JPH11233037A - カラー陰極線管及びその再生方法 - Google Patents

カラー陰極線管及びその再生方法

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JPH11233037A
JPH11233037A JP3244098A JP3244098A JPH11233037A JP H11233037 A JPH11233037 A JP H11233037A JP 3244098 A JP3244098 A JP 3244098A JP 3244098 A JP3244098 A JP 3244098A JP H11233037 A JPH11233037 A JP H11233037A
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JP
Japan
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support piece
spring
shadow mask
mask structure
ray tube
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Pending
Application number
JP3244098A
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English (en)
Inventor
Gouji Magoi
剛司 孫井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、カラー陰極線管の4ピン支持のシャド
ウマスク構体の再利用について、3ピン平面に対して4
ピン目の位置がばらつくため、正確に嵌合できず、大半
のシャドウマスク構体を廃棄していた。 【解決手段】 第一の支持片8が装着されたスプリング
7及びバーリング加工孔を有するスプリング9の内、い
ずれか一個に第二の支持片10を装着し、バーリング加
工孔の内周に形成された凹凸部が互いに干渉しないよう
に重ね合わせた構造とし、4ピン目の位置のばらつきを
吸収し再度位置決めができる構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスパネルにシ
ャドウマスク構体を装着したカラー陰極線管及びその再
生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管において、シャドウマス
ク構体をガラスパネルに装着する方法を、図5を用いて
説明する。シャドウマスク構体をパネル14のスタッド
ピン15に留める際、4ピン支持のものにおいては、4
ピン目はパネル製造工程でスタッドピン15をパネル1
4内周面のガラスに埋め込む時に、他の3ピン平面に対
しある誤差のばらつきを持っているため、4ピン支持パ
ネルのシャドウマスク構体の4ピン目のスプリング開孔
をスタッドピン15に対し正確に、ずれることなく嵌合
させるためには、組み合わせるべきパネル14に現物合
わせでストライプ開孔部を合わせて組み立てる必要があ
る。その方法の一例として、図6に示すように、4ピン
目のスプリング孔4を他の3個の孔より大きく開けてお
き、スタッドピン15に対して自由孔になっている4ピ
ン目のスプリング7を、他の3個のスプリング13と同
じ工程で規定の位置にフレーム12と溶着し、この後に
シャドウマスク構体の4ピン目のスプリング孔4とスタ
ッドピン15の間に他の3個のスプリング13に相当す
る開孔を持った支持片16を挿入し、スタッドピン15
との関係を保った状態で4ピン目のスプリング7と支持
片16を溶着しパネル14のスタッドピン15に対する
シャドウマスク構体の位置決めをする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第一の問題点は、シャ
ドウマスク構体のみを取り出して他の良品パネルを組み
合わせてシャドウマスク構体を再利用しようとしても、
再利用できず廃棄していた。その理由は、前述のように
パネルの3ピン平面に対し4ピン目の位置がばらつきを
持っているため、そのままでは、4個のピンと4個のス
プリング孔とが正確に嵌合しないためであった。第二の
問題点は、シャドウマスク構体を再利用する場合におい
て、図7に示すように、4ピン目以外のスプリング13
の孔部を自由孔に見立て、支持片16をパネルピン15
とスプリング13との間に挿入し、新たなパネルと組み
合わせることによって再利用することが可能であるが、
再利用にはパネルを何回も交換し、初期のパネルに近い
位置関係のパネルを選別しなければならないという欠点
があった。その理由は、パネルピン15に対する孔部の
自由度は支持片16の板厚分だけスプリング13がパネ
ルピン15から押し下げられるので、図7に示すよう
に、パネルピン15の外周に自由度が発生するものの、
3ピン平面に対する4ピン目の位置精度は0.5mm程
度のばらつきがあり、こちらのほうが自由度よりも大き
いためである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決を目的として提案されたもので、フレームの一端にシ
ャドウマスクを装着し、外周面に板バネ状のスプリング
を溶接したシャドウマスク構体を、内面に蛍光膜が形成
された略矩形状の光透過部の周縁に、内方向に向かって
スタッドピンを突出させた枠部を接続してなるガラスパ
ネル内に挿入し、上記スタッドピンにバーリング加工し
た孔を有する第一の支持片を介してスプリングを係合さ
せ、第一の支持片とスプリングとを溶接しパネル内にシ
ャドウマスク構体を位置決めしたカラー陰極線管におい
て、上記スプリングの内少なくとも一個に第二の支持片
を重ね合わせたことを特徴とするカラー陰極線管を提供
する。また、本発明は、フレームの一端にシャドウマス
クを装着し外周面に板バネ状のスプリングを溶接したシ
ャドウマスク構体を、内面に蛍光膜が形成された略矩形
状の光透過部の周縁に内方向に向かってスタッドピンを
突出させた枠部を接続してなるガラスパネル内に挿入
し、上記スタッドピンにバーリング加工した孔を有する
支持片を介してスプリングを係合させ、第一の支持片と
スプリングとを溶接しパネル内にシャドウマスク構体を
位置決めした後、不良判定されたガラスパネルからシャ
ドウマスク構体を取り外し、このシャドウマスク構体を
新しいガラスパネルに第二の支持片を介して装着したこ
とを特徴とするカラー陰極線管の再生方法をも提供す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明によるカラー陰極線管は、
パネル内にシャドウマスク構体を位置決めしたカラー陰
極線管において、第一の支持片を介して装着されたスプ
リング及びバーリング加工孔を有するスプリングの内少
なくとも一個に第二の支持片を重ね合わせたことを特徴
とし、第一の支持片又は、バーリング加工孔を有するス
プリングと第二の支持片に形成されたバーリング加工孔
の内周に形成される凹凸部が互いに挿入し合うようにし
たことを特徴とする。また、第二の支持片のバーリング
加工部をスタッドピンと弾性接触させ、第一の支持片又
は、バーリング加工孔を有するスプリングをスタッドピ
ンから自由状態にしたことを特徴とする。さらに、第二
の支持片の、第一の支持片又は、バーリング加工孔を有
するスプリングと対向する面に、突起部を形成したこと
を特徴とする。
【0006】また、本発明によるカラー陰極線管の再生
方法は、パネル内にシャドウマスク構体を挿入し第一の
支持片によって位置決めした後、不良判定されたガラス
パネルからシャドウマスク構体を取り外し、このシャド
ウマスク構体を新しいガラスパネルに第二の支持片を介
して装着したことを特徴とし、バーリング加工孔を有す
るスプリングに第二の支持片を重ね合わせたことをを特
徴とする。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図1乃至
図4を参照にして説明する 本発明の第一の実施例は、図1に示すように、フレーム
12にシャドウマスク6を嵌合したシャドウマスク構体
6を再利用してパネル1に組み合わせる方法において、
当初4ピン目のスタッドピン5に対応する従来の4個目
のスプリング7の自由孔部4で、パネル1のスタッドピ
ン5に現物嵌合されたバーリング加工孔を有する第一の
支持片8又は、バーリング加工孔を有するスプリング9
の内少なくとも一個に、バーリング加工孔を有する第二
の支持片10を、パネル1内のスタッドピン2,3、5
との間に挿入しスプリング9に溶着させ、当初とは違う
パネル1に組み合わせたものである。なお、この時図2
に示すように、スプリング9に形成されたバーリング加
工孔と第二の支持片10に形成されたバーリング加工孔
が干渉しないように、バーリング加工孔内周に形成され
る凹凸部の位相をずらし、互いに挿入し合うようにする
ことにより、当初の組立方法と全く同様に、任意のパネ
ルに対するシャドウマスク構体のスプリング孔の相対位
置を決定することができる。図4に、本発明による第二
の支持片10を取り付けたスプリングの、パネル1のス
タッドピン3への嵌合状態を示す。
【0008】また、第二の実施例として、図3に示すよ
うに、第二の支持片10の形状を、第一の支持片8又
は、バーリング加工孔を有するスプリング9と対向する
面に突起部10aを形成することで、第一の実施例より
さらに自由度を高め当初の組立方法と全く同様に、任意
のパネル1に対するシャドウマスク構体のスプリング孔
の相対位置を決定することができる。
【0009】以上、本発明は、スタッドピン2,3、5
の各4個所について実施可能なため、一個のシャドウマ
スク構体に対し4度までパネル1を入れ替えた再利用が
容易にできる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、シャドウマスク構体の
廃棄が減少し、これにより、資材費の低減が図られ、カ
ラー陰極線管のコストダウンに有効な手段となる。その
理由は、従来4ピンパネルのシャドウマスク構体の再利
用は困難であることから、その多くを廃棄していたが、
本発明によりシャドウマスク構体の再利用が容易とな
り、かつ、複数回再利用できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すパネルとシャドウマ
スク構体の組立状態を示す平面図
【図2】 本発明による第二の支持片の分解斜視図
【図3】 本発明による第二の支持片の他の実施例を示
す斜視図
【図4】 本発明による第二の支持片を取り付けたスプ
リングの嵌合状態を示す部分拡大断面図
【図5】 従来のパネルとシャドウマスク構体の組立状
態を示す平面図
【図6】 従来の支持片の分解斜視図
【図7】 従来の支持片を取り付けたスプリングの嵌合
状態を示す部分拡大断面図
【符号の説明】
1,1 パネル 2,3 スタッドピン 4 自由孔部 5 4ピン目スタッドピン 6 シャドウマスク 7 4ピン目スプリング 8 第一の支持片 9 スプリング 10 第二の支持片 10a 突起部 12 フレーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの一端にシャドウマスクを装着
    し、外周面に板バネ状のスプリングを溶接したシャドウ
    マスク構体を、内面に蛍光膜が形成された略矩形状の光
    透過部の周縁に、内方向に向かってスタッドピンを突出
    させた枠部を接続してなるガラスパネル内に挿入し、上
    記スタッドピンにバーリング加工した孔を有する第一の
    支持片を介してスプリングを係合させ、第一の支持片と
    スプリングとを溶接しパネル内にシャドウマスク構体を
    位置決めしたカラー陰極線管において、上記スプリング
    の内少なくとも一個に第二の支持片を重ね合わせたこと
    を特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】第一の支持片又は、バーリング加工孔を有
    するスプリングと第二の支持片に形成されたバーリング
    加工孔の内周に形成される凹凸部が互いに挿入し合うよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のカラー陰極
    線管。
  3. 【請求項3】第二の支持片のバーリング加工部をスタッ
    ドピンと弾性接触させ、第一の支持片又は、バーリング
    加工孔を有するスプリングをスタッドピンから自由状態
    としたことを特徴とする請求項2に記載のカラー陰極線
    管。
  4. 【請求項4】第二の支持片の、第一の支持片又は、バー
    リング加工孔を有するスプリングと対向する面に、突起
    部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のカラー
    陰極線管。
  5. 【請求項5】フレームの一端にシャドウマスクを装着し
    外周面に板バネ状のスプリングを溶接したシャドウマス
    ク構体を、内面に蛍光膜が形成された略矩形状の光透過
    部の周縁に内方向に向かってスタッドピンを突出させた
    枠部を接続してなるガラスパネル内に挿入し、上記スタ
    ッドピンにバーリング加工した孔を有する第一の支持片
    を介してスプリングを係合させ、第一の支持片とスプリ
    ングとを溶接しパネル内にシャドウマスク構体を位置決
    めした後、不良判定されたガラスパネルからシャドウマ
    スク構体を取り外しこのシャドウマスク構体を新しいガ
    ラスパネルに第二の支持片を介して装着したことを特徴
    とするカラー陰極線管の再生方法。
  6. 【請求項6】第二の支持片をバーリング加工孔を有する
    スプリングに重ね合わせたことを特徴とする請求項5に
    記載のカラー陰極線管の再生方法。
JP3244098A 1998-02-16 1998-02-16 カラー陰極線管及びその再生方法 Pending JPH11233037A (ja)

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