JPH11229024A - スクラップ予熱−装入装置 - Google Patents
スクラップ予熱−装入装置Info
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- JPH11229024A JPH11229024A JP3339898A JP3339898A JPH11229024A JP H11229024 A JPH11229024 A JP H11229024A JP 3339898 A JP3339898 A JP 3339898A JP 3339898 A JP3339898 A JP 3339898A JP H11229024 A JPH11229024 A JP H11229024A
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- Japan
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- electric furnace
- scrap
- container
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- preheating
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P10/25—Process efficiency
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 製鋼用電気炉でスクラップを溶解するにあた
り、追装用のスクラップを予熱する装置であって、予熱
中にスクラップの一部が溶け落ちても支障を生じること
がなく、予熱したスクラップを溶解炉のほぼ中央に装入
することのできるスクラップ予熱−装入装置を提供する
こと。 【解決手段】 内部を耐火物で被覆するとともに壁内に
水冷手段を設け、電気炉からの高温の排ガスを受け入れ
る排ガス入口３１と集塵設備に連なる排ガス出口３２と
を備えた箱型のスクラップ予熱用の容器３を、電気炉の
上方であってこれに近接する位置に設置し、容器の電気
炉から遠い側を、その下方に油圧シリンダー９を設けて
押し上げて、容器の電気炉に近い側の下方を支点として
傾動することにより容器が電気炉に部分的に覆いかぶさ
ることが可能であるように構成する。容器の上部は予熱
されるスクラップを受け入れるための開閉可能な蓋で覆
い、電気炉に面した側壁には予熱されたスクラップを電
気炉に装入するための扉３４を設ける。
り、追装用のスクラップを予熱する装置であって、予熱
中にスクラップの一部が溶け落ちても支障を生じること
がなく、予熱したスクラップを溶解炉のほぼ中央に装入
することのできるスクラップ予熱−装入装置を提供する
こと。 【解決手段】 内部を耐火物で被覆するとともに壁内に
水冷手段を設け、電気炉からの高温の排ガスを受け入れ
る排ガス入口３１と集塵設備に連なる排ガス出口３２と
を備えた箱型のスクラップ予熱用の容器３を、電気炉の
上方であってこれに近接する位置に設置し、容器の電気
炉から遠い側を、その下方に油圧シリンダー９を設けて
押し上げて、容器の電気炉に近い側の下方を支点として
傾動することにより容器が電気炉に部分的に覆いかぶさ
ることが可能であるように構成する。容器の上部は予熱
されるスクラップを受け入れるための開閉可能な蓋で覆
い、電気炉に面した側壁には予熱されたスクラップを電
気炉に装入するための扉３４を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気炉製鋼用の電
気炉に原料スクラップを追装するときに使用する、スク
ラップの予熱および装入のための装置に関する。
気炉に原料スクラップを追装するときに使用する、スク
ラップの予熱および装入のための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気炉製鋼においては、通常、初装原料
を装入して通電し、溶け落ちたのち、追加の原料として
スクラップを、１回ないし数回、追加装入する。 この
追装用の原料を、電気炉から出る高温の排ガスで予熱し
ておけば、消費エネルギーの節約になる上、集塵装置に
おける排ガス冷却の負担も軽くなる。 電気炉の排ガス
は、通常１６００℃に達する温度にあり、その中の一酸
化炭素がさらに燃焼した場合には、１８００℃近い高温
に達することもある。
を装入して通電し、溶け落ちたのち、追加の原料として
スクラップを、１回ないし数回、追加装入する。 この
追装用の原料を、電気炉から出る高温の排ガスで予熱し
ておけば、消費エネルギーの節約になる上、集塵装置に
おける排ガス冷却の負担も軽くなる。 電気炉の排ガス
は、通常１６００℃に達する温度にあり、その中の一酸
化炭素がさらに燃焼した場合には、１８００℃近い高温
に達することもある。
【０００３】電気炉排ガスによる追装スクラップの予熱
を実現することを目的として、さまざまな試みがなされ
ている。 もっとも一般的な手法は、追装用のスクラッ
プを保持したクラムシェル型の装入バケットを予熱室内
に置き、この予熱室に電気炉の排ガスを通すことであ
る。
を実現することを目的として、さまざまな試みがなされ
ている。 もっとも一般的な手法は、追装用のスクラッ
プを保持したクラムシェル型の装入バケットを予熱室内
に置き、この予熱室に電気炉の排ガスを通すことであ
る。
【０００４】ところが、スクラップにもさまざまなもの
があり、取り扱いに注意を要する。たとえば、「ダライ
粉」とよばれる旋盤加工の屑は、切削油などの可燃性成
分が大量に付着しているため、予熱に当たってそれが燃
え、局部的に異常な高温が生じてスクラップの一部が溶
解することがある。 すると、溶け落ちたスクラップが
滴り落ちてバケットの開閉蓋を融着させ、以後の操業に
支障を来すことがある。 この予熱方法は、既存の設備
を使用して実施できるが、熱交換の効率は高くない。
があり、取り扱いに注意を要する。たとえば、「ダライ
粉」とよばれる旋盤加工の屑は、切削油などの可燃性成
分が大量に付着しているため、予熱に当たってそれが燃
え、局部的に異常な高温が生じてスクラップの一部が溶
解することがある。 すると、溶け落ちたスクラップが
滴り落ちてバケットの開閉蓋を融着させ、以後の操業に
支障を来すことがある。 この予熱方法は、既存の設備
を使用して実施できるが、熱交換の効率は高くない。
【０００５】もっと本格的に予熱を行なうことを意図し
て、電気炉の上方にシャフト型の予熱装置を設けること
が検討され、一部実施されている。 この場合のスクラ
ップ溶け落ち対策としては、シャフトを溶解炉の上方に
位置させて、溶け落ちた滴を直接溶解炉に落下させるこ
とが考えられているが、そうするには溶解炉の容量を大
きくせざるを得ず、それに伴ってコールドスポットが発
生したり、シャフトと溶解炉との間の接続構造が複雑に
なる、といった問題があり、既存の製鋼用電気炉に適用
するには、制約が多すぎる。
て、電気炉の上方にシャフト型の予熱装置を設けること
が検討され、一部実施されている。 この場合のスクラ
ップ溶け落ち対策としては、シャフトを溶解炉の上方に
位置させて、溶け落ちた滴を直接溶解炉に落下させるこ
とが考えられているが、そうするには溶解炉の容量を大
きくせざるを得ず、それに伴ってコールドスポットが発
生したり、シャフトと溶解炉との間の接続構造が複雑に
なる、といった問題があり、既存の製鋼用電気炉に適用
するには、制約が多すぎる。
【０００６】予熱したスクラップは、どの場合でも、で
きるだけ溶解炉の中央に装入して、溶解が炉内で平均的
に進むようにすることが望ましい。 このために、上記
のシャフト型予熱装置を溶解炉の上部に走行させる機構
が採用されるが、炉蓋との干渉の問題などあって、どう
しても構造が複雑になり、好ましくない。
きるだけ溶解炉の中央に装入して、溶解が炉内で平均的
に進むようにすることが望ましい。 このために、上記
のシャフト型予熱装置を溶解炉の上部に走行させる機構
が採用されるが、炉蓋との干渉の問題などあって、どう
しても構造が複雑になり、好ましくない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ようなスクラップの予熱に関する問題、とくにスクラッ
プの一部が溶け落ちる問題に対処し、比較的簡単な構造
であって、それゆえ設置、運転および保守のコストが低
くて済み、予熱したスクラップを溶解炉のほぼ中央に装
入することのできるスクラップ予熱−装入装置を提供す
ることにある。
ようなスクラップの予熱に関する問題、とくにスクラッ
プの一部が溶け落ちる問題に対処し、比較的簡単な構造
であって、それゆえ設置、運転および保守のコストが低
くて済み、予熱したスクラップを溶解炉のほぼ中央に装
入することのできるスクラップ予熱−装入装置を提供す
ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のスクラップ予熱
−装入装置は、図１および図２に示すように、内部を耐
火物で被覆するとともに壁内に水冷手段を設け、電気炉
（１）からの高温の排ガスを受け入れる排ガス入口（３
１）と集塵設備に連なる排ガス出口（３２）とを備えた
箱型のスクラップ予熱用の容器（３）を、電気炉の上方
であってこれに近接する位置に設置し、容器の電気炉か
ら遠い側の下方に容器を押し上げる手段（９）を設け
て、容器の電気炉に近い側の下方を支点（６）として傾
動することにより、容器が電気炉に部分的に覆いかぶさ
ることが可能であるように構成し、容器の上部は予熱さ
れるスクラップを受け入れるための開閉可能な蓋（３
３）で覆い、電気炉に面した側壁には、予熱されたスク
ラップを電気炉に装入するための扉（３４）を設け、箱
の底部近くには底面に平行な格子（５）を置いて予熱さ
れたスクラップから溶け落ちる滴を受け入れる滴溜り室
（６）を形成し、この滴溜り室の内部には、電気炉から
遠い側から近い側に向かって前進し逆方向に後退するこ
とが可能なプッシャーピストン（７）とその駆動手段
（８）とを設けてなる。
−装入装置は、図１および図２に示すように、内部を耐
火物で被覆するとともに壁内に水冷手段を設け、電気炉
（１）からの高温の排ガスを受け入れる排ガス入口（３
１）と集塵設備に連なる排ガス出口（３２）とを備えた
箱型のスクラップ予熱用の容器（３）を、電気炉の上方
であってこれに近接する位置に設置し、容器の電気炉か
ら遠い側の下方に容器を押し上げる手段（９）を設け
て、容器の電気炉に近い側の下方を支点（６）として傾
動することにより、容器が電気炉に部分的に覆いかぶさ
ることが可能であるように構成し、容器の上部は予熱さ
れるスクラップを受け入れるための開閉可能な蓋（３
３）で覆い、電気炉に面した側壁には、予熱されたスク
ラップを電気炉に装入するための扉（３４）を設け、箱
の底部近くには底面に平行な格子（５）を置いて予熱さ
れたスクラップから溶け落ちる滴を受け入れる滴溜り室
（６）を形成し、この滴溜り室の内部には、電気炉から
遠い側から近い側に向かって前進し逆方向に後退するこ
とが可能なプッシャーピストン（７）とその駆動手段
（８）とを設けてなる。
【０００９】図１および図２において、符号（２Ａ）は
排ガス導入用のダクト、（２Ｂ）は集塵設備に連なるダ
クトである。
排ガス導入用のダクト、（２Ｂ）は集塵設備に連なるダ
クトである。
【００１０】
【発明の実施の形態】この容器に対する電気炉排ガスの
入口および出口の位置は、容器に収容されたスクラップ
の予熱が好都合に行なえる限り任意であるが、一つの例
は、図に示したように、排ガス入口を容器の電気炉に面
した側壁の下部に設け、排ガス出口を容器の電気炉から
遠い側壁の上部にそれぞれ設けるものである。
入口および出口の位置は、容器に収容されたスクラップ
の予熱が好都合に行なえる限り任意であるが、一つの例
は、図に示したように、排ガス入口を容器の電気炉に面
した側壁の下部に設け、排ガス出口を容器の電気炉から
遠い側壁の上部にそれぞれ設けるものである。
【００１１】容器（３）を傾動する押し上げ手段（９）
およびプッシャーピストン（７）の前進後退を駆動する
手段（８）としては、任意のものが使用できるが、この
種の装置に常用されている油圧シリンダーが使いやす
い。
およびプッシャーピストン（７）の前進後退を駆動する
手段（８）としては、任意のものが使用できるが、この
種の装置に常用されている油圧シリンダーが使いやす
い。
【００１２】本発明のスクラップ予熱−装入装置の使用
方法は、図１および図３から容易に理解されるであろ
う。 初装の原料を溶解している間は、図１および図２
にみるように、スクラップ（ＳｃＡ）を容器（３）に装
入し、容器を正立させた状態で電気炉排ガスを通して予
熱する。 予熱時にスクラップの溶解が生じた場合で
も、溶解スクラップの滴は格子（５）を通って滴溜り室
（６）に落ち込み、そこで底壁に触れ冷却されて凝固す
る。 初装原料が溶け落ち、一方で予熱されたスクラッ
プの温度が高まったら、適当なタイミングをはかって、
図３にみるように、炉蓋（１１）を旋回などの手段によ
り移動させて電気炉を開放し、容器押し上げ手段（９）
を動かして容器を傾動させると、図４に示すように、予
熱されたスクラップ（ＳｃＢ）は自重で電気炉（１）内
に落下して、追装が行なわれる。 これと同時に、プッ
シャーピストン（７）を押して、滴溜り室（６）にたま
っていた溶解スクラップの凝固した滴を、あわせて炉内
に投入する。
方法は、図１および図３から容易に理解されるであろ
う。 初装の原料を溶解している間は、図１および図２
にみるように、スクラップ（ＳｃＡ）を容器（３）に装
入し、容器を正立させた状態で電気炉排ガスを通して予
熱する。 予熱時にスクラップの溶解が生じた場合で
も、溶解スクラップの滴は格子（５）を通って滴溜り室
（６）に落ち込み、そこで底壁に触れ冷却されて凝固す
る。 初装原料が溶け落ち、一方で予熱されたスクラッ
プの温度が高まったら、適当なタイミングをはかって、
図３にみるように、炉蓋（１１）を旋回などの手段によ
り移動させて電気炉を開放し、容器押し上げ手段（９）
を動かして容器を傾動させると、図４に示すように、予
熱されたスクラップ（ＳｃＢ）は自重で電気炉（１）内
に落下して、追装が行なわれる。 これと同時に、プッ
シャーピストン（７）を押して、滴溜り室（６）にたま
っていた溶解スクラップの凝固した滴を、あわせて炉内
に投入する。
【００１３】予熱スクラップの落下のとき、容器の扉
（３４）は、容器の傾斜に伴って自重で開く（または予
熱されたスクラップに押されて開く）ようにしてもよい
が、開閉を別の手段でコントロールし、容器の傾動角度
が十分に大きくなってから開くように、また扉下端が十
分に開くようにすれば、スクラップを炉の中心により近
い位置に落下させることができて好ましい。 ただし、
落下にあたって、スクラップは若干滑って炉の中心に近
づくので、どのようにしても、あまり差はない。
（３４）は、容器の傾斜に伴って自重で開く（または予
熱されたスクラップに押されて開く）ようにしてもよい
が、開閉を別の手段でコントロールし、容器の傾動角度
が十分に大きくなってから開くように、また扉下端が十
分に開くようにすれば、スクラップを炉の中心により近
い位置に落下させることができて好ましい。 ただし、
落下にあたって、スクラップは若干滑って炉の中心に近
づくので、どのようにしても、あまり差はない。
【００１４】
【実施例】容量８０トンのアーク炉に隣接して、縦横と
もに４．５ｍ、高さ６．５ｍで内容積約１００m3の容器
（３）を設置した。 滴溜り室の高さは、約１５０cmで
ある。 この容器の傾動の支点は容器の底面からさらに
１００cm下方にあり、油圧シリンダーで最大４５度傾動
させることができ、そのとき、炉に面した側壁の扉の蝶
番は、ほぼ炉の中心に近づく。
もに４．５ｍ、高さ６．５ｍで内容積約１００m3の容器
（３）を設置した。 滴溜り室の高さは、約１５０cmで
ある。 この容器の傾動の支点は容器の底面からさらに
１００cm下方にあり、油圧シリンダーで最大４５度傾動
させることができ、そのとき、炉に面した側壁の扉の蝶
番は、ほぼ炉の中心に近づく。
【００１５】初装としてスクラップ４５トンを装入し、
通電加熱して溶解した。 その間、容器内には一次追装
用のスクラップ４５トンを装入し、炉からの排ガスを通
して予熱した。 初装のスクラップがほぼ溶解したの
で、炉蓋を開くとともに容器を傾動し、予熱されたスク
ラップを装入した。 同様の操作を続けて次のチャ−ジ
の初装を行ない、通電開始時から予熱を開始した。
通電加熱して溶解した。 その間、容器内には一次追装
用のスクラップ４５トンを装入し、炉からの排ガスを通
して予熱した。 初装のスクラップがほぼ溶解したの
で、炉蓋を開くとともに容器を傾動し、予熱されたスク
ラップを装入した。 同様の操作を続けて次のチャ−ジ
の初装を行ない、通電開始時から予熱を開始した。
【００１６】この予熱によって、消費電力は２５％削除
することができた。
することができた。
【００１７】
【発明の効果】本発明のスクラップ予熱−装入装置は、
スクラップの予熱時に局部的な高温が生じてスクラップ
の一部が溶解し、滴となって流れ落ちることがあって
も、それらの滴は滴溜り室で凝固するから、それをプッ
シャーピストンで炉に投入することにより、クラムシェ
ル型バケットを使用したときに経験したようなトラブル
は生じえない。 電気炉の炉蓋の上方は、炉蓋とそれに
挿入した電極とを移動させれば、ほとんど空間となって
干渉するものがないから、容器を大きく傾動させること
が可能である。 したがって、予熱されたスクラップ
を、炉の中心近くに投入することができる。 この装置
は、溶解炉の容量の大小に制約されず設置することがで
き、熱交換の効率も高い。
スクラップの予熱時に局部的な高温が生じてスクラップ
の一部が溶解し、滴となって流れ落ちることがあって
も、それらの滴は滴溜り室で凝固するから、それをプッ
シャーピストンで炉に投入することにより、クラムシェ
ル型バケットを使用したときに経験したようなトラブル
は生じえない。 電気炉の炉蓋の上方は、炉蓋とそれに
挿入した電極とを移動させれば、ほとんど空間となって
干渉するものがないから、容器を大きく傾動させること
が可能である。 したがって、予熱されたスクラップ
を、炉の中心近くに投入することができる。 この装置
は、溶解炉の容量の大小に制約されず設置することがで
き、熱交換の効率も高い。
【図１】 本発明のスクラップ予熱−装入装置の通電時
の状態を、電気炉との関連において示した配置図。
の状態を、電気炉との関連において示した配置図。
【図２】 本発明の装置のスクラップ加熱容器が図１の
状態（通電時）にあるときの、その内部の詳細を示す縦
断面図。
状態（通電時）にあるときの、その内部の詳細を示す縦
断面図。
【図３】 本発明のスクラップ予熱−装入装置の、図１
に続く段階である予熱スクラップ追装時の状態を、電気
炉との関連において示した配置図。
に続く段階である予熱スクラップ追装時の状態を、電気
炉との関連において示した配置図。
【図４】 本発明の装置のスクラップ加熱容器が図３の
状態（予熱スクラップ追装時）にあるときの、その内部
の詳細を示す縦断面図。
状態（予熱スクラップ追装時）にあるときの、その内部
の詳細を示す縦断面図。
１ 電気炉 ２Ａ 排ガス導入ダクト ２Ｂ 集塵設備へのダクト ３ 箱型のスクラップ予熱用の容器 ３１ 排ガス入口 ３２ 排ガス出口 ３３ 開閉可能な蓋 ３４ 扉 ４ 格子 ５ 滴溜り室 ６ プッシャーピストン ７ プッシャーピストン駆動手段 ８ 軸 ９ 容器を押し上げる手段 ＳｃＡ 予熱前のスクラップ ＳｃＢ 予熱後のスク
ラップ
ラップ
Claims (2)
- 【請求項１】 内部を耐火物で被覆するとともに壁内に
水冷手段を設け、電気炉からの高温の排ガスを受け入れ
る排ガス入口と集塵設備に連なる排ガス出口とを備えた
箱型のスクラップ予熱用の容器を、電気炉の上方であっ
てこれに近接する位置に設置し、容器の電気炉から遠い
側の下方に容器を押し上げる手段を設けて、容器の電気
炉に近い側の下方を支点として傾動することにより、容
器が電気炉に部分的に覆いかぶさることが可能であるよ
うに構成し、容器の上部は予熱されるスクラップを受け
入れるための開閉可能な蓋で覆い、電気炉に面した側壁
には予熱されたスクラップを電気炉に装入するための扉
を設け、箱の底部近くには底面に平行な格子を置いて、
予熱されたスクラップから溶け落ちる滴を受け入れる滴
溜り室を形成し、この滴溜り室の内部には、電気炉から
遠い側から近い側に向かって前進し逆方向に後退するこ
とが可能なピストンとその駆動手段とを設けてなるスク
ラップ予熱−装入装置。 - 【請求項２】 排ガス入口を容器の電気炉に面した側壁
の下部に設け、排ガス出口を容器の電気炉から遠い側壁
の上部にそれぞれ設けた請求項１のスクラップ予熱−装
入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339898A JPH11229024A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | スクラップ予熱−装入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339898A JPH11229024A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | スクラップ予熱−装入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11229024A true JPH11229024A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12385504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3339898A Pending JPH11229024A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | スクラップ予熱−装入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11229024A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007516399A (ja) * | 2003-02-26 | 2007-06-21 | プラチナム コントロールス リミテッド | 炉、その操作方法、及び制御方法 |
| CN106052406A (zh) * | 2016-07-26 | 2016-10-26 | 中冶赛迪工程技术股份有限公司 | 一种离线式废钢预热炉 |
| CN107916317A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-04-17 | 芜湖新兴铸管有限责任公司 | 转炉废钢的加热装置和加热方法 |
| CN108034790A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-05-15 | 南京净环热冶金工程有限公司 | 一种原料分离式预热和加料的装置 |
| CN109913617A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-06-21 | 洛阳沃达节能科技有限公司 | 一种废钢烘烤系统 |
| KR20190071216A (ko) * | 2017-12-14 | 2019-06-24 | 주식회사 포스코 | 피처리물 예열장치 |
| CN113774184A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-12-10 | 赵和锋 | 杂物预处理的开放式废钢加热装置及其方法 |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP3339898A patent/JPH11229024A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007516399A (ja) * | 2003-02-26 | 2007-06-21 | プラチナム コントロールス リミテッド | 炉、その操作方法、及び制御方法 |
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| CN109913617A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-06-21 | 洛阳沃达节能科技有限公司 | 一种废钢烘烤系统 |
| CN109913617B (zh) * | 2019-04-28 | 2023-11-03 | 洛阳沃达节能科技有限公司 | 一种废钢烘烤系统 |
| CN113774184A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-12-10 | 赵和锋 | 杂物预处理的开放式废钢加热装置及其方法 |
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