JPH11233009A - 回路基板のリペア方法 - Google Patents

回路基板のリペア方法

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JPH11233009A
JPH11233009A JP3495598A JP3495598A JPH11233009A JP H11233009 A JPH11233009 A JP H11233009A JP 3495598 A JP3495598 A JP 3495598A JP 3495598 A JP3495598 A JP 3495598A JP H11233009 A JPH11233009 A JP H11233009A
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JP
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electron
wiring
electrode
conductive
thin film
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JP3495598A
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English (en)
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Kazuya Shigeoka
和也 重岡
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Original Assignee
Canon Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで且つ迅速容易に、配線の断線箇所
や配線と電極間の電気的接続不良箇所などの導電不良部
を修整する方法を提供する。 【解決手段】 表面伝導型電子放出素子を用いた電子源
基板の作製において、配線形成後の配線の導電不良部、
配線と電極間の電気的接続不良部に、導電性材料溶液を
インクジェット方式の液滴付与装置により付与し、焼成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出素子を用
いた電子源基板およびこの電子源基板を有する画像形成
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子は、大別して熱電子
放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類のものが知られ
ている。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以下「F
E型」という。)、金属/絶縁層/金属型(以下「MI
M型」という。)、表面伝導型などの電子放出素子があ
る。
【0003】FE型の例としては、W.P.Dyke & W.W.Dol
an, "Field emission", Advance inElectron Physics,
8, 89(1956) あるいは C.A.Spindt,"PHYSICAL Properti
esof thin-film field emission cathodes with molybd
enium cones", J. Appl. Phys., 47, 5248(1976),等に
開示されたものが知られている。
【0004】MIM型の例としては、C.A.Mead, "Opera
tion of Tunnel-Emission Devices", J. Apply. Phys.,
32, 646(1961)等に開示されたものが知られている。表
面伝導型電子放出素子型の例としては、M.I.Elinson, R
adio Eng. Electron Pys., 10, 1290,(1965)等に開示さ
れたものがある。
【0005】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことに
より、電子の放出が生ずる現象を利用するものである。
この表面伝導型電子放出素子としては、前記エリンソン
等によるSnO2薄膜を用いたもの(M.I.Elinson, Radi
o Eng. Electron Phys., 10, 1290,(1965))、Au薄膜
によるもの(G.Dittmer, "Thin Solid Films", 9, 317
(1972))、In2O3/SnO2薄膜によるもの(M.Hartw
ell and C.G.Fonstad, "IEEE Trans. ED Conf.", 519(1
975))、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他、真空、
第26巻、第1号、22頁(1983))等が報告され
ている。
【0006】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な例として前述のM.ハートウェルの素子構成を図12
に模式的に示す。同図において121は基板である。1
24は導電性薄膜で、H型形状のパターンにスパッタで
形成された金属酸化物薄膜等からなり、後述の通電フォ
ーミングと呼ばれる通電処理により電子放出部125が
形成される。なお、図中の素子電極間隔Lは0.5〜1
mm、Wは0.1mmに設定されている。
【0007】従来、このような表面伝導型電子放出素子
の作製おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜124
を予め通電フォーミングと呼ばれる通電処理により電子
放出部125を形成するのが一般的であった。すなわ
ち、通電フォーミングとは前記導電性薄膜124の両端
に直流電圧あるいは非常にゆっくりとした昇電圧を印加
通電し、導電性薄膜を局所的に破壊、変形もしくは変質
せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電子放出部125
を形成することである。なお、電子放出部125は、導
電性薄膜124の一部に亀裂が発生しその亀裂付近から
電子放出が行われる。前記通電フォーミング処理した表
面伝導型電子放出素子は、上述導電性薄膜124に電圧
を印加し、素子に電流を流すことにより電子放出部12
5から電子を放出する。
【0008】上述の表面伝導型電子放出素子は構造が単
純で製造も容易であることから、大面積にわたって多数
素子を配列形成できる利点がある。そこでこの特徴を活
かした荷電ビーム源、表示装置等の応用研究がなされて
いる。多数の表面伝導型電子放出素子を配列形成した例
としては、後述するように梯型配置と呼ぶ並列に表面伝
導型電子放出素子を配列し、個々の素子の両端を配線
(「共通配線」とも呼ぶ。)で、それぞれ結線した行を
多数行配列した電子源が挙げられる(例えば、特開昭6
4−031332号、特開平1−283749号、特開
平2−257552号公報)。
【0009】また、特に表示装置等の画像形成装置にお
いては、近年、液晶を用いた平板型表示装置がCRTに
替わって普及してきたが、自発光型でないためバックラ
イトを持たなければならない等の問題点があり、自発光
型の表示装置の開発が望まれてきた。自発光型表示装置
としては、表面伝導型電子放出素子を多数配置した電子
源と、この電子源から放出された電子により可視光を発
光する蛍光体とを組み合せた表示装置である画像形成装
置が挙げられる(例えばUSP5066883)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
ディスプレイのリアパネル(電子源部)は、パターニン
グ、エッチング、リフトオフ等のいわゆるフォトリソプ
ロセスを用いて作製されていたが、中にはマスクや基板
上へのゴミの付着などにより、配線が断線していたり、
素子電極と配線の接続が不良だったりする場合があっ
た。
【0011】また、大面積化を考慮すると、フォトリソ
プロセスでは工程が複雑でコストがかかるため、配線や
絶縁層、電極をオフセット方式やスクリーン方式などの
印刷プロセスを用いて作製する場合があるが、中には配
線が断線したり、絶縁層がだれて素子電極の上を覆い、
配線と素子電極の導電を妨げたりする場合があった。
【0012】以上のような場合には、断線箇所にフォト
リソプロセスを用いて金属を成膜してリペアしたり、印
刷用導電性ペーストをディスペンサーで付与したりして
いた。しかし、フォトリソプロセスを用いた場合には非
常に手間と時間がかかり、ディスペンサーを用いて導電
性ペーストを付与する場合には100μm径程度以下の
微細なパターンを修整することは困難であった。
【0013】そこで本発明の目的は、低コストで且つ迅
速容易に、配線の断線箇所や配線と電極間の電気的接続
不良箇所などの導電不良部を修整するリペア方法を提供
することにある。また、特に表面伝導型電子放出素子を
用いた電子源基板および画像形成装置の配線の導電不良
部を修整するリペア法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために鋭意検討を行って成されたものであ
る。すなわち、本発明は、回路基板の作製において、配
線形成後の配線の導電不良部、配線と電極間の電気的接
続不良部に、導電性材料溶液を液滴付与装置により付与
し、焼成する工程を含むことを特徴とする回路基板のリ
ペア方法に関する。
【0015】以上の製造方法によれば、フォトリソプロ
セスを行わないため、短時間に低コストで容易にリペア
できる。また、ディスペンサーでは不可能な100μm
径程度以下の微細なパターンも、十数ng〜数十ngの
微少量を吐出できるインクジェット方式の液滴付与装置
を用いることによってリペアできる。これにより、歩留
まりが向上し、コストを低減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0017】まず、平面型表面伝導型電子放出素子につ
いて説明する。図2は、平面型表面伝導型電子放出素子
の構成を示す模式図であり、図2(a)は平面図、図2
(b)は断面図である。図2において、1は基板、2と
3は素子電極、4は導電性薄膜、5は電子放出部であ
る。
【0018】基板1としては、石英ガラス、Na等の不
純物含有量を低減させたガラス、青板ガラス、スパッタ
法等によりSiO2を堆積させたガラス基板、及びアル
ミナ等のセラミックス基板等を用いることができる。
【0019】対向する素子電極2、3の材料としては、
一般的な導電材料を用いることができ、Ni,Cr,A
u,Mo,W,Pt,Ti,Al,Cu,Pd等の金属
あるいは合金、Pd,As,Ag,Au,RuO2,P
d−Ag等の金属あるいは金属酸化物とガラス等とから
構成される印刷導体、In2O3−SnO2等の透明導電
体、ポリシリコン等の半導体材料などから選択すること
ができる。
【0020】素子電極間隔L1、素子電極長さW2、導電
性薄膜4の形状等は、応用される形態等を考慮して設計
される。素子電極間隔L1は、好ましくは数千オングス
トローム〜数百マイクロメートルの範囲であり、より好
ましくは素子電極間に印加する電圧等を考慮して1マイ
クロメートル〜100マイクロメートルの範囲である。
【0021】素子電極長さW2は、電極の抵抗値、電子
放出特性を考慮して、数マイクロメートル〜数百マイク
ロメートルの範囲が望ましい。素子電極2、3の膜厚d
は、100オングストローム〜1マイクロメートルの範
囲が望ましい。
【0022】なお、図2に示す構成だけでなく、基板1
上に、導電性薄膜4、対向する素子電極2、3の順に積
層した構成とすることもできる。
【0023】導電性薄膜4には、良好な電子放出特性を
得るために、微粒子で構成された微粒子膜を用いるのが
好ましい。その膜厚は素子電極22、23へのステップ
カバレージ、素子電極22、23間の抵抗値及び後述す
るフォーミング条件等を考慮して適宜設定されるが、通
常は数オングストローム〜数千オングストロームの範囲
とするのが好ましく、より好ましくは10オングストロ
ーム〜500オングストロームの範囲とするのがよい。
その抵抗値は、Rsが10の2乗から10の7乗Ωの値
である。なおRsは、厚さがt、幅がwで長さがlの薄
膜の抵抗Rを、R=Rs(l/w)とおいたときに示さ
れる値で、薄膜材料の抵抗率をρとするとRs=ρ/t
で表される。
【0024】本願明細書においては、フォーミング処理
について通電処理を例に挙げて説明するが、フォーミン
グ処理はこれに限られるものではなく、膜に亀裂を生じ
させて高抵抗状態を形成する方法であればいかなる方法
でもよい。
【0025】導電性薄膜24を構成する材料は、Pd,
Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,Cr,F
e,Zn,Sn,Ta,W,Pd等の金属、PdO,S
nO2,In2O3,PbO,Sb2O3等の酸化物、Hf
B2,ZrB2,LaB6,CeB6,YB4,GdB4等の
硼化物、TiC,ZrC,HfC,TaC,SiC,W
C等の炭化物、TiN,ZrN,HfN等の窒化物、S
i,Ge等の半導体、カーボン等の中から適宜選択され
る。
【0026】ここで述べる微粒子膜とは複数の微粒子が
集合した膜であり、その微細構造は、微粒子が個々に分
散配置した状態あるいは微粒子が互いに隣接あるいは重
なり合った状態(いくつかの微粒子が集合し、全体とし
て島状構造を形成している場合も含む。)をとってい
る。微粒子の粒径は、数オングストローム〜1μmの範
囲、好ましくは10オングストローム〜200オングス
トロームの範囲である。
【0027】電子放出部5は、導電性薄膜4の一部に形
成された高抵抗の亀裂により構成され、導電性薄膜4の
膜厚、膜質、材料及び後述する通電フォーミング等の手
法等に依存したものとなる。電子放出部25の内部に
は、1000オングストローム以下の粒径の導電性微粒
子を含む場合もある。この導電性微粒子は、導電性薄膜
24を構成する材料の元素の一部、あるいは全ての元素
を含有するものとなる。電子放出部25及びその近傍の
導電性薄膜24には、炭素あるいは炭素化合物を含む場
合もある。
【0028】以下、図3を参照しながら本発明の製造方
法の一例について説明する。図3においても図2に示す
部位と同じ部位には図2に付した符号と同一の符号を付
している。
【0029】基板1を、洗剤、純水および有機溶剤等を
用いて十分に洗浄し、真空蒸着法、スパッタ法等により
素子電極材料を堆積後、例えばフォトリソグラフィー技
術を用いて基板1上に素子電極2、3を形成する(図3
(a))。
【0030】素子電極2、3を設けた基板21に、有機
金属溶液を塗布して、有機金属薄膜を形成する。有機金
属溶液には、前述の導電性膜の材料の金属を主元素とす
る有機金属化合物の溶液を用いることができる。有機金
属薄膜を加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等に
よりパターニングし、導電性薄膜4を形成する(図3
(b))。ここでは、有機金属溶液の塗布法を挙げて説
明したが、導電性薄膜24の形成法はこれに限られるも
のでなく、真空蒸着法、スパッタ法、化学的気相堆積
法、分散塗布法、ディッピング法、スピンナー法等を用
いることもできる。
【0031】つづいて、フォーミング処理を施す。この
フォーミング処理方法の一例として通電処理による方法
を説明する。素子電極2、3間に、不図示の電源を用い
て、通電を行うと、導電性薄膜4の部位に、構造の変化
した電子放出部5が形成される(図3(c))。通電フ
ォーミングによれば、導電性薄膜4に局所的に破壊、変
形もしくは変質等の構造変化した部位が形成される。こ
の部位が電子放出部25となる。
【0032】通電フォーミングの電圧波形の例を図4に
示す。電圧波形は、パルス波形が好ましい。これにはパ
ルス波高値を定電圧としたパルスを連続的に印加する図
4(a)に示す手法と、パルス波高値を増加させながら
電圧パルスを印加する図4(b)に示す手法がある。
【0033】図4(a)におけるT1及びT2はそれぞれ
電圧波形のパルス幅およびパルス間隔である。通常、T
1は1マイクロ秒〜10ミリ秒、T2は10マイクロ秒〜
100ミリ秒の範囲で設定される。三角波の波高値(通
電フォーミング時のピーク電圧)は、表面伝導型電子放
出素子の形態に応じて適宜選択される。このような条件
のもと、例えば、数秒から数十分間電圧を印加する。パ
ルス波形は三角波に限定されるものではなく、矩形波な
ど所望の波形を採用することができる。
【0034】図4(b)におけるT1及びT2はそれぞ
れ、図4(a)に示すものと同様とすることができる。
三角波の波高値(通電フォーミング時のピーク電圧)
は、例えば0.1Vステップ程度づつ増加させることが
できる。
【0035】通電フォーミング処理の終了は、パルス間
隔T2中に、導電性薄膜を局所的に破壊、変形しない程
度の電圧を印加し、電流を測定して検知することができ
る。例えば0.1V程度の電圧印加により流れる素子電
流を測定し、抵抗値を求めて、1Mオーム以上の抵抗を
示したとき、通電フォーミングを終了させる。
【0036】フォーミングを終えた素子には活性化処理
を施すのが好ましい。活性化処理を施すことにより、素
子電流If、放出電流Ieが著しく変化する。
【0037】活性化処理は、例えば有機物質のガスを含
有する雰囲気下で、通電フォーミングと同様に、パルス
の印加を繰り返すことで行うことができる。この雰囲気
は、例えば油拡散ポンプやロータリーポンプ等を用いて
真空容器を排気した場合に雰囲気内に残留する有機ガス
を利用して形成することができる他、イオンポンプ等に
より一旦十分に排気した真空中に適当な有機物質のガス
を導入することによっても得られる。このときの好まし
い有機物質のガス圧は、前述の応用の形態、真空容器の
形状や有機物質の種類などにより異なるため、場合に応
じ適宜設定される。適当な有機物質としては、アルカ
ン、アルケン、アルキンの脂肪族炭化水素類、芳香族炭
化水素類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、ア
ミン類、フェノール、カルボン酸、スルホン酸等の有機
酸類等を上げることができ、具体的には、メタン、エタ
ン、プロパン等のCnH2n+2で表される飽和炭化水素、
エチレン、プロピレンなどCnH2n等の組成式で表され
る不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、メタノール、
エタノール、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルアミン、エチルア
ミン、フェノール、蟻酸、酢酸、プロピオン酸等が使用
できる。この処理により雰囲気中に存在する有機物質か
ら炭素あるいは炭素化合物が素子上に堆積し、素子電流
If、放出電流Ieが著しく変化する。
【0038】活性化工程の終了の判定は、素子電流If
と放出電流Ieを測定しながら行う。なお、パルス幅、
バルス間隔、パルス波高値などは適宜設定される。
【0039】炭素あるいは炭素化合物としては、HOP
G(Highly Oriented Pyrolytic Graphite)、PG(P
yrolytic Graphite)、GC(Glassy Carbon)等のグラ
ファイト(HOPGは、ほぼ完全な結晶構造をもつグラ
ファイト、PGは結晶粒が200A程度で結晶構造がや
や乱れたグラファイト、GCは結晶粒が20A程度で結
晶構造の乱れがさらに大きくなったものを指す)、非晶
質カーボン(アモルファスカーボン及びアモルファスカ
ーボンと前記グラファイトの微結晶の混合物を含むカー
ボン)であり、その膜厚は500オングストローム以下
にするのが好ましく、300オングストローム以下であ
ればより好ましい。
【0040】活性化工程を経て得られた電子放出素子
は、安定化処理を行うことが好ましい。この処理は真空
容器内の有機物質の分圧が、1×10-8Torr以下、
望ましくは1×10-10Torr以下で行なうのがよ
い。真空容器内の圧力は、10-6. 5〜10-7Torrが
好ましく、特に1×10-8Torr以下が好ましい。真
空容器を排気する真空排気装置は、装置から発生するオ
イルが素子の特性に影響を与えないように、オイルを使
用しないものを用いるのが好ましい。具体的にはソープ
ションポンプ、イオンポンプ等の真空排気装置を挙げる
ことができる。さらに真空容器内を排気するときには、
真空容器全体を加熱して真空容器内壁や電子放出素子に
吸着した有機物質分子を排気しやすくするのが好まし
い。このときの加熱した状態での真空排気条件は、80
〜200℃で5時間以上が望ましいが、特にこの条件に
限るものではなく、真空容器の大きさや形状、電子放出
素子の構成などの諸条件により変化する。なお、上記有
機物質の分圧測定は質量分析装置により質量数が10〜
200の炭素と水素を主成分とする有機分子の分圧を測
定し、それらの分圧を積算することにより求める。
【0041】安定化工程を経た後の駆動時の雰囲気は、
上記安定化処理終了時の雰囲気を維持するのが好ましい
が、これに限るものではなく、有機物質が十分除去され
ていれば、真空度自体は多少低下しても十分安定な特性
を維持することができる。
【0042】このような真空雰囲気を採用することによ
り、新たな炭素あるいは炭素化合物の堆積を抑制でき、
結果として素子電流If、放出電流Ieが安定する。
【0043】次に、電子放出素子の配列について説明す
る。この配列は種々のものが採用できる。
【0044】一例として、並列に配置した多数の電子放
出素子の個々を両端で接続し、電子放出素子の行を多数
個配し(この方向を「行方向」と呼ぶ)、この配線と直
交する方向(「列方向」と呼ぶ)でこの電子放出素子の
上方に配した制御電極(「グリッド」とも呼ぶ)によ
り、電子放出素子からの電子を制御駆動する、はしご状
配置(はしご型配置)のものがある。
【0045】これとは別に、電子放出素子をX方向およ
びY方向に行列状に複数個配し、同じ行に配された複数
の電子放出素子の電極の一方を、X方向の配線に共通に
接続し、同じ列に配された複数の電子放出素子の電極の
他方を、Y方向の配線に共通に接続するものが挙げられ
る。このようなものは所謂単純マトリクス配置である。
【0046】まず、単純マトリクス配置について以下に
詳述する。本発明の電子放出素子を複数個マトリクス状
に配して得られる電子源基板について、図5、図6及び
図7を用いて説明する。図5、図6及び図7において、
71は電子源基板、72はX方向配線(行方向配線)、
73はY方向配線(列方向配線)である。74は表面伝
導型電子放出素子、75は結線である。
【0047】m本のX方向配線72はDX1、DX2、・・
・、DXmからなり、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等
を用いて形成された導電性金属等で構成することができ
る。配線の材料、膜厚、巾は適宜設計される。Y方向配
線73は、DY1、DY2、、・・・DYnのn本の配線から
なり、X方向配線72と同様に形成される。これらm本
のX方向配線72とn本のY方向配線73との間には、
不図示の層間絶縁層が設けられており、両者は電気的に
分離されてている(m、nは共に正の整数)。
【0048】不図示の層間絶縁層は、真空蒸着法、印刷
法、スパッタ法等を用いて形成されたSiO2等で構成
される。例えば、X方向配線72を形成した基板71の
全面あるいは一部に所望の形状で形成され、特にX方向
配線72とY方向配線73の交差部の電位差に耐え得る
ように膜厚、材料、製法が設定される。X方向配線72
とY方向配線73は、それぞれ外部端子として引き出さ
れている。
【0049】表面伝導型放出素子74を構成する一対の
電極(不図示)は、m本のX方向配線72とn本のY方
向配線73と導電性金属等からなる結線75とによって
電気的に接続されている。
【0050】配線72と配線73を構成する材料、結線
75を構成する材料、及び一対の素子電極を構成する材
料は、その構成元素の一部あるいは全部が同一であって
も、またそれぞれ異なってもよい。これらの材料は、例
えば前述の素子電極の材料から適宜選択される。素子電
極を構成する材料と配線材料が同一である場合には、素
子電極に接続した配線は素子電極ということもできる。
【0051】ここで、図1を用いて本発明の製造方法の
一例を説明する。図1は本発明の特徴をもっともよく表
す図である。
【0052】(工程1)洗剤、純粋および有機溶剤等で
十分に洗浄した基板に、真空蒸着法、スパッタ法等によ
り例えばPt等の素子電極材料を堆積し、その後、フォ
トリソグラフィ技術を用いて素子電極2、3を形成す
る。
【0053】(工程2)次に、素子電極2、3を設けた
基板に、真空蒸着法、スパッタ法、化学的気相堆積法、
分散塗布法、ディッピング法、スピンナー法等を用いて
Pd等の金属薄膜を堆積し、その後、リフトオフ、エッ
チング等により導電性薄膜4を形成する。
【0054】(工程3)上記の電極および導電性薄膜を
形成した基板に、真空蒸着法、スパッタ法等により例え
ばAu等の導電材料を堆積し、フォトリソグラフィ技術
を用いて行方向配線6を形成し、次に同様の方法でSi
O2等の層間絶縁膜7、さらに行方向配線と同様にして
列方向配線8を形成する。なお、ここではフォトグラフ
ィ技術を用いたが、工程2の電極および導電性薄膜を形
成した基板にスクリーンやオフセット等の印刷法を用い
て行方向配線6、層間絶縁膜7、列方向配線8を順次形
成してもよい。
【0055】以上のように作製した基板には、パターニ
ング時やエッチング時のゴミの付着により、配線の断線
9や、配線と電極の接続不良10が生じる場合がある
(図1(a))。
【0056】(工程4)上記のような工程3での配線断
線部分9や、配線と電極の接続不良部分10に対し、液
滴付与装置11を用いて導電膜材料を付与する(図1
(b))。
【0057】液滴付与装置としては、十数ng〜数十n
g程度の範囲で制御が可能で、かつ数十ng程度以上の
微少量の液滴が容易に形成できるインクジェット方式の
装置が好ましい。
【0058】液滴の材料としては、液滴が形成できる状
態であればどのような状態でも構わないが、例えば、水
や溶剤等にPd,Pt,Ru,Ag,Au,Ti,I
n,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,Ta,W,Pd等
の金属を分散もしくは溶解した溶液、あるいは有機金属
溶液などがある。具体的には、酢酸ブチル、酢酸エチル
等のエステル類、イソプロピルアルコール、エチルアル
コール等のアルコール類、メチルエチルケトン、アセト
ン等のケトン類の有機溶剤を用いるとよい。溶液の濃度
や液滴の付与回数は断線、接触不良箇所の程度や範囲、
材料により適宜決められる。
【0059】(工程6)この後、300℃で焼成し、断
線や接触不良箇所に導電膜を形成する。以上により、断
線、接触不良箇所を修整できる。
【0060】(工程7)この後、前述のフォーミング及
び活性化を行って電子放出素子部を形成する。
【0061】以上の方法では、修整にフォトリソプロセ
スを使わないため、安価で迅速に行え、またディスペン
サー等に比べて微少な液滴を付与できるため、100μ
m以下の細かい配線パターン上の断線、接触不良箇所も
修整できる。
【0062】本説明では単純マトリクス型配置を用いて
説明したが、この配置に限るものでなく、後述するはし
ご型配置においても同様に用いることができる。また、
当然のことではあるが、本発明は、電子源基板だけでな
く、一般の回路基板の断線部等のリペアにも適用でき
る。
【0063】本発明が適用されるマトリクス型の電子源
基板71は、そのX方向配線72には、X方向に配列し
た表面伝導型放出素子74の行を選択するための走査信
号を印加する不図示の走査信号印加手段が接続される。
一方、Y方向配線73には、Y方向に配列した表面伝導
型放出素子74の各列を入力信号に応じて変調するため
の不図示の変調信号発生手段が接続される(図5、図
6)。各電子放出素子に印加される駆動電圧は、当該素
子に印加される走査信号と変調信号の差電圧として供給
される。上記構成においては、単純なマトリクス配線を
用いて、個別の素子を選択し、独立に駆動することがで
きる。
【0064】次に、このような単純なマトリクス配置の
電子源基板を用いて構成した画像形成装置について、図
7、図8及び図9を用いて説明する。図7は画像形成装
置の表示パネルの一例を示す模式図であり、図8は、図
7の画像形成装置に使用される蛍光膜の模式図である。
図9はNTSC法のテレビ信号に応じて表示を行なうた
めの駆動回路の一例を示すブロック図である。
【0065】図7において、71は電子放出素子を複数
配した電子源基板、81は電子源基板71を固定したリ
アプレート、86はガラス基板83の内面に蛍光膜84
とメタルバック85等が形成されたフェースプレートで
ある。82は支持枠であり、この支持枠82にはリアプ
レート81及びフェースプレート86がフリットガラス
等を用いて接続されている。88は外囲器であり、例え
ば大気中あるいは窒素中で400〜500℃の温度範囲
で10分以上焼成し封着して形成する。
【0066】74は、図2における表面伝導型電子放出
素子に相当する。72、73はそれぞれ、表面伝導型電
子放出素子の一対の素子電極と接続されたX方向配線お
よびY方向配線である。
【0067】外囲器88は、上述の如く、フェースプレ
ート86、支持枠82、リアプレート81で構成され
る。リアプレート81は、主に電子源基板71の強度を
補強する目的で設けられるため、電子源基板自体が十分
な強度を持つ場合は別体のリアプレート81は不要とす
ることができる。すなわち、電子源基板71に直接支持
枠82を封着し、フェースプレート86、支持枠82及
び電子源基板71で外囲器88を構成してもよい。一
方、フェースプレート86とリアプレート81との間
に、スペーサー(耐大気圧支持部材)とよばれる不図示
の支持体を設置することにより、大気圧に対して十分な
強度をもつ外囲器を構成することもできる。
【0068】図8は、蛍光膜84を示す模式図である。
蛍光膜はモノクロームの場合は蛍光体のみから構成する
ことができる。ガラス基板に蛍光膜を形成する方法は、
モノクローム、カラーによらず、沈澱法、印刷法等が採
用できる。
【0069】カラーの蛍光膜の場合は、蛍光体の配列に
よりブラックストライプあるいはブラックマトリクス等
と呼ばれる黒色部材91と蛍光体92とから構成するこ
とができる。ブラックストライプ、ブラックマトリクス
を設ける目的は、カラー表示の場合、必要となる三原色
蛍光体の各蛍光体92間の塗り分け部を黒くすることで
混色等を目立たなくすることと、外光反射によるコント
ラストの低下を抑制することにある。ブラックストライ
プの材料としては、通常用いられている黒鉛を主成分と
する材料の他、光の透過および反射が少ない材料であれ
ば、これを用いることができる。
【0070】蛍光膜84の内面側には通常メタルバック
85が設けられる。メタルバックを設ける目的は、蛍光
体の発光のうち内面側への光をフェースプレート86側
へ鏡面反射させることにより輝度を向上させること、電
子ビーム加速電圧を印加するための電極として作用させ
ること、外囲器内で発生した負イオンの衝突によるダメ
ージから蛍光体を保護すること等である。メタルバック
は、蛍光膜の作製の後、蛍光膜の内面側表面の平滑化処
理(「フィルミング」と呼ばれる。)を行い、その後、
Alを真空蒸着等を用いて堆積させることで作製でき
る。
【0071】フェースプレート86には、さらに蛍光膜
84の導電性を高めるため、蛍光膜の外面側(ガラス基
板83側)に透明電極(不図示)を設けてもよい。
【0072】前述の封着を行う際には、カラーの場合は
各色蛍光体と電子放出素子とを対応させる必要があり、
十分な位置合わせが不可欠となる。
【0073】図7に示す画像形成装置は、例えば以下の
ようにして製造される。外囲器88は、前述の安定化工
程と同様に適宜加熱しながら、イオンポンプ、ソープシ
ョンポンプ等のオイルを使用しない排気装置により不図
示の排気管を通じて排気し、10のマイナス7乗Torr程
度の真空度の有機物質の十分少ない雰囲気にした後、封
止する。
【0074】外囲器88の封止後の真空度を維持するた
めに、ゲッター処理を行なうこともできる。これは、外
囲器の封止を行う直前あるいは封止後に、抵抗加熱ある
いは高周波加熱等を用いた加熱により、外囲器内の所定
の位置(不図示)に配置されたゲッターを加熱し、蒸着
膜を形成する処理である。ゲッターは通常Ba等が主成
分であり、この蒸着膜の吸着作用により、例えば1×1
0マイナス5乗ないしは1×10マイナス7乗Torrの真
空度を維持するものである。
【0075】次に、単純マトリクス配置の電子源(電子
源基板)を用いて構成した表示パネルに、NTSC法の
テレビ信号に基づいたテレビジョン表示を行うための駆
動回路の構成例について、図9を用いて説明する。図9
において、101は画像表示パネル、102は走査回
路、103は制御回路、104はシフトレジスタであ
る。105はラインメモリ、106は同期信号分離回
路、107は変調信号発生器、Vx及びVaは直流電圧
源である。
【0076】画像表示パネル101は、端子Dox1〜D
oxm、端子Doy1〜Doyn、及び高圧端子Hvを介して
外部の電気回路と接続している。端子Dox1〜Doxmに
は、表示パネル内に設けられている電子源、すなわち、
M行N列の行列状にマトリクス配線された表面伝導型電
子放出素子群を一行(N素子)ずつ順次駆動するための
走査信号が印加される。
【0077】端子Dy1〜Dynには、前記走査信号により
選択された一行の表面伝導型電子放出素子の各素子の出
力電子ビームを制御するための変調信号が印加される。
高圧端子Hvには、直流電圧源Vaから、例えば10K
[V]の直流電圧が供給されるが、これは表面伝導型電
子放出素子から放出させる電子ビームに蛍光体を励起す
るのに十分なエネルギーを付与するための加速電圧であ
る。
【0078】走査回路102は、内部にM個のスイッチ
ング素子を備えたものであり、このスイッチング素子は
図9にS1〜Smで模式的に示している。各スイッチング
素子は、直流電圧源Vxの出力電圧もしくは0[V]
(グランドレベル)のいずれか一方を選択し、表示パネ
ル101の端子Dx1〜Dxmと電気的に接続される。S1
〜Smの各スイッチング素子は、制御回路103が出力
する制御信号Tscanに基づいて動作するものであり、例
えばFETのようなスイッチング素子を組み合わせるこ
とにより構成することができる。
【0079】直流電圧源Vxは、本例の場合には、表面
伝導型電子放出素子の特性(電子放出しきい値電圧)に
基づき走査されていない素子に印加される駆動電圧が電
子放出しきい値電圧以下となるような一定電圧を出力す
るよう設定されている。
【0080】制御回路103は、外部から入力する画像
信号に基づいて適切な表示が行なわれるように各部の動
作を整合させる機能を有する。この制御回路は、同期信
号分離回路106から送られる同期信号Tsyncに基づい
て、各部に対してTscan、Tsft及びTmryの各制御信号
を発生する。
【0081】同期信号分離回路106は、外部から入力
されるNTSC法のテレビ信号から同期信号成分と輝度
信号成分とを分離するための回路であり、一般的な周波
数分離(フィルター)回路等を用いて構成できる。同期
信号分離回路により分離された同期信号は、垂直同期信
号と水平同期信号から成るが、ここでは説明の便宜上T
sync信号として図示した。前記テレビ信号から分離され
た画像の輝度信号成分は便宜上DATA信号と表した。
このDATA信号はシフトレジスタ104に入力され
る。
【0082】シフトレジスタ104は、時系列的にシリ
アルに入力される前記DATA信号を、画像の1ライン
毎にシリアル/パラレル変換するためのものであり、前
記制御回路103から送られる制御信号Tsftに基づい
て動作する。すなわち、制御信号Tsftは、シフトレジ
スタ104のシフトクロックであるということもでき
る。シリアル/パラレル変換された画像1ライン分(電
子放出素子N素子分の駆動データに相当)のデータは、
Id1〜IdnのN個の並列信号として前記シフトレジス
タ104から出力される。
【0083】ラインメモリ105は、画像1ライン分の
データを必要時間の間だけ記憶するための記憶装置であ
り、制御回路103から送られる制御信号Tmryに従っ
て適宜Id1〜Idnの内容を記憶する。記憶された内容
は、I′d1〜I′dnとして出力され、変調信号発生器
107に入力される。
【0084】変調信号発生器107は、画像データI′
d1〜I′dnの各々に応じて表面伝導型電子放出素子の
各々を適切に駆動変調するための信号源であり、その出
力信号は、端子Doy1〜Doynを通じて表示パネル1
01内の表面伝導型電子放出素子に印加される。
【0085】本発明の電子放出素子は放出電流Ieに対
して以下の基本特性を有している。すなわち、電子放出
には明確なしきい値電圧Vthがあり、Vth以上の電
圧を印加された時のみ電子放出が生じる。電子放出しき
い値以上の電圧に対しては、素子への印加電圧の変化に
応じて放出電流も変化する。このことから、本素子にパ
ルス状の電圧を印加する場合、例えば電子放出素子閾値
以下の電圧を印加しても電子放出は生じないが、電子放
出閾値以上の電圧を印加する場合には電子ビームが出力
される。その際、パルス波の高値Vmを変化させること
により出力電子ビームの強度を制御することが可能であ
る。また、パルスの幅Pwを変化させることにより出力
される電子ビームの電荷の総量を制御することが可能で
ある。したがって、入力信号に応じて、電子放出素子を
変調する方法としては、電圧変調法、パルス幅変調法等
が採用できる。電圧変調法を実施するに際しては、変調
信号発生器107として、一定長さの電圧パルスを発生
し、入力されるデータに応じて適宜パルスの波高値を変
調するような電圧変調法の回路を用いることができる。
【0086】パルス幅変調法を実施するに際しては、変
調信号発生器107として、一定の波高値の電圧パルス
を発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧パルスの
幅を変調するようなパルス幅変調法の回路を用いること
ができる。
【0087】シフトレジスタ104やラインメモリ10
5は、デジタル信号式、アナログ信号式のいずれも採用
できる。画像信号のシリアル/パラレル変換や記憶が所
定の速度で行なわれればよいいからである。
【0088】デジタル信号式を用いる場合には、同期信
号分離回路106の出力信号DATAをデジタル信号化
する必要があるが、これには同期信号分離回路106の
出力部にA/D変換器を設ければよい。これに関連して
ラインメモリ105の出力信号がデジタル信号かアナロ
グ信号かにより、変調信号発生器107に用いられる回
路が若干異なったものとなる。すなわち、デジタル信号
を用いた電圧変調法の場合、変調信号発生器107に
は、例えばD/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回
路などを付加する。パルス幅変調法の場合、変調信号発
生器107には、例えば高速の発振器および発振器の出
力する波数を計数する計数器(カウンタ)及び計数器の
出力値と前記メモリの出力値を比較する比較器(コンパ
レータ)を組み合わせた回路を用いる。必要に応じて、
比較器の出力するパルス幅変調された変調信号を表面伝
導型電子放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅するための
増幅器を付加することもできる。
【0089】アナログ信号を用いた電圧変調法の場合、
変調信号発生器107には、例えばオペアンプ等を用い
た増幅回路を採用でき、必要に応じてベルシフト回路な
どを付加することもできる。パルス幅変調法の場合に
は、例えば、電圧制御型発振回路(VCO)を採用で
き、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動電圧ま
で電圧増幅するための増幅器を付加することもできる。
【0090】このような構成をとり得る本発明の画像表
示装置においては、各電子放出素子に、容器外端子Do
x1〜Doxm、Doy1〜Doynを介して電圧を付加するこ
とにより、電子放出が生ずる。高圧端子Hvを介してメ
タルバック85、あるいは透明電極(不図示)に高圧を
印加し、電子ビームを加速する。加速された電子は蛍光
膜84に衝突し、発光が生じて画像が形成される。
【0091】ここで述べた画像形成装置の構成は一例で
あり、本発明の技術思想に基づいて種々の変形が可能で
ある。入力信号については、NTSC法を挙げたが入力
信号はこれに限られるものではなく、PAL、SECA
M法など他、これよりも多数の走査線からなるTV信号
法(例えば、MUSE法をはじめとする高品位TV法)
も採用できる。
【0092】次に、はしご型配置の電子源基板および画
像形成装置について図10及び図11を用いて説明す
る。なお、はしご型配置の基板においても単純マトリク
ス型配置と同様に、配線の断線や、配線と電極との接触
不良等の問題が生じる場合があり、液滴付与装置を用い
て同様の方法で修整することができる。
【0093】図10は、はしご型配置の電子源基板の一
例を示す模式図である。図10において、74は電子放
出素子である。Dx1〜Dx10で示される112は、電子
放出素子74を接続するための共通配線である。電子放
出素子74は、基板上に、X方向に並列に複数個配され
ている(これを「素子行」と呼ぶ)。この素子行が複数
個配されて電子源を構成している。各素子行の共通配線
間に駆動電圧を印加することで、各素子行を独立に駆動
させることができる。すなわち、電子ビームを放出させ
たい素子行には、電子放出しきい値以上の電圧を、電子
ビームを放出しない素子行には、電子放出しきい値以下
の電圧を印加する。各素子行間の共通配線Dx2〜Dx9
は、隣の配線同士、例えばDx2とDx3を同一配線とする
こともできる。
【0094】図11は、はしご型配置の電子源基板を備
えた画像形成装置における表示パネルの構造の一例を示
す。110はグリッド電極、111は電子が通過するた
め開孔である。112はDox1、Dox2、・・・、Do
xmからなる容器外端子である。113は、グリッド電極
110と接続されたG1、G2、・・・、Gnからなる容
器外端子、71は各素子行間の共通配線を同一配線とし
た電子源基板である。図11においては、図7、図10
に示した部位と同じ部位には、これらの図に付したのと
同一の符号を付している。ここに示す画像形成装置と、
図7に示す単純マトリクス配置の画像形成装置との大き
な違いは、電子源基板71とフェースプレート86の間
にグリッド電極110を備えているか否かである。
【0095】図11においては、電子源基板71とフェ
ースプレート86の間には、グリッド電極110が設け
られている。このグリッド電極110は、表面伝導型放
出素子から放出された電子ビームを変調するためのもの
であり、はしご型配置の素子行と直交して設けられたス
トライプ状の電極であって、このグリッド電極には電子
ビームを通過させるため、各素子に対応して1個ずつ円
形の開孔111が設けられている。グリッド電極の形状
や設置位置は図11に示すものに限定されるものではな
い。例えば、開孔としてメッシュ状に多数の通過口を設
けることもでき、グリッド電極を表面伝導型放出素子の
周囲や近傍に設けることもできる。
【0096】容器外端子112及びグリッド容器外端子
113は、不図示の制御回路と電気的に接続されてい
る。
【0097】本例の画像形成装置では、素子行を1列ず
つ順次駆動(走査)していくのと同期してグリッド電極
列に画像1ライン分の変調信号を同時に印加する。これ
により、各電子ビームの蛍光体への照射を制御し、画像
を1ラインずつ表示することができる。
【0098】本発明の画像形成装置は、テレビジョン放
送の表示装置、テレビ会議システムやコンピューター等
の表示装置の他、感光性ドラム等を用いて構成された光
プリンターとしての画像形成装置等としても用いること
ができる。
【0099】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳しく説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0100】(実施例1)図1は本発明の特徴を最もよ
く表わす図面であり、図1を用いて本発明の電子源基板
の製造方法を説明する。
【0101】まず、清浄化した青板ガラスからなる基板
1上に、一般的な真空成膜技術及びフォトリソグラフィ
技術を用いて、Niからなる素子電極2、3をマトリク
ス状に列方向に100個、行方向に100個形成した。
このとき、素子電極のギャップ間隔は20μm、その厚
さを1000Aとした。
【0102】次に、スピンナーを用いて有機パラジウム
含有溶液(奥野製薬(株)製ccp−4230)を上述
の基板に塗布し、300℃で焼成して、対向する素子電
極に跨るようにパターニング後、ドライエッチングで導
電性薄膜を形成した。このとき導電性薄膜の厚さを20
0A、幅を40μm、長さを100μmとした。
【0103】次に、この基板にAuからなる行方向配線
6を素子電極2に接続するように、一般的な真空成膜技
術及びフォトリソグラフィ技術を用いて形成し、続いて
SiO2からなる層間絶縁膜7、素子電極3に接続する
ようにAuからなる列方向配線6を同様にフォトリソグ
ラフィ技術を用いて形成した。
【0104】以上のように作製した電子源基板には、成
膜時にパターニング時のゴミの付着や金属薄膜のはがれ
等により、配線が断線する箇所8、電極と配線の接続が
不良な箇所9があった。
【0105】そこで、このような電子源基板の場合、図
1(b)のように、不良箇所8、9に、有機Pt含有溶
液(H2O:75% IPA:25% Pt錯体:1
%)を、液滴付与装置11として圧電素子を用いたイン
クジェット噴射装置を用いて4滴ずつ付与した。その
後、基板を300℃で焼成した。その結果、電気的導通
を検査したところ十分に低い抵抗値で接続できていた。
【0106】この後、前述したようにフォーミング及び
活性化を行った。こうして作製された電子源基板を用い
て、図7に示すように、前述のフェースプレート、支持
枠、リアプレートとで外囲器を形成し、封止を行い、表
示パネル、さらにはテレビジョン表示を行うための駆動
回路を有する画像形成装置を作製した。その結果、この
画像形成装置には電気的接続不良による輝度むらや欠陥
はなかった。
【0107】以上のように修整することにより、電子源
基板の歩留まりを向上させるとともに、フォトリソプロ
セスを用いずに修整するため、コストや手間もかから
ず、迅速に容易に行える。
【0108】なお、本実施例では、まずはじめに素子電
極を形成したが、配線及び絶縁層を先に形成してもよ
い。
【0109】(実施例2)印刷プロセスで電子源基板を
作製する場合の本発明の製造方法を説明する。
【0110】まず、清浄化した青板ガラスからなる基板
1上に、オフセット印刷を用いてNiからなる素子電極
2、3を実施例1と同様にマトリクス状に列方向に10
0個、行方向に100個形成した。このとき、素子電極
のギャップ間隔は20μm、その厚さを1000Aとし
た。
【0111】続いて、フォトリソプロセスを用いて実施
例1と同様な導電性薄膜を形成した後、スクリーン印刷
で行方向配線、層間絶縁膜、列方向配線を形成した。こ
のとき、印刷版にゴミが付着して配線が断線する箇所
8、絶縁膜がだれて電極の上を覆い、配線と電極の導通
を妨げたりする箇所9があった。
【0112】このような電子源基板の場合、実施例1と
同様に図1(b)のように、不良箇所8、9に有機Pt
含有溶液(H2O:75% IPA:25% Pt錯
体:1%)を、液滴付与装置11として圧電素子を用い
たインクジェット噴射装置を用いて8滴ずつ付与した。
印刷配線の場合、配線に液滴が少し吸われてしまうの
で、実施例1のフォトリソプロセスにより配線を形成し
た基板より多めに液滴を付与した。その後、基板を30
0℃で焼成した。その結果、電気的導通を検査したとこ
ろ十分に低い抵抗値で接続できていた。
【0113】この後、前述したようにフォーミング及び
活性化を行い、実施例1と同様に画像形成装置を作製し
たところ、電気的接続不良による輝度むらや欠陥はなか
った。以上の修整方法により、実施例1と同様の効果が
得られた。
【0114】なお、本実施例では、まずはじめに素子電
極を形成したが、配線及び絶縁層を先に形成してもよ
い。
【0115】(実施例3)図10及び図11に示すよう
に、実施例1及び2と同様に素子を列方向に100個、
行方向に100個、マトリクス状に並べ、行方向配線で
結線したはしご型電子源基板及び画像形成装置を作製し
た。この作製において、それぞれフォトリソプロセス及
び印刷プロセスを用いて行方向配線を形成したところ、
電気的接続不良が生じる場合があった。そこで、それぞ
れ実施例1及び2と同様の修整方法を用いたところ、十
分に低い抵抗値で接続でき、同様の効果が得られた。
【0116】(実施例4)実施例1〜3において、液滴
付与装置11として、熱エネルギーの付与により気泡を
発生させ液滴を吐出させる方式のインクジェット噴射装
置を用いたところ、それぞれ実施例1〜3と同様の効果
が得られた。
【0117】(実施例5)Pdからなる導電性薄膜をイ
ンクジェット噴射装置を用いて形成した以外は実施例1
と同様に形成した。本実施例では、パターニングのプロ
セスを省略でき、コスト及び手間が省けた。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明の製造方法を
用いることにより、配線の断線や電極と配線の接続不良
などの電気的不良箇所を迅速に容易に修整でき、電気源
基板の製造歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マトリクス型配置の電子源基板における本発明
の製造方法の説明図である。
【図2】本発明の表面伝導型電子放出素子の構成の説明
図である。
【図3】本発明の表面伝導型電子放出素子の製造方法の
説明図である。
【図4】本発明の表面伝導型電子放出素子の製造におけ
る通電フォーミングの電圧波形を示す図である。
【図5】本発明のマトリクス配置型の電子源基板の一部
を示す平面図である。
【図6】本発明のマトリクス型配置の電子源基板の模式
図である。
【図7】本発明の画像形成装置の表示パネルの説明図で
ある。
【図8】本発明の画像形成装置の表示パネルの蛍光膜の
模式図である。
【図9】NTSC法のテレビ信号に応じて本発明の画像
形成装置の表示を行なうための駆動回路のブロック図で
ある。
【図10】本発明のはしご型配置の電子源基板の模式図
である。
【図11】本発明の画像形成装置の表示パネルの説明図
である。
【図12】従来の表面伝導型電子放出素子の説明図であ
る。
【符号の説明】 1 基板 2、3 素子電極 4 導電性薄膜 5 電子放出部 6 行方向配線 7 層間絶縁膜 8 列方向配線 9 配線断線部分 10 配線と電極の接続不良部分 11 液滴付与装置 71 電子源基板 72 X方向配線 73 Y方向配線 74 表面伝導型電子放出素子 75 結線 76 共通配線 81 リアプレート 82 支持枠 83 ガラス基板 84 蛍光膜 85 メタルバック 86 フェースプレート 87 高圧端子 88 外囲器 91 黒色部材 92 蛍光体 100 電子源基板 101 画像表示パネル 102 走査回路 103 制御回路 104 シフトレジスタ 105 ラインメモリ 106 同期信号分離回路 107 変調信号発生器 Vx、Va 直流電圧源 110 グリッド電極 111 開孔 112、113 容器外端子 121 基板 124 導電性薄膜 125 電子放出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板の作製において、配線形成後の
    配線の導電不良部、配線と電極間の電気的接続不良部
    に、導電性材料溶液を液滴付与装置により付与し、焼成
    する工程を含むことを特徴とする回路基板のリペア方
    法。
  2. 【請求項2】 液滴付与装置がインクジェット方式の装
    置である請求項1記載の回路基板のリペア方法。
  3. 【請求項3】 液滴付与装置が、熱的エネルギーの付与
    により気泡を発生させ液滴を吐出させるインクジェット
    方式の装置である請求項1記載の回路基板のリペア方
    法。
  4. 【請求項4】 絶縁基板上にm本の行方向配線と、絶縁
    層を介して積層されたn本の列方向配線とによって、少
    なくとも素子電極と電子放出素子部を含む薄膜とで構成
    される表面伝導型電子放出素子の対抗する一対の素子電
    極をそれぞれ結線して、行列状に多数個の表面伝導型放
    出素子を配列した電子源基板の製造方法において、配線
    形成後の配線の導電不良部、電極と配線間の電気的接続
    不良部に、導電性材料溶液を液滴付与装置により付与
    し、焼成する工程を含むことを特徴とする電子源基板の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 絶縁基板上に、少なくとも素子電極と電
    子放出素子部を含む薄膜とで構成される表面伝導型電子
    放出素子の対抗する素子電極を並列に配置し、個々の素
    子の両端を配線で接続する電子源基板の製造方法におい
    て、配線形成後の配線の導電不良部、電極と配線間の電
    気的接続不良部に、導電性材料溶液を液滴付与装置によ
    り付与し、焼成する工程を含むことを特徴とする電子源
    基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 液滴付与装置がインクジェット方式の装
    置である請求項4又は5記載の電子源基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 液滴付与装置が、熱的エネルギーの付与
    により気泡を発生させ液滴を吐出させるインクジェット
    方式の装置である請求項4又は5記載の電子源基板の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか1項に記載の電
    子源基板の作製工程を含むことを特徴とする画像形成装
    置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005072319A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波集積回路の評価調製方法及び装置

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