JPH11232520A - 紙幣識別機およびその搭載機器 - Google Patents
紙幣識別機およびその搭載機器Info
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- JPH11232520A JPH11232520A JP10027497A JP2749798A JPH11232520A JP H11232520 A JPH11232520 A JP H11232520A JP 10027497 A JP10027497 A JP 10027497A JP 2749798 A JP2749798 A JP 2749798A JP H11232520 A JPH11232520 A JP H11232520A
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Landscapes
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
Abstract
詰まりの発生を防止して紙幣を正しい向きに取り込める
ように改良する。 【解決手段】紙幣の搬送部,識別部,制御部,収納部を
組み込んだ本体ケース1の前部に搬送ローラ2へ通じる
紙幣挿入口7a,案内通路7bを形成した箱形のフロン
トカバー7を装備し、該フロントカバーを搭載機器(自
動販売機など)のキャビネット8の前面に開口した紙幣
投入口8aに臨ませて設置した紙幣識別機において、紙
幣挿入口7aをフロントカバー7の底部に開口し、かつ
紙幣挿入口の開口端から紙幣搬送ローラ2に通じる案内
通路7bを上向きに形成し、さらに紙幣挿入口に対向し
て搭載機器のキャビネット前面には、紙幣9を紙幣識別
機の紙幣挿入口へ真っ直ぐに案内する凹溝状の紙幣挿入
ガイド8bを設ける。
Description
搭載して用いる紙幣識別機(ビルバリデータ)に関す
る。
(a),(b) に示す。図において、1は紙幣識別機の本体ケ
ースであり、該本体ケース1には紙幣取り込み用の搬送
ローラ2,紙幣の識別センサ3,紙幣収納庫4,紙幣の
プッシャ機構5,および制御回路を搭載したプリント板
6が組み込まれている。また、本体ケース1の前面上部
には、前記搬送ローラ2に通じる紙幣挿入口7a,およ
び案内通路7bを形成した箱形のフロントカバー(樹脂
成形品)7が装備されている。ここで、従来例の紙幣識
別機では、前記した紙幣挿入口7aが内部に配した搬送
ローラ2の位置とほぼ同じ高さに合わせてフロントカバ
ー7の前面に開口しており、その開口端と搬送ローラ2
との間を案内通路7bが結んでいる。なお、紙幣挿入口
7a,および案内通路7bの横幅は紙幣(例えば千円
札)の横幅サイズに相応して規定されている。
する場合には、図示のように識別機の本体をキャビネッ
ト(自動販売機の前面外扉)8の裏面側にねじ止めし、
本体ケース1から前方に突き出たフロントカバー7をキ
ャビネット8に開口した紙幣投入口8aに臨ませて組付
けている。なお、紙幣識別機の動作は周知であり、紙幣
9の手に持って前方から紙幣挿入口7aに差し込むと、
この付近に配置した検知センサの検知信号で搬送モータ
2aが正転し、搬送ローラ2が紙幣9を本体ケース1内
に引き込むとともに、その搬送経路の途上で識別センサ
3を通過する際に得られた信号をデータ処理して紙幣の
真偽を判別する。ここで、紙幣8が偽札と判断した場合
には直ちに搬送モータ2aを逆転して紙幣9を返却す
る。一方、真券と判断した場合には、内部に取り込んだ
上で真券信号を自動販売機の販売制御部に出力するとと
もに、収金指令を受けた場合にはプッシャ機構5を作動
して通路上にある紙幣9を収納庫4に押し出して収納す
る。
幣識別機の従来構造では、紙幣取り込み動作の面で次記
のような問題点がある。すなわち、正しい紙幣の挿入の
仕方は、手に持った紙幣の先端を紙幣挿入口へ真っ直ぐ
に当てがってそのまま差し込み挿入する。
出しが社会的にも問題視されており、この対応策として
自動販売機がますます薄形化される傾向にある。また、
自動販売機の薄形化に合わせてキャビネットの前面扉に
搭載する紙幣識別機の薄形化が進んでおり、最近の製品
では旧型に較べて前記したフロントカバー7が偏平(奥
行き寸法が小)になっている。したがって、図2(a) の
ようにフロントカバー7の前面に紙幣挿入口7aを開口
した構成のものでは、フロントカバー7の偏平化に伴っ
て、紙幣挿入口7aの開口端から紙幣取り込み用の搬送
ローラ2に至る案内通路7bの距離が必然的に短くな
る。
る際に、図2(b) で表すように紙幣挿入口7aに対して
紙幣9を斜めに挿入した場合でも、紙幣9の先端が容易
に搬送ローラ2に達して斜め姿勢のまま引き込まれ、そ
の搬送途上で紙幣9が案内通路7bに片寄りして通路の
途中に引っ掛かって紙幣詰まりを引き起こすことがあ
る。しかも、このような紙幣詰まりのトラブルは、ロケ
ーション先に展開した自動販売機でも実際にしばしば経
験されており、ユーザーからの要望としてその改善策が
強く望まれている。
が開口した構成では、フロントカバーが自動販売機など
の搭載機器のキャビネットから外面に露呈していると、
雨水,塵埃が紙幣挿入口に侵入して故障発生を引き起こ
す。そのために、従来の自動販売機ではフロントカバー
の前面を覆ってキャビネットの紙幣投入口に防滴,防塵
用のフラッパなどを設けているが、部品点数が増してコ
スト高となるほか、紙幣を挿入する際にはその都度フラ
ッパを手で開けなければならず操作が厄介である。
のであり、その目的は前記課題を解決し、奥行き寸法を
増すことなく、紙幣の詰まりを防止して正しい向きに取
り込めるよう改良した薄形の紙幣識別機,および紙幣の
挿入ガイド機能を付加した自動販売機などの搭載機器を
提供することにある。
に、この発明によれば、自動販売機などに搭載して用い
る紙幣識別機で、紙幣の搬送部,識別部,制御部,収納
部を組み込んだ本体ケースの前部に前記搬送部へ通じる
紙幣挿入口を形成した箱形のフロントカバーを装備し、
該フロントカバーを搭載機器のキャビネット前面に開口
した紙幣投入口に臨ませて識別機本体を機内側に装着し
たものにおいて、前記紙幣挿入口をフロントカバーの底
部側に開口し、かつ紙幣挿入口の開口端から紙幣搬送部
に通じる案内通路を上向きに形成する(請求項1)。
トカバーの前面に開口して紙幣搬送部に通じる案内通路
を前後方向に形成した構成(従来例)と較べて、紙幣挿
入口の開口端から紙幣搬送部に至る案内通路の距離が長
くなる。これにより、仮に紙幣を斜めに挿入しようとし
ても、紙幣の先端が案内通路の奥に位置する搬送ローラ
に引き込まれる手前で紙幣の側縁が挿入口の縁に当たっ
てそれ以上先に進まない。この場合に、紙幣の向きを案
内通路に沿って真っ直ぐに修正すれば、紙幣の先端が搬
送ローラに到達して正しく取り込まれる。つまり、紙幣
挿入口から挿入した紙幣を長いスパンの案内通路に沿っ
て案内することで、紙幣詰まりなどのトラブルを引き起
こすことなしに紙幣を正しい向きに引き入れることがで
きる。
側に開口したことで雨水,塵埃の侵入が防げ、これによ
りフロントカバーの前面を覆う防滴,防塵用フラッパが
不要となる。また、この発明によれば、前記構成の紙幣
識別機を搭載した自動販売機などに対して、そのキャビ
ネットの前面に紙幣識別機の紙幣挿入口に連なる紙幣挿
入ガイドを設けるものとする(請求項2)。
て紙幣を真っ直ぐに導き入れるよう案内する凹溝であ
り、紙幣をこの案内溝に沿わせながら紙幣挿入口へ挿入
することにより、紙幣が紙幣識別機に正しく取り込まれ
るようになる。
1(a),(b) に示す実施例で説明する。なお、実施例の図
中で図2に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。図示実施例の紙幣識別機においては、識別機本体の
構成が図2と同一であるが、本体ケース1の前面上部に
取付けたフロントカバー7の構造が異なる。すなわち、
フロントカバー7の紙幣挿入口7aが箱形フロントカバ
ー7の底部に下向きに開口しており、この挿入口7aの
開口端から内部に配した紙幣取り込み用搬送ローラ2に
至る案内通路7bが上向きに立ち上がるように形成され
ている。
売機)のキャビネット8に対しては、紙幣投入口8aの
下側に紙幣ガイド8bが形成されている。この紙幣ガイ
ド8bは、キャビネットの壁面に沿って縦向きに形成し
た凹状の案内溝であり、その溝の左右幅は紙幣(千円
札)9の横サイズに合わせて規制され、かつ案内溝の上
端が紙幣識別機のフロントカバー7に開口した紙幣挿入
口7aに通じるように形成されている。なお、紙幣ガイ
ド8bは図示実施例のようにキャビネット8の壁面に直
接形成するか、あるいはキャビネット8の紙幣投入口に
取付けた別部品の化粧枠に形成するものとする。
する場合には、図1(b) で示すように、紙幣9の向きを
紙幣ガイド8bの凹溝に沿うように重ね合わせ、そのま
ま指先で紙幣9を上方にスライド操作する。これによ
り、紙幣9がガイド8bの凹溝に沿って案内されながら
真っ直ぐに紙幣挿入口7aに差し込まれ、さらに上方へ
押し込むことにより紙幣9の先端が搬送ローラ2に達し
て正しく引き込まれるようになる。
9を斜め傾けたままフロントカバー7の紙幣挿入口7a
に挿入しようとしても、前記の構成では紙幣挿入口7a
の開口端から搬送ローラ2に至る案内通路7bの距離が
長いために、紙幣9の先端が搬送ローラ2に到達する以
前に紙幣が引っ掛かって前に進まなくなるので、異常な
取り込み動作による紙幣詰まりトラブル発生を未然に防
ぐことができる。
して紙幣挿入口7aが下面側に下向きに開口しているの
で、フロントカバー7がキャビネット8の紙幣投入口8
aから外方に向けて露呈したままでも、外部から雨水,
塵埃が紙幣挿入口7aに侵入することが防げ、これによ
り従来例で紙幣投入口の前面を覆っていた防滴,防塵用
のフラッパを省略することが可能となる。
れば、紙幣識別機のフロントカバーに開口した紙幣挿入
口を、フロントカバーの底部側に開口し、かつ紙幣挿入
口の開口端から内部の紙幣搬送部に通じる案内通路を上
向きに形成したことにより、紙幣挿入口から搬送部に至
る案内通路の距離を長く確保することができ、これによ
り斜めに挿入した紙幣の異常取り込みに起因する紙幣詰
まりのトラブルを未然に回避できる。また、フロントカ
バーが外部に露呈したままでも紙幣挿入口への雨水,塵
埃の侵入が効果的に防げるので、フロントカバーの前面
を覆って搭載機器のキャビネットに設けたいた防滴,防
塵用フラッパが省略でき、これにより部品点数を削減し
てコストダウンが図れるほか、フラッパに邪魔されずに
紙幣の挿入が楽に行える。
載した機器のキャビネット前面に紙幣識別機の紙幣挿入
口に連なる紙幣挿入ガイドを設けたことにより、紙幣を
正しい向きに合わせて紙幣挿入口へ挿入することがで
き、これにより紙幣の挿入操作性がより一層向上する。
販売機などに搭載した紙幣識別機の縦断側面図、(b) は
(a) 図の要部構造を模式的に表した斜視図
断側面図、(b) は正面図
Claims (2)
- 【請求項1】自動販売機などに搭載して用いる紙幣識別
機であり、紙幣の搬送部,識別部,制御部,収納部を組
み込んだ本体ケースの前部に前記搬送部へ通じる紙幣挿
入口を形成した箱形のフロントカバーを装備し、該フロ
ントカバーを搭載機器のキャビネット前面に開口した紙
幣投入口に臨ませて識別機本体を機内側に装着したもの
において、前記紙幣挿入口をフロントカバーの底部側に
開口し、かつ紙幣挿入口の開口端から紙幣搬送部に通じ
る案内通路を上向きに形成したことを特徴とする紙幣識
別機。 - 【請求項2】請求項1記載の紙幣識別機を搭載した機器
のキャビネット前面に、紙幣識別機の紙幣挿入口に連な
る紙幣挿入ガイドを設けたことを特徴とする紙幣識別機
の搭載機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10027497A JPH11232520A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 紙幣識別機およびその搭載機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10027497A JPH11232520A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 紙幣識別機およびその搭載機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11232520A true JPH11232520A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12222789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10027497A Pending JPH11232520A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 紙幣識別機およびその搭載機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11232520A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016099770A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 富士電機株式会社 | 紙葉類識別装置 |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP10027497A patent/JPH11232520A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016099770A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-05-30 | 富士電機株式会社 | 紙葉類識別装置 |
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