JPH11236380A - メチルジチオカルバジネートを用いて2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを製造する方法 - Google Patents

メチルジチオカルバジネートを用いて2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールを製造する方法

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JPH11236380A JP10349963A JP34996398A JPH11236380A JP H11236380 A JPH11236380 A JP H11236380A JP 10349963 A JP10349963 A JP 10349963A JP 34996398 A JP34996398 A JP 34996398A JP H11236380 A JPH11236380 A JP H11236380A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は2−(メチルチオ)−5−(トリフ
ルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールの製造方
法を提供するものである。 【解決手段】 本方法に、メチルジチオカルバジネート
とトリフルオロ酢酸を反応させて2−(メチルチオ)−
5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾ
ールと2,5−ビス−(メチルチオ)−1,3,4−チ
アジアゾールの混合物を生じさせそしてこの混合物を酸
性にすることを通して2,5−ビス−(メチルチオ)−
1,3,4−チアジアゾールを選択的に除去する段階を
含める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明の分野はチアジアゾール類の
合成である。より詳細には、本発明は、トリフルオロ酢
酸とメチルジチオカルバジネートを用いて2−(メチル
チオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チ
アジアゾールを製造する改良方法に関する。
【0002】
【発明の背景】現存の2−(メチルチオ)−5−(トリ
フルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール製造方
法は、実験室の手順を商業的規模に適応させようとする
と余分な費用がかかることで制限されている。現存する
数多くの報告は実験室の研究を基にしており、このよう
に、生成物の収率または純度が反応温度および個々の反
応体の影響をどのように受けるかに関する情報はほとん
ど存在しない。加うるに、実験室で開発された手順は典
型的に高価な試薬の使用そしてまたは費用のかかる技術
(例えば分離および精製手順など)の使用を伴うことか
ら、そのような手順および反応の使用を商業的規模の生
産に直接適用するのは不可能である。
【0003】米国特許第3,562,284号には特定
の2−(アルキルチオ)−5−(ハロゲノアルキル)−
1,3,4−チアジアゾール類、例えば2−(メチルチ
オ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チア
ジアゾール類などの製造方法が開示されており、そこで
は溶媒(例えばトルエン)中でメチルジチオカルバジネ
ートを無水カルボン酸(例えば無水トリフルオロ酢酸)
またはカルボン酸(例えばトリフルオロ酢酸)と反応さ
せている。上記反応は、三塩化燐およびピリジンの存在
下で硫酸を添加することによって起こさせることができ
る(ドイツ特許出願公開第3,422,861号)か或
はカルボニルクロライド類(例えばトリフルオロアセチ
ルクロライド)およびジエチレングリコールジメチルエ
ーテルに加えてピリジンおよび硫酸を添加することによ
って起こさせることができる(ドイツ特許出願公開第
3,722,320号)。この最初に述べた方法では反
応体(無水物)が高価でありかつそれの使用量が過剰で
あることから、このような方法は商業的な大規模生産に
はほとんど適さない。加うるに、無水物を用いた場合に
利用される反応部分はそれの半分のみである。カルボン
酸、三塩化燐、ピリジン、硫酸およびカルボニルクロラ
イドを用いた反応では、ピリジンの分離回収で費用のか
かる処理工程が必要になる。更に、三塩化燐は非常に難
溶な反応生成物を生じることから混合を行うのが困難に
なる。最後に、そのような方法で達成可能な収率は容認
されないほど低い。
【0004】他の2−(置換)−5−(トリフルオロメ
チル)−1,3,4−チアジアゾール製造手順は、カル
ボン酸(例えばトリフルオロ酢酸)とジチオカルバジン
酸エステルをホスホリルクロライドまたはポリ燐酸の存
在下で反応させることを伴う[例えば米国特許第5,1
62,539号、そしてGyoefi および Csavassy, Acta
Chimica Academiae Scientiarum Hungaricae Tomus 82
(1)(91-97, 1974)を参照]。そのような燐化合物を用
いると、結果として、燐酸塩を許容されないほど高いレ
ベルで含有する廃生成物が生じ、従って環境障害が作り
出される。更にその上、そのような方法では乾燥したメ
チルジチオカルバジネート類[毒性があって痙攣を起こ
させる物質(convulsant)]を用いる必要が
ある。このような材料は乾燥状態でひどい産業上の衛生
問題を引き起こす。
【0005】従って、本技術分野では、2−(メチルチ
オ)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チア
ジアゾールを高い収率で効率良くもたらす実用的で安全
で大規模な商業的製造方法が求められている。本発明は
そのような方法を提供するものである。
【0006】
【発明の簡単な要約】本発明は2−(メチルチオ)−5
−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾー
ルの製造方法を提供するものである。本方法は、メチル
ジチオカルバジネートとトリフルオロ酢酸を反応させて
2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−
1,3,4−チアジアゾールと2,5−ビス−(メチル
チオ)−1,3,4−チアジアゾールの混合物を生じさ
せそして次に過剰量のトリフルオロ酢酸を除去した後に
上記混合物を酸性にすることを通して2,5−ビス−
(メチルチオ)−1,3,4−チアジアゾール(ビス副
生成物)を選択的に除去する段階を含む。
【0007】上記混合物を濃無機酸、例えば塩酸、硫酸
または硝酸などで酸性にする。硫酸の使用が好適であ
る。この硫酸の濃度を約55%から約95%、好適には
約70%にする。70%の硫酸を用いる場合に上記反応
混合物に添加する硫酸の量は、2,5−ビス−(メチル
チオ)−1,3,4−チアジアゾール1モル当たり約2
モルから約10モルの硫酸、好適には2,5−ビス−
(メチルチオ)−1,3,4−チアジアゾール1モル当
たり約4モルから約7モルの硫酸である。
【0008】酸性化を、典型的には、約10℃から60
℃、好適には約20℃から約40℃、より好適には約2
5℃から約30℃の温度で行う。
【0009】このメチルジチオカルバジネートとトリフ
ルオロ酢酸の反応を溶媒の存在下で起こさせることがで
きる。この溶媒はトリフルオロ酢酸自身であってもよい
か、或は芳香族溶媒、例えばトルエン、キシレン、クメ
ンまたはメシチレンなどであってもよい。トルエンが好
適である。
【0010】メチルジチオカルバジネートとトリフルオ
ロ酢酸の適切な如何なる比率も使用可能である。いずれ
かの反応体をモル過剰量で存在させてもよい。このよう
に、メチルジチオカルバジネートとトリフルオロ酢酸の
モル比は約4:1から約1:5の範囲であってもよい。
メチルジチオカルバジネートをモル過剰量で存在させる
場合の好適なメチルジチオカルバジネートとトリフルオ
ロ酢酸のモル比は約2:1から約1.5:1である。ト
リフルオロ酢酸をモル過剰量で存在させる場合の好適な
メチルジチオカルバジネートとトリフルオロ酢酸のモル
比は約1:1.25から約1:2である。
【0011】
【発明の詳細な記述】I. 発明 本発明は除草剤の製造で用いるに有用な中間体である2
−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−1,
3,4−チアジアゾール(TDA)を製造する新規な方
法を提供するものである。本発明の新規な方法ではメチ
ルジチオカルバジネート(MDTC)とトリフルオロ酢
酸(TFA)を主反応体として用いる。本方法では、副
生成物の除去で効率良い手段を用いかつ鍵となる試薬を
再利用することを伴って、TDAを高い収率で生産する
ことができる。
【0012】II. トリフルオロ酢酸を過剰量で用い
る方法 2−(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−
1,3,4−チアジアゾールを製造する本発明の方法
は、1つの面において、メチルジチオカルバジネートを
溶媒中で過剰量のトリフルオロ酢酸と反応させそして水
および余分なトリフルオロ酢酸を除去する段階を含む。
【0013】本方法では如何なる手段で製造されたMD
TCも使用可能である。特に好適なMDTC製造手段が
米国特許出願連続番号08,743,763;08,7
43,764および08,743,775(全部199
6年11月7日付けで提出)に開示されている。上記特
許出願の開示は全部引用することによって本明細書に組
み入れられる。TFAは商業的に入手可能である。
【0014】MDTCをモル過剰量のTFAと反応させ
る。用語「モル過剰量」を本明細書で用いる場合、これ
は、反応中にTFAのモルの方がMDTCのモルを越え
ていることを意味する。TFAを、好適には、MDTC
を基準にして10から500パーセントモル過剰量で存
在させる。即ち、TFAとMDTCのモル比(TFA:
MDTC)を約1.1:1から約5:1にする。より好
適には、TFA:MDTCのモル比を約1.25:1か
ら約2.5:1にし、更により好適には約1.25:1
から約2:1にする。本明細書の以下に実施例で示すよ
うに、MDTCを基準にしたTFAのモル過剰量を有意
に高くすると、実質的にTDAの収率が増大する。
【0015】この反応を好適には約30℃から約150
℃、より好適には約30℃から約140℃の温度で起こ
させる。この温度を約80℃から約130℃にした場合
の反応時間は約1から約5時間である。
【0016】本方法で用いるMDTCは水を含有してい
てもよい。「湿っている」MDTCを用いることができ
ることが、現存方法(乾燥したMDTCのみが用いられ
ている)に比較した時の実質的な利点である。MDTC
は毒性のある公知物質であり、それを乾燥形態で用いる
と、結果として、MDTC粉じんで製造プラントの空気
が汚染される可能性がある。湿っているMDTCを用い
ることができれば、環境障害が実質的に低くなる。本方
法で用いるMDTCは水を約10重量パーセントに及ん
で含有していてもよい。更に、現存方法とは異なり、水
を個別の反応体として添加することさえ可能である。こ
の反応混合物に入っている水の全体量が好適にはMDT
C 0.5モル当たり約30グラム以下の水になるよう
にする。本明細書の以下に実施例で示すように、水をM
DTC 0.5モル当たり30グラムまたはそれ以下の
量で存在させても、生成物の生成には悪影響が全く生じ
ない。水の量が40グラムまたはそれ以上にまで高くな
ると、結果として、生成物(TDA)の収率低下がもた
らされた。
【0017】TFAとMDTCの反応を溶媒の存在下で
起こさせる。1つの態様では、トリフルオロ酢酸自身を
溶媒として用いる。しかしながら、好適には、非プロト
ン性芳香族である共溶媒を用いる。そのような共溶媒は
本技術分野でよく知られている。そのような典型的で好
適な共溶媒はトルエン、キシレン、クメンおよびメシチ
レンである。トルエンが特に好適である。
【0018】この共溶媒の使用量は幅広い範囲に渡って
多様であり得るが、本技術者によって容易に決定され得
る。共溶媒を用いる場合には、トルエンをMDTC 1
モル当たり約0.5モルから約3.5モルの量で存在さ
せる。好適にはトルエンをMDTC 1モル当たり約
1.5モルから約3.0モルの量、より好適にはトルエ
ンをMDTC 1モル当たり約2.5モルから約3.0
モルの量で存在させる。
【0019】MDTCとTFAを所望量で全部を混合す
ることを通して反応を進行させることができる。他の様
式の添加も全部同様に適切である。
【0020】MDTCとTFAの反応混合物に任意に触
媒を含めてもよい。典型的で好適な触媒はp−トルエン
スルホン酸である。p−トルエンスルホン酸を用いる場
合にはこれをMDTC 1モル当たり約2.0グラムの
量で存在させる。
【0021】TFAとMDTCの反応では反応生成物と
して水が生じる。また、再利用流れが原因で追加的に水
が存在する可能性もある。共沸蒸留で水を反応混合物か
ら除去する。水の共沸除去は、特にトルエンを共溶媒と
して用いる場合、溶媒の存在下で容易に達成される。上
記反応の完結に要する温度は水および余分なトリフルオ
ロ酢酸を共沸で除去するに充分な温度である。従って、
追加的処理を行う必要はない。
【0022】III. ビス−チアジアゾールの除去 本発明は、別の面において、MDTCとTFAを反応さ
せてTDAと2,5−ビス−(メチルチオ)−1,3,
4−チアジアゾール(ビス副生成物)の混合物を生じさ
せた後にその反応混合物を酸性にして相分離を起こさせ
ることを通して上記ビス副生成物を選択的に除去する段
階を含むTDA製造方法を提供するものである。MDT
CとTFAを反応させる時の反応温度はこの上に挙げた
温度と同じである。
【0023】適切な如何なるMDTCとTFAの比率も
使用可能である。いずれかの反応体をモル過剰量で存在
させてもよい。このように、MDTCとTFAのモル比
を約4:1から約1:5の範囲にしてもよい。MDTC
をモル過剰量で存在させる場合の好適なMDTCとTF
Aのモル比は約2:1から約1.5:1である。TFA
をモル過剰量で存在させる場合の好適なMDTCとTF
Aのモル比は約1:1.25から約1:2.0である。
このMDTCとTFAの反応で生じるビス副生成物の量
は、TFAに対するMDTCの比率を低くするにつれて
低下する。
【0024】このMDTCとTFAの反応を、好適に
は、上述したように、共溶媒の存在下で起こさせる。好
適な共溶媒はこの上に挙げた共溶媒と同じである。トル
エンが最も好適である。
【0025】上記混合物を濃無機酸、例えば塩酸(HC
l)、硫酸(H2SO4)または硝酸(HNO3)などで
酸性にする。上記酸のpKaを好適には約1から約4に
する。硫酸の使用が好適である。この硫酸の濃度を約5
5%から約95%、好適には約70%にする。70%の
硫酸を用いる場合に上記反応混合物に添加する硫酸の量
は、上記ビス副生成物1モル当たり約2モルから約10
モルの硫酸、好適には上記ビス副生成物1モル当たり約
4モルから約7モルの硫酸である。酸性化を典型的には
約10℃から約60℃、好適には約20℃から約40
℃、より好適には約25℃から約30℃の温度で行う。
【0026】以下に示す実施例で本発明の好適な態様を
説明し、これは決して明細書も請求の範囲も制限するも
のでない。
【0027】
【実施例】実施例1 MDTCと過剰量のTFAを用いた2−(メチルチオ)
−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジア
ゾール(TDA)製造 A. 一般的プロトコル フラスコにトルエン(125グラム)を仕込んだ。この
フラスコにメチルジチオカルバジネート(MDTC)
(A.I.が90%で、水を5%および不純物を5%含
有)を67.9グラム(0.5モル)加えることで混合
物を生じさせた。この混合物を冷却なしに撹拌しながら
これにトリフルオロ酢酸(TFA)(114グラム、
1.0モル)を10から15分かけて加えた。TFAを
添加すると上記混合物の温度が約38℃にまで上昇し
た。
【0028】この混合物を約70℃にまで加熱してその
温度に約30分間保持した。次に、この混合物を還流
(約115℃−116℃)に加熱して水および留出し得
るTFAを全て除去した。この温度を凝縮液から水相が
分離しなくなるまで約10分間維持した。TDAの収率
は約90%から93%であった。 B. TFAを過剰量で用いる効果 MDTCを基準にしたTFA量を変える以外はこの上の
(A)に挙げたのと同様にMDTCとTFAの反応を実
施した。TDAの収率を各TFAレベルで測定した。そ
の結果を以下の表1に要約する。
【0029】
【表1】 TFAのモル過剰量を高くするにつれてTDAの収率が
向上することが表1のデータから分かるであろう。TF
Aのモル過剰量を10%から約100%にまで高くした
時に最大のTDA収率上昇が見られた。TFAのモル過
剰量を約100%から約200%にまで上昇させても、
結果として得られたTDA収率の上昇は若干のみであっ
た。 C. トルエンを溶媒として用いる効果 MDTCのレベルを基準にしたトルエンのレベルを変え
る以外はこの上のパラグラフ(A)に従ってTDAの調
製を行った。この試験では、2モルのTFAを1モルの
MDTCと反応させた。要約データを以下の表2に示
す。
【0030】
【表2】 表2のデータは、トルエンのレベルを高くするに伴って
TDAの収率が向上することを示している。トルエンの
レベルを1モルのMDTC当たり約2.7モル以上にし
てもTDA収率の実質的な向上は得られなかった。 D. 水のレベルの影響 水は下記の2つの主要な源から主反応の中に入って来る
と予測され得る。1番目として、反応で用いるMDTC
には水が約10重量パーセントに及んで入っている可能
性がある。2番目として、TFAの回収率を高くする目
的で水が添加される可能性がある。従って、水がTDA
の回収率に対して示す影響を試験した。この試験では、
2.0モルのTFAを1モルのMDTCと反応させた。
トルエンを1モルのMDTC当たり2.1モル用いた。
この試験の結果を以下の表3に示す。
【0031】
【表3】 表3のデータは、反応媒体の中に水が1モルのMDTC
当たり60グラムに及んで存在していてもTDAの正味
収率は悪影響を受けなかったことを示している。しかし
ながら、1.5モルのTFAを1モルのMDTCと反応
させた時には水のレベルを1モルのMDTC当たり30
−40グラムの水にするとTDAの正味収率がかなり低
下することが分かった(表4参照)。
【0032】
【表4】 実施例2 ビス副生成物レベルの低下 MDTCとTFAの反応で生じる主な副生成物は2,5
−ビス−(メチルチオ)−1,3,4−チアジアゾール
(ビス副生成物)である。酸性にして相分離を起こさせ
ることを通してそのようなビス副生成物を除去すること
ができる。ビス副生成物の除去およびTDAの収率に対
する酸性化の効果を下記の如く試験した。TFAとMD
TCを反応させた後、その反応混合物を約25℃から約
30℃の温度に冷却してHClまたはH2SO4と混合し
た。ビス副生成物のレベルを測定した。
【0033】この上に示した表1のデータは、上記ビス
副生成物の生成量は初期反応で用いるTFAのモル過剰
量に依存することを示している。このビス副生成物の生
成量はMDTCを基準にしたTFAのモル過剰量を高く
するに伴って低下する。次に示す試験ではTFAとMD
TCのモル比を1.5:1にした。
【0034】以下に示す2つの表(表5および6)のデ
ータは、TDAの回収率に相対するビス副生成物の除去
率は温度および撹拌の影響を受けることを立証してい
る。
【0035】試験の結果、70%のH2SO4をビス副生
成物1モル当たり10モル以下の量で用いてビス副生成
物を25℃から30℃で選択的に除去することができる
ことが示された。TDAが約40%とトルエンが60%
入っている溶液の場合には、70%のH2SO4をビス副
生成物1モル当たり5モル用いるとビス副生成物のレベ
ルが約0.1%(溶媒を除いた基準)にまで低下した。
TDAが約60%とトルエンが40%入っている溶液の
場合には、70%のH2SO4をビス副生成物1モル当た
り4モル用いるとビス副生成物のレベルが約0.1%
(溶媒を除いた基準)にまで低下した。
【0036】両方の場合とも、ビス副生成物のレベルを
検出できないレベルにまで下げようとすると70%のH
2SO4を2から3モル追加する必要があると思われた。
しかしながら、そのような試みを行った結果、TDAが
2−3%の範囲で失われた。60℃から70℃で70%
のH2SO4をビス副生成物1モル当たり8から10モル
で用いてもビス副生成物のレベルを約0.1%より低い
レベルにまで下げるのは困難であった。そのような条件
にするとTDAが5−8%の範囲で失われた。
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】 このように、実用的なアプローチは、約25℃から30
℃の温度で70%のH 2SO4をビス副生成物1モル当た
り約4−5モル(溶媒を除いた基準)用いてビス副生成
物のレベルを約0.1%にまで下げるアプローチであ
る。
【0039】本発明を説明の目的でこの上に詳細に記述
してきたが、そのような詳細は単にその目的のためであ
り、それに関する変形は本請求の範囲で制限され得るも
のを除き本発明の精神および範囲から逸脱することなく
本分野の技術者によって成され得ると理解されるべきで
ある。
【0040】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0041】1. 2−(メチルチオ)−5−(トリフ
ルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールの製造方
法であって、(a) メチルジチオカルバジネートとト
リフルオロ酢酸を反応させて2−(メチルチオ)−5−
(トリフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾール
と2,5−ビス−(メチルチオ)−1,3,4−チアジ
アゾールの混合物を生じさせ、そして(b) この反応
混合物を酸性にして相分離を起こさせることを通して
2,5−ビス−(メチルチオ)−1,3,4−チアジア
ゾールを選択的に除去する、段階を含む方法。
【0042】2. 該混合物を濃無機酸で酸性にする第
1項記載の方法。
【0043】3. 該濃無機酸が塩酸、硫酸または硝酸
である第2項記載の方法。
【0044】4. 該無機酸が硫酸でありそして約55
%から約95%の濃度を有する第3項記載の方法。
【0045】5. 該反応混合物に添加する硫酸の量が
2,5−ビス−(メチルチオ)−1,3,4−チアジア
ゾール1モル当たり約2モルから約10モルの硫酸であ
る第4項記載の方法。
【0046】6. 酸性化を約20℃から約60℃の温
度で起こさせる第1項記載の方法。
【0047】7. 該反応を溶媒の存在下で起こさせる
第1項記載の方法。
【0048】8. 該溶媒がトリフルオロ酢酸である第
7項記載の方法。
【0049】9. 非プロトン性芳香族である共溶媒を
用いる第7項記載の方法。
【0050】10. メチルジチオカルバジネートとト
リフルオロ酢酸のモル比を約4:1から約1:5にする
第1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビドヤナサ・エイ・プラサド アメリカ合衆国カンザス州66224リーウツ ド・カンタベリーコート14205 (72)発明者 トマス・シユミツト ドイツ42781ハーン・ギンスターベーク9 (72)発明者 ピーター・イー・ニユーアリス アメリカ合衆国カンザス州66206リーウツ ド・エンスリーレイン9909

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−(メチルチオ)−5−(トリフルオ
    ロメチル)−1,3,4−チアジアゾールの製造方法で
    あって、(a) メチルジチオカルバジネートとトリフ
    ルオロ酢酸を反応させて2−(メチルチオ)−5−(ト
    リフルオロメチル)−1,3,4−チアジアゾールと
    2,5−ビス−(メチルチオ)−1,3,4−チアジア
    ゾールの混合物を生じさせ、そして(b) この反応混
    合物を酸性にして相分離を起こさせることを通して2,
    5−ビス−(メチルチオ)−1,3,4−チアジアゾー
    ルを選択的に除去する、段階を含む方法。
  2. 【請求項2】 酸性化を約20℃から約60℃の温度で
    起こさせる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該反応を溶媒の存在下で起こさせる請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 非プロトン性芳香族である共溶媒を用い
    る請求項3記載の方法。
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