JPH11235722A - 遠心送風機とその成形用金型および成形方法 - Google Patents
遠心送風機とその成形用金型および成形方法Info
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- JPH11235722A JPH11235722A JP3890598A JP3890598A JPH11235722A JP H11235722 A JPH11235722 A JP H11235722A JP 3890598 A JP3890598 A JP 3890598A JP 3890598 A JP3890598 A JP 3890598A JP H11235722 A JPH11235722 A JP H11235722A
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- mold
- molding
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/33—Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/42—Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
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-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/08—Blades for rotors, stators, fans, turbines or the like, e.g. screw propellers
- B29L2031/087—Propellers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ボス部とハブ部および複数のブレード部を一体
成形する遠心送風機の成形用金型を提供する。 【解決手段】固定型11と可動型15によって形成され
るキャビティ内に樹脂を注入してボス部とハブ部および
複数のブレード部を一体成形する遠心送風機の成形用金
型であって、前記可動型側15に、それぞれ成形用金型
の軸心に対して所定の角度傾斜した穴21が形成され、
成形される遠心送風機の略半径方向に移動可能な複数の
スライドコア20を設け、固定型11側に前記スライド
コア20の穴21に係合し、成形型の開閉時にスライド
コア20を移動させる複数のガイドバ13を設けた。
成形する遠心送風機の成形用金型を提供する。 【解決手段】固定型11と可動型15によって形成され
るキャビティ内に樹脂を注入してボス部とハブ部および
複数のブレード部を一体成形する遠心送風機の成形用金
型であって、前記可動型側15に、それぞれ成形用金型
の軸心に対して所定の角度傾斜した穴21が形成され、
成形される遠心送風機の略半径方向に移動可能な複数の
スライドコア20を設け、固定型11側に前記スライド
コア20の穴21に係合し、成形型の開閉時にスライド
コア20を移動させる複数のガイドバ13を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、天井埋
込型の空気調和機の送風機として用いられる遠心送風機
に関するものである。
込型の空気調和機の送風機として用いられる遠心送風機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、特開平7−16884号公報
に開示されているように、遠心送風機およびその成形方
法並びにその成形用金型が提案されている。
に開示されているように、遠心送風機およびその成形方
法並びにその成形用金型が提案されている。
【0003】この成形用金型は、固定型および可動型に
よって構成されたキャビティ内に樹脂を注入して複数枚
の羽根を有する樹脂製の遠心送風機を一体成形する成形
用金型であって、可動型板を固定型板に対して開閉自在
に設け、前記固定型板と前記可動型板間のアンダーカッ
トを有する羽根形成部に、羽根入子の後退を防止するロ
ッキングブロックを有する複数の羽根入子を、型開き方
向およびそれに直交する面内で接離自在に設け、成形終
了後に前記羽根入子を前記可動型の動きに合わせ時間差
を生じるように、放射方向外方に後退するように構成さ
れている。
よって構成されたキャビティ内に樹脂を注入して複数枚
の羽根を有する樹脂製の遠心送風機を一体成形する成形
用金型であって、可動型板を固定型板に対して開閉自在
に設け、前記固定型板と前記可動型板間のアンダーカッ
トを有する羽根形成部に、羽根入子の後退を防止するロ
ッキングブロックを有する複数の羽根入子を、型開き方
向およびそれに直交する面内で接離自在に設け、成形終
了後に前記羽根入子を前記可動型の動きに合わせ時間差
を生じるように、放射方向外方に後退するように構成さ
れている。
【0004】そして、固定型および可動型で形成された
キャビティ内に樹脂を注入して複数枚の羽根を有する樹
脂製の遠心送風機を成形した後、可動型を開いて羽根入
子を後退させてアンダーカット部の拘束を解除した後、
製品突出しによって成形された遠心送風機を取り出すよ
うになっている。
キャビティ内に樹脂を注入して複数枚の羽根を有する樹
脂製の遠心送風機を成形した後、可動型を開いて羽根入
子を後退させてアンダーカット部の拘束を解除した後、
製品突出しによって成形された遠心送風機を取り出すよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような遠心送風機
の成形用金型では、構成が複雑となり成形用金型自体が
大きくなるため、ブレード部にねじれの無い遠心送風機
と同じサイズの遠心送風機を成形する場合、成形用金型
を取り付けるため成形機としては、一回り大きな成形機
が必要となり、成形用金型の費用だけでなく成形機の費
用も高価となる。
の成形用金型では、構成が複雑となり成形用金型自体が
大きくなるため、ブレード部にねじれの無い遠心送風機
と同じサイズの遠心送風機を成形する場合、成形用金型
を取り付けるため成形機としては、一回り大きな成形機
が必要となり、成形用金型の費用だけでなく成形機の費
用も高価となる。
【0006】また、成形用金型の可動部が増加すること
により、成形用金型の合わせ面が多くなり、成形時に発
生する合わせ面の寸法誤差による段差やバリも多くな
り、バリ取り作業などが増加して作業性を低下させるこ
とがある。また、遠心送風機のブレード部に発生する段
差が、ブレード部の上流側の先端部高圧面側に形成され
ると空気の流れを乱し、送風効率を低下させるだけでな
く、騒音の原因となるなど、遠心送風機の性能を低下さ
せることがある。
により、成形用金型の合わせ面が多くなり、成形時に発
生する合わせ面の寸法誤差による段差やバリも多くな
り、バリ取り作業などが増加して作業性を低下させるこ
とがある。また、遠心送風機のブレード部に発生する段
差が、ブレード部の上流側の先端部高圧面側に形成され
ると空気の流れを乱し、送風効率を低下させるだけでな
く、騒音の原因となるなど、遠心送風機の性能を低下さ
せることがある。
【0007】前記の事情に鑑み、本発明の第1の目的
は、送風効率の低下、騒音の発生など性能低下の無い遠
心送風機を提供することにある。
は、送風効率の低下、騒音の発生など性能低下の無い遠
心送風機を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、前記遠心送
風機の成形用金型を小型化しブレード部にねじれの無い
遠心送風機の成形に使用した成形機による成形を可能と
し、成形用金型自体および成形機の更新による費用の増
加を防止することができる成形用金型を提供することに
ある。
風機の成形用金型を小型化しブレード部にねじれの無い
遠心送風機の成形に使用した成形機による成形を可能と
し、成形用金型自体および成形機の更新による費用の増
加を防止することができる成形用金型を提供することに
ある。
【0009】さらに、本発明の第3の目的は、前記成形
用金型を用いた遠心送風機の成形方法を提供することに
ある。
用金型を用いた遠心送風機の成形方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本出願の第1の発明は、ボス部とハブ部およびハブ
部に対し軸方向にねじれて形成された複数のブレード部
とが一体に成形された樹脂製の遠心送風機において、成
形型の合わせ面により発生する凹部が前記ブレード部の
上流側の先端部負圧面側に形成した。
め、本出願の第1の発明は、ボス部とハブ部およびハブ
部に対し軸方向にねじれて形成された複数のブレード部
とが一体に成形された樹脂製の遠心送風機において、成
形型の合わせ面により発生する凹部が前記ブレード部の
上流側の先端部負圧面側に形成した。
【0011】また、第2の発明は、固定型と可動型によ
って形成されるキャビティ内に樹脂を注入してボス部と
ハブ部および複数のブレード部を一体成形する遠心送風
機の成形用金型であって、前記可動型側に、それぞれ成
形用金型の軸心に対して所定の角度傾斜した穴が形成さ
れ、成形される遠心送風機の略半径方向に移動可能な複
数のスライドコアを設け、固定型側に前記スライドコア
の穴に係合し、成形型の開閉時にスライドコアを移動さ
せる複数のガイドバを設けた。
って形成されるキャビティ内に樹脂を注入してボス部と
ハブ部および複数のブレード部を一体成形する遠心送風
機の成形用金型であって、前記可動型側に、それぞれ成
形用金型の軸心に対して所定の角度傾斜した穴が形成さ
れ、成形される遠心送風機の略半径方向に移動可能な複
数のスライドコアを設け、固定型側に前記スライドコア
の穴に係合し、成形型の開閉時にスライドコアを移動さ
せる複数のガイドバを設けた。
【0012】さらに、第3の目的は、固定型と可動型お
よびスライドコアで形成されるキャビティに樹脂を注入
してボス部とハブ部および複数のブレード部を一体成形
する成形方法であって、可動型とスライドコアで形成さ
れるブレード部先端側の合わせ面を、合わせ面によって
発生する凹部が前記ブレード部の負圧面側先端部に形成
されるようにして成形し、成形後、成形された遠心送風
機を保持し、ブレード部のねじれに応じて遠心送風機を
回転させながら取り出す。
よびスライドコアで形成されるキャビティに樹脂を注入
してボス部とハブ部および複数のブレード部を一体成形
する成形方法であって、可動型とスライドコアで形成さ
れるブレード部先端側の合わせ面を、合わせ面によって
発生する凹部が前記ブレード部の負圧面側先端部に形成
されるようにして成形し、成形後、成形された遠心送風
機を保持し、ブレード部のねじれに応じて遠心送風機を
回転させながら取り出す。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0014】図1は、シュラウド部を取り付けた遠心送
風機の正面図、図2は、シュラウド部を取り付けた遠心
送風機の側面図、図3は、シュラウド部と遠心送風機の
分解図、図4は、遠心送風機の上流側先端部の拡大斜視
図である。
風機の正面図、図2は、シュラウド部を取り付けた遠心
送風機の側面図、図3は、シュラウド部と遠心送風機の
分解図、図4は、遠心送風機の上流側先端部の拡大斜視
図である。
【0015】同図において、モータ(図示せず)に取り
付けるボス部1と、帽子型のハブ部2および複数のブレ
ード部3が樹脂で一体に成形され、遠心送風機を構成し
ている。前記ブレード部3の自由端には、シュラウド部
4が溶接もしくは接着などの方法により固定される。
付けるボス部1と、帽子型のハブ部2および複数のブレ
ード部3が樹脂で一体に成形され、遠心送風機を構成し
ている。前記ブレード部3の自由端には、シュラウド部
4が溶接もしくは接着などの方法により固定される。
【0016】前記ブレード部3の上流側先端部には、成
形用金型の合わせ面によって発生する段差部5が負圧面
6側に位置するように形成されている。
形用金型の合わせ面によって発生する段差部5が負圧面
6側に位置するように形成されている。
【0017】図5は、本発明による遠心送風機の成形用
金型の型開き状態を示す正面図、図6は、図5における
可動型の正面図、図7は、図5における成形用金型の型
閉め状態を示す正面図、図8は、図7における可動型の
側面図である。
金型の型開き状態を示す正面図、図6は、図5における
可動型の正面図、図7は、図5における成形用金型の型
閉め状態を示す正面図、図8は、図7における可動型の
側面図である。
【0018】同図において、11は成形用金型の固定型
で、中央部に遠心送風機のハブ部を形成する突起12が
形成され、その周囲に所定の間隔でガイドバ13が放射
状に取り付けられている。このガイドバ13の近傍に
は、型閉め時に後述するスライドコアに係合して、成形
時にスライドコアの逃げを防止する突起14が形成され
ている。
で、中央部に遠心送風機のハブ部を形成する突起12が
形成され、その周囲に所定の間隔でガイドバ13が放射
状に取り付けられている。このガイドバ13の近傍に
は、型閉め時に後述するスライドコアに係合して、成形
時にスライドコアの逃げを防止する突起14が形成され
ている。
【0019】15は成形用金型の可動型で、中央にボス
部用のくぼみ16とハブ部用のくぼみ17が形成された
突起18の外周には、ブレード部を形成する溝19が形
成され、その溝19の1面には、ブレード部の高圧側の
面を形成する曲面(図のハッチング部分)が形成されて
いる。
部用のくぼみ16とハブ部用のくぼみ17が形成された
突起18の外周には、ブレード部を形成する溝19が形
成され、その溝19の1面には、ブレード部の高圧側の
面を形成する曲面(図のハッチング部分)が形成されて
いる。
【0020】20はスライドコアで、突起18の周囲に
溝19と対向するように可動型15に略半径方向に移動
可能に支持されている。このスライドコア20の先端に
は、前記溝19の曲面と対向してブレード部の負圧側の
面を形成する曲面(図のハッチング部分)が形成されて
いる。21はガイド穴で、スライドコア20に略放射状
に形成されている。22はロック面で、型閉め時に前記
固定型11の突起14と係合うようにスライドコア20
に形成されている。
溝19と対向するように可動型15に略半径方向に移動
可能に支持されている。このスライドコア20の先端に
は、前記溝19の曲面と対向してブレード部の負圧側の
面を形成する曲面(図のハッチング部分)が形成されて
いる。21はガイド穴で、スライドコア20に略放射状
に形成されている。22はロック面で、型閉め時に前記
固定型11の突起14と係合うようにスライドコア20
に形成されている。
【0021】なお、スライドコア20のブレード部の負
圧側の面を形成する曲面は、成形型の合わせ面により発
生する凹部が前記ブレード部の上流側の先端部負圧面側
になるように、前記溝19のブレード部の高圧側の面を
形成する曲面より若干小さくなるように形成されてい
る。
圧側の面を形成する曲面は、成形型の合わせ面により発
生する凹部が前記ブレード部の上流側の先端部負圧面側
になるように、前記溝19のブレード部の高圧側の面を
形成する曲面より若干小さくなるように形成されてい
る。
【0022】図9は、自動取り出し装置の正面図、図1
0は、自動取り出し装置の側面図である。
0は、自動取り出し装置の側面図である。
【0023】同図において、35は自動取り出し装置の
アームで、X、Y、Zの3軸方向に移動可能になってい
る。36はハンド部で、回転接続部37を介してアーム
35に支持されている。38は吸着パッドで、ハンド部
36に支持されている。
アームで、X、Y、Zの3軸方向に移動可能になってい
る。36はハンド部で、回転接続部37を介してアーム
35に支持されている。38は吸着パッドで、ハンド部
36に支持されている。
【0024】前記の構成で、図5に示す型開き状態で、
可動型15のボス部用のくぼみ16に、遠心送風機駆動
用のモータの回転軸に嵌合するたとえば、金属性の部品
を装着し、可動型15を固定型11に向けて移動させ
る。すると、まず、スライドコア20の穴21の一端が
ガイドバ13の先端に嵌合する。さらに可動型15を移
動させると、スライドコア20がガイドバ13に沿って
可動型15の略半径方向に可動型15の中心に向かって
移動する。
可動型15のボス部用のくぼみ16に、遠心送風機駆動
用のモータの回転軸に嵌合するたとえば、金属性の部品
を装着し、可動型15を固定型11に向けて移動させ
る。すると、まず、スライドコア20の穴21の一端が
ガイドバ13の先端に嵌合する。さらに可動型15を移
動させると、スライドコア20がガイドバ13に沿って
可動型15の略半径方向に可動型15の中心に向かって
移動する。
【0025】可動型15が固定型11側の移動端まで移
動すると、図7に示すように、スライドコア20も可動
型15の中心側の移動端まで移動し、そのロック面22
が固定型11の突起14と係合する。この状態で固定型
11と可動型15の間に、遠心送風機のハブ部形成用の
キャビティ25が形成され、可動型15とスライドコア
20の間に、遠心送風機のブレード部形成用のキャビテ
ィ26が形成される。
動すると、図7に示すように、スライドコア20も可動
型15の中心側の移動端まで移動し、そのロック面22
が固定型11の突起14と係合する。この状態で固定型
11と可動型15の間に、遠心送風機のハブ部形成用の
キャビティ25が形成され、可動型15とスライドコア
20の間に、遠心送風機のブレード部形成用のキャビテ
ィ26が形成される。
【0026】そして、前記キャビティ25、26に、た
とえば、熱可塑性樹脂を射出して、遠心送風機を成形す
る。このとき、可動型15とスライドコア20の間に形
成されたキャビティ26にも樹脂が流入し、その圧力に
よりスライドコア20を可動型15の中心側より外側へ
移動させる力が作用する。しかし、スライドコア20
は、ガイドバ13と突起14により支持されているの
で、外側に向けて移動することはない。
とえば、熱可塑性樹脂を射出して、遠心送風機を成形す
る。このとき、可動型15とスライドコア20の間に形
成されたキャビティ26にも樹脂が流入し、その圧力に
よりスライドコア20を可動型15の中心側より外側へ
移動させる力が作用する。しかし、スライドコア20
は、ガイドバ13と突起14により支持されているの
で、外側に向けて移動することはない。
【0027】成形終了後、固定型11から可動型15を
後退させ型開きを行う。この時、可動型15が移動を開
始すると、固定型11の突起14とスライドコア20の
ロック面22の係合が外れ、スライドコア20はガイド
バ13に沿って可動型15の略半径方向に可動型15の
外周に向かって移動する。このとき、スライドコア20
の移動量は、成形された遠心送風機が、取り出し時にそ
のブレード部のねじれによって回転し得る隙間を形成す
ることができる距離、たとえば、数mm程度でよい。
後退させ型開きを行う。この時、可動型15が移動を開
始すると、固定型11の突起14とスライドコア20の
ロック面22の係合が外れ、スライドコア20はガイド
バ13に沿って可動型15の略半径方向に可動型15の
外周に向かって移動する。このとき、スライドコア20
の移動量は、成形された遠心送風機が、取り出し時にそ
のブレード部のねじれによって回転し得る隙間を形成す
ることができる距離、たとえば、数mm程度でよい。
【0028】型開きが終わると、図9に示すように、取
り出し装置のアーム35を可動型15と対向する位置へ
移動させ、吸着パッド38を成形された遠心送風機のハ
ブ部2に押しつけ、遠心送風機を吸着保持する。この状
態で、アーム35を可動型15の軸心方向へ可動型15
から遠心送風機を引き出すように移動させる。
り出し装置のアーム35を可動型15と対向する位置へ
移動させ、吸着パッド38を成形された遠心送風機のハ
ブ部2に押しつけ、遠心送風機を吸着保持する。この状
態で、アーム35を可動型15の軸心方向へ可動型15
から遠心送風機を引き出すように移動させる。
【0029】この時、遠心送風機のブレード部3がねじ
れているので、遠心送風機は可動型15のの溝19の曲
面に沿って回転する。したがって、取り出し装置のハン
ド部36は、回転接続部37を中心として回転し、遠心
送風機の取り出しを可能にする。
れているので、遠心送風機は可動型15のの溝19の曲
面に沿って回転する。したがって、取り出し装置のハン
ド部36は、回転接続部37を中心として回転し、遠心
送風機の取り出しを可能にする。
【0030】このようにして成形され、取り出された遠
心送風機は、そのブレード部3の上流側の先端部負圧面
側に、型の合わせ面による凹部が形成されることにな
る。したがって、遠心送風機による送風の際に前記凹部
が送風抵抗とならず、遠心送風機の性能の低下を防止す
ることができる。
心送風機は、そのブレード部3の上流側の先端部負圧面
側に、型の合わせ面による凹部が形成されることにな
る。したがって、遠心送風機による送風の際に前記凹部
が送風抵抗とならず、遠心送風機の性能の低下を防止す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、送
風効率の低下、騒音の発生など性能低下の無い遠心送風
機を提供することができる。遠心送風機の成形用金型を
小型化しブレード部にねじれの無い遠心送風機の成形に
使用した成形機による成形を可能とし、成形用金型自体
および成形機の更新による費用の増加を防止することが
できる。また、スライドコアの移動量を小さくして成形
用金型の寿命を延ばすことができる。
風効率の低下、騒音の発生など性能低下の無い遠心送風
機を提供することができる。遠心送風機の成形用金型を
小型化しブレード部にねじれの無い遠心送風機の成形に
使用した成形機による成形を可能とし、成形用金型自体
および成形機の更新による費用の増加を防止することが
できる。また、スライドコアの移動量を小さくして成形
用金型の寿命を延ばすことができる。
【図1】シュラウド部を取り付けた遠心送風機の正面
図。
図。
【図2】シュラウド部を取り付けた遠心送風機の側面
図。
図。
【図3】シュラウド部と遠心送風機の分解図。
【図4】遠心送風機の上流側先端部の拡大斜視図。
【図5】本発明による遠心送風機の成形用金型の型開き
状態を示す正面図。
状態を示す正面図。
【図6】図5における固定型の正面図。
【図7】図5における成形用金型の型閉め状態を示す正
面図。
面図。
【図8】図7における固定型の側面図。
【図9】自動取り出し装置の正面図。
【図10】自動取り出し装置の側面図。
1…ボス部、2…ハブ部、3…ブレード部、5…凹部、
6…負圧面、11…固定型、13…ガイドバ、15…可
動型、20…スライドコア、21…穴、25、26…キ
ャビティ。
6…負圧面、11…固定型、13…ガイドバ、15…可
動型、20…スライドコア、21…穴、25、26…キ
ャビティ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 孝 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所空調システム事業部内 (72)発明者 畑 良樹 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所空調システム事業部内 (72)発明者 渡辺 昌俊 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 森 豊 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 望月 正昭 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内
Claims (3)
- 【請求項1】ボス部とハブ部およびハブ部に対し軸方向
にねじれて形成された複数のブレード部とが一体に成形
された樹脂製の遠心送風機において、成形型の合わせ面
により発生する凹部が前記ブレード部の上流側の先端部
負圧面側に形成されていることを特徴とする遠心送風
機。 - 【請求項2】固定型と可動型によって形成されるキャビ
ティ内に樹脂を注入してボス部とハブ部および複数のブ
レード部を一体成形する遠心送風機の成形用金型であっ
て、前記可動型側に、それぞれ成形用金型の軸心に対し
て所定の角度傾斜した穴が形成され、成形される遠心送
風機の略半径方向に移動可能な複数のスライドコアを設
け、固定型側に前記スライドコアの穴に係合し、成形型
の開閉時にスライドコアを移動させる複数のガイドバを
設けた金型であって、前記スライドコアを軸方向にねじ
れて形成されたブレード部の軸方向投影面内で移動する
ように構成したことを特徴とする成形用金型。 - 【請求項3】固定型と可動型およびスライドコアで形成
されるキャビティに樹脂を注入してボス部とハブ部およ
び複数のブレード部を一体成形する成形方法であって、
可動型とスライドコアで形成されるブレード部先端側の
合わせ面を、合わせ面によって発生する凹部が前記ブレ
ード部の負圧面側先端部に形成されるようにして成形
し、成形後、成形された遠心送風機を保持し、ブレード
部のねじれに応じて遠心送風機を回転させながら取り出
すことを特徴とする成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3890598A JPH11235722A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 遠心送風機とその成形用金型および成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3890598A JPH11235722A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 遠心送風機とその成形用金型および成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11235722A true JPH11235722A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12538219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3890598A Pending JPH11235722A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 遠心送風機とその成形用金型および成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11235722A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007040236A1 (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-12 | Mitsubishi Electric Corporation | ターボファン、空気調和機 |
KR20190105818A (ko) * | 2018-03-06 | 2019-09-18 | 최승용 | 블레이드 팬 제조용 금형 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3890598A patent/JPH11235722A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007040236A1 (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-12 | Mitsubishi Electric Corporation | ターボファン、空気調和機 |
KR20190105818A (ko) * | 2018-03-06 | 2019-09-18 | 최승용 | 블레이드 팬 제조용 금형 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050927 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |