JPH11234002A - 分布結合帯域除去フィルタ - Google Patents
分布結合帯域除去フィルタInfo
- Publication number
- JPH11234002A JPH11234002A JP2851698A JP2851698A JPH11234002A JP H11234002 A JPH11234002 A JP H11234002A JP 2851698 A JP2851698 A JP 2851698A JP 2851698 A JP2851698 A JP 2851698A JP H11234002 A JPH11234002 A JP H11234002A
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- JP
- Japan
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- line
- short
- strip line
- strip
- wavelength short
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ストリップラインと1/4波長短絡共振線路
との間の間隔を広げることなく結合度を小さくし、急峻
な減衰特性を得ながら小型化できる帯域除去フィルタを
提供することにある。 【解決手段】 ストリップライン側1及び1/4波長短
絡共振線路側2を近接組合せて4次の分布結合BEFを
構成する。ストリップライン11は帯状のものをU字形
ジグザグ状に形成され両端を入出力コネクタ13に接続
されている。1/4波長短絡共振線路21は棒状をし、
ストリップライン11のU字形に対応してケース22内
に4本平行に設けられ、組立によってストリップライン
11と1/4波長短絡共振線路21とは狭い間隔で対向
する。ストリップライン11には、ラインを跨ぐよう
に、両端を短絡したループ線路15が設けられ、これが
ストリップライン11と1/4波長短絡共振線路21間
に配され、相互の結合度を弱める。
との間の間隔を広げることなく結合度を小さくし、急峻
な減衰特性を得ながら小型化できる帯域除去フィルタを
提供することにある。 【解決手段】 ストリップライン側1及び1/4波長短
絡共振線路側2を近接組合せて4次の分布結合BEFを
構成する。ストリップライン11は帯状のものをU字形
ジグザグ状に形成され両端を入出力コネクタ13に接続
されている。1/4波長短絡共振線路21は棒状をし、
ストリップライン11のU字形に対応してケース22内
に4本平行に設けられ、組立によってストリップライン
11と1/4波長短絡共振線路21とは狭い間隔で対向
する。ストリップライン11には、ラインを跨ぐよう
に、両端を短絡したループ線路15が設けられ、これが
ストリップライン11と1/4波長短絡共振線路21間
に配され、相互の結合度を弱める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器に用いら
れる分布結合帯域除去フィルタ(Band Elimi
nation Filter 以下BEF)に関するも
のである。
れる分布結合帯域除去フィルタ(Band Elimi
nation Filter 以下BEF)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】分布結合BEFは、ストリップラインと
1/4波長短絡共振線路とからなる。そのフィルタ特性
を決定する要因の一つに、ストリップラインと1/4波
長短絡共振線路との間の結合度がある。結合度が大きい
と帯域が広く緩やかな減衰特性を示し、結合度が小さい
と帯域が狭く急峻な減衰特性を示す。
1/4波長短絡共振線路とからなる。そのフィルタ特性
を決定する要因の一つに、ストリップラインと1/4波
長短絡共振線路との間の結合度がある。結合度が大きい
と帯域が広く緩やかな減衰特性を示し、結合度が小さい
と帯域が狭く急峻な減衰特性を示す。
【0003】前記の相互の結合度は、ストリップライン
と1/4波長短絡共振線路との間隔で決められ、間隔が
広いと結合度が小さくなり(結合度が弱くなり)、間隔
が狭いと結合度が大きくなる(結合度が強くなる)。
と1/4波長短絡共振線路との間隔で決められ、間隔が
広いと結合度が小さくなり(結合度が弱くなり)、間隔
が狭いと結合度が大きくなる(結合度が強くなる)。
【0004】このため、従来は、急峻な減衰特性を得る
ために(結合度を小さくするために)はストリップライ
ンと1/4波長短絡共振線路との間隔を大きくするよ
う、間隔を広げることによって所要のフィルタ特性を得
るようにした。
ために(結合度を小さくするために)はストリップライ
ンと1/4波長短絡共振線路との間隔を大きくするよ
う、間隔を広げることによって所要のフィルタ特性を得
るようにした。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結合度
を小さくして急峻な減衰特性を得るためには、ストリッ
プラインと1/4波長短絡共振線路との間隔を大きくす
る必要があり、この間隔を大きく広げることによってフ
ィルタの構造が大きくなってしまう欠点があった。
を小さくして急峻な減衰特性を得るためには、ストリッ
プラインと1/4波長短絡共振線路との間隔を大きくす
る必要があり、この間隔を大きく広げることによってフ
ィルタの構造が大きくなってしまう欠点があった。
【0006】本発明の目的は、このストリップラインと
1/4波長短絡共振線路との間の結合度を小さくしよう
とすると、その間隔を広げる必要があり、そのためにフ
ィルタの構造が大きくなってしまうという問題点を解決
し、急峻な減衰特性を得ながら小型化できる構成の帯域
除去フィルタを提供することにある。
1/4波長短絡共振線路との間の結合度を小さくしよう
とすると、その間隔を広げる必要があり、そのためにフ
ィルタの構造が大きくなってしまうという問題点を解決
し、急峻な減衰特性を得ながら小型化できる構成の帯域
除去フィルタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、ストリッ
プラインと1/4波長短絡共振線路との間に両端を短絡
したループ線路を配置したことによって達成される。
プラインと1/4波長短絡共振線路との間に両端を短絡
したループ線路を配置したことによって達成される。
【0008】前記手段によれば、短絡ループ線路によっ
て、ストリップラインと1/4波長短絡共振線路との間
の結合を弱めることができる。これにより間隔を広げる
ことなく帯域を狭く急峻な減衰特性を得ることができ、
フィルタの構造を小型に構成できる。
て、ストリップラインと1/4波長短絡共振線路との間
の結合を弱めることができる。これにより間隔を広げる
ことなく帯域を狭く急峻な減衰特性を得ることができ、
フィルタの構造を小型に構成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
よって説明する。
よって説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態の構成図であ
る。図において、1はストリップライン側、2は1/4
波長短絡共振線路側を示し、両者を近接組合せて分布結
合BEFを構成する。実施形態は4次(1/4波長短絡
共振線路が4つで構成)のBEFであり、ストリップラ
インの下方に1/4波長短絡共振線路を配した構造にな
っている。
る。図において、1はストリップライン側、2は1/4
波長短絡共振線路側を示し、両者を近接組合せて分布結
合BEFを構成する。実施形態は4次(1/4波長短絡
共振線路が4つで構成)のBEFであり、ストリップラ
インの下方に1/4波長短絡共振線路を配した構造にな
っている。
【0011】図2は、ストリップライン側1の詳細図
で、(a)が正面、(b)が側面、(c)が裏面図であ
る。ストリップライン11は、帯状のものが用いられ、
それがU字形ジグザグ状に形成されて、両端を入出力コ
ネクタ13に接続されている。なお、ストリップライン
11を囲むカバー12の裏面から短絡ネジ14が挿入さ
れている。
で、(a)が正面、(b)が側面、(c)が裏面図であ
る。ストリップライン11は、帯状のものが用いられ、
それがU字形ジグザグ状に形成されて、両端を入出力コ
ネクタ13に接続されている。なお、ストリップライン
11を囲むカバー12の裏面から短絡ネジ14が挿入さ
れている。
【0012】図3は、1/4波長短絡共振線路側2の詳
細図で、(a)が正面、(b)が側面図である。1/4
波長短絡共振線路21は、棒状をし、基端がケース22
に固定され、先端が周波数調整ネジ24により長さ調整
される突起23に対向する。この1/4波長短絡共振線
路21はストリップライン11のU字形に対応してケー
ス22内に4本平行して設けられる。
細図で、(a)が正面、(b)が側面図である。1/4
波長短絡共振線路21は、棒状をし、基端がケース22
に固定され、先端が周波数調整ネジ24により長さ調整
される突起23に対向する。この1/4波長短絡共振線
路21はストリップライン11のU字形に対応してケー
ス22内に4本平行して設けられる。
【0013】図1に示すように、ストリップライン側1
は正面のストリップライン11が下向きで、カバー12
の裏面が上向きに設けられ、1/4波長短絡共振線路側
2は1/4波長短絡共振線路21を上向きにして、スト
リップライン側1の下に設ける。この両者は近接して組
立られ、カバー12内にケース22を嵌込み両者の端部
をネジ止めして固定する。組立、固定されたカバー12
及びケース22内のストリップライン11と1/4波長
短絡共振線路21とは狭い間隔で対向するようになる。
は正面のストリップライン11が下向きで、カバー12
の裏面が上向きに設けられ、1/4波長短絡共振線路側
2は1/4波長短絡共振線路21を上向きにして、スト
リップライン側1の下に設ける。この両者は近接して組
立られ、カバー12内にケース22を嵌込み両者の端部
をネジ止めして固定する。組立、固定されたカバー12
及びケース22内のストリップライン11と1/4波長
短絡共振線路21とは狭い間隔で対向するようになる。
【0014】ストリップライン側のストリップライン1
1には、ラインを跨ぐように短絡ループ線路15が設け
られ、各ループ線路15は両端をカバー12の短絡ネジ
で固定される。組立によってループ線路15は、相対向
するストリップライン11と1/4波長短絡共振線路2
1との間に配置されることになる。
1には、ラインを跨ぐように短絡ループ線路15が設け
られ、各ループ線路15は両端をカバー12の短絡ネジ
で固定される。組立によってループ線路15は、相対向
するストリップライン11と1/4波長短絡共振線路2
1との間に配置されることになる。
【0015】以上のようにして組立構成されたストリッ
プライン11と1/4波長短絡共振線路21からなる分
布結合BEFは、ストリップライン11と1/4波長短
絡共振線路21との間に両端を短絡したループ線路15
が配置され、これがストリップライン11と1/4波長
短絡共振線路21との間の相互の誘導結合を弱める作用
をする。したがって、ストリップライン11と1/4波
長短絡共振線路21との間隔を広げなくても結合度が小
さくなり急峻な減衰特性が得られるようになる。
プライン11と1/4波長短絡共振線路21からなる分
布結合BEFは、ストリップライン11と1/4波長短
絡共振線路21との間に両端を短絡したループ線路15
が配置され、これがストリップライン11と1/4波長
短絡共振線路21との間の相互の誘導結合を弱める作用
をする。したがって、ストリップライン11と1/4波
長短絡共振線路21との間隔を広げなくても結合度が小
さくなり急峻な減衰特性が得られるようになる。
【0016】図4は、本発明の入出力コネクタ13間の
フィルタの挿入損失(dB)及び反射特性(dB)で、
帯域が狭く急峻な減衰を示す。この場合のフィルタを構
成するカバー12の厚さは31.5mm、ケース22の
厚さは30mmであって、ストリップライン11と1/
4波長短絡共振線路21との間に両端を短絡した導線1
5を通さない場合は、同じ特性を得るためには、厚さを
+5mm増加させて間隔を広げる必要があった。
フィルタの挿入損失(dB)及び反射特性(dB)で、
帯域が狭く急峻な減衰を示す。この場合のフィルタを構
成するカバー12の厚さは31.5mm、ケース22の
厚さは30mmであって、ストリップライン11と1/
4波長短絡共振線路21との間に両端を短絡した導線1
5を通さない場合は、同じ特性を得るためには、厚さを
+5mm増加させて間隔を広げる必要があった。
【0017】なお、分布結合BEFは4次(1/4波長
短絡共振線路が4つで構成される)に限らず実施するこ
とができる。
短絡共振線路が4つで構成される)に限らず実施するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、構造を大
きくすることなく、急峻な減衰特性を有する分布結合B
EFを提供することができる。
きくすることなく、急峻な減衰特性を有する分布結合B
EFを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分布結合BEFの構造
図。
図。
【図2】図1のストリップライン側の詳細構造図。
【図3】図1の1/4波長短絡共振線路側の詳細構造
図。
図。
【図4】本発明の一実施形態の分布結合BEFの特性
図。
図。
1…ストリップライン側、2…1/4波長短絡共振線路
側、11…ストリップライン、12…カバー、13…入
出力コネクタ、14…短絡ネジ、15…ループ線路、2
1…1/4波長短絡共振線路、22…ケース、23…突
起、24…周波数調整ネジ。
側、11…ストリップライン、12…カバー、13…入
出力コネクタ、14…短絡ネジ、15…ループ線路、2
1…1/4波長短絡共振線路、22…ケース、23…突
起、24…周波数調整ネジ。
Claims (1)
- 【請求項1】 ストリップラインと1/4波長短絡共振
線路とからなる分布結合帯域除去フィルタにおいて、前
記ストリップラインと1/4波長短絡共振線路との間に
両端を短絡したループ線路を配置したことを特徴とする
分布結合帯域除去フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2851698A JPH11234002A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 分布結合帯域除去フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2851698A JPH11234002A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 分布結合帯域除去フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11234002A true JPH11234002A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12250859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2851698A Pending JPH11234002A (ja) | 1998-02-10 | 1998-02-10 | 分布結合帯域除去フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11234002A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100335108B1 (ko) * | 1999-12-23 | 2002-05-04 | 구자홍 | 마이크로파 필터 |
-
1998
- 1998-02-10 JP JP2851698A patent/JPH11234002A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100335108B1 (ko) * | 1999-12-23 | 2002-05-04 | 구자홍 | 마이크로파 필터 |
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