JPH11229371A - 柱状改良体の構築方法 - Google Patents
柱状改良体の構築方法Info
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Abstract
的に構築することができる、柱状改良体の構築方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】地中を撹拌しつつセメント系固化剤を混入
して柱状の改良部分を構築する。改良部分が硬化する以
前に、改良部分の頭部内に、改良部分の直径よりも小さ
い外径を有する中空の補強筒体を挿入して構成した、柱
状改良体の構築方法を特徴としたものである。
Description
方法に関するものである。
化剤を混入する機械式セメントミルク深層撹拌工法、あ
るいはジェットで撹拌しつつセメント系固化剤を混入し
て改良体を構成する方法が利用されている。
の従来の柱状改良体の構築方法にあっては、次のような
問題点がある。 <イ>改良体に上部から荷重が作用すると、一般に改良
体に生じる応力は頭部において一番大きくなる。しかし
改良体の混合状態が均一でない場合が多く、すると頭部
において改良体が破損する可能性が生じ、特に改良体に
は引張り強度がないため、地震時においてその可能性が
高くなる。 <ロ>地中の混合するセメントの配合強度は、改良体の
頭部で必要とする強度に基づいて設計されている。その
ために、配当強度を大きくせざると得ず、セメントなど
の改良剤を多量に使用することになり、不経済な設計と
なりやすい。 <ハ>設計通りに改良体が構築されたか否かを確認する
ために、施工中の管理、および施工後の検査が必要とな
るが、そのためには多大な費用を要する。
するためになされたもので、柱状改良体の強度の均一性
を向上させて、経済的に構築することができる、柱状改
良体の構築方法を提供することを目的とする。
するために、本発明の柱状改良体の構築方法は、地中を
撹拌しつつセメント系固化剤を混入して柱状の改良部分
を構築し、改良部分が硬化する以前に、改良部分の頭部
内に、改良部分の直径よりも小さい外径を有する中空の
補強筒体を挿入して構成した、柱状改良体の構築方法を
特徴としたものである。
の柱状改良体の構築方法の実施例について説明する。
ェットの噴射によって撹拌しつつ、セメント系固化剤を
地中に混入して柱状の改良部分1を構築する。この方法
は深層撹拌工法など、各種の特徴のある工法が開発され
ており、いずれの方法でも採用することができる。固化
剤の使用量によるが、通常は柱状の改良部分1は硬化前
には半流動状態の緩い性状を呈している。
ら、改良部分1が硬化する以前に、その内部に中空の補
強筒体2を挿入する。挿入には押し込み、あるいは引き
込みによって行うことができる。補強筒体2は柱状改良
部分1の頭部の補強を目的としたものであるから、その
挿入位置は、特に改良部分1の頭部において行う。中空
の補強筒体2の外径は、当然に改良部分1の直径よりも
小さいものを採用する。
の改良部分1の混合土砂との摩擦抵抗を大きく取れる形
状を有するパイプを使用することが望ましい。そのため
に例えば波型断面を有するパイプ、穴開きパイプ、節付
きパイプ、小突起付きパイプなどを使用する。パイプの
材料としては樹脂製、鋼製、その他の公知の材料によっ
て製造したパイプを使用することができる。
建築の基礎4などを設置する。そのために改良体3頭部
の周囲の地盤を掘削するが、従来は掘削機のバケットが
衝突して頭部が大きく破損する場合があった。しかし、
本発明の方法によって構築した改良体3は頭部に補強筒
体2が配置してあるために、バケットが衝突しても容易
には破損せず、頭部の形状を維持させることができる。
場合、例えば直径200〜300mm,深さ2mの範囲
にセメント系固化剤を混合する深層撹拌工法によって造
成することができる。この改良部分1が硬化する以前
に、中空の補強筒体2を挿入する。この補強筒体2は、
例えば外径が改良体の直径の50〜60%、長さ1〜2
mのものを使用するが、その寸法、形状、強度などは、
改良体3の上に設置する基礎4の幅、荷重によって決定
する。補強筒体2は、樹脂製で周囲に波型を形成したも
のを使用する。補強筒体2の挿入は、撹拌機を利用して
押し込み、あるいは先端を把持して改良体3の内部に引
き込むことによって行う。補強筒体2は、その上端が、
改良体3の上端に一致する程度の深さに設置して改良体
3の頭部の補強をはかる。
説明したように、柱状の改良部分の頭部の位置に、補強
用の中空筒体を挿入することによって、改良部分と中空
筒体の相乗効果によって柱状改良体強度の安定化を図る
ものであるから次のような効果を得ることができる。 <イ>特に条件の厳しい柱状改良体の頭部を補強して強
度の安定化をはかることができる。そのために本発明の
柱状改良体は強度に関して高い信頼性を期待することが
できる。 <ロ>地震時における柱状改良体の鉛直耐力が向上する
ので、地震による改良体の沈下を防止することができ
る。 <ハ>強度を安定化することによって、配合が同一であ
っても実質的に強度の増加を達成することができる。し
たがって必要とされる改良体の強度を、より貧配合の改
良材を使用することで構築することができ、きわめて経
済的である。 <ニ>改良体の頭部の周囲の掘削に際して、掘削機のバ
ケットが衝突しても容易には破損せず、頭部の形状を維
持させることができる。 <ホ>従来の改良体の構築方法にあっては、改良体の構
築の状態を確認するために、施工中の管理、施工後の検
査を必要とし、そのための費用を要するものであった。
しかし本発明の方法では、工場生産した信頼性の高い筒
体を挿入するために、施工時の強度のバラ付きがすくな
くなる。そのために、施工中の管理、施工後の検査を省
略することができ、きわめて経済的である。
Claims (4)
- 【請求項1】地中を撹拌しつつセメント系固化剤を混入
して柱状の改良部分を構成し、 改良部分が硬化する以前に、改良部分の頭部内に、 改良体の直径よりも小さい外径を有する中空の補強筒体
を挿入して構成した、 柱状改良体の構築方法。 - 【請求項2】改良部分の内部に挿入する中空の補強筒体
として、 周囲の改良部分の混合土砂との摩擦抵抗を大きく取れる
形状を有する筒体を使用して構成した、 請求項1記載の、柱状改良体の構築方法。 - 【請求項3】改良部分の内部に挿入する中空の補強筒体
として、 波型断面を有する樹脂製の筒体を使用して構成した、 請求項1、2記載の、柱状改良体の構築方法。 - 【請求項4】改良部分の内部に挿入する中空の補強筒体
として、 波型断面を有する鋼製の筒体を使用して構成した、 請求項1、2記載の、柱状改良体の構築方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105002901A (zh) * | 2015-08-09 | 2015-10-28 | 张璐 | 双圆头桩成桩机的一种用法 |
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1998
- 1998-02-13 JP JP04903198A patent/JP3608070B2/ja not_active Expired - Fee Related
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