JPH11233863A - 光増幅器 - Google Patents
光増幅器Info
- Publication number
- JPH11233863A JPH11233863A JP2723498A JP2723498A JPH11233863A JP H11233863 A JPH11233863 A JP H11233863A JP 2723498 A JP2723498 A JP 2723498A JP 2723498 A JP2723498 A JP 2723498A JP H11233863 A JPH11233863 A JP H11233863A
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- JP
- Japan
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- light
- fiber
- optical
- amplification fiber
- optical amplification
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高出力を可能にする。
【解決手段】 光増幅ファイバ10は、信号光の波長λ
sで発光する第1元素を添加したコア10a、励起光
(波長λp)により励起されて、第1元素を励起する励
起光(波長λb)を発生する第2元素を添加した第1ク
ラッド10b及び第2クラッド10cを具備するダブル
クラッド構造になっている。信号光は光ファイバ12を
伝搬して合波器14に入射する。励起光源16の出力す
る励起光(波長λp)は、集光レンズ18、多層膜反射
ミラー20及び太いコア径の光ファイバ22を介して合
波器14に入射する。多層膜反射ミラー20は波長λp
を透過するが、波長λbを反射する。合波器14は、光
ファイバ12からの信号光をコア10aに入射し、光フ
ァイバ22からの励起光を第1クラッド10bに入射す
る。光増幅ファイバ10の反対端の多層膜ミラー32は
信号光を透過し、第2元素の発生光を反射する。
sで発光する第1元素を添加したコア10a、励起光
(波長λp)により励起されて、第1元素を励起する励
起光(波長λb)を発生する第2元素を添加した第1ク
ラッド10b及び第2クラッド10cを具備するダブル
クラッド構造になっている。信号光は光ファイバ12を
伝搬して合波器14に入射する。励起光源16の出力す
る励起光(波長λp)は、集光レンズ18、多層膜反射
ミラー20及び太いコア径の光ファイバ22を介して合
波器14に入射する。多層膜反射ミラー20は波長λp
を透過するが、波長λbを反射する。合波器14は、光
ファイバ12からの信号光をコア10aに入射し、光フ
ァイバ22からの励起光を第1クラッド10bに入射す
る。光増幅ファイバ10の反対端の多層膜ミラー32は
信号光を透過し、第2元素の発生光を反射する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光増幅器に関し、
より具体的には、高出力が可能な光増幅器に関する。
より具体的には、高出力が可能な光増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】信号波長に相当する波長で発光する発光
元素をコアに添加した光ファイバに励起光と信号光を入
射することにより、信号光を光増幅する光増幅器は、周
知である。例えば、光通信システムでは、エルビウムな
どの希土類元素を添加した光増幅ファイバに1.47μ
m帯又は0.98μmの励起光を導入する構成が知られ
ている。
元素をコアに添加した光ファイバに励起光と信号光を入
射することにより、信号光を光増幅する光増幅器は、周
知である。例えば、光通信システムでは、エルビウムな
どの希土類元素を添加した光増幅ファイバに1.47μ
m帯又は0.98μmの励起光を導入する構成が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする謀題】従来例では、励起光を
口径の小さなコアに直接入射させているので、励起光源
としてビーム径の太いハイパワーレーザを使用できなか
った。また、コア内で吸収されなかった励起光はそのま
ま外部に放出されていたので、励起光率が悪かった。こ
れらの理由により、従来例では、高出力化が困難であっ
た。
口径の小さなコアに直接入射させているので、励起光源
としてビーム径の太いハイパワーレーザを使用できなか
った。また、コア内で吸収されなかった励起光はそのま
ま外部に放出されていたので、励起光率が悪かった。こ
れらの理由により、従来例では、高出力化が困難であっ
た。
【0004】本発明は、励起光源としてハイパワーレー
ザを使用できる光増幅器を提示することを目的とする。
ザを使用できる光増幅器を提示することを目的とする。
【0005】本発明はまた、高い励起効率で高出力を得
られる光増幅器を提示することを目的とする。
られる光増幅器を提示することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光増幅器
は、信号波長光を発光する第1の元素を添加したコア、
当該コアの外周にあり、当該第1の元素を励起する光を
発光する第2の元素を添加した第1クラッド、及び、当
該第1クラッドの外周にあり、当該第2のクラッドの屈
折率より低い屈折率第2クラッドを有するダブルクラッ
ド構造の光増幅ファイバと、当該第2の元素を励起する
励起光を発生する励起光源と、当該励起光源の発生光と
光増幅すべき信号光を合波し、当該励起光源の発生光を
当該光増幅ファイバの第1クラッドに入射し、当該信号
光を当該光増幅ファイバの当該コアに入射するする合波
手段と、当該光増幅ファイバの両側で、当該第2の元素
の発生する光を選択的に反射する反射手段とからなるこ
とを特徴とする。合波手段は好ましくは、誘電体多層膜
形合波器からなる。
は、信号波長光を発光する第1の元素を添加したコア、
当該コアの外周にあり、当該第1の元素を励起する光を
発光する第2の元素を添加した第1クラッド、及び、当
該第1クラッドの外周にあり、当該第2のクラッドの屈
折率より低い屈折率第2クラッドを有するダブルクラッ
ド構造の光増幅ファイバと、当該第2の元素を励起する
励起光を発生する励起光源と、当該励起光源の発生光と
光増幅すべき信号光を合波し、当該励起光源の発生光を
当該光増幅ファイバの第1クラッドに入射し、当該信号
光を当該光増幅ファイバの当該コアに入射するする合波
手段と、当該光増幅ファイバの両側で、当該第2の元素
の発生する光を選択的に反射する反射手段とからなるこ
とを特徴とする。合波手段は好ましくは、誘電体多層膜
形合波器からなる。
【0007】励起光源の発生する励起光は、光増幅ファ
イバの第1クラッドに入射すればよいので、太いビーム
径で光増幅ファイバに入射できる。これにより、ハイパ
ワーで第1クラッドの第2の元素を励起できる。第2の
元素の発生光がその内側のコア内の第1元素を励起し、
しかも、光増幅ファイバ内を伝搬していくに従いコアに
移行するだけでなく、反射部材により光増幅ファイバ内
に閉じ込められることになるので、非常に高い効率で第
1元素を励起できる。この結果、全体としても高い励起
効率を実現でき、高利得と高出力を達成できる。
イバの第1クラッドに入射すればよいので、太いビーム
径で光増幅ファイバに入射できる。これにより、ハイパ
ワーで第1クラッドの第2の元素を励起できる。第2の
元素の発生光がその内側のコア内の第1元素を励起し、
しかも、光増幅ファイバ内を伝搬していくに従いコアに
移行するだけでなく、反射部材により光増幅ファイバ内
に閉じ込められることになるので、非常に高い効率で第
1元素を励起できる。この結果、全体としても高い励起
効率を実現でき、高利得と高出力を達成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例の概略構成図を
示す。内部構造を分かりやすくするために、光ファイバ
については、その一部を切り欠いて断面図を図示してあ
る。縦横の縮尺は、実際を反映したものではない。
示す。内部構造を分かりやすくするために、光ファイバ
については、その一部を切り欠いて断面図を図示してあ
る。縦横の縮尺は、実際を反映したものではない。
【0010】10は光増幅ファイバであり、コア10
a、コア10aの外側の第1クラッド10b及び第1ク
ラッド10bの外側の第2クラッド10cを具備するダ
ブルクラッド構造になっている。コア10aには信号光
の波長λsで発光する第1元素を添加し、第1クラッド
10bには、後述する波長λpの励起光により励起され
て、第1元素を励起する励起光(波長λb)を発生する
第2元素を添加してある。コア10aの屈折率は第1ク
ラッド10bの屈折率より高く、第1クラッド10bの
屈折率は第2クラッド10cの屈折率より高くしてあ
る。
a、コア10aの外側の第1クラッド10b及び第1ク
ラッド10bの外側の第2クラッド10cを具備するダ
ブルクラッド構造になっている。コア10aには信号光
の波長λsで発光する第1元素を添加し、第1クラッド
10bには、後述する波長λpの励起光により励起され
て、第1元素を励起する励起光(波長λb)を発生する
第2元素を添加してある。コア10aの屈折率は第1ク
ラッド10bの屈折率より高く、第1クラッド10bの
屈折率は第2クラッド10cの屈折率より高くしてあ
る。
【0011】信号光は信号光伝送光ファイバ12を伝搬
して合波器14に入射する。励起光源16の出力する励
起光(波長λp)は、集光レンズ18及び多層膜反射ミ
ラー20を介して、コア径の大きなマルチモードファイ
バからなる励起光伝送光ファイバ22に入射する。多層
膜反射ミラー20は、励起光源16の発生する励起光
(波長λp)を透過するが、光増幅ファイバ10の第1
クラッド10bに添加された第2元素の発生する光(波
長λb)を反射するように形成されている。励起光伝送
光ファイバ22を伝搬した励起光λpは、合波器14に
入射する。
して合波器14に入射する。励起光源16の出力する励
起光(波長λp)は、集光レンズ18及び多層膜反射ミ
ラー20を介して、コア径の大きなマルチモードファイ
バからなる励起光伝送光ファイバ22に入射する。多層
膜反射ミラー20は、励起光源16の発生する励起光
(波長λp)を透過するが、光増幅ファイバ10の第1
クラッド10bに添加された第2元素の発生する光(波
長λb)を反射するように形成されている。励起光伝送
光ファイバ22を伝搬した励起光λpは、合波器14に
入射する。
【0012】合波器14は、信号光(波長λs)を透過
するが、励起光源16の発生する励起光(波長λp)及
び光増幅ファイバ10の第1クラッド10bに添加され
た第2元素の発生光(λb)を反射する誘電体多層膜2
4と、その誘電体多層膜24の一面に約45度の傾きで
信号伝送光ファイバ12からの信号光を入射するコリメ
ータ・レンズ26と、誘電体多層膜24の他面に約45
度の傾きで励起光伝送光ファイバ22からの励起光を入
射するコリメータ・レンズ28と、誘電体多層膜24を
透過した信号光及び誘電体多層膜24で反射された励起
光を光増幅ファイバ10に入射する集光レンズ30とか
らなる。但し、レンズ26,30は、信号光伝送光ファ
イバ12から出射される信号光が効率良く光増幅ファイ
バ10のコア10aに入射するように設定され、レンズ
28,30は、励起光伝送光ファイバ22から出射され
る励起光が効率良く光増幅ファイバ10の主として第1
クラッド10bに入射するように設定されている。
するが、励起光源16の発生する励起光(波長λp)及
び光増幅ファイバ10の第1クラッド10bに添加され
た第2元素の発生光(λb)を反射する誘電体多層膜2
4と、その誘電体多層膜24の一面に約45度の傾きで
信号伝送光ファイバ12からの信号光を入射するコリメ
ータ・レンズ26と、誘電体多層膜24の他面に約45
度の傾きで励起光伝送光ファイバ22からの励起光を入
射するコリメータ・レンズ28と、誘電体多層膜24を
透過した信号光及び誘電体多層膜24で反射された励起
光を光増幅ファイバ10に入射する集光レンズ30とか
らなる。但し、レンズ26,30は、信号光伝送光ファ
イバ12から出射される信号光が効率良く光増幅ファイ
バ10のコア10aに入射するように設定され、レンズ
28,30は、励起光伝送光ファイバ22から出射され
る励起光が効率良く光増幅ファイバ10の主として第1
クラッド10bに入射するように設定されている。
【0013】本実施例では、ハイパワーの励起光を光増
幅ファイバ10に供給できるように、図1にも強調して
図示したように、励起光伝送光ファイバ22として、コ
ア径の太いマルチモードファイバを使用している。他
方、信号光伝送光ファイバ12のコア径は、光ファイバ
通信システムに使用されるような小径のものである。
幅ファイバ10に供給できるように、図1にも強調して
図示したように、励起光伝送光ファイバ22として、コ
ア径の太いマルチモードファイバを使用している。他
方、信号光伝送光ファイバ12のコア径は、光ファイバ
通信システムに使用されるような小径のものである。
【0014】光増幅ファイバ10の反対端には、光増幅
ファイバ10から出射される信号光(波長λs)を透過
するが、光増幅ファイバ10の第1クラッド10bに添
加された元素が発生する光(波長λb)を反射する多層
膜反射ミラー32が配置、その外側にレンズ34,36
及び信号光伝送光ファイバ38が配置されている。レン
ズ34,36は、光増幅ファイバ10から出射され、多
層膜反射ミラー32を透過した信号光を信号光伝送光フ
ァイバ38に結合する。
ファイバ10から出射される信号光(波長λs)を透過
するが、光増幅ファイバ10の第1クラッド10bに添
加された元素が発生する光(波長λb)を反射する多層
膜反射ミラー32が配置、その外側にレンズ34,36
及び信号光伝送光ファイバ38が配置されている。レン
ズ34,36は、光増幅ファイバ10から出射され、多
層膜反射ミラー32を透過した信号光を信号光伝送光フ
ァイバ38に結合する。
【0015】本実施例の動作を説明する。光増幅すべき
信号光(波長λs)は信号伝送光ファイバ12を伝搬し
て合波器14に入射する。励起光源16から出力される
励起光(波長λp)は、レンズ18及び多層膜反射ミラ
ー20を透過して励起光伝送光ファイバ22に入射し、
励起光伝送光ファイバ22を伝搬して合波器14に入射
する。
信号光(波長λs)は信号伝送光ファイバ12を伝搬し
て合波器14に入射する。励起光源16から出力される
励起光(波長λp)は、レンズ18及び多層膜反射ミラ
ー20を透過して励起光伝送光ファイバ22に入射し、
励起光伝送光ファイバ22を伝搬して合波器14に入射
する。
【0016】合波器14では、信号光伝送光ファイバ1
2から出射される信号光が、コリメータ・レンズ26に
よりほぼ平行光束化され、誘電体多層膜24を透過し、
集光レンズ30で光増幅ファイバ10のコア10aに入
射する。また、励起光伝送光ファイバ22から出射され
る励起光は、コリメータ・レンズ28によりほぼ平行光
束化され、誘電体多層膜24で反射され、集光レンズ3
0で光増幅ファイバ10のコア10a及び第1クラッド
10b(主として第1クラッド10b)に入射する。
2から出射される信号光が、コリメータ・レンズ26に
よりほぼ平行光束化され、誘電体多層膜24を透過し、
集光レンズ30で光増幅ファイバ10のコア10aに入
射する。また、励起光伝送光ファイバ22から出射され
る励起光は、コリメータ・レンズ28によりほぼ平行光
束化され、誘電体多層膜24で反射され、集光レンズ3
0で光増幅ファイバ10のコア10a及び第1クラッド
10b(主として第1クラッド10b)に入射する。
【0017】光増幅ファイバ10では、励起光源16か
らの励起光が第1クラッド10bに添加された第2元素
を励起して、コア10aに添加された第1元素を励起す
る励起光(波長λb)を発生する。励起光源16からの
励起光は光増幅ファイバ10の第1クラッド10bに入
射すればよいので、コア10aに入射しなければならな
い場合に比べ、より多くのパワーを光増幅ファイバ10
に入射できる。第1クラッド10bに添加された第2元
素の発生する光(波長λb)は、より屈折率の高いコア
10aに移行し、コア10aに添加された第1元素を効
率良く励起する。コア10aに添加された第1元素は、
このように励起されて反転分布を形成し、誘導放出によ
り信号光(波長λs)を光増幅する。
らの励起光が第1クラッド10bに添加された第2元素
を励起して、コア10aに添加された第1元素を励起す
る励起光(波長λb)を発生する。励起光源16からの
励起光は光増幅ファイバ10の第1クラッド10bに入
射すればよいので、コア10aに入射しなければならな
い場合に比べ、より多くのパワーを光増幅ファイバ10
に入射できる。第1クラッド10bに添加された第2元
素の発生する光(波長λb)は、より屈折率の高いコア
10aに移行し、コア10aに添加された第1元素を効
率良く励起する。コア10aに添加された第1元素は、
このように励起されて反転分布を形成し、誘導放出によ
り信号光(波長λs)を光増幅する。
【0018】第1クラッド10bに添加された第2元素
の発生する光(波長λb)が、内側のコア10aの第1
元素を励起することになるので、効率良く第1元素を励
起できる。第1クラッド10bに添加された第2元素の
発生する光(波長λb)は、光増幅ファイバ10の両端
から出射される。しかし、合波器14の側に出射された
ものは、誘電体多層膜24により反射され、且つ多層膜
ミラー20により反射されるので、結局、光増幅ファイ
バ10に戻ることになり、多層膜ミラー32の側に出射
されたものは、多層膜ミラー32により反射されて光増
幅ファイバ10に戻る。即ち、第1クラッド10bに添
加された第2元素の発生する光(波長λb)は、多層膜
ミラー20,32により光増幅ファイバ10内に閉じ込
められることになり、効率良くコア10aに添加された
第1元素を励起できる。
の発生する光(波長λb)が、内側のコア10aの第1
元素を励起することになるので、効率良く第1元素を励
起できる。第1クラッド10bに添加された第2元素の
発生する光(波長λb)は、光増幅ファイバ10の両端
から出射される。しかし、合波器14の側に出射された
ものは、誘電体多層膜24により反射され、且つ多層膜
ミラー20により反射されるので、結局、光増幅ファイ
バ10に戻ることになり、多層膜ミラー32の側に出射
されたものは、多層膜ミラー32により反射されて光増
幅ファイバ10に戻る。即ち、第1クラッド10bに添
加された第2元素の発生する光(波長λb)は、多層膜
ミラー20,32により光増幅ファイバ10内に閉じ込
められることになり、効率良くコア10aに添加された
第1元素を励起できる。
【0019】第1クラッド10bに添加された第2元素
の発生する光(波長λb)を光増幅ファイバ10内に閉
じ込めるという点では、多層膜反射ミラー20は、コリ
メータ・レンズ28と誘電体多層膜24の間に配置して
も良い。他の構成して、多層膜反射ミラー20の代わり
に、信号光伝送光ファイバ12と合波器14との間、又
は、コリメータ・レンズ26と誘電体多層膜24との間
に、信号光を透過するが波長λbを反射する多層膜反射
ミラーを配置しても良い。
の発生する光(波長λb)を光増幅ファイバ10内に閉
じ込めるという点では、多層膜反射ミラー20は、コリ
メータ・レンズ28と誘電体多層膜24の間に配置して
も良い。他の構成して、多層膜反射ミラー20の代わり
に、信号光伝送光ファイバ12と合波器14との間、又
は、コリメータ・レンズ26と誘電体多層膜24との間
に、信号光を透過するが波長λbを反射する多層膜反射
ミラーを配置しても良い。
【0020】光増幅ファイバ10に入射した信号光は、
光増幅ファイバ10のコア10aを伝搬する間に、コア
10aに添加された第1元素により光増幅され、他端か
ら多層膜反射ミラー32に向けて出射する。信号光は多
層膜反射ミラー32を透過し、レンズ34,36により
信号光伝送光ファイバ38に入射し、伝搬する。
光増幅ファイバ10のコア10aを伝搬する間に、コア
10aに添加された第1元素により光増幅され、他端か
ら多層膜反射ミラー32に向けて出射する。信号光は多
層膜反射ミラー32を透過し、レンズ34,36により
信号光伝送光ファイバ38に入射し、伝搬する。
【0021】光増幅ファイバ10の材質を石英系ガラス
とし、コア10aに添加する発光元素をTm、第1クラ
ッド10bに添加する元素をNdとし、励起光源16を
0.8μm帯半導体レーザとすれば、Ndは0.8μm
帯光で励起されて1.06μm帯光を発光し、Tmは
1.06μm帯光で励起されて1.47μm帯光を発光
するので1.47μm帯光増幅器を実現できる。光増幅
ファイバ10の材質をフッ化物ガラスに変更して、同様
の元素を添加しても、1.47μm帯光増幅器が実現で
きる。
とし、コア10aに添加する発光元素をTm、第1クラ
ッド10bに添加する元素をNdとし、励起光源16を
0.8μm帯半導体レーザとすれば、Ndは0.8μm
帯光で励起されて1.06μm帯光を発光し、Tmは
1.06μm帯光で励起されて1.47μm帯光を発光
するので1.47μm帯光増幅器を実現できる。光増幅
ファイバ10の材質をフッ化物ガラスに変更して、同様
の元素を添加しても、1.47μm帯光増幅器が実現で
きる。
【0022】光増幅ファイバ10の材質をフッ化物ガラ
スとし、コア10aに添加する元素をPr、第1クラッ
ド10bに添加する元素をYbとし、励起光源6を0.
98μm帯半導体レーザとすれば、Ybは0.98μm
帯光で励起されて1.02μm帯光を発光し、Prは
1.02μm帯光で励起されて1.3μm帯光を発光す
るので、1.3μm帯光増幅器を実現できる。
スとし、コア10aに添加する元素をPr、第1クラッ
ド10bに添加する元素をYbとし、励起光源6を0.
98μm帯半導体レーザとすれば、Ybは0.98μm
帯光で励起されて1.02μm帯光を発光し、Prは
1.02μm帯光で励起されて1.3μm帯光を発光す
るので、1.3μm帯光増幅器を実現できる。
【0023】光増幅ファイバ10の材質をフッ化物ガラ
スとし、コア10aに添加する元素をEr、第1クラッ
ド10bに添加する元素をTm、励起光源16を1.0
6μm帯固体レーザとすれば、Tmは1.06μm帯光
で励起されて1.47μm帯光を発光し、Erは1.4
7μm帯光で励起されて1.5μm帯光を発光するの
で、1.5μm帯光増幅器を実現できる。
スとし、コア10aに添加する元素をEr、第1クラッ
ド10bに添加する元素をTm、励起光源16を1.0
6μm帯固体レーザとすれば、Tmは1.06μm帯光
で励起されて1.47μm帯光を発光し、Erは1.4
7μm帯光で励起されて1.5μm帯光を発光するの
で、1.5μm帯光増幅器を実現できる。
【0024】光増幅ファイバ10の材質をフッ化物ガラ
スとし、コア10aに添加する元素をTm、第1クラッ
ド10bに添加する元素をEr、励起光源16を1.4
8μm帯半導体レーザとすれば、Erは1.48μm帯
光で励起されて1.58μm帯光を発光し、Tmは1.
58μm帯光で励起されて1.9μm帯光を発光するの
で、1.9μm帯光増幅器を実現できる。
スとし、コア10aに添加する元素をTm、第1クラッ
ド10bに添加する元素をEr、励起光源16を1.4
8μm帯半導体レーザとすれば、Erは1.48μm帯
光で励起されて1.58μm帯光を発光し、Tmは1.
58μm帯光で励起されて1.9μm帯光を発光するの
で、1.9μm帯光増幅器を実現できる。
【0025】本発明に係る光増幅器は、その添付元素を
選択することにより多種多様な信号波長を光増幅の対象
とし得るだけでなく、高い効率を実現できるので、通信
及び計測以外にも幅広い分野で利用可能である。
選択することにより多種多様な信号波長を光増幅の対象
とし得るだけでなく、高い効率を実現できるので、通信
及び計測以外にも幅広い分野で利用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、ビーム径の太いハイパワーレーザ
を励起光源として使用でき、また、信号波長光を発光す
る元素を励起する光をダブルクラッドファイバ内に閉じ
込めるので、高効率の光増幅器を実現できる。
に、本発明によれば、ビーム径の太いハイパワーレーザ
を励起光源として使用でき、また、信号波長光を発光す
る元素を励起する光をダブルクラッドファイバ内に閉じ
込めるので、高効率の光増幅器を実現できる。
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
る。
10:光増幅ファイバ 10a:コア 10b:第1クラッド 10c:第2クラッド 12:信号光伝送光ファイバ 14:合波器 16:励起光源 18:集光レンズ 20:多層膜反射ミラー 22:励起光伝送光ファイバ 24;誘電体多層膜 26:コリメータ・レンズ 28:コリメータ・レンズ 30:集光レンズ 32:多層膜反射ミラー 34,36:レンズ 38:信号光伝送光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 俊男 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号国際電 信電話株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 信号波長光を発光する第1の元素を添加
したコア、当該コアの外周にあり、当該第1の元素を励
起する光を発光する第2の元素を添加した第1クラッ
ド、及び、当該第1クラッドの外周にあり、当該第2の
クラッドの屈折率より低い屈折率第2クラッドを有する
ダブルクラッド構造の光増幅ファイバと、 当該第2の元素を励起する励起光を発生する励起光源
と、 当該励起光源の発生光と光増幅すべき信号光を合波し、
当該励起光源の発生光を当該光増幅ファイバの第1クラ
ッドに入射し、当該信号光を当該光増幅ファイバの当該
コアに入射する合波手段と、 当該光増幅ファイバの両側で、当該第2の元素の発生す
る光を選択的に反射する反射手段とからなることを特徴
とする光増幅器。 - 【請求項2】 当該合波手段が、誘電体多層膜形合波器
からなる請求項1に記載の光増幅器。 - 【請求項3】 当該光増幅ファイバの材質が石英系ガラ
スからなり、当該第1の元素がTm、当該第2の元素が
Nd、当該励起光源が0.8μm帯レーザからなる請求
項1に記載の光増幅器。 - 【請求項4】 当該光増幅ファイバの材質がフッ化物ガ
ラスからなり、当該第1の元素がTm、当該第2の元素
がNd、当該励起光源が0.8μm帯レーザからなる請
求項1に記載の光増幅器。 - 【請求項5】 当該光増幅ファイバの材質がフッ化物ガ
ラスからなり、当該第1の元素がPr、当該第2の元素
がYb、当該励起光源が0.98μm帯レーザからなる
請求項1に記載の光増幅器。 - 【請求項6】 当該光増幅ファイバの材質がフッ化物ガ
ラスからなり、当該第1の元素がTm、当該第2の元素
がEr、当該励起光源が1.48μm帯レーザからなる
請求項1に記載の光増幅器。 - 【請求項7】 当該光増幅ファイバの材質がフッ化物ガ
ラスからなり、当該第1の元素がEr、当該第2の元素
がTm、当該励起光源が1.06μm帯レーザからなる
請求項1に記載の光増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2723498A JPH11233863A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 光増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2723498A JPH11233863A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 光増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11233863A true JPH11233863A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12215395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2723498A Pending JPH11233863A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 光増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11233863A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003198013A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-07-11 | Toshiba Corp | ファイバレーザ装置およびその光合分波器と映像表示装置 |
JP5598882B2 (ja) * | 2011-06-16 | 2014-10-01 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ増幅器 |
WO2019130551A1 (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-04 | 三菱電機株式会社 | 平面導波路及びレーザ増幅器 |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP2723498A patent/JPH11233863A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003198013A (ja) * | 2001-10-19 | 2003-07-11 | Toshiba Corp | ファイバレーザ装置およびその光合分波器と映像表示装置 |
US6829256B2 (en) | 2001-10-19 | 2004-12-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fiber laser apparatus as well as optical multi/demultiplexer and image display apparatus therefor |
JP5598882B2 (ja) * | 2011-06-16 | 2014-10-01 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ増幅器 |
US9140850B2 (en) | 2011-06-16 | 2015-09-22 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical coupling structure and optical fiber amplifier |
WO2019130551A1 (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-04 | 三菱電機株式会社 | 平面導波路及びレーザ増幅器 |
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Date | Code | Title | Description |
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