JPH1122923A - 管群燃焼用バーナ - Google Patents
管群燃焼用バーナInfo
- Publication number
- JPH1122923A JPH1122923A JP18736997A JP18736997A JPH1122923A JP H1122923 A JPH1122923 A JP H1122923A JP 18736997 A JP18736997 A JP 18736997A JP 18736997 A JP18736997 A JP 18736997A JP H1122923 A JPH1122923 A JP H1122923A
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- Japan
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- combustion
- water pipe
- combustion plate
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水管群に近接させてバーナを設ける管群燃焼
ボイラにおいて、低ＮＯｘ化を達成しながら製作を容易
とするための管群燃焼用バーナを提供する。 【解決手段】 垂直水管６の側面であって水管６に近接
する位置に水管と平行になるように燃焼プレート１を設
け、燃焼プレート１に設けられた多数の予混合ガス噴射
孔５より予混合ガスを噴射することで燃焼プレート１の
燃焼面側に火炎を形成する管群燃焼用バーナにおいて、
燃焼プレート１に近接する水管から燃焼プレート１に対
して垂線を降ろしたときに帯状に形成される燃焼プレー
ト上の水管近接部分７に予混合ガス噴射孔５を密に配置
し、燃焼プレートの前記水管近接部分以外の部分８は予
混合ガス噴射孔５を疎に配置することによって水管に近
接する部分に燃焼を集中させる。
ボイラにおいて、低ＮＯｘ化を達成しながら製作を容易
とするための管群燃焼用バーナを提供する。 【解決手段】 垂直水管６の側面であって水管６に近接
する位置に水管と平行になるように燃焼プレート１を設
け、燃焼プレート１に設けられた多数の予混合ガス噴射
孔５より予混合ガスを噴射することで燃焼プレート１の
燃焼面側に火炎を形成する管群燃焼用バーナにおいて、
燃焼プレート１に近接する水管から燃焼プレート１に対
して垂線を降ろしたときに帯状に形成される燃焼プレー
ト上の水管近接部分７に予混合ガス噴射孔５を密に配置
し、燃焼プレートの前記水管近接部分以外の部分８は予
混合ガス噴射孔５を疎に配置することによって水管に近
接する部分に燃焼を集中させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は火炎温度を水管によって
低下させることで低ＮＯｘ化をはかるための管群燃焼用
バーナに関するものである。
低下させることで低ＮＯｘ化をはかるための管群燃焼用
バーナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】水管群の側面に平面上に火炎を形成する
バーナを近接させて設け、水管群に向けて燃焼を行う構
成である管群燃焼ボイラが知られている。上記構成とし
た場合、バーナで発生させた燃焼ガスは短時間で水管群
に達し、水管によって冷却されるため、燃焼ガスが高温
で滞留する時間を短くすることができ、燃焼時のＮＯｘ
発生量を少なくすることができる。この場合、バーナと
水管群の間隔を狭くするほど燃焼ガスが高温で滞留する
時間が短くなり、ＮＯｘの発生量を低減することができ
るが、バーナと水管の間隔を狭めるには製作精度を高め
る必要があり、製作上の条件によって低ＮＯｘ化の性能
が定まるという問題があった。
バーナを近接させて設け、水管群に向けて燃焼を行う構
成である管群燃焼ボイラが知られている。上記構成とし
た場合、バーナで発生させた燃焼ガスは短時間で水管群
に達し、水管によって冷却されるため、燃焼ガスが高温
で滞留する時間を短くすることができ、燃焼時のＮＯｘ
発生量を少なくすることができる。この場合、バーナと
水管群の間隔を狭くするほど燃焼ガスが高温で滞留する
時間が短くなり、ＮＯｘの発生量を低減することができ
るが、バーナと水管の間隔を狭めるには製作精度を高め
る必要があり、製作上の条件によって低ＮＯｘ化の性能
が定まるという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、水管群に近接させてバーナを設ける管群燃
焼ボイラにおいて、低ＮＯｘ化を達成しながら製作を容
易とするための管群燃焼用バーナを提供することにあ
る。
する課題は、水管群に近接させてバーナを設ける管群燃
焼ボイラにおいて、低ＮＯｘ化を達成しながら製作を容
易とするための管群燃焼用バーナを提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】垂直水管の側面であって
水管に近接する位置に水管と平行になるように燃焼プレ
ートを設け、燃焼プレートに設けられた多数の予混合ガ
ス噴射孔より予混合ガスを噴射することで燃焼プレート
の燃焼面側に火炎を形成する管群燃焼用バーナにおい
て、燃焼プレートに近接する水管から燃焼プレートに対
して垂線を降ろしたときに帯状に形成される燃焼プレー
ト上の水管近接部分に予混合ガス噴射孔を密に配置し、
燃焼プレートの前記水管近接部分以外の部分は予混合ガ
ス噴射孔を疎に配置することによって水管に近接する部
分に燃焼を集中させる。
水管に近接する位置に水管と平行になるように燃焼プレ
ートを設け、燃焼プレートに設けられた多数の予混合ガ
ス噴射孔より予混合ガスを噴射することで燃焼プレート
の燃焼面側に火炎を形成する管群燃焼用バーナにおい
て、燃焼プレートに近接する水管から燃焼プレートに対
して垂線を降ろしたときに帯状に形成される燃焼プレー
ト上の水管近接部分に予混合ガス噴射孔を密に配置し、
燃焼プレートの前記水管近接部分以外の部分は予混合ガ
ス噴射孔を疎に配置することによって水管に近接する部
分に燃焼を集中させる。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図１は本発明の一実施例である管群燃焼用バ
ーナの平面断面図、図２、図３、図４は燃焼プレート１
の予混合ガス噴射孔５のパターン例を説明するための要
部斜視図である。バーナは、根元側に燃焼用空気を供給
する燃焼用空気供給管２と燃料ガスを供給する燃料ガス
供給管３が接続されており、燃焼用空気と燃料ガスが混
合室４内へ送られるようになっている。混合室４の先側
の面は金属製の繊維やセラミックなどの耐熱性素材で形
成される燃焼プレート１が設けられており、燃焼プレー
ト１は混合室壁体に固定される。バーナの先には、垂直
水管である水管６を多数（一部のみ図示）設けた水管群
が形成されており、水管内には水が供給されるようにな
っている。
説明する。図１は本発明の一実施例である管群燃焼用バ
ーナの平面断面図、図２、図３、図４は燃焼プレート１
の予混合ガス噴射孔５のパターン例を説明するための要
部斜視図である。バーナは、根元側に燃焼用空気を供給
する燃焼用空気供給管２と燃料ガスを供給する燃料ガス
供給管３が接続されており、燃焼用空気と燃料ガスが混
合室４内へ送られるようになっている。混合室４の先側
の面は金属製の繊維やセラミックなどの耐熱性素材で形
成される燃焼プレート１が設けられており、燃焼プレー
ト１は混合室壁体に固定される。バーナの先には、垂直
水管である水管６を多数（一部のみ図示）設けた水管群
が形成されており、水管内には水が供給されるようにな
っている。
【０００６】図２に記載した予混合ガス噴射孔５のパタ
ーンは請求項１に関するものであり、燃焼プレート１に
近接する水管６から燃焼プレート１に対して垂線を降ろ
した位置である燃焼プレート１上の水管近接部分７には
予混合ガス噴射孔５を密に設け、燃焼プレート１上の水
管近接部分以外の部分８には予混合ガス噴射孔５を疎に
設けている。図３にて記載した予混合ガス噴射孔５のパ
ターンは請求項３に関するものであり、水管６から燃焼
プレート１に対して垂線を降ろした位置である燃焼プレ
ート１上の水管近接部分７に設ける予混合ガス噴射孔５
の開口径は、水管近接部分以外の部分８に設ける予混合
ガス噴射孔５の開口径よりも大きくしている。図４にて
記載した予混合ガス噴射孔５のパターンは請求項２に関
するものであり、７個の予混合ガス噴射孔５を１組とし
た噴射孔グループ９を水管６から燃焼プレート１に対し
て垂線を降ろした位置である燃焼プレート１上の水管近
接部分７に多く配置し、燃焼プレート１上の水管近接部
分以外の部分８への噴射孔グループ９の配置数を少なく
している。
ーンは請求項１に関するものであり、燃焼プレート１に
近接する水管６から燃焼プレート１に対して垂線を降ろ
した位置である燃焼プレート１上の水管近接部分７には
予混合ガス噴射孔５を密に設け、燃焼プレート１上の水
管近接部分以外の部分８には予混合ガス噴射孔５を疎に
設けている。図３にて記載した予混合ガス噴射孔５のパ
ターンは請求項３に関するものであり、水管６から燃焼
プレート１に対して垂線を降ろした位置である燃焼プレ
ート１上の水管近接部分７に設ける予混合ガス噴射孔５
の開口径は、水管近接部分以外の部分８に設ける予混合
ガス噴射孔５の開口径よりも大きくしている。図４にて
記載した予混合ガス噴射孔５のパターンは請求項２に関
するものであり、７個の予混合ガス噴射孔５を１組とし
た噴射孔グループ９を水管６から燃焼プレート１に対し
て垂線を降ろした位置である燃焼プレート１上の水管近
接部分７に多く配置し、燃焼プレート１上の水管近接部
分以外の部分８への噴射孔グループ９の配置数を少なく
している。
【０００７】バーナの燃焼を行う場合、燃焼用空気およ
び燃料ガスを燃焼用空気供給管２および燃料ガス供給管
３を通して混合室４へ供給しておき、混合室４内で混合
することで予混合ガスとして燃焼プレート１の予混合ガ
ス噴射孔５より噴射し、燃焼プレート１の燃焼面側に火
炎１０を発生させる。火炎１０によって発生した高温の
燃焼ガスはそのまま水管群へ送られ、燃焼ガスの熱は水
管６内の水に吸収されて水管６内で蒸気を発生し、燃焼
ガスは温度が低下する。
び燃料ガスを燃焼用空気供給管２および燃料ガス供給管
３を通して混合室４へ供給しておき、混合室４内で混合
することで予混合ガスとして燃焼プレート１の予混合ガ
ス噴射孔５より噴射し、燃焼プレート１の燃焼面側に火
炎１０を発生させる。火炎１０によって発生した高温の
燃焼ガスはそのまま水管群へ送られ、燃焼ガスの熱は水
管６内の水に吸収されて水管６内で蒸気を発生し、燃焼
ガスは温度が低下する。
【０００８】燃焼プレート１の水管近接部分７に予混合
ガス噴射孔５を密に設けたり、水管近接部分７の予混合
ガス噴射孔５の開口径を大きくしておくと、燃焼プレー
ト１の水管近接部分７からはより多くの予混合ガスが噴
射されることとなり、水管近接部分７には水管６に沿っ
て帯状に大きな火炎が形成されることとなる。火炎が大
きくなると発生する熱量も増加するが、水管近接部分７
は水管６に近接しているため、水管近接部分７の火炎１
０によって発生した燃焼ガスは近接する水管６によって
短時間で冷却される。燃焼プレート１全面で均一な燃焼
を行うと、水管近接部分以外の部分８で発生した熱は燃
焼プレート１に最も近い水管６の間を抜けて流動するた
め、高温での滞留時間が長くなってＮＯｘ発生量が多く
なるが、水管近接部分７に燃焼を集中し、水管近接部分
以外の部分８での燃焼を抑えると、水管近接部分７の燃
焼集中部分では燃焼ガスの冷却を効率よく行え、水管近
接部分以外の部分８で発生する熱量は少なくなるので、
バーナと水管６の間隔は製作が困難になるほど近づけな
くとも、燃焼ガスが高温で滞留する時間が短くなり、Ｎ
Ｏｘの発生量は低下する。
ガス噴射孔５を密に設けたり、水管近接部分７の予混合
ガス噴射孔５の開口径を大きくしておくと、燃焼プレー
ト１の水管近接部分７からはより多くの予混合ガスが噴
射されることとなり、水管近接部分７には水管６に沿っ
て帯状に大きな火炎が形成されることとなる。火炎が大
きくなると発生する熱量も増加するが、水管近接部分７
は水管６に近接しているため、水管近接部分７の火炎１
０によって発生した燃焼ガスは近接する水管６によって
短時間で冷却される。燃焼プレート１全面で均一な燃焼
を行うと、水管近接部分以外の部分８で発生した熱は燃
焼プレート１に最も近い水管６の間を抜けて流動するた
め、高温での滞留時間が長くなってＮＯｘ発生量が多く
なるが、水管近接部分７に燃焼を集中し、水管近接部分
以外の部分８での燃焼を抑えると、水管近接部分７の燃
焼集中部分では燃焼ガスの冷却を効率よく行え、水管近
接部分以外の部分８で発生する熱量は少なくなるので、
バーナと水管６の間隔は製作が困難になるほど近づけな
くとも、燃焼ガスが高温で滞留する時間が短くなり、Ｎ
Ｏｘの発生量は低下する。
【０００９】また、図４のように噴射孔グループ９を配
置したパターンとすると、噴射孔グループ９に火炎の開
始点が定まるため火炎が安定し、燃焼移行時や高負荷燃
焼時に発生しやすかったリフトが発生し難くなるため、
失火等の異常が発生せず安定した燃焼を行える。噴射孔
グループ９部分では火炎が集まって大きな火炎を形成す
るが、水管近接部分７に噴射孔グループ９を多く配置す
るパターンとすれば、噴射孔グループ９部分の大きな火
炎は近接する水管６によって効率よく冷却されることと
なる。
置したパターンとすると、噴射孔グループ９に火炎の開
始点が定まるため火炎が安定し、燃焼移行時や高負荷燃
焼時に発生しやすかったリフトが発生し難くなるため、
失火等の異常が発生せず安定した燃焼を行える。噴射孔
グループ９部分では火炎が集まって大きな火炎を形成す
るが、水管近接部分７に噴射孔グループ９を多く配置す
るパターンとすれば、噴射孔グループ９部分の大きな火
炎は近接する水管６によって効率よく冷却されることと
なる。
【００１０】
【発明の効果】本発明を実施することで、バーナと水管
の間隔は製作が困難になるほど近づけなくとも十分に低
ＮＯｘ化することができるようになり、低ＮＯｘを達成
したボイラを容易に製作することができるようになる。
の間隔は製作が困難になるほど近づけなくとも十分に低
ＮＯｘ化することができるようになり、低ＮＯｘを達成
したボイラを容易に製作することができるようになる。
【図１】本発明の一実施例での平面断面図
【図２】請求項１に関する一実施例の要部斜視図
【図３】請求項３に関する一実施例の要部斜視図
【図４】請求項２に関する一実施例の要部斜視図
１ 燃焼プレート ２ 燃焼用空気供給管 ３ 燃料ガス供給管 ４ 混合室 ５ 予混合ガス噴射孔 ６ 水管 ７ 水管近接部分 ８ 水管近接部分以外の部分 ９ 噴射孔グループ １０ 火炎
Claims (3)
- 【請求項１】 垂直水管の側面であって水管に近接する
位置に水管と平行になるように燃焼プレートを設け、燃
焼プレートに設けられた多数の予混合ガス噴射孔より予
混合ガスを噴射することで燃焼プレートの燃焼面側に火
炎を形成する管群燃焼用バーナにおいて、燃焼プレート
に近接する水管から燃焼プレートに対して垂線を降ろし
たときに帯状に形成される燃焼プレート上の水管近接部
分に予混合ガス噴射孔を密に配置し、燃焼プレートの前
記水管近接部分以外の部分は予混合ガス噴射孔を疎に配
置したことを特徴とする管群燃焼用バーナ。 - 【請求項２】 請求項１に記載の管群燃焼用バーナにお
いて、所定個数の予混合ガス噴射孔からなる噴射孔グル
ープを燃焼プレート上の水管近接部分に多く配置するこ
とによって水管近接部分の予混合ガス噴射孔を密に配置
し、水管近接部分以外の部分での噴射孔グループの配置
数を少なくすることによって水管近接部分以外の部分で
の予混合ガス噴射孔を疎に配置したことを特徴とする管
群燃焼用バーナ。 - 【請求項３】 垂直水管の側面であって水管に近接する
位置に水管と平行になるように燃焼プレートを設け、燃
焼プレートに設けられた多数の予混合ガス噴射孔より予
混合ガスを噴射することで燃焼プレートの燃焼面側に火
炎を形成する管群燃焼用バーナにおいて、燃焼プレート
に近接する水管から燃焼プレートに対して垂線を降ろし
たときに帯状に形成される燃焼プレート上の水管近接部
分にあたる予混合ガス噴射孔の開口径を燃焼プレート上
の前記水管近接部分以外の部分での予混合ガス噴射孔の
開口径よりも大きくしたことを特徴とする管群燃焼用バ
ーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18736997A JPH1122923A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 管群燃焼用バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18736997A JPH1122923A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 管群燃焼用バーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1122923A true JPH1122923A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16204806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18736997A Pending JPH1122923A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 管群燃焼用バーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1122923A (ja) |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP18736997A patent/JPH1122923A/ja active Pending
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