JPH1123140A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH1123140A
JPH1123140A JP17444797A JP17444797A JPH1123140A JP H1123140 A JPH1123140 A JP H1123140A JP 17444797 A JP17444797 A JP 17444797A JP 17444797 A JP17444797 A JP 17444797A JP H1123140 A JPH1123140 A JP H1123140A
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JP
Japan
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refrigerator
air
chamber
vegetable
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP17444797A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Noguchi
明裕 野口
Takao Kojima
隆夫 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH1123140A publication Critical patent/JPH1123140A/ja
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に庫内の換気を行ない、野菜等から発生す
る有害ガスによる食品等の劣化を小さく抑える。 【解決手段】 冷蔵庫本体1に、庫内空気と庫外空気と
の間で熱交換が行なわれる熱交換器37を設け、この熱
交換器37を介して庫内の換気を常時行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵庫に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫の庫内は密閉され、扉を
開けた時に、庫内の換気が行なわれるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷蔵庫の庫内は、密閉
状態にあるため、野菜あるいは食品等からエチレン・ア
ルデヒド・アルコール等の有害ガスが発生し滞留する。
これら有害ガスは、扉をあけた時に換気されることで、
有害ガスの濃度が低下し、食品,野菜等の老化が抑制さ
れるようになっている。
【0004】このため、庫内の換気は、常時行なわれる
ことが望ましいが、そのために、扉を開け閉めすると、
庫内温度が上昇する。上昇した庫内温度は設定温度まで
下げなければならず、その分、消費電力が増える等経済
性の面で望ましくない。
【0005】また、長期間、閉めたままであると、野菜
等に悪影響を与える。
【0006】そこで、この発明は、扉を開け閉めしなく
ても、庫内の換気が常時行なわれるようにした冷蔵庫を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、庫内冷却用の冷却装置を備えた冷蔵庫
において、庫内空気と庫外空気との間で熱交換と換気を
行う。
【0008】これにより、常に庫内の換気が行なわれる
と共に、庫内への熱浸入が小さく抑えられる。
【0009】また、この発明にあっては、庫内冷却用の
冷却装置と少なくとも野菜室とを備えた冷蔵庫におい
て、野菜室内の空気と庫外空気との間で熱交換と換気を
行う。これにより、野菜室内を野菜に適する高湿度の状
態に維持することができると共に、庫外からの熱浸入も
小さく抑えられる。
【0010】また、この発明にあっては、庫内冷却用の
冷却装置と少なくとも冷蔵室と野菜室とを備えた冷蔵庫
において、冷蔵庫本体に、庫内空気と庫外空気との間で
熱交換を行ない、熱交換後の庫外空気を前記野菜室へ送
り込む一方、冷蔵室内の空気を庫外へ排気する。
【0011】これにより、熱交換された庫外空気は、野
菜室内に送り込まれる一方、冷蔵庫内の空気は庫外へ排
気されると共に、野菜室は高湿度の状態が得られる。ま
た、野菜室内へ送り込まれることで、熱浸入の影響も小
さく済むようになる。
【0012】この場合、野菜等を高湿度の状態に安定し
て保持できるよう、野菜室の野菜収納部を、略密閉状態
とすることが望ましい。
【0013】また、この発明にあっては、庫内冷却用の
冷却装置を備えた冷蔵庫において、冷蔵庫本体の前面下
部に、庫内空気と庫外空気との間で熱交換が行なわれる
熱交換器を設け、庫外空気を前面下部から前記熱交換器
を経由して庫内に給気し、庫内の空気を、前記熱交換器
を経由して、冷蔵庫本体の底部に配置され、前記冷却装
置を構成する凝縮器へ向けて誘導排気する。
【0014】この場合、冷蔵庫本体の底部<庫内<冷蔵
庫本体の前面下部の順に、気圧が順次大きくなるように
することが望ましい。
【0015】また、機械室用のファンにより、冷蔵庫本
体底部側から吸い込んだ空気を、冷蔵庫本体の背壁面に
沿って上方へ吹き出すようにする。
【0016】あるいは、冷却装置の冷媒に、可燃性冷媒
を用いる。
【0017】これにより、熱交換された庫内の冷気が凝
縮器へ向けて流れるため、凝縮器において、高温、高圧
の冷媒の熱交換が促進される。
【0018】同時に、気圧差によって、庫内の空気は、
ファンを用いなくても、凝縮器へ向かう確実な流れが確
保される。
【0019】また、地球温暖化防止の観点から、フロン
系の冷媒から可燃性である炭化水素系冷媒への切替を行
った場合、庫内は常に換気が行なわれるため、仮に冷媒
が漏れたとしても高い濃度で可燃性冷媒が滞留すること
がなくなり、爆発等の事故を未然に防げるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1と図2の図面を参照し
ながら、この発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0021】図1において、1は冷蔵庫3の冷蔵庫本体
を示している。冷蔵庫本体1は、上方から冷蔵室5,冷
凍室7,野菜室9となっており、冷蔵室5,冷凍室7,
野菜室9の前面は開閉扉11,12,13となってい
る。
【0022】冷凍室7の背面側には、後述する冷却装置
15を構成する蒸発器17と、庫内ファン19が配置さ
れ、蒸発器17において熱交換された冷気は、冷凍室7
内から各循環用通路21,22,23を介して冷蔵室
5,野菜室9を通り、再び蒸発器17を通過する循環を
繰返すことで庫内の冷却が行なわれる。
【0023】冷却装置15は、前記蒸発器17と、凝縮
器25a,25bと圧縮機27と、絞り装置(図示して
いない)とから成り、圧縮機27は、背面後部の機械室
29内に配置されている。機械室29には、前記圧縮機
27の外に、冷蔵庫本体1の背壁面に沿って上方へ吹き
出すファン31が配置されている。
【0024】凝縮器25a,25bは、二つに分割され
ていて、一方の凝縮器25aは、前記機械室29と連通
し合う冷蔵庫本体1の底部33に配置され、底部33の
前方は、庫外の空気を取入れる取入口35となってい
る。他方の凝縮器25bは、前記ファン31からの冷却
風が流れる冷蔵庫本体1の背壁面に沿って配置されてい
る。
【0025】これにより、圧縮機27から吐出された冷
媒は、凝縮器25a,25b、絞り装置(図示していな
い)蒸発器17を通り、再び圧縮機27に戻る冷凍サイ
クルを構成する。
【0026】冷媒は、地球温暖化防止の観点から、炭化
水素系の可燃性冷媒が用いられている。
【0027】一方、野菜室9の前面下部には、熱交換器
37が設けられている。
【0028】熱交換器37は、電力・動力等を一切使用
せずに差圧により空気を通し、温度の異なる空気の通過
時に熱交換される構造となっていて、前後方向及び上下
方向の空気の通過が可能となっており、好ましくは、潜
熱及び顕熱の熱交換が可能な全熱交換器を用いる。
【0029】熱交換器37の前方37aは、庫外と連通
して吸気口となっている。上方37bと後方37cは庫
内となる野菜室9と連通している。下方37dは、冷蔵
庫本体1の底部33と連通して排気口となり、冷蔵庫本
体1の底部33と野菜室9と冷蔵庫本体1の前面の気圧
は、b<b1<b2の関係に設定され、気圧差によって
底部33へ向かって冷却風の流れが確保されるようにな
っている。
【0030】このように構成された冷蔵庫3によれば、
蒸発器17において熱交換された冷気は、庫内用ファン
19によって冷凍室7,冷蔵室5,野菜室9の順に循環
することで、庫内の冷却が行なわれる。
【0031】この運転時において、庫外の空気は熱交換
器37を介して野菜室9内に送り込まれる。同時に、冷
凍室7,冷蔵室5,野菜室9を循環した冷気の一部は熱
交換器37を介して冷蔵庫本体1の底部33に送り出さ
れ、庫内の換気が常時行なわれる。
【0032】この時、熱交換器37において、庫外の空
気は、熱交換器37を通過する時に熱交換され、熱浸入
が小さく抑えられると共に、熱浸入があっても、比較的
設定温度の高い野菜室9のため、大きな悪影響は起きな
い。しかも、野菜室9は、野菜に対して好適な高湿の状
態が得られる。
【0033】この場合、図2に示す如く、野菜室9の野
菜収納部39を、蓋41によって略密閉状態とすること
で、湿度をほぼ一定の安定した状態に維持できるように
なる。
【0034】また、冷蔵庫本体1の底部33は、b<b
1<b2の気圧差によって矢印の如く冷却された風が円
滑に流れるようになり、凝縮器25aの効率のよい放熱
が得られる。同時に、背壁面側の凝縮器25bにあって
は、左右両側と後側が壁に囲まれた条件でも上方に吹き
出すファン31によって効率のよい放熱が得られる。一
方、何等かの原因で、庫内に、可燃性冷媒が漏れても、
常に換気されているため事故につながる高濃度に達する
虞れはない。
【0035】図3は、熱交換器37を配置する配置位置
の別の実施形態を示したもので、熱交換器37を野菜室
9の前面上部に配置したものである。
【0036】熱交換器37の前方37aは庫外と連通し
排気口及び吸気口を有し、上方37bは、冷蔵室5とフ
ァン43を介して連通し、後方37cは野菜室9と連通
している。
【0037】なお、他の構成要素は図1と同一のため同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0038】したがって、この実施形態によれば、蒸発
器17において熱交換された冷気は、庫内用ファン19
によって冷凍室7,冷蔵室5,野菜室9の順に循環する
ことで、庫内の冷却が行なわれる。
【0039】この運転時において、庫外の空気は熱交換
器37を介して野菜室9内に送り込まれる。同時に庫内
を循環した冷蔵室5内の冷気の一部はファン43によっ
て熱交換器37から庫外へ排気され、庫内の換気が常時
行なわれる。
【0040】この時、熱交換器37において、庫外の空
気は熱交換器37を通過する時に、熱交換され、熱浸入
が小さく抑えられると共に、熱浸入があっても、野菜室
9のため大きな悪影響は起きない。しかも、野菜室9
は、野菜に好適な高湿の状態が得られる。
【0041】この場合、図4に示す如く、野菜室9の野
菜収納部45と、蓋47によって略密閉状態とすること
で、湿度をほぼ一定の安定した状態に維持できるように
なる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の冷蔵庫
によれば、次のような効果を奏する。 (1)熱交換器によって、常に庫内の換気が行なえるた
め、有害ガスの発生による食品等の劣化を小さく抑える
ことができる。
【0043】(2)野菜室を、野菜に適する安定した高
湿度の状態に維持できる。
【0044】(3)凝縮器の効率のよい放熱が得られ
る。
【0045】(4)可燃性冷媒によって地球温暖化防止
の観点から大変好ましいものになると共に、何等かの原
因で、庫内に可燃性冷媒が漏れても、常に換気されてい
るため、事故につながる高濃度になる虞れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる冷蔵庫の概要切断説明図。
【図2】野菜室の野菜収納部を略密閉状態とした図1と
同様の概要切断説明図。
【図3】熱交換器の配置位置の別の実施形態を示した図
1と同様の概要切断説明図。
【図4】野菜室の野菜収納部を略密閉状態とした図3と
同様の概要切断説明図。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 37 熱交換器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内冷却用の冷却装置を備えた冷蔵庫に
    おいて、 庫内空気と庫外空気との間で熱交換と換気を行うことを
    特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 庫内冷却用の冷却装置と少なくとも野菜
    室とを備えた冷蔵庫において、野菜室内の空気と庫外空
    気との間で熱交換と換気を行うことを特徴とする冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 庫内冷却用の冷却装置と少なくとも冷蔵
    室と野菜室とを備えた冷蔵庫において、庫内空気と庫外
    空気との間で熱交換を行なった後庫外空気を前記野菜室
    へ送り込む一方、冷蔵室内の空気を庫外へ排気すること
    を特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 野菜室の野菜収納部は、略密閉されてい
    ることを特徴とする請求項2、3記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 庫内冷却用の冷却装置を備えた冷蔵庫に
    おいて、冷蔵庫本体の前面下部に、庫内空気と庫外空気
    との間で熱交換が行なわれる熱交換器を設け、庫外空気
    を前面下部から前記熱交換器を経由して庫内に給気し、
    庫内の空気を、前記熱交換器を経由して、冷蔵庫本体の
    底部に配置され、前記冷却装置を構成する凝縮器へ向け
    て誘導排気することを特徴とする冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷蔵庫本体の底部<庫内<冷蔵庫本体の
    前面下部の順に、気圧が順次大きくなることを特徴とす
    る請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 機械室用のファンにより、冷蔵庫本体底
    部側から吸い込んだ空気を、冷蔵庫本体の背壁面に沿っ
    て上方へ吹き出すことを特徴とする請求項5、6記載の
    冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 冷却装置の冷媒に、可燃性冷媒を用いる
    ことを特徴とする請求項1、2、3、5記載の冷蔵庫。
JP17444797A 1997-06-30 1997-06-30 冷蔵庫 Pending JPH1123140A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017067753A1 (de) * 2015-10-20 2017-04-27 BSH Hausgeräte GmbH Haushaltskältegerät mit einem kühlraum, einem gefrierraum und einem druckausgleichsventil
JP2020122594A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 ホシザキ株式会社 貯蔵庫

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CN108139135A (zh) * 2015-10-20 2018-06-08 Bsh家用电器有限公司 具有冷藏空间、冷冻空间和压力补偿阀的家用制冷器具
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