JPH11230082A - 流体機械ユニット - Google Patents

流体機械ユニット

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JPH11230082A
JPH11230082A JP4286898A JP4286898A JPH11230082A JP H11230082 A JPH11230082 A JP H11230082A JP 4286898 A JP4286898 A JP 4286898A JP 4286898 A JP4286898 A JP 4286898A JP H11230082 A JPH11230082 A JP H11230082A
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JP
Japan
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fluid machine
frequency converter
vibration
motor
pump
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Pending
Application number
JP4286898A
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English (en)
Inventor
Makoto Kobayashi
真 小林
Masakazu Yamamoto
雅和 山本
Yoshio Miyake
良男 三宅
Junya Kawabata
潤也 川畑
Keita Uei
圭太 上井
Yoshiaki Miyazaki
義晶 宮崎
Katsuji Iijima
克自 飯島
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ等の流体機械の高速・小型化と防振材
の使用を関連させることで、基礎に与える加振力を小さ
く抑えることができる流体機械ユニットを提供する。 【解決手段】 羽根車8A,8B,9A,9Bが回転す
ることによって圧力を発生させるポンプと、ポンプを駆
動するキャンドモータ6とが一体に構成されるポンプユ
ニットにおいて、キャンドモータ6に電力を供給する周
波数変換器を使用して毎分3600回転以上にするとと
もに、据付部に防振材60を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水・空調用に用
いられる汎用ポンプに代表される流体機械ユニットに係
り、特に防振材を利用して振動を低減することができる
流体機械ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポンプ、例えば、2極の誘導電動
機を用いる多段ポンプはその回転数が高々毎分3600
回転なので、高い圧力を発生させるためには、多数の羽
根車が必要となり、又、羽根車に付随して、ケーシング
等も多数必要となるため、ポンプ全体が大きく、且つ、
重量の大きいものとなっていた。特に、材料に鋳鉄など
を使用したポンプでは、厚肉となるため、更に重量が大
きい。このような、大きくて重いポンプの振動を基礎に
伝えないようにするためには、防振架台が必要となる。
仮に、このようなポンプに防振架台ではなく、ゴム材か
ら成る防振材を設けた場合、ポンプの自重によって、ゴ
ムが永久変形してしまい、防振効果があまり得られな
い。したがって、防振架台を使用するのが一般的である
が、ポンプの重量、据付面積共に大きく、施工等も容易
ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑み、ポンプ等の流体機械の高速・小型化と防振材の使
用を関連させることで、基礎に与える加振力を小さく抑
えることができる流体機械ユニットを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、羽根車が回転することによって圧力を発
生させる流体機械と、流体機械を駆動する電動機とが一
体に構成される流体機械ユニットにおいて、前記電動機
に電力を供給する周波数変換器を使用して毎分3600
回転以上にするとともに、据付部に防振材を取り付けた
ことを特徴とするものである。電動機は、例えば、2極
の誘導電動機が用いられる。
【0005】また本発明は、羽根車が回転することによ
って圧力を発生させる流体機械と、流体機械を駆動する
電動機とが一体に構成される流体機械ユニットにおい
て、前記電動機に電力を供給する周波数変換器を流体機
械ユニットに一体に取り付けるとともに、据付部に防振
材を取り付けたことを特徴とするものである。
【0006】本発明は、周波数変換器を活用することで
ポンプ等の流体機械を高速・小型化し、その上で、簡便
なるゴム板のような防振材を使用して基礎に与える加振
力を低減している。即ち、周波数変換器を活用し、ポン
プの回転数を2極の誘導電動機で得られる回転数以上の
領域に設定することにより、羽根車外径を大きくするこ
となく、高揚程のポンプを得ることができ、ポンプ外径
寸法を小さくすることができる。
【0007】高速・小型化において、インバータをはじ
めとする周波数変換器は極めて有効な手段である。この
場合、本発明の1態様におけるようにポンプと周波数変
換器を一体に構成すると、ユーザーは、特別の付帯設備
なしに、省エネルギー化を図ることができるという、副
次的効果もある。他方、周波数変換器は、半導体素子な
どを構成部品として使用しているため、衝撃や外力にあ
まり強くはない。そこで、ポンプの据付部に防振材を設
けることで、例えば、地震などによる基礎側からの外力
・振動を周波数変換器に伝えないようにする効果があ
る。
【0008】本発明の1態様では、防振材はゴム等の弾
性体からなっている。これは、ポンプが小型・軽量とな
る結果、小さな面積の簡便な材料で十分に防振効果が得
られるためである。
【0009】本発明の1態様では、弾性体の表裏に互い
に90°方向が異なる等間隔の溝を設けている。このよ
うな形状は、振動を効率的に低減できるばかりでなく、
ポンプ廻りの水はけを良くする効果も期待できる。すな
わち、床面に水がたまった場合などに、風などの空気の
対流によって早く乾燥するため、例えば、鋳鉄製部材の
腐食(サビ)を防止する効果も期待できる。
【0010】本発明の1態様では、流体機械はモータの
外周部に取扱液が流れる環状流路を有した全周流型ポン
プからなっている。全周流型ポンプは、羽根車をはじめ
とする回転体と外側を構成するケーシング部の間に取扱
液が満たされる。また、モータのまわりに取扱液が満た
される。この取扱液によって回転体からケーシングへの
振動の伝播およびモータからケーシングへの振動の伝播
を抑えることができるため、簡便な防振材を設けるだけ
で、基礎に与える加振力を極小にできる。
【0011】本発明の1態様では、流体機械は板金製の
ポンプからなっている。高速・小型化されたポンプは、
圧力を受ける部材が小さく、且つ小径化されるため、薄
肉の板金材でも強度的に十分である。従って、板金材を
使用することによる薄肉化によって更に軽量となるた
め、防振材を設けることで、より効果的に基礎に与える
加振力を低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る流体機械ユニ
ットの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本
発明の流体機械ユニットの第1の実施の形態を示す図で
ある。図1に示す実施形態においては、流体機械ユニッ
トの一種として全周流型両吸込ポンプを示す。
【0013】図1に示される全周流型両吸込ポンプは立
型ポンプとして構成されている。両吸込ポンプは外ケー
シング1内の中央にキャンドモータ6を備えており、こ
のキャンドモータ6の主軸7の両軸端に、軸方向外方に
開口した吸込部を有する羽根車8A,9A;8B,9B
がそれぞれ固定されている。
【0014】外ケーシング1は、ステンレス鋼板製の外
筒2と、この外筒2の両端にフランジ51,52及びフ
ランジ53,54によってそれぞれ接続されたステンレ
ス鋼板製のカバー63A,63Bとからなっている。そ
して、フランジ54には、ポンプを立置するための据付
用の脚54aが一体に形成されている。脚付フランジ5
4はゴム等の弾性体からなる防振材60を介して設置床
Gに固定されている。また上部カバー63Aには空気抜
き用のプラグ90が装着されている。
【0015】一方、キャンドモータ6は、固定子13
と、この固定子13の外周部に嵌着されるモータフレー
ム外胴14と、モータフレーム外胴14の両開放端に溶
接固定されるモータフレーム側板15,16と、固定子
13の内周部に嵌着され上記モータフレーム側板15,
16に溶接固定されるキャン17とを備えている。また
固定子13内に回転可能に収容されている回転子18は
主軸7に焼き嵌め固定されている。モータフレーム外胴
14と外筒2との間には環状流路40が形成されてい
る。
【0016】モータフレーム外胴14にはターミナルケ
ース20が固定されている。キャンドモータ6と外筒2
とは、ターミナルケース20と、ステー43とによって
一体に固定されている。外筒2は両端近傍に吸込窓2
a,2bを具備し、これら吸込窓2a,2bは吸込カバ
ー55によって接続されている。吸込カバー55には、
ポンプ吸込口55aが形成されるとともに吸込ノズル5
6が固定されている。
【0017】また外筒2の外部には、周波数変換器を内
蔵した周波数変換器組立体77が固定されている。そし
て、周波数変換器よりターミナルケース20を介してス
テータ13に給電用の配線がなされている。キャンドモ
ータ6の回転数は、周波数変換器により3600rpm
以上に設定されている。外筒2の内部には、羽根車8
A,9A;8B,9Bを収容する内ケーシング組立体6
5,65が配設されている。内ケーシング組立体65,
65は、小径部と大径部からなる円筒部材65a,65
aと平板状のカバー65b,65bとにより略円筒容器
状をなし、円筒部材65a,65aの1側部に形成され
たツバ65c,65cとサポートリング71,71とに
より弾性材からなるシール部材75,75が挟持されて
いる。カバー65b,65bに吸込開口65e,65e
が形成されている。シール部材75,75によって内ケ
ーシング組立体65と外筒2との隙間をシールし、吐出
側の取扱液が吸込側に漏れることを防止している。
【0018】前記内ケーシング組立体65,65は、そ
れぞれモータフレーム側板15,16に植設された植込
ボルト72と、植込ボルト72に螺合されたナット73
とによりモータフレーム側板15,16に固定されてい
る。サポートリング71,71とカバー65b,65b
との間には、それぞれディスタンスピース74,74が
介装されている。そして、各内ケーシング組立体65に
は、それぞれライナリング45,45を保持した保持部
材46,46と、第1段目の羽根車8A又は8Bから吐
出された流体を第2段目の羽根車9A又は9Bに導く戻
り羽根47,47と、第2段目の羽根車9A又は9Bか
ら吐出された流体を半径方向から軸方向に導く案内装置
48,48とが配設されている。
【0019】前記外筒2とモータフレーム外胴14との
間には環状流路40が形成されている。また、外筒2に
は、吐出窓2cが形成されるとともに吐出ノズル68が
接続されている。
【0020】次に主軸の一方側にある軸受周辺部につい
て説明する。軸受ブラケット21には、ラジアル軸受2
2と、固定側スラスト軸受23が設けられている。ラジ
アル軸受22の端面は、固定側スラスト摺動部材として
の機能も付与されている。ラジアル軸受22と固定側ス
ラスト軸受23を挟んで両側には、回転側スラスト摺動
部材である回転側スラスト軸受24と回転側スラスト軸
受25が設けられている。回転側スラスト軸受24はス
ラストディスク26に固定されており、回転側スラスト
軸受25はスラストディスク27に固定されている。
【0021】前記軸受ブラケット21はモータフレーム
側板16に設けられたインローに弾性材からなるOリン
グ29を介して挿入されている。なお、図中31はラジ
アル軸受22と摺動部を形成するスリーブである。
【0022】次に、主軸の他方側にある軸受周辺部につ
いて説明する。軸受ブラケット32には、ラジアル軸受
33が設けられている。図中34はラジアル軸受32と
摺動部を形成するスリーブであり、スリーブ34は座金
35に当接し、この座金35は羽根車9A、スリーブ4
2及び羽根車8Aを介して主軸7の端部に設けられたネ
ジおよびナット36によって固定されている。軸受ブラ
ケット32は、モータフレーム側板15に設けられたイ
ンローに弾性材からなるOリング37を介して挿入され
ている。そして、軸受ブラケット32はモータフレーム
側板15に当接している。
【0023】次に、前述のように構成された全周流型両
吸込ポンプの作用を説明する。ポンプ吸込口55aより
吸い込まれた流体は、吸込カバー55によって上下に分
岐して吸込窓2a,2bよりポンプ部に流入する。ポン
プ部に流入した流体は、内ケーシング組立体65,65
に形成された吸込開口65e,65eを通って羽根車8
A,8A;9B,9Bにより昇圧される。羽根車9A,
9Bから吐出された流体は、それぞれ案内装置48,4
8を経て遠心方向から軸方向に流れ方向が転換された
後、外筒2とキャンドモータ6のモータフレーム14と
の間に形成された環状流路40に流入し、この流路40
を流れる間に合流し外筒2の吐出窓2cより吐出ノズル
68を経て吐出口より吐出される。
【0024】図2は防振材60の斜視図である。図2に
示すようにゴム等の弾性体からなる防振材60は表裏に
等間隔の溝60a,60bがそれぞれ形成されている。
表裏の溝60aと溝60bとは、互いに90°方向が異
なっている。弾性体の表裏に互いに90゜方向が異なる
等間隔の溝60a,60bを設けているため、振動を効
率的に低減できるばかりでなく、ポンプ廻りの水はけを
良くする効果も期待できる。すなわち、床面に水がたま
った場合などに、風などの空気の対流によって早く乾燥
するため、例えば、鋳鉄製部材の腐食(サビ)を防止す
る効果も期待できる。
【0025】図3はポンプを支持する脚付フランジ54
と防振材60とを設置床に固定する方法を示す図であ
る。図3に示すように設置床Gには基礎ボルト81が固
定されている。基礎ボルト81に防振材60および脚付
フランジ54を挿通した後に、防振ワッシャ82、平座
金83およびダブルナット84を使用して防振材60お
よび脚付フランジ54を固定する。平座金83とダブル
ナット84との間には、1〜2mmの隙間tが設けられ
ている。図3に示すように、基礎ボルト81とポンプ本
体が金属同士接触しないようにすることで、防振効果は
より向上する。
【0026】図4は本発明の流体機械ユニットの第2の
実施形態を示す図である。図4に示す実施形態において
は、全周流型インラインポンプとして構成されている。
本実施形態に示す全周流型インラインポンプは、ポンプ
ケーシング101と、このポンプケーシング101内に
収容されたキャンドモータ106と、このキャンドモー
タ106の主軸107の端部に固定された羽根車108
とを備えている。ポンプケーシング101はポンプケー
シング外筒102と、このポンプケーシング外筒102
の両端にケーシングフランジ161,162によってそ
れぞれ接続された吸込ケーシング103と、吐出ケーシ
ング104とからなっている。ケーシングフランジ16
1,162は外筒102に吸込ケーシング103及び吐
出ケーシング104を固定するためのルーズ型のリング
状ケーシングフランジを構成している。ポンプケーシン
グ外筒102、吸込ケーシング103および吐出ケーシ
ング104はステンレススチール等からなる板金によっ
て形成されている。
【0027】外筒102の外側面には、ブラケット14
5が取付けられている。そして、ブラケット145には
周波数変換器組立体150が取付けられている。周波数
変換器組立体150は、ブラケット145に取付けられ
るベース146と、ベース146に取付けられるカバー
147と、ベース146及びカバー147によって囲ま
れる周波数変換器(インバータ)148とから構成され
ている。
【0028】前記ブラケット145には、キャンドモー
タ106と周波数変換器148を電気的に接続するため
の穴145aが形成されている。ブラケット145、ベ
ース146及びカバー147は、それぞれアルミ合金か
らなる熱良導体にて構成されている。
【0029】一方、キャンドモータ106は、固定子1
13と、この固定子113の外周部に設けられたモータ
フレーム外胴114と、モータフレーム外胴114の両
開放端に溶接固定されるモータフレーム側板115,1
16と、固定子113の内周部に嵌着され上記モータフ
レーム側板115,116に溶接固定されるキャン11
7とを備えている。また固定子113内に回転可能に収
容されている回転子118は主軸107に焼き嵌め固定
されている。モータフレーム外胴114と外筒102と
の間には環状空間(流路)140が形成されている。
【0030】また、キャンドモータ106のモータフレ
ーム側板116には、流体を半径方向外方から内方に導
くガイド部材111が保持されている。そして、ガイド
部材111には羽根車108を収容する内ケーシング1
12が固定されている。また、ガイド部材111の外周
部には、シール部材190が介装されている。
【0031】ガイド部材111の内端にはライナリング
151が設けられ、このライナリング151は羽根車1
08の前面部(吸込マウス側)と摺動するようになって
いる。内ケーシング112は概略ドーム形状を有し、キ
ャンドモータ106の主軸107の軸端を覆いかくす形
状になっている。この内ケーシング112は羽根車10
8から吐出された流体を案内するガイドベーン又はボリ
ュートからなる案内装置112aを有している。また、
内ケーシング112は先端部に空気抜き穴112bを有
している。
【0032】モータフレーム外胴114にはターミナル
ケース120が溶接によって固定されており、このター
ミナルケース120を介してモータフレーム外胴114
内のコイルからリード線を外部に引出し、ブラケット1
45の穴145a、ベース146のリード線取出穴14
6aを介してベース146及びカバー147内の周波数
変換器本体148に接続している。また、ベース146
及びカバー147内で周波数変換器本体148のリード
線を電源ケーブルと接続するようになっている。前記外
筒102には穴102aが形成されており、この穴10
2aに前記ターミナルケース120が挿入されている。
【0033】次に羽根車108側の軸受周辺部について
説明する。軸受ブラケット121には、ラジアル軸受1
22と、固定側スラスト軸受123が設けられている。
ラジアル軸受122の端面は、固定側スラスト摺動部材
としての機能も付与されている。ラジアル軸受122と
固定側スラスト軸受123を挟んで両側には、回転側ス
ラスト摺動部材である回転側スラスト軸受124と回転
側スラスト軸受125が設けられている。回転側スラス
ト軸受124は、スラストディスク126に固定され、
このスラストディスク126はキーを介して主軸107
に固定されている。回転側スラスト軸受125は、スラ
ストディスク127に固定され、このスラストディスク
127はキーを介して主軸107に固定されている。
【0034】前記軸受ブラケット121はモータフレー
ム側板116に設けられたインローに弾性材からなるO
リング129を介して挿入されている。なお、図中13
1はラジアル軸受122と摺動部を形成するスリーブで
ある。
【0035】次に反羽根車108側の軸受周辺部につい
て説明する。軸受ブラケット132には、ラジアル軸受
133が設けられている。図中134はラジアル軸受1
33と摺動部を形成するスリーブであり、スリーブ13
4は座金135に当接し、この座金135は主軸107
の端部に設けられたネジおよびダブルナット136によ
って固定されている。軸受ブラケット132は、モータ
フレーム側板115に設けられたインローに弾性材から
なるOリング137を介して挿入されている。
【0036】また、モータフレーム外胴114にはステ
ー143が溶接されており、このステー143と外筒1
02とは溶接により固定されている。キャンドモータ1
06の回転数は、周波数変換器148によって商用電源
の周波数を変換し、3600rpm以上に設定されてい
る。
【0037】吐出ケーシング104には吐出ノズル17
0が溶接によって固定されている。吐出ノズル170
は、外径及び肉厚が大きい環状部材からなっている。吐
出ノズル170はケーシング本体と同材質のステンレス
スチール等からなり、その前端面が相手側フランジ(図
示せず)とのシール面170sになっている。一方、吐
出ノズル170に固定される吐出フランジ171は、ケ
ーシング本体とは異なった材料、例えば、鋳鉄(FC)
等からなり、吐出ノズル170に螺合されている。吐出
フランジ171は、図4に示すように上部が一部面取り
されている。また吐出フランジ171には据付用の脚1
71Lが一体に形成されている。
【0038】また吐出ノズル170には圧力取出用パイ
プ172の先端部が螺合されている。圧力取出用パイプ
172にはプラグ173が着脱可能に取り付けられてい
る。圧力取出用パイプ172は、吐出フランジ171の
最大外径部を避けた面取り位置に取り付けられている。
プラグ173を取り外して圧力取出用パイプ172に圧
力ゲージを取り付ければ、吐出圧を測定することができ
る。
【0039】また、図4に示すように、ケーシング本体
を構成する吸込ケーシング103にも同様に吸込ノズル
174が固定され、吸込ノズル174に吸込フランジ1
75が固定されている。吸込フランジ175には据付用
の脚175Lが一体に形成されている。吐出フランジ1
71及び吸込フランジ175の外径はケーシングフラン
ジ161,162の内径よりも大きくなっている。脚付
フランジ171および175は、ゴム等の弾性体からな
る防振材160,160を介して設置床Gに固定されて
いる。
【0040】図5は図4に示す防振材160,160の
斜視図である。図5に示すようにゴムからなる防振材1
60は表裏に等間隔の溝160a,160bがそれぞれ
形成されている。表裏の溝160aと溝160bとは、
互いに90°方向が異なっている。ポンプを支持する脚
付フランジ171,175と防振材160とを設置床G
に固定するには、図3と同様の方法にて行われる。
【0041】図4に示す全周流型ポンプの作用を簡単に
説明すると、吸込ケーシング103に接続された吸込ノ
ズル174より吸い込まれた流体は、吸込ケーシング1
03を通って外筒102とキャンドモータ106のモー
タフレーム外胴114との間に形成された環状流路14
0に流入し、この流路140を通ってガイド部材111
に案内されて羽根車108内に導かれる。羽根車108
から吐出された流体は、案内装置112aを経て吐出ケ
ーシング104に接続された吐出ノズル170より吐出
される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数変換器を活用することでポンプ等の流体機械を高
速・小型化し、これによりゴム板のような簡易な防振材
を使用して基礎に与える加振力を低減することができ
る。また防振材を使用することで、地震などによる基礎
側からの外力・振動を周波数変換器に伝えないようにす
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体機械ユニットの第1の実施形
態を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態で使用される防振材
の斜視図である。
【図3】本発明における脚付フランジを防振材の設置床
に固定する方法を示す断面図である。
【図4】本発明に係る流体機械ユニットの第2の実施形
態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態で使用される防振材
の斜視図である。
【符号の説明】
1 外ケーシング 2,102 外筒 6,106 キャンドモータ 7,107 主軸 8A,8B,9A,9B,108 羽根車 13,113 固定子(ステータ) 14,114 モータフレーム外胴 15,16,115,116 モータフレーム側板 17,117 キャン 18,118 回転子 20,120 ターミナルケース 21,32,121,132 軸受ブラケット 22,33,122,133 ラジアル軸受 23,123 固定側スラスト軸受 24,25,124,125 回転側スラスト軸受 26,27,126,127 スラストディスク 31,34,42,131,134 スリーブ 40,140 環状流路 51,52,53,54 フランジ 54a 脚 55 吸込カバー 60,160 防振材 60a,60b,160a,160b 溝 63A,63B カバー 65 内ケーシング組立体 68 吐出ノズル 71 サポートリング 75 シール部材 76 インバータ 77 ケース 81 基礎ボルト 82 防振ワッシャ 83 平座金 84 ダブルナット 101 ポンプケーシング 103 吸込ケーシング 104 吐出ケーシング 112 内ケーシング 145 ブラケット 146 ベース 147 カバー 148 周波数変換器 150 周波数変換器組立体 161,162 ケーシングフランジ 170,174 吐出ノズル 171,175 吐出フランジ 190 シール部材 G 設置床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 潤也 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 上井 圭太 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 宮崎 義晶 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 飯島 克自 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車が回転することによって圧力を発
    生させる流体機械と、流体機械を駆動する電動機とが一
    体に構成される流体機械ユニットにおいて、前記電動機
    に電力を供給する周波数変換器を使用して毎分3600
    回転以上にするとともに、据付部に防振材を取り付けた
    ことを特徴とする流体機械ユニット。
  2. 【請求項2】 羽根車が回転することによって圧力を発
    生させる流体機械と、流体機械を駆動する電動機とが一
    体に構成される流体機械ユニットにおいて、前記電動機
    に電力を供給する周波数変換器を流体機械ユニットに一
    体に取り付けるとともに、据付部に防振材を取り付けた
    ことを特徴とする流体機械ユニット。
  3. 【請求項3】 前記防振材はゴム等の弾性体からなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の流体機械ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記弾性体の表裏に互いに90°方向が
    異なる等間隔の溝を設けたことを特徴とする請求項3記
    載の流体機械ユニット。
  5. 【請求項5】 前記流体機械は全周流型ポンプからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の流体機械ユニット。
  6. 【請求項6】 前記流体機械は板金製のポンプからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の流体機械ユニット。
JP4286898A 1998-02-09 1998-02-09 流体機械ユニット Pending JPH11230082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074490A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Tsurumi Mfg Co Ltd 水中ポンプ用インバ−タユニット

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JP2003074490A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Tsurumi Mfg Co Ltd 水中ポンプ用インバ−タユニット

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