JPH11232444A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH11232444A JPH11232444A JP10333259A JP33325998A JPH11232444A JP H11232444 A JPH11232444 A JP H11232444A JP 10333259 A JP10333259 A JP 10333259A JP 33325998 A JP33325998 A JP 33325998A JP H11232444 A JPH11232444 A JP H11232444A
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- JP
- Japan
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- color
- color reproduction
- reproduction processing
- illumination light
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- Color Image Communication Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色再現の際に基準となる照明条件を、印刷結
果を観察するときの照明光源に適合させて、色再現性の
高い画像処理を実現する。 【解決手段】 ホストコンピュータ1または操作パネル2
4から複数種類存在する照明光源の一つを選択するため
の情報が入力される。色再現処理情報格納部22のテーブ
ルにより、入力された情報に基づき、複数種類存在する
色再現処理方法の一つが選択される。色再現処理部23
は、選択された色再現処理方法によって色再現処理を画
像情報に行い、色再現処理された画像情報は出力部29に
出力される。
果を観察するときの照明光源に適合させて、色再現性の
高い画像処理を実現する。 【解決手段】 ホストコンピュータ1または操作パネル2
4から複数種類存在する照明光源の一つを選択するため
の情報が入力される。色再現処理情報格納部22のテーブ
ルにより、入力された情報に基づき、複数種類存在する
色再現処理方法の一つが選択される。色再現処理部23
は、選択された色再現処理方法によって色再現処理を画
像情報に行い、色再現処理された画像情報は出力部29に
出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば、原稿画像の色データを複数の照明光の何れかに応
じた色データに変換する画像処理装置に関するものであ
る。
えば、原稿画像の色データを複数の照明光の何れかに応
じた色データに変換する画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー印刷装置においては、印刷
装置への入力カラー画像の色再現において、測色的色再
現が一般的に用いられる。測色的色再現とは、元画像と
再現画像の色の色度が等しく、かつそれらの相対輝度も
等しい場合をいう。この場合、それらの画像の分光反射
率は異なるので、条件等色になる。また、この色再現方
式においては、分光測色計などによる測色によって得ら
れた測色値、X,Y,Z(物体色の三刺激値)が元画像と
再現画像で等しければよく、ある観察条件のもとでは有
効な方式である。
装置への入力カラー画像の色再現において、測色的色再
現が一般的に用いられる。測色的色再現とは、元画像と
再現画像の色の色度が等しく、かつそれらの相対輝度も
等しい場合をいう。この場合、それらの画像の分光反射
率は異なるので、条件等色になる。また、この色再現方
式においては、分光測色計などによる測色によって得ら
れた測色値、X,Y,Z(物体色の三刺激値)が元画像と
再現画像で等しければよく、ある観察条件のもとでは有
効な方式である。
【0003】以下、この観察条件がどのようなものであ
るか説明する。色知覚は、図10のように光源から光束が
物体色に入射し、その反射光が人間の眼めに入射して色
知覚を生じる。この過程を図11に基づいて説明する。
(a)は光源の分光分布S(λ)、(b)は物体の分光反射率分
布p(λ)、(c)は反射光の分布S(λ)p(λ)を示す。
るか説明する。色知覚は、図10のように光源から光束が
物体色に入射し、その反射光が人間の眼めに入射して色
知覚を生じる。この過程を図11に基づいて説明する。
(a)は光源の分光分布S(λ)、(b)は物体の分光反射率分
布p(λ)、(c)は反射光の分布S(λ)p(λ)を示す。
【0004】図11(c)に示す放射エネルギが人間の目に
入射する。人間の眼は等色関数x(λ), y(λ), z(λ)を
有する(図11(d))。入射光S(λ)p(λ)はそれぞれx
(λ), y(λ), z(λ)で重み付けられ、図11(e)に示すよ
うに三色分解される。その積分値を、観測者に対するそ
の物体色の色刺激値と呼ぶ。これらを式で表現すると、
次式(1)のようになる。
入射する。人間の眼は等色関数x(λ), y(λ), z(λ)を
有する(図11(d))。入射光S(λ)p(λ)はそれぞれx
(λ), y(λ), z(λ)で重み付けられ、図11(e)に示すよ
うに三色分解される。その積分値を、観測者に対するそ
の物体色の色刺激値と呼ぶ。これらを式で表現すると、
次式(1)のようになる。
【0005】ここで、積分範囲は可視範囲の波長380nm
から780nmである。また、式(1)の係数Kは式(2)で示され
る基準化の係数である。 K = 100∫S(λ)y(λ)dλ …(2)
から780nmである。また、式(1)の係数Kは式(2)で示され
る基準化の係数である。 K = 100∫S(λ)y(λ)dλ …(2)
【0006】すなわち、前述した測色値X, Y, Zは式(1)
で計算される。式(1)からわかるように、測色的色再現
は同一光源の基での測色値X, Y, Zを合わせることが条
件になる。それ故、元画像と再現画像とが同一照明下で
観察されることが観察条件になる。
で計算される。式(1)からわかるように、測色的色再現
は同一光源の基での測色値X, Y, Zを合わせることが条
件になる。それ故、元画像と再現画像とが同一照明下で
観察されることが観察条件になる。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】印刷装置による色
再現の際に基準となる照明光源は一意に決まっているた
め、その基準となる照明光源以外の照明下で印刷結果を
みると、色のみえ方が大きく異なる場合がある。
再現の際に基準となる照明光源は一意に決まっているた
め、その基準となる照明光源以外の照明下で印刷結果を
みると、色のみえ方が大きく異なる場合がある。
【0008】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、照明光源の種類にかかわらず良好な色再現を
実現する画像処理装置を提供することを目的とする。
のであり、照明光源の種類にかかわらず良好な色再現を
実現する画像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。本発明に
かかる画像処理装置は、原稿画像の色データを複数の照
明光の何れかに応じた色データに変換する画像処理装置
であって、前記複数の照明光のそれぞれに対応する複数
の変換手段と、前記変換手段を選択する選択手段と、選
択された変換手段によって変換された色データを出力す
る出力手段とを有することを特徴とする。
達成する一手段として、以下の構成を備える。本発明に
かかる画像処理装置は、原稿画像の色データを複数の照
明光の何れかに応じた色データに変換する画像処理装置
であって、前記複数の照明光のそれぞれに対応する複数
の変換手段と、前記変換手段を選択する選択手段と、選
択された変換手段によって変換された色データを出力す
る出力手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、好ましくは、前記出力手段から出力
される色データは複数の色成分で構成される濃度データ
であることを特徴とする。
される色データは複数の色成分で構成される濃度データ
であることを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下に、添付図面を参照して、本発明の好適
な実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
による印刷装置の回路構成を示すブロック図である。本
実施形態による印刷装置は、ホストコンピュータ1と印
刷装置本体2とから構成されている。
な実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
による印刷装置の回路構成を示すブロック図である。本
実施形態による印刷装置は、ホストコンピュータ1と印
刷装置本体2とから構成されている。
【0012】ホストコンピュータ1はプリントデータや
印刷コマンドなどを印刷装置本体2に送り、この印刷装
置本体2に印刷処理を行わせるものである。印刷装置本
体2は後述の制御部26のように、CPU26a,ROM26b,RAM26
cを含むマイクロプロセッサシステムを有する。すなわ
ち、印刷装置本体2は、ホストコンピュータ1とのデータ
授受のためのインタフェイス21、基準照明光に応じた色
再現処理を選択するのに用いられる色再現処理選択テー
ブル22-1を備え、色再現処理のためのLUT(ルックアッ
プテーブル)などの情報などが格納されている色情報格
納部22、色再現処理を実際に行う色再現処理部23、印刷
を制御する各種パラメータを設定するのに用いることの
できる操作パネル24、データバス25、装置全般の制御を
行う制御部26、ホストコンピュータ1からのプリントデ
ータおよび印刷コマンドを解析するコマンド解析部27、
文字や図形などのカラーデータをC,M,Y,K各色ごとの
メモリに展開するパターン展開部28、展開されたカラー
データを例えばカラーレーザビームプリンタにより記録
紙上に永久可視像形成する出力部29を備えている。制御
部26には、プログラムで動作するCPU26a、このCPU26aを
動作させるプログラムを格納したROM26b、ROM26b中のプ
ログラムのワークエリアとして用いるRAM26cが具備され
ている。
印刷コマンドなどを印刷装置本体2に送り、この印刷装
置本体2に印刷処理を行わせるものである。印刷装置本
体2は後述の制御部26のように、CPU26a,ROM26b,RAM26
cを含むマイクロプロセッサシステムを有する。すなわ
ち、印刷装置本体2は、ホストコンピュータ1とのデータ
授受のためのインタフェイス21、基準照明光に応じた色
再現処理を選択するのに用いられる色再現処理選択テー
ブル22-1を備え、色再現処理のためのLUT(ルックアッ
プテーブル)などの情報などが格納されている色情報格
納部22、色再現処理を実際に行う色再現処理部23、印刷
を制御する各種パラメータを設定するのに用いることの
できる操作パネル24、データバス25、装置全般の制御を
行う制御部26、ホストコンピュータ1からのプリントデ
ータおよび印刷コマンドを解析するコマンド解析部27、
文字や図形などのカラーデータをC,M,Y,K各色ごとの
メモリに展開するパターン展開部28、展開されたカラー
データを例えばカラーレーザビームプリンタにより記録
紙上に永久可視像形成する出力部29を備えている。制御
部26には、プログラムで動作するCPU26a、このCPU26aを
動作させるプログラムを格納したROM26b、ROM26b中のプ
ログラムのワークエリアとして用いるRAM26cが具備され
ている。
【0013】図2はカラーの元画像データが印刷装置の
出力結果と等しくなるように処理をする測色的色再現処
理の一例を示している。具体的にはR,G,Bの輝度デー
タである元画像を印刷装置での出力に必要なC,M,Y,K
の濃度データに変換する色再現処理の一例を示してい
る。
出力結果と等しくなるように処理をする測色的色再現処
理の一例を示している。具体的にはR,G,Bの輝度デー
タである元画像を印刷装置での出力に必要なC,M,Y,K
の濃度データに変換する色再現処理の一例を示してい
る。
【0014】プロセス1では、輝度情報であるR,G,Bの
値にLOG変換を施して濃度情報であるC,M,Yに変換する
濃度変換の処理を行う。プロセス2ではC,M,Yの値から
K(Black)の値を取り出す下色除去の処理を行う。プロセ
ス3ではC,M,Yのトナーまたはインクの不要吸収特性に
対し、補正を行い適切な色再現を行うためのマスキング
処理を行う。プロセス4では画像に応じたコントラスト
やブライトネスを調整するためのγ変換の処理を行う。
値にLOG変換を施して濃度情報であるC,M,Yに変換する
濃度変換の処理を行う。プロセス2ではC,M,Yの値から
K(Black)の値を取り出す下色除去の処理を行う。プロセ
ス3ではC,M,Yのトナーまたはインクの不要吸収特性に
対し、補正を行い適切な色再現を行うためのマスキング
処理を行う。プロセス4では画像に応じたコントラスト
やブライトネスを調整するためのγ変換の処理を行う。
【0015】以上の処理は、図1に示される色再現処理
部23において行われる。図3は測色的色再現を行う基準
になる照明光を選択して、カラー画像を印刷装置で出力
する際に用いられる印刷コマンドの一例を示している。
同図のように、基準照明光選択コマンドは対応関係のコ
マンドの識別No.と、照明光選択パラメータとから構成
されている。ここで、標準光A,B,Cは1931年にCIE(国
際照明委員会)が、D55,D65,D75は1964年にCIEが測色
のための標準光源として定めたものである。また、蛍光
灯、白熱電球、OHP光源については、一般によく用いら
れているものを選択して割り当てたり、一般的に用いら
れている光源の平均的な分光分布特性をもつ光源を仮想
して割り当てることも可能である。
部23において行われる。図3は測色的色再現を行う基準
になる照明光を選択して、カラー画像を印刷装置で出力
する際に用いられる印刷コマンドの一例を示している。
同図のように、基準照明光選択コマンドは対応関係のコ
マンドの識別No.と、照明光選択パラメータとから構成
されている。ここで、標準光A,B,Cは1931年にCIE(国
際照明委員会)が、D55,D65,D75は1964年にCIEが測色
のための標準光源として定めたものである。また、蛍光
灯、白熱電球、OHP光源については、一般によく用いら
れているものを選択して割り当てたり、一般的に用いら
れている光源の平均的な分光分布特性をもつ光源を仮想
して割り当てることも可能である。
【0016】図4は図3で説明した基準照明光源ごとの色
再現処理を選択するための色再現処理選択テーブルを示
している。本テーブルには、基準照明光源ごとに最適な
色再現処理を行うアルゴリズムへのポインタが格納され
ている。ここで、最適な色再現処理とは、測色的色再現
処理方法に基づいて、印刷装置への入力カラー画像と印
刷装置の出力カラー画像の色の見えが一致するような処
理を示す。
再現処理を選択するための色再現処理選択テーブルを示
している。本テーブルには、基準照明光源ごとに最適な
色再現処理を行うアルゴリズムへのポインタが格納され
ている。ここで、最適な色再現処理とは、測色的色再現
処理方法に基づいて、印刷装置への入力カラー画像と印
刷装置の出力カラー画像の色の見えが一致するような処
理を示す。
【0017】図5は図1の操作パネル24の外観を示してい
る。同図のように、LCDの表示部とスイッチから構成さ
れ、右端のスイッチは基準照明光を選択して基準照明光
ごとの色再現処理アルゴリズムを選択してカラー印刷す
るのに用いられる。図6は文字に色をつけて出力する際
に用いられる印刷コマンドの一例を示している。同図の
ように文字印刷コマンドは、コマンドの識別No.、印刷
位置、印刷される文字のデータから構成され、文字色指
定コマンドはコマンドの識別No.、RGB輝度データの即値
から構成される。
る。同図のように、LCDの表示部とスイッチから構成さ
れ、右端のスイッチは基準照明光を選択して基準照明光
ごとの色再現処理アルゴリズムを選択してカラー印刷す
るのに用いられる。図6は文字に色をつけて出力する際
に用いられる印刷コマンドの一例を示している。同図の
ように文字印刷コマンドは、コマンドの識別No.、印刷
位置、印刷される文字のデータから構成され、文字色指
定コマンドはコマンドの識別No.、RGB輝度データの即値
から構成される。
【0018】図7および図8は本実施例の印刷処理を説明
するフローチャートである。図7には、とくにホストコ
ンピュータ1から送られてくる基準照明光選択コマンド
(図3)および色印刷コマンド(図6)などを処理して、
カラー印刷された文字を出力するまでの動作が示されて
いる。ステップS11では、ホストコンピュータ1より送信
された基準照明光選択コマンド、色印刷コマンドおよび
文字情報(文字サイズなど)を含むパターン情報を読み
込み、ステップS12に進んでコマンド解析を行う。ステ
ップS13では、基準照明光選択コマンドから照明光選択
パラメータを取り出し、ステップS14へ進んで、色再現
処理選択テーブルの先頭にポインタをセットし、ステッ
プS15へ進む。
するフローチャートである。図7には、とくにホストコ
ンピュータ1から送られてくる基準照明光選択コマンド
(図3)および色印刷コマンド(図6)などを処理して、
カラー印刷された文字を出力するまでの動作が示されて
いる。ステップS11では、ホストコンピュータ1より送信
された基準照明光選択コマンド、色印刷コマンドおよび
文字情報(文字サイズなど)を含むパターン情報を読み
込み、ステップS12に進んでコマンド解析を行う。ステ
ップS13では、基準照明光選択コマンドから照明光選択
パラメータを取り出し、ステップS14へ進んで、色再現
処理選択テーブルの先頭にポインタをセットし、ステッ
プS15へ進む。
【0019】ステップS15では、取り出した照明光選択
パラメータに対応する情報(ここでは、色再現処理アル
ゴリズムへのポインタ、すなわちパラメータ値3の時、
標準光D65用の色再現処理アルゴリズムが選択され
る。)を色再現処理選択テーブルから取り出す。ステッ
プS16では、上述の選択された色再現アルゴリズムに基
づいて、色再現処理部23において、文字色指定コマンド
から読まれたR,G,B輝度データをC,M,Y,Kの濃度デ
ータに変換してステップS17へ進む。ステップS17では、
上述のC,M,Y,Kの濃度データおよび必要な文字情報に
基づき、パターン展開部28でドット展開を行い、ステッ
プS18へ進む。ステップS18ではステップS17で展開され
たデータに基づいて文字を記録紙などに永久可視像形成
し、排紙して処理を終了する。
パラメータに対応する情報(ここでは、色再現処理アル
ゴリズムへのポインタ、すなわちパラメータ値3の時、
標準光D65用の色再現処理アルゴリズムが選択され
る。)を色再現処理選択テーブルから取り出す。ステッ
プS16では、上述の選択された色再現アルゴリズムに基
づいて、色再現処理部23において、文字色指定コマンド
から読まれたR,G,B輝度データをC,M,Y,Kの濃度デ
ータに変換してステップS17へ進む。ステップS17では、
上述のC,M,Y,Kの濃度データおよび必要な文字情報に
基づき、パターン展開部28でドット展開を行い、ステッ
プS18へ進む。ステップS18ではステップS17で展開され
たデータに基づいて文字を記録紙などに永久可視像形成
し、排紙して処理を終了する。
【0020】以上のように、ホストコンピュータ1から
の基準照明光コマンドを解析し、基準照明光に対応した
色再現処理アルゴリズムを選択して、それに基づいて文
字のカラー印刷を行うことが可能である。図9はステッ
プS16直後の色情報がY=100%,M=50%,C=25%,K=0%の時
の文字Aの印刷結果を示している。
の基準照明光コマンドを解析し、基準照明光に対応した
色再現処理アルゴリズムを選択して、それに基づいて文
字のカラー印刷を行うことが可能である。図9はステッ
プS16直後の色情報がY=100%,M=50%,C=25%,K=0%の時
の文字Aの印刷結果を示している。
【0021】本実施形態の出力部29のプリンタは二値プ
リンタを用いるので、所望の濃度はドットの密度により
表現している。図8では、図1の操作パネル24から基準照
明光を選択して、ホストコンピュータ1から送信された
色印刷コマンド(図6)などを処理し、文字のカラー印
刷を出力するまでの動作が示されている。
リンタを用いるので、所望の濃度はドットの密度により
表現している。図8では、図1の操作パネル24から基準照
明光を選択して、ホストコンピュータ1から送信された
色印刷コマンド(図6)などを処理し、文字のカラー印
刷を出力するまでの動作が示されている。
【0022】ステップS21では、操作パネル24のスイッ
チから基準照明光選択モードを選択して、ステップS22
へ進む。ステップS22で基準照明光をパネルで選択し、
基準照明光選択パラメータ(図3)を読み込み、ステッ
プS23へ進む。ステップS23では、ホストコンピュータ1
より送信された色印刷コマンド(図6)や文字情報(文
字サイズ等)を含むパターン情報を読み込み、ステップ
S24へ進んでコマンド解析を行う。
チから基準照明光選択モードを選択して、ステップS22
へ進む。ステップS22で基準照明光をパネルで選択し、
基準照明光選択パラメータ(図3)を読み込み、ステッ
プS23へ進む。ステップS23では、ホストコンピュータ1
より送信された色印刷コマンド(図6)や文字情報(文
字サイズ等)を含むパターン情報を読み込み、ステップ
S24へ進んでコマンド解析を行う。
【0023】ステップS25では、色再現処理選択テーブ
ルの先頭にポインタをセットし、ステップS26に進む。
ステップS26では上述の操作パネル24の操作から読み出
された照明光選択パラメータに対応する情報(ここで
は、色再現処理アルゴリズムへのポインタ)を色再現処
理選択テーブルから取り出す。ステップS27〜S29の処理
は図7のS16〜S18の処理と全く同じである。
ルの先頭にポインタをセットし、ステップS26に進む。
ステップS26では上述の操作パネル24の操作から読み出
された照明光選択パラメータに対応する情報(ここで
は、色再現処理アルゴリズムへのポインタ)を色再現処
理選択テーブルから取り出す。ステップS27〜S29の処理
は図7のS16〜S18の処理と全く同じである。
【0024】ここでもステップS27直後の色情報がY=100
%,M=50%,C=25%,K=0%のときには、図9のように文字
「A」は印刷される。以上説明したように、操作パネル2
4から基準照明光を選択し、その基準照明光に対応した
色再現処理アルゴリズムを選択して、それに基づいて文
字の印刷を行うことが可能である。
%,M=50%,C=25%,K=0%のときには、図9のように文字
「A」は印刷される。以上説明したように、操作パネル2
4から基準照明光を選択し、その基準照明光に対応した
色再現処理アルゴリズムを選択して、それに基づいて文
字の印刷を行うことが可能である。
【0025】さて、前述した実施例においては、RGB輝
度データを入力とする場合の色再現処理の一例を説明し
たが、他の表色系のデータ形式、例えばL*a*b*、L*u*v
*、YIQなどのデータを入力する場合であっても色再現処
理の方法が変更になるだけであり、本発明を適用可能で
ある。また、前述した実施例では、文字の印刷について
のみ示したが、図形やラスタイメージなどのカラー印刷
にも、本発明を適用することが可能である。
度データを入力とする場合の色再現処理の一例を説明し
たが、他の表色系のデータ形式、例えばL*a*b*、L*u*v
*、YIQなどのデータを入力する場合であっても色再現処
理の方法が変更になるだけであり、本発明を適用可能で
ある。また、前述した実施例では、文字の印刷について
のみ示したが、図形やラスタイメージなどのカラー印刷
にも、本発明を適用することが可能である。
【0026】また、前述の実施形態については、基準照
明光を図3に示したものについてのみ上げたが、これら
に限られないことはいうまでもない。また、出力装置の
プリンタはカラーレーザビームプリンタの他、カラード
ットプリンタ、カラーインクジェットプリンタ、カラー
熱転写プリンタ、バブルジェットプリンタなどであって
もよい。また、二値出力のプリンタに限らず、多値出力
プリンタであってもよい。
明光を図3に示したものについてのみ上げたが、これら
に限られないことはいうまでもない。また、出力装置の
プリンタはカラーレーザビームプリンタの他、カラード
ットプリンタ、カラーインクジェットプリンタ、カラー
熱転写プリンタ、バブルジェットプリンタなどであって
もよい。また、二値出力のプリンタに限らず、多値出力
プリンタであってもよい。
【0027】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用してもよいし、一つの機器からなる装
置に適用してもよいし、システムあるいは装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
るシステムに適用してもよいし、一つの機器からなる装
置に適用してもよいし、システムあるいは装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
照明光源の種類にかかわらず良好な色再現を実現する画
像処理装置を提供することができる。
照明光源の種類にかかわらず良好な色再現を実現する画
像処理装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態による印刷装置の回路構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】カラーの元画像データが印刷装置の出力結果と
等しくなるように処理をする測色的色再現処理の一例を
示す図である。
等しくなるように処理をする測色的色再現処理の一例を
示す図である。
【図3】測色的色再現を行う基準になる照明光を選択し
て、カラー画像を印刷装置で出力する際に用いられる印
刷コマンドの一例を示す図である。
て、カラー画像を印刷装置で出力する際に用いられる印
刷コマンドの一例を示す図である。
【図4】図3で説明した基準照明光源ごとの色再現処理
を選択するための色再現処理選択テーブルを示す図であ
る。
を選択するための色再現処理選択テーブルを示す図であ
る。
【図5】図1の操作パネル24の外観を示す図である。
【図6】文字に色をつけて出力する際に用いられる印刷
コマンドの一例を示す図である。
コマンドの一例を示す図である。
【図7】本実施形態の印刷処理を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図8】本実施形態の印刷処理を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図9】文字の印刷結果の一例を説明する図である。
【図10】一般的な人間の知覚を説明する図である。
【図11】一般的な色の三刺激値計算の原理を説明する
図である。
図である。
1 ホストコンピュータ 2 印刷装置本体 21 インタフェイス 22 色再現処理情報格納部 23 色再現処理部 24 操作パネル 25 データバス 26 制御部 27 コマンド解析部 28 パターン展開部 29 出力部
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿画像の色データを複数の照明光の何
れかに応じた色データに変換する画像処理装置であっ
て、 前記複数の照明光のそれぞれに対応する複数の変換手段
と、 前記変換手段を選択する選択手段と、 選択された変換手段によって変換された色データを出力
する出力手段とを有することを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項2】 前記出力手段から出力される色データは
複数の色成分で構成される濃度データであることを特徴
とする請求項1に記載された画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33325998A JP3416538B2 (ja) | 1991-03-12 | 1998-11-24 | 画像処理装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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-
1998
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