JPH11235905A - チューブ入りタイヤ - Google Patents
チューブ入りタイヤInfo
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- JPH11235905A JPH11235905A JP10038339A JP3833998A JPH11235905A JP H11235905 A JPH11235905 A JP H11235905A JP 10038339 A JP10038339 A JP 10038339A JP 3833998 A JP3833998 A JP 3833998A JP H11235905 A JPH11235905 A JP H11235905A
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Abstract
耐久性の低下を簡単かつ有効に防止する。 【解決手段】 タイヤ本体1と、タイヤ本体1の内部に
収納されるチューブ2とからなるチューブ入りタイヤT
を支持するリムRは、そのフランジ12の外周部にタイ
ヤ本体1のサイドウオール部16の外表面に当接可能な
平坦なタイヤ当接面121 が設けられる。路面の障害物
18からの強い衝撃によってタイヤTが変形し、タイヤ
本体1およびチューブ2がリムRのフランジ部12によ
り半径方向に圧縮されてチューブ2の内壁面どうしが相
互に当接しても、チューブ2の内壁面に局所的な荷重が
集中することが防止されてチューブ2の損傷が効果的に
防止される。しかも、チューブ2に特別の補強等を施す
必要がなく、従来のチューブ2をそのまま使用できるの
で経済的である。
Description
にチューブを収納したチューブ入りタイヤに関する。
径方向の荷重が作用すると、その荷重によってタイヤお
よびチューブが変形するが、特にオフロードの走行時に
タイヤが岩石等の固い障害物に乗り上げたような場合や
車両がジャンプして接地したような場合には、大きく変
形したタイヤと金属製のリムとの間にチューブが強く挟
圧され、チューブの内壁面どうしが相互に当接するリム
打ち現象が発生することがある。かかるリム打ち現象に
よりチューブの内壁面が相互に当接すると、その当接部
の耐久性が低下する場合がある。
傷を受け易いチューブの内壁面に補強用の厚肉部を設け
て前記耐久性の低下を防止するものが、特開平9−16
4806号公報により提案されている。
のものは、チューブに特別の補強を施す必要があるため
にコストが嵩む問題があり、従来のチューブをそのまま
使用しながら耐久性の低下を防止することが望まれてい
た。
で、チューブの壁面どうしの接触による耐久性の低下を
有効に防止し得るチューブ入りタイヤを提供することを
目的とする。
に、請求項1に記載された発明は、リムに装着されるタ
イヤ本体と、リムおよびタイヤ本体により区画される空
間内に収納されるチューブとからなるチューブ入りタイ
ヤにおいて、前記タイヤ本体を支持するリムの外周部に
は該タイヤ本体のサイドウオール部の外表面に当接可能
なタイヤ当接面が設けられており、このタイヤ当接面は
前記リムの幅方向に平坦に形成されていることを特徴と
する。
い衝撃によってタイヤが変形し、タイヤ本体およびチュ
ーブがリムの外周部により半径方向に圧縮されてチュー
ブの内壁面どうしが相互に当接しても、リムの外周部に
平坦なタイヤ当接面が形成されているため、チューブの
内壁面に局所的な荷重が集中することが防止されてチュ
ーブの損傷が効果的に防止される。しかも、チューブに
特別の補強等を施す必要がなく、従来のチューブをその
まま使用できるので経済的である。
装着されるタイヤ本体と、リムおよびタイヤ本体により
区画される空間内に収納されるチューブとからなるチュ
ーブ入りタイヤにおいて、前記タイヤ本体を支持するリ
ムの外周部には該タイヤ本体のサイドウオール部の外表
面に当接可能な弾性体よりなるガード部材が設けられて
いることを特徴とする。
い衝撃によってタイヤが変形し、タイヤ本体およびチュ
ーブがリムの外周部により半径方向に圧縮されてチュー
ブの内壁面どうしが相互に当接しても、リムの外周部に
弾性体よりなるガード部材が設けられているため、チュ
ーブの内壁面に局所的な荷重が集中することが防止され
てチューブの損傷が効果的に防止される。しかも、チュ
ーブに特別の補強等を施す必要がなく、従来のチューブ
をそのまま使用できるので経済的である。
添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
すもので、図1はチューブ入りタイヤを装着した車輪の
横断面図、図2は作用の説明図である。
ムRには、タイヤ本体1と、その内部に収納されるチュ
ーブ2とからなるチューブ入りタイヤTが装着される。
チューブ2は、半径方向内側に位置する空気室周壁3i
と、半径方向外側に位置するシール剤室周壁3oとを備
えて断面環状に形成された周壁3を備える。周壁3の空
気室周壁3iとシール剤室周壁3oとを接続する一対の
接続部間は、それと一体に形成された隔壁4によって相
互に接続される。
た断面略円形の空気室5には空気が充填され、シール剤
室周壁3oと隔壁4との間に画成された断面略円弧状の
シール剤室6には公知の液状シール剤7が充填される。
に延びる環状のリム本体部11と、リム本体部11の幅
方向両端から半径方向外側に延びてタイヤ本体1の内周
を保持する一対のフランジ部12,12とを備える。チ
ューブ2の内部に形成された空気室5に空気を充填する
空気弁13は、リム本体部11の円周方向1ヵ所に形成
した空気弁取付部14を貫通して支持される。
レッド部15の左右に連なるサイドウオール部16,1
6とを備える。リムRのフランジ部12,12には、該
リムRの幅方向に延びる平坦なタイヤ当接面121 ,1
21 が形成されており、チューブ入りタイヤTに衝撃的
な荷重が作用したとき、タイヤ本体1のサイドウオール
部16,16の外表面がフランジ部12,12にのタイ
ヤ当接面121 ,12 1 に当接可能である。
ブ入りタイヤTに衝撃的な荷重が作用して空気室5の内
壁面どうしが当接したとき、それらが相互に滑り易いよ
うに潤滑剤17で覆われている。この潤滑剤17として
は、適度な粘度を持ち、物理的および化学的に安定な鉱
物油あるいは動植物油が使用可能である。また合成油と
しては、二塩基酸エステル(硫酸エステル、シュウ酸エ
ステル等)やシリコン油が使用可能であり、液体以外の
ものとしては、固体のグラファイトや二硫化モリブデン
や、半固体のグリース類が使用可能である。
室5の空気圧によりタイヤ本体1の内面に沿った形状に
保持されるため、シール剤室6に充填されたシール剤7
に車輪の回転による遠心力が作用しても、そのシール剤
7がチューブ2の外周側に片寄るのを防ぐことができ
る。従って、釘等により半径方向あるいは側方からチュ
ーブ2が刺傷を受けても、シール剤7がその刺傷を直ち
に埋めて補修し、空気室5からの空気の漏出を遅らせ
る。また、シール剤7はシール剤室6に保持されてい
て、空気室5側へ流出することがないから、空気弁13
やそれに当てがわれる圧力ゲージ等を詰まらせることも
ない。
イヤTが路面の障害物18に乗り上げて衝撃的な荷重が
作用すると、その荷重によってリムRのフランジ部1
2,12がタイヤ本体1の一部およびチューブ2の一部
を半径方向に圧縮する。このとき、半径方向外向に突出
するリムRのフランジ部12,12と前記障害物18と
の間にタイヤ本体1およびチューブ2が挟圧され、チュ
ーブ2の内壁面どうしが接触面aにおいて相互に当接す
る。しかしながら、タイヤ本体1のサイドウオール部1
6,16を押圧する前記フランジ部12,12のタイヤ
当接面121 ,121 は平坦に形成されているため、前
記タイヤ当接面121 ,121 とタイヤ本体1のサイド
ウオール部16,16との間に強い荷重が集中すること
が防止され、空気室5の内壁面どうしが当接する前記接
触面aの面圧が低下することによりチューブ2の損傷が
効果的に防止される。
滑剤17が付着しているため、チューブ入りタイヤTに
衝撃的な荷重が作用して空気室5の内壁面どうしが当接
したとき、その当接部が図2に矢印で示すように横方向
にスリップして荷重を逃がすことができるため、チュー
ブ2の損傷を一層効果的に防止することができる。しか
も本実施例によれば、リムRのフランジ部12,12の
形状を変更するだけで、従来のチューブ2を特別の補強
等を施すことなくそのまま使用できるので経済的であ
る。
第2実施例を説明する。
2,12にゴム製のガード部材19,19が加硫接着に
より固定されている。ガード部材19,19の外周には
リムRの幅方向に平坦なタイヤ当接面191 ,191 が
形成されており、このタイヤ当接面191 ,191 はタ
イヤ本体1が荷重により変形した際にサイドウオール部
16,16に当接可能である。
タイヤTが路面の障害物18に乗り上げた際の荷重によ
り、リムRのフランジ部12,12がタイヤ本体1の一
部およびチューブ2の一部を半径方向に圧縮するとき、
ゴム製のガード部材19,19がリムRのフランジ部1
2,12とタイヤ本体1のサイドウオール部16,16
との間に介在するため、チューブ2の内壁面どうしが当
接する接触面aに局所的な荷重が作用することが一層効
果的に防止される。上記効果は、ガード部材19,19
が平坦なタイヤ当接面191 ,191 においてタイヤ本
体1のサイドウオール部16,16に当接することによ
り更に高められる。
る損傷をシール剤7により防止する効果と、リム打ちに
よる損傷を潤滑剤17により防止する効果とは、第1実
施例と同様に発揮される。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
シール剤入りのチューブ2を備えているが、本発明はシ
ール剤入りでない通常のチューブ2を備えたチューブ入
りタイヤTにも適用することができる。またガード部材
19の材質は弾性材であれば良く、ゴムに代えて軟質の
合成樹脂等を用いることができる。
によれば、路面の障害物からの強い衝撃によってタイヤ
が変形し、タイヤ本体およびチューブがリムの外周部に
より半径方向に圧縮されてチューブの内壁面どうしが相
互に当接しても、リムの外周部に平坦なタイヤ当接面が
形成されているため、チューブの内壁面に局所的な荷重
が集中することが防止されてチューブの損傷が効果的に
防止される。しかも、チューブに特別の補強等を施す必
要がなく、従来のチューブをそのまま使用できるので経
済的である。
路面の障害物からの強い衝撃によってタイヤが変形し、
タイヤ本体およびチューブがリムの外周部により半径方
向に圧縮されてチューブの内壁面どうしが相互に当接し
ても、リムの外周部に弾性体よりなるガード部材が設け
られているため、チューブの内壁面に局所的な荷重が集
中することが防止されてチューブの損傷が効果的に防止
される。しかも、チューブに特別の補強等を施す必要が
なく、従来のチューブをそのまま使用できるので経済的
である。
輪の横断面図
輪の横断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 リム(R)に装着されるタイヤ本体
(1)と、リム(R)およびタイヤ本体(1)により区
画される空間内に収納されるチューブ(2)とからなる
チューブ入りタイヤにおいて、 前記タイヤ本体(1)を支持するリム(R)の外周部に
は該タイヤ本体(1)のサイドウオール部(16)の外
表面に当接可能なタイヤ当接面(121 )が設けられて
おり、このタイヤ当接面(121 )は前記リム(R)の
幅方向に平坦に形成されていることを特徴とするチュー
ブ入りタイヤ。 - 【請求項2】 リム(R)に装着されるタイヤ本体
(1)と、リム(R)およびタイヤ本体(1)により区
画される空間内に収納されるチューブ(2)とからなる
チューブ入りタイヤにおいて、 前記タイヤ本体(1)を支持するリム(R)の外周部に
は該タイヤ本体(1)のサイドウオール部(16)の外
表面に当接可能な弾性体よりなるガード部材(19)が
設けられていることを特徴とするチューブ入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03833998A JP3954712B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | チューブ入りタイヤを装着した車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03833998A JP3954712B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | チューブ入りタイヤを装着した車輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11235905A true JPH11235905A (ja) | 1999-08-31 |
JP3954712B2 JP3954712B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=12522540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03833998A Expired - Fee Related JP3954712B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | チューブ入りタイヤを装着した車輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3954712B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200062695A (ko) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 한국기계연구원 | 가변강성 바퀴 및 이의 구동제어방법 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP03833998A patent/JP3954712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200062695A (ko) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 한국기계연구원 | 가변강성 바퀴 및 이의 구동제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3954712B2 (ja) | 2007-08-08 |
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