JPH11233188A - 連結コネクタ - Google Patents

連結コネクタ

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JPH11233188A
JPH11233188A JP10030260A JP3026098A JPH11233188A JP H11233188 A JPH11233188 A JP H11233188A JP 10030260 A JP10030260 A JP 10030260A JP 3026098 A JP3026098 A JP 3026098A JP H11233188 A JPH11233188 A JP H11233188A
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JP
Japan
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housing
female
connector
male
housings
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Application number
JP10030260A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichi Sakurai
利一 桜井
Ryusuke Ito
隆介 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Priority to JP10030260A priority Critical patent/JPH11233188A/ja
Publication of JPH11233188A publication Critical patent/JPH11233188A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基本コネクタのみで用いる場合の取り扱い性
に優れ、かつ、連結部分の強度が高い連結コネクタを提
供する。 【解決手段】 雌ハウジング20と雌サブハウジング4
0とには、一側面にそれぞれ支持突部25,45が備え
られており、両雌ハウジング20,40が、この支持突
部25,45を相手側との間に差し渡した状態で連結さ
れる。ここで、雌ハウジング20,40が外力を受けて
も、支持突部25,45によって両雌ハウジング20,
40の接近が防がれ、連結強度が増す。また、雄ハウジ
ング30と雄サブハウジング50の両フード部31,5
1には、前記支持突部25,45を進入可能とするため
のスリット35,55が形成されているから、両雌ハウ
ジング20,40と両雄ハウジング40,50とを嵌合
するとときに、支持突部25,45がフード部31,5
1に干渉することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連結コネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車は、最低限必要な基本機能
に、オプションで様々な機能(例えば、エアバッグ、A
BS等)を追加装備できるようになっており、これに伴
い自動車のハーネスの電線が増える。その状態が図15
(A)に示されており、基本機能のための基本ハーネス
1の各端末には、基本コネクタ2の雄ハウジング2Aと
雌ハウジング2Bがそれぞれ備えられ、オプションのた
めのサブハーネス3の各端末には、サブコネクタ4の雄
ハウジング4Aと雌ハウジング4Bがそれぞれ備えられ
ている。そして、コネクタの結合操作の回数を減らして
作業性を向上させるべく、図15(B)に示すように基
本コネクタ2とサブコネクタ4の雄ハウジング2A,4
A同士及び雌ハウジング2B,4B同士を予めハーネス
工場等で連結しておき、それらを組み付け現場で一度の
操作で結合できるようにしてある。具体的には、基本コ
ネクタ2が図16に示されており、これにサブコネクタ
4を連結させた構造が図17に示されている。このもの
では、同図に示すように、雌ハウジング2B,4Bの先
端同士の間を浮かせた状態にして連結し、その隙間に連
結された両雄ハウジング2A,2Bのフード部同士の密
着部分を進入できるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した連
結構造では、雌ハウジング2B,4Bの先端同士の間を
浮かせてあるため、外部から力が加わると、両雌ハウジ
ング2B,4Bの先端同士が接近するように両者の連結
部分が変形してしまう。一方、これに対処すべく、図1
8に示すように、雌ハウジング2B,4B同士を密着さ
せて、雄ハウジング2A,4Aのフード部の一側壁を切
除した構造とすると、基本コネクタのみで用いる場合
に、フード部内のタブ5が露出されてその保護が不十分
となるから、取り扱い性が悪い。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、基本コネクタのみで用いる場合の取り扱い性に優
れ、かつ、連結部分の強度が高い連結コネクタの提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、基本コネクタとサブコネク
タとのそれぞれが、フード部を備えた雄ハウジングと、
そのフード部に挿入可能な嵌入部を備えた雌ハウジング
とからなり、両雄ハウジング同士を、互いのフード部の
対向面のほぼ全面が密着するようにして上下に連結する
と共に、両雌ハウジング同士を、互いの嵌入部の間にフ
ード部の周壁の一部が挿入される許容隙間を設けた状態
にして連結し、一度の操作で両フード部内に両嵌入部を
嵌合接続可能とした連結コネクタにおいて、少なくとも
一方の嵌入部から突出して相手側の嵌入部との間に差し
渡され、両嵌入部が互いに接近しないように支持する支
持突部を設けて、この支持突部によって許容空間が形成
されるようにすると共に、各フード部には、支持突部を
挿入可能なスリットが形成されているところに特徴を有
する。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の連
結コネクタにおいて、両嵌入部同士が離れないように、
支持突部が相手側の嵌入部に係合可能に形成されたとこ
ろに特徴を有する。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項2記載の連
結コネクタにおいて、一方の雌ハウジングには、支持突
部が嵌合方向に並行して延びる一対の突条形状に形成さ
れると共に、他方の雌ハウジングには、支持突部が一方
の雌ハウジングの両支持突部の内側に隣接する一対の突
条形状に形成され、隣接した支持突部同士の先端が、相
互に相手側に斜めにせり出して、嵌入部同士が離れない
ように係合可能に形成されたところに特徴を有する。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の連結コネクタにおいて、基本コネ
クタの雄ハウジングには、そのフード部と積み上げ状に
配され、サブコネクタのフード部を抜け止め状態に収容
可能な筒部が設けられているところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の構成によれば、 基
本コネクタの雌ハウジングと、サブコネクタの雌ハウジ
ングとを連結すると、両者の嵌入部同士の間に許容隙間
が形成され、この隙間の間に支持突部が差し渡った状態
となる。これにより、外部から力がかかっても、嵌入部
同士の接近が防がれて、連結強度の向上が図られる。一
方、基本コネクタの雄ハウジングと、サブコネクタの雄
ハウジングとを連結すると、両者のフード部の対向面の
ほぼ全面が密着した状態となり、支持突部を挿入可能な
スリット同士が重なる。そしてスリットに前記支持突部
を進入させるようにして、両雌ハウジングと両雄ハウジ
ングとを一度の操作で嵌合接続できる。また、基本コネ
クタのみで用いる場合には、フード部にはスリットが形
成されているだけだから、従来のフード部が大きく切除
されたものにくらべて、フード部の内部を十分に保護で
き、基本コネクタのみの取り扱い性にも優れる。
【0010】請求項2の構成によれば、支持突部が係合
すると、両嵌入部同士が離れないように保持されるか
ら、嵌入部同士を引き離すような力が加えられても、両
雌ハウジングが離れることがなくなり、連結強度が増
す。
【0011】請求項3の構成によれば、両雌ハウジング
を連結すると、相互の支持突部が許容隙間に差し渡っ
て、両雌ハウジングの嵌入部同士が接近しないように規
制すると共に、相互の支持突部の先端が相手側の支持突
部の基端側に入り込むように係合して嵌入部同士が離れ
ないように保持され、連結強度が増す。
【0012】請求項4の構成によれば、一方のフード部
の筒部に、他方のフード部を挿入すると、その他方のフ
ード部が抜け止め状態となり、両雄ハウジングが連結さ
れる。このように、筒部が他方のフード部の全体を取り
囲んで両雄ハウジングが連結されるから、両者の連結強
度が増す。
【0013】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明の
第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1に
は、本発明を適用した連結コネクタ10を構成する基本
コネクタ11とサブコネクタ12とが示されており、こ
の連結コネクタ10は、自動車に装備されるハーネスの
結合に用いられている。
【0014】基本コネクタ11は、図1の上方側に示さ
れた雌雄のハウジング20,30からなり、自動車の基
本仕様を満たすために必要不可欠な基本ハーネス13,
13の端末に備えられている。基本コネクタ11の雌ハ
ウジング20は、直方体状をなし、その内部に形成され
たキャビティ21に、雌型の端子金具(図示せず)を収
容して備えている。そして、この端子金具に基本ハーネ
スの各電線13Aが圧着されている。また、この雌ハウ
ジング20の上面中央には、ロックアーム22が備えら
れており、そのロックアーム22の後端には操作突部2
2Aが形成されている。そして、雌ハウジング20のう
ち操作突部22Aよりも前方側が次述の雄ハウジング3
0に設けたフード部31に挿入される嵌入部24となっ
ている。
【0015】基本コネクタ11の雄ハウジング30は、
前面に開放したフード部31の後方の基部32を備え、
そこに形成したキャビティ33(図8参照)内に雄型の
端子金具34が収容されて、その端子金具34のタブ3
4Aが、フード部31の奥面から前方に向かって突出し
た構成となっている。そして、この端子金具34に基本
ハーネス13の各電線13Aが圧着されている。図1に
示すように、フード部31の上面には、前記ロックアー
ム22が係合可能な係合孔31Aが貫通形成されてい
る。また、フード部31の下面には、前端から一対のス
リット35,35が嵌合方向に沿って並行して延ばされ
ており、ここに後述の支持突部25,45が進入できる
ようになっている。さらに、雄ハウジング30の基部3
2の下面には、その両側部から立ち上がって、先端が互
いに近づく方向へと屈曲曲げされてなる係止レール36
が設けられており(図5参照)、ここに、後述の雄ハウ
ジング50に設けた係止板部56Aがスライド挿入され
る。
【0016】一方、サブコネクタ12は、図1の下側に
示された雌雄のハウジング40,50からなり、それら
が例えばエアバッグ等のオプションの追加のためにサブ
ハーネス14の各端末に備えられている。サブコネクタ
12の雌ハウジング40(以下、「雌サブハウジング4
0」という)は、やはり直方体状をなし、その内部に形
成されたキャビティ41に、雌型の端子金具42(図8
参照)を収容して備えている。そして、この端子金具4
2にサブハーネス14の各電線14Aが圧着されてい
る。また、雌サブハウジング40の上面には、図1に示
すように、その後端寄りに一対の連結片46,46が上
方に突出しており、その先端が側方に向かって斜め下方
に張り出した係止部46Aとなっている。そして、この
係止部46Aが前記雌ハウジング20の下面に形成した
係止孔26(図8参照)内に係止して、両雌ハウジング
20,40同士が離れないように連結する。また、雌サ
ブハウジング40のうち連結片46より前方側は、次述
の雄ハウジング50に設けたフード部51に嵌合挿入さ
れる嵌入部44となっている。
【0017】さて、前記雌ハウジング20の嵌入部24
と雌サブハウジング40の嵌入部24との相互の連結面
には、本発明にかかる支持突部がそれぞれに設けられて
いる。雌ハウジング20に設けた一対の支持突部25,
25は、嵌合方向に沿って平行して延びる突条形状をな
し、その下端部が互いに近づく方向に斜めに迫り出して
いる(図3参照)。一方、雌サブハウジング40に設け
た一対の支持突部45,45は、前記雌ハウジング20
の両支持突部25,25の内側に沿って延びる突条形状
をなし、その上端部が前記雌ハウジング20の支持突部
25,25側に斜め上方に迫り出している(図3参
照)。そして、両雌ハウジング20,40を連結させる
と、図4に示すように、隣接した支持突部25,45同
士の先端部が相互に相手側の基端部に係合して、嵌入部
24,44同士が離れないように係合するとともに、両
嵌入部24,44が支持突部25,45の高さ以上に接
近しないように規制する。
【0018】サブコネクタ12の雄ハウジング50(以
下、「雄サブハウジング50」という)は、前面に開放
したフード部51の後方の基部52を備え、そこに形成
したキャビティ53(図8参照)内に雄型の端子金具5
4が収容されて、その端子金具のタブ54Aが、フード
部51の奥面から前方に向かって突出した構成となって
いる。そして、この端子金具54にサブハーネス14の
各電線14Aが圧着されている。また、フード部51の
上面には、前記雄ハウジング30のスリット35に対応
させて一対のスリット55が前端から嵌合方向に並行し
て延ばされている。また、基部52には、前記雄ハウジ
ング30の係止レール36に係止可能な係止突部56が
備えられている。係止突部56は、図1に示すように、
その上部に平板状の係止板部56Aを備えて、それが側
方に張り出した構造となっている。そして、この張り出
し部分が、前記係止レール36の内側にスライド挿入さ
れて、両雄ハウジング30,50同士が連結される。ま
た、図8に示すように、係止突部56の前方には、弾性
変形可能な抜け止め突部57が備えられ、これが雄ハウ
ジング30に設けた突起37に係止して、前記係止突部
56が係止レール36から抜けないようになる。さら
に、両雄ハウジング30,50が連結されると、互いの
フード部31,51の上面と下面とが密着され、前記し
た一対のスリット35,55同士が整合する(図7参
照)。
【0019】次に、上記構成よりなる本実施形態の作用
について説明する。自動車にオプションを追加しない場
合には、自動車のハーネスには、基本ハーネス13のみ
が必要となる。そして、ハーネス工場で基本ハーネス1
3,13の各端末に、基本コネクタ11の雄ハウジング
30と雌ハウジング20とが備えられ、両者が互いに離
脱された状態で自動車の組み付け工場に搬送される。こ
の搬送時に、従来のものではタブの保護が問題となった
が、本実施形態の連結コネクタ10では、雄ハウジング
30に他部品が当接してもフード部31によってタブ3
4Aが保護されており、また、タブ34Aを押し曲げる
ような大きな部品はフード部31に形成したスリット3
5を通り抜けることがないから、タブ34Aの変形を気
にしなくて済み、搬送時の取り扱いが容易である。そし
て、組み付け工場では、各基本ハーネス13,13が自
動車に組み付けられ、基本コネクタ11を結合するため
に、雌ハウジング20の嵌入部24が雄ハウジング30
のフード部31に嵌合挿入される。すると、両ハウジン
グ20,30の端子金具の接続されて基本ハーネス13
同士が電気的接続されると共に、ロックアーム22と係
合孔31Aとの係合により両ハウジング20,30が結
合状態に保持される。
【0020】自動車にオプションを追加する場合には、
基本ハーネス13に加えてサブハーネス14が必要とな
る。そして、ハーネス工場で、各端末に基本コネクタ1
1の雌雄のハウジング20,30を備えた基本ハーネス
13と、各端末にサブコネクタ12の雌雄のサブハウジ
ング40,50を備えたサブハーネス14とが製作さ
れ、さらに、コネクタの嵌合操作の回数を減らして組み
付け性をよくするために、雌ハウジング20と雌サブハ
ウジング40とが連結され、かつ、雄ハウジング30と
雄サブハウジング50とが連結される。
【0021】雌ハウジング20,40同士の連結するに
は、図2に示すように、雌ハウジング20の下面に、雌
サブハウジング40の上面を付き合わせるようにして押
しつける。すると、雌サブハウジング40の連結片46
が雌ハウジング20の係止孔26(図8参照)に入り込
む。さらに押しつけていくと、雌ハウジング20の一対
の支持突部25,25の内側に、雌サブハウジング40
の一対の支持突部45,45が無理入れされ、図4に示
すように、隣接した支持突部25,45同士の先端部が
相手側の基端部に入り込んで係合する。これにより、両
ハウジング20,40の両嵌入部24,44同士は、支
持突部25,45の高さ分だけ離れた位置関係に保持さ
れて、両嵌入部24,44の間にフード部31,51の
密着部分を挿入可能な許容隙間15が形成される。一
方、雄ハウジング30同士を連結するには、図5に示す
ように、雄サブハウジング50の係止突部56の係止板
部56Aを、雄ハウジング30の後端から係止レール3
6の内側にスライド挿入すればよい。すると、両ハウジ
ング30,50の基部32,52同士が離れないように
保持され、フード部31,51同士が密着して両者のス
リット35,55が整合する(図7参照)。
【0022】そして、連結された両雌ハウジング20,
40と、両雄ハウジング30,50とが離脱させた状態
で、自動車の組み付け工場に搬送される。搬送時に、従
来は雌ハウジングの両嵌入部分が接近するように変形す
ることが問題となったが、本連結コネクタ10では、両
雌ハウジング20,40が他部品に押されても、両嵌入
部24,44の間の許容隙間15には支持突部25,4
5が差し渡っているから、嵌入部24,44同士の接近
が防がれて、連結強度の向上が図られる。また、両雌ハ
ウジング20,40が離れる方向に張り力を受けても、
支持突部25,45同士の連結と連結片46と係止孔2
6との連結とによって、両雌ハウジング20,40全体
で両者が離れないように保持しているから、モーメント
力にも耐えることができ、連結強度が増す。
【0023】組み付け工場では、各基本ハーネス13及
び各サブハーネス14が自動車に組み付け、両雌ハウジ
ング20,40と両雄ハウジング30,50とを一度に
嵌合操作する。そのために、両雌ハウジング20,40
の嵌入部24,44を、両雄ハウジング30,50のフ
ード部31,51の内部に押し込む。このとき、嵌入部
24,44同士の間の許容隙間15にフード部31の密
着部分が進入し、かつ、フード部31,51のスリット
35,55に前記した支持突部25,45が進入する。
そして、各フード部31,51の奥まで、各嵌入部2
4,44が押し込まれると基本コネクタ11のロックア
ーム22と係合孔31Aとの係合により両者が結合状態
に保持されると共に、各ハウジングの端子金具同士の接
続によって基本ハーネス13,13同士及びサブハーネ
ス14,14同士が電気的に接続される。
【0024】このように、本実施形態の連結コネクタ1
0によれば、両雌ハウジング20,40同士の連結強度
の向上が図られると共に、基本コネクタ11のみで用い
ても、フード部31の保護によってタブ34Aの変形を
心配する必要がないから取り扱い性に優れる。
【0025】<第2実施形態>第2実施形態は、図9〜
図13に示されている。この第2実施形態の連結コネク
タは、前記第1実施形態の両雄ハウジング30,50と
構造が異なる雄ハウジング60,70を備えている。ま
た、両雌ハウジング20,40は、第1実施形態と同じ
構造となっている。以下、同じ構造に関しては、同一符
号を付して重複説明を省略し、異なる構造に関してのみ
説明する。
【0026】雄サブハウジング70は、前記第1実施形
態の雄サブハウジング50から係止突部56を取り除い
た構造となっている。
【0027】雄ハウジング60は、基部62の前方にフ
ード部61を備え、そのフード部61の下方に前記雄サ
ブハウジング70を嵌合挿入可能な筒部63を備えてい
る。筒部63は、フード部61の両側壁を下方に延設
し、その両先端同士を直角曲げして繋げた構造をなして
いる。筒部63の両側壁63A,63Aには、後端から
前方に並行して延びる一対のスリット64,64が形成
され、その間に可撓性を備えた係止爪65が設けられて
いる。係止爪65の先端には、筒部63の内側へと係止
突起66(図11参照)が突出形成されている。そし
て、図10に示すように、前記雄サブハウジング70の
フード部71を筒部63に挿入すると、係止突起66に
形成した斜面(図示せず)にフード部71が摺接して係
止爪65が外方に撓み、フード部71が筒部63の奥ま
で入るとその係止爪65が復元して、フード部71の後
端面に係止突起66が係止し、フード部31が筒部63
の後方に抜けないように保持される。又、このとき、図
13に示すように、両雄ハウジング60,70に備えた
段差部分69,79同士が当接して、それ以上と雄サブ
ハウジング70が前方に移動しないようになっている。
【0028】本実施形態の構成によれば、前記第1実施
形態と同様の作用・効果を得られ、さらに、筒部63が
雄サブハウジング70のフード部71の全体を取り囲ん
で両雄ハウジング60,70が連結されるから、両者の
連結強度が増す。
【0029】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0030】(1)前記第1実施形態では、基本コネク
タ11の雄ハウジング30に連結されるサブコネクタ1
2の雄ハウジング50を1種類しか示さなかったが、連
結部分の構造を共通化して複数種類の雄サブハウジング
と連結できるように構成としてもよい。例えば、図14
に示すように、雄サブハウジング80には、端子金具の
極数が異なり、そのためにフード部の幅が広くなった複
数種のサブハウジング80A,80B,80Cが備えら
れ、これらが共に基本コネクタ11の雄ハウジング30
に連結されるように、連結部分の構造を共通化させたも
のであってもよい。
【0031】(2)前記第1実施形態の支持突部25,
45は、両雌ハウジング20,40に備えられて互いに
係合する構造であったが、係合せずに相手側のハウジン
グに突き当たるだけのものでもよい。 (3)また、前記第1実施形態では両雌ハウジング2
0,40の両方に支持突部を設けていたが、どちらか一
方の雌ハウジングだけに支持突部を設けた構成としても
よい。
【0032】(4)前記第1実施形態では、支持突部が
各雌ハウジングに対をなして設けられていたが、1つだ
け又は3つ以上としてもよい。 (5)前記第1実施形態の支持突部25,45は突条形
状をなしていたが、例えば、支持突部が一方の雌ハウジ
ングの先端から他方の雌ハウジング側にエンボス状をな
して突出して、前記許容空間に差し渡された構造のもの
でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る連結コネクタの斜
視図
【図2】その両雌ハウジングの側面図
【図3】その両雌ハウジングの正面図
【図4】その両雌ハウジングの連結状態を示す正面図
【図5】その両雄ハウジングの側面図
【図6】その両雄ハウジングの正面図
【図7】その両雄ハウジングの連結状態を示す正面図
【図8】その連結された両雌ハウジングと連結された両
雄ハウジングを示す側断面図
【図9】本発明の第2実施形態に係る連結コネクタの斜
視図
【図10】その両雄ハウジングの側面図
【図11】その両雄ハウジングの正面図
【図12】その両雄ハウジングの連結状態を示す正面図
【図13】その連結された両雌ハウジングと連結された
両雄ハウジングを示す側断面図
【図14】変形例を示す雄ハウジングの正面図
【図15】基本ハーネスとサブハーネスの組み付け状態
を示す配線図
【図16】従来の連結コネクタのうち基本コネクタを示
す斜視図
【図17】従来の連結コネクタの連結状態を示す斜視図
【図18】別の種類の従来の連結コネクタの連結状態を
示す斜視図
【符号の説明】
10…連結コネクタ 11…基本コネクタ 12…サブコネクタ 15…許容隙間 20…雌ハウジング 24,44…嵌入部 25,45…支持突部 30,60…雄ハウジング 31,51,61,71…フード部 35,55…スリット 40…雌サブハウジング(雌ハウジング) 50,70,80…雄サブハウジング(雄ハウジング) 63…筒部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本コネクタとサブコネクタとのそれぞ
    れが、フード部を備えた雄ハウジングと、そのフード部
    に挿入可能な嵌入部を備えた雌ハウジングとからなり、
    両雄ハウジング同士を、互いのフード部の対向面のほぼ
    全面が密着するようにして上下に連結すると共に、両雌
    ハウジング同士を、互いの嵌入部の間に前記フード部の
    周壁の一部が挿入される許容隙間を設けた状態にして連
    結し、一度の操作で両フード部内に両嵌入部を嵌合接続
    可能とした連結コネクタにおいて、 少なくとも一方の嵌入部から突出して相手側の嵌入部と
    の間に差し渡され、両嵌入部が互いに接近しないように
    支持する支持突部を設けて、この支持突部によって前記
    許容空間が形成されるようにすると共に、前記各フード
    部には、前記支持突部を挿入可能なスリットが形成され
    ていることを特徴とする連結コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記両嵌入部同士が離れないように、前
    記支持突部が相手側の嵌入部に係合可能に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の連結コネクタ。
  3. 【請求項3】 一方の雌ハウジングには、前記支持突部
    が嵌合方向に並行して延びる一対の突条形状に形成され
    ると共に、他方の雌ハウジングには、前記支持突部が前
    記一方の雌ハウジングの両支持突部の内側に隣接する一
    対の突条形状に形成され、 前記隣接した支持突部同士の先端が、相互に相手側に斜
    めにせり出して、前記嵌入部同士が離れないように係合
    可能に形成されたことを特徴とする請求項2記載の連結
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記基本コネクタの雄ハウジングには、
    そのフード部と積み上げ状に配され、前記サブコネクタ
    のフード部を抜け止め状態に収容可能な筒部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の連結コネクタ。
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