JPH11233755A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH11233755A
JPH11233755A JP10029505A JP2950598A JPH11233755A JP H11233755 A JPH11233755 A JP H11233755A JP 10029505 A JP10029505 A JP 10029505A JP 2950598 A JP2950598 A JP 2950598A JP H11233755 A JPH11233755 A JP H11233755A
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JP
Japan
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layer
electrode
gto
gate
gate pad
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Application number
JP10029505A
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English (en)
Inventor
Yuji Takayanagi
雄治 高柳
Nobuyoshi Matsuura
伸悌 松浦
Toyoichi Nemoto
豊一 根本
Kazuyuki Takahashi
一幸 高橋
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Hitachi Ltd
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Haramachi Electronics Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/71Means for bonding not being attached to, or not being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/72Detachable connecting means consisting of mechanical auxiliary parts connecting the device, e.g. pressure contacts using springs or clips
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】GTOのゲート電極を多重構造とすることによ
り、厚みの薄い半導体装置を提供する。 【解決手段】GTOにおいて、Pベース層202が半導
体基板表面に露出する部分に、アルミニウム層101,
チタン層102,ニッケル層103,金層104の4層
の金属からなる多重電極108が形成され、かつ、前記
の多重電極の表面に半田105を介してゲートリード1
3が接続される。 【効果】ゲートパットを直接接着することにより、従来
のゲート加圧機構が不必要となるため、GTO素子の厚
みを薄くすることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の電極形
成方法に係わり、特にアノード,カソード電極を加圧す
る圧接型半導体装置において半導体基板上のゲート電極
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本明細書では本発明を説明するために、
上記発明が有効とされるゲートターンオフサイリスタ
(GTO)を用いて説明する。
【0003】図8に示すのは、従来用いられてきた圧接
型GTOの断面構造の摸式図である。GTOはGTOペ
レット200を底部構体2と頂部構体1で封じ切る形と
なる。底部構体2は銅製アノードポスト電極11とセラ
ミック製の絶縁筒体16とは輪形金属板12からなる。
一方、頂部構体1はカソードポスト電極10,絶縁筒体
16,輪形金属板12で構成される。また、カソードポ
スト電極10にはゲートリードを取り付けるための切欠
溝が設けられている。また、GTOペレット200のア
ノード側のアノード電極22の下方にはモリブデン製の
ディスク状の部材23を、同様にカソード側のカソード
電極21の上方にもモリブデンバッファディスク20を
配置する。また、Si基板の円周端部は電圧保持を目的
として、端面処理がなされている。
【0004】また、ゲート電極となるアルミニウム層1
01のゲートリード13と接続するゲートパット106
の上方にはセラミックシール601,マイカ602,座
金604,スプリング603からなるゲートパット10
6をGTOペレット200に加圧し、低抵抗接触する圧
接型ゲート構造を採用するのが通常である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】GTO素子のターンオ
フ動作はアノード電極22−カソード電極21間の通電
中に、アルミニウム層101−カソード電極21にパル
ス状の逆電圧を印加し、GTOペレット内部の電荷をア
ルミニウム層101を通して除去することによってなさ
れる。このオフゲート電流は通常アノード電極22−カ
ソード電極21間に流れるアノード電流値の20〜30
%程度必要とされる。例えば、ターンオフ電流が600
0AクラスのGTOではオフゲート電流は1200A〜
2000A程度となる。そのため、ゲートパット106
とアルミニウム層101間の接触抵抗は極力小さいこと
が望まれる。そのため、従来の構造ではゲートパット1
06加圧の圧力を大きくすることが必要とされたため、
絶縁部材であるマイカ602,座金604,スプリング
603からなるゲート加圧部品も大きくなり、必然的に
カソードポスト電極10の切り欠きも大きくなることか
らカソードポスト電極10の厚みが増加し、GTO素子
トータル厚も厚くなってしまう。
【0006】また、上記の加圧方式では、マイカ60
2,座金604,スプリング603の特性およびゲート
パット106などの部品の厚み精度の不均一によりゲー
トパット面内を均一に加圧するのは難しい。このゲート
電極加圧の不均一はオフゲート電流の不均一をもたらす
ためGTOのターンオフ破壊の原因となる。これを解決
するためにも、ゲートパット106の加圧を強化する必
要があり、さらにスプリング603を強化する必要があ
る。また、長期間の使用に対する経時変化を考慮した場
合、スプリング603の劣化によりゲートパット106
面内での加圧力不均一により特性劣化等も懸念される。
【0007】更に、実験が進められている、6000A
クラスの大容量GTO素子では半導体基板の拡大に伴
い、ゲートパット106の面積も拡大されるため、ゲー
トパット106加圧のための機構は更に大規模化されス
プリング603の厚み増加も当然必要とされる。そのた
めGTO素子の厚み、特にカソードポスト電極10の厚
みは大幅に増加させざるを得なくなる。GTO素子の厚
みの増加は、カソードポスト電極10の厚み増加による
熱抵抗悪化を伴うだけでなく、カソードポスト電極10
に比較的大きな面積で切り欠きが必要となるため、組立
後の熱処理や加圧スタックへの装着により、カソードポ
スト電極10の切り欠き部の平坦度が悪くなる等の問題
もある。
【0008】一方、スプリング603の厚み増加による
半導体装置厚み増加を防止するために、ゲートパット1
06を半田を用いて貼り付ける方法が考えられるが、従
来のシリコン面およびアルミ電極表面の半田塗れ性は悪
く、半田接続は不可能である。また、ゲートパット10
6をモリブデンまたはタングステンで製作し、アルミニ
ウム・シリコン合金を介して高温処理することによりゲ
ートパット106を合金化させることは可能であるが、
700℃以上の熱処理が必要となるため、GTOペレット
表面にアノード電極およびカソード電極,絶縁樹脂膜を
形成したあとではそれらの溶解をもたらすため適用不可
能である。
【0009】本発明の目的は、GTOのゲート電極を多
重構造とすることにより、厚みの薄い半導体装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、一対の表面を持つ半導体基板内にP型エミッタ
層,N型ベース層,P型ベース層,N型エミッタ層を順
次形成したPNPN型の半導体装置において、P型半導
体層が半導体基板表面に露出する部分の一部に、アルミ
ニウム層,チタン層,ニッケル層,金層の4層の金属か
らなる多重電極が形成され、かつ、前記の多重電極の表
面に半田を介して外部電極が接続されたことを特徴とす
る。
【0011】さらに、アルミニウム層,チタン層,ニッ
ケル層,金層からなる多重電極のうち、アルミニウム電
極層がP型ベース層が半導体表面に露出する部分を覆う
ように形成されたことを特徴とする電極形成方法。
【0012】本発明による半導体装置についての作用に
ついて説明する。
【0013】本発明によれば、従来用いられてきた、ス
プリング加圧方式に変わり、ゲート取り出し部分にアル
ミ−チタン−ニッケル−金からなる多重電極構造を形成
し、ゲート取り出しリードを半田溶接とすることによ
り、GTO素子の厚み増加の原因であったスプリング構
造を省くことが出来るため、厚みを大幅に薄くすること
が出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明につい
て詳しく説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の多重電極を採
用したGTO素子の断面図である。
【0016】GTOペレット200は半導体基板内にP
型N型P型N型の4層を連続積層したサイリスタ構造が
なされ、このGTOペレット200を底部構体2と頂部
構体1で封じ切る形となる。底部構体2は銅製アノード
ポスト電極11とセラミック製の絶縁筒体16とは輪形
金属板12からなる。一方、頂部構体1はカソードポス
ト電極10,絶縁筒体16,輪形金属板12で構成され
る。また、カソードポスト電極10にはゲートリード1
3を取り付けるための切欠溝が設けられている。また、
GTOペレット200のアノード側のアノード電極22
の表面にはモリブデン製のディスク状の部材23を、同
様にカソード側のカソード電極21の表面にもモリブデ
ンバッファディスク20を配置する。また、GTOペレ
ット200の円周端部は電圧保持を目的として、端面処理
がなされている。
【0017】本発明の特徴であるゲート電極部分につい
ては、GTOペレット200のゲート電極取り出し位置
にはGTOペレット200から順にアルミニウム層10
1−チタン層102−ニッケル層103−金層104が
連続して積層形成され、さらにその上方には半田層10
5−ゲートパット106が形成され、ゲートリード13
を通じて外部のゲート回路と接続されている。
【0018】実施例1の効果について説明する。本発明
では、P型ベース層202の表面露出部107からのゲ
ート電流の引き抜きのために多重電極108を形成し、
半田層105を介して、ゲートパット106を直接貼り
付ける構造としている。本発明で記載の多重電極108
は、1層目にP型ベース層露出面にP型シリコン層とオ
ーミック接触が可能であるアルミニウム層101を形成
している。2層目にアルミニウム,ニッケルの相互拡散
防止のためのチタン層102を形成している。これは、
チタン層内におけるアルミニウム,ニッケルの熱拡散速
度が低いために採用した。3層目に半田との接着性の良
いニッケル層103を形成し、多重目にはニッケルの酸
化防止のために金層104を設けている。
【0019】上記の多重電極108を用いその表面に半
田を介することにより、半導体基板上に直接ゲートパッ
ト106を強固に接続することができ、従来のようなゲ
ートパット106加圧機構が不必要となる。本発明を適
用することにより、セラミックシール601,マイカ6
02,スプリング603,座金604のトータル厚み1
0mmを省き、厚み約2マイクロメータの多重電極108
を適用することにより、6kVGTO素子の厚みを28
mmまで薄くすることが出来、ゲート加圧構造を用いた従
来構造の35mmと比較し、厚みを約20%薄くすること
が可能となった。
【0020】以下に、前記構成にGTOペレット(ペレ
ット)の製作工程における多重電極108の形成方法に
ついて説明する。
【0021】(1)まず、P型エミッタ層204,N型
ベース層203,P型ベース層202,N型エミッタ層
201のサイリスタ構造が形成されたシリコンウエハに
アノード電極22,カソード電極21を形成する。な
お、P型ベース層202表面側の表面濃度をアルミニウ
ム電極とのオーミック性接続とするために、高濃度P+
層(5×1018atom cm-3)とした。
【0022】(2)次に、シリコンウエハをフッ化水
素:水=1:50の溶液を用いて洗浄処理し、多重電極
を形成するシリコン表面の自然酸化膜を除去する。
【0023】(3)次に、図3に示すようなGTOペレ
ット200の中央部のみに多重電極の形成が可能なカバ
ー治具300を用いて、アルミニウム層101を100
00Å、チタン層102を2000Å、ニッケル層10
3を6000Å、金層104を1000Åを順次連続し
て蒸着する。なお、蒸着時のウエハ温度は260℃であ
る。また、アルミニウム層101の厚みは10000Å
とした。なお、多重電極108の形成方法は蒸着法に限
らず、スパッタなどでも何ら問題ない。
【0024】(4)次に、窒素雰囲気の石英管熱処理炉
において、420℃で30分間熱処理を実施した。ま
た、その後の窒素雰囲気中の熱処理は、蒸着した多重電
極の各層間の接触抵抗を低減するため、すなわち、各層
間に合金層を形成するために実施する。
【0025】(5)電極形成後、図示されていないが絶
縁膜形成,端面処理を施し、GTOペレットの加工を終
了する。
【0026】(6)次に、多重電極108上に半田片を
設置し、その表面にゲートパット106を配置しペレッ
ト全体を250℃で10分間加熱して半田接続させる。
【0027】(7)上記(1)〜(6)の工程により形
成されたGTOペレットを頂部構体,底部構体からなる
パッケージに封入する。
【0028】上記記載の方法により形成されたGTOの
ゲートパット106の引っ張り強度試験結果、および電
気特性試験結果は良好であり、ゲートパット106の引
っ張り強度劣化は発生しなかった。
【0029】(実施例2)図4に示すのは、本発明の第
2実施例であり、GTOペレット200のカソード側平
面図、およびA−A部カソード側断面図である。第1実
施例との違いは、多重電極108のうち第1層目のアル
ミニウム層101の形成領域である。
【0030】図4ではGTOペレット200内にGTO
ユニット400が放射状に配置され、中央部には多重電
極108が形成され、その内の第1層アルミニウム層1
01を面積拡張し、GTOペレット片表面のP型ベース
層の露出部にはゲート電極402としてアルミニウム層
402を形成した。第2実施例では、アルミニウム層を
ゲート電極402と共用のためアルミニウム層402と
称する。
【0031】第2実施例の効果について説明する。
【0032】図4に示すようにGTOペレット200の
ターンオフは上記したようにGTOペレット200の電
荷をゲート電極となるアルミニウム層402を通じて、
図4の矢印のようにゲートリード13から除去すること
によってなされる。その際にゲートリード13から流れ
る電流のピークはアノード電極ーカソード電極間を流れ
る主電流の20〜30%にもなる。そのため、ゲート電
極からゲートリード13までで発生する電圧降下はより
小さいことが望まれる。通常、アルミニウム層402は
アルミ電極内の抵抗を小さくするために膜厚を10マイ
クロメートル以上必要とされ、実施例1に示した多重電
極108と比較し、大幅に厚くなっている。アルミニウ
ム層402と多重電極108を別々に形成した場合には
その厚みが異なるため、アルミニウム層402と多重電
極108間で電圧降下が発生してしまう。この電圧降下
を小さくするためには多重電極108の厚みをさらに厚
く、詳細にはアルミニウム層101の厚みをアルミニウ
ム層402と同等またはそれ以上とすることが望まれ
る。ところが、アルミニウム層402と多重電極108
を別々に形成した場合には、それぞれの電極形成にほぼ
同程度の時間を必要としてしまう。そこで第2実施例で
は、各GTOユニットのP型ベース層の露出面に接続し
たアルミニウム層402とゲートパット106取り付け
部の多重電極108の第1層目のアルミニウム層を同時
に形成することとした。つづいて、ゲートパット106
接着領域のみに図3に示すような装置を用いて第3層で
あるチタン層102,第3層であるニッケル層103,
第4層の金層104を形成することにより、アルミニウ
ム層402と多重電極108間の電圧降下を小さくする
ことができた。
【0033】(実施例3)図5に示すのは本発明の第3
実施例である。
【0034】第1実施例との違いは、ゲートパット10
6の形状および多重電極108の領域にある。ゲートパ
ット106の形状、特にGTOペレット200と接触す
るパット部分の形状を円筒形状とし、GTOペレット2
00と接する面積を小さくしているところに特徴があ
る。
【0035】第3実施例の効果について説明する。熱膨
張率の違う材料を接着し、熱サイクルを加えた場合、そ
れらの物質は熱膨張の違いにより、それぞれの材質には
引っ張り応力または圧縮応力が発生する。熱膨張率の違
いが大きい場合には上記の応力により、貼り合わせた物
質は剥離,破断に至る。特に、熱膨張による応力の強弱
は接着している面積に依存し、面積が大きければ大きい
ほど、発生する応力は強くなる。本発明が適用される、
GTOのゲートパット部分は熱膨張率2.9×10-6
に対し、ゲートパット106の材質が銅材であることか
らその熱膨張率は17.1×10-6k であるため、ゲー
トパット106とシリコン間に応力が発生することにな
る。
【0036】そこで本発明ではゲートパット106の形
状を図5に示す形状とした。本来、ゲートパット106
へのターンオフ時に流れ込むゲート電流は、図4の平面
図に示すようにGTOペレット外周部から中央部に集ま
るように流れる。したがって、図1に示すような円形の
ゲートパット106の場合、最外周からゲート電流が流
れ、さらにゲートパット106へと流れ込むため、ゲー
トパット106の中央部は電流の流れにほとんど寄与し
ない。そこで、第3実施例では、ゲートパット106を
円筒形とすることにより、ゲートパット106とGTO
ペレット200のと接着面積を減少させ、前述の熱膨張
率の違いによる、ウエハの反り、さらにはゲートパット
106とGTOペレット剥離,破断を防止するものであ
る。
【0037】発明者の実験によれば、ターンオフ電流6
000Aクラスの直径130mmのGTOを用いてゲート
パット106接着後の温度上昇によるGTOペレット20
0の反りを測定した結果、50mmのディスク状のゲート
パット106と直径が等しく幅5mmのリング状のゲート
パット106を用いて、室温から125℃へ上昇させる
実験をした結果、GTOペレットの反りを約30%小さ
くすることが可能であり、引っ張り応力,圧縮応力低減
の効果があることが確認された。
【0038】引っ張り応力,圧縮応力低減のためのゲー
トパット106の形状については、その他に図7に示す
ような形状のゲートパット106が効果があり、切り欠
きを設ける方法や、点接触とする方法などについても同
様な効果がある。
【0039】本発明の多重電極上に半田を介してリード
線を接続する方法については、上記の実施例記載以外に
も電力用サイリスタのゲート,大電流トランジスタ,IG
BT等のエミッタ・ゲートパットなどにも応用できること
を追記する。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、アルミニウム,チ
タン,ニッケル,金からなる多重電極を用いることによ
り、GTO素子の厚みを薄くできることを確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図。
【図2】第1実施例の製造プロセス。
【図3】多重電極の形成方法。
【図4】本発明の第2実施例の平面図および断面図。
【図5】本発明の第3実施例の断面図。
【図6】ゲートリードの断面,平面図。
【図7】ゲートリードの断面,平面図。
【図8】従来GTOの構造。
【符号の説明】
1…頂部構体、2…底部構体、10…カソードポスト電
極、11…アノードポスト電極、12…輪形金属板、1
3…ゲートリード、20…モリブデンバッファディス
ク、21…カソード電極、22…アノード電極、23…
モリブデンバッファディスク、101,402…アルミ
ニウム層、102…チタン層、103…ニッケル層、1
04…金層、105…半田層、106…ゲートパット、
108…多重電極、200…GTOペレット、201…
N型エミッタ層、202…P型ベース層、203…N型
ベース層、204…P型エミッタ層、300…蒸着カバ
ー、301…蒸着台、601…セラミックシール、60
2…マイカ、603…スプリング、604…座金、40
0…GTOユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 豊一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 高橋 一幸 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 原町電子工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の表面を持つ半導体基板内にP型エミ
    ッタ層,N型ベース層,P型ベース層,N型エミッタ層
    を順次形成したPNPN型の半導体装置において、P型
    半導体層が半導体基板表面に露出する部分に、アルミニ
    ウム層,チタン層,ニッケル層,金層の4層の金属から
    なる多重電極が形成され、かつ、前記の多重電極の表面
    に半田を介してゲートリードが接続されたことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1において、アルミニウム層,
    チタン層,ニッケル層,金層からなる多重電極のうち、
    アルミニウム電極層がP型ベース層が半導体表面に露出
    する部分を覆うように形成されたことを特徴とする半導
    体装置。
JP10029505A 1998-02-12 1998-02-12 半導体装置 Pending JPH11233755A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004006989B4 (de) * 2003-02-12 2012-11-08 Mitsubishi Denki K.K. Halbleitervorrichtung in Druckkontaktbauweise

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102004006989B4 (de) * 2003-02-12 2012-11-08 Mitsubishi Denki K.K. Halbleitervorrichtung in Druckkontaktbauweise

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