JPH11230937A - 分離分析検査データ処理装置 - Google Patents

分離分析検査データ処理装置

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JPH11230937A
JPH11230937A JP10036281A JP3628198A JPH11230937A JP H11230937 A JPH11230937 A JP H11230937A JP 10036281 A JP10036281 A JP 10036281A JP 3628198 A JP3628198 A JP 3628198A JP H11230937 A JPH11230937 A JP H11230937A
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waveform
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triglyceride
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デンシトメータ等で得られた血清(血漿)中
の脂質の複数の波形図を定量的に比較できるようにす
る。 【解決手段】 電気泳動で得られた、例えばコレステロ
ールとトリグリセライドの波形図を重ねて表示してい
る。このように、2つの波形図を比較したり、重ねて表
示するために、絶対濃度の1単位を波形の大きさの1単
位に関連づけて正規化することにより解決している。こ
のようにすると、脂質の型分類が容易に行うことができ
る。また、型分類も2つの波形図から定量的に自動的に
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血清(血漿)脂質分
離分析を電気泳動、液体クロマトグラフィー等で分離し
た試料の濃度を波形に反映させるデンシトメータや液体
クロマトグラフィの検出器、キャピラリ電気泳動の検出
器で行われる検査結果の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】血清脂質の分離分析は、比重で分離する
ことにより脂質代謝の解析がなされ、今や、高脂血症の
治療に大切な検査となっている。
【0003】血清脂質は、遠心機で比重によって分離す
ると、HDL(高比重リポ蛋白)、LDL(低比重リポ
蛋白)、IDL(中間比重リポ蛋白)、VLDL(超低
比重リポ蛋白)およびCM(カイロミクロン)に分離で
きる。超遠心機で行うので、手間と時間が掛ることと、
分離間での状況を把握しようとすると、もっと細かく分
離しなければならないので、臨床で使用するのには困難
といえる。電気泳動法で血清脂質を分離すると超遠心法
と良い相関を示し、分離の状況も視覚的に捕らえること
ができるので、電気泳動のリポ蛋白分画が日常の検査に
使用されている。
【0004】図1は、脂質分析に用いる自動電気泳動装
置、デンシトメータおよびコンピュータ・システムを示
している。
【0005】図1において、電気泳動装置110は、試
料台114、アプリケータ112、試薬瓶立て118、
電気泳動槽116を有している。
【0006】デンシトメータ120はコンピュータ・シ
ステムに接続されており、コンピュータ・システムによ
り、デンシトメータ120の処理・制御が行われてい
る。コンピュータ・システムは、コンピュータ本体14
0、キーボード142、表示装置(CRT)144、プ
リンタ146等で構成されている。
【0007】また、電源150は電気泳動用の電源であ
り電気泳動装置110に電力を供給している。
【0008】図2は電気泳動を行う手順を示すフローで
あり、図3は、図1に示した電気泳動装置110を上か
ら見た図である。図4(a)および(b)は、図3の電
気泳動装置の電気泳動槽116および試料台114の拡
大図である。
【0009】図1に示されているこれらの装置を用いて
行う脂質分析における電気泳動の手順について、図2
(a)のフローおよび図3,図4を用いて説明する。
【0010】まず、電気泳動を行うための準備を行う。
図4(a)の泳動槽116において、分析に用いるアガ
ロース薄膜の2個所のセットピン穴115−1を、泳動
槽のセットピン116−4に差し込む。両端が磁性体の
試薬展開棒116−1と電極棒116−3をアガロース
に触れるようにして、磁石である電極116−2に吸着
させて置く。そして、泳動槽のスライドカバー117を
横に引き、閉める。試薬瓶立て118(図3参照)には
機械前面より1、2、3と付した3本の穴が有り、1項
目の検査では穴2に試薬をたてる。たとえば、コレステ
ロールとトリグリセライドの2項目を同時に検査を行う
ためには、コレステロールの試薬を穴1に、トリグリセ
ライドの試薬を穴3にたてる。
【0011】試料台114(図4(b)参照)のサンプ
ルカップ119は、1項目の検査では15検体の2列で
最大30試料の電気泳動を行うことができる。 前述の
ような2項目を行うときは1と11、2と12、3と1
3、4と14、5と15に同じ試料をとる。
【0012】試料台114には、アプリケータチップの
洗浄のために、洗浄液と、それを洗う精製水を入れてお
く。114−1はアプリケータチップの水分を拭き取る
ためのろ紙である。
【0013】上述の泳動準備が終了したら、キーボード
142から開始の指示をコンピュータに入力して、コン
ピュータシステムから泳動装置に開始の指示ができる。
電気泳動装置110は、試料の塗布を行い(S20
2)、電気泳動を開始(S204)。電気泳動が終了す
ると試薬の展開が行われ(S206)、アガロース膜に
試薬を含ませる。所定の時間および所定の温度で反応が
行われ(S208)、5パーセント酢酸で固定して(S
210)、乾燥を行う(S212)。このような電気泳
動の結果、図2(b)に示すような泳動図が得られる。
【0014】得られた泳動図をデンシトメータ120お
よびコンピュータ・システムを用いて分析を行う。図5
では、デンシトメータ等の動作とデンシトメータおよび
コンピュータ・システムのブロック図を示しており、こ
れを用いてデンシトメータ等の動作の説明をする。
【0015】図2(b)で示す泳動図を、デンシトメー
タ120の泳動図送り122に乗せて測定をする。脂質
のコレステロールとトリグリセライドは試薬により特定
の吸光波長を有している。この検査での試薬はホルマザ
ンを形成する試薬で、570nmの波長を吸光するの
で、570nmの波長で測定をする。光学系124から
発する測定光は泳動図を通って、受光素子126に当た
り、起電力が生じている。測定を開始すると、泳動図送
り122が走査して泳動図が測定光をとおり、試料部分
の吸光された光量が起電力の変化となる。この変化量を
受光素子126で捕らえることにより測定している。受
光素子126で捕らえた変化量を対数増幅器128で対
数増幅して、A/D変換器130でデジタル値に変換
し、コンピュータ・システムの記憶媒体(例えば、ハー
ドディスク)に登録される。検査結果の出力を指示する
と、スキャン方向の横軸に対して積分値を縦軸としたグ
ラフ132を、CRT144上に表示したり、プリンタ
146に出力する。また、コンピュータは、波形の積分
値より、各分画を百分率に変換して、すでに求められて
いる総濃度から各分画の濃度を求めることも行われてい
る。しかしながら、項目ごとに表示されることから、こ
の測定結果を理解するのが難しい。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】リポ蛋白の基本構造
は、トリグリセライドとコレステロールエステルで芯の
部分を形成し、それをリン脂質と遊離コレステロールか
らなる一層の被膜が覆う形になっており、表面に一種か
ら数種のアポ蛋白がついている。すなわち、リポ蛋白分
画のα(HDL)、pre β(VLDL)、pre βとβ間
(IDL)、β(LDL)、カイロミクロンの部分のコ
レステロールとトリグリセライドとリン脂質を測定すれ
ば、それぞれの分画における成分の割合が分かる。
【0017】脂質の代謝はアポ蛋白、酵素とコレステロ
ール転送蛋白等が関与して変化し、リポ蛋白はトリグリ
セライドの含有量により粒子サイズが微妙に変化するこ
とから、これ等の状況を把握することは、代謝の異常を
検出するのに役立つ。
【0018】電気泳動で脂質は、α位(HDL)、pre
β位(VLDL)、β位(LDL)、試料塗布位置(カ
イロミクロン)、pre βとβの間(IDL)に分離さ
れ、fat red 7Bなどで脂質染色をして測定を行ってい
る。WHOでは高脂血症を表現型として、I,IIa ,II
b ,III ,IV,Vの6種類の型に分類している。しかし
ながら、この分類をリポ蛋白分画、総コレステロール
値、総トリグリセライド値、および、カイロミクロンの
有無を、12時間冷蔵庫に放置した血清試料の目視検査
で行う従来法では、時間が掛ると共に、判別が非常に難
しい試料も有り、熟練者でも分類に迷う場合もあった。
【0019】高脂血症の表現型の分類は、pre β(VL
DL+IDL)、β(LDL)とカイロミクロンの増減
で行われており、pre β(VLDL+IDL)は主にト
リグリセライドが多く、β(LDL)はコレステロール
が多い。
【0020】カイロミクロンは、そのほとんどがトリグ
リセライドであることから一般的に総トリグリセライド
値からで高脂血症の表現型の判別をしている(以下超遠
法の分画名で説明する)。すなわち、VLDL+IDL
は総トリグリセライド値、LDLは総コレステロール値
を使用して行う。カイロミクロンは血清を12時間冷蔵
保存して目視検査を行い存在を決める。WHOの分類の
判別では、以下のイ〜ホのように分けられている。
【0021】イ.I型は、VLDL+IDLとLDLが
正常でカイロミク4ロンのみ高い。
【0022】ロ.IIa 型は、LDLのみ高く、VLDL
+IDLとカイロミクロンは正常。
【0023】ハ.IIb 型は、VLDL+IDLとLDL
が高く、カイロミクロンは正常。
【0024】ニ.III 型は、リポ蛋白分画でVLDL+
IDLとLDLが近付きブロードβを形成しており、リ
ポ蛋白分画を行わないと判断できない。
【0025】ホ.IV型は、VLDL+IDLが高く、L
DLとカイロミクロンは正常。
【0026】ヘ.V型は、カイロミクロンとVLDL+
IDLが高く、LDLは正常。
【0027】このような分類を行うためには一般的に、
動脈硬化学会の高脂血症のガイドラインの値を参考にし
て判別している。しかしながら、上記方法では、リポ蛋
白分画は割合でしか求められず、カイロミクロンは定性
分析なので、自動的に表現型の判別を行うことは困難で
ある。また、VLDL+IDLに多量のコレステロール
を含んでいたり、LDLにトリグラセライドを多量に含
む検体があり、上記の分類ではこのような異常検体を検
出することはできない。コレステロール分画値とトリグ
リセライド分画値、そしてコレステロールとトリグリセ
ライドの総濃度で高脂血症の表現型の分類を行うと、カ
イロミクロンのために行う血清の目視検査や、リポ蛋白
分画を行わずに判別が合理的に行え、コンピュータで判
断させることが可能となる。また今までの分類で分から
なかった異常検体が分かり、代謝異常の診断、治療方法
と治療効果の観察に役立つ。
【0028】本発明の目的は、高脂血症の表現型の分類
を、検査結果より判定できるようにすることである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、血液中の脂質の分離分析検査を行うため
に、電気泳動して得られた所定の試料をスキャンして波
形を得て、その波形を処理する装置において、スキャン
して得られたそれぞれの波形を積分する手段と、積分し
て得られた波形の積分値と試料の絶対量とから波形を正
規化する手段と、正規化された波形を複数記憶する手段
と、記憶された波形を複数同時に出力する手段とを有す
ることを特徴とする。
【0030】本発明の検査データ処理装置では、正規化
された波形を複数同時に出力することにより、脂質の分
析の把握、例えば表現型の分類等がより容易に行うこと
ができる。
【0031】前記波形を複数同時に出力する手段は、複
数の波形におなじ係数をかけて、別々の場所に出力して
もよく、また、同じ場所に重ねて出力してもよい。特
に、重ねて出力することにより、表現型の分類の特徴の
把握が容易となる。
【0032】また、前記同時に出力する波形は、同一検
体・同一検査項目の時系列の波形であってもよく、同一
検体の異なる検査項目の波形であってもよい。これら
は、目的に応じて出力するようにしている。
【0033】同一検体の異なる検査項目の複数の波形に
よる検査結果を用いると、脂質の表現型の判別を自動的
に行うことができる。これらの複数の波形の検査結果
は、コレステロールとトリグリセライドに対する検査結
果だけでもよい。自動的に表現型の分類を行うようにし
ているので、個人差がなく診断等が行える。
【0034】上述の機能をコンピュータに実現させるた
めのプログラムを格納した記録媒体も本発明である。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、血清の脂質
検査を例として用いて詳しく説明する。
【0036】本発明の実施形態として、上述の図1のデ
ンシトメータ120の処理を行っているコンピュータ・
システムのソフトウェアとして実現した場合で、以下説
明する。
【0037】図6に電気泳動装置110を用いて作成し
た泳動図を示している。図6は、コレステロールとトリ
グリセライド(中性脂肪)の泳動図である。これを上述
のデンシトメータ120でスキャンを行い、得られた泳
動の波形をハードディスク等の記録媒体に格納する。こ
のスキャン結果である波形を本発明の実施形態であるソ
フトウェアを用いて処理を行う。
【0038】図7〜図9は、コンピュータ・システムに
おけるCRT144上に表示されるウィンドウ(画面)
であり、スキャンの条件やスキャン対象(試料)につい
てのデータの入力を行うためのものである。
【0039】図7においては、下部のパラメータ設定部
602でスキャンのパラメータ(条件)を設定する。デ
フォルトで設定されているものを用いることができ、変
更する必要がない場合は、スキャンSeq.603を入
力するだけでよく、スキャン・ボタン601をクリック
する。
【0040】また、試料(検体)についての属性を入力
するためのウィンドウが図8および図9に示されてい
る。図8で検査項目にコレステロールを選択すると図9
のウィンドウが開かれる。ここで、受付日(scanned dat
e)802、シーケンス番号(sequence No.)810、ID
番号808、患者名(Patient Name)804等と他で測定
したコレステロールの活性値(総濃度:絶対濃度)80
6を入力する。また、トリグリセライドに対しても同様
に入力する。これで図6の泳動図のスキャンを行い、得
られたコレステロールおよびトリグリセライドの2項目
の波形はハードディスク等に格納される。
【0041】このようにしてハードディスクに格納され
たコレステロールおよびトリグリセライドの2項目の波
形の例として、図10(a)および(b)がある。
【0042】そして、このハードディスク等に格納され
ている同一検体の2項目に対するスキャン結果を同一画
面に呼び出して観察するために、波形編集IIのウィン
ドウを開く。これが図11である。これでIDや患者名
等が同一のコレステロールとトリグリセライドに対応し
た波形を指定することができる。
【0043】これを行うために、日付(902)、シー
ケンス番号910、ID番号908、患者名904等で
患者等を特定することができる項目を入力する。また、
検査項目1としてコレステロール912を指定し、検査
項目2としてトリグリセライド914を指定する。ゲイ
ン(Gain)として指定する数字は、表示される波形の大き
さを決定する係数である。これは2つの波形に対して共
通に用いられる。
【0044】必要項目の入力が終了して、作業ボタン9
18をクリックすると、図12および図13のような波
形図を表示することができる。図12は、図10(a)
および図10(b)のような個別の波形図を、コレステ
ロールの波形図1002とトリグリセライドの波形図1
004として同じ画面に並べて表示している。図13
は、コレステロールとトリグリセライドの両波形図を重
ねた波形図1102を表示したものである。
【0045】このように、2つの波形図を比較したり、
重ねて表示するためには、従来例のようなスキャン条件
等で波形図が変化してはならない。
【0046】このため、この発明においては、絶対濃度
の1単位を波形の大きさの1単位に関連づけることによ
り解決している。例えば、測定で求められたアナログデ
ータの総積分値を絶対濃度で除すると絶対濃度1単位当
たりの積分値が求められ、その積分値を波形の1単位と
して波形表示すれば、濃度に対応した波形が得られる。
すなわち、波形の面積(積分値)と絶対濃度(総濃度)
とを一定の比例関係とする。このように補正された波形
がハードディスク等の記録媒体に記録される。または、
測定で求められたアナログデータの積分値をそのまま記
録媒体に記録し、その都度処理をされても良い。これを
読み出してグラフとして表示すると、相互に比較できる
波形となる。
【0047】波形の面積(積分値)と絶対濃度(総濃
度)とを一定の比例関係とするように正規化して求めた
波形が、図12および図13に示されているものであ
る。図12と図13は、例えば、特定のキーボード上の
ボタンを押下することで表示の切り替えができるように
してもよい。
【0048】図12において、波形図1002および1
004の下部には、波形図の分画数(1)ないし(4)
および総濃度から求めた分析結果が表示されている。1
010にはコレステロールにおけるHDL(高比重リポ
蛋白)、VLDL(超低比重リポ蛋白)、LDL(低比
重リポ蛋白)、CM(カイロミクロン)が表示されてい
る。1012にはトリグリセライドに対する同様の分析
結果が表示されている。1014にはコレステロールと
トリグリセライド双方を合計したものが表示されてい
る。1018および1019には、WHOの表現型分類
および高HDL血症が示されている。WHO分類は、前
述のように、リポ蛋白のうちどれが増えているかを分類
したものである。
【0049】このWHO分類の決定について、図14の
フローチャートを用いて説明する。ここで、このフロー
チャートで用いている符号は以下の通りである。
【0050】 T.CH: 総コレステロール HDL.CH: HDLコレステロール VLDL.CH: VLDLコレステロール IDL.CH: IDLコレステロール LDL.CH: LDLコレステロール CM.CH: カイロミクロン・コレステロール T.TG: 総トリグリセライド HDL.TG: HDLトリグリセライド VLDL.TG: VLDLトリグリセライド IDL.TG: IDLトリグリセライド LDL.TG: LDLトリグリセライド CM.TG: カイロミクロン・トリグリセライド また、判別に使用している基準値の一例として、以下に
示すものを用いている。
【0051】 総コレステロール(X) : 220mg/dl LDLコレステロール(Y) : 150mg/dl HDLコレステロール(B) : 70mg/dl (VLDL.CH+IDL.CH)/T.TG(E) : 0.25 VLDL.TG+IDL.TG(F) : 150mg/dl 総トリグリセライド(Z) : 150mg/dl 総トリグリセライド(Z1) : 400mg/dl CM.CH+CM.TG(A) : 100mg/dl (VLDL.CH+IDL.CH)/ (VLDL.TG+IDL.TG)(D) : 0.42 (VLDL.CH+IDL.CH)/LDL.CH(C1) : 0.8 (VLDL.CH+IDL.CH)/LDL.CH(C2) : 1.3 さて、図14のフローチャートにおいて、型判別は、ま
ず、カイロミクロンコレステロール(CM.CH)とカ
イロミクロン・トリグリセライド(CM.TG)との和
を調べる(S1402)ことから始める。この和が基準
値Aより大きいとき(S1402でYES)は、他の検
査で調べた総トリグリセライド(T.TG)が基準値Z
1より大きいかを調べる(S1404)。総トリグリセ
ライド(T.TG)がZ1より大きくないとき(S14
04でNO)は要検査である(S1410)。大きいと
き(S1404でYES)は、低比重リポ蛋白コレステ
ロール(LDL.CH)を調べる(S1406)。低比
重リポ蛋白コレステロール(LDL.CH)が基準値Y
より大きいとき(S1406でYES)は、要検査であ
る(S1408)。小さいとき(S1406でNO)は
さらに、超低比重リポ蛋白トリグリセライドと中間比重
リポ蛋白トリグリセライドの和(VLDL.TG+ID
L.TG)が基準値Fより大きいかを調べる(S141
2)。超低比重リポ蛋白トリグリセライドと中間比重リ
ポ蛋白トリグリセライドの和(VLDL.TG+ID
L.TG)が基準値Fより大きいとき(S1412でY
ES)のときは、表現型は「V型」であるとする(S1
414)。
【0052】基準値Fより小さい場合(S1412でN
O)は、低比重リポ蛋白コレステロール(LDL.C
H)が基準値Yより大きいかを調べる(S1416)。
低比重リポ蛋白コレステロール(LDL.CH)が基準
値Yより大きいとき(S1416でYES)は、要検査
である(S1418)。小さいとき(S1416でN
O)は、検査対象の脂質の表現型は「I型」である(S
1420)。
【0053】さて、前述のカイロミクロンコレステロー
ル(CM.CH)とカイロミクロン・トリグリセライド
(CM.TG)との和を調べたとき(S1402)に、
基準値Aより小さい場合(S1402でNO)は、さら
に、超低比重リポ蛋白コレステロールと中間比重リポ蛋
白コレステロールの和(VLDL.CH+IDL.C
H)と低比重リポ蛋白コレステロール(LDL.CH)
との比を求めて、これと基準値C1とを比較する(S1
422)。比が基準値C1より大きいとき(S1422
でYES)は、総コレステロール(T.CH)と基準値
Xとを比較する(S1424)。大きいとき(S142
4でYES)はさらに、総トリグリセライド(T.T
G)と基準値Zとを比較する(S1426)。基準値Z
より大きいときは超低比重および中間比重リポ蛋白のコ
レステロールの和(VLDL.CH+IDL.CH)と
超低比重および中間比重リポ蛋白のトリグリセライドの
和(VLDL.TG+IDL.TG)の比を、基準値D
と比較する(S1428)。比が基準値Dより大きいと
き(S1428でYES)は表現型III と判定する(S
1434)。同様に、S1428でNOのときは、超低
比重リポ蛋白コレステロールと中間比重リポ蛋白コレス
テロールの和(VLDL.CH+IDL.CH)と総ト
リグリセライド(T.TG)との比と、基準値Eとを比
較する(S1430)。基準値Eより大きいとき(S1
430でYES)は、また、表現型「III型」とする。
S1430でNOのときは、超低比重リポ蛋白コレステ
ロールと中間比重コレステロールの和(VLDL.CH
+IDL.CH)と低比重リポ蛋白コレステロール(L
DL.CH)との比と、基準値C2とを比較する(S1
432)。基準値C2より大きいとき(S1432でY
ES)は、さらにまた、表現型「III 型」とする。
【0054】ステップS1422〜ステップS1432
で表現型「III 型」とならない場合は、すべて、総コレ
ステロール(T.CH)が基準値Xより大きいかを調べ
る(S1436)。総コレステロール(T.CH)が基
準値Xより小さいとき(S1436でNO)は、さらに
低比重リポ蛋白コレステロール(LDL.CH)が基準
値Yより大きいかを調べる(S1438)。基準値Yよ
り大きいとき(S1438でYES)は、総トリグリセ
ライド(T.TG)が基準値Zより大きいかを調べ(S
1440)、大きいとき(S1440でYES)は「II
b 型」であり、小さいとき(S1440でNO)は「II
a 型」である。
【0055】前述のステップS1438においてNOの
場合は同様に、総トリグリセライド(T.TG)が基準
値Zより大きいかを調べ(S1446)、大きいとき
(S1446でYES)は「IV型」であり、小さいとき
(S1446でNO)は「正脂血症(正常)」である。
【0056】また、図15は、高HDL血症を表示する
ための判断を示している。高比重リポ蛋白コレステロー
ル(HDL.CH)が基準値Bより大きい(S1502
でYES)と、高HDL血症(S1506)と判断して
いる。
【0057】このようにコレステロールとトリグリセラ
イドの分析結果を用いて、自動的に分類を行うと、診断
やそれに応じた食事療法や薬物療法の方針がたてやす
い。
【0058】また、コレステロールとトリグリセライド
の波形を図13のように、正規化して重ねることによ
り、このWHO分類の各パターンを顕著に示すことがで
きる。
【0059】これを示したのが図16から図18であ
る。この図16から図18に示されているように、コレ
ステロールとトリグリセライドの電気泳動図を正規化し
て重ねることにより、型判別を容易に行うことができ
る。
【0060】また、図19は、正常者の波形図である。
図16〜図19で分かるように、2つの波形をかさねる
と、それぞれの型の特徴がはっきりとして、明確な判断
ができる。
【0061】上記の画面に表示された波形図は、指示に
より上記図1におけるプリンタ146から出力すること
ができる。例えば、図19の波形図をプリント・アウト
した結果を示したのが図20である。
【0062】上述の説明では、血液中の脂質の検査をコ
レステロールとトリグリセライドの2つを用いて説明し
た。しかし、本発明はこの2つの検査に制限されるもの
ではない。例えば、リン脂質の検査とコレステロールの
検査等、2項目以上の異なる検査を組み合わせることで
分類等ができるものであればよい。
【0063】このように、これまでは、波形の大きさ
と、濃度が一定の比例関係で表示できなかったために、
波形図は、割合の変化の状況と分画濃度だけしかほとん
ど利用されていない。本発明においては、波形と濃度を
一定の比例関係で表示できるので、2つの測定を重ね合
わせて比較することができ、脂質代謝の状況をより正確
に把握することが可能となる。
【0064】この発明の長所は、試料間の検体量のばら
つき、発色量の違いによる影響を受けないことである。
このため、デンシトメータによる波形図をもちいて、同
一検体の時系列で検出した波形図どうしや、異なる検体
間の波形図の比較も同様にできる。
【0065】本発明による波形図の時系列でデータを見
るとき、細かい変化が変化量として捕えることができ、
経過観察に役立てることができる。その上、変化の状況
を把握できるので、代謝の研究に役立つ。また、患者に
状況の変化を波形の変化で、容易に説明できる。
【0066】出力される波形の高さが高すぎたり、低す
ぎたりするときは、図11のGain916として設定した
係数を変更する。この結果、濃度単位には比例する適切
な大きさの出力波形を得ることができる。
【0067】上述の説明においては、総濃度等を設定す
る入力はキーボード142から行うように説明したが、
図5のI/Oインタフェース148等を介して、外部か
ら入力するようにしてもよい。
【0068】図5においては、デンシトメータの値は、
対数増幅器128のあとにアナログ・デジタル変換して
コンピュータ140に入力されている。しかし、受光素
子126からのアナログ信号をデジタルに変えてコンピ
ュータに取り込み、コンピュータで対数をとる演算を行
うこともできる。
【0069】また、上述の説明においては、血清脂質の
電気泳動による試料に対する事例で説明した。しかし、
本発明は、キャピラリ電気泳動、およびセルロース・ア
セテート、アガロース、寒天、ポリアクリルアミドゲ
ル、澱粉等の支持体薄膜に電気泳動で分離した試料や薄
層クロマトグラフィーに展開された試料等に対しても用
いることができる。
【0070】電気泳動ばかりではなく、液体クロマトグ
ラフィー、およびガスクロマトグラフィー装置による試
料に対しても用いることができる。
【0071】
【発明の効果】本発明は、上述のように、コレステロー
ルおよびトリグリセライドの検査結果から高脂血症の表
現型と高HDL血症の判別を自動的に行うことができる
ことから、判断の個人差をなくすことができる。そし
て、この表現型等の判断結果を用いると、治療方針が立
て易くなる。
【0072】また、コレステロールおよびトリグリセラ
イドの波形図を重ねてみることができるため、表現型の
特徴の把握が容易となる。また、検査結果を時系列でみ
ると、各分画の変化即ち分画成分の増減がわかり、治療
効果特に薬効の観察に役立つとともに、患者への説明が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気泳動装置およびデンシトメータ等の装置を
示す図である。
【図2】電気泳動法による試料作成過程を示すフローチ
ャートおよび作成された試料(泳動図)を示す図であ
る。
【図3】電気泳動槽を上から見た図である。
【図4】図3の電気泳動槽の一部の拡大図である。
【図5】デンシトメータおよびコンピュータ・システム
の構成を説明するブロック図である。
【図6】電気泳動法により得られた血清中の脂質の泳動
図である。
【図7】スキャン条件を設定するための表示を示す図で
ある。
【図8】検査項目を設定するための表示を示す図であ
る。
【図9】属性を設定するための表示を示す図である。
【図10】デンシトメータにより得られた波形図であ
る。
【図11】2つの波形を表示を指定するための表示を示
す図である。
【図12】2つの波形を同時に異なる場所に表示してい
る図である。
【図13】2つの波形を同時に重ねて表示している図で
ある。
【図14】WHOの型判別の処理を示すフローチャート
である。
【図15】高脂血症の判別の処理を示すフローチャート
である。
【図16】コレステロールとトリグリセライドの波形と
WHOの型との関係を示す図である。(I型およびIIa
型)
【図17】コレステロールとトリグリセライドの波形と
WHOの型との関係を示す図である。(IIb 型およびII
I 型)
【図18】コレステロールとトリグリセライドの波形と
WHOの型との関係を示す図である。(IV型およびV
型)
【図19】正常な脂質を示す波形図である。
【図20】図19のプリント・アウトされた帳票を示す
図である。
【符号の説明】
110 電気泳動装置 112 アプリケータ 114 試料台 115 アガロース薄膜 115−1 アガロース薄膜の穴 116 泳動槽 116−1 試薬展開棒 116−2 電極 116−3 電極棒 116−4 セットピン 117 スライドカバー 118 試薬瓶立て 120 デンシトメータ 140 コンピュータ 142 キーボード 144 表示装置(CRT) 146 プリンタ 150 電源 122 泳動図送り 124 光学系 126 受光素子 128 対数増幅器 130 A/D変換器 132 波形図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検体血液試料の血
清(血漿)中の脂質成分を、電気泳動法により分離し、
得られた各脂質成分の電気泳動図をデンシトメータによ
り光学密度波形に変換し、各脂質成分の光学密度波形を
数学的に処理して、検体血液試料中の脂質の検査を実現
する分離分析検査データ処理装置に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、生体内
の脂質は、血液中ではリポ蛋白の形態で存在している。
リポ蛋白とは、前記脂質と蛋白質との複合体である。
ポ蛋白の基本構造は、トリグリセライドとコレステロー
ルエステルで芯の部分を形成し、それをリン脂質と遊離
コレステロールからなる一層の被膜が覆う形になってお
り、表面に一種から数種のアポ蛋白がついている。した
がって、脂質を分離分析するために、まず、その脂質を
複合しているリポ蛋白の蛋白質成分(アポ蛋白)に注目
して、これら蛋白質成分を電気泳動法により分離すれ
ば、それに伴って、各アポ蛋白に複合しているそれぞれ
の脂質成分も分離されることになる。つづいて、各分画
蛋白質に複合している所要の脂質成分を分離して測定す
れば、各分画中の各所要脂質成分量が判明し、各所要脂
質成分の総量も決定できる。すなわち、リポ蛋白分画の
α(HDL)、pre β(VLDL)、pre βとβ間(I
DL)、β(LDL)、カイロミクロンの部分のコレス
テロールとトリグリセライドとリン脂質を測定すれば、
それぞれの分画における成分の割合が分かる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記アポ蛋白の電気泳動を行って分離した
アポ蛋白中の脂質に対する電気泳動により、脂質は、α
位(HDL)、pre β位(VLDL)、β位(LD
L)、試料塗布位置(カイロミクロン)、pre βとβの
間(IDL)に分離され、fat red 7B などで脂質染色
をして測定を行っている。WHOでは高脂血症を表現型
として、I,IIa,IIb,III,IV,Vの6種類の型
に分類している。しかしながら、この分類をリポ蛋白分
画、総コレステロール値、総トリグリセライド値、およ
び、カイロミクロンの有無を、12時間冷蔵庫に放置し
た血清試料の目視検査で行う従来法では、時間が掛かる
と共に、判別が非常に難しい試料も有り、熟練者でも分
類に迷う場合もあった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、血液中で脂質が蛋白質と複合してなるリ
ポ蛋白に対してその構成蛋白質成分の電気泳動を行っ
て、各蛋白質成分を分離し、各分画蛋白質成分に対して
これら蛋白質成分に複合している所要の脂質成分を電気
泳動により分離し、得られた各所要脂質成分の電気泳動
図を光学的にスキャンして光学密度の波形を得て、得ら
れた各所要脂質成分の光学密度波形を数学的に処理し
て、前記血液中の脂質成分の分離分析を行う分離分析検
査データ処理装置であって、前記各所要脂質成分の光学
密度波形を積分する手段と、前記積分して得られた波形
の積分値と前記所要脂質成分の総量濃度とから前記波形
を正規化する手段と、前記正規化された波形を複数記憶
する手段と、前記記憶された波形を複数同時に出力する
手段とを有することを特徴とする。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液中の脂質の分離分析検査を行うため
    に、電気泳動して得られた所定の試料をスキャンして波
    形を得て、その波形を処理する装置において、 スキャンして得られたそれぞれの波形を積分する手段
    と、 積分して得られた波形の積分値と試料の絶対量とから波
    形を正規化する手段と、 正規化された波形を複数記憶する手段と、 記憶された波形を複数同時に出力する手段とを有するこ
    とを特徴とする検査データ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の検査データ処理装置にお
    いて、前記波形を複数同時に出力する手段は、複数の波
    形におなじ係数をかけて、別々の場所に出力することを
    特徴とする検査データ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の検査データ処理装置にお
    いて、前記波形を複数同時に出力する手段は、複数の波
    形におなじ係数をかけ、同じ場所に重ねて出力すること
    を特徴とする検査データ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の検査データ
    処理装置において、前記同時に出力する波形は、同一検
    体・同一検査項目の時系列の波形であることを特徴とす
    る検査データ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれか記載の検査データ
    処理装置において、前記同時に出力する波形は、同一検
    体の異なる検査項目の波形であることを特徴とする検査
    データ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の検査データ処理装置にお
    いて、複数の波形からの検査結果を用いて、脂質の表現
    型の判別を行うことを特徴とする検査データ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の検査データ処理装置にお
    いて、前記複数の波形の検査結果は、コレステロールと
    トリグリセライドに対する検査結果であることを特徴と
    する検査データ処理装置。
  8. 【請求項8】 血液中の脂質の分離分析検査を行うため
    に、電気泳動して得られた同一検体の異なる検査項目の
    試料をスキャンして波形を得て、その波形を処理する装
    置において、 スキャンして得られたそれぞれの波形を積分する手段
    と、 積分された複数の波形を記憶する手段と、 複数の波形からの検査結果を用いて、脂質の表現型の判
    別を行う手段と、 判別した脂質の表現型を出力する手段とを有することを
    特徴とする検査データ処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8いずれか記載の検査データ
    処理装置の機能をコンピュータに実現させるためのプロ
    グラムを格納した記録媒体。
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