JPH11230605A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH11230605A
JPH11230605A JP10031389A JP3138998A JPH11230605A JP H11230605 A JPH11230605 A JP H11230605A JP 10031389 A JP10031389 A JP 10031389A JP 3138998 A JP3138998 A JP 3138998A JP H11230605 A JPH11230605 A JP H11230605A
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JP
Japan
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dark
optical sensor
control
light
air conditioner
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Application number
JP10031389A
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English (en)
Inventor
Koichi Takamaru
浩一 高丸
Hideaki Ishioka
秀哲 石岡
Yasuo Imashiro
康雄 今城
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間等室内が暗くなった時に室内運転騒音が
軽減されないため、例えば就寝に対する室内運転騒音が
大きくて眠れない等の課題。 【解決手段】 室内機11に設けられ、室内機11が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサ5
と、室内機11に設けられ、室内に送風する送風ファン
と、光センサ5の検出結果に基づいて送風ファンの回転
数を暗の時は明の時よりも低く制御する室内マイコン1
1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機に関
し、さらに詳しくは、夜間の空調の快適性を向上させる
ようにした空気調和機の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図50は例えば実開平1−178541
号公報に示された従来の空気調和機の要部を示したもの
であり、図において室内ユニット側には、室内コントロ
ーラ202、温度設定スイッチ203、温度センサ20
4、光センサ205が設けられている。また、室外ユニ
ットには、室外コントローラ206、インバータ回路2
07、圧縮機208、室外ファン209、ファン回転速
度切換スイッチ210が設けられている。
【0003】次に動作について説明する。室内コントロ
ーラ202は、光センサ205によって室内の明るさを
検出する。そして、室内が明るい時は、温度センサ20
4で検出した室温が温度設定スイッチ203で設定され
た設定温度に近づくようにする指示信号aを室外コント
ローラ206へ出力する。室外コントローラ206は、
上記指示が与えられると、インバータ回路207を制御
して、圧縮機208の運転周波数を制御する。また、フ
ァン回転速度切換スイッチ210を高速(図の破線側)
に切り換え、室外ファン209を高速回転せしめる。こ
れにより空気調和機は高性能で運転され、速やかに室温
が設定温度近傍に制御される。
【0004】一方、光センサ205によって、室内が暗
くなったことを検知すると、室内コントローラ202
は、暗時運転の指示信号bを出力する。この暗時運転の
指示信号bを受け取ると、室外コントローラ206は、
インバータ回路207を制御して圧縮機208の運転周
波数を所定のレベルまで低下せしめる。また、ファン回
転速度切換スイッチ210を低速側(実線)に切り換え
る。そこで、圧縮機208が比較的低い運転周波数で運
転され、且つ、室外ファン209が低速で運転されるの
で、節電効果があると共に、発生する騒音は著しく低く
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機は以
上のように構成されているので、夜間等室内が暗くなっ
た時には室外運転騒音は軽減されるものの、室内運転騒
音は軽減されないため、例えば就寝に対する室内運転騒
音が大きくて眠れない等の問題点が発生する可能性があ
った。
【0006】また、夜間は昼間に比べて外気温が下がる
傾向にあるため、空調の快適性を向上させるためには昼
間の設定温度と夜間の設定温度を区別し、夜間の設定温
度は昼間の設定温度よりも冷房・除湿時は高めにするこ
とが必要だが、従来の空気調和機は昼間と夜間とで特に
設定温度、室内送風量、室内送風方向を変えることをし
ないため、例えば夜間冷房時に冷え過ぎが生じ体調を崩
す原因になりかねないなどの問題点があった。
【0007】更に、夜間等室内が暗くなった時は室内機
の表示LED部の光が昼間に比べて明るく見え、特に就
寝時には表示LEDの光がまぶしく感じるが、従来の空
気調和機は昼間と夜間とで表示LEDの明るさを変えな
いため、例えば就寝時、空気調和機の表示LEDがまぶ
しくて眠れなくなるなどの問題点が生じる可能性があっ
た。
【0008】また、空気調和機の使用者によっては、光
センサによる明時制御と暗時制御を区別したくない時も
あると考えられるが、従来の空気調和機は光センサから
の情報を有効にするか無効にするかの選択が出来るよう
な構成にはなっておらず、使用者の気分を空気調和機の
運転に反映出来ないなどの問題点があった。
【0009】また、従来の空気調和機は室内の明暗を検
出する光センサの種類や検出された情報を処理する室内
コントローラの回路構成について具体的な明示がされて
いないため、例えばノイズ等により明暗判定に誤動作が
生じる恐れがある等の問題点があった。
【0010】また、従来の空気調和機は光センサによっ
て検出される室内の明と暗のしきい値の切換手段が無い
ため、例えば就寝時に室内の照明を真っ暗にする部屋に
従来の空気調和機がつけられている場合は暗が検出出来
るが、電気スタンドの明かりを点灯させたまま就寝する
部屋ではその照明光を空気調和機の光センサが拾って暗
検出出来なくなる可能性があり、就寝時の部屋の照明状
態によっては光センサを搭載した事による空気調和機の
メリットが発揮出来ないなどの問題点があった。
【0011】更に、従来の空気調和機は光センサによっ
て検出された情報を、圧縮機の運転周波数及び室外ファ
ン回転速度の制御実行へ移すまでの条件が明示されてお
らず、例えば室内の明るさが明と暗のしきい値近傍にあ
る場合や、光センサによって検出された明暗情報がノイ
ズの影響を受けて急激な変化を繰り返した場合には、光
センサの特性及びその周辺回路特性によっては明暗情報
を処理する室内コントローラに入力される明または暗が
短時間内で両方発生する可能性があり、光センサによっ
て検出される情報をそのまま圧縮機の運転周波数制御や
室外ファン回転速度制御に直結してしまうと室内の明る
さがしきい値近傍になった時に圧縮機と室外ファンがハ
ンチングしてしまい、室外機から耳障りな運転音が発生
すると共に空気調和機の使用者は故障と勘違いしてしま
うなどの問題点が発生する恐れがあった。
【0012】また、従来の空気調和機は光センサによっ
て検出される部屋の明るさが明なのか暗なのかを空気調
和機の使用者に知らしめる手段が無いため、空気調和機
の使用者は空気調和機の運転状態を把握出来ない問題点
があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、空気調和機の室内機に部屋の明
るさを検出する光センサを設け、この光センサによって
検出される部屋の明るさが明の時と暗の時とで室内機の
送風ファン回転数、室内機の上下方向吹き出し角度、室
内機表示LEDの明るさ、空気調和機の設定温度を区別
し、暗の時の室内送風ファンの回転数、冷房あるいは除
湿時の上下方向吹き出し角度、表示LEDの明るさ、冷
房及び除湿時の設定温度、暖房時の設定温度を、明の時
よりもそれぞれ低め、上吹き、暗め、高め、低めに制御
出来るようにすることで、例えば就寝時に空気調和機を
使用している時の使用者の耳、眼、皮膚(温度感覚)に
対する快適性を向上させることが出来る空気調和機を得
ることを目的としている。
【0014】また、空気調和機を遠隔制御するリモコン
もしくは室内機のいずれかに暗時の制御実行を許可する
スイッチを設け、このスイッチが使用者によって押され
て暗制御が有効となった場合には、室内送風ファン回転
数、冷房あるいは除湿時の上下方向吹き出し角度、表示
LEDの明るさ、冷房及び除湿時或いは暖房時の設定温
度に対する上記暗制御を実施出来るようにすることで、
空気調和機の使用者が暗制御を有効としたい時だけ光セ
ンサからの情報とこれに基づいた制御を有効とするよう
な空気調和機の制御装置を得ると共に、暗制御許可スイ
ッチ状態を表す専用の表示LEDを室内機に設けて、暗
制御許可スイッチ状態を空気調和機の使用者に明示する
空気調和機を得ることを目的としている。
【0015】また、光センサ自身があらかじめ決められ
た照度を境に明または暗を出力するような2値式の光セ
ンサを用いることで、上記明暗制御を実行する制御装置
を安価に構成したり、或いは検出される明るさに応じて
出力がアナログ的に可変する光センサを用いることで明
暗制御を段階的に行い、きめ細やかな空調を実現可能と
する空気調和機を得ることを目的としている。
【0016】また、光センサから光センサによって検出
される明暗情報を取り込みその状態毎に空気調和機の運
転内容を決定するマイコンまでの回路を、電気的雑音混
入による誤作動を防止する回路及び基板構成とすること
で、空気調和機の誤作動を防止出来る空気調和機を得る
ことを目的としている。
【0017】また、出力アナログ可変式の光センサを用
い、これによって検出される明暗情報を明または暗の2
値に変換する明暗しきい値を、マイコンもしくは前記マ
イコンに電気的に接続される不揮発性メモリもしくは前
記光センサと前記マイコンとの間に設けた比較回路に1
個保持することで、任意の明るさで明暗しきい値を設計
出来る空気調和機を得ることを目的としている。
【0018】また、前記出力アナログ可変式光センサに
よって検出される明暗情報を明または暗の2値に変換す
る明暗しきい値を、マイコンもしくは前記不揮発性メモ
リに複数個保持し、且つこれに基づいて明暗制御を段階
的に実行し、明時から暗時もしくは暗時から明時の空調
をきめ細やかに可変することで、急激な空調環境の変化
により快適性を失われることを防止する空気調和機を得
ることを目的としている。
【0019】また、前記アナログ可変式光センサによっ
て検出される明暗情報を明または暗の2値に変換する1
個もしくは複数個の明暗しきい値を複数組、マイコンも
しくは前記不揮発性メモリもしくは前記比較回路に保持
すると共に、前記明暗しきい値の組を切換られる手段を
前記マイコンに設けることで、空気調和機が取り付けら
れている室内の実環境に則した明暗しきい値を選択出来
る空気調和機を得ることを目的としている。
【0020】また、前記アナログ可変式光センサによっ
て検出される明暗情報を明または暗の2値に変換する明
暗しきい値について、明制御から暗制御に切り換わるし
きい値と暗制御から明制御に切り換わるしきい値を区別
することで、室内の明るさがしきい値近傍にあった時に
生じる短時間内での明制御と暗制御のハンチングを防止
する空気調和機を得ることを目的としている。
【0021】また、前記アナログ可変式光センサによっ
て検出される明暗情報(室内の明るさの入力値)と、室
内の明るさに応じて空気調和機を明制御または暗制御す
る明暗制御値(室内の明るさの検出値)とを区別し、明
暗制御値は明暗情報の変化の傾斜の方向に所定時間毎に
所定量だけ変化させ、これに基づいて空気調和機の明暗
制御を実行することで、例えば電気的雑音等による明暗
情報の急激な変化が生じた場合の短時間内での明制御と
暗制御のハンチングを防止出来る空気調和機を得ること
を目的としている。
【0022】また、前記アナログ可変式光センサによっ
て検出される明暗情報を処理するマイコンと前記光セン
サとの間に、明暗情報と任意の明暗しきい値とを比較す
る比較回路を設け、且つ前記光センサから前記比較回路
までを同一基板上に構成することで、部屋の明るさに応
じたアナログ可変信号をハードウエア上で明暗2値信号
に変換すると共に、電気的雑音による空気調和機を防止
する空気調和機の制御装置を得ることを目的としてい
る。
【0023】また、前記比較回路の基準入力端子側に明
暗しきい値を切り換える手段を設けることで、空気調和
機が取り付けられている室内の実環境に則した明暗しき
い値を選択出来る空気調和機を得ることを目的としてい
る。
【0024】また、前記比較回路の出力側と入力側に帰
還回路を設けて、比較回路の出力にヒステリシスを設け
ることで、例えば室内の明るさがしきい値近傍にあった
時に生じる短時間内での明制御と暗制御のハンチングを
防止する空気調和機を得ることを目的としている。
【0025】また、前記比較回路からマイコンに入力さ
れる明暗2値信号について、任意の時間間隔で複数回読
み込み、明暗2値信号が規程回数回一致した時に明また
は暗を確定して明制御または暗制御を実行すると共に、
明制御から暗制御にもしくは暗制御から明制御に切り変
わった後は、任意の一定時間は明暗2値信号の読み込み
を無効とすることで、例えば室内の明るさがしきい値近
傍にあった時に生じる短時間内での明制御と暗制御のハ
ンチングを防止したり、電気的雑音による空気調和機の
誤動作を防止する空気調和機を得ることを目的としてい
る。
【0026】また、光センサによって検出される明暗情
報を基に行われる明制御または暗制御の実行状態を表示
する専用のLEDを設け、いずれかの制御中に前記専用
のLEDを点灯させることで、空気調和機の使用者に制
御状況を知らせることが出来る空気調和機を得ることを
目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機は、室内機に設けられ、前記室内機が据え付けられて
いる部屋の明るさを検出する光センサと、前記室内機に
設けられ、室内に送風する送風ファンと、前記光センサ
の検出結果に基づいて前記送風ファンの回転数を暗の時
は明の時よりも低く制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0028】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
前記室内機に設けられ、上下方向吹き出し角度を可変に
する風向ベーンと、冷房運転時又は除湿運転時には前記
光センサの検出結果に基づいて前記風向ベーンを暗の時
は明の時よりも上吹きになるよう制御する制御手段とを
備えたものである。
【0029】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
前記室内機に設けられ、運転状態を表示する表示LED
部と、前記光センサの検出結果に基づいて前記表示LE
Dの明るさを暗の時は明の時よりも暗くするよう制御す
る制御手段とを備えたものである。
【0030】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
冷房運転時又は除湿運転時には前記光センサの検出結果
に基づいて設定温度を暗の時は明の時よりも高めに制御
する制御手段とを備えたものである。
【0031】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
暖房運転時には前記光センサの検出結果に基づいて設定
温度を暗の時は明の時よりも低めに制御する制御手段と
を備えたものである。
【0032】また、明制御中と暗制御中とで表示内容を
変える専用表示LEDを備えたものである。
【0033】また、前記制御を許可する暗制御有効状態
と、明または暗に関わらず明の時の制御を行なう暗制御
無効状態とを切り換え可能な暗制御許可スイッチを備え
たものである。
【0034】また、前記暗制御許可スイッチの切り換え
状態を表示するLEDを備えたものである。
【0035】また、前記光センサは、任意の明るさを境
に明と暗の2値を出力する2値式の光センサを用いたも
のである。
【0036】また、前記光センサは、検出された明るさ
に応じてその出力がアナログ的に可変する出力アナログ
可変式の光センサを用いたものである。
【0037】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セ
ンサからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は
前記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回
路からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回
路とを備え、前記光センサから出力される部屋の明るさ
に応じたアナログ可変信号を前記比較回路によって明暗
2値信号に変換する構成とし、前記比較回路の任意のし
きい値を決定する比較回路基準側入力端子にしきい値切
換手段を設けたものである。
【0038】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セ
ンサからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は
前記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回
路からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回
路とを備え、前記光センサから出力される部屋の明るさ
に応じたアナログ可変信号を前記比較回路によって明暗
2値信号に変換する構成とし、前記比較回路の出力側と
入力側との間に帰還回路を設け、前記比較回路の出力に
ヒステリシスを設けたものである。
【0039】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路とを備え、光
センサの出力端子と前記マイコンの端子との間に前記増
幅回路又は前記増幅回路と前記ボルテージフォロワ回路
を接続すると共に、前記光センサと前記増幅回路又は前
記光センサと前記ボルテージフォロワ回路と前記増幅回
路を同一基板上に実装したものである。
【0040】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セ
ンサからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は
前記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回
路からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回
路とを備え、前記光センサの出力端子と前記マイコンの
端子との間に、前記比較回路を接続し、光センサから出
力される部屋の明るさに応じたアナログ可変信号を明暗
2値信号に変換した後に前記マイコンへ入力すると共
に、前記光センサと前記増幅回路と前記比較回路又は前
記光センサと前記ボルテージフォロワ回路と前記増幅回
路と前記比較回路を同一基板上に実装したものである。
【0041】また、明もしくは暗に相当する2値信号を
任意の一定時間間隔で読み込み、前記2値信号が規定回
数回一致した時に明もしくは暗を確定し明制御もしくは
暗制御を実行すると共に、明制御から暗制御に、もしく
は暗制御から明制御に切り変わった後は、任意の一定時
間前記2値信号の入力を無効とする手段を備えたもので
ある。
【0042】また、前記光センサからの出力信号を増幅
する増幅回路と、前記増幅回路からの出力によって明暗
制御を実行する前記制御手段を有するマイコンと、前記
マイコンに接続され保持する情報を前記マイコンに出力
する不揮発性メモリとを備え、前記マイコン又は前記不
揮発性メモリーのいずれか一方に、明暗制御のしきい値
又は前記制御手段が制御する明暗制御値の少なくとも一
方を保持し、前記増幅回路からの出力と前記しきい値と
の比較結果を基に明制御と暗制御を区別するものであ
る。
【0043】また、前記しきい値を複数とし、前記増幅
回路からの出力と前記しきい値との比較結果を基に明制
御から暗制御へ、或いは暗制御から明制御への移行を前
記複数のしきい値毎に段階的に実行するものである。
【0044】また、前記一つ又は複数のしきい値を複数
組保持すると共に、前記各組を可変するしきい値切換手
段を前記マイコンに設けたものである。
【0045】また、明制御から暗制御へ切り換わるしき
い値と、暗制御から明制御へ切り換わるしきい値とを別
々に設定したものである。
【0046】また、前記増幅回路から前記マイコンに入
力される室内の明るさの入力値と、明暗制御を行うため
にしきい値との比較対象となる室内の明るさの検出値と
を区別し、前記検出値は前記入力値の変化の傾斜にあわ
せて所定時間毎に所定量だけ変化させると共に、この検
出値としきい値との比較結果に基づいて明暗制御を実行
するものである。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明における空気調和機は以下
のように作用する。室内機に設けられた光センサによっ
て検出された部屋の明るさが明の時と暗の時とで、室内
機の送風ファンの回転数、室内機の上下方向吹き出し角
度、室内機の表示LEDの明るさ、空気調和機の設定温
度が区別され、暗が検出された時の室内機の送風ファン
の回転数は明が検出された時のそれよりも低めの回転数
となり、また冷房あるいは除湿時において暗が検出され
た時の上下方向吹き出し角度は明が検出された時のそれ
よりも上吹きとなり、また暗が検出された時の室内機の
表示LEDの明るさは明が検出された時のそれよりも暗
くなり、また暗が検出された時の空気調和機の設定温度
においては明が検出された時のそれよりも、冷房と除湿
の場合は高めに設定され、また暖房の場合には低めに設
定される。
【0048】また、光センサによって検出された部屋の
明るさが暗の時であって且つ暗制御実行を許可するスイ
ッチが許可状態にある場合には、室内機の送風ファンの
回転数は明の時のそれよりも低めの回転数となり、また
冷房あるいは除湿時において暗が検出された時の上下方
向吹き出し角度は明が検出された時のそれよりも上吹き
となり、また暗が検出された時の室内機の表示LEDの
明るさは明が検出された時のそれよりも暗くなり、また
暗が検出された時の空気調和機の設定温度においては明
が検出された時のそれよりも、冷房と除湿の場合は高め
に設定され、また暖房の場合には低めに設定され、逆に
光センサによって検出された部屋の明るさが暗の時であ
っても暗制御実行を許可するスイッチが禁止状態であれ
ば、室内機の送風ファンの回転数、室内機の上下方向吹
き出し角度、室内機の表示LEDの明るさ、空気調和機
の設定温度については明が検出された時のままで運転す
る。
【0049】更に、暗制御実行を許可するスイッチの許
可・禁止は、その状態が室内機の表示LEDに表示され
る。また、前記光センサには、任意の明るさを境に明と
暗の2値を出力する2値式の光センサを用いることによ
り、光センサとそれによって検出された部屋の明るさ情
報を処理するマイコンとの間の回路構成が容易となる。
また、前記光センサには、検出される部屋の明るさに応
じてその出力がアナログ的(連続的)に可変する出力ア
ナログ可変式の光センサを用いることにより、明と暗の
しきい値設定が自由自在となる。
【0050】また、出力アナログ可変式の光センサが、
光センサ出力信号の増幅回路、もしくは光センサ出力信
号のボルテージフォロワ回路及び増幅回路と接続した後
にマイコンに接続されるので、光センサ出力信号の電気
的ノイズに対する信号比が向上し、耐ノイズ性が向上す
る。更には光センサとマイコンとが同一基板上に実装出
来ない場合において、光センサから前記増幅回路までを
同一基板上に実装することで、光センサから増幅回路ま
でがコンパクトに配置され、耐ノイズ性が向上する。
【0051】また、マイコンあるいは前記マイコンに接
続され保持する情報をマイコンに出力する不揮発性メモ
リに保持される一つの明暗しきい値によって、出力アナ
ログ可変式の光センサによって検出される部屋の明るさ
の検出値が明なのか暗なのかが判定され、室内機の送風
ファンの回転数、室内機の上下方向吹き出し角度、室内
機の表示LEDの明るさ、設定温度に対する明暗制御が
実行される。
【0052】また、前記マイコンあるいは前記不揮発メ
モリに保持される明のしきい値、やや暗のしきい値、暗
のしきい値等が意味付けられた複数の明暗しきい値によ
って、出力アナログ可変式の光センサによって検出され
る部屋の明るさの検出値が明なのかやや暗なのか暗なの
かが判定され、室内機の送風ファンの回転数、室内機の
上下方向吹き出し角度、室内機の表示LEDの明るさ、
設定温度に対する明暗制御が段階的に実行される。
【0053】更には、前記マイコンあるいは前記不揮発
性メモリに保持される一つもしくは複数の明暗しきい値
を複数組保持し、この複数組の中から実際に明暗制御に
使用する明暗しきい値を、前記マイコンに設けられた明
暗しきい値切換手段によって選択出来る。更には、前記
マイコンあるいは前記不揮発性メモリには、光センサの
検出値が明から暗に変わる時のしきい値と暗から明に変
わる時のしきい値の両方を保持し、これに基づいて前記
明暗制御を実行することで、検出値がしきい値近傍にあ
る場合に発生する明暗制御のハンチングを防止する。
【0054】更には、増幅回路を経由してマイコンに入
力される光センサの検出値からの室内の明るさの入力値
を、直接前記マイコンあるいは前記不揮発性メモリに保
持される明暗しきい値と比較して前記明暗制御を実行せ
ずに、明暗しきい値と比較対象となる明暗制御値(室内
の明るさの検出値)なるものを光センサの前記入力値と
は別に設け、明暗制御値は前記入力値の変化に追従して
前記入力値の変化の傾斜方向に所定時間毎に所定量だけ
変化させるようにし、この明暗制御値と明暗しきい値と
を比較して前記明暗制御を実行することで、ノイズによ
る明暗制御の誤動作を防止する。
【0055】また、前記光センサに出力アナログ可変式
を用いると共に、この光センサと光センサによって検出
される部屋の明るさの明暗情報を取り込んで処理するマ
イコンとの間に、光センサ出力信号の増幅回路及び前記
増幅回路からの出力信号を任意の明暗しきい値と比較す
る比較回路、もしくは光センサ出力信号のボルテージフ
ォロワ回路及び増幅回路及び前記増幅回路からの出力信
号を任意の明暗しきい値と比較する比較回路を接続する
ことで、光センサから出力される部屋の明るさに応じた
アナログ可変信号を明暗2値信号に変換してから前記マ
イコンに入力し、この2値信号状態に基づいて室内機の
送風ファンの回転数、室内機の上下方向吹き出し角度、
室内機の表示LED、空気調和機の設定温度に対する前
記明暗制御を実行するようにしたものであり、更には光
センサとマイコンとが同一基板上に実装出来ない場合に
おいては、光センサから前記比較回路までの範囲を同一
基板上に実装することでノイズ耐量を向上させる。
【0056】更には、前記比較回路において明暗しきい
値を決定する比較回路の基準側入力端子に、明暗しきい
値を切り換える手段を設けることで明暗しきい値を自由
に選択出来る。更には、前記比較回路において、出力側
と前記増幅回路からの出力信号を入力する端子側との間
に帰還回路を設置し比較回路の出力にヒステリシスを設
けることでノイズによる明暗制御の誤動作を防止する。
【0057】更には、前記比較回路から前記マイコンに
入力される明暗2値信号を任意の時間間隔で複数回読み
込み、この2値信号の状態が規定回数回一致した時に初
めて明もしくは暗を確定し、これに基づいて前記明暗制
御を実行すると共に、明から暗もしくは暗から明に切り
変わった後は、ある一定時間明暗2値信号の読み込みを
行わない機能を前記マイコンに持たせるようにすること
でノイズによる明暗制御誤動作を防止する。
【0058】また、光センサによって検出される部屋の
明るさをもとに実行される前記明暗制御の実行状態を表
す専用表示LEDを室内機に設け、明制御時には前記L
EDを消灯且つ暗制御時には前記LEDを点灯させる
か、もしくは明制御には前記LEDを点灯且つ暗制御時
には前記LEDを消灯させる。
【0059】実施の形態1.以下、この発明の実施の形
態を図について説明する。図1はこの発明の実施の形態
における空気調和機の正面図を表したものであり、図に
おいて11は空気調和機の室内機、12は光センサ5に
部屋の光を入光させるための入光窓でありこの内部に光
センサが位置する。13は吹き出し角度を決める上下ベ
ーンでありこの上下ベーンに連結された上下ベーンモー
タ25によって動作する。
【0060】14は空気調和機の運転状態を表示する表
示LED、15は空気調和機の室外機、16は室内機と
室外機を接続する連絡線及び配管を表し、17は空気調
和機を遠隔制御するリモコン、18はリモコン17から
送信された信号を受信するための受信窓であり、この内
部に受信器27が位置する。なお、室内機11の送風フ
ァンは室内機の内部に位置する。
【0061】また、図2は空気調和機の制御装置を表す
ブロック図であり、図において5は光センサ、21は光
センサからの出力を室内マイコン22に入力するための
インターフェイス(1)、22は室内マイコンであり光
センサ5によって検出される部屋の明るさに従って空気
調和機の制御を行う。23は室内マイコン22と室内機
の送風ファンモータ24や上下ベーンモータ25、室内
機の表示LED回路26、室外機15の制御部とを接続
するためのインターフェイス(2)、24は送風ファン
に連結された送風ファンモータ、25は上下ベーンに連
結された上下ベーンモータ、26は表示LED14を含
む表示LED回路であり、室内マイコン22からの信号
によって制御される。
【0062】32は室温検知サーミスタであり、これに
よって検出される室温とリモコン17から送信される空
気調和機の設定温度との比較を室内マイコン22が行い
空気調和機の温調制御が実行される。27はリモコン1
7からの送信信号を受信する受信器であり、リモコン信
号は受信器27を介して室内マイコン22へ入力され
る。更に室外機15において、29は室内機11のイン
ターフェイス(2)23と室外マイコン28とを接続す
るためのインターフェイス(3)、28は室外マイコ
ン、30は室外マイコン28と室外機の各アクチュエー
タとを接続するためのインターフェイス(4)、8は圧
縮機、9は室外ファンモータ、31は冷房暖房を切り換
える四方弁であり、圧縮機8、室外ファンモータ9、四
方弁31は室外マイコン28によって制御される。な
お、室内マイコン22によって実行される温調制御の情
報は室外マイコン28にも伝達され、室外マイコンはそ
れに基づいて圧縮機8、室外ファンモータ9を制御す
る。
【0063】次に動作について説明する。入光窓12か
ら入光する部屋の明るさは、光センサ5によって検出更
には電気信号に変換され、その検出信号はインターフェ
イス(1)21を介して室内マイコン22に入力され
る。室内マイコン22には部屋の明るさが明るいか、暗
いかを判定する機能を持っており、光センサ5からの検
出信号を判定した結果に基づいて、室内機11の送風フ
ァンモータ24、上下ベーンモータ25、表示LED回
路26、リモコン17から送信された空気調和機の設定
温度の変更を制御する。
【0064】室内マイコン22には、送風ファンモータ
24の回転数、冷房あるいは除湿時の上下ベーンモータ
25の角度、表示LED回路26の明るさ、空気調和機
の設定温度について、光センサ5によって検出される部
屋の明るさが明るい時の制御値と暗い時の制御値の両方
を持っており、例えば室内マイコン22が光センサ5に
よって検出された信号を明るいと判定した時には、通常
の送風ファンモータ24の回転数、通常の上下ベーンモ
ータ25角度、通常の表示LED回路26の明るさを出
力すると共に、設定温度はリモコンから送信された設定
温度のままで空気調和機の温調制御を行う。
【0065】一方、室内マイコン22が光センサ5によ
って検出された信号を暗いと判定した時には、暗い時の
送風ファンモータ24の回転数、冷房あるいは除湿時の
場合は暗い時の上下ベーンモータ25角度、暗い時の表
示LED回路26の明るさを出力すると共に、設定温度
については、冷房または除湿の場合にはリモコン17か
ら送信された設定温度にいくらかアップした温度を設定
温度の実制御値とし、逆に暖房の場合にはいくらかダウ
ンした温度を設定温度の実制御値として空気調和機の温
調制御を行う。
【0066】室内マイコン22が実行する上記制御内容
のフローチャートを図3に示す。ステップS1で光セン
サ5によって検出された部屋の明るさの検出信号を取り
込み、ステップS2で部屋が明るいか暗いかを判定す
る。ここで、部屋が明るいと判定された場合はステップ
S3に進み、送風ファンモータ24の回転数、上下ベー
ンモータ25の角度、表示LED回路26の明るさ、設
定温度に通常値をセットする。一方、ステップS2で部
屋が暗いと判定された場合にはステップS4へと進み、
ここで運転モードの確認を行う。
【0067】運転モードが冷房あるいは除湿の場合には
ステップS5へと進み、ここで送風ファンモータ24の
回転数、上下ベーンモータ25の角度、表示LED回路
26の明るさ、設定温度に暗時値をセットする。暖房の
場合にはステップS4からステップS6へと進み、ここ
で送風ファンモータ24の回転数、表示LED回路26
の明るさ、設定温度に暗時値を、また上下ベーンモータ
25角度には通常値をセットする。そしてステップS3
あるいはステップS5あるいはステップS6でセットさ
れた各値はステップ7にて出力される。
【0068】図3のフローチャートにおいて、破線で囲
まれたステップ2の部屋の明るさ判定からステップ3、
ステップ5、ステップ6の各値セットまでの詳細な実施
の形態を以下に示す。
【0069】図4において、ステップS2で部屋の明る
さを判定し、その結果に基づいてステップS3aもしく
はステップS4へと進み、ステップS4更にはステップ
S4aから運転モード毎にステップS5a、ステップS
5b、ステップS6aへと進む。ステップS3aは部屋
が明るいと判定された時に実行される室内機の送風ファ
ンモータ24の回転数、上下ベーンモータ25の角度、
表示LED回路26の明るさ、設定温度をセットすると
ころであり、以下これについて説明する。送風ファン回
転数は冷房、暖房、除湿においてそれぞれ急回転、強回
転、弱回転の回転数を持っており、冷房の時には急=N
1、強=N2、弱=N3、暖房の時には急=N4、強=
N5、弱=N6、除湿の時には急=N7、強=N8、弱
=N9がセットされる。
【0070】また、上下ベーン角度についても冷房、暖
房、除湿においてそれぞれ位置1、位置2、位置3の上
下ベーン位置を持っており、冷房の時には位置1=A
゜、位置2=B゜、位置3=C゜、暖房の時には位置1
=D゜、位置2=E゜、位置3=F゜、除湿の時には位
置1=G゜、位置2=H゜、位置3=I゜がセットされ
る。
【0071】なお、ここでは上下ベーンの位置は図5に
示すように吹き出し方向が水平近傍の位置から下吹き方
向に向かってそれぞれ位置1、位置2、位置3とし、ま
た角度については吹き出し水平位置を基準として角度が
大きくなるほど上下ベーンが下吹き位置となるよう定義
付ける。更に、表示LED回路における表示LEDの明
るさについては、部屋が明るい場合のLED通電DUT
Y比J%をセットし、また設定温度については設定温度
の実制御値に、リモコンにて指定され送信された設定温
度そのものをセットする。
【0072】また、ステップS5aは部屋の明るさが暗
く且つ運転モードが冷房の時の送風ファン回転数、上下
ベーン角度、表示LEDの明るさ、設定温度をセットす
るところであり、以下これについて説明する。まず送風
ファン回転数については、部屋が明るい時の各送風モー
ド(急,強,弱)回転数から各送風モード毎に決められ
た回転数抑制値(NC1,NC2,NC3)を差し引い
た値がセットされるようになっており、具体的には送風
モードが急の時にはN1−NC1の回転数、強の時には
N2−NC2の回転数、弱の時にはN3−NC3の回転
数がセットされる。
【0073】例えば部屋が明るい時の冷房時各送風モー
ドの回転数を急=1400rpm、強=1100rp
m、弱=800rpmとし、回転数抑制値を急=200
rpm、強=150rpm、弱=100rpmとする
と、部屋が暗くなった時の送風ファン回転数は急=12
00rpm、強=950rpm、弱=700rpmとな
り、部屋が暗くなった時の送風ファン回転数は明るい時
よりも低い回転数で空気調和機が運転されることにな
る。
【0074】また上下ベーン角度については、部屋が明
るい時の各上下ベーン位置(位置1,位置2,位置3)
から各上下ベーン位置毎に決められた角度抑制値(a
゜,b゜,c゜)を差し引いた値がセットされるように
なっており、具体的には上下ベーン指定位置が位置1の
時には水平位置からA゜−a゜の角度、位置2の時には
水平位置からB゜−b゜の角度、位置3の時には水平位
置からC゜−c゜の角度がセットされる。
【0075】例えば部屋が明るい時の冷房時各上下ベー
ン角度を位置1=3゜、位置2=40゜、位置3=85
゜とし、角度抑制値を位置1=2゜、位置2=20゜、
位置3=55゜とすると、部屋が暗くなった時の上下ベ
ーン角度は位置1=1゜、位置2=20゜、位置3=3
0゜となり、部屋が暗くなった時の上下ベーン角度は明
るい時よりも水平位置に近い角度で空気調和機が運転さ
れることになる。
【0076】更に表示LEDの明るさについては、部屋
が明るい時のLED通電DUTY比J%からDUTY抑
制値K%を差し引いた値(J−K)%がセットされるよ
うになっており、例えば部屋が明るい時のLED通電D
UTY比を100%、DUTY抑制値を40%とする
と、部屋が暗い時のLED通電DUTY比は60%がセ
ットされ、部屋が暗くなった時のLED表示LEDの明
るさは部屋が明るい時のそれよりも暗い状態で空気調和
機が運転されることになる。
【0077】また設定温度については、部屋が明るい時
に実際に温調制御に使用される設定温度制御値にセット
されるリモコン指定の設定温度から温度抑制値L℃を加
算された値が設定温度制御値にセットされるようになっ
ており、例えばリモコンから送信された設定温度が24
℃、温度抑制値を2℃とすると、部屋が暗い時の設定温
度制御値には26℃がセットされ、空気調和機は26℃
を目標に冷房運転が実行される。
【0078】また、ステップS5bは部屋の明るさが暗
く且つ運転モードが除湿の時の送風ファン回転数、上下
ベーン角度、表示LEDの明るさ、設定温度をセットす
るところであり、内容的には前述の冷房の場合と同様で
ある。以下これについて説明する。まず送風ファン回転
数については、部屋が明るい時の各送風モード(急,
強,弱)回転数から各送風モード毎に決められた回転数
抑制値(ND1,ND2,ND3)を差し引いた値がセ
ットされるようになっており、具体的には送風モードが
急の時にはN7−ND1の回転数、強の時にはN8−N
D2の回転数、弱の時にはN9−ND3の回転数がセッ
トされる。
【0079】例えば部屋が明るい時の除湿時各送風モー
ドの回転数を急=900rpm、強=800rpm、弱
=700rpmとし、回転数抑制値を急=100rp
m、強=50rpm、弱=30rpmとすると、部屋が
暗くなった時の送風ファン回転数は急=800rpm、
強=750rpm、弱=670rpmとなり、部屋が暗
くなった時の送風ファン回転数は明るい時よりも低い回
転数で空気調和機が運転されることになる。
【0080】また上下ベーン角度については、部屋が明
るい時の各上下ベーン位置(位置1,位置2,位置3)
から各上下ベーン位置毎に決められた角度抑制値(g
゜,h゜,i゜)を差し引いた値がセットされるように
なっており、具体的には上下ベーン指定位置が位置1の
時には水平位置からG゜−g゜の角度、位置2の時には
水平位置からH゜−h゜の角度、位置3の時には水平位
置からI゜−i゜の角度がセットされる。
【0081】例えば部屋が明るい時の冷房時各上下ベー
ン角度を位置1=3゜、位置2=20゜、位置3=40
゜とし、角度抑制値を位置1=2゜、位置2=10゜、
位置3=20゜とすると、部屋が暗くなった時の上下ベ
ーン角度は位置1=1゜、位置2=10゜、位置3=2
0゜となり、部屋が暗くなった時の上下ベーン角度は明
るい時よりも水平位置に近い角度で空気調和機が運転さ
れることになる。また表示LEDの明るさについてもス
テップS5aと同様にLED通電DUTY比に(J−
K)%がセットされ部屋が明るいよりもLEDの明るさ
が暗い状態で空気調和機が運転される。
【0082】更に設定温度については、部屋が明るい時
に実際に温調制御に使用される設定温度制御値にセット
されるリモコン指定の設定温度から温度抑制値M℃を加
算された値が設定温度制御値にセットされるようになっ
ており、例えばリモコンから送信された設定温度が24
℃、温度抑制値を1℃とすると、部屋が暗い時の設定温
度制御値には25℃がセットされ、空気調和機は25℃
を目標に除湿運転が実行される。
【0083】また、ステップS6aは部屋の明るさが暗
く且つ運転モードが暖房の時の送風ファン回転数、上下
ベーン角度、表示LEDの明るさ、設定温度をセットす
るところであり、以下これについて説明する。まず送風
ファン回転数については、部屋が明るい時の各送風モー
ド(急,強,弱)回転数から各送風モード毎に決められ
た回転数抑制値(NH1,NH2,NH3)を差し引い
た値がセットされるようになっており、具体的には送風
モードが急の時にはN4−NH1の回転数、強の時には
N5−NH2の回転数、弱の時にはN6−NH3の回転
数がセットされる。
【0084】例えば部屋が明るい時の除湿時各送風モー
ドの回転数を急=1500rpm、強=1200rp
m、弱=900rpmとし、回転数抑制値を急=200
rpm、強=150rpm、弱=100rpmとする
と、部屋が暗くなった時の送風ファン回転数は急=13
00rpm、強=1050rpm、弱=800rpmと
なり、部屋が暗くなった時の送風ファン回転数は明るい
時よりも低い回転数で空気調和機が運転されることにな
る。
【0085】一方、上下ベーン角度については、部屋が
明るい時の各上下ベーン位置(位置1,位置2,位置
3)がそのままセットされるようになっており、具体的
には上下ベーン指定位置が位置1の時には水平位置から
D゜の角度、位置2の時には水平位置からE゜の角度、
位置3の時には水平位置からF゜の角度がセットされる
ため、暖房時の上下ベーン角度は部屋の明るさ暗さに関
係なく制御される。また表示LEDの明るさについても
ステップS5a、S5bと同様にLED通電DUTY比
に(J−K)%がセットされ部屋が明るいよりもLED
の明るさが暗い状態で空気調和機が運転される。
【0086】また設定温度については、部屋が明るい時
に実際に温調制御に使用される設定温度制御値にセット
されるリモコン指定の設定温度から温度抑制値N℃を減
算された値が設定温度制御値にセットされるようになっ
ており、例えばリモコンから送信された設定温度が26
℃、温度抑制値を2℃とすると、部屋が暗い時の設定温
度制御値には24℃がセットされ、空気調和機は24℃
を目標に暖房運転が実行される。
【0087】実施の形態2.次に、この発明の別の実施
の形態を図について説明する。図6は図1と同様に空気
調和機の正面図を表したものであり、図において33は
リモコン17に設けられた暗制御許可スイッチであり、
この暗制御許可スイッチ33が押されるとリモコン17
から室内機11に信号が送信される。また、図7は図2
と同様空気調和機の制御装置を表すブロック図である。
【0088】次に動作について説明する。リモコン17
の暗制御許可スイッチ33が押されると、その情報がリ
モコン17から室内機11の受信器27で受信され、更
に室内マイコン22に入力される。同様に入光窓12か
ら入光する部屋の明るさは、光センサ5によって検出更
には電気信号に変換され、その検出信号はインターフェ
イス(1)21を介して室内マイコン22に入力され
る。室内マイコン22には部屋の明るさが明るいか、暗
いかを判定する機能を持つが、部屋の明るさが暗いと判
定した時に実際に空気調和機を暗制御するかどうかは、
暗制御許可スイッチの入力状態によって決定する。
【0089】つまり、暗制御許可スイッチ33が押され
その情報が室内マイコン22に入力されている場合は、
光センサ5によって検出され入力された部屋の明るさ情
報が暗いと判定出来た場合は空気調和機の暗制御を実行
し、室内機の送風ファンモータ24の回転数、上下ベー
ンモータ25の角度、表示LED回路26の明るさにつ
いて暗い時の設定を出力すると共に、設定温度について
は、冷房または除湿の場合にはリモコン17から送信さ
れた設定温度にいくらかアップした温度を設定温度の実
制御値とし、逆に暖房の場合にはいくらかダウンした温
度を設定温度の実制御値として空気調和機の温調制御を
行う。
【0090】しかしながら、暗制御許可スイッチ33が
押されておらず、室内マイコン22が暗制御は許可され
ていないと判断している場合には、光センサ5によって
検出され入力された部屋の明るさ情報が暗いと判定出来
たとしても、室内マイコン22は空気調和機を暗制御せ
ず、部屋が明るいと判定している場合に実行する通常の
送風ファンモータ24の回転数、通常の上下ベーンモー
タ25角度、通常の表示LED回路26の明るさを出力
すると共に、設定温度はリモコン17から送信された設
定温度のままで空気調和機の温調制御をし続ける。
【0091】室内マイコン22が実行する上記制御内容
のフローチャートを図8に示す。ステップS1aで室内
マイコン22に入力されているリモコン17信号情報を
取り込み、ステップS1で光センサ5によって検出され
た部屋の明るさの検出信号を取り込む。ステップS2a
では先に取り込んだリモコン17信号情報の中の暗制御
許可スイッチ33情報が暗制御有効(許可)となってい
るか暗制御無効(禁止)となっているかを判定する。暗
制御有効と判定された場合にはステップS2へと進み、
暗制御無効と判定された場合にはステップS3aへと進
み通常制御の設定値がセットされ、空気調和機は通常制
御が実行される。
【0092】ステップS2aで暗制御有効と判定されス
テップS2へと進んだ場合にはここで部屋の明るさを判
定し、暗いと判定された場合にはステップS4へと進ん
で運転モードを確認した後、各運転モード毎に決められ
た暗制御設定値をセット・出力され、空気調和機は暗制
御が実行される。ステップS2で明るいと判定された場
合には、ステップS2aで暗制御無効と判断された場合
と同様にステップS3aへと進み、空気調和機は通常制
御が実行される。
【0093】ステップS3a、ステップS5a、ステッ
プS5b、ステップS6aにて実施される空気調和機の
通常制御、あるいは暗制御を実行するための室内機の送
風ファン回転数、上下ベーン角度、表示LEDの明る
さ、空気調和機の設定温度の設定値のセットは前述の実
施例と同等である。
【0094】実施の形態3.上記実施の形態では、暗制
御許可スイッチ33がリモコン17に搭載された場合を
示したが、暗制御許可スイッチ33が室内機11に搭載
された場合の実施の形態を以下に説明する。図9の空気
調和機の正面図において、暗制御許可スイッチ33は室
内機11の前面に取り付けられており、図10の空気調
和機の制御装置ブロック図に示すとおり、暗制御許可ス
イッチ33の状態は室内マイコン22に入力される。光
センサ5によって検出される部屋の明るさ情報に基づい
て空気調和機の通常制御と暗制御を切り分けるかどうか
は室内マイコン22によって判断され、その様子を図1
1にフローチャートとして示す。
【0095】ステップS1bでは室内機11の暗制御許
可スイッチ33の状態を入力しており、ステップS1で
は光センサ5によって検出された部屋の明るさ情報を入
力、ステップS2aでは暗制御許可スイッチ33の状態
が暗制御有効となっているか無効となっているかを判定
し、その結果に基づいてステップS2もしくはステップ
S3aに進む。その後の各ステップでの動作は、前記実
施例と同様である。なお、図10では暗制御許可スイッ
チを常時接点型で記載しているが、瞬時接点型のスイッ
チを使用しても構わない。
【0096】実施の形態4.次に、部屋の明るさを検出
して電気信号に変換する光センサ5から、その検出信号
をインターフェイス(1)21を介して入力し空気調和
機制御を行う室内マイコン22までの制御回路図の実施
の形態を以下に説明する。図12は、出力2値式の光セ
ンサ5を用いた場合の制御回路図の一実施例であり、5
aは光センサ内部の出力段トランジスタ、41、42、
43、44は抵抗、45、46はコンデンサ、47は直
流電源であり光センサ5にはここから電源を供給する
が、直流電源47に重畳したノイズが光センサ5に侵入
することを防止するために抵抗44とコンデンサ45で
積分回路を構成している。
【0097】また、抵抗41と抵抗43との間には、直
流電源47が抵抗41と抵抗43と出力段トランジスタ
5aで分圧された時の抵抗43にかかる電圧と出力段ト
ランジスタ5aにかかる電圧との和が室内マイコン22
に入力された時に、室内マイコン22がLow入力と判
定出来る電圧となるような抵抗値の関係がある。なお、
室内マイコン22の入力インピーダンスは高いため、通
常時抵抗42には電流は流れない。
【0098】次に動作について説明する。光センサ5
は、光センサ5自身で決められたヒステリシス機能付明
暗しきい値を持っており、例えば明暗しきい値となる照
度が、部屋が明るい状態から暗い状態に変わった時に明
から暗を検出するしきい値照度を5LX、逆に部屋の明
るさが暗い状態から明るい状態へと変わった時に暗から
明を検出するしきい値照度を10LXとし、光センサ5
の出力が明から暗を検出した時に光センサ5内部の出力
段トランジスタ5aがON、暗から明を検出した時に出
力段トランジスタ5aがOFFになるとすると、部屋の
明るさが5LXより明るい状態から5LXを割るくらい
暗くなった時は、光センサ5の出力段トランジスタ5a
はOFF状態からON状態となり、電流は直流電源47
→抵抗41→抵抗43→光センサ5出力段トランジスタ
5aと流れ、室内マイコン22に入力される電圧は直流
電源電圧であるHighレベルからLowレベルが入力
される。
【0099】一方、部屋の明るさが5LXを割った暗い
状態から10LXを越えるような明るさになった時は、
光センサ5の出力段トランジスタ5aはON状態からO
FF状態となり、電流が流れる経路が遮断されるため室
内マイコン22に入力される電圧はLowレベルからH
ighレベルに変化する。室内マイコン22は入力レベ
ルによって部屋の明るさが認識出来るため、この情報を
用いて空気調和機の明暗制御を実行する。その様子を図
13のフローチャートに示すが、このフローチャート図
は、図3のフローチャート図に合わせて作成したもので
あり、図3と同じステップ番号がふられた箇所は同じ内
容であることを表す。
【0100】図13において、ステップS1で光センサ
の検出信号を入力し、ステップS2で入力した検出信号
のレベルを確認している。ここで入力レベルがLowつ
まり部屋の明るさが暗いと検出された場合にはステップ
S4へと進み、逆に入力レベルがHighつまり部屋の
明るさが明るいと検出された場合にはステップS3に進
む。部屋の明るさが暗いと検出されステップS4へと進
んだ場合にはここで運転モードを確認し、運転モードに
合わせてステップS5もしくはステップS6へと進み、
それぞれの運転モードにあった送風ファンモータ24の
回転数、上下ベーンモータ25の角度、表示LED回路
26の明るさ、設定温度の暗時値をセットし、ステップ
S7にて出力される。
【0101】一方部屋の明るさが明るいと検出されステ
ップS3に進んだ場合には、ここで送風ファンモータ2
4の回転数、上下ベーンモータ25の角度、表示LED
回路26の明るさ、設定温度の明時値がセットされ、ス
テップS7にて出力される。前述の通り図13は図3に
合わせて作成したものであるが、図4、図8、図11の
フローチャート図にも同様に適用することが出来る。
【0102】実施の形態5.次に、部屋の明るさを検出
して電気信号に変換する光センサ5から、その検出信号
をインターフェイス(1)21を介して入力し空気調和
機制御を行う室内マイコン22までの制御回路図の別の
実施の形態を以下に説明する。図14は、出力アナログ
可変式の光センサ5を用いた場合の制御回路図の一実施
例であり、光センサ5は電流出力式の出力アナログ可変
式光センサ、51、52、53は抵抗、54、55はコ
ンデンサ、56、57はオペアンプである。
【0103】抵抗RB51と抵抗RA52はオペアンプ
(B)57の正側端子入力電圧の増幅度を決定する抵抗
であり、またコンデンサ54はオペアンプ(B)57出
力の発振防止用コンデンサ、コンデンサ55はオペアン
プの電源−GND間に接続されるパスコンである。これ
ら抵抗、コンデンサ、オペアンプで構成される破線で囲
まれた部分がインターフェイス(1)21に相当する。
【0104】次に動作について説明する。光センサ5は
光センサ5に入光する明るさとその出力電流との間に比
例関係があり、出力電流は光センサ5の2番端子から抵
抗53に流れることで電圧に変換され(以後光センサ5
の出力電圧と呼ぶ)、光センサ5の出力電圧はオペアン
プ(A)56の正側端子に入力される。オペアンプ
(A)56は負帰還がかかっているためボルテージフォ
ロワ回路となり、オペアンプ(A)56の正側端子に入
力された光センサ5の出力電圧と同一の電圧がそのまま
オペアンプ(A)56の出力端子に発生し、オペアンプ
(B)の正側端子に入力される。
【0105】オペアンプ(B)57は非反転増幅回路と
なっているため正側端子に入力された光センサ5の出力
電圧は(1+RB/RA)の利得で増幅されてオペアン
プ(B)57の出力端子に発生し、抵抗42を介して室
内マイコン22のアナログポートに入力される。
【0106】室内マイコン22の中には、アナログポー
トに入力される光センサ5の出力電圧増幅値のある値を
しきい値とした明暗しきい値があらかじめ定められてお
り、アナログポートの入力状態と明暗しきい値との比較
結果に基づいて空気調和機の明暗制御を実行する。アナ
ログポートの入力状態が明暗しきい値よりも大きければ
部屋の明るさは明るいと判断され明時制御に移行し、逆
にアナログポート入力状態が明暗しきい値よりも小さけ
れば部屋の明るさは暗いと判断されて暗時制御に移行す
る。
【0107】なお、アナログポートの状態を入力し、こ
れと明暗しきい値との比較によって部屋の明るさを判定
し、その判定結果に基づいて実行される明または暗時制
御は、図3、図4、図8、図11のフローチャート図で
示された実施の形態に適用出来る。
【0108】実施の形態6.空気調和機の室内機11の
据付位置、据付高さが多種多様に考えられることを考慮
すると、光センサ5によって部屋の明るさを検出するに
は、図1に示すように光センサ5とこれに部屋の光を入
光させるための入光窓12は室内機11の幅方向の中央
付近に位置させることが、据付環境のバラツキによって
発生し得る誤検出確率が最も小さくなると考えられる
が、図15に示すように室内機の構成上室内機を制御す
るための室内マイコン22とその周辺回路が実装された
室内制御基板62や、室内マイコン22とその周辺回路
に直流電源を供給するために交流電源を直流電源に変換
する回路が実装された室内電源変換基板61、更にはリ
モコン17からの信号を受信する受信器27や表示LE
D回路26が実装された受信基板63等は、室内機の右
側に位置することが多く、よって室内制御基板62と光
センサ5が実装されたセンサ基板64とは50cm近い
長さのリード線65で接続されることになる。
【0109】リード線での接続は電気的ノイズの影響が
受け易くなる方向であり、室内マイコン22と光センサ
5との間のインターフェイス(1)21の構成、並びに
その配置によっては電気的ノイズの影響度が大きく変わ
るため、極力電気的ノイズの影響を受けにくくする対策
を講じることが必要である。以下に電気的ノイズの影響
を受けにくくするための回路及び基板構成の一実施例に
ついて説明する。
【0110】図16において、電流出力型である出力可
変式の光センサ5からの出力信号は非常に微弱であり電
気的ノイズの影響を受け易いため、抵抗53によって電
圧変換された光センサ5の出力電圧(微弱)をオペアン
プ(B)57で増幅することで、光センサ5の検出信号
レベルは大きくなり増幅前に比べて電気的ノイズの影響
を受けにくくすることが出来る。
【0111】更に、図17に示すように、基板上にこの
回路を実装する場合にオペアンプ(B)57の出力端子
を境に光センサ5の検出信号レベルが微弱信号からレベ
ルが大きい信号に変わることを利用して、光センサ5か
らオペアンプ(B)57の出力に接続される抵抗42ま
でを一つの基板上に構成し、室内マイコン22が実装さ
れる室内制御基板62との接続リード線65の2番リー
ド線に流れる信号レベルを大きくしておくことで、リー
ド線65に電気的ノイズの重畳が生じた時の信号破壊等
を起こりにくくすることが出来る。
【0112】また、室内マイコン22の入力端子の手前
に抵抗66を接続することで、電気的ノイズが室内マイ
コン22に侵入することで発生するマイコン暴走を生じ
にくくすることが出来る。図18は図16に示した回路
図からボルテージフォロワ回路を取り除いた回路図で図
あるが、この回路構成でも前述の内容は適用出来る。
【0113】実施の形態7.実施の形態1、実施の形態
2、実施の形態3、実施の形態5では、光センサ5によ
って検出された部屋の明るさが明るいのか暗いのかを判
定する明暗しきい値が室内マイコン22の中に定められ
ている場合を例として示したが、明暗しきい値を室内マ
イコン22の外部に持ちそれを室内マイコン22に取り
込んで部屋の明暗を判定する実施例を以下に示す。
【0114】図19において、71は不揮発性メモリで
ある。不揮発性メモリ71は室内マイコン22と接続さ
れ、不揮発性メモリ71に格納されている情報は全て室
内マイコン22に入力される。光センサ5によって検出
される部屋の明るさが明るいか暗いかを判定する明暗し
きい値は不揮発性メモリ71に格納されており、室内マ
イコン22がパワーONリセットされるとすぐに室内マ
イコン22は不揮発性メモリ71から明暗しきい値情報
を取り込み、これと光センサ5によって検出され最終的
に増幅された電圧となって室内マイコン22に入力され
る部屋の明るさ信号とで空気調和機の明暗制御を実行す
る。図20において、ステップS0で不揮発性メモリ7
1から明暗しきい値を入力し、ステップS1で光センサ
5の検出信号を入力する。以後実施例1で説明した通り
である。
【0115】なお、本実施例では、明暗しきい値が不揮
発性メモリ71に格納されている例を表したが、送風フ
ァンモータ24の回転数、上下ベーンモータ25の角
度、表示LED回路26の明るさ、空気調和機の設定温
度制御値といった空気調和機の明暗制御値データそのも
のも不揮発性メモリ71に格納されていても構わない。
その場合には、図20のステップ0で明暗しきい値と共
に空気調和機の明暗制御値データも不揮発性メモリ71
から室内マイコン22に取り込むことになる。
【0116】実施の形態8.上記実施の形態では、光セ
ンサ5によって検出された部屋の明るさが明るいのか暗
いのかを判定する明暗しきい値が1つの場合について述
べてきたが、明暗しきい値を複数持ち段階的に空気調和
機の明暗制御を実行する実施の形態を以下に示す。図2
1は、室内マイコン22、もしくは室内マイコン22に
接続され格納されている情報を室内マイコン22に出力
する不揮発性メモリ71に格納されている明暗しきい値
と、光センサ5によって検出され室内マイコン22に入
力される部屋の明るさ(照度)信号との比較によって実
行される空気調和機の明暗制御値を表したものである。
【0117】空気調和機の明暗制御値である送風ファン
モータ24の回転数、上下ベーンモータ25の角度、表
示LED回路26の明るさ、空気調和機の設定温度制御
値の各データの格納は、室内マイコン22でも不揮発性
メモリ71でも構わない。この場合、明暗しきい値は例
えば10LXと20LXの2つに設定されており、光セ
ンサ5によって検出された部屋の明るさ(照度)がEv
>20LXの時、10LX<Ev≦20LXの時、Ev
≦10LXの時の3パターンについて、室内機の送風フ
ァンモータ24の回転数、上下ベーンモータ25の角
度、表示LED回路26の明るさ、空気調和機の設定温
度制御値が決められている。
【0118】室内マイコン22は、光センサ5によって
検出される部屋の明るさ(照度)信号の入力値と明暗し
きい値を比較し、その結果に基づいて3パターンのうち
の1つを選択して空気調和機の明暗制御を実行する。図
22において、ステップS0aで不揮発性メモリ71に
格納されている明暗しきい値並びに空気調和機の明暗制
御値データを入力した後に、ステップS1で光センサ5
の検出信号を入力、ステップS2bで光センサ5の検出
信号入力値と明暗しきい値とを比較して部屋の明るさを
判定する。
【0119】そして判定された部屋の明るさがEv≦1
0LXと判定された時にはステップS4aへ、また10
LX<Ev≦20LXと判定された時にはステップS4
bへ、またEv>20LXと判定された時にはステップ
S4cへと進んで運転モードを確認し、各運転モード毎
に定められた空気調和機の明暗制御値データのセットを
ステップS3a1、ステップS3a2、ステップS3a
3、ステップS5a1、ステップS6a1、ステップS
5b1、ステップS5a2、ステップS6a2、ステッ
プS5b2のいずれかで実行し、ステップS7にて室内
機の送風ファンモータ24の回転数、上下ベーンモータ
25の角度、表示LED回路26の明るさ、空気調和機
の設定温度制御値を出力する。
【0120】ステップS3a1、ステップS3a2、ス
テップS3a3、ステップS5a1、ステップS6a
1、ステップS5b1、ステップS5a2、ステップS
6a2、ステップS5b2でセットされる明暗制御値デ
ータの一例は図23に示す通りである。なお、ステップ
S0aについては、明暗しきい値もしくは空気調和機の
明暗制御値データの少なくとも一方が不揮発性メモリに
保持されている場合に発生するステップであり、不揮発
性メモリ71が無く、明暗しきい値、空気調和機の明暗
制御値データ共に室内マイコン22に格納されている場
合にはステップS0aは発生しない。また、本実施例で
は、2つの明暗しきい値を10LXと20LXに設定し
ているが、あくまでも一実施例であり、具体的数値は問
わない。
【0121】実施の形態9.上記実施の形態では、空気
調和機を明暗制御するための部屋の明るさの判定値とな
る1つ或いは複数の明暗しきい値があらかじめ決められ
た値である実施例を示したが、室内マイコン22もしく
は不揮発性メモリ71に何種類かの明暗しきい値候補を
持ち、その中から実際に使用する明暗しきい値を選択出
来るようにした一実施例を以下に示す。
【0122】図24において、室内マイコン22の例え
ばポートP00、P01が明暗しきい値の切換ポートに
なっており、ポートP00には直流電源47が抵抗91
と抵抗92によって分圧された値が入力される。同様に
ポートP01には直流電源47が抵抗93と抵抗94に
よって分圧された値が入力される。つまり、抵抗91と
抵抗92、抵抗93と抵抗94の比によってポートP0
0、P01に入力される電圧は、室内マイコン22がH
ighと認識出来る電圧にしたり、Lowと認識出来る
電圧にすることが可能となる。
【0123】今、不揮発性メモリ71に、図25の表に
示すような明暗しきい値候補が4グループ格納されてい
るとすると、実際に空気調和機の明暗制御に使用される
明暗しきい値は、ポートP00、P01の入力状態によ
って選択されるため、例えばポートP00=Low、P
01=Lowであったとすると、空気調和機の明暗制御
に使用される明暗しきい値は、グループAとなり、ポー
トP00=High、P01=Lowであったとする
と、空気調和機の明暗制御に使用される明暗しきい値
は、グループBとなる。
【0124】図26は、複数の明暗しきい値候補の中か
ら実際に空気調和機の明暗制御に用いる明暗しきい値を
確定する部分のフローチャートを示したものであり、ス
テップS0bでは、不揮発性メモリ71から複数の明暗
しきい値候補と、空気調和機の明暗制御値データ(送風
ファンモータ24の回転数・上下ベーンモータ25の角
度・表示LED回路26の明るさ・空気調和機設定温度
制御値)を入力し、ステップS0cで明暗しきい値切換
ポートであるポートP00、P01の状態を入力してい
る。
【0125】そして、ステップS0dでステップS0b
とステップS0cにて入力した情報から、実際に使う明
暗しきい値を決定し、ステップS1へと進む。ステップ
S1以降は、先に実施例として挙げた図22等と同様で
ある。なお、図24、図26は、明暗しきい値と明暗制
御値データが不揮発性メモリ71に格納されている例を
取り上げたが、不揮発性メモリ71が無く、明暗しきい
値と明暗制御値データが初めから室内マイコン22に格
納されている場合でも、本実施例が適用出来、その場合
には、図26のステップS0bが省略される。
【0126】また、図24では、明暗しきい値切換ポー
トをデジタルポートを用いた例を示したが、図27に示
したように、アナログポートを明暗しきい値切換ポート
に使用しても構わない。図28の表の通りに、アナログ
ポートAN01の入力電圧を分圧抵抗95、96で調整
すれば、いずれかの明暗しきい値が選択出来る。例え
ば、直流電源47=5Vとして分圧抵抗95、96での
分圧結果が3.5Vであったとしたら、グループCが選
択され、明暗しきい値は15LXとなる。なお、図28
は、明暗制御が明制御か暗制御の2制御の場合を例とし
て示しており、図25のように、明暗制御が段階的に実
施される場合にも適用出来る。
【0127】実施の形態10.上記実施の形態では、明
制御から暗制御へ移行する時の明暗しきい値と、暗制御
から明制御に移行する時の明暗しきい値が同じ実施例を
示したが、明制御から暗制御に移行する時の明暗しきい
値と暗制御から明制御へ移行する時の明暗しきい値とを
区別した実施の形態を以下に示す。
【0128】図29(a)は明制御から暗制御に移行す
る時と暗制御から明制御に移行する時の明暗しきい値が
同一の場合の明暗制御の切り換りを示したものであり、
上記実施の形態に該当する。一方、図29(b)は明制
御から暗制御に移行する時と暗制御から明制御に移行す
る時の明暗しきい値を個々に持っている場合の明暗制御
の切り換りを示したものであり図のようにヒステリシス
を形成する。図29(b)の動きは室内マイコン22に
よって制御され、その制御フローを図30に示す。
【0129】図30において、ステップS0eで現状の
空気調和機の制御状態が明制御なのか、暗制御なのかを
認識するために、明暗制御状態フラグをセットする。ス
テップS1で光センサ5による最新の検出信号を入力
し、ステップS1cでステップS0eでセットされたフ
ラグをもう一度確認し、ステップS1での光センサ検出
信号入力する前の空気調和機の制御状態にそってステッ
プS2c、もしくはステップS2dへと進む。ステップ
S1にて光センサ検出信号を入力する前の空気調和機の
制御状態が明制御中であった場合にはステップS2cに
進み、逆に暗制御中であった場合にはステップS2dへ
と進む。
【0130】ステップS2cでは、ステップS1にて入
力された最新の光センサ検出信号入力値が、明から暗の
しきい値となる例えば5LX以下の照度に相当するよう
な値であるかどうかを確認しており、ここで5LX以下
の照度に相当するような信号の入力値であった場合に
は、明から暗のしきい値を跨いだことになるため、明制
御から暗制御に移行するためにステップS4へと進み、
逆に最新の光センサ検出信号入力値が5LXよりも大き
い照度に相当するような入力値であった場合には、引き
続き明制御を実行するために明制御値データをセットす
るステップS3aと進む。
【0131】同様に、ステップS2dでは、ステップS
1にて入力された最新の光センサ検出信号入力値が、暗
から明のしきい値となる例えば10LX以上の照度に相
当するような値であるかどうかを確認しており、ここで
10LX以上の照度に相当するような信号の入力値であ
った場合には、暗から明のしきい値を跨いだことになる
ため、暗制御から明制御に移行するためにステップS3
aへと進み、逆に最新の光センサ検出信号入力値が10
LXよりも小さい照度に相当するような入力値であった
場合には、引き続き暗制御を実行するためにステップS
4へと進む。明制御から暗制御への切り換え、或いは暗
制御を続行する場合には、ステップS4にて運転モード
を確認した後に、ステップS5a、或いはステップS5
b、或いはステップS6aへと進む。
【0132】その後の動作は、上記実施の形態と同様で
ある。なお、本実施の形態では、明制御から暗制御に移
行する時の明暗しきい値と暗制御から明制御に移行する
時の明暗しきい値が初めから室内マイコン22に格納さ
れている場合を示したが、しきい値が不揮発性メモリ7
1に格納された場合でも、本実施の形態を適用出来る。
また、本実施の形態の明暗しきい値として、5LX、1
0LXという具体的数値を示しているが、あくまでも一
実施例に過ぎず、具体的数値はどんな値であっても構わ
ない。
【0133】実施の形態11.次に、例えば図14のよ
うに、出力アナログ可変式の光センサ5の検出結果をア
ナログレベルとして室内マイコン22に入力する回路構
成を採った場合の、入力レベル読み込み方法の一具体例
を以下に示す。図31、図32、図33は、光センサ5
によって検出された部屋の明るさ信号が、例えば図14
に示したような回路を伝わって室内マイコン22のアナ
ログポートに入力される信号波形と、その信号レベルを
空気調和機の明暗制御に使用するための入力信号読み込
みタイミングを表したものであり、それぞれの図の入力
信号波形は、全て同一である。
【0134】例えば、室内マイコン22に入力される信
号レベルが安定した状態から、図で示したような電気的
ノイズの影響を受けて信号レベルが変動し、変動するレ
ベルが明暗しきい値を越えるようなものであった場合、
図31に示すようにある一定時間間隔ΔT毎に読み込ん
だ入力信号レベルをそのまま入力レベルの検出結果とし
て空気調和機の明暗制御に使用した場合、3番目と4番
目の読み込み時には暗を検出することになり、実際には
部屋の明るさが明状態であったとしても、電気的ノイズ
の影響で部屋は暗状態であると誤検出してしまい、空気
調和機の明暗制御に誤動作を来す恐れがある。
【0135】一方、本実施例である図32に示す方式
は、ある一定時間間隔ΔT毎に入力信号を読み込むが、
その時の入力信号検出結果は前回読み込んだ入力信号レ
ベルと今回読み込んだ入力信号レベルとの大小関係に基
づきその傾斜方向にΔV(常に一定)だけ変化させるよ
うにしているため、入力信号に外乱による大きな変動が
生じても、入力信号検出結果は小刻みに変化することに
より、電気的ノイズ等による外乱の影響を受けにくくす
ることが出来る。故に、図に示すように入力信号レベル
が電気的ノイズの影響によって明暗しきい値を割ったと
しても、入力信号検出結果は明暗しきい値を割ることが
なく、部屋の明るさは明状態であると検出出来、空気調
和機の明暗制御が正常に行われる。
【0136】この方式でのΔTは、長くすればするほど
電気的ノイズによる変動領域のキャンセルが可能となる
と言え、それを示した一例が図33である。図32にお
ける明暗しきい値と入力信号検出結果との差V−Ev
と、図33のV−Evでは、ΔTが長い図33のV−E
vの方が大きく、より外乱の影響が受けにくくなってい
ることがわかる。図34に、本方式を実行する室内マイ
コン22プログラムのフローチャート図を示す。
【0137】ステップS11では、室内マイコン22に
入力される光センサ検出信号の前回の読み込みからΔT
経過したかどうか確認しており、ΔT経過している場合
は今回の読み込みを実行するためにステップS1へと進
み、ΔT経過していない場合は他の制御へと移行して、
再びステップS11へと戻ってくるのを待つ。ΔT経過
してステップS1へと進んだら、ここで光センサ検出信
号を読み込んで、ステップS2にて前回読み込んだレベ
ルと今回読み込んだレベルとを比較する。前回の読み込
みレベルよりも今回の読み込みレベルの方が大きい場合
はステップS13へと進み、逆に小さい場合にはステッ
プS14へと進む。
【0138】ステップS13では、空気調和機の明暗制
御を決定するために明暗しきい値との比較対象となる今
回の入力信号検出値Vnに前回の入力信号検出値である
Vn-1にΔVが加算された値がセットれ、逆にステップ
S14では、入力信号検出値Vnに前回の入力信号検出
値であるVn-1からΔVを減算した値がセットされる。
そしてステップS2へと進んで、入力信号検出値Vnと
明暗しきい値とを比較することで部屋の明るさを判断し
てそれに見合ったステップ(S3またはS4)へと進
む。なお、本図でのステップS2は、例えば図3のステ
ップS2である部屋の明るさ判断と同じである。
【0139】実施の形態12.上記実施の形態では、出
力アナログ可変式の光センサ5によって検出された部屋
の明るさ信号をアナログ信号のまま室内マイコン22の
アナログポートに入力する実施例を示したが、室内マイ
コン22に入力する前にデジタル信号に変換してから室
内マイコン22のデジタルポートに入力する回路構成を
採った実施の形態を以下に示す。
【0140】図35において、120は直流電源47と
は電圧違いの直流電源(2)、121はコンパレータで
あり、その出力はオープンコレクタ構成となっている。
122と123はコンパレータの正側端子に直流電源4
7の電圧を分圧して入力するための分圧抵抗、124、
125、126はパスコン、127、128、129は
抵抗であり、抵抗127と抵抗128との間には、直流
電源47→抵抗127→抵抗128を経由してコンパレ
ータ121の出力端子に電流が流れた時に、室内マイコ
ン22のデジタルポートPXXに入力される電位が、室
内マイコン22がLowと判定出来る電位となるような
値となっている。なお、インターフェイス(1)21の
中に、3つ破線で囲まれた回路ブロックがあるが、光セ
ンサ5側から、ボルテージフォロワ回路、増幅回路、比
較回路となっている。
【0141】次に回路の動作について説明する。電流出
力型の出力アナログ可変式光センサ5の2番端子から出
力された部屋の明るさに相当する電流は、抵抗53によ
って電圧変換され、ボルテージフォロワ回路及び増幅回
路を経由して、比較回路を構成するコンパレータ121
の負側端子に入力される。ボルテージフォロワ回路及び
増幅回路の動作は、先に別の実施の形態にて説明した通
りである。コンパレータ121の正側端子には、分圧抵
抗122、123によって直流電源47が分圧された電
圧が入力されており、コンパレータ121はこの正側端
子入力電圧を基準電圧として、負側端子入力電圧つまり
光センサ5の検出信号が基準電圧よりも大きければコン
パレータ121出力はOFFのまま、逆に光りセンサ5
の検出信号が基準電圧よりも小さければコンパレータ1
21出力はON状態となる。
【0142】つまり、正側端子入力電圧が、空気調和機
の明制御にするのか暗制御にするのかを決定する明暗し
きい値を意味する。例えば正側端子入力電圧(明暗しき
い値)が1Vとし、部屋の明るさが非常に明るい状態
で、光センサ5によって検出され増幅回路にて増幅され
た信号電圧が8Vであったとした場合、負側端子入力電
圧の方が正側端子入力電圧よりも大きいためコンパレー
タ121出力はOFFのままとなり、抵抗127、12
8には電流が流れない。これにより、室内マイコン22
のデジタルポートPXXに入力される電圧は直流電源4
7と同電位となって、室内マイコン22は入力=Hig
hと認識される。
【0143】逆に、部屋の明るさが暗い状態で、光セン
サ5によって検出され増幅回路にて増幅された信号電圧
が1Vを割った場合、正側端子入力電圧(明暗しきい
値)の方が負側端子入力電圧よりも大きいためコンパレ
ータ121出力はON状態となり、直流電源47から抵
抗127、128を通ってコンパレータ121出力に電
流が流れ込む。これにより、室内マイコン22のデジタ
ルポートPXXに入力される電圧はLow相当電圧とな
り、室内マイコン22は入力=Lowと認識される。ま
た、図36は、図35からボルテージフォロワ回路を省
いた回路であるが、回路動作としては図35と同様であ
る。
【0144】前記実施の形態6でも述べたとおり、空気
調和機の室内機11の据付位置、据付高さが多種多様に
考えられることを考慮すると、光センサ5によって部屋
の明るさを検出するには、図1に示すように光センサ5
とこれに部屋の光を入光させるための入光窓12は室内
機11の幅方向の中央付近に位置させることが、据付環
境のバラツキによって発生し得る誤検出確率が最も小さ
くなると考えられるが、図15に示すように室内機の構
成上室内機を制御するための室内マイコン22とその周
辺回路が実装された室内制御基板62や、室内マイコン
22とその周辺回路に直流電源を供給するために交流電
源を直流電源に変換する回路が実装された室内電源変換
基板61、更にはリモコン17からの信号を受信する受
信器27や表示LED回路26が実装された受信基板6
3等は、室内機の右側に位置することが多く、よって室
内制御基板62と光センサ5が実装されたセンサ基板6
4とは50cm近い長さのリード線65で接続されるこ
とになる。
【0145】リード線での接続は電気的ノイズの影響が
受け易くなる方向であり、室内マイコン22と光センサ
5との間のインターフェイス(1)21の構成、並びに
その配置によっては電気的ノイズの影響度が大きく変わ
るため、極力電気的ノイズの影響を受けにくくする対策
を講じることが必要である。以下に電気的ノイズの影響
を受けにくくするための回路及び基板構成の実施の形態
について説明する。
【0146】図36において、光センサ5の2番端子か
ら出力される部屋の明るさの検出信号は非常に微弱なア
ナログ信号であり、電気的ノイズの影響を受けやすい
が、オペアンプ(B)57によって検出信号は増幅さ
れ、レベルの大きいアナログ信号となることで、電気的
ノイズの影響が受けにくくすることが出来る。更に、コ
ンパレータ121の出力以降はデジタル信号となり、光
センサ5によって検出された部屋の明るさに相当するア
ナログ信号がHighまたはLowの2値に変換されて
室内マイコン22のデジタルポートに入力されるため、
電気的ノイズによる信号レベル変動の回避が簡単な読み
込みプログラムで行えるため、アナログ信号よりも更に
電気的ノイズの影響を受けにくくすることが出来る。
【0147】これを受けて、基板上における回路実装方
法として、図37に示すようにコンパレータ121の出
力端子の先に接続される抵抗128を抵抗128aと抵
抗128bに2分割し、光センサ5からコンパレータ1
21出力端子の先に接続される抵抗128aまでを一つ
の基板上に構成し、室内マイコン22が実装される室内
制御基板62との接続リード線65の3番リード線に流
れる信号レベルをデジタル化しておくことで、リード線
65に電気的ノイズの重畳が生じた時の信号破壊等によ
る室内マイコン22の誤検出を起こりにくくすることが
出来る。
【0148】また、室内マイコン22の入力端子の手前
に抵抗127、128b、129、パスコン126で構
成されるフィルタ回路を接続することで、電気的ノイズ
が室内マイコン22に侵入することで発生するマイコン
暴走を生じにくくすることが出来る。なお、図37はボ
ルテージフォロワ回路が含まれた回路構成としている
が、図36のようにボルテージフォロワ回路が無い回路
構成でも、前述の内容は適用出来る。
【0149】実施の形態13.上記実施の形態12で
は、コンパレータ121の正側端子入力電圧(明暗しき
い値)が1ポイントの場合を示したが、正側端子入力電
圧値の切換機能を持ち、明暗しきい値を切り換えられる
ようにした一実施例を以下に示す。図38は、光センサ
5にホトダイオードを用いた場合の回路図となってお
り、図において、5は電流出力型の出力アナログ可変式
光センサ(ホトダイオード)、131は直流電源47、
直流電源(2)120とは電圧違いの直流電源(3)、
132はオペアンプ(C)、133は負帰還をかけるた
めの抵抗、134はオペアンプ(C)132の発振を防
止するためのコンデンサ、135はパスコン、136及
び138はコンパレータ121の正側端子入力電圧を決
定するための抵抗で、抵抗122及び抵抗123と同じ
役割を持つ。137及び139はジャンパー線であり、
それぞれ抵抗136、抵抗138と並列に接続される。
【0150】次に回路の動作について説明する。光セン
サ5はホトダイオードであることから、オペアンプ
(C)132及び抵抗133によって無バイアス回路が
構成されている。光センサ5に光が当たると電流は光セ
ンサ5のカソードからアノードへ流れ、その発生電流と
抵抗133の抵抗値との積がオペアンプ(C)132の
出力電圧として発生する。よって光が強ければ強いほど
光センサ5による発生電流は大きくなり、オペアンプ
(C)132の出力電圧は大きくなる。オペアンプ
(C)132の出力電圧は、オペアンプ(B)57と抵
抗RA52、RB51によって構成される非反転増幅回
路によって増幅された後にコンパレータ121の負側端
子に入力される。
【0151】コンパレータ121の正側端子には、これ
に接続される抵抗で直流電源(2)120を分圧した電
圧(明暗しきい値)が入力され、この電圧と負側端子入
力電圧との比較結果に基づいてコンパレータ121の出
力が変化する。コンパレータ121の2つの入力端子電
圧の状態とコンパレータ121出力との関係は、前記実
施例にて述べた通りである。今、コンパレータ121の
入力側にあるジャンパー線137、139が実装されて
いるとした場合、コンパレータ121の正側端子入力電
圧は、抵抗122と抵抗123の分圧値となる。
【0152】ここで、ジャンパー線137をカットし、
抵抗136にも電流が流れるようにすると、コンパレー
タ121の正側端子入力電圧は、抵抗136と抵抗12
2の和と、抵抗123の分圧値となり、ジャンパー線1
37が実装されている時よりも正側端子入力電圧が小さ
くなる。故に、明暗しきい値を更に暗い値に切り換える
こと出来る。逆にジャンパー線137は実装したままで
ジャンパー線139をカットし、抵抗138にも電流が
流れるようにすると、コンパレータ121の正側端子入
力電圧は、抵抗122と、抵抗123と抵抗138の和
との分圧値となり、ジャンパー線139が実装されてい
る時よりも正側端子入力電圧が大きくなる。故に、明暗
しきい値を更に明るい値に切り換えること出来る。な
お、本実施の形態では明暗しきい値を切り換える手段と
してジャンパー線を用いたが、ジャンパー線の代わりに
常時接点型スイッチを用いたり、抵抗を用いてもよい。
【0153】実施の形態14.上記実施の形態13で
は、明制御から暗制御に移行する時のしきい値と、暗制
御から明制御に移行する時のしきい値が同じ値である例
を示したが、それぞれのしきい値を区別し、しきい値間
にヒステリシスを持たせた回路の実施の形態を以下に示
す。図39において、140はトランジスタであり、コ
レクタ−エミッタ間に抵抗138が接続される構成とな
っている。トランジスタ140のベースはコンパレータ
121の出力端子に接続され、コンパレータの出力状態
によって、トランジスタ140のON/OFFが決定さ
れる。
【0154】次に動作について説明する。例えば、ジャ
ンパー線137が実装されている状態で、光センサ5に
よって検出された部屋の明るさが非常に明るく、コンパ
レータ121の負側端子に入力される電圧が、正側端子
入力電圧よりも大きい場合、コンパレータ121の出力
端子はOFFでハイインピーダンス状態にあるため、直
流電源47から抵抗127と抵抗128を流れる電流が
トランジスタ140のベースに流れ込み、トランジスタ
がONする。
【0155】トランジスタ140がONすると、抵抗1
38には電流が流れなくなるため、コンパレータ121
の正側端子に入力される電圧は、直流電源(2)120
を抵抗122と抵抗123とで分圧した値となり、明制
御から暗制御に移行するしきい値が図40の(A)のポ
イントとなる。次に、この状態から部屋の明るさが暗く
なりそれが光センサ5によって検出されてコンパレータ
121の負側端子入力電圧が、抵抗122と抵抗123
とで分圧された正側端子入力電圧よりも小さくなった
時、コンパレータ121出力はON状態となり、それが
室内マイコン22に検出されることで空気調和機が明制
御から暗制御に移行すると共に、直流電源47から抵抗
127と抵抗128を流れる電流は、トランジスタ14
0のベースに流れ込まずにインピーダンスの低いコンパ
レータ121出力に流れ込むため、ベースに電流が流れ
なくなったトランジスタ140は、ON→OFF状態に
切り換わり、これにより抵抗138には電流が流れるよ
うになり、正側端子入力電圧は直流電源(2)120を
抵抗122と、抵抗123と抵抗138の和とで分圧さ
れた値となる。つまり、正側端子入力電圧は抵抗138
にかかる電圧分上昇するため、暗制御状態から明制御に
移行する時のしきい値は、図40で示すように抵抗13
8にかかる電圧分上昇した(B)のポイントとなる。
【0156】実施の形態15.次に、比較回路搭載によ
り、光センサ5によって検出された部屋の明るさ信号が
デジタル信号となって室内マイコン22に入力される場
合の信号の読み込み手段の一実施例を、図41を用いて
説明する。図41は、室内マイコン22のデジタルポー
トPXXに入力されるデジタル化された部屋の明るさ検
出信号の状態に対して、それを読み込んで空気調和機の
明暗制御の判定に用いるためにスキャニングするタイミ
ングと、スキャニングして得られたデータの明暗制御へ
の使用を許可・禁止するタイミングを表したものであ
る。
【0157】室内マイコン22は、入力される検出信号
レベルを任意の一定時間間隔t1毎にスキャニングし、
スキャニングして検出出来た結果(HighまたはLo
w)が、あらかじめ定められた規定回数分全数一致した
時にはじめて検出信号の入力レベル判定結果を確定し、
その情報を元に空気調和機の明暗制御を実行する。図に
おいて、例えば(A)のタイミングで部屋の明るさに変
化が起こり、ポートPXXの入力レベルがHighから
Lowに切り換わったとした場合、入力レベルが切り換
わってから初めてのスキャニングであるA1からLow
検出がスタートし、最終的にスキャニングの規定回数回
目であるAnまで全てLowレベルが検出出来た時(図
の(B)のタイミング)、ここで初めて入力レベルがL
owであることを確定し、これに見合った空気調和機の
明または暗制御を実行する。
【0158】そして入力レベルが確定した時に、入力レ
ベル反転許可・禁止フラグを時間t2の間禁止状態に
し、短時間での入力レベル反転による空気調和機の明暗
制御のハンチングや、電気的ノイズ等による空気調和機
の誤作動を防止する。よって、例えば図の(C)のタイ
ミングで電気的ノイズの影響により、室内マイコン22
入力レベルがLowからHighに変化した場合、入力
レベルのスキャニングはC1、C2…Cnと実行される
が、入力レベル反転許可・禁止フラグが禁止状態になっ
ているため、この検出結果は確定値として使用されずに
破棄され、空気調和機は先に確定された入力レベルであ
るLowに準じた明暗制御を継続する。以上の動作は室
内マイコン22のプログラムで実行され、そのフローチ
ャートを図42に示す。
【0159】図において、ステップS20ではまず最初
に入力レベルのスキャニング間隔時間t1がクリアされ
ているかどうかを確認しており、時間t1がまだクリア
されずに残っている時には他の制御へと移行し、時間t
1がクリアされるのを待つ。時間t1がクリアされてい
る場合には、ステップS1にてポートPXXに入力され
る光センサ検出信号レベルをスキャニングし、ステップ
S21で前回スキャニングした入力レベルと一致してい
るかどうかを確認する。
【0160】前回スキャニングした入力レベルと一致し
た場合には、ステップS22に進んでスキャニング回数
を+1し、逆に前回スキャニングした入力レベルと異な
っている場合には、レベルがHighからLow、ある
いはLowからHighに切り換わったと判断してステ
ップS23でスキャニング回数をリセットする。そし
て、ステップS24で次のスキャニングまでの時間t1
をセットし、ステップS25スキャニング回数が規定回
数nに達したかどうかを確認している。
【0161】スキャニング回数が規定回数nに達した場
合には、ステップS26へと進み、スキャニング回数が
まだ規定回数nに満たない時には、ステップS20へと
戻って再び入力レベルのスキャニング動作に入る。ステ
ップS26では、入力レベル反転許可・禁止フラグが許
可状態、つまり禁止時間t2がクリアされているかどう
かを確認しており、禁止時間t2がクリアされている場
合には、ステップS27にて入力レベルの検出結果を確
定し、逆に禁止時間t2がクリアされていない場合に
は、今までのスキャニングを無効とするためにステップ
S28へ進んでスキャニング回数をリセットし、ステッ
プS20へと戻って再び入力レベルのスキャニング動作
に入る。ステップS27で入力レベルを確定したら、ス
テップS29にて入力レベル反転許可・禁止フラグを禁
止状態にするために禁止時間t2をセットし、ステップ
S2の明暗判定に移行する。その後の動作は、図3等で
説明した通りである。
【0162】実施の形態16.空調機を明暗制御する
際、室内機11の送風ファンモータ24の回転数、上下
ベーンモータ25の角度、表示LED回路26の明る
さ、空調機の設定温度の変化だけでは、空調機の使用者
が判断しづらいため、現状明制御を実行しているのか、
あるいは暗制御を実行しているのかを表示することで、
使用者に空調機の運転状況を知らしめることが出来る。
【0163】その一実施の形態を図43に示す。図にお
いて、表示LED14は、空調機の運転もしくは停止を
表示する運転LED14a、空調機の運転電流状態によ
って点灯もしくは消灯するパワーLED14b、そして
空調機の明暗制御状態を表示するおやすみモードLED
14cの3つのLEDで構成される。パワーLED14
bは、例えば空調機の設定温度制御値に対して現在室温
がかけ離れている時には空調機は一生懸命運転するため
パワーLED14bが点灯し、逆に現在室温が設定温度
制御値に近づいてきた時には空調機の運転に多くのパワ
ーを必要としないため、パワーLED14bは消灯す
る。そして、空調機の明暗制御状態を表示するおやすみ
モードLED14cは、例えば明制御中は消灯し、暗制
御中は点灯することで、空調機の使用者に明暗制御状態
を表示する。なお、空調機が暗制御となった場合、明暗
制御とは直接関係しない運転LED14aとパワーLE
D14bは、明制御状態よりもLEDの明るさが暗くな
るよう制御される。
【0164】図44に表示LEDを点灯または消灯させ
る駆動回路の一実施の形態を示す。図において、160
は表示KEDの電流制限抵抗である。この回路では、室
内マイコン22が、Lowアクティブ動作をするように
設定されており、例えば明制御から暗制御に移行し、お
やすみモードLED14cを点灯させる時には、室内マ
イコン22のデジタルポートP12はLow出力とな
り、電流が直流電源47からおやすみモードLED14
c→電流制限抵抗160→ポートP12の経路で流れる
ことでおやすみモードLED14cが点灯する。
【0165】逆に消灯させる場合にはポートP12の出
力はHighとなり、おやすみモードLED14cには
電流が流れないため、おやすみモードLED14cは点
灯しない。また、明制御から暗制御に移行した時に、運
転LED14a、パワーLED14bの明るさを暗くす
るには、図45に示すように、例えば明制御中のLED
駆動をLED通電DUTY比100%とし、暗制御中の
LED駆動をLED通電DUTY比50%となるように
ポート出力を制御することで実現可能となる。LED通
電DUTY比が100%未満の場合はLEDが点灯と消
灯を繰り返す形となるが、1サイクルの時間設定を短く
すれば、人間の目には点灯と消灯を繰り返しているよう
には見えずに、暗くなったように見える。
【0166】図46に、おやすみモードLED14cの
点灯もしくは消灯を制御するプログラムのフローチャー
トを示す。ステップS1にて光センサ検出信号を入力
し、ステップS2にて部屋が位と判断されて空調機を暗
制御する場合にはステップS40へと進んで、おやすみ
モードLED14cを点灯出力する。その後のフロー及
びステップS2にて部屋が明るいと判断され空調機を明
制御する場合のその後のフローは、例えば図3のフロー
チャート図に準ずる。
【0167】実施の形態17.実施の形態2あるいは実
施の形態3で示したように、空調機の暗制御実行を許可
または禁止するためのスイッチが設けられている場合、
その暗制御許可スイッチの入力状態を、室内機11の表
示LED14部に表示するようにすることで、空調機の
暗制御許可または禁止状態をいつ何時でも使用者に知ら
しめることができる。暗制御許可スイッチが許可状態と
なった時に、それを専用LEDで表示する一実施の形態
を以下に示す。
【0168】図47において、14dは暗制御許可を表
すLED(おやすみ許可LED)であり、例えばリモコ
ン17の暗制御許可スイッチ33が押され、その情報が
室内機11のリモコン信号の受信窓18から受信器27
に入光され最終的に室内マイコン22に入力されたら、
おやすみ許可LED14dは点灯し、暗制御許可の情報
が室内マイコン22に入力されていない場合には、おや
すみKED14dは消灯する。図48に、おやすみ許可
LEDを点灯または消灯させる駆動回路の一実施の形態
を示す。回路動作は、実施の形態16における図44の
説明と同様である。
【0169】図49に、おやすみ許可LED14dの点
灯もしくは消灯を制御するプログラムのフローチャート
を示す。ステップS1aにて受信済であるリモコン信号
の受信情報を入力し、ステップS1にて光センサ検出信
号を入力する。ステップS2aにて暗制御許可スイッチ
が有効となっているか確認し、許可の信号が受信されて
いる場合には、ステップS2へと進む。そして、ステッ
プS2にて部屋が暗いと判断されて空調機を暗制御する
場合にはステップS41へと進んで、おやすみ許可LE
D14dを点灯出力する。その後のフロー及びステップ
S2aにて暗制御許可スイッチが無効となっている場
合、S2にて部屋が明るいと判断され空調機を明制御す
る場合のその後のフローは、例えば図8のフローチャー
トに準ずる。
【0170】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、室内
機に設けられ、前記室内機が据え付けられている部屋の
明るさを検出する光センサと、前記室内機に設けられ、
室内に送風する送風ファンと、前記光センサの検出結果
に基づいて前記送風ファンの回転数を暗の時は明の時よ
りも低く制御する制御手段とを備えたので、昼間と夜間
とでそれぞれに見合った空調運転が可能になり、就寝時
の騒音を低減して空調環境を快適にできる効果が得られ
る。
【0171】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
前記室内機に設けられ、上下方向吹き出し角度を可変に
する風向ベーンと、冷房運転時又は除湿運転時には前記
光センサの検出結果に基づいて前記風向ベーンを暗の時
は明の時よりも上吹きになるよう制御する制御手段とを
備えたので、昼間と夜間とでそれぞれに見合った空調運
転が可能になり、就寝時の冷房による冷え過ぎを防止し
て空調環境を快適にできる効果が得られる。
【0172】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
前記室内機に設けられ、運転状態を表示する表示LED
部と、前記光センサの検出結果に基づいて前記表示LE
Dの明るさを暗の時は明の時よりも暗くするよう制御す
る制御手段とを備えたので、昼間と夜間とでそれぞれに
見合った空調運転が可能になり、就寝時にLED部の点
灯が明るすぎることを防止して空調環境を快適にできる
効果が得られる。
【0173】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
冷房運転時又は除湿運転時には前記光センサの検出結果
に基づいて設定温度を暗の時は明の時よりも高めに制御
する制御手段とを備えたので、昼間と夜間とでそれぞれ
に見合った空調運転が可能になり、就寝時の低温による
寒さを防止して空調環境を快適にできる効果が得られ
る。
【0174】また、室内機に設けられ、前記室内機が据
え付けられている部屋の明るさを検出する光センサと、
暖房運転時には前記光センサの検出結果に基づいて設定
温度を暗の時は明の時よりも低めに制御する制御手段と
を備えたので、昼間と夜間とでそれぞれに見合った空調
運転が可能になり、就寝時の高温による暑さを防止して
空調環境を快適にできる効果が得られる。
【0175】また、明制御中と暗制御中とで表示内容を
変える専用表示LEDを備えたので、空気調和機の使用
者は、空気調和機の制御状態を容易に知ることが出来る
効果が得られる。
【0176】また、前記制御を許可する暗制御有効状態
と、明または暗に関わらず明の時の制御を行なう暗制御
無効状態とを切り換え可能な暗制御許可スイッチを備え
たので、空気調和機の使用者の気持ちに合わせて明暗制
御をすることが出来、使用者が暗制御を実行させたい時
だけ暗制御を実行出来る効果が得られる。
【0177】また、前記暗制御許可スイッチの切り換え
状態を表示するLEDを備えたので、空気調和機の使用
者は、空気調和機が暗制御許可状態として制御されてい
るのかどうかを一目で確認出来る効果が得られる。
【0178】また、前記光センサは、任意の明るさを境
に明と暗の2値を出力する2値式の光センサを用いたの
で、光センサとの間のインターフェイスを簡略化するこ
とが出来るとともに、安価に出来る効果が得られる。
【0179】また、前記光センサは、検出された明るさ
に応じてその出力がアナログ的に可変する出力アナログ
可変式の光センサを用いたので、明暗しきい値の設定に
融通が効くから、空気調和機の使用環境に見合った明暗
しきい値を設定すること出来る効果が得られる。
【0180】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セ
ンサからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は
前記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回
路からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回
路とを備え、前記光センサから出力される部屋の明るさ
に応じたアナログ可変信号を前記比較回路によって明暗
2値信号に変換する構成とし、前記比較回路の任意のし
きい値を決定する比較回路基準側入力端子にしきい値切
換手段を設けたので、空気調和機の使用環境に見合った
明暗しきい値を選択することで、設置条件に応じた空気
調和機の明暗制御が行える効果が得られる。
【0181】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セ
ンサからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は
前記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回
路からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回
路とを備え、前記光センサから出力される部屋の明るさ
に応じたアナログ可変信号を前記比較回路によって明暗
2値信号に変換する構成とし、前記比較回路の出力側と
入力側との間に帰還回路を設け、前記比較回路の出力に
ヒステリシスを設けたので、明制御と暗制御のハンチン
グ状態の防止を行うことで、室内マイコンプログラムで
のハンチング対策を実施する必要が無く、プログラムが
簡略化出来、ROM容量が少ない安価なマイコンを使用
出来る効果が得られる。
【0182】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路とを備え、光
センサの出力端子と前記マイコンの端子との間に前記増
幅回路又は前記増幅回路と前記ボルテージフォロワ回路
を接続すると共に、前記光センサと前記増幅回路又は前
記光センサと前記ボルテージフォロワ回路と前記増幅回
路を同一基板上に実装したので、リード線に流れる検出
信号レベルを光センサから出力された微弱な信号とせず
に、増幅されたレベルの大きい信号になるよう構成され
ているので、電気的ノイズの影響が受けにくくなり、光
センサによって検出された信号を室内マイコンへ入力す
るまでに信号が電気的ノイズによって破壊されることを
生じにくくすることが出来る効果が得られる。
【0183】また、光センサによって検出される明暗情
報を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光
センサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサ
からの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セ
ンサからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は
前記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回
路からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回
路とを備え、前記光センサの出力端子と前記マイコンの
端子との間に、前記比較回路を接続し、光センサから出
力される部屋の明るさに応じたアナログ可変信号を明暗
2値信号に変換した後に前記マイコンへ入力すると共
に、前記光センサと前記増幅回路と前記比較回又は前記
光センサと前記ボルテージフォロワ回路と前記増幅回路
と前記比較回路を同一基板上に実装したので、室内マイ
コンに入力される情報が2値に簡略化され、入力読み込
みプログラムが容易となり、ROM容量が少ない安価な
マイコンを使用することが出来る効果が得られると共
に、リード線に流れる検出信号レベルをアナログ信号と
せずに、2値のデジタル信号になるよう構成されている
ので、電気的ノイズの影響が受けにくくなり、光センサ
によって検出された信号を室内マイコンへ入力するまで
に信号が電気的ノイズによって破壊されることを生じに
くくすることが出来る効果が得られる。
【0184】また、明もしくは暗に相当する2値信号を
任意の一定時間間隔で読み込み、前記2値信号が規定回
数回一致した時に明もしくは暗を確定し明制御もしくは
暗制御を実行すると共に、明制御から暗制御に、もしく
は暗制御から明制御に切り変わった後は、任意の一定時
間前記2値信号の入力を無効とする手段を備えたので、
デジタル信号に重畳した電気的ノイズを誤検出すること
を低減出来るとともに、誤検出しても、それによる短時
間内での空気調和機の明制御と暗制御のハンチング発生
を防止出来る効果が得られる。
【0185】また、前記光センサからの出力信号を増幅
する増幅回路と、前記増幅回路からの出力によって明暗
制御を実行する前記制御手段を有するマイコンと、前記
マイコンに接続され保持する情報を前記マイコンに出力
する不揮発性メモリとを備え、前記マイコン又は前記不
揮発性メモリーのいずれか一方に、明暗制御のしきい値
又は前記制御手段が制御する明暗制御値の少なくとも一
方を保持し、前記増幅回路からの出力と前記しきい値と
の比較結果を基に明制御と暗制御を区別するので、明暗
しきい値や空気調和機の明暗制御値の設定に融通性があ
り、使用環境に見合った明暗しきい値と明暗制御値に書
き換えられる効果が得られる。
【0186】また、前記しきい値を複数とし、前記増幅
回路からの出力と前記しきい値との比較結果を基に明制
御から暗制御へ、或いは暗制御から明制御への移行を前
記複数のしきい値毎に段階的に実行するので、明暗制御
そのものをきめ細やかに制御することで空調の快適性を
更に向上することが出来る効果が得られる。
【0187】また、前記一つ又は複数のしきい値を複数
組保持すると共に、前記各組を可変するしきい値切換手
段を前記マイコンに設けたので、空気調和機の使用環境
に見合った明暗しきい値への切り換えが簡単確実に行え
る効果が得られる。
【0188】また、明制御から暗制御へ切り換わるしき
い値と、暗制御から明制御へ切り換わるしきい値とを別
々に設定したので、部屋の明るさがいずれかのしきい値
近傍にあったとしても、短時間の間に明と暗の両方を検
出してしまうことは無くなり、空気調和機の明制御と暗
制御のハンチング発生を防止出来る効果が得られる。
【0189】また、前記増幅回路から前記マイコンに入
力される室内の明るさの入力値と、明暗制御を行うため
にしきい値との比較対象となる室内の明るさの検出値と
を区別し、前記検出値は前記入力値の変化の傾斜にあわ
せて所定時間毎に所定量だけ変化させると共に、この検
出値としきい値との比較結果に基づいて明暗制御を実行
するので、マイコンに入力される信号が電気的ノイズの
影響を受けてレベルが大きく変化しても、検出値は徐々
に変化するように制御されるため、電気的ノイズの影響
により入力信号を誤検出してしまうことを防止出来る効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における空気調和機の
正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態における空気調和機の
制御装置のブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態における空気調和機の
制御装置の室内マイコンプログラムのフローチャート図
である。
【図4】 図3のフローチャート図における、室内機の
送風ファン回転数、上下ベーン角度、表示LEDの明る
さ、空気調和機の設定温度を設定するステップを更に詳
細に表したフローチャート図である。
【図5】 この発明の実施の形態における空気調和機の
側面図であり、上下ベーン位置を表す図である。
【図6】 この発明の他の実施の形態を示すリモコンに
暗制御許可スイッチを設けた場合の空気調和機の正面図
である。
【図7】 この発明の他の実施の形態を示すリモコンに
暗制御許可スイッチを設けた場合の空気調和機の制御装
置のブロック図である。
【図8】 この発明の他の実施の形態を示すリモコンに
暗制御許可スイッチを設けた場合の空気調和機の制御装
置の室内マイコンプログラムのフローチャート図であ
る。
【図9】 この発明の他の実施の形態を示す室内機に暗
制御許可スイッチを設けた場合の空気調和機の正面図で
ある。
【図10】 この発明の他の実施の形態を示す室内機に
暗制御許可スイッチを設けた場合の空気調和機の制御装
置のブロック図である。
【図11】 この発明の他の実施の形態を示す室内機に
暗制御許可スイッチを設けた場合の空気調和機の制御装
置の室内マイコンプログラムのフローチャート図であ
る。
【図12】 この発明に関連する光センサに2値式の光
センサを用いた場合の制御回路図である。
【図13】 この発明に関連する光センサに2値式の光
センサを用いた場合の空気調和機の制御装置の室内マイ
コンプログラムのフローチャート図である。
【図14】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いた場合の制御回路図である。
【図15】 この発明に関連する空気調和機の制御装置
を構成する室内機搭載の基板位置の一例を示した図であ
る。
【図16】 この発明に関連する空気調和機の制御装置
を構成する制御回路内での部屋の明るさ検出信号の信号
レベルを表した図である。
【図17】 この発明に関連する空気調和機の制御装置
を構成する制御回路の基板実装方法の実施の形態を示し
た図である。
【図18】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いた場合の別の実施の形態を表
す制御回路図である。
【図19】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、明暗しきい値等を
不揮発性メモリに格納した場合の実施の形態を表す制御
回路図である。
【図20】 この発明に関連する明暗しきい値を不揮発
性メモリに格納した場合の空気調和機の制御装置の室内
マイコンプログラムのフローチャート図である。
【図21】 この発明に関連する空気調和機の明暗制御
値データを表した表である。
【図22】 この発明に関連する明暗しきい値と空気調
和機の明暗制御値データを不揮発性メモリに格納した場
合の空気調和機の制御装置の室内マイコンプログラムの
フローチャート図である。
【図23】 図22の各ステップにおける制御動作を示
す対応表である。
【図24】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、空気調和機の明暗
しきい値等を不揮発性メモリに格納すると共に、明暗し
きい値の切換機能を設けた場合の実施の形態を表す制御
回路図である。
【図25】 この発明に関連する空気調和機の明暗しき
い値のテーブル表である。
【図26】 この発明に関連する空気調和機の明暗しき
い値と空気調和機の明暗制御値データを不揮発性メモリ
に格納した場合の空気調和機の制御装置の室内マイコン
プログラムのフローチャート図である。
【図27】 この発明に関連する空気調和機の明暗しき
い値の切換機能を設けた場合の他の実施の形態を表す制
御回路図である。
【図28】 この発明に関連する空気調和機の明暗しき
い値の他の実施の形態を表すテーブル表である。
【図29】 (a)この発明に関連する空気調和機の明
制御から暗制御に切り換わるしきい値と、暗制御から明
制御に切り換わるしきい値が同一である場合の明暗しき
い値を表した図である。(b)この発明に関連する空気
調和機の明制御から暗制御に切り換わるしきい値と、暗
制御から明制御に切り換わるしきい値とが区別された場
合の明暗しきい値を表した図である。
【図30】 この発明に関連する空気調和機の明制御か
ら暗制御に切り換わるしきい値と、暗制御から明制御に
切り換わるしきい値とが区別された場合の空気調和機の
制御装置の室内マイコンプログラムのフローチャート図
である。
【図31】 空気調和機の制御装置の室内マイコンに入
力される光センサ検出信号処理の悪い例を示した図であ
る。
【図32】 この発明に関連する空気調和機の制御装置
の室内マイコンに入力される光センサ検出信号処理の実
施の形態を示した図である。
【図33】 この発明に関連する空気調和機の制御装置
の室内マイコンに入力される光センサ検出信号処理の他
の実施の形態を示した図である。
【図34】 この発明に関連する空気調和機の制御装置
の室内マイコンに入力される光センサ検出信号の処理プ
ログラムのフローチャート図である。
【図35】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、アナログの検出信
号を2値のデジタル信号に変換する回路を搭載した場合
の制御回路図である。
【図36】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、アナログの検出信
号を2値のデジタル信号に変換する回路を搭載した場合
の制御回路内での部屋の明るさ検出信号の信号レベルを
表した図である。
【図37】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、アナログの検出信
号を2値のデジタル信号に変換する回路を搭載した場合
の制御回路の基板実装方法の実施の形態を示した図であ
る。
【図38】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、アナログの検出信
号を2値のデジタル信号に変換する回路とこの変換回路
に明暗しきい値を切り換える切換機能を設けた場合の制
御回路図である。
【図39】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、アナログの検出信
号を2値のデジタル信号に変換する回路とこの変換回路
に明暗しきい値のヒステリシス機能を設けた場合の制御
回路図である。
【図40】 図39の明暗しきい値のヒステリシス機能
による明暗しきい値のヒステリシスを説明した図であ
る。
【図41】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、アナログの検出信
号を2値のデジタル信号に変換する回路を搭載した場合
の室内マイコンの信号処理方法を表した図である。
【図42】 この発明に関連する光センサに出力アナロ
グ可変式の光センサを用いると共に、アナログの検出信
号を2値のデジタル信号に変換する回路を搭載した場合
の室内マイコンの信号処理プログラムのフローチャート
図である。
【図43】 この発明に関連する空気調和機の明暗制御
の実行状態を表示LEDで表す室内機の斜視図である。
【図44】 この発明に関連する空気調和機の明暗制御
の実行状態を表示LEDで表す場合の表示LED駆動回
路図である。
【図45】 この発明に関連する空気調和機の明暗制御
における表示LEDの明るさの明暗制御方法を説明した
図である。
【図46】 この発明に関連する空気調和機の明暗制御
の実行状態を表示LEDで表す場合の室内マイコンプロ
グラムのフローチャート図である。
【図47】 この発明に関連する空気調和機の暗制御許
可スイッチ状態を表示LEDで表す室内機の斜視図であ
る。
【図48】 この発明に関連する空気調和機の暗制御許
可スイッチ状態を表示LEDで表す場合の表示LED駆
動回路図である。
【図49】 この発明に関連する空気調和機の暗制御許
可スイッチ状態を表示LEDで表す場合の室内マイコン
プログラムのフローチャート図である。
【図50】 従来の空気調和機の要部回路図である。
【符号の説明】
5 光センサ、 11 室内機、 13 上下ベーン、
14 表示LED、17 リモコン、 22 室内マ
イコン、 24 室内送風ファンモータ、25 上下ベ
ーンモータ、 26 表示LED回路、 33 暗制御
許可スイッチ、 71 不揮発性メモリ、 14c お
やすみモードLED、 14d おやすみ許可LED。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機に設けられ、前記室内機が据え付
    けられている部屋の明るさを検出する光センサと、前記
    室内機に設けられ、室内に送風する送風ファンと、前記
    光センサの検出結果に基づいて前記送風ファンの回転数
    を暗の時は明の時よりも低く制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 室内機に設けられ、前記室内機が据え付
    けられている部屋の明るさを検出する光センサと、前記
    室内機に設けられ、上下方向吹き出し角度を可変にする
    風向ベーンと、冷房運転時又は除湿運転時には前記光セ
    ンサの検出結果に基づいて前記風向ベーンを暗の時は明
    の時よりも上吹きになるよう制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 室内機に設けられ、前記室内機が据え付
    けられている部屋の明るさを検出する光センサと、前記
    室内機に設けられ、運転状態を表示する表示LED部
    と、前記光センサの検出結果に基づいて前記表示LED
    の明るさを暗の時は明の時よりも暗くするよう制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 室内機に設けられ、前記室内機が据え付
    けられている部屋の明るさを検出する光センサと、冷房
    運転時又は除湿運転時には前記光センサの検出結果に基
    づいて設定温度を暗の時は明の時よりも高めに制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 室内機に設けられ、前記室内機が据え付
    けられている部屋の明るさを検出する光センサと、暖房
    運転時には前記光センサの検出結果に基づいて設定温度
    を暗の時は明の時よりも低めに制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 明制御中と暗制御中とで表示内容を変え
    る専用表示LEDを備えたことを特徴とする請求項1乃
    至5の何れか1項に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記制御を許可する暗制御有効状態と、
    明または暗に関わらず明の時の制御を行なう暗制御無効
    状態とを切り換え可能な暗制御許可スイッチを備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の空
    気調和機の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記暗制御許可スイッチの切り換え状態
    を表示するLEDを備えたことを特徴とする請求項7記
    載の空気調和機。
  9. 【請求項9】 前記光センサは、任意の明るさを境に明
    と暗の2値を出力する2値式の光センサを用いることを
    特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の空気調
    和機。
  10. 【請求項10】 前記光センサは、検出された明るさに
    応じてその出力がアナログ的に可変する出力アナログ可
    変式の光センサを用いることを特徴とする請求項1乃至
    5の何れか1項に記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 光センサによって検出される明暗情報
    を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光セ
    ンサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサか
    らの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セン
    サからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は前
    記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回路
    からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回路
    とを備え、前記光センサから出力される部屋の明るさに
    応じたアナログ可変信号を前記比較回路によって明暗2
    値信号に変換する構成とし、前記比較回路の任意のしき
    い値を決定する比較回路基準側入力端子にしきい値切換
    手段を設けたことを特徴とする請求項10記載の空気調
    和機。
  12. 【請求項12】 光センサによって検出される明暗情報
    を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光セ
    ンサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサか
    らの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セン
    サからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は前
    記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回路
    からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回路
    とを備え、前記光センサから出力される部屋の明るさに
    応じたアナログ可変信号を前記比較回路によって明暗2
    値信号に変換する構成とし、前記比較回路の出力側と入
    力側との間に帰還回路を設け、前記比較回路の出力にヒ
    ステリシスを設けたことを特徴とする請求項10記載の
    空気調和機の制御装置。
  13. 【請求項13】 光センサによって検出される明暗情報
    を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光セ
    ンサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサか
    らの出力信号のボルテージフォロワ回路とを備え、光セ
    ンサの出力端子と前記マイコンの端子との間に前記増幅
    回路又は前記増幅回路と前記ボルテージフォロワ回路を
    接続すると共に、前記光センサと前記増幅回路又は前記
    光センサと前記ボルテージフォロワ回路と前記増幅回路
    を同一基板上に実装したことを特徴とする請求項10記
    載の空気調和機。
  14. 【請求項14】 光センサによって検出される明暗情報
    を処理する前記制御手段を有するマイコンと、前記光セ
    ンサからの出力信号を増幅する増幅回路と、光センサか
    らの出力信号のボルテージフォロワ回路と、前記光セン
    サからの出力信号と前記増幅回路からの出力信号又は前
    記ボルテージフォロワ回路及び増幅回路と前記増幅回路
    からの出力信号とを任意のしきい値と比較する比較回路
    とを備え、前記光センサの出力端子と前記マイコンの端
    子との間に、前記比較回路を接続し、光センサから出力
    される部屋の明るさに応じたアナログ可変信号を明暗2
    値信号に変換した後に前記マイコンへ入力すると共に、
    前記光センサと前記増幅回路と前記比較回路又は前記光
    センサと前記ボルテージフォロワ回路と前記増幅回路と
    前記比較回路を同一基板上に実装したことを特徴とする
    請求項10記載の空気調和機。
  15. 【請求項15】 明もしくは暗に相当する2値信号を任
    意の一定時間間隔で読み込み、前記2値信号が規定回数
    回一致した時に明もしくは暗を確定し明制御もしくは暗
    制御を実行すると共に、明制御から暗制御に、もしくは
    暗制御から明制御に切り変わった後は、任意の一定時間
    前記2値信号の入力を無効とする手段を備えたことを特
    徴とする請求項9及び11及び12及び14の何れか1
    項に記載の空気調和機。
  16. 【請求項16】 前記光センサからの出力信号を増幅す
    る増幅回路と、前記増幅回路からの出力によって明暗制
    御を実行する前記制御手段を有するマイコンと、前記マ
    イコンに接続され保持する情報を前記マイコンに出力す
    る不揮発性メモリとを備え、前記マイコン又は前記不揮
    発性メモリーのいずれか一方に、明暗制御のしきい値又
    は前記制御手段が制御する明暗制御値の少なくとも一方
    を保持し、前記増幅回路からの出力と前記しきい値との
    比較結果を基に明制御と暗制御を区別することを特徴と
    する請求項10記載の空気調和機。
  17. 【請求項17】 前記しきい値を複数とし、前記増幅回
    路からの出力と前記しきい値との比較結果を基に明制御
    から暗制御へ、或いは暗制御から明制御への移行を前記
    複数のしきい値毎に段階的に実行することを特徴とする
    請求項16記載の空気調和機。
  18. 【請求項18】 前記一つ又は複数のしきい値を複数組
    保持すると共に、前記各組を可変するしきい値切換手段
    を前記マイコンに設けたことを特徴とする請求項16又
    は17記載の空気調和機。
  19. 【請求項19】 明制御から暗制御へ切り換わるしきい
    値と、暗制御から明制御へ切り換わるしきい値とを別々
    に設定したことを特徴とする請求項16又は17記載の
    空気調和機。
  20. 【請求項20】 前記増幅回路から前記マイコンに入力
    される室内の明るさの入力値と、明暗制御を行うために
    しきい値との比較対象となる室内の明るさの検出値とを
    区別し、前記検出値は前記入力値の変化の傾斜にあわせ
    て所定時間毎に所定量だけ変化させると共に、この検出
    値としきい値との比較結果に基づいて明暗制御を実行す
    ることを特徴とする請求項16又は17記載の空気調和
    機。
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