JPH11236124A - 気流搬送装置 - Google Patents

気流搬送装置

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JPH11236124A
JPH11236124A JP4192098A JP4192098A JPH11236124A JP H11236124 A JPH11236124 A JP H11236124A JP 4192098 A JP4192098 A JP 4192098A JP 4192098 A JP4192098 A JP 4192098A JP H11236124 A JPH11236124 A JP H11236124A
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JP
Japan
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compressed air
plate
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shaped member
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JP4192098A
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English (en)
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Toru Hirata
徹 平田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被搬送物に傾斜を生じないような気流搬送装
置を提供すること。 【解決手段】 チャンネルプレートは、圧縮空気導入用
の入力ポート11と接続されたガイドチャンネル12
と、そこからの圧縮空気を分散して吹き出すための分散
通路13とを持つ。吹き出しプレート20は、チャンネ
ルプレートの上面に接するように組合わされ、分散通路
からの圧縮空気を互いに反対向きの斜め上方に吹き出す
ための2種類の吹き出し通路21を持つ。2種類の吹き
出し通路のうちの一方を選択して選択された吹き出し通
路から圧縮空気を吹き出すことで被搬送物を浮かせると
共に、圧縮空気の吹き出し方向で規定される方向に被搬
送物を搬送する。吹き出し通路はそれぞれ、圧縮空気の
吹き出し圧力が各吹き出し通路においてどの部分におい
ても一様となるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御された気流を利
用して被搬送物を浮かして搬送する気流搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、マイクロメカトロニクスの分野に
おいてマイクロマシン製造用のマイクロファクトリや半
導体ウェハ搬送装置などへの応用を目的とした気流搬送
装置が提案されている。気流搬送装置は、通常、圧縮さ
れた空気を使用するので、非接触、電磁気力フリーとい
った特質に加えて、耐発塵性、耐吸塵性に優れ、高クリ
ーン環境下での使用に適している。その反面、被搬送物
の停止動作、あるいは姿勢制御が困難であるという問題
点を有している。特に、装置をマイクロ化した場合、作
動流体、すなわち圧縮空気のレイノルズ数が低くなり、
粘性の影響による圧損が顕著になるために、その影響を
考慮した流路設計が必要になる。
【0003】以下に、図8〜図10を参照して、従来の
マイクロメカトロニクスの分野における気流搬送装置の
基本構成について説明する。気流搬送装置は、図8に示
すようなチャンネルプレート50と、図9に示すような
吹き出しプレート60とを有する。図8において、チャ
ンネルプレート50は、一端に圧縮空気を導入するため
の入力ポート51が接続される第1のガイドチャンネル
52と、この第1のガイドチャンネル52から水平かつ
直角方向に延びるように配列形成された複数の櫛の歯状
の分散通路53と、一端に圧縮空気を導入するための入
力ポート54が接続される第2のガイドチャンネル55
と、この第2のガイドチャンネル55から水平かつ直角
方向に延びるように配列形成された複数の櫛の歯状の分
散通路56とを有する。分散通路53と分散通路56と
は、交互に入り組むように形成されている。これらのガ
イドチャンネル及び分散通路は、チャンネルプレート5
0に溝状に形成される。
【0004】図9において、吹き出しプレート60は、
隣り合う分散通路53と56との間隔と同じ間隔で平行
に配列形成されたスリット状の多数の吹き出し通路61
を有する。吹き出し通路61は、図10に示されるよう
に、交互に反対向きの斜め上方を向くように2種類のも
のが形成されている。そして、吹き出しプレート60
は、2種類の吹き出し通路61のうちの一方を選択して
選択された吹き出し通路から圧縮空気を吹き出すことで
吹き出しプレート60上の被搬送物を浮かせると共に、
選択された吹き出し通路からの圧縮空気の吹き出し方向
で規定される方向に被搬送物を搬送するように構成され
ている。なお、被搬送物は、搬送されるべき物品それ自
体である場合と、物品を搭載するスライダと呼ばれるも
のである場合とがあるが、以下では両者を含めて被搬送
物と呼ぶことにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】いずれにしても、上記
のようなチャンネルプレート50では、ガイドチャンネ
ル51に近い根元側と先端側とでは圧力損失が大きく異
なる。このために、分散通路51における圧縮空気の吹
き出し圧力は、先端側の方が根元側よりも低くなる。こ
れは、吹き出し通路51から吹き出される圧縮空気の圧
力に差が生じ、被搬送物に傾きが生じることを意味す
る。
【0006】スライダの場合について姿勢の傾斜を測定
した結果、3〜4度の傾斜が生ずることが確認された。
このような傾斜は、搬送において大きな問題となるの
で、何らかの方法で解消する必要がある。
【0007】本発明は、上記の観点から、被搬送物に傾
斜を生じないような気流搬送装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被搬送物を圧
縮空気により浮かせて搬送するための気流搬送装置にお
いて、圧縮空気を導入するための少なくとも1つの入力
ポートと接続され、前記導入された圧縮空気を案内する
ための少なくとも1つのガイドチャンネルと、該ガイド
チャンネルからの圧縮空気を分散して上方に吹き出すた
めの複数の分散通路とを持つ第1の板状部材と、該第1
の板状部材の上面に接するように組合わされ、前記複数
の分散通路からの圧縮空気を互いに反対向きの斜め上方
に吹き出すための少なくとも2種類の吹き出し通路を複
数個持つ第2の板状部材とを含み、前記第1の板状部材
は、前記複数の分散通路がそれぞれ、所定の中心線に関
して対称となるように構成されており、前記第2の板状
部材は、前記2種類の吹き出し通路のうちの一方を選択
して選択された吹き出し通路から圧縮空気を吹き出すこ
とで前記被搬送物を浮かせると共に、前記圧縮空気の吹
き出し方向で規定される方向に前記被搬送物を搬送する
ように構成されており、しかも前記2種類の吹き出し通
路はそれぞれ、前記入力ポートからの圧縮空気の吹き出
し圧力が各吹き出し通路においてどの部分においても一
様となるように形成されていることを特徴とする。
【0009】なお、前記2種類の吹き出し通路はそれぞ
れ、前記第2の板状部材に斜めに形成されたスリット状
であり、しかもその幅が前記ガイドチャンネルから離れ
るにつれて大きくなるように形成されている。
【0010】前記第1の板状部材は、前記ガイドチャン
ネルが1つであって、前記複数の分散通路がそれぞれ、
前記ガイドチャンネルに直角な水平方向に延びるような
配列で形成されており、前記第2の板状部材は、前記2
種類の吹き出し通路がそれぞれ、互いに反対向きのもの
が交互になり、しかも前記ガイドチャンネルに直角な水
平方向に延びるような配列で形成されている。
【0011】また、前記第1の板状部材は、前記ガイド
チャンネルが互いに平行に並ぶように2つ形成されると
共に、それぞれのガイドチャンネルの両端部に前記入力
ポートが接続され、しかも前記複数の分散通路が前記2
つのガイドチャンネルを結ぶように互いに平行かつ前記
ガイドチャンネルに直角な方向に配列形成されており、
前記第2の板状部材は、前記2種類の吹き出し通路がそ
れぞれ、互いに反対向きのものが交互になり、しかも前
記ガイドチャンネルに直角な水平方向に延びるような配
列で形成されていても良い。
【0012】本発明によればまた、被搬送物を圧縮空気
により浮かせて搬送するための気流搬送装置における特
別な形態として、四角形になるように形成された4つの
ガイドチャンネルと、前記四角形部分のコーナに対応す
る箇所に形成され、前記ガイドチャンネルに圧縮空気を
導入するための4つの入力ポートと、前記ガイドチャン
ネルからの圧縮空気を分散して上方に吹き出すために前
記四角形の領域内に格子状に形成された複数の分散通路
とを持つ第1の板状部材と、該第1の板状部材の上面に
接するように組合わされ、前記複数の分散通路からの圧
縮空気を吹き出すために、前記格子状の分散通路の交点
に対応する箇所に斜めに形成された貫通孔による複数の
吹き出し通路を持つ第2の板状部材とを含み、前記吹き
出し通路はそれぞれ、前記四角形の中心軸上の同じ点に
向かって傾斜するようにされていると共に、前記四角形
の中心に近づくにつれて貫通孔の径が大きくなるように
されていることを特徴とする気流搬送装置が提供され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2を参照して、本発明の
第1の実施の形態について説明する。本形態による気流
搬送装置は、図1に示すチャンネルプレート(第1の板
状部材)10と、図2に示す吹き出しプレート(第2の
板状部材)20とをアクチュエータの基本的な構成要素
として含む。この気流搬送装置は、一軸方向の搬送に適
している。図1において、チャンネルプレート10は、
圧縮空気を導入するための1つの入力ポート11と接続
されて、導入された圧縮空気を案内するための1つのガ
イドチャンネル12と、このガイドチャンネル12から
の圧縮空気を分散して上方に吹き出すための複数の分散
通路13とを有する。複数の分散通路13は、ガイドチ
ャンネル12に直角な水平方向に延びるような配列で形
成されている。複数の分散通路13は、それらの中間点
を結ぶ中心線(図1に一点鎖線で示す)に関して対称と
なるように形成されている。
【0014】図2において、吹き出しプレート20は、
チャンネルプレート10の上面に接するように組合わさ
れる。吹き出しプレート20は、複数の分散通路13か
らの圧縮空気を互いに反対向きの斜め上方に吹き出すた
めの2種類の吹き出し通路21を複数個有している。2
種類の吹き出し通路21はそれぞれ、図10で説明した
ように、互いに反対向きのものが交互になり、しかもガ
イドチャンネル12に直角な水平方向に延びるような配
列で形成されている。これらの吹き出し通路21の間隔
は、複数の分散通路13の間隔と同じである。更に、2
種類の吹き出し通路21はそれぞれ、吹き出しプレート
20に斜めに形成されたスリット状であり、しかもその
幅がガイドチャンネル12から離れるにつれて大きくな
るような非対称形状に形成されている。これは、入力ポ
ート11からの圧縮空気の吹き出し圧力が各吹き出し通
路21においてどの部分においても一様となるようにす
るためである。
【0015】このような構造により、吹き出しプレート
20においては、2種類の吹き出し通路21のうちの一
方を選択して選択された吹き出し通路から圧縮空気を吹
き出すことで被搬送物を浮かせると共に、この圧縮空気
の吹き出し方向で規定される方向に被搬送物を搬送する
ことができる。しかも、吹き出し通路21からの圧縮空
気の吹き出し圧力が一様であるので、吹き出し圧力の非
均一性に起因した被搬送物の傾斜を無くすことができ
る。
【0016】図3、図4(a)を参照して、本発明の第
2の実施の形態について説明する。この気流搬送装置
も、一軸方向の搬送に適しており、図3に示すチャンネ
ルプレート(第1の板状部材)30と、図4(a)に示
す吹き出しプレート(第2の板状部材)40とをアクチ
ュエータの基本的な構成要素として含む。図3におい
て、チャンネルプレート30は、2つのガイドチャンネ
ル32a、32bが互いに平行に並ぶように形成される
と共に、ガイドチャンネル32a、32bの両端部にそ
れぞれ入力ポート31a、31bが接続されている。し
かも、複数の分散通路33は、2つのガイドチャンネル
32a、32bを結ぶように互いに平行かつガイドチャ
ンネルに直角な方向に配列形成されている。この形態で
も、複数の分散通路33は、それらの中間点を結ぶ中心
線(図3に一点鎖線で示す)に関して対称となるように
形成されている。
【0017】一方、吹き出しプレート40は、チャンネ
ルプレート30の上面に接するように組合わされる。吹
き出しプレート40は、2種類の吹き出し通路41がそ
れぞれ、互いに反対向きのものが交互になり、しかもガ
イドチャンネル32a、32bに直角な水平方向に延び
るような配列で形成されている。これらの吹き出し通路
41の間隔は、複数の分散通路33の間隔と同じであ
る。この形態でも、2種類の吹き出し通路41はそれぞ
れ、吹き出しプレート40に斜めに形成されたスリット
状であり、しかもその幅がガイドチャンネル32a、3
2bから離れるにつれて大きくなるように形成されてい
る。言い換えれば、2種類の吹き出し通路41はそれぞ
れ、その中間部に近づくにつれて幅が大きくなるように
形成されている。これも、入力ポート31a、31bか
らの圧縮空気の吹き出し圧力が各吹き出し通路41にお
いてどの部分においても一様となるようにするためであ
る。
【0018】このような構造により、第1の実施の形態
と同様に、吹き出しプレート40においては、2種類の
吹き出し通路41のうちの一方を選択して選択された吹
き出し通路から圧縮空気を吹き出すことで被搬送物を浮
かせると共に、この圧縮空気の吹き出し方向で規定され
る方向に被搬送物を搬送することができる。しかも、吹
き出し通路41からの圧縮空気の吹き出し圧力が一様で
あるので、吹き出し圧力の非均一性に起因した被搬送物
の傾斜を無くすことができる。
【0019】図5は、図3に示された吹き出し通路41
における長さ方向(線A−A´に沿った方向)の圧力分
布を示している。図5から明らかなように、吹き出し通
路41の中間部に近づくほど吹き出し圧力は小さくなる
が、分布は対称形状である。この場合、非搬送物が図3
の中心線上にある限りは浮上力分布も対称になるので、
図9に示されるような吹き出しプレートを組合せたとし
ても非搬送物を水平に維持できる。
【0020】なお、上記の第1、第2の実施の形態のい
ずれも、図示されているのは、基本構造であり、実際に
は図示の中心線の方向に長く作られる。また、2種類の
吹き出し通路の選択のためには、各通路に、個別に通路
を開閉するための周知のスイッチング素子が設けられ
る。また、図4(b)に示すように、チャンネルプレー
ト30における分散通路33のピッチを大きくし、分散
通路33が2種類の吹き出し通路41のいずれか一方に
接続されるように、例えば吹き出しプレート40をずら
すことで、2種類の吹き出し通路の選択を実現すること
もできる。これは、第1の実施の形態においても同様で
ある。
【0021】図6、図7を参照して、本発明の第3の実
施の形態について説明する。この形態は、非搬送物をあ
る位置に位置決めするのに適している。
【0022】チャンネルプレート35は、四角形になる
ように形成された4つのガイドチャンネル37と、四角
形部分のコーナに対応する箇所に形成され、ガイドチャ
ンネル37に圧縮空気を導入するための4つの入力ポー
ト36と、ガイドチャンネル37からの圧縮空気を分散
して上方に吹き出すために四角形の領域内に格子状に形
成された複数の分散通路38とを持つ。
【0023】一方、吹き出しプレート45は、チャンネ
ルプレート35の上面に接するように組合わされる。吹
き出しプレート45は、複数の分散通路38からの圧縮
空気を吹き出すために、格子状の分散通路38の交点に
対応する箇所に斜めに形成された貫通孔による複数の吹
き出し通路46を持つ。吹き出し通路46はそれぞれ、
四角形の中心軸上の同じ点に向かって傾斜するように形
成されていると共に、四角形の中心に近づくにつれて貫
通孔の径が大きくなるように形成されている。すなわ
ち、吹き出し通路46はそれぞれ、入力ポート36から
の距離に応じて、至近部では径を小さく、遠隔部では径
を大きくして、被搬送物の全面にわたって圧縮空気の吹
き出し圧力が一様になるように設計される。これによ
り、被搬送物を吹き出しプレート45の中心位置から外
れた位置から水平に維持した状態で中心位置に搬送、位
置決めすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきた本発明によれば、被搬
送物に傾斜を生じないように搬送することのできる気流
搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるチャンネル
プレートの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における吹き出しプ
レートを、図1のチャンネルプレートに組合せて示した
平面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるチャンネル
プレートの平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における吹き出しプ
レートを、図3のチャンネルプレートに組合せて示した
平面図を2つの例について示した図である。
【図5】図3の線A−A´に沿った吹き出し空気の圧力
分布を示した図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における吹き出しプ
レートを、チャンネルプレートに組合せて示した平面図
である。
【図7】図6の線B−B´、あるいは線C−C´による
断面図である。
【図8】従来例におけるチャンネルプレートの平面図で
ある。
【図9】従来例における吹き出しプレートの平面図であ
る。
【図10】図9における線D−D´による拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
10、30、35、50 チャンネルプレート 11、31a、31b、51、54 入力ポート 12、32a、32b、37、52、55 ガイドチ
ャンネル 13、33、46、53、56 分散通路 20、40、45、60 吹き出しプレート 21、41、61 吹き出し通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物を圧縮空気により浮かせて搬送
    するための気流搬送装置において、 圧縮空気を導入するための少なくとも1つの入力ポート
    と接続され、前記導入された圧縮空気を案内するための
    少なくとも1つのガイドチャンネルと、該ガイドチャン
    ネルからの圧縮空気を分散して上方に吹き出すための複
    数の分散通路とを持つ第1の板状部材と、 該第1の板状部材の上面に接するように組合わされ、前
    記複数の分散通路からの圧縮空気を互いに反対向きの斜
    め上方に吹き出すための少なくとも2種類の吹き出し通
    路を複数個持つ第2の板状部材とを含み、 前記第1の板状部材は、前記複数の分散通路がそれぞ
    れ、所定の中心線に関して対称となるように構成されて
    おり、 前記第2の板状部材は、前記2種類の吹き出し通路のう
    ちの一方を選択して選択された吹き出し通路から圧縮空
    気を吹き出すことで前記被搬送物を浮かせると共に、前
    記圧縮空気の吹き出し方向で規定される方向に前記被搬
    送物を搬送するように構成されており、しかも前記2種
    類の吹き出し通路はそれぞれ、前記入力ポートからの圧
    縮空気の吹き出し圧力が各吹き出し通路においてどの部
    分においても一様となるように形成されていることを特
    徴とする気流搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の気流搬送装置において、
    前記2種類の吹き出し通路はそれぞれ、前記第2の板状
    部材に斜めに形成されたスリット状であり、しかもその
    幅が前記ガイドチャンネルから離れるにつれて大きくな
    るように形成されていることを特徴とする気流搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の気流搬送装置において、
    前記第1の板状部材は、前記ガイドチャンネルが1つで
    あって、前記複数の分散通路がそれぞれ、前記ガイドチ
    ャンネルに直角な水平方向に延びるような配列で形成さ
    れており、前記第2の板状部材は、前記2種類の吹き出
    し通路がそれぞれ、互いに反対向きのものが交互にな
    り、しかも前記ガイドチャンネルに直角な水平方向に延
    びるような配列で形成されていることを特徴とする気流
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の気流搬送装置において、
    前記第1の板状部材は、前記ガイドチャンネルが互いに
    平行に並ぶように2つ形成されると共に、それぞれのガ
    イドチャンネルの両端部に前記入力ポートが接続され、
    しかも前記複数の分散通路が前記2つのガイドチャンネ
    ルを結ぶように互いに平行かつ前記ガイドチャンネルに
    直角な方向に配列形成されており、前記第2の板状部材
    は、前記2種類の吹き出し通路がそれぞれ、互いに反対
    向きのものが交互になり、しかも前記ガイドチャンネル
    に直角な水平方向に延びるような配列で形成されている
    ことを特徴とする気流搬送装置。
  5. 【請求項5】 被搬送物を圧縮空気により浮かせて搬送
    するための気流搬送装置において、 四角形になるように形成された4つのガイドチャンネル
    と、前記四角形部分のコーナに対応する箇所に形成さ
    れ、前記ガイドチャンネルに圧縮空気を導入するための
    4つの入力ポートと、前記ガイドチャンネルからの圧縮
    空気を分散して上方に吹き出すために前記四角形の領域
    内に格子状に形成された複数の分散通路とを持つ第1の
    板状部材と、 該第1の板状部材の上面に接するように組合わされ、前
    記複数の分散通路からの圧縮空気を吹き出すために、前
    記格子状の分散通路の交点に対応する箇所に斜めに形成
    された貫通孔による複数の吹き出し通路を持つ第2の板
    状部材とを含み、前記吹き出し通路はそれぞれ、前記四
    角形の中心軸上の同じ点に向かって傾斜するようにされ
    ていると共に、前記四角形の中心に近づくにつれて貫通
    孔の径が大きくなるようにされていることを特徴とする
    気流搬送装置。
JP4192098A 1998-02-24 1998-02-24 気流搬送装置 Withdrawn JPH11236124A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100818208B1 (ko) 2005-11-14 2008-04-01 가부시키가이샤 아이에이치아이 부상 장치 및 반송 장치
JP2009302139A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Tokyo Electron Ltd 基板加熱装置
JP2011029649A (ja) * 2010-09-09 2011-02-10 Tokyo Electron Ltd ステージ
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JP2021011373A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 シチズン時計株式会社 エアー浮上装置

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