末端−CH2−基は−O−で置き換え
られていてもよく、および/または、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2、M3、M4は、互いに独立
して、−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、
−O−CH2−または単結合であり;A1、A2、A3、A
4は、互いに独立して、1つまたは2つのH原子がFで
置換されていてもよい1,4−フェニレン、1つのH原
子がFで置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイ
ル、ピリミジン−2,5−ジイル、トランス−1,4−
シクロヘキシレン、ナフタレン−2,6−ジイル、チオ
フェン−2,5−ジイル、または[1,3]−チアゾー
ル−2,5−ジイルである。
【0076】式(III)の特に好ましい化合物の例を
次に示す:
【0077】
【化48】
【0078】
【化49】
【0079】(式中、RおよびR’は、式(III)の
1およびR2と同じ意味を有する)。
【0080】さらに特に好ましい化合物は、R1および
2が、1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)
であり、ここで、1つまたは2つの−CH2−基は−O
−、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは−Si(C
32で置き換えられていてもよく、ただし、酸素原子
は互いに直接に結合していてはならず;R1またはR2
水素でありうるが、両者が同時に水素であってはならな
い、式(III)の化合物である。
【0081】特に非常に好ましい化合物は次の式(II
I)の化合物である:
【0082】
【化50】
【0083】(式中、nおよびmは、互いに独立して、
0〜16(ただし、3<n+m<29)であり、qおよ
びpは、互いに独立して、0または1である)。
【0084】グループD、すなわち、式(IV)の好ま
しい化合物は、式(IV)の記号が以下の意味を持つ化
合物である:R1およびR2は、互いに独立して、(a)
水素原子、(b) 1〜16個の炭素原子を有する直
鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまた
は持たない)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−または−
Si(CH32−で置き換えられていてもよく、および
/または、 b2) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0085】
【化51】
【0086】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子であることができ;R3、R4、R5、R6
7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つの非末端−CH2−基は−O−で置き換え
られていてもよく、および/または、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;X1およびX2は、互いに独立して、
水素、CNおよびFから選択され、ただし、X1および
2は同時に水素ではなく;好ましくはX1および/また
はX2はFであり;M1、M2、M3、M4は、互いに独立
して、−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、
−O−CH2−または単結合であり;A1、A2、A3、A
4は、互いに独立して、1つまたは2つのH原子がFで
置換されていてもよい1,4−フェニレン、1つのH原
子がFで置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイ
ル、ピリミジン−2,5−ジイル、トランス−1,4−
シクロヘキシレン、またはナフタレン−2,6−ジイル
である。
【0087】式(IV)の特に好ましい化合物の例を次
に示す:
【0088】
【化52】
【0089】
【化53】
【0090】(式中、RおよびR’は、式(IV)のR
1およびR2と同じ意味を有する)。
【0091】さらに特に好ましい化合物は、R1および
2が、1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)
であり、ここで、1つまたは2つの−CH2−基は−O
−、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは−Si(C
32で置き換えられていてもよく、ただし、酸素原子
は互いに直接に結合していてはならず;R1またはR2
水素でありうるが、両者が同時に水素であってはならな
い、式(IV)の化合物である。
【0092】特に非常に好ましい化合物は次の式(I
V)の化合物である:
【0093】
【化54】
【0094】
【化55】
【0095】(式中、nおよびmは、互いに独立して、
0〜16(ただし、3<n+m<29)であり、qおよ
びpは、互いに独立して、0または1である)。
【0096】グループE、すなわち、式(V)の好まし
い化合物は、式(V)の記号が以下の意味を持つ化合物
である:X3は(a) −F、(b) 1〜10個の炭
素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭
素原子を持つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−または−O−CO−で置
き換えられていてもよい、であり;R1は、(a) 水
素原子、(b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持
たない)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−または−
Si(CH32で置き換えられていてもよく、および/
または、 b2) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0097】
【化56】
【0098】であり、ただし、X3が−Fであるなら
ば、R1は水素原子であってはならず;R3、R4、R5
6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つの非末端−CH2−基は−O−で置き換え
られていてもよく、および/または、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2、M3は、互いに独立し
て、−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−
O−CH2−または単結合であり;A1、A2、A3は、互
いに独立して、1つまたは2つのH原子がFで置換され
ていてもよい1,4−フェニレン、1つのH原子がFで
置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリ
ミジン−2,5−ジイル、トランス−1,4−シクロヘ
キシレン、ナフタレン−2,6−ジイル、チオフェン−
2,5−ジイル、[1,3,4]−チアジアゾール−
2,5−ジイル、または[1,3]−チアゾール−2,
5−ジイルである。
【0099】式(V)の特に好ましい化合物の例を次に
示す:
【0100】
【化57】
【0101】(式中、Rは、式(V)のR1と同じ意味
を有する)。
【0102】さらに特に好ましい化合物は、R1および
2が、1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)
であり、ここで、1つまたは2つの−CH2−基は−O
−または−Si(CH32−で置き換えられていてもよ
く、ただし、酸素原子は互いに直接に結合していてはな
らない、式(V)の化合物である。
【0103】グループFの好ましい化合物は、式(V
I)の記号が以下の意味を持つ化合物である:R1およ
びR2は、互いに独立して、(a) 水素原子、(b)
1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アル
キル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、ここ
で、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−または−
Si(CH32で置き換えられていてもよく、および/
または、 b2) 1つの−CH2−基は、トランス−1,4−シ
クロヘキシレン、1,4−フェニレンまたはシクロプロ
パン−1,2−ジイルで置き換えられていてもよく、お
よび/または、 b3) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0104】
【化58】
【0105】であり、ただし、R1、R2のうちの1つの
みが水素原子であることができ;R3、R4、R5、R6
7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つの非末端−CH2−基は−O−で置き換え
られていてもよく、および/または、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2は、互いに独立して、−C
O−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2
−または単結合であり;A1、A2、A3は、互いに独立
して、1つまたは2つのH原子がFで置換されていても
よい1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置換され
ていてもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−
2,5−ジイル、トランス−1,4−シクロヘキシレ
ン、ナフタレン−2,6−ジイル、チオフェン−2,5
−ジイル、[1,3,4]−チアジアゾール−2,5−
ジイル、または[1,3]−チアゾール−2,5−ジイ
ルである。
【0106】式(VI)の特に好ましい化合物の例を次
に示す:
【0107】
【化59】
【0108】(式中、RおよびR’は、式(VI)のR
1およびR2と同じ意味を有する)。
【0109】さらに特に好ましい化合物は、R1および
2が、1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)
であり、ここで、1つまたは2つの−CH2−基は−O
−、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは−Si(C
32−で置き換えられていてもよく、ただし、酸素原
子は互いに直接に結合していてはならず;R1またはR2
は水素でありうるが、両者は同時に水素であってはなら
ない、式(VI)の化合物である。
【0110】特に非常に好ましい化合物は式(VI)の
次の化合物である:
【0111】
【化60】
【0112】(式中、nおよびmは、互いに独立して、
0〜16(ただし、3<n+m<29)であり;qおよ
びpは、互いに独立して、0または1である)。
【0113】グループGの好ましい化合物は、式(VI
I)の記号が以下の意味を持つ化合物である:R1は、
(a) 水素原子、(b) 1〜16個の炭素原子を有
する直鎖または分枝鎖アルキル基(非対称炭素原子を持
つまたは持たない)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−または−
Si(CH32−で置き換えられていてもよく、および
/または、 b2) 1つの−CH2−基は、トランス−1,4−シ
クロヘキシレン、1,4−フェニレンまたはシクロプロ
パン−1,2−ジイルで置き換えられていてもよく、お
よび/または、 b3) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
よい:
【0114】
【化61】
【0115】であり、R2は、(a) 水素原子、
(b) 1〜14個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
い)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
−基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−または−
Si(CH32−で置き換えられていてもよい、であ
り、R3は、 a) 水素原子、 b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
ここで、 b1) 1つの非末端−CH2−基は−O−で置き換え
られていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
てもよい、であり;M1、M2は、互いに独立して、−C
O−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2
−または単結合であり;A1、A2は、互いに独立して、
1つまたは2つのH原子がFで置換されていてもよい
1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置換されてい
てもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
5−ジイル、1,4−シクロヘキシレン、ナフタレン−
2,6−ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、[1,
3,4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、または
[1,3]−チアゾール−2,5−ジイルである。
【0116】式(VII)の特に好ましい化合物の例を
次に示す:
【0117】
【化62】
【0118】(式中、RおよびR’は、式(VII)の
1およびR2と同じ意味を有する)。
【0119】さらに特に好ましい化合物は、R1および
2が、1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)
であり、ここで、1つまたは2つの−CH2−基は−O
−、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは−Si(C
32−で置き換えられていてもよく、ただし、酸素原
子は互いに直接に結合していてはならず;R1またはR2
は水素でありうるが、両者は同時に水素であってはなら
ない、式(VII)の化合物である。
【0120】特に非常に好ましい化合物は式(VII)
の次の化合物である:
【0121】
【化63】
【0122】(式中、nおよびmは、互いに独立して、
0〜16(ただし、3<n+m<29)であり;pは0
または1である)。
【0123】グループA〜Gの化合物は公知であるか、
あるいは公知の化合物と同様に公知の方法で製造するこ
とができる。
【0124】それらの化合物および合成法は、例えば以
下の文献に記載されている: US 5,262,082、US 5,254,74
7、US 5,082,587、US 4,886,6
19およびUS 5,482,650(成分A): DE−A 195 00 768(成分B); US 5,389,291およびWO−A 92/11
241(成分C); EP−A 0 332 024およびJ.Chem.S
oc.Perkin Trans.II 1989,2
041(成分D); EP−A 0 578 054(成分E); EP−A 0 309 514およびDE−A 37
03 651(成分F);並びに EP−A 0 233 267(成分G); これらの全ては参照することによってここに記載された
ものとする。
【0125】本発明の液晶混合物はそれ自体慣用的な方
法で製造される。一般に、化合物は互いに溶解し、好適
には高温で互いに溶解する。
【0126】上記のように、本発明の強誘電性液晶混合
物は、グループAからの1種以上の化合物およびグルー
プB〜Gからの1種以上の化合物を含む。
【0127】混合物は好ましくは2〜35種、より好ま
しくは2〜30種、特に好ましくは3〜25種、とりわ
け好ましくは4〜20種のグループA〜Gの化合物を含
む。
【0128】混合物中のグループA〜Gの化合物の含有
率は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重
量%以上、特に好ましくは15重量%以上である。
【0129】好ましい態様では、本発明の混合物はグル
ープB〜Gの異なる2、3または4グループからの化合
物を含む。
【0130】好ましい態様では、本発明の化合物は次の
各グループからの少なくとも1種の化合物を含む: a) A+B b) A+C c) A+D d) A+E e) A+F f) A+G。
【0131】さらに別の好ましい態様では、本発明の化
合物は、グループAからの1種以上の化合物、グループ
Bからの1種以上の化合物、およびグループC、D、
E、FまたはGからの1種以上の化合物を含む。
【0132】別の好ましい態様では、本発明の化合物
は、グループAからの1種以上の化合物、グループCか
らの1種以上の化合物、およびグループB、D、E、F
またはGからの1種以上の化合物を含む。
【0133】別の好ましい態様では、本発明の化合物
は、グループAからの1種以上の化合物、グループDか
らの1種以上の化合物、およびグループB、C、E、F
またはGからの1種以上の化合物を含む。
【0134】別の好ましい態様では、本発明の化合物
は、グループAからの1種以上の化合物、グループEか
らの1種以上の化合物、およびグループB、C、D、F
またはGからの1種以上の化合物を含む。
【0135】別の好ましい態様では、本発明の化合物
は、グループAからの1種以上の化合物、グループFか
らの1種以上の化合物、およびグループB、C、D、E
またはGからの1種以上の化合物を含む。
【0136】別の好ましい態様では、本発明の化合物
は、グループAからの1種以上の化合物、グループGか
らの1種以上の化合物、およびグループB、C、D、E
またはFからの1種以上の化合物を含む。
【0137】さらに別の好ましい態様では、本発明の化
合物は次の各グループからの3種以上の化合物を含む: a) A+B+C b) A+B+D c) A+B+E d) A+B+F e) A+B+G f) A+C+D g) A+C+E h) A+C+F i) A+C+G j) A+D+E k) A+D+F l) A+D+G m) A+E+F n) A+E+G o) A+F+G。
【0138】さらに好ましい態様では、本発明の化合物
は次の各群からの4種以上の化合物を含む: a) A+B+C+D b) A+B+C+E c) A+B+C+F d) A+B+C+G e) A+B+D+E f) A+B+D+F g) A+B+D+G h) A+B+E+F i) A+B+E+G j) A+B+F+G k) A+C+D+E l) A+C+D+F m) A+C+D+G n) A+C+E+F o) A+C+E+G p) A+C+F+G q) A+D+E+F r) A+D+E+G s) A+D+F+G t) A+E+F+G。
【0139】本発明の液晶混合物は、一般に2〜35
種、好ましくは2〜30種、特に好ましくは3〜25種
の化合物を含む。
【0140】本発明の液晶混合物は強誘電性であるた
め、少なくとも1種の光学活性化合物を含んでいなけれ
ばならない。一般に、混合物は1種以上の光学非活性化
合物(ベース混合物)および1種以上の光学活性化合物
(カイラルドーパント)を含む。
【0141】本発明の液晶混合物に適した成分をさらに
例示する: − WO 86/06401およびUS 4,874,
542に記載のようなフェニルピリミジン誘導体、 − EP−A 0 355 008に記載のような珪素
化合物、 − EP−A 0 541 081に記載のようなただ
1つの側鎖を有するメソゲニック化合物、 − EP−A 0 603 786に記載のようなヒド
ロキノン誘導体、 − WO 92/12974に記載のようなピリジルピ
リミジン、 − P.Keller,Ferroelectrics
58(1984),3およびJ.W,Goodby
等,Liquid Crystal and Orde
red Fluids,Vol.4,New Yor
k,1984に記載のようなフェニルベンゾエート、 − EP−A 0 430 170に記載のようなチア
ゾール、 − EP−A 0 132 377に記載のようなフッ
素化化合物、特にテルフェニル、 − EP−A 0 233 267に記載のような4−
シアノ−シクロヘキシル誘導体、 − EP−A 0 532 916に記載のような2−
フルオロ−ピラジン、 − EP−A 0 546 338およびEP−A 0
647 695に記載のようなインダン化合物、 − DE−A 42 40 041に記載のようなナフ
タレン化合物、並びに − EP−A 0 400 072に記載のようなチオ
フェン化合物。
【0142】適したカイラル非ラセミドーパントの例を
次に示す: − P.Keller,Ferroelectrics
58(1984),3およびJ.W,Goodby
等,Liquid Crystal and Orde
red Fluids,Vol.4,New Yor
k,1984に記載のような光学活性フェニルベンゾエ
ート、 − EP−A 0 263 437およびWO−A 9
3/13093に記載のような光学活性オキシランエー
テル、 − EP−A 0 292 954に記載のような光学
活性オキシランエステル、 − EP−A 0 351 746に記載のような光学
活性ジオキソランエーテル、 − EP−A 0 361 272に記載のような、光
学活性ジオキソランエステル − EP−A 0 355 561に記載のような光学
活性テトラヒドロフラン−2−カルボン酸エステル、 − EP−A 0 237 007およびUS 5,0
51,506に記載のような光学活性2−フルオロアル
キルエーテル、並びに − EP−A 0 428 720に記載のような光学
活性4−シアノ−シクロヘキシル化合物。
【0143】好ましい追加化合物は式(VIII):
【0144】
【化64】
【0145】(式中、R1およびR2は、式(I)で定義
した通りであり;環AおよびBは、互いに独立して、
1,4−フェニレンまたは1,4−シクロヘキシレンで
あり;qおよびpは0、1または2であり、ただし、0
<q+p≦2であり;qまたはpが2の場合、Aまたは
B基は異なっていてもよい)の1種以上のフェニルピリ
ミジン化合物である。
【0146】式(VIII)の特に好ましい化合物の例
は次の通りである:
【0147】
【化65】
【0148】
【化66】
【0149】(式中、R1およびR2は、互いに独立し
て、0〜16個の炭素原子を有するアルキル基であり、
ここで、アルキル基の1つまたは2つの水素原子はFで
置換されていてもよく;R1またはR2は水素でもよい
が、両者は同時に水素であってはならない)。
【0150】本発明の液晶混合物は負の△εを有するの
が好ましい。その絶対値は、ディスプレイの操作範囲温
度、好ましくは10〜40℃、特に好ましくは25℃
で、2以上、特に4以上であるのがさらに好ましい。
【0151】強誘電性液晶表示素子に用いられる液晶混
合物は、I−N*−SA−SC*の相系列(温度の低下に伴
って)、十分に広いN*相および広いSA相、並びにN*
相およびSC*相において十分に長いらせんピッチ(FL
C層の層の厚さの好ましくは少なくとも5倍、より好ま
しくは10倍)を有することが、良好な配向特性が得ら
れるので好ましい。(Iは等方性相、N*はカイラルネ
マチック相、SAはスメクチックA相、およびSC*はカ
イラルスメクチックC相を表す。)特に、スメクチック
A相およびネマチック相は、2相が同時に存在すること
なしに、少なくとも1℃、好ましくは3℃以上、より好
ましくは5℃以上の温度範囲を有していなければならな
い。
【0152】本発明に従って、グループA〜Gの化合物
を、任意に一般式(VIII)の化合物とともに用いる
ことによって、強誘電性液晶の負の△εの絶対値を大き
くすることが可能となる。従来法では、駆動電圧を低く
するために、液晶の自発分極値を十分に低く選択してい
る。しかしながら、本発明は、駆動電圧を上げることな
く、自発分極値を増加させることにより、応答速度の改
善を可能とするものである。本発明では、自発分極値
は、好ましくは1〜30nC/cm2、特に好ましくは
5〜20nC/cm2である。
【0153】自発分極値の増加につれて、スティッキン
グまたは不十分なメモリー性のため、十分なコントラス
トが得られないことが時々観察される。それゆえ、本発
明の強誘電性液晶混合物は、EP−A 0 502 9
64、EP−A 0 385688またはWO−A 9
3/04142に記載のような化合物を少なくとも1種
含有しているのが好ましい。これらの文献は、参照する
ことによってここに記載されたものとする。これらの化
合物の例は、特に、エチレングリコールジメチルエーテ
ルおよびトリエチレングリコールジメチルエーテル、並
びにクラウンエーテル(例えば、12−クラウン−4、
15−クラウン−5、18−クラウン−6等)およびそ
れらの誘導体である。
【0154】本発明の液晶混合物は0.01〜5重量
%、特に0.1〜2重量%の上記化合物を含有している
のが好ましい。
【0155】また、液晶と配向膜との間の境界面におけ
る液晶分子のプレチルト角は10°以下、好ましくは
0.1〜8°であるのが好ましい。
【0156】好ましい態様では、本発明の混合物のΘ
(5V)/Θ(0V)比は1.4以上、好ましくは1.8以上、
特に好ましくは2.0以上である。
【0157】当業者に公知の適したさらなる成分、例え
ば、Y.AokiおよびH.Nohira,Ferro
electrics 1996,178,213−22
0に記載のドーパントを加えることによって、アンチ強
誘電性を示す混合物を得ることができる。
【0158】本発明の混合物は電子光学的なまたは完全
に光学的な素子、例えば表示素子、スイッチング素子、
光モジュレーター、画像処理および/または信号処理用
素子、あるいは一般に非線形光学素子の領域で用いるこ
とができる。
【0159】本発明の強誘電性液晶混合物は電子光学ス
イッチングおよび表示素子(ディスプレイ)において用
いるのに特に適している。通常これらのディスプレイ
は、液晶層が、普通はLC層から始まり、少なくとも1
つの配向膜、電極および制限シート(例えば、ガラスの
シート)の順序の層で両側を囲まれるように構成されて
いる。さらに、これらはスペーサー、接着フレーム、偏
光子、および、カラーディスプレイの場合は薄いカラー
フィルター層を含む。他の可能な成分は、反射防止層、
不動態層、補強層および遮断層並びに電気非線形素子、
例えば薄膜トランジスター(TFT)および金属−絶縁
体−金属(MIM)素子である。液晶ディスプレイの構
造は関連論文(例えば、E.Kaneko,”Liqu
id Crystal TV Displays:Pr
inciples and Applications
of Liquid Crystal Displa
ys”,KTK Scientific Publis
hers 1987参照)にすでに詳しく記載されてい
る。
【0160】これらは逆モードまたはτ−V(min)モー
ドで用いるのに特に有用である。
【0161】本発明はさらに、本発明の上記液晶混合物
を、電極およびその上に形成された配向膜を含む一対の
基板の間に含む、強誘電性液晶(FLC)表示素子を提
供する。
【0162】好ましい態様では、FLCディスプレイは
逆モードで操作される。
【0163】例えば当該分野の技術水準、本発明で用い
られる化合物の合成、または本発明の混合物の応用につ
いて論じるために、いくつかの文献を本明細書に引用し
た。これらの文献は全て、参照することによってここに
記載されたものとする。セルの製造 LQT120(日立化成社)の溶液を2500rpmの
スピンコーティングによってITOを有するガラス基板
上に施す。基板を200℃で1時間加熱して、膜を形成
する。被覆膜をナイロン布で一方向にラビングした後、
ラビング方向が互いに平行となるように、基板の間に厚
さ2.0μmのスペーサーを挿入して基板を組み立て、
セルを作成する。得られるセルを用いて液晶混合物の性
質を測定する。強誘電性液晶素子のτ−V特性における
パルス幅(τ)が極小値(τmin)となる電圧(Vmin
は、液晶混合物を等方性相でセルに注入し、ネマチッ
ク、スメクチックAおよびスメクチックC相に次第に冷
却し、そして25℃でセルに一極性パルスを印加するこ
とにより測定される。
【0164】相転移温度は、光学偏光鏡検法およびDT
Aによって測定した。
【0165】誘電異方性(△ε)は、液晶混合物をホメ
オトロピック配向セルおよびプレナー配向セル(EH
C、セル厚10μm)に注入し、1V、20KHzの電
界を25℃でセルに印加することにより測定する。ホメ
オトロピック配向の値はチルト角に対して補正する。自発分極Ps ダイアマントブリッジ(またはSawver−Towe
r)法(H,Diamant,K,Prenck an
d R.Pepinsky,Rev.Sci.Inst
r.28,30(1957))を用いて、Psを測定す
る。試験セルは5μmの厚さであり、ITOで薄く被覆
されている。
【0166】2Θ(5V)は、高周波矩形パルスを印加しな
がら2メモリー状態の光学検査によって測定した。ピー
クからピークの矩形パルスの電圧は10Vである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 19/20 C09K 19/20 19/28 19/28 19/30 19/30 19/32 19/32 19/34 19/34 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 (71)出願人 598036735 D−65926 Frankfurt am Main,Germany (72)発明者 ハビエル・マネロ ドイツ連邦共和国65835 リーダーバッハ, プラタネンヴェーク 26 (72)発明者 バルバラ・ホルヌンク ドイツ連邦共和国63594 ハゼルロート, シュルスシュトラーセ 21アー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記のグループAの化合物、およびさら
    に下記のグループB〜Gのいずれかの化合物を含む、キ
    ラル非ラセミチルテッドスメクチック液晶混合物: A. 下記の式(I)のフルオロカーボン側鎖を有する
    メソゲン: R(−A1−M1a(−A2−M2b(−A3−M3c−A4−B−Rf (I) [式中、 Rは、 (a) 水素原子、−F、−Cl、−CN、−CF3
    たは−OCF3、 (b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
    は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32で置
    き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
    −C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
    ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
    −シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
    び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Fおよび
    /またはClで置換されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
    たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
    よい: 【化1】 【化2】 (c) B−Rf であり、ただし、 R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
    アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
    ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
    −O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
    −で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Fまたは
    Clで置換されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
    トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
    ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
    緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
    てもよい、であり;Rfは、1〜20個の炭素原子を有
    する直鎖または分枝鎖の部分または完全フッ素化アルキ
    ル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)であり、
    ここで b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−また
    は−CF2−基は、−O−、−S−、−CO−、−CO
    −O−、−O−CO−、−O−CO−O−または−Si
    (CH32で置き換えられていてもよく、および/また
    は、 b2) 1つ以上の−CH2−または−CF2−基は、−
    CH=CH−、−C≡C−、1,4−シクロヘキシレ
    ン、1,4−フェニレン、シクロプロパン−1,2−ジ
    イルまたは1,3−シクロペンチレンで置き換えられて
    いてもよい;Bは、−O−、−S−、−(CH2n+1
    O−、−O−(CH2n+1−、−(CH2n+1−S−、
    −S−(CH2n+1−、−CO−(CH2n−、−CO
    −O−(CH2n−、−O−CO−(CH2n−、−C
    O−S−(CH2n−、−S−CO−(CH2n−、−
    CS−O−(CH2n−、−O−CS−(CH2n−、
    −SO2−(CH2n−、−OSO2−(CH2n−、−
    CH=CH−、−C≡C−、−(CH2n+1−、−CH
    =N−、−N(Ck2K+1)−、−(CH2n−N(Ck
    2K+1)−CO−、−(CH2n−N(Ck2K+1)−
    SO2−、−O−[(CH2m+1−O]l−(CH2
    n−、−[(CH2m+1−O]l−(CH2n−または単
    結合であり、ここで、mおよびnは、互いに独立して、
    0〜15であり(ただし、m+n<16)、kは独立し
    て0〜4であり、そしてlは独立して1〜6である;M
    1、M2、M3は、互いに独立して、−CO−O−、−O
    −CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CS−O
    −、−O−CS−、−CS−S−、−S−CS−、−C
    2−O−、−O−CH2−、−CH2−S−、−S−C
    2−、 −CH 2−CH2−、−CH=CH−、−C≡
    C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH
    2−CH2−、−CH=N−または単結合であり;A1
    2、A3、A4は、互いに独立して、1つ以上のH原子
    がF、Cl、CH 3、C25、OCH3、CF3、OC
    3、および/またはCNで置換されていてもよい1,
    4−フェニレン、1つ以上のCH−基がNで置換されて
    いてもよい1,3−フェニレン、1つ以上のH原子が
    F、Clおよび/またはCNで置き換えられていてもよ
    いピリジン−2,5−ジイル、1つまたは2つのH原子
    がF、Clおよび/またはCNで置き換えられていても
    よいピリミジン−2,5−ジイル、1つまたは2つのH
    原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられてい
    てもよいピラジン−2,5−ジイル、1つまたは2つの
    H原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられて
    いてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1つ以上の水
    素原子がCNおよび/またはFおよび/またはCH3
    置換されていてもよい1,4−シクロヘキシレン、1つ
    以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換え
    られていてもよいナフタレン−2,6−ジイル、1つ以
    上のH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えら
    れていてもよいナフタレン−1,4−ジイル、1つ以上
    のH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられ
    ていてもよいナフタレン−1,5−ジイル、1つまたは
    2つのH原子がF、Clおよび/またはCNで置き換え
    られていてもよいチオフェン−2,5−ジイル、1つま
    たは2つのH原子がF、Clおよび/またはCNで置き
    換えられていてもよいチオフェン−2,4−ジイル、
    [1,3,4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、1
    つのH原子がFで置き換えられていてもよい[1,3]
    −チアゾール−2,4−ジイル、1つのH原子がFで置
    き換えられていてもよい[1,3]−チアゾール−2,
    5−ジイル、1つ以上のH原子がF、Clおよび/また
    はCNで置き換えられていてもよく、そして独立して1
    つまたは2つのCH−基がNで置き換えられていてもよ
    いフェナントレン−2,7−ジイル、1つ以上のH原子
    がF、Clおよび/またはCNで置き換えられていても
    よく、そして独立して1つまたは2つのCH−基がNで
    置き換えられていてもよい9,10−ジヒドロフェナン
    トレン−2,7−ジイル、1つ以上のH原子がF、Cl
    および/またはCNで置き換えられていてもよく、そし
    て独立して1つまたは2つのCH−基がNで置き換えら
    れていてもよいインダン−2,5−ジイル、1つ以上の
    H原子がF、Clおよび/またはCNで置き換えられて
    いてもよく、そして独立して1つまたは2つのCH−基
    がNで置き換えられていてもよいインダン−1−オン−
    2,5−ジイル、ベンゾチアゾール−2,6−ジイル、
    ベンゾチアゾール−2,5−ジイル、ベンゾオキサゾー
    ル−2,6−ジイル、ベンゾオキサゾール−2,5−ジ
    イル、ベンゾフラン−2,5−ジイル、ベンゾフラン−
    2,6−ジイル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−2,
    5−ジイル、ピペラジン−1,4−ジイル、ピペラジン
    −2,5−ジイル、1−アルキル−1−シラシクロヘキ
    シレン−1,4−ジイル、1,3−ジオキサボリナン−
    2,5−ジイル、1,3−ジチアン−2,5−ジイルま
    たは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;a、
    b、cは0または1であり、ただし、式(I)の化合物
    は5つ以上の5または6員環系を含んでいてはならな
    い]; B. 式(II)のフェナントレン誘導体: 【化3】 [式中、 E1、E2、E3、E4、E5およびE6は、−N−、−CF
    −または−CH−であり、ただし、 E1(E4)が−N−または−CF−であるなら、E2
    よびE3(E5およびE6)は−CH−でなければなら
    ず;E2および/またはE3(E5および/またはE6)が
    −CF−であるなら、E 1(E4)は−CH−でなければ
    ならず;E2(E5)が−N−であるなら、E1(E4)は
    −CH−でなければならず、一方、E3(E6)は−CH
    −または−CF−であることができ;そしてE1〜E6
    少なくとも1つは−N−または−CF−でなければなら
    ず;Gは−CH2CH2−または−CH=CH−であり;
    1およびR2は、互いに独立して、 (a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、 (b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
    は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
    置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
    −C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
    ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
    −シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
    び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
    たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
    よい: 【化4】 【化5】 であり、ただし、R1、R2のうちの1つのみが水素原
    子、−F、−Clまたは−CNであることができ、 R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
    アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
    ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
    −O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
    −で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
    トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
    ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
    緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
    てもよい、であり;M1、M2は、互いに独立して、−C
    O−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2
    −、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−C
    2−または単結合であり;A1、A2は、互いに独立し
    て、1つ以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで
    置換されていてもよい1,4−フェニレン、1つのH原
    子がFで置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイ
    ル、ピリミジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで
    置換されていてもよいピラジン−2,5−ジイル、1つ
    のH原子がFで置換されていてもよいピリダジン−3,
    6−ジイル、1つまたは2つの水素原子がCNおよび/
    またはFおよび/またはCH3で置換されていてもよい
    1,4−シクロヘキシレン、チオフェン−2,5−ジイ
    ル、[1,3,4]−チアジアゾール−2,5−ジイ
    ル、[1,3]−チアゾール−2,4−ジイル、[1,
    3]−チアゾール−2,5−ジイル、または1,3−ジ
    オキサン−2,5−ジイルであり;a、bは0または1
    であり、ただし、式(II)の化合物は4つ以上の5ま
    たは6員環系を含んでいてはならない]; C. 式(III)の2−フルオロピリジン誘導体: 【化6】 [式中、 R1およびR2は、互いに独立して、 (a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、 (b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
    は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
    置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
    −C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
    ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
    −シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
    び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
    たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
    よい: 【化7】 【化8】 であり、ただし、R1、R2のうちの1つのみが水素原
    子、−F、−Clまたは−CNであることができ、 R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
    アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
    ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
    −O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
    −で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
    トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
    ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
    緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
    てもよい、であり;M1、M2、M3、M4は、互いに独立
    して、−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、
    −O−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、
    −C≡C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO
    −CH2−CH2−または単結合であり;A1、A2
    3、A4は、互いに独立して、1つ以上のH原子がF、
    Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4
    −フェニレン、1つのH原子がFで置き換えられていて
    もよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5
    −ジイル、1つのH原子がFで置き換えられていてもよ
    いピラジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで置き
    換えられていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1
    つまたは2つの水素原子がCNおよび/またはFおよび
    /またはCH3で置換されていてもよい1,4−シクロ
    ヘキシレン、1つ以上のH原子がF、Clおよび/また
    はCNで置き換えられていてもよいナフタレン−2,6
    −ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、[1,3,
    4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、[1,3]−
    チアゾール−2,4−ジイル、[1,3]−チアゾール
    −2,5−ジイルまたは1,3−ジオキサン−2,5−
    ジイルであり;a、b、c、dは0または1であり、た
    だし、式(III)の化合物は5つ以上の5または6員
    環系を含んでいてはならない]; D. 式(IV)のフェニレン誘導体: 【化9】 [式中、 R1およびR2は、互いに独立して、 (a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、 (b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
    は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
    置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
    −C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
    ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
    −シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
    び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
    たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
    よい: 【化10】 【化11】 であり、ただし、R1、R2のうちの1つのみが水素原
    子、−F、−Clまたは−CNであることができ、 R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
    アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
    ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
    −O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
    −で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
    トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
    ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
    緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
    てもよい、であり;X1およびX2は、互いに独立して、
    水素、F、Cl、CF3またはCNであり、ただし、X1
    およびX2は同時に水素ではなく;M1、M2、M3、M4
    は、互いに独立して、−CO−O−、−O−CO−、−
    CH2−O−、−O−CH2−、−CH2−CH2−、−C
    H=CH−、−C≡C−、−CH2−CH2−CO−O
    −、−O−CO−CH2−CH2−または単結合であり;
    1、A2、A3、A4は、互いに独立して、1つ以上のH
    原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていても
    よい1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置換され
    ていてもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−
    2,5−ジイル、1つのH原子がFで置換されていても
    よいピラジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで置
    換されていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1つ
    または2つの水素原子がCNおよび/またはFおよび/
    またはCH3で置換されていてもよい1,4−シクロヘ
    キシレン、1つ以上のH原子がF、Clおよび/または
    CNで置換されていてもよいナフタレン−2,6−ジイ
    ル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6
    −ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、[1,3,
    4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、[1,3]−
    チアゾール−2,4−ジイル、[1,3]−チアゾール
    −2,5−ジイル、または1,3−ジオキサン−2,5
    −ジイルであり;a、b、c、dは0または1であり、
    ただし、式(IV)の化合物は5つ以上の5または6員
    環系を含んでいてはならない]; E. 式(V)のメタ−置換芳香族化合物: 【化12】 [式中、 X3は、 (a) −F、−Cl、−Brまたは−CN、 (b) 1〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
    −基は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−また
    は−O−CO−で置き換えられていてもよく、および/
    または、 b2) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Clおよ
    び/またはCNで置換されていてもよい;であり;R1
    は、 (a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、 (b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
    は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
    置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
    −C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
    ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
    −シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
    び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
    たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
    よい: 【化13】 【化14】 であり、ただし、X3が−F、−Cl、−Brまたは−
    CNであるならば、R1は水素原子、−F、−Clまた
    は−CNであってはならず; R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
    アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
    ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
    −O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
    −で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
    トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
    ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
    緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
    てもよい、であり;M1、M2、M3は、互いに独立し
    て、−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−
    O−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−
    C≡C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−
    CH2−CH2−または単結合であり;A1、A2、A
    3は、互いに独立して、1つ以上のH原子がF、Clお
    よび/またはCNで置換されていてもよい1,4−フェ
    ニレン、1つのH原子がFで置換されていてもよいピリ
    ジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、
    1つのH原子がFで置換されていてもよいピラジン−
    2,5−ジイル、1つのH原子がFで置換されていても
    よいピリダジン−3,6−ジイル、1つまたは2つの水
    素原子がCNおよび/またはFおよび/またはCH3
    置換されていてもよい1,4−シクロヘキシレン、1つ
    以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで置換され
    ていてもよいナフタレン−2,6−ジイル、チオフェン
    −2,5−ジイル、[1,3,4]−チアジアゾール−
    2,5−ジイル、[1,3]−チアゾール−2,4−ジ
    イル、[1,3]−チアゾール−2,5−ジイル、また
    は1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;a、
    b、cは0または1であり、ただし、式(V)の化合物
    は5つ以上の5または6員環系を含んでいてはならな
    い]; F. 式(VI)の(1,3,4)−チアジアゾール: 【化15】 [式中、 R1およびR2は、互いに独立して、 (a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、 (b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
    は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
    置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
    −C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
    ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
    −シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
    び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
    たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
    よい: 【化16】 【化17】 であり、ただし、R1、R2のうちの1つのみが水素原
    子、−F、−Clまたは−CNであることができ;
    3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
    アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
    ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
    −O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
    −で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
    トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
    ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
    緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
    てもよい、であり;X1、X2、X3は、互いに独立し
    て、−CF−、−N−または−CH−であり;M1、M2
    は、互いに独立して、−CO−O−、−O−CO−、−
    CH2−O−、−O−CH2−、−CH2−CH2−、−C
    H=CH−、−C≡C−、−CH2−CH2−CO−O
    −、−O−CO−CH2−CH2−または単結合であり;
    1、A2、A3は、互いに独立して、1つ以上のH原子
    がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい
    1,4−フェニレン、1つのH原子がFで置換されてい
    てもよいピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,
    5−ジイル、1つのH原子がFで置換されていてもよい
    ピラジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで置換さ
    れていてもよいピリダジン−3,6−ジイル、1つまた
    は2つの水素原子がCNおよび/またはFおよび/また
    はCH3で置換されていてもよい1,4−シクロヘキシ
    レン、1つ以上のH原子がF、Clおよび/またはCN
    で置換されていてもよいナフタレン−2,6−ジイル、
    チオフェン−2,5−ジイル、[1,3,4]−チアジ
    アゾール−2,5−ジイル、[1,3]−チアゾール−
    2,4−ジイル、[1,3]−チアゾール−2,5−ジ
    イル、または1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであ
    り;a、b、cは0または1であり、ただし、式(V
    I)の化合物は5つ以上の5または6員環系を含んでい
    てはならない]; G. 式(VII)の4−シアノシクロヘキシル: 【化18】 [式中、 R1は、 (a) 水素原子、−F、−Clまたは−CN、 (b) 1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基
    は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−O−CO−O−または−Si(CH32−で
    置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つ以上の−CH2−基は、−CH=CH−、
    −C≡C−、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェ
    ニレン、シクロプロパン−1,2−ジイルまたは1,3
    −シクロペンチレンで置き換えられていてもよく、およ
    び/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよく、および/または b4) 末端CH3−基は、次のキラル基(光学活性ま
    たはラセミ性)のいずれか1つで置き換えられていても
    よい: 【化19】 であり;R2は、 (a) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝
    鎖アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たな
    い)、ここで、 a1) 1つまたは2つの非隣接および非末端−CH2
    −基は、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−
    O−CO−または−Si(CH32−で置き換えられて
    いてもよく、および/または、 a2) 1つまたは2つの−CH2−基は、−CH=C
    H−、−C≡C−で置き換えられていてもよく、および
    /または a3) アルキル基の1つ以上の水素原子は、Clおよ
    び/またはCNで置換されていてもよい;であり、ここ
    で、 R3、R4、R5、R6、R7は、互いに独立して、 a) 水素原子、 b) 1〜16個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖
    アルキル基(非対称炭素原子を持つまたは持たない)、
    ここで、 b1) 1つ以上の非隣接および非末端−CH2−基は
    −O−で置き換えられていてもよく、および/または、 b2) 1つまたは2つの−CH2−基は−CH=CH
    −で置き換えられていてもよく、および/または b3) アルキル基の1つ以上の水素原子はClで置換
    されていてもよい、 c) R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テ
    トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブチロラクト
    ンまたはバレロラクトン系に結合しているのならば、一
    緒になって−(CH24−または−(CH25−であっ
    てもよい、であり;M1、M2は、互いに独立して、−C
    O−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2
    −、−CH2−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、
    −CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−C
    2−または単結合であり;A1、A2は、互いに独立し
    て、1つ以上のH原子がF、Clおよび/またはCNで
    置換されていてもよい1,4−フェニレン、1つのH原
    子がFで置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイ
    ル、ピリミジン−2,5−ジイル、1つのH原子がFで
    置換されていてもよいピラジン−2,5−ジイル、1つ
    のH原子がFで置換されていてもよいピリダジン−3,
    6−ジイル、1つまたは2つの水素原子がCNおよび/
    またはFおよび/またはCH3で置換されていてもよい
    1,4−シクロヘキシレン、1つ以上のH原子がF、C
    lおよび/またはCNで置換されていてもよいナフタレ
    ン−2,6−ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、
    [1,3,4]−チアジアゾール−2,5−ジイル、
    [1,3]−チアゾール−2,4−ジイル、[1,3]
    −チアゾール−2,5−ジイル、または1,3−ジオキ
    サン−2,5−ジイルであり;a、bは0または1であ
    り、ただし、式(VII)の化合物は5つ以上の5また
    は6員環系を含んでいてはならない]。
  2. 【請求項2】 グループA〜Gの2〜35種類の化合物
    を含む請求項1に記載の混合物。
  3. 【請求項3】 少なくとも5重量%のグループA〜Gの
    化合物を含む請求項1または2に記載の混合物。
  4. 【請求項4】 以下の各群から選択される化合物の組み
    合わせを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の混
    合物: a) A+B b) A+C c) A+D d) A+E e) A+F f) A+G。
  5. 【請求項5】 以下の各グループから選択される化合物
    の組み合わせを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記
    載の混合物: a) A+B+C b) A+B+D c) A+B+E d) A+B+F e) A+B+G f) A+C+D g) A+C+E h) A+C+F i) A+C+G j) A+D+E k) A+D+F l) A+D+G m) A+E+F n) A+E+G o) A+F+G。
  6. 【請求項6】 以下の各グループから選択される化合物
    の組み合わせを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記
    載の混合物: a) A+B+C+D b) A+B+C+E c) A+B+C+F d) A+B+C+G e) A+B+D+E f) A+B+D+F g) A+B+D+G h) A+B+E+F i) A+B+E+G j) A+B+F+G k) A+C+D+E l) A+C+D+F m) A+C+D+G n) A+C+E+F o) A+C+E+G p) A+C+F+G q) A+D+E+F r) A+D+E+G s) A+D+F+G t) A+E+F+G。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の混
    合物の強誘電性液晶表示素子における使用。
  8. 【請求項8】 強誘電性液晶表示素子がτVminモード
    で操作される、請求項7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の混
    合物を含む強誘電性液晶表示素子。
  10. 【請求項10】 τVminモードで操作される、請求項
    9に記載の素子。
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