JPH11229100A - アルカリ処理に適したアルミニウム又はアルミニウム合金の板条コイルもしくは板の製造方法 - Google Patents

アルカリ処理に適したアルミニウム又はアルミニウム合金の板条コイルもしくは板の製造方法

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JPH11229100A
JPH11229100A JP3468398A JP3468398A JPH11229100A JP H11229100 A JPH11229100 A JP H11229100A JP 3468398 A JP3468398 A JP 3468398A JP 3468398 A JP3468398 A JP 3468398A JP H11229100 A JPH11229100 A JP H11229100A
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cold
aluminum
sheet
strip coil
coil
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JP3468398A
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English (en)
Inventor
Harumi Maruyama
晴己 丸山
Kiyoshi Yamanashi
清志 山梨
Yoshihisa Toda
善久 戸田
Hidehiko Ishii
秀彦 石井
Susumu Ito
進 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル又は板の積層体として焼鈍されるアル
ミニウム又はアルミニウム合金板材のアルカリ処理の際
のエッチング斑の発生を防止する。 【構成】 冷間圧延板条コイルもしくは板の積層体を焼
鈍処理するに際して、前記板条コイルもしくは板の表面
残存圧延油量を1/m2 以下とした後、焼鈍処理する。
残存圧延油量を上記範囲とするには、洗浄剤で洗浄除去
する、冷間圧延終了時の温度を70℃以上として蒸発さ
せる、等による。 【効果】 残存圧延油量を上記範囲とすることにより、
厚さの薄い冷延板コイルの端部側の板の間に集まる圧延
油を減少させ、焼鈍の際分解して発生する水素を減少さ
せて端部側の水素吸収量を減少させることにより、アル
カリ処理の際のエッチングの進行によるエッチング斑発
生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムまたはア
ルミニウム合金の冷間圧延板をコイル状もしくは積層体
として焼鈍処理後、板条もしくは板としてアルカリ処理
を施す際にエッチング斑を発生することなく表面の均一
美麗な外観を呈するアルミニウムまたはアルミニウム合
金の板条コイルもしくは板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムまたはアルミニウム合金の
冷間圧延板は、その成形性の良さと良好な表面処理特性
によって美麗な表面性状が得られることから、鍋や釜な
どの日用品から、建材用の内、外装パネル等にまで広く
使用されている。この冷間圧延板は溶湯を鋳造し、熱間
圧延及び冷間圧延を施して板条コイルもしくは板とし
て、中間焼鈍もしくは最終焼鈍が施される。この焼鈍処
理は、用途に応じて求められる強度等の機械的性質等の
特性を付与するために、不活性ガス雰囲気中で焼鈍処理
するもので、前記の冷間圧延板条を板条のままでコイル
状に巻いたもの(板条コイルという。)もしくは該板条
を所定寸法に切断した後該板を積み重ねて積層したもの
(板の積層体という。)を炉内で所定温度条件で加熱処
理して行う。焼鈍処理された板条もしくは板は鍋や釜或
いは建材用内装、外装のパネル等の製品形状に成形加工
され、得られた加工品は装飾乃至耐食性等の特性付与の
ために陽極酸化処理等の表面処理が施される。この表面
処理では、前処理として前述した焼鈍処理を施した板条
もしくは板、或いはこれらを成形加工して得られた前述
の加工品を硫酸等の酸水溶液または苛性ソーダ等のアル
カリ水溶液、もしくは両水溶液で洗浄して表面を僅かに
エッチングして表面の油脂乃至は酸化物等の汚れを除去
した後、硫酸、蓚酸等の電解浴中で陽極酸化処理して酸
化被膜を形成している。また、この酸化皮膜を形成され
た上述の加工品は、必要により更に二次電解処理等によ
り着色処理されて所望の色とされる。
【0003】ところが、前述のアルカリ水溶液で洗浄処
理して汚れを除去する所謂アルカリ処理の工程で、焼鈍
処理する際の板条コイルもしくは板の積層体の端辺部側
に相当する板条もしくは板表面に図3に示す如き乳白色
の斑模様の発生することがある。この乳白色の斑模様は
エッチング斑1と称し、このエッチング斑1が生じると
図1及び2に示す板条コイル2もしくは板の積層体3の
内部側5に相当する範囲の表面11は金属光沢があるが
端辺部側4に相当する範囲のエッチング斑1の表面は光
沢が鈍く、外観が異なる。このため、色調の不均一を呈
し、同じ板条もしくは板の内部側と端辺部側であたかも
材質が異なるかの如き印象を与え、また美観を損なうた
め商品価値を低下させる問題点があり、その解決策が求
められていた。
【0004】特開昭56−33459号公報には、不活
性ガス雰囲気中で板の積層体を焼鈍処理した板の表面の
酸化膜厚が積層体の内部側で薄く端辺部側で厚く形成さ
れるという知見を得て、これは不活性雰囲気中に残存す
る僅かな酸化性ガスの作用が内部側に達しないことに原
因があり、この酸化膜の厚さの差がエッチング処理にお
いて表面性状の異なるエッチング斑を生じるものとし
て、解決策として不活性ガス雰囲気に代わって大気雰囲
気中で焼鈍処理して板の積層体の内部側と端辺部側とで
均一に酸化膜が形成されるようにしてエッチング斑の発
生を改善する技術が提案されている。
【0005】また、特公平3−72150号公報には、
このエッチング斑の発生は板条コイルもしくは板の積層
体を焼鈍するときの炉内雰囲気中の水分に原因があり、
この水分が焼鈍処理中に板条コイルもしくは板の積層体
の端辺部側から板条と板条の間もしくは積層体の板と板
との間に浸入してAlと水分とが反応し、この反応で生
成した水素の金属組織への浸入、吸収量が板条コイルも
しくは板の積層体の端辺部側と内部側とで異なるため、
結果として端辺部側の板条もしくは板の表面に前述のエ
ッチング斑が発生するものとし、解決策として炉内雰囲
気中の水分の露点を20℃以下としてエッチング斑の発
生を改善する技術が提案されている。しかしながら、最
近の多様なアルミニウム製品の普及するなかで、これら
の外観の品質に対する要求も多様且つ厳しくなってきて
おり、前記に提案されているような従来のエッチング斑
の改善法ではこれらの製品に求められる品質に対する要
求を満たすことはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要求に応えて前述の問題を解消すべく創出されたもので
あって、板条コイルもしくは板、或いはこれらから加工
して得られた加工品のアルカリ処理の際にエッチング斑
が発生せず、均一、美麗に表面処理ができるアルミニウ
ム又はアルミニウム合金の板条コイル又は板の製造方法
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、アルミニウム又はアルミニウム合金の冷間
圧延板条コイルもしくは冷間圧延板の積層体を焼鈍処理
するに際して、該板条もしくは板の表面残存圧延油量を
1g/m2 以下とした後、該板条コイルもしくは板の積
層体を焼鈍処理することを特徴とするアルカリ処理に適
したアルミニウム又はアルミニウム合金の冷間圧延板条
コイルもしくは板の製造方法である。また、前記板条コ
イルもしくは板の表面残存圧延油量を、冷間圧延後の板
条もしくは板に付着している圧延油を有機又は無機の洗
浄剤を用いて洗浄除去して1g/m2 以下とする。更
に、前記板条コイルもしくは板の表面残存圧延油量を
0.02〜0.20g/m2 に規定した後、該板条コイ
ルもしくは板の積層体を焼鈍処理する。また更に、前記
板条コイルもしくは板の表面残存圧延油量を、冷間圧延
の板条の温度を70℃を超える温度で冷間圧延を終了さ
せて残存する圧延油を蒸発除去して1g/m2 以下とす
る。
【0008】また、アルミニウム又はアルミニウム合金
の冷間圧延板条コイルもしくは冷間圧延板の積層体を焼
鈍処理するに際して、冷間圧延後の表面付着圧延油を有
機の洗浄剤で洗浄除去した後、該洗浄板条コイルもしく
は板の積層体を100〜200℃の温度で加熱処理して
残存する有機洗浄剤を蒸発除去し、次いで焼鈍処理す
る。
【0009】また、アルミニウム又はアルミニウム合金
の冷間圧延板条コイルもしくは冷間圧延板の積層体を焼
鈍処理するに際して、冷間圧延後の板条コイルもしくは
板の表面付着圧延油を除去して表面残存圧延油量を0.
1g/m2 以下とした後、該板条コイルもしくは板の表
面に再び潤滑油を塗布して表面の油量を0.02〜1g
/m2 とし、然る後焼鈍処理する。
【0010】
【作用】本発明者らは前述の実情に鑑み、前記のエッチ
ング斑の発生原因について鋭意検討した結果、これらの
エッチング斑は板条コイルもしくは板の冷間圧延工程で
使用される圧延油が付着したままの状態で焼鈍処理する
ことにより、その後のアルカリ処理で発生するものであ
ることを突き止めた。即ち、この圧延油がコイルの板条
と板条との間、もしくは積層体の板と板との間に介在し
た状態で焼鈍処理が行われるとこの焼鈍処理工程に伴っ
て圧延油が分解して水素を発生する。このようにして発
生した水素は、高温度に加熱したアルミニム又はアルミ
ニウム合金では金属組織中に侵入、吸収され易く、この
水素吸収量が板条コイル2もしくは板の積層体3の内部
側5よりも端辺部側4で多く、またアルカリ処理に際し
てこの水素吸収量の差によりエッチングの程度に差が生
じてその結果端辺部側4の表面にエッチング斑が発生す
るという知見を得て本発明を完成したものである。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明は、このよ
うにアルミニウム又はアルミニウム合金の冷間圧延板条
コイルもしくは冷間圧延板の積層体を焼鈍処理するに際
して、前記板条コイルもしくは板の表面残存冷間圧延油
量を1/m2 以下とした後、焼鈍処理することにより、
残存圧延油の分解によって発生する水素量が少なくなる
ので、水素吸収量の場所による差が小さくなり、アルカ
リ処理の際のエッチング斑の発生が目視では認められな
いものとなる。また、請求項2記載の発明は、冷間圧延
後の板条もしくは板の表面残存圧延油量を1g/m2
下とするため、これらに付着した圧延油の除去に有機又
は無機の洗浄剤を用いることにより、付着圧延油の除去
を確実に、且つ容易に行うことができるものである。
【0012】また、請求項3記載の発明は、前記板条コ
イルもしくは板の表面残存圧延油量を0.02〜0.2
0g/m2 に規定し、0.20g/m2 以下とすること
によって、建材用内、外装パネル等のように強度のアル
カリ処理を必要とし且つ美麗な外観に仕上げるための厳
しい要求に応えることができ、一方これらの残存圧延油
量を0.02g/m2 以上に保持することにより併せて
焼鈍処理の際板条もしくは板の間で生じる板擦れによる
傷発生防止機能を確保するものである。
【0013】また、請求項4記載の発明は、冷間圧延の
板条の温度を70℃を超える温度で冷間圧延を終了させ
ることによって圧延油を圧延後に蒸発させて減少せし
め、所定の残存圧延油量とすることができる。この方法
によれば特別な手段を採用せずして冷間圧延の工程内で
圧延油を除去できる。
【0014】さらに、請求項5記載の発明においては、
冷間圧延後の表面付着圧延油を有機の洗浄剤で洗浄除去
した後、焼鈍処理前に予め該圧延板の板条コイルもしく
は板の積層体を100〜200℃の温度で加熱処理する
ことにより、残存するこれら有機洗浄剤を蒸発させて除
去し、残存するこれら有機洗浄剤が焼鈍処理の際水素の
発生原因となることを防止する。また、請求項6記載の
発明によれば、過度に除去されあるいは残存油量の調整
の困難なため一旦圧延油を除去した後、塗布量を容易に
制御できる潤滑油の塗布工程を適用することにより、確
実且つ容易に所定量の表面残存油量とすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の態様】アルミニウム又はアルミニウム合
金の冷間圧延は、圧延ロールがアルミニウム又はアルミ
ニウム合金材を圧延ロール間でかみ込んで圧延できるよ
うに冷間圧延用の圧延油を使用して両者間の摩擦力を適
切な値としている。この冷間圧延油は沸点が200〜3
00℃程度の油が主体で、その他油膜強度を保持するた
めに高級アルコール、脂肪酸、脂肪酸エステル等の添加
剤が合計で10数%含有されている。また、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金は、冷間圧延によって用途に応
じて種々の厚さの板条とされる。例えば、鍋、釜等の器
物用には0.3〜3mm程度の厚さとされ、建築用内
装、外装パネル等には0.5〜5mm程度の厚さとされ
ている。冷間圧延された板条はそのまま巻き取って、焼
鈍炉の大きさ或いは需要量によって異なるが、通常5乃
至15t程度の板条コイルとし、或いは巻き取った板条
コイルを所定の長さに切断、もしくは所定直径の円盤状
に打ち抜いて板材として積み重ねて積層体としている。
【0016】これらの板条コイルはコイルの形態で、板
は積み重ねた積層体の形態で焼鈍処理されて器物もしく
はパネル等の成形加工に適した性質が付与される。この
際、板条コイルもしくは板の積層体は、冷間圧延油が付
着したままで焼鈍処理される。この焼鈍処理は用途によ
って異なるが、例えば200℃以上の温度で種々の時間
に保持して処理される。
【0017】このように冷間圧延油が付着したままの状
態で板条コイルもしくは板の積層体を焼鈍処理後、表面
の汚れを除去する目的でコイルもしくは板の表面をアル
カリ水溶液でエッチング処理すると、上述した如く板条
コイルもしくは板の積層体の中央部に相当する箇所は金
属光沢があるが、端辺部側に相当する箇所には光沢の鈍
い乳白色の状態になる所謂エッチング斑が生じる。この
現象は本発明者らの研究によれば以下のように考えられ
る、即ち、付着した圧延油は焼鈍処理の過程で蒸発もし
くは分解して水素が発生し、この水素がアルミニウムま
たはアルミニウム合金の板条もしくは板の表面から吸収
され、その吸収量が板条もしくは板の積層体の内部側よ
り端辺部側で多く、このためアルカリ処理に際してエッ
チングの形態に差が生じて、ピット状にエッチングされ
る箇所と平面状にエッチングされる箇所が生じ、それら
が光沢の程度の相違となり、エッチング斑として目視さ
れるものと考えられる。
【0018】このエッチング斑が板条コイルもしくは板
の積層体の中央部において光沢があり、端辺部側で光沢
の鈍い乳白色の状態になるのは、本発明者らの更なる研
究によって以下のように考えられる。即ち、圧延におけ
る圧延ロールの変形とたわみで圧延された板条の中央部
は板厚が厚く、端辺部側では薄くなっている。このため
圧延油は、焼鈍の際の板条コイルもしくは板の積層体の
状態で板条と板条もしくは板と板との間で厚さがあり平
滑な表面が互いに圧接される中央部から排除され、板厚
が薄い端辺部側の板と板との間に集まる。その結果、焼
鈍処理に際して圧延油が蒸発もしくは分解すると、端辺
部側ではこれらの圧延油の分解が進行して水素の発生が
多く、水素の吸収量が端辺部側で多くなるため、前述の
ようにアルカり処理でピット状にエッチングされて金属
光沢を失った乳白色のエッチング斑を生じるものと考え
られる。
【0019】本発明者らは、このような考察に基づき種
々実験の結果、この冷間圧延後の表面残存油量を減少さ
せて1g/m2 以下とし、然る後、該板条コイルもしく
は板の積層体を焼鈍処理した場合、アルカリ処理時のエ
ッチング斑が目視で認められなくなることを突き止め
た。これは、表面残存油量を上記の範囲に低減すること
により端辺部側に集まる圧延油も減少し、圧延油の分解
によって発生する水素量が少なくなるため水素吸収量の
場所による差が小さくなることによるものと考えられ
る。この表面残存油量は、好ましくは0.5g/m2
下、更に好ましくは0.4g/m2 以下、更に好ましく
は0.20g/m2 以下、最も好ましくは0.10g/
2 以下である。
【0020】一方、この表面残存油量が1g/m2 を超
える場合は、圧延油の分解によって発生する水素量が多
くなり、水素吸収量の場所による差が大きくなり、エッ
チング斑が目視で認められるようになるものと考えられ
る。表面残存圧延油の量を1g/m2 以下とするには、
洗浄除去する方法が容易且つ確実で、特に有機または無
機の洗浄剤は除去能力が優れている。有機の洗浄剤とし
ては、例えば炭素数が6〜12の飽和又は不飽和炭化水
素が好ましい。無機の洗浄剤としては、例えば硝酸、フ
ッ酸、硫酸、燐酸等の酸系水溶液、燐酸ソ−ダ、珪酸
塩、苛性ソーダ等のアルカリ系の水溶液である。このよ
うな有機又は無機の洗浄剤で圧延油を洗浄除去するに
は、例えばこれらの液を使用してスプレーし、或いは浸
漬し、もしくはブラッシングして除去すると容易且つ確
実に除去できる
【0021】酸系洗浄剤を使用する場合は、高温、高濃
度、長時間処理すると板条もしくは板の表面が強くエッ
チングされてしまい、材料独特の模様例えば、結晶粒界
が目視されるようになって、表面の美麗さを求められる
場合等には好ましくない。従って、例えば1乃至20%
程度の水溶液とし、50℃〜70℃程度の温度で数十秒
乃至数十分間程度で洗浄処理が完了するようにする。ま
た、アルカリ系洗浄剤を使用する場合は、酸系洗浄剤ほ
どではないが、高温、高濃度、長時間処理すると板条も
しくは板の表面がエッチングされてしまい、エッチング
斑が目立ちまたエッチピットが目視されるようになって
パネルの如く表面の美麗さを求められるものには好まし
くない。したがって、酸系水溶液の場合と同様に例えば
1乃至20%程度の水溶液とし、50℃〜70℃程度の
温度で、1秒乃至十数分間程度で洗浄除去処理を終了す
るようにする。また、板条もしくは板の表面残存圧延油
量を1g/m2 以下とするには、前述のように洗浄除去
して所定値とすることもできるが、洗浄で十分に除去し
た後、再度潤滑油を塗布する方法によると、表面を清浄
な油で保護できる上、塗布法によると塗布量を容易に制
御できるため表面潤滑油量を確実に定量化できて好まし
い方法である。潤滑油は、沸点が100〜300℃程度
の油が好ましい。
【0022】また、表面残存圧延油量を1g/m2 以下
とした板条コイルもしくは板は、焼鈍処理後のアルカリ
処理でエッチング斑が目視できない程度に改善される
が、建築用途のパネル等のように表面美麗な仕上げを行
うためアルカリ処理を強く行う必要があり、外観の品質
を厳しく求められる板の場合は、残存油量をさらに少な
く0.20g/m2 以下とすることが好ましい。しかし
ながら0.02g/m2未満となると、エッチング斑の
発生が確実に改善されるが焼鈍処理中の板の膨張擦れで
表面に傷が付くのでこの板擦れ防止のため0.02g/
2 以上とするのが好ましい。
【0023】冷間圧延中の板条は、圧延油を圧延ロール
に掛けてロール及び板条の洗浄と潤滑性を良好とし、同
時に冷却して通常板条の温度を50℃以下としている
が、板条を70℃を超える温度で圧延を終了させると、
板条コイルもしくは板に付着した圧延油が蒸発除去され
るようになって表面残存油量を所定量以下に減少できる
ため、焼鈍処理後のアルカリ処理でエッチング斑が目視
で観察されなくなる。この温度は好ましくは110℃以
上、更に好ましくは140℃以上、最も好ましくは15
0℃以上とするのが良い。上限は圧延油の特性及び取扱
上の便宜から170℃以下とするのが好ましい。また、
板条の温度を70℃を超える温度で終了させるために
は、冷間圧延当初の板条温度を高く設定することが一番
容易な方法で確実であるが、圧延油を少なくし、圧下率
を高くし、あるいは圧延速度を速くする方法で昇温させ
ても良い。
【0024】板条コイルもしくは板に付着した圧延油を
有機の洗浄剤で洗浄除去すると汚れている圧延油を有機
洗浄剤と置換して汚れと共に効果的に除去できるが、一
方で有機洗浄剤が板条コイルもしくは板の表面に4〜7
g/m2 程度残存し、これは焼鈍処理中の板条もしくは
板の擦り傷の発生防止になるため好ましいが、残存した
有機洗浄剤が分解して水素が発生しエッチング斑の原因
になる。圧延油除去後の焼鈍処理に際しては板条コイル
もしくは板の積層体を一旦100〜200℃の温度で加
熱処理して残存した有機洗浄剤及び有機洗浄剤に溶解し
た圧延油を蒸発除去することによって表面残存圧延油量
を所定値範囲とし、焼鈍処理後のアルカリ処理において
エッチング斑が生じないと共に擦り傷の発生も防止でき
る。この加熱処理は、100℃で1時間以上、200℃
で0.5時間以上保持することで実質的に残存有機洗浄
剤を除去できる。
【0025】板条もしくは板表面に付着した圧延油は過
度に除去してしまうと潤滑、保護作用がなくなって焼鈍
処理で板擦れによる擦り傷が発生するので、除去後潤滑
油を再度塗布して潤滑油量を0.02g/m2 以上とし
た後、焼鈍処理する。このようにすることによって焼鈍
処理後の強いアルカリ処理においてエッチング斑の発生
を防止でき且つ擦り傷が発生しない。ここで付着圧延油
を除去するには、無機の洗浄剤で洗浄すると確実に除去
できる。また、潤滑油の塗布は例えば噴霧器で噴霧する
方法で容易に塗布できる。以上の本発明の方法において
は、焼鈍処理の炉内雰囲気は大気雰囲気でも良く、特に
制限する必要はないが、不活性ガスもしくは水分の少な
い不活性ガスでも良い。以下に、実施例により本発明の
具体的内容を説明する。
【0026】
【実施例1】本発明例として表1に示す組成の厚さ1m
mの冷間圧延板条(表面付着圧延油量3g/m2 )を温
度50℃の珪酸ソーダ及び燐酸ソーダの1%アルカリ水
溶液もしくは温度50℃の硫酸水溶液で処理して付着圧
延油を除去し、板条コイル(幅1.3m、重さ5t、表
記載にはコイルと略記する。)のまま、もしくは冷間圧
延後板条コイルを切断して積み重ねた板の積層体(長さ
3m、高さ70cm、表記載には板と略記する。)とし
て、不活性ガス(水分露点10℃)の雰囲気中で、図1
もしくは図2に示す位置8で測定して昇温速度40℃/
時間で加熱し、所定温度にて保持1時間の焼鈍処理を施
した。このようにして処理された板条もしくは板に対し
て、温度50℃の苛性ソーダでアルカリ処理を施した。
アルカリ処理後、エッチング斑を目視観察し、強くアル
カリ処理を施しても確認できないものを◎、通常のアル
カリ処理で確認できないものを○、確認されたものを×
とした。結果を同表2に示す。また擦り傷を目視観察
し、確認できないものを○、確認されたものを×とし
た。結果を同じく表2に示す。また、比較例として、付
着圧延油を除去しないままの上記寸法の板条コイル及び
板の積層体を同条件にて焼鈍処理し、上記の苛性ソーダ
でアルカリ処理した。エッチング斑及び擦り傷を目視観
察し、上記の基準で判断した。結果を同じく表2に示
す。
【0027】
【0028】
【0029】表2の結果から判るように、冷間圧延板に
残存している圧延油の量が1g/m 2 以下のもの(本発
明例、試料番号B−01〜B−10)は、焼鈍後の通常
のアルカリエッチング処理でエッチング斑が生じること
なく、また、0.2g/m2以下のものには、焼鈍後の
アルカリ処理を強くしてもエッチング斑が生じることな
く、アルカリ処理の施されるアルミニウム又はアルミニ
ウム合金として適していることが判る。一方、冷間圧延
板に付着している圧延油の量が1g/m2 を超えるもの
(比較例、試料番号B−11、B−12)は、焼鈍後の
弱いアルカリ処理でエッチング斑が生じ、アルカリ処理
の施されるアルミニウム又はアルミニウム合金には適さ
ないことが判る。
【0030】
【実施例2】表1に示す組成の厚さ6mmの熱間圧延板
条を冷間圧延する際に、冷間圧延終了時の板条温度を種
々に変えて冷間圧延を施した。板条温度を変えるに当た
っては、冷間圧延開始時の板条コイル温度を種々変えて
行った。冷間圧延後板厚1mmの板条コイル(幅1.3
m、重量5t、表記載にはコイルと略称する。)とし、
温度測定箇所は実施例1と同じとした。冷間圧延後板条
コイルのまま実施例1と同じ雰囲気中で焼鈍処理を施し
た。次いで冷間圧延後室温に冷却したコイルを実施例1
と同じアルカリ液でアルカリ処理の強さを変えて処理
し、エッチング斑および擦り傷を実施例1と同じ基準で
評価した。結果を表3に示す。
【0031】
【0032】表3の結果より、冷間圧延終了時の板条コ
イルの温度を70℃を超える温度で終了させたもの(本
発明例、試料番号C−01〜06)は、その後のアルカ
リ処理でエッチング斑が生じることなく、アルカリ処理
の施されるアルミニウム又はアルミニウム合金として適
していることが判る。一方、冷間圧延終了時の板条コイ
ルの温度を70℃以下の温度で終了させたもの(比較
例、C−07、C−08)は、その後のアルカリ処理で
エッチング斑が生じ、アルカリ処理の施されるアルミニ
ウム又はアルミニウム合金として適さないことが判る。
【0033】
【実施例3】表1に示す組成の厚さ1mmの冷間圧延板
条コイルもしくは板の付着圧延油量(油量3g/m2
を、炭素数6〜12の炭化水素の有機洗浄剤で洗浄除去
した(4〜5分の処理で、残存圧延油量は0.1g/m
2 以下であった。)後、実施例1と同じ雰囲気中で板条
コイルもしくは板の積層体を種々の温度で加熱した後、
最終焼鈍を施した。板条コイル(幅1.3m、重量5
t)の温度測定箇所は実施例1と同じ箇所とした。冷間
圧延後板条コイル(表記載にはコイルと略記する。)の
まま、もしくは冷間圧延後の板条コイルを切断した板の
積層体(長さ3m,高さ70cm、表記載には板と略記
する。)として処理を施した。板の積層体の温度測定箇
所は実施例1と同じ箇所とした。次いで板条及び板に実
施例1と同じアルカリ液でアルカリ処理の強さを変えて
処理し、エッチング斑及び擦り傷を実施例1と同じ基準
で判断した。結果を表4に示す。
【0034】
【0035】表4の結果から、冷間圧延後の板条コイル
もしくは板の付着圧延油を有機洗浄剤で洗浄後、残存有
機洗浄剤を除去するために100〜200℃の温度で加
熱したもの(本発明例、D−01〜D−06)は、最終
焼鈍後アルカリ処理してもエッチング斑が生じることな
く、アルカリ処理の施されるアルミニウム又はアルミニ
ウム合金として適していることが判る。一方、加熱を1
00℃未満、もしくは加熱をしないもの、もしくは20
0℃を超える温度で加熱をしたもの(比較例、D−07
〜D−09)は、付着圧延油を有機洗浄剤で洗浄しても
焼鈍後のアルカリ処理でエッチング斑が生じ、アルカリ
処理の施されるアルミニウム又はアルミニウム合金とし
て適さないことが判る。
【0036】
【実施例4】発明例として、表1に示す組成の厚さ1m
mの冷間圧延板条(表面付着圧延油量3g/m2 )を、
温度50℃の炭酸ソーダ及び燐酸ソーダの1%水溶液も
しくは温度50℃の5%硫酸水溶液で処理して圧延油を
除去し、再度潤滑油(圧延油)を塗布して塗油後の油量
を種々の量とし、板条コイル(幅1.3m、重量5t、
表記載にコイルと略記する。)もしくは板の積層体(長
さ2m、高さ70cm、表記載には板と略記する。)と
して、これらに実施例1と同じ雰囲気中で焼鈍処理し
た。温度測定箇所は実施例1と同じ箇所とした。次いで
板条及び板を実施例1と同じアルカリ液で処理した。エ
ッチング斑及び擦り傷を実施例1と同じ基準で判断し
た。結果を同表5に示す。
【0037】
【0038】表5の結果から、圧延油を無機洗浄剤で除
去した後再度潤滑油を塗布して0.02〜1g/m2
したもの(本発明例、E−02〜E−07)は、焼鈍処
理後にアルカリ処理を施してもエッチング斑及び擦り傷
を生じることなく、また0.2g/m2 以下としたもの
(本発明例、E−01〜E−05)は強いアルカリ処理
を施してもエッチング斑が生じることなく、アルカリ処
理の施されるアルミニウム又はアルミニウム合金として
適していることが判る。また、塗油後の油量を多めにし
たもの(比較例、E−08)はエッチング斑が生じ、ア
ルカリ処理の施されるアルミニウム又はアルミニウム合
金として適さないことが判る。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によると
きは板条コイルもしくは板の積層体の焼鈍後のアルカリ
処理に際してエッチング斑が生じることなく、鍋、釜あ
るいは建築用のパネル等の広い用途において使用される
外観品質基準の厳しい要求に応え、美麗な表面を呈する
アルミニウム又はアルミニウム合金板条コイルもしくは
板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 板条コイル外観を示す概略図
【図2】 板の積層体外観を示す概略図
【図3】 アルカリエッチング処理における板条もしく
は板の表面に発生するエッチング斑の形態を示す説明図
【符号の説明】
1:エッチング斑(乳白色部) 2:板条コイル
3:板の積層体 4:板条コイルもしくは板の端辺部
側 5:板条コイルもしくは板の積層体の内部側
6:板条コイルの巻芯 7:板条 8:温度測定点
9:板 10:板条コイルもしくは板の基台
11:金属光沢部 12:バンド R:圧延方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 秀彦 愛知県稲沢市小池1丁目11番1号 日本軽 金属株式会社名古屋工場内 (72)発明者 伊藤 進 愛知県稲沢市小池1丁目11番1号 日本軽 金属株式会社名古屋工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金の冷
    間圧延板条コイルもしくは冷間圧延板の積層体を焼鈍処
    理するに際して、該板条もしくは板の表面残存圧延油量
    を1g/m2 以下とした後、該板条コイルもしくは板の
    積層体を焼鈍処理することを特徴とするアルカリ処理に
    適したアルミニウム又はアルミニウム合金の冷間圧延板
    条コイルもしくは板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記板条コイルもしくは板の表面残存圧
    延油量を、冷間圧延後の板条もしくは板に付着している
    圧延油を有機又は無機の洗浄剤を用いて洗浄除去して1
    g/m2 以下とすることを特徴とする請求項1記載のア
    ルカリ処理に適したアルミニウム又はアルミニウム合金
    の冷間圧延板条コイルもしくは板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記板条コイルもしくは板の表面残存圧
    延油量を、0.02〜0.20g/m2 に規定した後、
    該板条コイルもしくは板の積層体を焼鈍処理することを
    特徴とする請求項1又は2記載のアルカリ処理に適した
    アルミニウム又はアルミニウム合金の冷間圧延板条コイ
    ルもしくは板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記板条コイルもしくは板の表面残存圧
    延油量を、冷間圧延の板条の温度を70℃を超える温度
    で冷間圧延を終了させて1g/m2 以下とすることを特
    徴とする請求項1記載のアルカリ処理に適したアルミニ
    ウム又はアルミニウム合金の冷間圧延板条コイルもしく
    は板の製造方法。
  5. 【請求項5】 アルミニウム又はアルミニウム合金の冷
    間圧延板条コイルもしくは冷間圧延板の積層体を焼鈍処
    理するに際して、冷間圧延後の板条コイルもしくは板の
    表面付着圧延油を有機の洗浄剤で洗浄除去した後、該洗
    浄板条コイルもしくは板の積層体を100〜200℃の
    温度で加熱処理し、次いで焼鈍処理することを特徴とす
    るアルカリ処理に適したアルミニウム又はアルミニウム
    合金の冷間圧延板条コイルもしくは板の製造方法。
  6. 【請求項6】 アルミニウム又はアルミニウム合金の冷
    間圧延板条コイルもしくは冷間圧延板の積層体を焼鈍処
    理するに際して、冷間圧延後の板条コイルもしくは板の
    表面付着圧延油を除去して表面残存圧延油量を0.1g
    /m2 以下とした後、該板条コイルもしくは板の表面に
    再び潤滑油を塗布して表面の油量を0.02〜1g/m
    2 とし、然る後焼鈍処理することを特徴とするアルカリ
    処理に適したアルミニウム又はアルミニウム合金の冷間
    圧延板条コイルもしくは板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109201753A (zh) * 2018-08-14 2019-01-15 中铝瑞闽股份有限公司 铝卷侧边吸油装置及其工作方法
CN113369304A (zh) * 2021-05-28 2021-09-10 内蒙古联晟新能源材料有限公司 一种减轻电池箔表面铝粉的控制方法

Cited By (3)

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CN109201753B (zh) * 2018-08-14 2023-10-10 中铝瑞闽股份有限公司 铝卷侧边吸油装置及其工作方法
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