JPH11232845A - データ記録再生装置、及びデータ配置変更方法 - Google Patents

データ記録再生装置、及びデータ配置変更方法

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JPH11232845A
JPH11232845A JP10028487A JP2848798A JPH11232845A JP H11232845 A JPH11232845 A JP H11232845A JP 10028487 A JP10028487 A JP 10028487A JP 2848798 A JP2848798 A JP 2848798A JP H11232845 A JPH11232845 A JP H11232845A
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recording medium
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recorded
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JP10028487A
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English (en)
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Masashi Ota
正志 太田
Takao Takahashi
孝夫 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生動作時に記録媒体上に記録されているデ
ータの連続再生を確実に行えるようにすること。 【解決手段】 タイマー予約記録が設定されてから、実
際に記録動作が実行されるまでの記録待機期間内に、記
録媒体上に物理的に離散した状態で記録されている時間
的に連続したデータを、記録媒体上で物理的にも連続し
たデータとなるように配置を変更するようにした。この
場合、データの配置変更は、記録/再生動作等が実行さ
れることのない記録待機期間内に行うことで、確実に物
理的に連続したデータにとなるように配置変更が行わ
れ、連続再生が補償される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディスク状
記録媒体に映像や音声等のデータを記録/再生すること
ができるデータ記録再生装置、及びディスク状記録媒体
に記録されているデータの配置を変更するデータ配置変
更方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像や音声などのデータを記録すること
のできるディスク状記録媒体として、例えばDVD(Di
gital Versatile Disk/Digital Video Disk)等のデー
タの書き換え可能な光学ディス記録媒体(以下、単に
「光ディスク」という)が開発されている。
【0003】例えば、光ディスクに対して映像データや
音声データの記録/再生を行うことができるデータ記録
再生装置においては、ビデオテープ等のテープ状記録媒
体に比べてランダムアクセスがきわめて容易であり、従
って時間的に連続した映像データや音声データは、必ず
しもディスク上の物理的に連続したエリア(領域)に記
録する必要はなく、離散的に複数のエリアに分けて記録
しても問題はない。
【0004】特に、再生動作時に、光ディスクから高速
レートで読み出したデータを、一旦メモリに蓄え、メモ
リから低速レートで読み出しを行って映像再生信号や音
声再生信号として復調処理していくシステムを備えてい
る場合は、データが記録されている光ディスク上のエリ
ア(領域)間のアクセスにより、一時的に光ディスクか
らのデータ読み出しが中断されても、再生映像や再生音
声が途切れることなく、映像や音声を連続再生して出力
することができる。
【0005】ところが、上記したようなシステムを備え
ているデータ記録再生装置においても、場合によって
は、光ディスク上に離散的に記録されているデータの連
続再生を行うことができないことがある。
【0006】例えば記録動作時に、光ディスク上に、よ
り離散的にデータが記録された場合は、再生動作時に光
ディスク上からデータを読み出すためのエリア間のアク
セス頻度が増すため、光ディスク上から高速レートで読
み出され、メモリ内に蓄えられるデータ量より、メモリ
から低速レートで読み出されるデータ量の方が多くなる
ことがある。このような場合はメモリに蓄えられている
はずのデータが空になって、連続再生を行うことができ
ないといったことが起こり得る。
【0007】そこで、例えばユーザが光ディスク上に記
録されているデータの再生を行い、ユーザが再生映像や
再生音声に途切れが生じていると判断した時は、ユーザ
自身が光ディスク上に離散的に記録されている時間的に
連続したデータを、光ディスク上で物理的に連続したデ
ータとなるように、その配置を変更することができるデ
ータ記録再生装置がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
自身が光ディスク上に記録されているデータの物理的な
配置位置を変更するには、ユーザが光ディスク上に記録
されているデータの記録状態を認識してデータの管理を
行う必要があるため、一般的には非常に困難とされてい
た。
【0009】また、仮にユーザが光ディスク上に離散的
に記録されているデータの配置変更を行うことができた
としても、この配置変更を行っている間に他の動作(例
えば記録動作や再生動作)が実行されると、配置変更中
のデータが破壊されてしまうので、他の動作が禁止され
る等といった制約があり、非常に使い勝手が悪いもので
あった。
【0010】また、例えば光ディスク上にデータがより
離散的に記録されており、再生動作時に連続再生を補償
できない時は、自動的にデータの配置変更を行うように
することも可能であるが、この場合もデータの配置変更
を行っている間に、誤って他の動作を実行すると、配置
変更中のデータが破壊されて復元できなくなるという問
題点があった。
【0011】また、データの配置変更を実行する場合
は、光ディスク上に、データの配置変更を行うための作
業領域が必要になるため、光ディスク上に空き領域がな
いと、データの配置変更を行うことができないという問
題点もあった。
【0012】そこで、本発明は上記したような問題点を
鑑みてなされたものであり、記録媒体上に記録されてい
るデータが破壊されることなく、記録媒体状に記録され
ているデータの配置変更を自動的に行うことにより、デ
ータの連続再生を確実に行うことができるデータ記録再
生装置、及びデータ配置変更方法を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデータ記録再生装置は、記録媒体に対し
て、データの記録を行うことができると共に、記録媒体
に記録されているデータの再生を行うことができるデー
タ記録再生装置において、記録媒体に対してデータを書
き込む書込手段と、記録媒体からデータを読み出す読出
手段と、少なくとも、記録動作を実行させる日時、或は
時間の設定を行うことができると共に、その記録動作時
において記録媒体上で使用される記録領域を設定するこ
とができるタイマー記録設定手段と、タイマー記録設定
手段による設定が行われてからタイマー記録設定手段に
よって記録動作が開始されるまでの記録待機期間内に、
書込手段と読出手段とによって記録媒体上に記録されて
いるデータの配置変更を行うことができる配置変更制御
手段とを備えている。
【0014】そして、配置変更制御手段は、記録媒体上
に物理的に離散した状態で記録されている時間方向に連
続したデータを、物理的に連続したデータとなるよう
に、そのデータの配置変更するようにした。さらに、配
置変更制御手段は、タイマー記録設定手段によって設定
した記録領域を、データの配置変更を行う際の作業領域
として用いることとした。
【0015】また、配置変更制御手段は、記録媒体に対
してデータの記録が行われた際、記録媒体上に記録され
たデータの記録位置情報に基づいて、そのデータの再生
動作時に連続再生が可能かどうか判定し、連続再生でき
ないと判定されたデータに対して、配置変更を行うよう
にした。
【0016】また、本発明のデータ配置変更方法は、記
録媒体に対して、データの記録を行うことができると共
に、記録媒体に記録されているデータの再生を行うこと
ができるデータ記録再生装置によるデータ配置変更方法
として、或る時点以降から記録動作を実行するというタ
イマー記録設定が行われた際に、そのタイマー記録設定
による記録動作が開始されるまでの記録待機期間内に、
記録媒体上に記録されているデータの配置変更を行うよ
うにした。
【0017】そして、記録媒体上に物理的に離散した状
態で記録されている時間方向に連続したデータを、物理
的に連続したデータとなるように、そのデータの配置変
更を行うようにした。さらに、タイマー記録設定によっ
て設定した上記記録領域を、データの配置変更を行う際
の作業領域として用いることとした。
【0018】また、記録媒体に対してデータの記録が行
われた際、上記記録媒体上に記録されたデータの記録位
置情報に基づいて、そのデータの再生動作時に連続再生
が可能かどうか判定し、連続再生できないと判定したデ
ータに対して、配置変更を行うようにした。
【0019】本発明によれば、記録/再生動作が実行さ
れることのない記録待機期間内に、記録媒体上に記録さ
れているデータの配置変更を行うので、ユーザはデータ
の配置変更に伴う制約を受けることがない。
【0020】また、記録/再生動作が実行されることの
ない記録待機期間内に、記録媒体上に物理的に離散した
状態で記録されている時間的に連続したデータを、物理
的に連続したデータとなるように配置変更を行うこと
で、そのデータを確実に連続再生できるようになる。
【0021】また、タイマー記録設定手段で設定した記
録領域を、データの配置変更を行う際の作業領域として
利用することで、データの配置変更を行うための作業領
域として記録媒体上に別途作業領域を確保する必要がな
い。
【0022】また、記録媒体に対してデータの記録が行
われた際、そのデータの再生動作時に連続再生が可能か
どうか判定し、連続再生できないデータに対して配置変
更を行うことで効率よくデータの配置変更が可能にな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、先ず図1乃至図3を用いて本実施の形態
とされるデータ記録再生装置の構成を説明し、その後、
本実施の形態とされるデータ記録再生装置における記録
媒体上のデータの配置変更方法について説明する。
【0024】図1は、本実施の形態とされるデータ記録
再生装置の全体構成を説明するためのブロック図であ
る。なお、この図1において、実線ラインは信号系を、
破線ラインは制御系をそれぞれ示している。この図1に
おいて、記録信号処理系1は、入力される各種映像信
号、及び音声信号に対して記録のための所定の信号処理
を施すようにされる。
【0025】記録媒体2は、例えば映像や音声などのデ
ータを記録することができるDVD等のデータの書き換
え可能な光学ディスク状記録媒体とされ、記録動作モー
ド時は、記録信号処理系1からの記録データが書き込ま
れる。また、再生動作モード時は、所定の領域に記録さ
れているデータが再生信号処理系3に対して読み出され
ると共に、その読出結果がシステムコントローラ7に出
力される。
【0026】再生信号処理系3は、記録媒体2から読み
出された再生データに対して、再生のための各種信号処
理を施して、所定の各種映像信号及び音声信号を出力す
る。ディスクヘッド制御系4は、システムコントローラ
7からの指示に基づいて、記録媒体2の所定領域にデー
タを記録したり、あるいは記録媒体2の所定の領域に記
録されているデータを読み出すため、図示しないサーボ
系の制御や、光学ヘッド等の移動制御を行っている。
【0027】記録制御信号入力部5は、ユーザによって
図示しない操作部等から記録のため操作が行われた時
に、その操作に応じた所定の記録操作情報をシステムコ
ントローラ7に対して出力する。
【0028】再生制御信号入力部6は、ユーザによって
図示しない操作部等から再生のため操作が行われた時
に、その操作に応じた所定の再生操作情報をシステムコ
ントローラ7に対して出力する。
【0029】システムコントローラ7は、当該データ記
録再生装置全体の制御を行うと共に、例えば記録動作モ
ード時は、記録制御信号入力部5からの入力情報に基づ
いて、各信号処理系ブロックやディスクヘッド制御系4
に対して所定の指示を与えるようにされる。また、再生
動作モード時は、再生制御信号入力部6からの入力情報
に基づいて、各信号処理系ブロックやディスクヘッド制
御系4に対して所定の指示を与えるようにされる。
【0030】図2は上記図1に示した記録信号処理系1
の内部構成を示したブロック図であり、この図2を用い
て記録信号処理系1の一構成例について説明する。先
ず、記録信号処理系1に設けられている映像処理系ブロ
ックについて説明する。図2において、映像信号処理部
10は、図示しない前段ブロックから入力される映像信
号に対して、所定の処理を施して映像信号切り換え部1
3に出力する。カメラ信号処理部11は、図示しない前
段のカメラ系ブロックから入力されるカメラ信号に対し
て、所定の処理を施して映像信号切り換え部13に出力
する。
【0031】チューナー部12は、図示しないアンテナ
系ブロックから入力される例えばテレビジョン信号等に
含まれる映像信号に対して、所定の処理を施す映像系ブ
ロックと、音声信号に対して所定の処理を施す音声系ブ
ロックとによって構成されており、映像系ブロックにお
いて所定の処理が施された映像信号が映像信号切り換え
部13に出力される。
【0032】映像信号切り換え部13は、上記映像信号
処理部10、カメラ信号処理部11、チューナー部12
から入力された映像信号(画像信号も含む)から所望の
映像信号を選択して映像信号A/D変換部14に出力す
る。なお、映像信号切り換え部13における映像信号の
選択は、ユーザによって行われるものとされ、例えばユ
ーザの設定操作に従って、記録制御信号入力部5から得
られる操作情報に基づいて、システムコントローラ7が
行うようにされる。
【0033】映像信号A/D変換部14は、上記映像信
号切り換え部13にて選択された映像信号にA/D変換
を施して映像信号切り換え部15に出力する。映像信号
切り換え部15は、映像信号A/D変換部14、図示し
ない前段ブロックから入力されるデジタル映像信号(映
像データ)、またはDV方式伸長部18を介して入力さ
れるDV(デジタルビデオ)方式の映像データから所望
の映像データを選択して映像信号帯域圧縮処理部16に
出力するようにされる。なお、映像信号切り換え部15
における映像データの選択は、上記映像信号切り換え部
13同様、ユーザーの設定操作に従って、システムコン
トローラ7が行うようにされる。
【0034】DV方式伸長部18は、入力されるDV方
式の映像データが、本システムに適合しない場合に、本
システムと適合するようにデータ伸長を行う。
【0035】映像信号帯域圧縮処理部16は、映像信号
切り換え部15を介して入力される映像データに対し
て、例えば一般的に知られているMPEG(Moving pic
ture Experts Group)やJPEG(Joint Photographic
Coding Experts Group)といった帯域圧縮を施した後、
映像信号切り換え部17に出力する。
【0036】映像信号切り換え部17は、映像信号帯域
圧縮処理部16にて圧縮処理が施された映像圧縮デジタ
ルデータ、又は圧縮方式変換部19を介して供給される
例えばデジタル衛星放送/デジタルTV放送等の映像圧
縮デジタルデータの何れかを選択して多重化部20に出
力する。
【0037】なお、映像信号切り換え部17に入力され
る映像圧縮デジタルデータは、デジタル衛星放送/デジ
タルTV放送等の圧縮デジタルデータに限定されるもの
でなく、例えばコンピュータ装置等からの圧縮デジタル
データでも良い。
【0038】次に、記録信号処理系1に設けられている
音声系処理ブロックについて説明する。音声信号処理部
24は、図示しない前段ブロックから入力される音声信
号に対して、所定の処理を施して音声信号切り換え部2
6に出力する。マイク入力音声処理部25は、図示しな
い前段のマイク系ブロックから入力される音声信号に対
して、所定の処理を施して音声信号切り換え部26に出
力する。また、上記したチューナー部12において映像
信号と分離され、チューナー部内の音声系ブロックで処
理された音声信号は、音声信号切り換え部26に供給さ
れる。
【0039】音声信号切り換え部26は、上記音声信号
処理部24、マイク入力音声処理部25、チューナー部
12から入力された音声信号のうち、所定の音声信号を
選択して音声信号A/D変換部27に出力する。なお、
音声信号切り換え部26における音声信号の選択は、例
えばユーザーの設定操作に従って、システムコントロー
ラ7が行うようにされる。
【0040】音声信号A/D変換部27は、上記音声信
号切り換え部26にて選択された音声信号にA/D変換
を施して音声信号切り換え部28に出力する。音声信号
切り換え部28は、音声信号A/D変換部27、図示し
ない前段ブロックから入力されるデジタル音声信号(音
声データ)、DV方式伸長部18を介して入力されるD
V音声信号から所定の音声データを選択して音声信号帯
域圧縮処理部29に出力するようにされる。
【0041】なお、音声信号切り換え部28における音
声信号の選択も、上記音声信号切り換え部26同様、例
えばユーザーの設定操作に従って、システムコントロー
ラ7が行う。また、入力されるDV方式の音声データ
が、本システムに適合しない場合に、DV方式伸長部1
8において本システムと適合するように音声データの伸
長を行う。
【0042】音声信号帯域圧縮処理部29は、音声信号
切り換え部28を介して入力される音声データに対し
て、例えばMPEGオーディオやAC−3といった帯域
圧縮を施した後、音声信号切り換え部30に出力する。
なお、音声データがリニアPCM等の非圧縮データの場
合は、音声信号帯域圧縮処理部29において圧縮処理は
行わないものとする。
【0043】音声信号切り換え部30は、音声信号帯域
圧縮処理部29にて圧縮処理が施された音声圧縮デジタ
ルデータ、圧縮方式変換部19を介して入力される例え
ばデジタル衛星放送/デジタルTV放送等の音声圧縮デ
ジタルデータの何れかのデータを選択して多重化部20
に出力する。なお、入力される圧縮デジタルデータが、
本システムの記録方式と適合しない場合は、圧縮方式変
換部19にて、本システムと適合するようにデータ伸長
を行うようにする。
【0044】なお、音声信号切り換え部30に入力され
る音声圧縮デジタルデータは、デジタル衛星放送/デジ
タルTV放送等の圧縮デジタルデータに限定されるもの
でなく、例えばコンピュータ装置等からの圧縮デジタル
データでも良い。
【0045】多重化部20は、映像信号切り換え部17
からの映像圧縮デジタルデータと、音声信号切り換え部
30から供給される音声圧縮デジタルデータとを多重化
(例えばMPEGシステムのプログラムストリームやト
ランスーポートストリーム)するようにされる。なお、
多重化に必要なヘッダ情報等(例えば時間情報、ストリ
ーム情報等)は、システムコントローラ7から供給され
る。
【0046】多重化部20において多重化された多重化
データは、データバスDBを介して記録データ処理部2
1に供給される。記録データ処理部21では、記録フォ
ーマットに合わせて、例えばデータの並べ換えや、エラ
ー訂正符号の付加、EFMのような変調を行うようにさ
れる。
【0047】そして、この記録データ処理部21によっ
て、所定の処理が施された記録データが、図示しない記
録ヘッド等によって、記録媒体2上の所定エリア(領
域)に書込まれることになる。
【0048】次に、図3は上記図1に示したデータ記録
再生装置の再生信号処理系3の内部構成を示したブロッ
ク図であり、この図3を用いて再生信号処理系3の一構
成例について説明する。なお、この図に示す再生信号処
理系3は、記録媒体2に記録されている2チャンネル
(2CH)分のデータを同時に再生できるような構成と
されている。
【0049】図3において、再生データ処理部41は、
図示しない再生ヘッドによって、記録媒体2上から多重
化信号並びに検出情報が読み出されると、読み出された
多重化データを所定の再生フォーマットに従い、例えば
EFM復調、エラー訂正、データの並べ換え等の処理を
施し、再生多重化データを得る。この再生多重化データ
はデータバスDBを経由して分離部42、圧縮方式変換
部58に出力される。また、記録媒体2から読み出され
た検出情報はシステムコントローラ7に供給される。
【0050】分離部42は、再生データ処理部41から
供給された再生多重化データのヘッダの解析を行い、多
重化されている映像圧縮デジタルデータと音声圧縮デジ
タルデータとにそれぞれ分離するようにされる。また、
この分離部42においては、同時に2チャンネル分の再
生多重化データの分離を行うことができるようにされて
いるので、同時に2チャンネル再生を行う場合は、分離
したチャンネル1(CH1)の映像圧縮デジタルデータ
を映像信号帯域伸長処理部43に、音声圧縮デジタルデ
ータを音声信号帯域伸長処理部51に、チャンネル2
(CH2)の映像圧縮デジタルデータを映像信号帯域伸
長処理部44に、音声圧縮デジタルデータを音声信号帯
域伸長処理部52に、それぞれ出力する。
【0051】映像処理系ブロックとされる映像信号帯域
伸長処理部43、44は、分離部42から供給された映
像圧縮デジタルデータに対してMPEG、JPEG等の
所定のデータ伸長処理を施して映像切り換え/合成部4
5に供給する。
【0052】映像切り換え/合成部45は、映像信号帯
域伸長処理部43、44から供給されるデジタル映像デ
ータに対して切り換え/合成等の処理を施して、映像信
号D/A変換部46、DV方式圧縮部50に出力する。
なお、映像切り換え/合成部45における切り換え/合
成の選択は、ユーザによって行うことが可能とされ、例
えばユーザの操作に従って、再生制御信号入力部6から
得られる操作情報に基づいて、システムコントローラ7
が行うようにされる。
【0053】映像信号D/A変換部46、47は、映像
切り換え/合成部45、映像信号帯域伸長処理部44か
ら供給される映像データに、それぞれD/A変換を施し
て映像信号出力処理部48、49に出力する。また、映
像信号D/A変換部46は、映像切り換え/合成部45
からを供給される映像データをDV方式圧縮部50に出
力する。映像信号出力処理部48、49は、映像信号D
/A変換部46、47からの映像信号に、例えばクロマ
エンコード等の処理を施してそれぞれ映像信号1、映像
信号2として出力する。
【0054】一方、音声処理系とされる音声信号帯域伸
長処理部51、52は、分離部42から供給された音声
圧縮デジタルデータに対してMPEGオーディオやAC
−3の伸長(但し、リニアPCMの時は伸長しない)を
施して音声切り換え/合成部53に供給する。
【0055】音声切り換え/合成部53は、音声信号帯
域伸長処理部51、52から供給される音声データの切
り換え/合成処理等を施して、音声信号D/A変換部5
4、DV方式圧縮部50に供給する。なお、音声切り換
え/合成部53における切り換え/合成の選択も、例え
ばユーザの操作に従って、再生制御信号入力部6から得
られる操作情報に基づいて、システムコントローラ7が
行う。
【0056】音声信号D/A変換部54、55はそれぞ
れ供給される音声データに、D/A変換を施して音声信
号出力処理部56、57に出力する。また、音声信号D
/A変換部54は供給される音声データを、デジタル音
声出力として出力できるようにされる。
【0057】音声信号出力処理部56、57は、音声信
号D/A変換部54、55からの音声信号に、各種信号
処理を施した後、それぞれ音声信号1、音声信号2とし
て出力する。
【0058】また、DV方式圧縮部50は、映像切り換
え/合成部45から供給されるデジタル映像データ、及
び音声切り換え/合成部53から供給される音声データ
をDV方式に対応したデジタルデータに変換してDV出
力として出力するようにされる。
【0059】圧縮方式変換部58は、本実施の形態とさ
れるデータ記録再生装置が、例えば映像/音声伸長系を
搭載した機器(例えばデジタル衛星放送受信機、デジタ
ルTV受信機)であれば、再生データ処理部41からの
圧縮デジタルデータを、必要に応じてこれらの機器に対
応した圧縮デジタルデータに変換して出力する。なお、
この圧縮デジタルデータ出力は、コンピュータ装置等に
供給することも可能である。
【0060】なお、上記したような再生信号処理系3に
おいては、記録媒体2上に記録されている2チャンネル
分のデータを同時に再生する場合について説明したが、
1チャンネル分のデータだけを再生する装置であれば、
例えば映像/音声の信号帯域伸長処理部44、52、映
像/音声の切り換え/合成部45、53、映像信号/音
声信号のD/A変換部47、55、及び映像信号/音声
信号の出力処理部49、57は特に設ける必要はない。
【0061】ところで、上記したようなデータ記録再生
装置において、例えば記録媒体2上に記録されているデ
ータの編集等を行った場合、記録媒体2上に記録されて
る時間的に連続したデータが、記録媒体2上の物理的に
離れた複数の領域に、離散的に配置されて記録されるこ
とになる。
【0062】図4は、記録媒体2上に離散的に記録され
ているデータの物理的な配置例を説明するための図であ
る、なお、この図4は光ディスク等の円盤状の記録媒体
2に螺旋状に形成されている記録エリア(領域)が直線
的に示されている。この図4においては、時間的に連続
しているデータが、記録媒体2上の内周側の領域#4、
#1、#2、#3、#6、#7、#5の順で離散的に配
置されていることが示されている。
【0063】この図4に示すように記録媒体2上の領域
#1〜#7に離散的に記録されているデータの再生を行
う場合は、先ずディスクヘッド制御系4によって図示し
ない再生ヘッドを、データの先頭が記録されている領域
#1の位置(アドレス)に移動させ、高速レートで領域
#1、#2、#3・・・#7の順に記録されているデー
タの読み出しを行う。
【0064】この例では領域#3と領域#4が物理的に
連続していないため、再生ヘッドは領域#3のデータを
読み出しを行った後、再生ヘッドを領域#4のトラック
まで移動(トラックジャンプ)させ、領域#4に記録さ
れているデータの読み出しを行う。
【0065】さらに、領域#4と領域#5、及び領域#
5と領域#6もまた物理的に連続していないため、再生
ヘッドは領域#4の読み出しが終了した後、トラックジ
ャンプして領域#5に記録されているデータの読み出し
を行った後、再びトラックジャンプして領域#6、領域
#7の順でデータの読み出しを行うことになる。このよ
うに記録媒体2上から時間的に連続するように読み出さ
れたデータは、一旦バッファメモリに蓄えられることに
なる。
【0066】ここで、図5を参照しながらバッフメモリ
について説明する。この図5(a)に示すようなバッフ
ァメモリ71は、上述した再生信号処理系3の分離部4
2内に設けられている。従って、バッファメモリ71
は、記録媒体2上から高速レートで読み出され、再生デ
ータ処理部41で処理されたデータが入力され、低速レ
ートで映像信号及び音声信号の帯域伸長処理部へ読み出
すことになる。
【0067】図5(b)は、上記図4に示したような記
録媒体2上に離散的に記録されているデータの再生時に
おけるバッファメモリ71内のデータ変動量を示した図
であり、縦軸にバッファメモリ内のデータ量、横軸に時
間が示されている。
【0068】ここで、図4に示すように例えば領域#1
〜#3、領域#4、領域#5、領域#6〜#7からのデ
ータ読み出し時間をそれぞれTD1、TD2、TD3、
TD4、再生ヘッドが領域#3から領域#4、領域#4
から領域#5、領域#5から領域#6まで移動するシー
ク時間(但し、シーク時間にはそのトラック上で読み取
りピックアップが目的のセクタ位置に来るまでの回転待
ち時間と、サーボが安定するまでの時間とを含むことと
する)を、それぞれTS1、TS2、TS3とすると、
バッファメモリ71に蓄えられるデータ量は図5(b)
に示すようになる。
【0069】通常、記録媒体2上からデータが読み出さ
れる期間では、バッファメモリ71へのデータ入力と、
バッファメモリ71からのデータ出力とが、同時に行わ
れるが、データ入力のほうがデータ出力よりも高速レー
トとされているため、この期間においては、バッファメ
モリ71内のデータ量は増加する。
【0070】これに対して再生ヘッドが目的のトラック
まで移動しているシーク期間では、記録媒体2上からバ
ッファメモリ71に入力されるデータがないため、バッ
ファメモリ71内のデータ量は減少する。
【0071】従って、記録媒体2上の領域#1〜#3か
らのデータ読み取り期間TD1においては、バッファメ
モリ71内のデータ量は増加していき、再生ヘッドが領
域#3から領域#4の所定のアドレス位置までトラック
ジャンプするシーク期間TS1では、バッファメモリ7
1内のデータ量は減少する。そして、記録媒体2上の領
域#4からのデータ読み取り期間TD2では、バッファ
メモリ71内のデータ量が再び増加する。
【0072】ここまでの再生動作においては、バッファ
メモリ71内のデータ量が空になることはないため、記
録媒体2上に離散的に記録されているデータの再生を行
った場合においても連続再生が補償されることになる。
【0073】次に、再生ヘッドが領域#4から領域#5
までトラックジャンプするシーク期間TS2では、再び
バッファメモリ71内のデータ量が減少し、この結果、
時点Aでバッファメモリ71内のデータが空になってし
まう。従って、この場合は再び記録媒体2上の領域#5
からデータ読み取りが開始される時点Bまでの期間は、
バッファメモリ71からのデータ出力が停止されること
になる。つまり、分離部42から映像信号帯域伸長部4
3、44への映像データの供給、及び音声信号帯域伸長
部51、52への音声データの供給が停止するため、こ
の期間は連続再生を行うことができなくなる。
【0074】例えばバッファメモリ71の容量を無限大
にすれば、いかなる場合でも連続再生を補償することが
できるが、実際には不可能であるため、時間的に連続し
たデータが、より物理的に離散した状態で記録され、記
録媒体2上からデータを読み出す際にシーク頻度が増え
ると再生映像や再生音声が途切れることになる。
【0075】そこで、本実施の形態であるデータ記録再
生装置では、時間的に連続したデータが記録媒体2上
に、より物理的に離散した状態で記録された場合におい
ても、再生時に連続再生を確実に補償できるように、デ
ータの配置変更を自動的に行うようにしている。
【0076】以下図6乃至図8を参照しながら本実施の
形態とされるデータ記録再生装置によるデータ配置変更
方法について説明する。本実施の形態であるデータ記録
再生装置は、先ず記録媒体2上に記録されているデータ
の配置変更を、例えばユーザによってタイマー予約記録
が設定された時に、そのタイマー予約待機中に実行する
ようにしている。
【0077】通常、データ記録再生装置には、タイマー
予約記録機能が設けられており、ユーザがタイマー予約
記録を行う場合は、操作部やリモートコントローラ等か
らタイマー予約記録設定のための操作として、例えば記
録したい情報の情報ソース(例えテレビジョン放送であ
ればチャンネル)、記録開始日時や時間、記録媒体2上
の記録位置といった設定を行う。そして、ユーザによっ
てタイマー予約記録が設定された後は、タイマー予約記
録を実行するための予約待機状態となる。
【0078】このようなタイマー予約記録設定後、記録
動作が実行されるまでの待機期間中は、記録動作や再生
動作が行われることがないので、本実施の形態において
は、このようなタイマー予約の記録待機期間中に記録媒
体2上に記録されているデータの配置変更を行うように
した。
【0079】このようにタイマー予約記録の待機期間中
に、記録媒体2上に記録されているデータの配置変更を
行うようにすると、データの配置変更中に誤って他の動
作が実行されることがないため、配置変更中にデータが
破壊されるといった問題を解消することができる。
【0080】図6は上記したようにタイマー予約記録待
機中に実行されるデータ配置変更方法の一例を示したも
のであり、この図6にハッチを施して示した記録領域#
0は、タイマー予約記録設定時に指定した記録領域、領
域#1〜#7は記録媒体2上に離散的に記録されている
データの領域をそれぞれ示している。従って、この図6
に示す例では、この記録媒体2上に離散的に配置されて
いる領域#1〜#7の配置変更を行うものである。な
お、この図6においては、記録領域#0の記録容量と領
域#1〜#7のデータ量は、等しいものとして説明す
る。
【0081】タイマー予約の記録待機期間中に、記録媒
体2上の領域#1〜#7に記録されているデータの配置
変更を実行する場合は、タイマー予約記録設定時に指定
した記録領域#0に、既にデータが記録されている場合
でも、記録動作が実行されると、記録領域#0には、新
たな記録動作によってデータが上書きされることになる
ので、記録待機期間中は、記録領域#0を空き領域とみ
なすことができる。つまり、タイマー予約の記録待機期
間中にデータの配置変更を行う場合は、この記録領域#
0をデータ配置変更のための作業領域として領域#1〜
#7に記録されているデータを一時的に書込むことは全
く問題ない。従って、タイマー予約の記録待機期間中に
領域#1〜#7の配置変更を行えば、配置変更のための
作業領域を記録媒体2上に別途確保する必要がないとい
う利点がある。
【0082】この図6に処理前として示されている記録
媒体2上に離散的に配置されている時間的に連続したデ
ータの配置変更を行う場合は、領域#1に記録されてい
るデータから順次読み出しを行い、読み出したデータを
作業領域#0に物理的に連続するように並べ換えながら
記録データの書込みを行うようにする。これにより、ス
テップ1に示すように、処理前においては離散的に配置
されていた各領域#1〜#7のデータが、記録領域#0
に物理的に連続するように並べ換えられることになる。
そして、並べ換え終了後、ステップ2として示すよう
に、並べ換えたデータをもとの記録媒体2上の領域に戻
すことでデータの配置変更が終了する。
【0083】なお、ステップ1に示すように領域#1〜
#7のデータを作業領域#0に並べ換えることによって
得られる空き領域を、タイマー予約記録によって指定さ
れた記録領域#0に割り当てることも可能である。
【0084】上記図6に示した例では、タイマー予約記
録設定によって指定された記録領域#0の記録容量と、
領域#1〜#7に離散的に記録されているデータのデー
タ量が等しい場合を例にとって説明したが、タイマー予
約記録設定時に指定された記録領域#0の記録容量が、
離散的に記録されているデータのデータ量より少ない場
合においても、記録媒体2上に記録されているデータの
配置変更を実行することは可能とされる。その場合の配
置変更方法の一例を図7に示す。
【0085】なお、この図7においては、記録領域#0
がタイマー予約記録設定時に指定した記録領域、領域#
1〜#9が記録媒体2上に離散的に記録されているデー
タの領域をそれぞれ示し、この領域#1〜#9に記録さ
れているデータの配置変更を行うものとする。
【0086】この図7に処理前として示されている記録
媒体2上に離散的に配置されている時間的に連続したデ
ータの配置変更を行う場合は、先ず、領域#1に記録さ
れているデータを記録領域#0の後に配置する。そのた
め、ステップ1に示すように、処理前において記録領域
#0の後ろに配置されている領域#1を除いた領域(#
7、#4、#3)のデータを、一時的に記録領域#0に
移動する。
【0087】次に、ステップ2に示すように、領域(#
7、#4、#3)のデータを記録領域#0に移動したこ
とにより、空き領域となった記録領域#0の後の領域
(ハッチを施した領域)に、領域#1、#2のデータを
移動する。続いて、ステップ3に示すように、領域#2
の後ろにできた空き領域に領域#3、#4のデータを移
動する。
【0088】次に、領域#4の後ろの空き領域に領域#
5のデータを移動したいが、ステップ3に示すように領
域#4の後ろの空き領域が、領域#5のデータを記録す
るには足りないので、この場合はステップ4に示すよう
に、領域#9、#8のデータを作業領域#0の領域#7
の後に一時的に移動する。この結果、領域#4の後ろに
空き領域ができ、領域#5のデータを移動することがで
きるようになる。
【0089】従って、ステップ5に示すように、この空
き領域に領域#5、#6のデータを移動し、領域#6の
後ろにできた空き領域に作業領域#0に一時的に記録し
た領域#7、#8、#9のデータを移動することで、ス
テップ6に示すように、処理前において記録媒体2上に
離散的に配置されていたデータが物理的を連続したデー
タとして配置変更されることになる。
【0090】本実施の形態とされるデータ記録再生装置
においては、上記したようなデータ配置変更の順番決
定、処理等は全て図1に示したシステムコントローラ7
によって決定され、また実際の記録媒体2上でのデータ
の並べ換えは、システムコントローラ7がディスクヘッ
ド制御系4と記録媒体2をそれぞれ制御することによっ
て行われている。また、上記したようなデータの配置変
更は記録待機期間内にできる範囲で自動的に行うように
される。
【0091】ここで、上記システムコントローラ7にお
ける記録媒体2上に記録されているデータの配置変更を
行うかどうかの判別方法を図8を参照しながら説明す
る。先ず、当該データ記録再生装置において、新たに記
録されたデータが連続再生可能かどうか判定する場合の
システムコントローラ7の処理について説明する。先
ず、当該データ記録再生装置において記録動作が実行さ
れると、システムコントローラ7は、記録媒体2上に新
たに記録されたデータの領域(アドレス)から、このデ
ータを再生した時に連続再生が補償できるか否かの判定
を行う(S11)。
【0092】ここで、例えば新たに記録されたデータを
再生した時に、連続再生を補償できると判定した場合
は、ステップS11において、再び記録媒体2上に記録
されるデータを待って連続再生を補償できるかどうかの
判定を行う。一方、ステップS11において、連続再生
補償ができないと判定した場合は、ステップS12に進
んで、この連続再生補償ができないと判定したデータの
アドレス範囲を登録した後、再びステップS11に戻っ
て、ステップS11からの処理を実行することになる。
このような処理は記録動作が終了するまで行われる。
【0093】次に、図9を参照して当該データ記録再生
装置において、記録媒体2上に記録されているデータの
配置変更を行う場合のシステムコントローラ7の処理に
ついて説明する。ステップS21において、当該データ
記録再生装置がタイマー予約の記録待機期間中と判別す
ると、ステップS22に進んで連続再生補償ができない
として登録されているアドレスの有無を判別し、アドレ
スの登録があればステップS23に進み、例えば登録さ
れているアドレスのデータに対応したデータ全体の配置
変更を行うようにされる。
【0094】これに対して、ステップS22において、
アドレスの登録がなければ、ステップS21に戻って、
ステップS21からの処理を実行することになる。この
ような処理はタイマー予約待機期間が終了するまで行わ
れる。
【0095】次に、図10を参照しながら、システムコ
ントローラ7において行われる連続再生補償できるかど
うかの判定方法の一例を説明する。この図10は、バッ
ファメモリ71内のデータ変動量を示した図であり、縦
軸にバッファメモリ71内のデータ量、横軸に時間が示
されている。また、Bsはメモリの総容量、Tcは記録
媒体2上に物理的に連続しているデータを読み出すのに
費やす最小時間、Tsは離散的に記録されている時間的
に連続したデータを読み出す時に発生するシーク時間
(但し、シーク時間にはそのトラック上で読み取りピッ
クアップが目的のセクタ位置に移動するまでの回転待ち
時間と、サーボが安定するまでのサーボ整定時間を合計
した時間とする)、すなわち、記録媒体2上から読み出
されるデータが途切れてから、次にデータが読み出され
るまで時間を示すことになる。Bmは記録媒体2上から
データを読み取る最低単位、例えば1ECCブロックサ
イズ(64Kbyte)とされる。
【0096】ここで、再生動作時における記録媒体2上
から読み出されるデータの読み出しアドレスとシーク時
間の関係は、予めシステムコントローラ7が内部のメモ
リにテーブル等で持っているものとする。また、シーク
時間Tsは、記録媒体2の回転速度から回転待ち時間が
既知であり、またサーボ回路の定格からサーボ整定時間
も最大整定時間が解るので、既知とされている。また、
バッファメモリ71の総容量Bs、及び記録媒体2上か
らデータを読み取る最低単位Bmも当然既知とされてい
る。また、最低連続書込み時間Tcは、記録媒体2上に
記録されているデータが、ある程度連続していないと、
シーク動作を行う直前にバッファメモリ17内に残って
いるデータ量が規定できないため、予め規定しておくこ
ことする。また、記録媒体2からバッファメモリ71へ
のデータ供給レートをSi、バッファメモリ17から読
み出されるデータの出力レートをSoとする。
【0097】ここで、先ず、シーク動作直前には必ずバ
ッファメモリ71にデータ量がフルになるよう最低連続
書込み時間Tcを規定すると、 Tc=Bs/(Si−So)・・・(式1) となる。これを前提にした場合、連続再生が補償できる
条件は、 Ts≦(Bs−Bm)/So・・・(式2) となる。従って、バッファメモリ17が(式2)の条件
を満たしていれば、当該データ記録再生装置における連
続再生が補償できると判断されることになる。
【0098】このように本実施の形態においては、デー
タ記録動作時に、新たに記録されたデータが連続再生可
能かどうかの判定を行い、連続再生できないと判定した
時は、タイマー予約記録待機期間中に、データのは位置
変更を行うようにしている。これにより、再生動作時、
記録媒体2上に記録されているデータは、連続に連続再
生できるようになる。
【0099】また、本実施の形態において説明した記録
媒体2上に記録されているデータの配置変更例では、領
域#1〜領域#9に記録されている全てのデータを順番
に並べ換える場合について説明したが、例えば記録媒体
2上に離散的に記録されているデータのうち、連続再生
を補償することができないような領域のデータだけ配置
変更することも当然可能である。この場合は、データの
は位置変更を行う時間を大幅に短縮することができるた
め、効率よくデータの再配置を行うことができる。
【0100】なお、本実施の形態においては、記録媒体
2上に時間的に連続したデータが離散的に記録されてい
るデータの配置変更を行う場合について説明したが、こ
れに限定されることなく、記録媒体2上に記録されてい
るデータであれば、離散的に配置されていなくともデー
タの配置変更を行うことができる。
【0101】また、本実施の形態においては、タイマー
予約の記録待機期間中にデータの配置変更を行う場合に
ついて説明したが、これに限定されることなく、タイマ
ー予約の記録待機期間中のように、記録動作や再生動作
といった他の動作が実行されることのない期間があれ
ば、その期間に配置変更を実行するようにしても良い。
【0102】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
記録/再生動作等といった動作が実行されることのない
記録待機期間内に、記録媒体上に記録されているデータ
の配置変更を自動的に行うようにしている。これによ
り、ユーザは記録媒体上記録されているデータの配置変
更に必要なデータ管理や煩雑な操作を行う必要がなくな
り、に自身でデータの配置変更を行う必要がなくなり、
使い勝手を飛躍的に向上させることができる。
【0103】また、記録/再生動作等が実行されること
のない記録待機期間内に、記録媒体上に物理的に離散し
た状態で記録されている時間的連続したデータを、物理
的に連続したデータとなるように配置変更を行うように
している。これにより、再生動作時に映像出力や音声出
力が途切れるといったようなことがない。
【0104】また、タイマー記録設定手段で設定した記
録領域を、データの配置変更を行う際の作業領域として
利用することで、データの配置変更を行うための作業領
域として記録媒体上に別途領域が必要がないという利点
がある。
【0105】さらにまた、記録媒体に対してデータの記
録が行われた際、記録媒体上に記録されたデータの記録
位置情報に基づいて、そのデータの再生動作時に連続再
生が可能かどうか判定し、連続再生できないデータに対
して配置変更を行うようにしているため、効率よくデー
タの配置変更を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされるデータ記録再生装
置の全体構成を示したブロック図である。
【図2】本実施の形態とされるデータ記録再生装置の記
録信号処理系のブロックの構成を示した図である。
【図3】本実施の形態とされるデータ記録再生装置の再
生信号処理系ブロックの構成を示した図である。
【図4】記録媒体2上に離散的に記録されているデータ
の物理的な配置例を説明するための図である。
【図5】バッフメモリ、及びバッファメモリ内のデータ
変動量を示した図である。
【図6】データ配置変更方法の一例を示した図である。
【図7】他のデータ配置変更方法の一例を示した図であ
る。
【図8】システムコントローラにおけるデータの配置変
更を行うか否かの判定処理を示したフローチャートであ
る。
【図9】システムコントローラにおけるデータの配置変
更を行う場合の処理を示したフローチャートである。
【図10】システムコントローラにおける連続再生でき
るかどうかの判定方法を説明した図である。
【符号の説明】
1 記録信号処理系、2 記録媒体、3 再生信号処理
系、4 ディスクヘッド制御系、5 記録制御信号入力
部、6 再生制御信号入力部、7 システムコントロー
ラ、10 映像信号処理部、11 カメラ信号処理部、
12 チューナー部、13 15 17 映像信号切り
換え部、14 映像信号A/D変換部、16 映像信号
帯域圧縮処理部、18 DV方式伸長部、19 圧縮方
式変換部、20 多重化部、21 記録データ処理部、
24 音声信号処理部、25 マイク入力音声処理部、
26 28 30 音声信号切り換え部、27 音声信
号A/D変換部、29 音声信号帯域圧縮処理部、41
再生データ処理部、42分離部、43 44 映像信
号帯域伸長処理部、45 映像切り換え/合成部、46
47 映像信号D/A変換部、48 49 映像信号
出力処理部、5152 音声信号帯域伸長処理部、53
音声切り換え/合成部、54 55音声信号D/A変
換部、56 57 音声信号出力処理部、71 バッフ
ァメモリ
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】図6は上記したようにタイマー予約記録待
機中に実行されるデータ配置変更方法の一例を示したも
のであり、この図6にハッチを施して示した記録領域#
0は、タイマー予約記録設定時に指定した記録領域、領
域#1〜#は記録媒体2上に離散的に記録されている
データの領域をそれぞれ示している。従って、この図6
に示す例では、この記録媒体2上に離散的に配置されて
いる領域#1〜#の配置変更を行うものである。な
お、この図6においては、記録領域#0の記録容量と領
域#1〜#のデータ量は、等しいものとして説明す
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】タイマー予約の記録待機期間中に、記録媒
体2上の領域#1〜#に記録されているデータの配置
変更を実行する場合は、タイマー予約記録設定時に指定
した記録領域#0に、既にデータが記録されている場合
でも、記録動作が実行されると、記録領域#0には、新
たな記録動作によってデータが上書きされることになる
ので、記録待機期間中は、記録領域#0を空き領域とみ
なすことができる。つまり、タイマー予約の記録待機期
間中にデータの配置変更を行う場合は、この記録領域#
0をデータ配置変更のための作業領域として領域#1〜
に記録されているデータを一時的に書込むことは全
く問題ない。従って、タイマー予約の記録待機期間中に
領域#1〜#の配置変更を行えば、配置変更のための
作業領域を記録媒体2上に別途確保する必要がないとい
う利点がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】この図6に処理前として示されている記録
媒体2上に離散的に配置されている時間的に連続したデ
ータの配置変更を行う場合は、領域#1に記録されてい
るデータから順次読み出しを行い、読み出したデータを
作業領域#0に物理的に連続するように並べ換えながら
記録データの書込みを行うようにする。これにより、ス
テップ1に示すように、処理前においては離散的に配置
されていた各領域#1〜#のデータが、記録領域#0
に物理的に連続するように並べ換えられることになる。
そして、並べ換え終了後、ステップ2として示すよう
に、並べ換えたデータをもとの記録媒体2上の領域に戻
すことでデータの配置変更が終了する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】なお、ステップ1に示すように領域#1〜
のデータを作業領域#0に並べ換えることによって
得られる空き領域を、タイマー予約記録によって指定さ
れた記録領域#0に割り当てることも可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】上記図6に示した例では、タイマー予約記
録設定によって指定された記録領域#0の記録容量と、
領域#1〜#に離散的に記録されているデータのデー
タ量が等しい場合を例にとって説明したが、タイマー予
約記録設定時に指定された記録領域#0の記録容量が、
離散的に記録されているデータのデータ量より少ない場
合においても、記録媒体2上に記録されているデータの
配置変更を実行することは可能とされる。その場合の配
置変更方法の一例を図7に示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して、データの記録を行う
    ことができると共に、記録媒体に記録されているデータ
    の再生を行うことができるデータ記録再生装置におい
    て、 記録媒体に対してデータを書き込む書込手段と、 記録媒体からデータを読み出す読出手段と、 少なくとも、記録動作を実行させる日時、或は時間の設
    定を行うことができると共に、その記録動作時において
    上記記録媒体上で使用される記録領域を設定することが
    できるタイマー記録設定手段と、 上記タイマー記録設定手段による設定が行われてから上
    記タイマー記録設定手段によって上記記録動作が開始さ
    れるまでの記録待機期間内に、上記書込手段と上記読出
    手段とによって上記記録媒体上に記録されているデータ
    の配置変更を行うことができる配置変更制御手段と、 を備えていることを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記配置変更制御手段は、上記記録媒体
    上に物理的に離散した状態で記録されている時間方向に
    連続したデータを、物理的に連続したデータとなるよう
    に、そのデータの配置変更することを特徴とする請求項
    1に記載のデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記配置変更制御手段は、上記タイマー
    記録設定手段によって設定した上記記録領域を、データ
    の配置変更を行う際の作業領域として用いることを特徴
    とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記配置変更制御手段は、上記記録媒体
    に対してデータの記録が行われた際、上記記録媒体上に
    記録されたデータの記録位置情報に基づいて、そのデー
    タの再生動作時に連続再生が可能かどうか判定し、連続
    再生できないと判定されたデータに対して、配置変更を
    行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対して、データの記録を行う
    ことができると共に、記録媒体に記録されているデータ
    の再生を行うことができるデータ記録再生装置によるデ
    ータ配置変更方法として、 或る時点以降から記録動作を実行するというタイマー記
    録設定が行われた際に、そのタイマー記録設定による記
    録動作が開始されるまでの記録待機期間内に、上記記録
    媒体上に記録されているデータの配置変更を行うように
    したことを特徴とするデータ配置変更方法。
  6. 【請求項6】 上記記録媒体上に物理的に離散した状態
    で記録されている時間方向に連続したデータを、物理的
    に連続したデータとなるように、そのデータの配置変更
    することを特徴とする請求項5に記載のデータ配置変更
    方法。
  7. 【請求項7】 上記タイマー記録設定によって設定した
    上記記録領域を、データの配置変更を行う際の作業領域
    として用いることを特徴とする請求項5に記載のデータ
    配置変更方法。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体に対してデータの記録が行
    われた際、上記記録媒体上に記録されたデータの記録位
    置情報に基づいて、そのデータの再生動作時に連続再生
    が可能かどうか判定し、連続再生できないと判定された
    データに対して、配置変更を行うようにしたことを特徴
    とする請求項5に記載のデータ配置変更方法。
JP10028487A 1998-02-10 1998-02-10 データ記録再生装置、及びデータ配置変更方法 Withdrawn JPH11232845A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005332507A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Sony Corp 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム

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JP2005332507A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Sony Corp 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム

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