JPH0762349A - スメクチック液晶混合物 - Google Patents

スメクチック液晶混合物

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JPH0762349A
JPH0762349A JP6171355A JP17135594A JPH0762349A JP H0762349 A JPH0762349 A JP H0762349A JP 6171355 A JP6171355 A JP 6171355A JP 17135594 A JP17135594 A JP 17135594A JP H0762349 A JPH0762349 A JP H0762349A
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diyl
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JP6171355A
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Barbara Hornung
バルバラ・ホルヌンク
Dietmar Jungbauer
ディートマー・ユングバウアー
Javier Manero
ハビエル・マネロ
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高いコントラスト、良好な配向性、大きなマー
ジン、低いフリッカー及びシェブロン・ジオメトリーに
おける大きな角度を有する強誘電性液晶混合物を提供す
ること。 【構成】 a)下式Iのビスエステル 【化1】 (式中、R1 、R2 は炭素数1又は3〜20のフッ素換
又は無置換の非分枝状又は分枝状のアルキル鎖)及び b)側鎖を1つ有する下式IIの化合物 【化2】 〔式中、R1は炭素数1〜22の直鎖又は分枝状のアル
キル基であり、非隣接−CH2−が−O−等で置換されて
いてもよく;A1〜A4はF又はCN置換または無置換の
1,4−フェニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−
2,5−ジイル、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1,3,4
−チアジアゾール−2,5−ジイル又はナフタレン−2,6−
ジイルであり;M1〜M3は、−CO−O−、−O−CO
−、−CH2−O−、−O−CH2−又は−CH2−CH2−であ
り;a〜fは0又は1でa+c+e=0、1、2又は3で
ある〕を含む液晶混合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、側鎖を1つだけ有する
棒状分子及び一定のフェニルピリミジン誘導体を主成分
とするスメクチック液晶混合物に関する。
【0002】
【従来の技術】アニソトロピック挙動と流動性挙動の特
異な組み合わせにより、液晶(LC)は、電気光学的ス
イッチング及びディスプレイ装置において多様な応用の
可能性が見出されている。
【0003】長らく用いられてきたネマチック液晶相に
加えて、スメクチック液晶相、特に強誘電性液晶相(F
LC)が最近になって益々用いられている。
【0004】強誘電性液晶混合物を含むスイッチング及
びディスプレイ装置(FLC光バルブ)は、例えば、E
P−B0032362(=米国特許第4,367,924
号)に開示されている。FLC光バルブは、例えば、電
気的スイッチングにより、入射(及びおそらくは再反
射)光の強度を変えるようなやり方でそれらの光透過性
を変化させる装置である。例としては、既知の腕時計及
び計算機のディスプレイ又はオフィス・コミニュケーシ
ョン及びテレビ受像機の分野におけるLCディスプレイ
がある。しかしながら、これらは、例えば、フォトコピ
ー機及びプリンターで用いられるような光シャッターも
含んでいる。空間光変調器もLC光バルブの応用分野で
ある〔液晶装置ハンドブック(Liquid Crystal Device
Handbook) ,日刊工業新聞社,東京,1989年;ISBN
4-526-02590-9C3054 及びそこに引用された報文を参照
のこと〕。
【0005】挙げられている電気光学的スイッチング及
びディスプレイ装置は、一般に、FLC層がその両面
で、通常、FLC層から始まり、少なくとも1つの配向
層、電極及びリミティングプレート(例えば、ガラス
製)の順序の複数の層によって挟まれるように構成され
ている。更に、それらは“ゲスト−ホスト”モード又は
反射モードで動作する場合は少なくとも1つの偏光子を
含み、又透過性複屈折モードが用いられる場合には2つ
の偏光子を含む。スイッチング及びディスプレイ素子
は、所望により、拡散遮断層又は絶縁層の如き更なる補
助層を含む。
【0006】上に挙げた配向層は、通常は有機ポリマー
又は斜方蒸着した酸化ケイ素のフィルムをラビングした
ものであり、ディスプレイメーカーによって異なる。
【0007】リミティングプレート間の距離が充分に小
さい場合、配向層によって、FLC分子は、該分子の長
軸が互いに平行に配列し、かつスメクチック平面が該配
向層に対して垂直に配列するか又は傾斜する配置をと
る。この配置において、分子が2つの等価な配向を有
し、それらは電場をパルス状に印加することによってそ
の間で切り替わることができる。
【0008】ディスプレイ全体にわたってSc*相内に
おける均一なプレナー配向を達成するためには、液晶混
合物の相配列が温度の低下につれて以下の通りであるこ
とが有利である。即ち、イソトロピック−ネマチック−
スメクチックA−スメクチックC〔例えば、フラチシュ
ラー (F. Flatischler) ら, Mol. Cryst. Liq. Cryst.
131, 21 (1985);マツモト (T. Matsumoto) ら, pp. 46
8-470, Proc. of the6th Int. Display Research Con
f., Japan Display, 30 September-2 October 1986, To
kyo, Japan ;ムラカミ(M. Murakami) ら, 同文献,pp.
344-347 を参照のこと〕。
【0009】更に、強誘電性(キラルでスメクチック
な)液晶混合物については、Sc*相内において、ヘリ
ックスのピッチが、ディスプレイ内でのヘリックスの形
成を妨げるのに充分な大きさであり、かつ、N*相内に
おいて、該ディスプレイ内での冷却過程がねじれた状態
の形成によって行われないが、その代わりに均一でネマ
チックな相の形成によって行われるほどの大きさである
という条件を満たさなければならない。ディスプレイ内
における均一なプレナー配向の形成は、中でも、高いコ
ントラストを達成するのに必要である。
【0010】上に挙げたように、分子の前後の切り替え
(従って、固定した偏光子設定については明又は暗設
定)は、パルス状に電場を印加することにより起こる。
FLC分子の双安定性により、電圧は配向変化のために
存在しなければならないだけである。ディスプレイの個
々の画素への再分割は、電極の既知のマトリックス配列
により行われる。電極は、一般にディスプレイの外部プ
レートの内側にあり、一方の外部プレート上には行電極
が、他方の外部プレート上には列電極がある。その交差
領域において、画素B、即ち、行電極と列電極の間の液
晶が切り替えられる。FLCディスプレイのためのマル
チプレックス・アドレシングの基本的説明は、例えば、
Proc. SID 28/2, 211 (1978)、及び Ferroelectrics 9
4, 3 (1989)に示されている。
【0011】ディスプレイにおけるFLC混合物の応答
時間τは自発分極PS に反比例し、マイクロセカンドの
範囲内である。
【0012】
【式1】 E=印加された電場の強さ η=回転粘度 θ=傾斜角度又は1/2スイッチング角度 自発分極に加えて、傾斜角度θ、即ち、n−ディレクタ
ー(平均分子方向)と層の法平面の間の角度がかなり重
要である。複屈折Δn及び層の厚みdと共に、それは次
の関係式に従ってディスプレイの明度に影響を与える。
【0013】
【式2】 (TO は入射光の強度であり、λは入射光の波長であ
る。) ディスプレイ内の電極のマトリックス配列の場合には、
列は通常は情報運搬パルス(カラム又はデータパルスと
しても知られている)が印加される電極である。次い
で、行電極がその後に電気パルスによってストロボスコ
ープ様に活性化される。これは、行電極の画素への情報
移行のための前提条件である。ディスプレイの重要な特
性は、像の形成又は変化に必要な時間である。多くの適
用にとって、それはできるだけ短くあるべきである。
【0014】行電極は継続的にアドレスされるため、重
要な要因は情報を読み込むために行電極がアドレスされ
なければならない時間である。この書き込み時間が短け
れば短いほど、液晶をスイッチングするのに必要な電圧
パルスは短くなる。一般に、印加されなければならない
最大電圧はドライバーの選択によって決められ、このた
めスイッチングに必要なパルス幅はできるだけ小さく保
たれるべきである。
【0015】妥当に見積もって、必要なパルス幅と電圧
(=パルス高さ)との積は一定である、即ち、電圧に依
存しないので、スイッチングのためにぴったり必要なパ
ルス面積(CPA=臨界パルス面積)は、液晶の速度を
充分に特徴付けるパラメーターに相当する。CPAはで
きるだけ小さくあるべきである。
【0016】かくして、回転粘度は、次のようにしても
決定することができる(上のτの式を参照のこと)。
【0017】
【式3】 E=適用した電場の強さ η=回転粘度 θ=傾斜角度又は1/2スイッチング角度 更に、ディスプレイ内のLC混合物は、高いマージンと
低いフリッカーを有することが有利である〔ディヨン
(J. Diyon) ら, Ferroelectrics 113 (1991) 371 〕。
マージンは、所定のアドレシング・スキームについて、
パルス高さがLC相が充分に切り替わる程度のものでな
ければならない電圧レンジを意味するものと理解され
る。マージンはバイアス、即ち、行電極パルス電圧とデ
ータパルス電圧との比率によって影響される。ディスプ
レイ内の厚み及び温度変化を相殺するには、マージンは
できるだけ大きくあるべきである。
【0018】マルチプレックス・アドレシングの場合に
は、選択されていない行電極の分子はデータパルスによ
るそれらの静止状態からの撓みを経てから再び弛緩す
る。これにより生ずる明度の変化は、フリッカーとして
知られている。フリッカーはコントラストの低下をもた
らす。リーカー (Rieker) ら〔Phys. Rev. Lett. 59, 2
658 (1987)〕は、イソトロピック相からSA 相までを冷
却すると、ディスプレイ内のSc相がいわゆるシェブロ
ン・ジオメトリーを形成すること、即ち、層が傾斜する
ことを示した。このために、傾斜角度と透過性の間の上
の関係式において有効傾斜角度θeff が用いられなけれ
ばならない。有効傾斜角度は、スメクチック法平面の投
影とセルのガラス表面上への液晶の光学的軸の間の角度
である。
【0019】ディスプレイは、冷却動作中に自然に形成
するシェブロン・ジオメトリーにおいて動作しても、特
殊な電場処理により液晶がそうなるいわゆる準ブックシ
ェルフ・ジオメトリー(QBC)において動作してもよ
い〔例えば、リーガー (H.Rieger) ら, SID 91 Digest
(Anaheim) 1991, p.396 を参照のこと〕。
【0020】個々の物質を用いて上記のパラメーターの
大部分について良好な値を得るのは殆ど不可能である。
このために、種々の物質の混合物が長い間用いられてき
た〔例えば、ベレスネフ (L. A. Beresnev) 、ブリノフ
(L. M. Blinov), Zh. Vsws.Khim. O-VA28 (1983) 149
を参照のこと〕。一般に、かかる混合物はアキラルな基
本混合物と光学活性なドーパントを含む。
【0021】アキラルな基本混合物は、好都合な温度範
囲で広いSc相を保証すべきである。更に、アキラルな
基本混合物は、相配列I−N−SA −Sc、及びできる
だけ低い融点を有するべきである。そうすれば、光学活
性なドーパントは、一般に、ピッチを相殺し光学的アニ
ソトロピーと誘電的アニソトロピーを調和させるため
に、該混合物中で強誘電性を誘発させるのに役立つ。
【0022】これまでに新規なLC物質が供給され、そ
の混合物によって成功を収めてきたにも拘らず、FLC
混合物又はかかる混合物の成分の開発が完全であったと
は決してみなすことができない。ディスプレイ素子(デ
ィスプレイズ)のメーカーは、多様な応用分野のための
広範囲な異なる混合物に興味を抱き続けており、従って
個々の成分にも興味を抱き続けている。
【0023】フェニルピリミジンの一定の誘導体、特に
5−アルキル−2−(4−アルコキシフェニル)ピリミ
ジンが、Sc、SA 及びN相を形成できること〔デムス
(D.Demus) 及びザシュケ (Zaschke), “Flussigkrista
lle in Tabellen" (テーブル内の液晶), VEB Deutsche
r Verlag fur Grundstoffindustrie, Leipnig 1974,pp.
260-261〕、及び、更に光学活性なドーパントの添加に
よってFLC混合物に転化され得ること〔例えば、ブリ
ノフ (M. L. Blinow) ら, Ferroelectrics 59(1984) 1-
20 ;EP−A 0206228及びEP−A 022
5195を参照のこと〕が知られている。
【0024】更に、強誘電性液晶混合物に少なくとも3
種の異なるフェニルピリミジン誘導体を用いることが有
益であることが知られている(WO86/0640
1)。
【0025】EP−A 0356672は、FLC混合
物の成分として一定の光学活性フェニルピリミジンを組
み合わせた2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−ヒド
ロキシピリミジンのビスエステルを記載している。
【0026】
【課題を解決するための手段】驚いたことに、今回、2
−(4−ヒドロキシフェニル)−5−ヒドロキシピリミ
ジンのビスエステルは、側鎖を1つだけ有するメソゲニ
ック(mesogenic) 化合物と共にアキラルな基本混合物を
形成し、光学活性なドーパントを添加すると、優れた特
性プロフィールを有する強誘電性液晶混合物をも形成す
ることが見い出された。
【0027】側鎖を1つだけ有するメソゲニック化合物
は、EP−A 0541081に開示されている。
【0028】従って、本発明は、 a)下式Iの少なくとも1種のビスエステル
【化3】 (式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、1又は3〜20の炭素原子を有し、更に1又は2以
上のH原子がフッ素により置換されていてもよい非分枝
状又は分枝状のアルキル鎖である。)及び b)側鎖を1つだけ有する少なくとも1種の下式IIの化
合物
【化4】 〔式中、R1 は、それぞれ1〜22又は3〜22の炭素
原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、
1又は2の隣接しない−CH2−基が−O−、−CO−、
−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−O−又は−
Si(CH3)2−によって置換されていてもよい基であ
り;A1 、A2 、A3 及びA4 は、同一でも異なってい
てもよく、1又は2のH原子がF又はCNにより置換さ
れていてもよい1,4−フェニレン、1又は2のH原子が
Fにより置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイ
ル、1又は2のH原子がFにより置換されていてもよい
ピリミジン−2,5−ジイル、トランス−1,4−シクロヘ
キシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル又は
ナフタレン−2,6−ジイルであり;M1 、M2 及びM3
は、同一でも異なっていてもよく、−CO−O−、−O
−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−又は−CH2−C
H2−であり、そしてa、b、c、d、e及びfは、0又
は1(但し、a+c+e=0、1、2又は3)であ
る。〕を含む液晶混合物に関する。
【0029】式Iの化合物の幾つかは既知であるが、幾
つかは新規である。
【0030】従って、本発明は、ノナン酸4−(5−ヘ
プタノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニルにも
関する。
【0031】更に、本発明は液晶混合物、特に強誘電性
液晶混合物にノナン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピ
リミジン−2−イル)フェニルを使用することに関す
る。
【0032】本発明による混合物は、低融点及び高いS
c/SA 相転移温度により差別化される。式Iのビスエ
ステルを使用すると、WO86/06041によるフェ
ニルピリミジンのうちの少数だけを含有する優れた特性
プロフィールを有するスメクチック液晶混合物が得られ
る。
【0033】本発明による強誘電性混合物は、特に、高
いコントラスト、良好な配向性、大きなマージン、低い
フリッカー及びシェブロン・ジオメトリーにおける大き
な角度により差別化される。
【0034】式Iの好ましい化合物は、R1 とR2 が互
いに独立して6〜12の炭素原子を有する直鎖状アルキ
ル基である化合物である。
【0035】特に好ましい化合物は、以下の通りであ
る。
【0036】ヘプタン酸4−(5−ヘプタノイルオキシ
ピリミジン−2−イル)フェニル、ヘプタン酸4−(5
−オクタノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニ
ル、ヘプタン酸4−(5−ノナノイルオキシピリミジン
−2−イル)フェニル、ヘプタン酸4−(5−デカノイ
ルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、ヘプタン酸
4−(5−ウンデカノイルオキシピリミジン−2−イ
ル)フェニル、ヘプタン酸4−(5−ドデカノイルオキ
シピリミジン−2−イル)フェニル、ヘプタン酸4−
(5−トリデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フ
ェニル、オクタン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピリ
ミジン−2−イル)フェニル、オクタン酸4−(5−オ
クタノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、オ
クタン酸4−(5−ノナノイルオキシピリミジン−2−
イル)フェニル、オクタン酸4−(5−デカノイルオキ
シピリミジン−2−イル)フェニル、オクタン酸4−
(5−ウンデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フ
ェニル、オクタン酸4−(5−ドデカノイルオキシピリ
ミジン−2−イル)フェニル、オクタン酸4−(5−ト
リデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、
ノナン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピリミジン−2
−イル)フェニル、ノナン酸4−(5−オクタノイルオ
キシピリミジン−2−イル)フェニル、ノナン酸4−
(5−ノナノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニ
ル、ノナン酸4−(5−デカノイルオキシピリミジン−
2−イル)フェニル、ノナン酸4−(5−ウンデカノイ
ルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、ノナン酸4
−(5−ドデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フ
ェニル、ノナン酸4−(5−トリデカノイルオキシピリ
ミジン−2−イル)フェニル、デカン酸4−(5−ヘプ
タノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、デカ
ン酸4−(5−オクタノイルオキシピリミジン−2−イ
ル)フェニル、デカン酸4−(5−ノナノイルオキシピ
リミジン−2−イル)フェニル、デカン酸4−(5−デ
カノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、デカ
ン酸4−(5−ウンデカノイルオキシピリミジン−2−
イル)フェニル、デカン酸4−(5−ドデカノイルオキ
シピリミジン−2−イル)フェニル、デカン酸4−(5
−トリデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニ
ル、ウンデカン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピリミ
ジン−2−イル)フェニル、ウンデカン酸4−(5−オ
クタノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、ウ
ンデカン酸4−(5−ノナノイルオキシピリミジン−2
−イル)フェニル、ウンデカン酸4−(5−デカノイル
オキシピリミジン−2−イル)フェニル、ウンデカン酸
4−(5−ウンデカノイルオキシピリミジン−2−イ
ル)フェニル、ウンデカン酸4−(5−ドデカノイルオ
キシピリミジン−2−イル)フェニル、ウンデカン酸4
−(5−トリデカノイルオキシピリミジン−2−イル)
フェニル、ドデカン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピ
リミジン−2−イル)フェニル、ドデカン酸4−(5−
オクタノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、
ドデカン酸4−(5−ノナノイルオキシピリミジン−2
−イル)フェニル、ドデカン酸4−(5−デカノイルオ
キシピリミジン−2−イル)フェニル、ドデカン酸4−
(5−ウンデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フ
ェニル、ドデカン酸4−(5−ドデカノイルオキシピリ
ミジン−2−イル)フェニル、ドデカン酸4−(5−ト
リデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、
トリデカン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピリミジン
−2−イル)フェニル、トリデカン酸4−(5−オクタ
ノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニル、トリデ
カン酸4−(5−ノナノイルオキシピリミジン−2−イ
ル)フェニル、トリデカン酸4−(5−デカノイルオキ
シピリミジン−2−イル)フェニル、トリデカン酸4−
(5−ウンデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フ
ェニル、トリデカン酸4−(5−ドデカノイルオキシピ
リミジン−2−イル)フェニル、トリデカン酸4−(5
−トリデカノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニ
ル。
【0037】式Iの化合物は、例えば、N,N'−カルボニ
ルジイミダゾール、ジシクロヘキシルカルボジイミド又
はアゾジカルボン酸エチル/トリフェニルホスフィンの
如き水結合性物質又は縮合剤の存在下で、適当なフェノ
ール類をカルボン酸類と反応させることによって調製す
ることができる。それらは、なかんずく、酸捕捉剤、特
にピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン
又は塩基性イオン交換体の存在下で酸ハライドを反応さ
せることによって合成することもできる。これら反応及
びそれらが進行する条件は、文献から公知である(例え
ば、ハウベン−ウェイル (Houben-Weyl), Methoden der
organischen Chemie, Georg Thieme Verlag, Stuttgar
t を参照のこと)。説明のために、化合物、つまりノナ
ン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピリミジン−2−イ
ル)フェニルの合成を以下に記載する。
【0038】ノナン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピ
リミジン−2−イル)フェニルの合成: a)1.60gのノナン酸を50mlの無水塩化メチレン
中に溶解させて、2.7gの4−(5−ベンジルオキシピ
リミジン−2−イル)フェノールを添加する。2.1gの
ジシクロヘキシルカルボジイミドと0.05gのジメチル
アミノピリジンを添加し、該混合液を室温で18時間攪
拌する。この混合物を濾過して、溶媒を減圧留去する。
残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにかける。生成
物、つまりノナン酸4−(5−ベンジルオキシピリミジ
ン−2−イル)フェニルをn−ヘキサンから再結晶す
る。
【0039】収量:3.5g b)3.5gのノナン酸4−(5−ベンジルオキシピリミ
ジン−2−イル)フェニルを100mlのTHF中に溶
解させて、0.5gの10%Pd活性炭を添加して、該混
合液を25℃で攪拌しながら水素化する。該混合液をコ
ロライト (corolite) で濾過し、溶媒を減圧留去して、
2.5gのノナン酸4−(5−ヒドロキシピリミジン−2
−イル)フェニルを得る。
【0040】式IIの化合物の合成は、EP−A 054
1081及び本明細書に引用した文献に記載されてい
る。
【0041】側鎖を1つだけ有する式IIの好ましい化合
物は、符号及び添字が次の意味を有する化合物である:
1 が、1〜14の炭素原子を有する直鎖状のアルキル
基であって、1又は2の隣接しない−CH2−基が−O
−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−C
O−O−又は−Si(CH3)2−によって置換されていて
もよい基であり;A1 、A2 、A3 及びA4 が、同一で
も異なっていてもよく、1又は2のH原子がFにより置
換されていてもよい1,4−フェニレン、1又は2のH原
子がFにより置換されていてもよいピリミジン−2,5−
ジイル、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1,3,4−
チアジアゾール−2,5−ジイル、1又は2のH原子がF
により置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイルで
ある。
【0042】特に好ましい化合物は、下式IIa〜IIqの
化合物である。
【0043】
【化5】
【化6】
【化7】 成分a)及びb)に加えて、本発明による混合物は更な
る成分を含有してもよい。本発明による強誘電性混合物
は、少なくとも1種の更なるキラルな非ラセミ体化合物
を含有する。
【0044】本発明による混合物は、0.01〜80重量
%、好ましくは1〜60重量%の式I及びIIの化合物そ
れぞれを含有する。本発明による混合物は、好ましくは
1〜5、特に好ましくは1〜3、特に1〜2種の式Iの
化合物と、1〜5、特に好ましくは1〜3種の式IIの化
合物を含有する。本発明による混合物は、好ましくは、
全部で2〜35、特に好ましくは2〜20の個々の成分
を含有する。
【0045】本発明による混合物を調製するには、個々
の物質を、例えば、イソトロピック相中で攪拌して適当
なフィルターで粒子及び懸濁物を取り除く。
【0046】本発明による混合物の更なる成分は、好ま
しくは、スメクチック及び/又はネマチック及び/又は
コレステリック相を有する既知化合物から選ばれる。こ
れらには、例えば、次の化合物が含まれる。
【0047】− 例えば、WO86/06401及び米
国特許第4,874,542号に記載されたフェニルピリミ
ジンの誘導体、 − 例えば、EP−A 0578054に記載された6
員環を有するm−置換芳香族化合物、 − 例えば、EP−A 0355008に記載されたケ
イ素化合物、 − 例えば、ドイツ特許出願P4243705に記載さ
れたハイドロキノン誘導体、 − 例えば、WO92/12974に記載されたピリジ
ルピリミジン、 − 例えば、ケラー (P.Keller) , Ferroelectrics 58
(1984), 3 及びグッドバイ (J.W.Goodby) ら, Liquid C
rystals and Ordered Fluids, Vol. 4, NewYork,1984
に記載されたフェニルベンゾエート、及び − 例えば、EP−A 0528415に記載された大
環状化合物。
【0048】適するキラルな非ラセミ体ドーパンドは、
次の通りである。
【0049】− 例えば、ケラー, Ferroelectrics 58
(1984), 3 及びグッドバイら, LiquidCrystals and Ord
ered Fluids, Vol. 4, New York, 1984 に記載された
光学活性なフェニルベンゾエート、 − 例えば、EP−A 0263437及びWO−A9
3/13093に記載された光学活性なオキシランエー
テル、 − 例えば、EP−A 0292954に記載された光
学活性なオキシランエーテル、 − 例えば、EP−A 0351746に記載された光
学活性なジオキソランエーテル、 − 例えば、EP−A 0361272に記載された光
学活性なジオキソランエーテル、及び − 例えば、EP−A 0355561に記載されたテ
トラヒドロフラン−2−カルボン酸エステル。
【0050】本発明による混合物の特に好ましい更なる
成分は、以下の式III 〜XVI の化合物である。
【0051】A.下式III 及びVIのフェニルピリミジ
ン。
【0052】
【化8】 (式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1〜18又は3〜18の炭素原子を有する
直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、R1 とR2
のいずれか一方の酸素に隣接するCH2基が−CO−;
【化9】 により置換されていてもよい基である。)
【化10】 (式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1〜18又は3〜18の炭素原子を有する
分枝状又は非分枝状のアルキル基であって、酸素に隣接
するCH2基が−CO−;
【化11】 により置換されていてもよい基である。) B.6員環を有する下式Vのm−置換芳香族化合物。
【0053】
【化12】 〔式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1〜22又は3〜22の炭素原子を有する
直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、1又は2の隣
接しない−CH2−基が−O−、−CO−、−CO−O
−、−O−CO−、−O−CO−O−又は−Si(C
H3)2−によって置換されていてもよい基であり;A1
2 及びA3 は、同一でも異なっていてもよく、1又は
2のH原子がFにより置換されていてもよい1,4−フェ
ニレン、1又は2のH原子がFにより置換されていても
よいピリジン−2,5−ジイル、1又は2のH原子がFに
より置換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、
1又は2のH原子が−CN及び/又は−CH3により置換
されていてもよいトランス−1,4−シクロヘキシレン又
は1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイルであり;ま
た、A1
【化13】 であってもよく;M1 、M2 及びM3 は、同一でも異な
っていてもよく、−O−、−CO−O−、−O−CO
−、−CH2−O−、−O−CH2−又は−CH2−CH2−で
あり;X1 、X2 、X3 、X4 、X5 、X6 、X7 及び
8 はCH又はNであって、6員環当たりのN原子の数
が0、1又は2であり;そしてa、b、c、d、e及び
fは、0又は1(但し、a+c+e=0、1又は2)で
ある。〕 C.下式VIの炭酸エステル。
【0054】
【化14】 〔式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1〜22又は3〜22の炭素原子を有する
直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;A1 、A2 及び
3 は、同一でも異なっていてもよく、1又は2のH原
子がFにより置換されていてもよい1,4−フェニレン、
1又は2のH原子がFにより置換されていてもよいピリ
ミジン−2,5−ジイル、又は1又は2のH原子がFによ
り置換されていてもよいピリジン−2,5−ジイルであ
り;M1 及びM2 は同一でも異なっていてもよく、−O
−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CH2
O−、−O−CH2−又は−CH2−CH2−であり;a、
b、c、d、e及びfは、0又は1(但し、a+c+e
=0、1、2又は3)である。〕 D.下式VII のケイ素化合物。
【0055】
【化15】 〔式中、R1 は、それぞれ1〜22又は3〜22の炭素
原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、
1又は2の隣接しない−CH2−基が−O−、−CO−、
−CO−O−、−O−CO−又は−O−CO−O−によ
って置換されていてもよい基であり;R2 は、それぞれ
1〜22又は3〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分
枝状のアルキル基であって、1又は2の隣接しない−C
H2−基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO
−又は−O−CO−O−によって置換されていてもよい
(但し、酸素に結合していない1つのCH2基が−Si
(CH3)2−によって置換されている)基であり;A1
2 及びA3 は、同一でも異なっていてもよく、1又は
2のH原子がFにより置換されていてもよい1,4−フェ
ニレン、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1又は2
のH原子がFにより置換されていてもよいピリジン−2,
5−ジイル、1又は2のH原子がFにより置換されてい
てもよいピリミジン−2,5−ジイル、又は1,3,4−チア
ジアゾール−2,5−ジイルであり;M1 及びM2 は、同
一でも異なっていてもよく、−CO−O−、−O−CO
−、−CH2−O−又は−O−CH2−であり;そしてi、
k、l、m及びnは、0又は1(但し、i+l+n=2
又は3)である。〕 E.下式VIIIのハイドロキノン誘導体。
【0056】
【化16】 (式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1又は3〜16、好ましくは1又は3〜1
0の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基で
あって、1又は2の隣接しない−CH2−基が−O−、−
CO−、−CO−O−、−O−CO−又は−O−CO−
O−によって置換されていてもよい基であり;R3 は、
−CH3、−CF3又は−C2H5 であり;A1 及びA2 は、
互いに独立して、
【化17】 である。) F.下式(IX)のピリジルピリミジン。
【0057】
【化18】 (式中、AはNでありかつBはCHであるか又はAはC
HでありかつBはNであり、CはNでありかつDはCH
であるか又はCはCHでありかつDはNであって、1又
は2のCH基がCFによって置き換えられていてもよ
く;そしてR1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1〜22又は3〜22の炭素原子を有する
直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、1又は2の隣
接しない−CH2−基が−O−、−CO−、−CO−O
−、−O−CO−又は−O−CO−O−によって置換さ
れていてもよい基である。) G.下式Xのフェニルベンゾエート。
【0058】
【化19】 〔式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1〜22又は3〜22の炭素原子を有する
直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、1又は2の隣
接しない−CH2−基が−O−、−CO−、−CO−O
−、−O−CO−又は−O−CO−O−によって置換さ
れていてもよい基であり;M1 及びM2 は、同一でも異
なっていてもよく、−CO−O−又は−O−CO−であ
り;そしてa、b、c、d及びeは、0又は1(但し、
a+c+e=2又は3、b+d=1又は2)である。〕 H.下式XIの光学活性なフェニルベンゾエート。
【0059】
【化20】 〔式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ1〜22又は3〜22の炭素原子を有する
直鎖状又は分枝状のアルキル基であって、1又は2の隣
接しない−CH2−基が−O−、−CO−、−CO−O
−、−O−CO−又は−O−CO−O−によって置換さ
れていてもよく、R1 とR2 基の少なくとも1つがキラ
ルで非ラセミ体である基であり;M1 及びM2 は、同一
でも異なっていてもよく、−CO−O−、−O−CO−
又は単結合であり;そしてa、b、c、d及びeは0又
は1(但し、a+c+e=2又は3)である。〕 I.下式XII の光学活性なオキシランエーテル。
【0060】
【化21】 (式中、*はキラル中心であり;R1 は、それぞれ1〜
22又は3〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状
のアルキル基であって、1又は2の隣接しない−CH2
基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、
−O−CO−O−又は−Si(CH3)2−によって置換さ
れていてもよい基であるか、又は次の光学活性な基であ
り;
【化22】 2 、R3 、R4 、R5 、R6 及びR7 は、互いに独立
してH又はそれぞれ1〜16又は3〜16の炭素原子を
有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;Pは−C
H2−又は−CO−であり;A1 、A2 及びA3 は、同一
でも異なっていてもよく、1又は2のH原子がFにより
置換されていてもよい1,4−フェニレン、1又は2のH
原子がFにより置換されていてもよいピリジン−2,5−
ジイル、1又は2のH原子がFにより置換されていても
よいピリミジン−2,5−ジイル、1又は2のH原子が−
CN及び/又は−CH3により置換されていてもよいトラ
ンス−1,4−シクロヘキシレン、又は1,3,4−チアジア
ゾール−2,5−ジイルであり;M1 及びM2 は、同一で
も異なっていてもよく、−CO−O−、−O−CO−、
−CH2−O−、−O−CH2−又は−CH2−CH2−であ
り;そしてa、b、c、d及びeは、0又は1であ
る。) J.下式XIIIの光学活性なオキシランエーテル。
【0061】
【化23】 (式中、*はキラル中心であり;R1 は、それぞれ1〜
22又は3〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状
のアルキル基であって、1又は2の隣接しない−CH2
基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、
−O−CO−O−又は−Si(CH3)2−によって置換さ
れていてもよい基であり;R2 、R3 及びR4 は、同一
でも異なっていてもよく、H又は1〜16の炭素原子を
有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり;A1 、A
2 及びA3 は、同一でも異なっていてもよく、1又は2
のH原子がFにより置換されていてもよい1,4−フェニ
レン、1又は2のH原子がFにより置換されていてもよ
いピリジン−2,5−ジイル、1又は2のH原子がFによ
り置換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1
又は2のH原子が−CN及び/又は−CH3により置換さ
れていてもよいトランス−1,4−シクロヘキシレン、又
は1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイルであり;M1
及びM2 は、同一でも異なっていてもよく、−CO−O
−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−又は−
CH2−CH2−であり;そしてa、b、c、d及びeは、
0又は1である。) K.下式XIV の光学活性なジオキソランエーテル。
【0062】
【化24】 (式中、*はキラル中心であり;R1 は、それぞれ1〜
22又は3〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状
のアルキル基であって、1又は2の隣接しない−CH2
基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、
−O−CO−O−又は−Si(CH3)2−によって置換さ
れていてもよい基であり;R2 、R3 及びR4 は、同一
でも異なっていてもよく、H又は1〜16の炭素原子を
有する直鎖状又は分枝状のアルキル基であり、R2 とR
3 は一緒に−(CH2)5−を形成してもよく;A1 、A2
及びA3 は、同一でも異なっていてもよく、1又は2の
H原子がFにより置換されていてもよい1,4−フェニレ
ン、1又は2のH原子がFにより置換されていてもよい
ピリジン−2,5−ジイル、1又は2のH原子がFにより
置換されていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1又
は2のH原子が−CN及び/又は−CH3により置換され
ていてもよいトランス−1,4−シクロヘキシレン、又は
1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイルであり;M1
びM2 は、同一でも異なっていてもよく、−CO−O
−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−又は−
CH2−CH2−であり;そしてa、b、c、d及びeは、
0又は1である。) L.下式XVの光学活性なジオキソランエーテル。
【0063】
【化25】 (式中、*はキラル中心であり;R1 は、それぞれ1〜
16の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基
であって、1又は2の隣接しない−CH2−基が−O−、
−CO−、−CO−O−又は−O−CO−によって置換
されていてもよい基であり;R2 、R3 及びR4 は、同
一でも異なっていてもよく、H又は1〜16の炭素原子
を有する直鎖状のアルキル基であり;A1 、A2 及びA
3 は、同一でも異なっていてもよく、1又は2のH原子
がFにより置換されていてもよい1,4−フェニレン、1
又は2のH原子がFにより置換されていてもよいピリジ
ン−2,5−ジイル、1又は2のH原子がFにより置換さ
れていてもよいピリミジン−2,5−ジイル、1又は2の
H原子が−CN及び/又は−CH3により置換されていて
もよいトランス−1,4−シクロヘキシレン、又は1,3,4
−チアジアゾール−2,5−ジイルであり;M1 及びM2
は、同一でも異なっていてもよく、−CO−O−、−O
−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−又は−CH2−C
H2−であり;そしてa、b、c、d及びeは、0又は1
である。) M.下式XVI の大環状化合物。
【0064】
【化26】 (式中、nは0又は1であり;そしてYは、−CO−
(t−ブチル)又は−CO−(アダマンチル)であ
る。) 本発明による混合物は、光学技術の全ての領域、例え
ば、スイッチング及びディスプレイ素子(ディスプレイ
ズ)、光バルブ及びNLO特性を有する部品の用途に適
している。本発明による混合物は、スメクチック液晶の
特性が用いられる用途に特に適している。
【0065】しかしながら、該混合物は一般にネマチッ
ク相も形成するので、ネマチック技術の領域においても
原則として使用可能である。アキラルな基本混合物は、
例えば、ガスクロマトグラフィーのカラム充填剤のよう
なアニソトロピック流体が用いられる全ての領域で用い
ることができる。
【0066】本発明による強誘電性混合物は、SSFL
C作用の利用(例えば、グッドバイら, Ferroelectric
Liquid Crystals, 24 ff., Gordon & Breach, Philadel
phia, 1991を参照のこと)を基礎とする、従来技術の項
で記載したFLCセルに好ましく用いられる。
【0067】これらセルでは、本発明による化合物は、
好ましくは、例えば、DE4212893又は “Cycli
sche Strukturelemente enthaltende Silan-Koppler al
s Orientierungsschichten"〔配向層として環状構造素
子を含有するシランカプラー〕と題するドイツ特許出願
において提案された配向層と組み合わせて用いられる。
そこには、下式XVIIの化合物の準単分子層を含む液晶用
配向膜が記載されており、該化合物は、An 基の単結合
を介して酸素含有層に結合している。
【0068】Cy −Sp −An XVII 〔式中、Cy は、縮合ベンゼン環及びヘテロ原子として
−O−、−N−、−S−、−Si−及び−B−を含有し
てもよい8又はそれ以上の環員を有する中環状又は大環
状炭素環であり;Sp は、1〜20の炭素原子を有する
アルキル基であって、1又は2の隣接しない−CH2−基
が−O−、−S−、−CO−、−O−CO−、−NH−
CO−、−O−COO−、−NH−CO−NH−、−N
H−CO−O−、−SO2−、−Si(CH3)2−、−CH
=CH−又は−C≡C−によって置換されていてもよい
基であり;An は、SiX123 (X1 は単結合で
あり、X2 及びX3 は、互いに独立して、単結合、アル
キル基又はアルコキシ基である)である。〕 本発明による混合物は、更に、フィールド処理、例え
ば、準ブックシェルフ・ジオメトリー(QBC)〔例え
ば、リーガーら, SID 91 Digest (Anaheim) 1991, p.39
6 を参照のこと〕での動作に適している。
【0069】本発明による混合物は、DHF作用又はP
SFLCD作用(SBF、つまり短ピッチ双安定性強誘
電性作用としても知られているピッチ安定化強誘電性液
晶ディスプレイ)の利用を基礎とする強誘電性液晶ディ
スプレイにおける用途にも同じく適している。DHF作
用は、例えば、オストロフスキー (B.I. Ostrovski)に
より Advances in Liquid Crystal Reseach and Applic
ations, Oxford/Budapest, 1980, 469 ff.に記載されて
おり、PSFLCD作用は、例えば、DE−A3920
625及びEP−A 0405346に記載されてい
る。この作用を利用するには、SSFLC作用とは対照
的に、短いScピッチを有する液晶物質が必要である。
【0070】実施例により本発明をより詳細に説明する
が、限定することを意図したものではない。
【0071】
【実施例】本発明による混合物の物性を明らかにするた
めに種々の測定方法を用いた。
【0072】相転移温度は、偏光顕微鏡を用いて加熱し
た時の構造上の変化から測定した。融点は、DSC測定
器を用いて測定した。
【0073】イソトロピック相 (I) ネマチック相 (N又はN*) スメクチックC相 (Sc又はSc*) スメクチックA相 (SA ) 結晶相 (X) の間の相転移温度データを℃で表示し、相配列内の相の
名称の間にその値を示している。括弧内の値は、冷却の
際に得られた。
【0074】該混合物の電気光学的特性を測定するため
に、上記の配向層を有する自製1画素テストセルを用い
る。液晶層の厚さは、1.5〜2μmの間で変動する。減
圧を使用して又は使用しないで、イソトロピック相内の
毛管力により該セルを満たした。CPA測定は、バイア
スB=4:1で、SPIE 1665, Liquid Crystal Material
s, Devices and Applications (1992)に示された電気ア
ドレシング・スキームを用いて行った。マージンの測定
は、バイアスB=4:1で、同じ引用文献に示されたア
ドレシング・スキームを用いて行った。この際、得られ
たマージン(%)は、同じスキームを用いて測定した限
界電圧に関連する。
【0075】実施例1 以下の構成成分:
【化27】
【化28】 を有する本発明による混合物M1は、次の相連続を有す
る。
【0076】
【式4】 実施例2 以下の構成成分:
【化29】
【化30】 を有する本発明による混合物M2は、次の相レンジを有
する。
【0077】
【式5】 実施例3 比較混合物V1は、WO86/06401に記載された
6種のフェニルピリミジンを含有する。これら6化合物
の濃度の合計は、43.7モル%である。この混合物にノ
ナン酸4−(5−ヘプタノイルオキシピリミジン−2−
イル)フェニル(式Iの化合物)を添加すると、本発明
による混合物M3が得られる。表1から、本発明による
混合物は、より低い融点と広いSc*相レンジを有する
ことが分かる。
【0078】M3では、WO86/06401に開示さ
れた6化合物と本発明による化合物の濃度の合計は、4
6.6モル%である。
【0079】比較混合物V2はV1と性質的に同じ組成
を有するが、WO86/06401に開示された6化合
物の濃度の合計は、V1における43.7モル%に比較し
て46.6モル%である。
【0080】従って、V2におけるWO86/0640
1に開示された6化合物の濃度の合計は、M3における
前記6化合物と本発明による化合物の濃度の合計と同じ
である。
【0081】表1は、本発明による混合物M3も、V2
と比較して有意に向上した融点とSc*相レンジを有す
ることを示している。
【0082】
【表1】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】 実施例4 実施例3に既に示したように、本発明による式Iの物質
は、非常に高い溶解性を有し、相挙動及び融点に関して
極めて積極的な作用を有する。WO86/06401
は、式I、III 及びIVの化合物の少なくとも3種が、適
当な混合物の調製に必要であると述べているが、本発明
による混合物は、混合物中のこれら化合物の数を有意に
減少させる。
【0083】比較混合物3(V3)は、WO86/06
401による物質を1種だけ含有する。それは良好な融
点を有するが、Sc/SA 相転移は不満足なものであ
る。ドーパント濃度を維持しながら、第1に、実施例3
からの本発明による式Iの物質を、そして第2に、共融
3成分系ビスアルコキシフェニルピリミジン混合物(W
O86/06401を参照のこと)を、15モル%の程
度まで混合して、混合物M4とV4を得る。
【0084】本発明による物質の相配列及び共融比較混
合物の相配列は: 実施例1からの式Iの物質:X63(35)Sc81N
89I WO86/06401による共融混合物:X21Sc8
4SA 94N97I 比較混合物3(V3)は、次の相レンジを有する:
【0085】
【式6】 本発明による混合物M4は、15モル%のノナン酸4−
(5−ヘプタノイルオキシピリミジン−2−イル)フェ
ニルを添加することによりこの混合物から得られる。M
4は、次の相レンジを有する:
【0086】
【式7】 本発明による混合物は、有意により広いSc*相レンジ
を有する。
【0087】18モル%のビスアルコキシフェニルピリ
ミジンの3成分系共融混合物をV3に添加すると、比較
混合物V4が得られる。
【0088】これは、次の相レンジを有する:
【0089】
【式8】 本発明による混合物は、より広いSc*相レンジとより
低い融点を有する。これは、本発明による式Iのビスエ
ステルがそれ自体では、V4中に存在する3成分系共融
混合物よりも有意に高い融点と有意に小さいSc相レン
ジを有することからすると、全く驚くべきである。
【0090】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【表2】 表2から分かるように、本発明による混合物M4につい
ての構造Iにおけるスイッチング角度は、V3に比較し
て明確に増加しているにも拘らず、CPAは減少してお
り、同時に相対マージンが有意に増加している。比較混
合物V4は低いCPAを有しているが、これは有意に低
いスイッチング角度のせいである。しかしながら、V4
のマージン及び回転粘度は、M4におけるよりも有意に
悪化している。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/13 500 (72)発明者 ハビエル・マネロ ドイツ連邦共和国デー−65931 フランク フルト,ジントリンガー・バーンシュトラ ーセ 163

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも1種の下式Iで表される
    ビスエステル 【化1】 (式中、 R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよく、1又は
    3〜20の炭素原子を有し、更に1又は2以上のH原子
    がフッ素により置換されていてもよい非分枝状又は分枝
    状のアルキル鎖である。)及び b)側鎖を1つだけ有する少なくとも1種の下式IIの化
    合物 【化2】 〔式中、 R1 は、1〜22の炭素原子を有する直鎖状のアルキル
    基又は3〜22の炭素原子を有する分枝状のアルキル基
    であって、1又は2の隣接しない−CH2−基が−O−、
    −CO−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO−
    O−又は−Si(CH3)2−によって置換されていてもよ
    い基であり;A1 、A2 、A3 及びA4 は、同一でも異
    なっていてもよく、1又は2のH原子がF又はCNによ
    り置換されていてもよい1,4−フェニレン、1又は2の
    H原子がFにより置換されていてもよいピリジン−2,5
    −ジイル、1又は2のH原子がFにより置換されていて
    もよいピリミジン−2,5−ジイル、トランス−1,4−シ
    クロヘキシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイ
    ル又はナフタレン−2,6−ジイルであり;M1 、M2
    びM3 は、同一でも異なっていてもよく、−CO−O
    −、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−又は−
    CH2−CH2−であり;そしてa、b、c、d、e及びf
    は、0又は1(但し、a+c+e=0、1、2又は3)
    である。〕を含む液晶混合物。
  2. 【請求項2】 1又は2以上の請求項1の式Iの化合物
    を0.1〜80重量%含有する、請求項1記載の液晶混合
    物。
  3. 【請求項3】 1又は2以上の請求項1の式IIの化合物
    を0.1〜80重量%含有する、請求項1又は2記載の液
    晶混合物。
  4. 【請求項4】 2〜20の成分を含有する、請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の液晶混合物。
  5. 【請求項5】 強誘電性である、請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の液晶混合物。
  6. 【請求項6】 請求項1の式IのR1 及びR2 が、同一
    でも異なっていてもよく、6〜12の炭素原子を有する
    直鎖状のアルキル鎖である、請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の液晶混合物。
  7. 【請求項7】 式IIにおいて、R1 が、1〜14の炭素
    原子を有する直鎖状のアルキル基であって、1又は2の
    隣接しない−CH2−基が−O−、−CO−、−CO−O
    −、−O−CO−、−O−CO−O−又は−Si(C
    H3)2−によって置換されていてもよい基であり;A1
    2 、A3 及びA4 が、同一でも異なっていてもよく、
    1又は2のH原子がFにより置換されていてもよい1,4
    −フェニレン、1又は2のH原子がFにより置換されて
    いてもよいピリミジン−2,5−ジイル、トランス−1,4
    −シクロヘキシレン、1,3,4−チアジアゾール−2,5−
    ジイル、1又は2のH原子がFにより置換されていても
    よいピリジン−2,5−ジイルである、請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の液晶混合物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の液
    晶混合物を含有する電気光学的スイッチング及びディス
    プレイ素子。
  9. 【請求項9】 ノナン酸4−(5−ヘプタノイルオキシ
    ピリミジン−2−イル)フェニル。
  10. 【請求項10】 液晶混合物にノナン酸4−(5−ヘプ
    タノイルオキシピリミジン−2−イル)フェニルを用い
    る方法。
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