JPH11236385A - カルバモイル置換アセタールおよびそれを含む組成物 - Google Patents

カルバモイル置換アセタールおよびそれを含む組成物

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JPH11236385A
JPH11236385A JP10336386A JP33638698A JPH11236385A JP H11236385 A JPH11236385 A JP H11236385A JP 10336386 A JP10336386 A JP 10336386A JP 33638698 A JP33638698 A JP 33638698A JP H11236385 A JPH11236385 A JP H11236385A
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compound
resin
isocyanate
polyhydric alcohol
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JP10336386A
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Charles C Carroll
シー. キャロル チャールズ
Nathan A Mehl
エイ.メル ネイサン
John W Miley
ダブリュー. ミリー ジョン
Joseph M Salley
エム.サリー ジョセフ
John G Lever
ジー.レバー ジョン
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Milliken Research Corp
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Milliken Research Corp
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    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
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    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い範囲の熱可塑性樹脂および有機液体に有
効である透明化剤/ゲル化剤を提供すること。 【解決手段】 (a)2モルの芳香族アルデヒドと5以
上のヒドロキシル基を有する多価アルコールとの縮合反
応によって形成されるジアセタール;および(b)イソ
シアネートとの付加物を含む化合物であって、このイソ
シアネートはこの多価アルコールの遊離ヒドロキシル基
と反応する、化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多価アルコールお
よび芳香族アルデヒドのジアセタールのカルバモイル誘
導体に関し、これらはポリマー樹脂の核形成剤(nuc
leatingagent)および有機液体のゲル化
(gelling)および増粘剤(thickenin
g agent)として有用である。
【0002】
【従来の技術】結晶性ポリオレフィン樹脂から製造され
る製品のくもり(haze)を軽減するための核形成剤
の使用は当該分野で周知である。ソルビトールおよびキ
シリトールの代表的なアセタール(これらは透明化剤
(clarifying agents)として使用さ
れてきた)は、以下の米国特許を含む:Hamada
ら、米国特許第4,016,118号、ジベンジリデン
ソルビトール;Kawaiら、米国特許第4,314,
039号、ジ(アルキルベンジリデン)ソルビトール;
Mahaffey,Jrら、米国特許第4,371,6
45号、少なくとも1つの塩素または臭素置換基を有す
るソルビトールのジアセタール;Kobayashi
ら、米国特許第4,954,291号、ジメチルまたは
トリメチル置換ベンズアルデヒドおよび非置換ベンズア
ルデヒドの混合物から作製されたソルビトールおよびキ
シリトールのジアセタールの分布;およびReker
s、米国特許第5,049,605号、炭素環式環を形
成する置換基を含むビス(3,4−ジアルキルベンジリ
デン)ソルビトール。
【0003】アセタールを製造する方法は、Murai
ら、米国特許第3,721,682号およびNew J
apan Chemical欧州特許0 497 97
6号に見出され得る。
【0004】正確な機構は、あまり理解されていない
が、一般に核形成剤は可溶化し、かつポリオレフィン樹
脂内に非常に微細なネットワークを再構築しなければな
らないと考えられている。この結晶性ネットワークは核
形成部位を提供し、これは冷却するにつれて樹脂に形成
される球晶のサイズを減少する。小さな球晶は大きな球
晶ほど効果的に可視光を散乱しないので、核形成ポリオ
レフィン樹脂は改善された透明度を有する。
【0005】アセタールは、アセタールと粉末化樹脂と
を一緒に混合し、次いで混合物を押し出すことによって
核形成剤として熱可塑性樹脂に導入され得る。加工中の
1つの関心は、アセタールが昇華し、そして「プレート
アウト」を生じて再析出し得る。その結果、しばしば比
較的低い揮発性を有するアセタールを使用することが望
ましい。
【0006】しかし、核形成剤の融点が増加するにつれ
て、一般的に樹脂/アセタール混合物を高温で押し出す
ことが必要になる。より低い加工温度を用いる1つの方
法は、Mannion、米国特許第5,198,484
号に開示されている;アセタールは超微細粒子サイズま
で粉末化され、そしてそれらの融解温度未満で樹脂に溶
解される。しかし、アセタールを粉末化することは、さ
らなる加工工程および装置への設備投資を必要とする。
さらに、樹脂中のアセタールの可溶性は、核形成剤の融
解温度未満の作業温度でのファクターとなり得る。ポリ
マー樹脂中の核形成剤としてのアセタールの性能に関し
てさらなる考慮は、芳香族アルデヒドのコストおよび入
手可能性、官能検査ならびに効率を含む。
【0007】ポリオレフィン樹脂の別の透明化剤は、N
ew Japan Chemical JP 6−25
6590号(1994)に開示される。2〜12炭素の
ポリメチレンセグメントを含むポリウレアが、0.01
%〜0.05%の濃度で効果的な結晶透明化剤であるこ
とが見出された。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、広い範囲の熱可塑性樹脂および有機液体に有効であ
る核形成剤/ゲル化剤を提供することである。本発明の
別の目的は、芳香族アルデヒドと多価アルコールとのジ
アセタールのカルバモイル誘導体を提供することであ
る。本発明の別の目的は、製造および使用に経済的であ
るカルバモイル誘導体を提供することであり、これは低
いプレートアウトおよび良好な官能検査特性、すなわ
ち、低い臭気および味移り特性を有する。本発明のさら
なる目的は、所望の樹脂の可溶性および融解温度を達成
するために容易に改変され得る新規のクラスの化合物を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アルコ
ールのオキシ基に結合した少なくとも1つのカルバモイ
ル置換基を有する多価アルコールのジアセタールが提供
される。この化合物は、ポリマー樹脂の核形成剤とし
て、およびゲル化剤として有用である。
【0010】本発明は、(a)2モルの芳香族アルデヒ
ドと5以上のヒドロキシル基を有する多価アルコールと
の縮合反応によって形成されるジアセタールと(b)イ
ソシアネートとの付加生成物を含む化合物であって、イ
ソシアネートは多価アルコールの遊離ヒドロキシル基と
反応する。
【0011】1つの実施態様によれば、多価アルコール
は5価(pentahydric)アルコールおよび6
価(hexahydric)アルコールからなる群から
選択される。
【0012】1つの実施態様によれば、イソシアネート
は、芳香族モノイソシアネート、脂肪族モノイソシアネ
ートおよび脂環式モノイソシアネートからなる群から選
択される。
【0013】1つの実施態様によれば、多価アルコール
はキシリトールまたはD−ソルビトールである。
【0014】1つの実施態様によれば、イソシアネート
は、アルキルイソシアネートおよびシクロアルキルイソ
シアネートからなる群から選択される。
【0015】1つの実施態様によれば、多価アルコール
はソルビトールであり、かつイソシアネートはアルキル
イソシアネートおよびシクロアルキルイソシアネートか
らなる群から選択される。
【0016】1つの実施態様によれば、第2のモルのイ
ソシアネートが多価アルコールの第2の遊離ヒドロキシ
ル基に付加する。
【0017】本発明は、以下の式を有する化合物であっ
て:
【0018】
【化3】
【0019】ここで、pは0または1であり;R1およ
びR2は芳香族基であり、かつ同じであっても異なって
もよく;R3およびR4は−OHおよび−OC(O)N
(R5)R6からなる群から独立に選択され、ここでR5
はH、アリール、脂肪族または脂環式基であり、かつR
6はHまたはR5であり;ただし、R3およびR4の少なく
とも1つは−OC(O)N(R5)R6である。
【0020】1つの実施態様において、R1およびR2
フェニルおよび1〜3のC14アルキル、ハロまたはフ
ェニル環の隣接炭素原子と炭素環式環を形成するC35
アルキレンで置換されたフェニルからなる群から選択さ
れる。
【0021】1つの実施態様において、R6はHであ
る。
【0022】1つの実施態様において、pは1である。
【0023】1つの実施態様において、R3およびR4
−OC(O)N(R5)R6である。
【0024】本発明は、熱可塑性樹脂を含む組成物であ
って、以下の式を有する化合物をその中に0.005〜
3重量%取り込んでおり:
【0025】
【化4】
【0026】ここで、pは0または1であり;R1およ
びR2は芳香族基であり、かつ同じであっても異なって
もよく;R3およびR4は−OHおよび−OC(O)N
(R5)R6からなる群から独立に選択され、ここでR5
はH、アリール、脂肪族または脂環式基であり、かつR
6はHまたはR5であり;ただし、R3およびR4の少なく
とも1つは−OC(O)N(R5)R6である。
【0027】1つの実施態様において、樹脂がポリオレ
フィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂および
ポリ(フェニレンスルフィド)樹脂、シンジオタクチッ
クポリスチレン樹脂ならびにポリケトン樹脂から選択さ
れる。
【0028】1つの実施態様において、pは1であり、
かつR6はHである。
【0029】1つの実施態様において、R3およびR4
−OC(O)N(R5)R6から選択される。
【0030】1つの実施態様において、樹脂はポリプロ
ピレン、プロピレン/エチレンコポリマーおよびポリエ
チレンからなる群から選択されるポリオレフィンであ
る。
【0031】1つの実施態様において、樹脂がポリプロ
ピレン、プロピレン/エチレンコポリマーおよびポリエ
チレンからなる群から選択されるポリオレフィンであ
る。
【0032】1つの実施態様において、R5がシクロヘ
キシルおよびイソプロピルからなる群から選択され、か
つR6がHである。
【0033】1つの実施態様において、R5がシクロヘ
キシルおよびイソプロピルからなる群から選択され、か
つR6がHである。
【0034】従って、ジアセタールのカルバモイル誘導
体が提供され、2モルの芳香族アルデヒドおよび5以上
のヒドロキシル基を有する多価アルコールとの縮合反応
によって形成されるジアセタールとして特徴づけられ、
このジアセタールのカルバモイル誘導体は多価アルコー
ルのオキシ基に結合したカルバモイル置換基を有する。
【0035】カルバモイル置換アセタールは、このカル
バモイルアセタールが溶融した樹脂中で溶融されるか、
または溶解される条件下で、この化合物を熱可塑性樹脂
中に取り込むことにより核形成剤として使用され得、こ
の後この組成物は冷却され得る。本発明の別の局面にお
いて、カルバモイルアセタールは、液体をゲル化または
増粘するのに十分な量で有機液体と混合される。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の範囲を限定することな
く、好ましい実施態様および特徴が以下に記載される。
別に記載されなければ、全ての部およびパーセントは重
量基準であり、そして条件は周囲(すなわち、1気圧お
よび25℃)のものである。用語「芳香族」は、少なく
とも1つの不飽和炭化水素環を有する単一および縮合二
重環式化合物を指す。用語「アリール」は、単一および
縮合二重環式不飽和炭化水素を指す。別に特定されなけ
れば、脂肪族炭化水素は長さにおいて1〜20炭素原子
であり、そして脂環式炭化水素は3〜8炭素原子を含
む。
【0037】本明細書中に引用される全ての米国特許
は、本明細書中で参考として援用される。
【0038】本発明のカルバモイルアセタールは、ジア
セタールとして特徴づけられ得、芳香族アルデヒドと多
価アルコールの縮合反応によって形成され、ここでアセ
タールのアルコール成分の少なくとも1つのオキシ原子
(oxy atom)がそれに結合したカルバモイル置
換基を有する。カルバモイル基は、アリール基、脂肪族
基および脂環式基(これら自体は、アルキル、アルコキ
シ、ハロおよびフェニルから選択される1〜4の置換基
を有し得る)から選択される基で「N」置換され得る。
好ましくは、このカルバモイル基は、フェニル基、アル
キル基およびシクロアルキル基から選択される1つのN
置換基を有する。6価以上のアルコールの場合、多価ア
ルコールは、第2の遊離オキシ基を有し得、そして第2
のカルバモイル置換基が第2のオキシ基に結合され得
る。
【0039】本発明のカルバモイルアセタールは、5価
および6価アルコールのジアセタールから好適に、好ま
しくはキシリトールおよびD−ソルビトールからそれぞ
れ調製され得、そして以下の式で特徴づけられる:
【0040】
【化5】
【0041】ここでpは0または1、好ましくは1であ
り;R1およびR2は芳香族基であり、かつ同じであって
も異なってもよく、好ましくはR1およびR2はフェニル
ならびに1〜3個のC1-4アルキル、ハロおよび不飽和
炭化水素環の隣接原子と炭素環式環を形成するC3-5
ルキレンで置換されたフェニルから選択される;R3
よびR4は−OHおよび−OC(O)N(R5)R6から
なる群から独立に選択され、ここでR5はH、アリー
ル、脂肪族または脂環式基であり、かつR6はHまたは
5、好ましくはHであり;ただし、R3およびR4の少
なくとも1つは−OC(O)N(R5)R6である。
【0042】カルバモイルアセタールは、イソシアネー
トとジアセタールの遊離ヒドロキシル基との付加反応に
よって合成され得る。モノイソシアネートが好ましい。
適切なイソシアネートは、式R−N=C=Oで特徴づけ
られ得、ここでRはアリール、脂肪族または脂環式基で
あり、好ましくはフェニル、アルキルまたはシクロアル
キルであり、そして各Rはフェニル、アルキル、ハロお
よびアルコキシから選択される1〜4個の置換基でさら
に置換され得る。適切なイソシアネートの例は、メチル
イソシアネート、エチルイソシアネート、プロピルイソ
シアネート、イソプロピルイソシアネート、ブチルイソ
シアネート、tert−ブチルイソシアネート、オクチ
ルイソシアネート、オクタデシルイソシアネート、シク
ロヘキシルイソシアネート、クロロメチルイソシアネー
ト、エトキシカルボニルイソシアネート、フェニルイソ
シアネート、o−トリルイソシアネートおよびアリルイ
ソシアネートを含む。ジアセタールは、カルバモイルア
セタールに2つの異なるカルバモイル置換基を提供する
ためにイソシアネートの混合物と反応させられ得る。
【0043】本発明の有用なジアセタールは、2モルの
芳香族アルデヒドと1モルの多価アルコールとの縮合反
応によって調製され得る。芳香族アルデヒドは、少なく
とも1つの不飽和炭化水素環を有する単一または縮合二
重環式アルデヒドであり、そしてベンズアルデヒド、ナ
フトアルデヒド、インダンアルデヒドおよびテトラヒド
ロナフトアルデヒド(テトラリンアルデヒド)を含む。
芳香族アルデヒドは、不飽和であり得るか、またはC
1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲ
ン、C1-6アルキルチオ、C1-6アルキルスルホキシ、不
飽和炭素環上の隣接炭素原子と炭素環式環を形成するC
3-5アルキレン、カルボキシル、(C1−C20アルキルオ
キシ)カルボニル、(C1−C20アルキルオキシ)エチ
ルオキシカルボニル、(C1−C12アルキル)フェニ
ル、ハロゲン化フェニル、(C1−C12アルコキシ)フ
ェニル、(C1−C12アルキルオキシ)エチルオキシエ
チルオキシカルボニル、および(C1−C12アルキルオ
キシ)エチルオキシエチルオキシエチルオキシカルボニ
ル基から選択される1〜5の置換基を有し得る。好まし
くは、芳香族アルデヒドは非置換ベンズアルデヒド、C
1-4アルキル、ハロゲンおよび不飽和炭化水素環の隣接
炭素原子と炭素環式環を形成するC3-5アルキレンから
選択される1〜3の置換基を有するベンズアルデヒド
(これはp−メチルベンズアルデヒド、p−エチルベン
ズアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、
3,4−ジメチルベンズアルデヒド、および2,4,5
−トリメチルベンズアルデヒドを含む)、5−インダン
アルデヒドならびに5’,6’,7’,8’−テトラヒ
ドロ−2−ナフトアルデヒドから選択される。好ましい
芳香族アルデヒドは以下の式で表される:
【0044】
【化6】
【0045】ここで、nは0、1、2または3であり、
そしてRは独立して、C1-4アルキル、ハロゲン、また
は不飽和親環の隣接原子と炭素環式環を形成する3また
は4員アルキレン基から選択される。
【0046】芳香族アルデヒドの混合物は提供され得、
そして同じまたは異なる芳香族成分を有するジアセター
ルの分布を生じ、それぞれ対称性ジアセタールおよび非
対称性ジアセタールとして呼ばれる。芳香族アルデヒド
は、代表的には多価アルコールと反応し、1:3および
2:4位にアセタールを形成する。
【0047】多価アルコールは、5以上のヒドロキシル
基を有する。式HOCH2(CHOH)nCH2OH(n
=3〜5)で表される糖アルコールは、特に有用である
ことが見出された。好ましくは、多価アルコールは5価
アルコールまたは6価アルコールであり、最も好ましく
はキシリトールまたはD−ソルビトールである。
【0048】縮合反応は、当該分野で周知のように、代
表的には疎水性有機液体媒体中で酸触媒の存在下で行わ
れる。ソルビトールおよびベンズアルデヒドおよびアル
キル置換ベンズアルデヒドのジアセタールは、Mill
iken Chemical、(Milliken&C
ompany、Spartanburg、SouthC
arolina、U.S.A.の一部門)から市販され
ている。
【0049】ウレタンを形成するイソシアネートとアル
コールとの付加反応は当該分野で周知である。好ましく
は、反応物に対して良好な溶媒が反応混合物に使用され
る(例えば、メチルピロリドン、中でも特に1−メチル
−2−ピロリドン)。
【0050】
【実施例】以下の実施例は、2つの遊離ヒドロキシル基
を有するジベンジリジンソルビトールアセタール(DB
S)とシクロヘキシルイソシアネートとの付加反応を実
証する。
【0051】(実施例1)スターラー、温度コントロー
ラー、添加漏斗(addition funnel)お
よび窒素吸入口を備えた5リットルの3つ口丸底フラス
コを、240g(0.670モル)のDBS(Mill
ad(登録商標)3905、Milliken Che
mical)および2Lの1−メチル−2−ピロリドン
(NMP)で充填した。この内容物を撹拌し、そして6
5℃に加熱し、そして1.0gのBicat V(ビス
マス2−エチルヘキサノエート/ネオデカノエート混合
物、The Shepherd Chemical C
ompany)を添加した。この内容物を溶液にした
後、209.5g(1.68モル)のシクロヘキシルイ
ソシアネートを不活性雰囲気条件下で15分間にわたっ
て添加した。反応物が増粘し、そしてさらなる溶媒を必
要なだけ添加した。2時間後、反応内容物を冷却し、そ
してろ過した。この湿潤なケーキをメタノールで洗浄
し、メタノール中で還流し、ろ過し、そして50℃で一
晩乾燥した。次いで、乾燥した生成物を0.08mmリ
ング状ふるい(ring sieve)を備えた粉砕ミ
ルで加工した。
【0052】(実施例2〜16)上記実施例1に類似の
方法に従って、カルバモイルアセタールを、種々のジア
セタールおよびイソシアネートを用いて合成した。実施
例1〜16の結果を表I(表1〜3)に要約する。得ら
れた実施例に関して、表Iに示された構造は主生成物で
あると考えられているが、モノ−およびジ−置換化合物
の分布であり得る。表Iに示した融点は、20℃/分の
加熱速度でDSCを用いて計測され、そしてピークの融
点を表す。実施例8はカルバモイル置換基を含まない比
較生成物であることに注意のこと。
【0053】
【化7】
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】*R1およびR2は混合物である。ジアセタ
ール出発材料はGel All DH、New Jap
an Chemicalである。 ‡R4のみ ‡‡DSCピーク融点 本発明のカルバモイルアセタール化合物は、広範な種類
の熱可塑性ポリマー樹脂組成物に導入され得、ここでこ
の化合物は核形成剤およびゲル化剤としての有用性を見
出される。カルバモイルアセタールはポリオレフィン樹
脂の核形成剤として特に有用であり、脂肪族ポリオレフ
ィンならびに少なくとも1つの脂肪族オレフィンおよび
1つ以上のエチレン性不飽和コモノマーから調製される
コポリマーを含む。一般に、コモノマーは、存在する場
合、少量(例えば、ポリオレフィンの重量を基準に約1
0%以下またはさらに約5%以下)で提供される。この
ようなコモノマーは、ポリオレフィンの透明性改良を補
助するのに寄与し得、またはこれらはポリマーの他の性
質を含むように機能し得る。例は、アクリル酸、メタク
リル酸、ならびにそれらのエステルおよび酢酸ビニルを
含む。
【0058】本発明によって、核形成され得、そしてそ
の透明度が認められ得るオレフィンポリマーの例は、2
〜約6の炭素原子を含む脂肪族モノオレフィンのポリマ
ーおよびコポリマーを含み、これは約10,000〜約
2,000,000、好ましくは約30,000〜約3
00,000の平均分子量を有し、例えば、ポリエチレ
ンであり、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レンならびに高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、結
晶性エチレン/プロピレンコポリマー(ランダムまたは
ブロック)、ポリ(1−ブテン)およびポリメチルペン
テンを含む。
【0059】カルバモイルアセタール化合物で核形成さ
れ得る他の熱可塑性ポリマー樹脂の例は、ポリエステル
[ポリ(エチレンテレフタレート)(PET)およびポ
リ(ブチレンテレフタレート)を含む]ならびにポリア
ミド(ナイロン6およびナイロン6,6を含む)、ポリ
(フェニレンスルフィド)、シンジオタクチックポリス
チレンおよびそれらの骨格にカルボニル基を有するポリ
ケトンを含む。
【0060】他の添加物もまた、本発明の組成物で使用
され得、ただしそれらは主要な利点を妨害しない。さら
に、これらの添加物を透明化剤と予め混合しておくこと
は有利であり得る。このような添加物は、当業者に周知
であり、そして可塑剤、潤滑剤、触媒中和剤、抗酸化
剤、光安定剤、着色剤、カルバモイル置換基を持たない
ソルビトールアセタールを含有する他の核形成剤などを
含む。これらの添加物のいくつかは、さらに有利な特性
の増強(改良された美観、容易な加工性、および改良さ
れた安定性を含む)を提供し得る。
【0061】核形成剤は、組成物の0.005〜3重量
%、好ましくは0.01〜1重量%、最も好ましくは
0.025〜0.5重量%の濃度で樹脂に添加され得
る。より高濃度の核形成剤が使用され得るが、ほとんど
または全くさらなる利点は観察されない。
【0062】樹脂中の核形成剤の50重量%までの濃縮
物もまた、成形前にさらなる樹脂と混合するために調製
され得る。代表的には、樹脂中に33重量%以下の核形
成剤を含有する濃縮物が商業的に使用される。カルバモ
イルアセタールは、従来のプロセスおよび設備を用いて
樹脂と配合(compound)され得る。用語「配
合」は、樹脂が溶融状態(すなわち、その融解温度より
高く加熱した状態)である間に、樹脂全体に核形成剤を
分散するプロセスを記載するために広く用いられる。商
業的には、配合は押し出し機(例えば、一軸スクリュー
押し出し機、二軸スクリュー押し出し機またはFarr
el連続ミキサー)で実施される。押し出し条件は、特
定の樹脂に依存して変化する。
【0063】樹脂は、例えば射出成形、押し出しブロー
成形、射出ブロー成形通常、絞り(stretch)ブ
ロー成形、圧縮成形、回転成形、異形押し出し、シート
押し出し、熱形成、フィルム押し出し、および延伸を伴
う押し出しによって、通常、最終製品に加工する直前に
2度目の押し出しをされる。
【0064】以下の実施例は、Tc(結晶化を生じる温
度)およびくもりによって計測されるような本発明のカ
ルバモイルアセタールの核形成効果を例示する。T
cは、DSCを用いて計測された。ポリマーサンプル
を、溶融し、そして220℃で2分間保持し、次いで2
0℃/分で冷却した。Tcは、結晶化発熱中の最大ピー
クでの温度であった。50ミル(0.05インチ厚)射
出成形された平板のくもりは、Hunter Haze
meter(登録商標)を用いて測定された。
【0065】(実施例17)実施例1〜16の種々のレ
ベルのカルバモイルアセタールを含有する組成物、共添
加物(0.05重量%のIrgafos 168、0.
1重量%のIrganox 1010、および0.08
重量%のステアリン酸カルシウム)および残りのポリプ
ロピレンホモポリマーまたはポリプロピレンランダムコ
ポリマー(3%エチレン含有量)を機械ミキサーで乾式
混合し、240℃の一軸スクリュー押し出し機で押し出
し、そしてペレット化した。220℃でペレットを射出
成形することにより、平板を調製した(0.050イン
チ厚)。Tcおよびくもりを測定し、そしてその結果を
表II(表4)に報告する。
【0066】
【表4】
【0067】*10試料の平均 (実施例18)カルバモイルアセタールを、0.05重
量%ステアリン酸ナトリウムを列挙された共添加物の代
わりとし、そしてその混合物を押し出し、200℃で成
形したこと以外は実施例17に記載した手順に従って直
鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)で試験した。T
cおよびくもりを測定し、そしてその結果を以下の表I
II(表5)に報告する。
【0068】
【表5】
【0069】*10試料の平均 (実施例19)カルバモイルアセタールを、共添加物を
添加せず、そして乾式混合の後に、押し出しに先立って
その混合物を減圧オーブンで150℃にて3時間乾燥
し、そしてその混合物を270℃で押し出し、そしてペ
レット化したこと以外は、上記実施例17に記載した手
順に従ってPETで試験した。ペレットを射出成形しな
かった。Tcを測定し、△固有粘度(I.V.)を、選
択されたサンプルに関して試験し、そしてその結果を以
下の表IV(表6)に報告する。△I.V.は、例え
ば、分解によって生じ得るポリマーの分子量の変化を反
映する。固有粘度測定を、25gのフェノール/テトラ
クロロエタンの60/40溶液中に約0.1gの組成物
を溶解することによってウベローデ型粘度計で測定し
た。
【0070】
【表6】
【0071】(実施例20)カルバモイルアセタール
を、共添加物を添加せず、そして乾式混合の後に、押し
出しに先立ってその混合物を減圧オーブンで80℃にて
3時間乾燥し、そしてその乾式混合物を290℃で押し
出し、そしてペレット化したこと以外は、上記実施例1
7に記載した手順に従ってナイロン6,6で試験した。
ペレットを射出成形しなかった。Tcを測定し、そして
その結果を以下の表V(表7)に報告する。
【0072】
【表7】
【0073】実施例17〜20は、カルバモイルアセタ
ールが試験された全ての樹脂に顕著な核形成効果を有
し、かつポリオレフィン樹脂中のくもりを減少すること
を実証する。核形成効果は、比較的低濃度(例えば、5
00ppm)で見られた。押し出し装置および型枠にお
けるプレートアウトに伴う問題は観察されず、かつ添加
物の安定性は優れていた。ほとんどのカルバモイルアセ
タールの比較的高い溶融温度にも関わらず、試験された
樹脂への化合物の分散および/または溶解に困難は観察
されなかった。
【0074】本発明のカルバモイルアセタールはまた、
不飽和ポリエステル樹脂のゲル化剤または増粘剤、塗料
およびコーティング、有機溶媒(例えば、ガソリンおよ
び他の石油製品)、ならびに化粧品および脱臭棒(de
odorant sticks)のための組成物として
の有用性も見出される。
【0075】もちろん、上記の特許請求の範囲の範囲に
含まれるように意図される本発明の多くの別の実施態様
および改変がある。
【0076】アルコールのオキシ基に結合した少なくと
も1つのカルバモイル置換基を有する多価アルコールの
ジアセタールが提供される。この化合物は、ポリマー樹
脂の核形成剤として、およびゲル化剤として有用であ
る。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、アルコールのオキシ基
に結合した少なくとも1つのカルバモイル置換基を有す
る多価アルコールのジアセタールが提供される。
【0078】本発明によれば、広い範囲の熱可塑性樹脂
および有機液体に有効である核形成剤/ゲル化剤が提供
される。
【0079】本発明によれば、芳香族アルデヒドと多価
アルコールとのジアセタールのカルバモイル誘導体が提
供される。
【0080】本発明によれば、製造および使用に経済的
であるカルバモイル誘導体が提供され、これは低いプレ
ートアウトおよび良好な官能検査特性、すなわち、低い
臭気および味移り特性を有する。
【0081】本発明によれば、所望の樹脂の可溶性およ
び融解温度を達成するために容易に改変され得る新規の
クラスの化合物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598100933 920 Milliken Road, S partanburg, South C arolina 29304, U.S.A. (72)発明者 ネイサン エイ.メル アメリカ合衆国 サウスカロライナ 29369, ムーア, プレストン ドライ ブ 253 (72)発明者 ジョン ダブリュー. ミリー アメリカ合衆国 サウスカロライナ 29322, カンポベロ, ワルドロップ ロード 340 (72)発明者 ジョセフ エム.サリー アメリカ合衆国 サウスカロライナ 29306, スパータンバーグ, ベント クリーク レーン 510 (72)発明者 ジョン ジー.レバー アメリカ合衆国 サウスカロライナ 29307, スパータンバーグ, エッジコ ンベ ロード 185

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)2モルの芳香族アルデヒドと5以
    上のヒドロキシル基を有する多価アルコールとの縮合反
    応によって形成されるジアセタールと(b)イソシアネ
    ートとの付加生成物を含む化合物であって、該イソシア
    ネートは該多価アルコールの遊離ヒドロキシル基と反応
    する、化合物。
  2. 【請求項2】 前記多価アルコールが5価(penta
    hydric)アルコールおよび6価(hexahyd
    ric)アルコールからなる群から選択される、請求項
    1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 前記イソシアネートが、芳香族モノイソ
    シアネート、脂肪族モノイソシアネートおよび脂環式モ
    ノイソシアネートからなる群から選択される、請求項2
    に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 前記多価アルコールがキシリトールまた
    はD−ソルビトールである請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 前記イソシアネートが、アルキルイソシ
    アネートおよびシクロアルキルイソシアネートからなる
    群から選択される、請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 前記多価アルコールがソルビトールであ
    り、かつ前記イソシアネートがアルキルイソシアネート
    およびシクロアルキルイソシアネートからなる群から選
    択される、請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 第2のモルの前記イソシアネートが前記
    多価アルコールの第2の遊離ヒドロキシル基に付加する
    請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 以下の式を有する化合物であって: 【化1】 ここで、pは0または1であり;R1およびR2は芳香族
    基であり、かつ同じであっても異なってもよく;R3
    よびR4は−OHおよび−OC(O)N(R5)R6から
    なる群から独立に選択され、ここでR5はH、アリー
    ル、脂肪族または脂環式基であり、かつR6はHまたは
    5であり;ただし、R3およびR4の少なくとも1つは
    −OC(O)N(R5)R6である、化合物。
  9. 【請求項9】 R1およびR2はフェニルおよび1〜3の
    14アルキル、ハロまたはフェニル環の隣接炭素原子
    と炭素環式環を形成するC35アルキレンで置換された
    フェニルからなる群から選択される、請求項8に記載の
    化合物。
  10. 【請求項10】 R6がHである、請求項8に記載の化
    合物。
  11. 【請求項11】 pが1である、請求項10に記載の化
    合物。
  12. 【請求項12】 R3およびR4が−OC(O)N
    (R5)R6である、請求項11に記載の化合物。
  13. 【請求項13】 熱可塑性樹脂を含む組成物であって、
    以下の式を有する化合物をその中に0.005〜3重量
    %取り込んでおり: 【化2】 ここで、pは0または1であり;R1およびR2は芳香族
    基であり、かつ同じであっても異なってもよく;R3
    よびR4は−OHおよび−OC(O)N(R5)R6から
    なる群から独立に選択され、ここでR5はH、アリー
    ル、脂肪族または脂環式基であり、かつR6はHまたは
    5であり;ただし、R3およびR4の少なくとも1つは
    −OC(O)N(R5)R6である、組成物。
  14. 【請求項14】 前記樹脂がポリオレフィン樹脂、ポリ
    エステル樹脂、ポリアミド樹脂およびポリ(フェニレン
    スルフィド)樹脂、シンジオタクチックポリスチレン樹
    脂ならびにポリケトン樹脂から選択される、請求項13
    に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 pが1であり、かつR6がHである、
    請求項13に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 R3およびR4が−OC(O)N
    (R5)R6から選択される、請求項15に記載の組成
    物。
  17. 【請求項17】 前記樹脂がポリプロピレン、プロピレ
    ン/エチレンコポリマーおよびポリエチレンからなる群
    から選択されるポリオレフィンである、請求項16に記
    載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記樹脂がポリプロピレン、プロピレ
    ン/エチレンコポリマーおよびポリエチレンからなる群
    から選択されるポリオレフィンである、請求項15に記
    載の組成物。
  19. 【請求項19】 R5がシクロヘキシルおよびイソプロ
    ピルからなる群から選択され、かつR6がHである、請
    求項13に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 R5がシクロヘキシルおよびイソプロ
    ピルからなる群から選択され、かつR6がHである、請
    求項8に記載の化合物。
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