JPH11228363A - 化粧品用樹脂組成物 - Google Patents

化粧品用樹脂組成物

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JPH11228363A JP2759598A JP2759598A JPH11228363A JP H11228363 A JPH11228363 A JP H11228363A JP 2759598 A JP2759598 A JP 2759598A JP 2759598 A JP2759598 A JP 2759598A JP H11228363 A JPH11228363 A JP H11228363A
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敏隆 筑木
Seiji Asaoka
聖二 浅岡
Takahiro Sakurai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】整髪剤として要求される、セット性、風合い、
櫛通り性、耐フレーキング性を損なうことなく、髪への
密着性および洗髪性を具備した化粧品用樹脂組成物を提
供する。 【解決手段】一分子中にカルボキシル基と第三級アミノ
基を有する両性ウレタン樹脂を主成分とする化粧品用樹
脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系の両性ウレタ
ン樹脂を主成分とする化粧品用樹脂組成物に関するもの
であり、詳しくは整髪剤、コンディショニング剤、粘度
調整剤としてスキンケア製品、ヘアケア製品の用途に用
いられる化粧品用樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、整髪剤のベース樹脂として
は、アニオン系のアクリル樹脂、アニオン/カチオン系
の両性アクリル樹脂、ノニオン系のポリビニルピロリド
ン樹脂等が用いられている。これらのベース樹脂を用い
た場合は、固く仕上がるためセット性(整髪性)は良好
であるが、風合い、櫛通り性に劣り、またフレーキング
(粉ふき)が起こるという問題がある。他方、風合い、
櫛通り性を優先させると、セット力が不充分となる等の
問題がある。このように、上記従来の樹脂では、整髪剤
として要求される、セット性、風合い、櫛通り性および
耐フレーキング性のすべての特性を満たすことは困難で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
めに、上記アクリル樹脂等に代えて、アニオン系のウレ
タン樹脂を用いることが提案されている(特開平6−3
21741号公報)。このウレタン樹脂を整髪剤のベー
ス樹脂として使用した場合は、良好なセット性、風合
い、櫛通り性および耐フレーキング性といった相反する
物性を具備することができる。しかしながら、上記アニ
オン系のウレタン樹脂はシャンプー等によって充分に洗
い流すことができず、洗浄性に劣るという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、整髪剤として要求される、セット性、風合い、
櫛通り性、耐フレーキング性を損なうことなく、髪への
密着性および洗髪性を具備した化粧品用樹脂組成物の提
供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の化粧品用樹脂組成物は、一分子中にカル
ボキシル基と第三級アミノ基を有する両性ウレタン樹脂
を主成分とするという構成をとる。
【0006】本発明者らは、整髪剤として要求される、
セット性、風合い、櫛通り性、耐フレーキング性、髪へ
の密着性および洗髪性のすべての特性を備えたベース樹
脂を探究すべく鋭意研究を重ねた。その結果、一分子中
にカルボキシル基と第三級アミノ基を有する両性ウレタ
ン樹脂を主成分とする樹脂組成物を用いることにより、
所期の目的を達成できることを見出し、本発明に到達し
た。すなわち、ベース樹脂の主骨格をウレタン樹脂とす
ることにより、ウレタン樹脂の有する弾性および強靱性
によって、元来相反する物性である、セット性と風合
い、櫛通り性、耐フレーキング性を両立させることが可
能となる。しかし、ウレタン樹脂は、分子鎖間で絡み合
いが起こりやすく、造膜しやすいため、整髪剤として使
用した場合、シャンプー等による洗髪性が不充分であ
り、洗浄性を優先させると、ウレタン樹脂の有する弾
性、強靱性が損なわれるということを突き止めた。そこ
で、これらの問題を解決すべく、さらに研究開発を重ね
た結果、カルボキシル基と第三級アミノ基とを有する両
性ウレタン樹脂を用いることにより、中性の水に対して
は、カルボキシル基と第三級アミノ基とがイオン結合す
ることで耐水性に優れ、シャンプー等の洗浄に対しては
このイオン結合が切断され、洗浄性に優れる整髪剤を調
製することが可能となる。さらに、上記両性ウレタン樹
脂は、その分子鎖中にカチオン性の第三級アミノ基を有
し、これがマイナス帯電している髪の表面と相互作用す
るため、従来のアニオン系のウレタン樹脂と比較して良
好な密着性を示すようになる。
【0007】そして、上記両性ウレタン樹脂中のカルボ
キシル基と第三級アミノ基の比率(両官能基の数の比)
を特定の範囲に設定することにより、特に優れた洗浄性
(洗髪性)を備えるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0009】本発明の化粧品用樹脂組成物は、一分子中
にカルボキシル基と第三級アミノ基を有する両性ウレタ
ン樹脂を主成分とするものである。そして、この化粧品
用樹脂組成物は、整髪剤、コンディショニング剤、粘度
調整剤としてスキンケア製品、ヘアケア製品の用途に用
いられ、好ましくは整髪剤として用いられる。なお、両
性ウレタン樹脂を主成分とするとは、一般にこれに他の
成分を添加して目的とする組成物を構成するものである
が、両性ウレタン樹脂のみからなる場合も含める趣旨で
ある。
【0010】上記両性ウレタン樹脂は、例えばポリオー
ル化合物(A成分)と、ポリイソシアネート化合物(B
成分)と、活性水素とカルボキシル基を有する化合物
(C成分)とを、イソシアネート基過剰にて反応させて
イソシアネート基含有プレポリマーを作製した後、この
イソシアネート基含有プレポリマーと、活性水素と第三
級アミノ基を有する化合物(D成分)とを反応させるこ
とにより製造することができる。あるいは、上記両性ウ
レタン樹脂は、上記特定のC成分とD成分との反応順序
を入れ換え、すなわち、上記A成分とB成分とD成分
を、イソシアネート基過剰にて反応させてイソシアネー
ト基含有プレポリマーを作製した後、このイソシアネー
ト基含有プレポリマーと、上記特定のC成分とを反応さ
せることにより製造することもできる。このような方法
により、従来よりも簡易かつ安全に両性ウレタン樹脂を
製造することができるようになる。なお、上記製法にお
いて、A成分およびB成分と共に、特定のC成分および
D成分の双方を同時に反応させると、C成分中のカルボ
キシル基と、D成分中の第三級アミノ基とが先に塩を形
成して反応系に不溶となり、OH基があってもイソシア
ネート化合物との反応が起こらなくなり、目的とする両
性ウレタン樹脂を製造することはできない。すなわち、
上述のように、A,B成分とC成分およびD成分のいず
れか一方とを反応させた後、残りの他方の成分を反応さ
せることにより、目的とする両性ウレタン樹脂を製造す
ることができるのである。
【0011】上記A成分であるポリオール化合物として
は、一般にポリウレタンの製造に使用されるものであれ
ば特に限定されるものではなく、例えばポリエステルポ
リオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネート
ポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレ
ンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリアクリ
ル酸エステル系ポリオール等があげられ、単独でもしく
は2種以上併せて用いられる。なかでも、ポリエステル
ポリオール、ポリエーテルポリオールが特に好ましい。
上記ポリエステルポリオールとしては、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、マレ
イン酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル酸等のジカル
ボン酸の少なくとも1種と、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,8−オクタンジオール、1,10
−デカンジオール、ジエチレングリコール、スピログリ
コール、トリメチロールプロパン等の多価アルコールの
少なくとも1種とを縮重合させて得られるものや、ラク
トン類の開環重合により得られるもの等があげられる。
また、上記ポリエーテルポリオールとしては、水や上記
ポリエステルポリオールの合成に使用する多価アルコー
ルの他、ビスフェノール−A等のフェノール類、または
第一級アミン類、第二級アミン類にエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、オキセタン、テトラヒドロ
フラン等の環状エーテルを開環付加重合させて得られる
ものが使用でき、ポリオキシエチレンポリオール、ポリ
オキシプロピレンポリオール、ポリオキシテトラメチレ
ンポリオール、ビスフェノールAにプロピレンオキサイ
ドまたはエチレンオキサイドの少なくとも一方を開環付
加重合させたもの(共重合体の場合は、ブロック共重合
体、ランダム共重合体のいずれでもよい。)等があげら
れる。
【0012】上記B成分であるポリイソシアネート化合
物としては、特に限定されるものではなく、例えば脂肪
族ジイソシアネート化合物、脂環式ジイソシアネート化
合物、芳香族ジイソシアネート化合物等の有機ジイソシ
アネート化合物があげられ、単独でもしくは2種以上併
せて用いられる。上記脂肪族ジイソシアネート化合物と
しては、例えばエチレンジイソシアネート、2,2,4
−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート等があげられる。ま
た、上記脂環式ジイソシアネート化合物としては、例え
ば水素添加4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル
シクロヘキシレンジイソシアネート、イソフォロンジイ
ソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート等があげ
られる。そして、上記芳香族ジイソシアネート化合物と
しては、例えば4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、トルエンジイソ
シアネート、ナフタレンジイソシアネート等があげられ
る。これらのなかでも、低価格である点で、1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシ
アネート、ノルボルナンジイソシアネート等が好まし
い。
【0013】上記C成分である活性水素とカルボキシル
基を有する化合物としては、分子内に少なくとも1つの
活性水素と、少なくとも1つのカルボキシル基を有する
化合物であれば特に限定されるものではなく、例えばジ
メチロールプロピオン酸(DMPA)、ジメチロールブ
タン酸、カルボキシル基含有ポリカプロラクトンジオー
ル等があげられる。
【0014】上記D成分である活性水素と第三級アミノ
基を有する化合物としては、分子内に少なくとも1つの
活性水素と、少なくとも1つの第三級アミノ基を有する
化合物であれば特に限定されるものではなく、例えばN
−メチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタノール
アミン等のN−アルキルジアルカノールアミン化合物、
ジメチルアミノエタノール等があげられる。
【0015】そして、上記各成分を用いてイソシアネー
ト基含有プレポリマーを作製する際には、鎖延長剤を使
用することが好ましい。この鎖延長剤の使用により、最
終的な製品として得られる両性ウレタン樹脂の諸特性を
調整することが可能となる。上記鎖延長剤としては、特
に限定されるものではなく、低分子ポリオール、アミン
類等があげられる。上記低分子ポリオールとしては、例
えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,6−
ヘキサンジオール、スピログリコール、ビス(β−ヒド
ロキシエトキシ)ベンゼン、キシリレングリコール等の
グリコール類、トリメチロールプロパン、グリセリン等
のトリオールがあげられる。また、上記アミン類として
は、メチレン(ビス−o−クロルアニリン)等があげら
れる。
【0016】なお、上記ポリオール化合物(A成分)、
ポリイソシアネート化合物(B成分)、活性水素とカル
ボキシル基を有する化合物(C成分)、活性水素と第三
級アミノ基を有する化合物(D成分)および鎖延長剤の
いずれの成分としても、3種以上の多官能性の化合物を
使用することが好ましく、かかる多官能性の化合物の使
用によりポリウレタン−ウレア重合体に架橋が生じて耐
熱性等の特性が改良される。
【0017】上記両性ウレタン樹脂を製造する際には、
必要に応じて溶剤を使用することができ、例えば、原料
および生成するポリウレタンの双方を溶解する有機溶剤
を使用することが特に好ましい。上記有機溶剤として
は、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、
その他セロソルブアセテートやセロソルブエーテル等が
あげられる。また、上記両性ウレタン樹脂を製造する際
には、ポリウレタンの分野で周知の重合触媒を使用する
ことができ、例えば第三級アミン触媒、有機金属触媒等
を用いることができる。上記第三級アミン触媒として
は、〔2,2,2〕ジアザビシクロオクタン(DABC
O)、テトラメチレンジアミン、N−メチルモルフォリ
ン、ジアザビシクロウンデセン(DBU)等があげられ
る。また、上記有機金属触媒としては、ジブチルチン
(錫)ジラウレート等があげられる。
【0018】上記各成分を用いて得られる両性ウレタン
樹脂は、カルボキシル基と第三級アミノ基の比率(両官
能基の数の比)が、カルボキシル基/第三級アミノ基=
1/10〜10/1の範囲に設定されたものが好まし
い。すなわち、両性ウレタン樹脂中のカルボキシル基と
第三級アミノ基の比率を上記範囲に設定することによ
り、優れた洗浄性を備えるようになるからである。
【0019】そして、上記両性ウレタン樹脂は、水中に
分散させて水分散液とするか、あるいは可溶化して水溶
液とした後、整髪剤、コンディショニング剤、粘度調整
剤としてスキンケア製品、ヘアケア製品の用途に用いら
れる。この場合、上記両性ウレタン樹脂は、脂肪族ポリ
アミンを含む水に分散させることが好ましい。すなわ
ち、イソシアネート基過剰にして重合度を抑制し、水中
で重合体を分散しつつ脂肪族ポリアミンと反応させる
と、脂肪族ポリアミン中のNH基、NH2 基がイソシア
ネート基と迅速に反応し、水中でウレア結合を生成して
重合が進行するようになるからである。上記脂肪族ポリ
アミンとしては、特に限定されるものではなく、例えば
トリエチルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジア
ミン、ピペラジン、ジエチレントリアミン等があげられ
る。なお、上記両性ウレタン樹脂の水分散液には、添加
剤としてシランカップリング剤を添加して他の基材との
接着性を改善することも可能である。また、他に保存安
定性を付与するために種々の添加剤を加えることも自由
であり、例えば保護コロイド剤、抗菌剤・防かび剤等が
あげられる。
【0020】このようにして得られた両性ウレタン樹脂
の水分散液あるいは水溶液は、例えば増粘剤、エタノー
ル、脱イオン水等と配合されて、ジェル状整髪剤として
使用される。また、上記両性ウレタン樹脂の水分散液あ
るいは水溶液は、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド等の各種界面活性
剤、プロペラント(LPG)、ジメチルエーテル、エタ
ノール、各種添加剤(シリコン系化合物、アミン系化合
物)等と配合されて、泡状整髪剤として使用される。
【0021】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0022】
【実施例1】攪拌装置、温度計、窒素導入管および還流
冷却器を備えたガラス製4つ口フラスコに、イソフォロ
ンジイソシアネート(IPDI)100g、ポリオキシ
テトラメチレングリコール(PTMG、分子量200
0)225gおよびジメチロールプロピオン酸(DMP
A)18gを入れ、有機溶剤として酢酸エチル30g、
触媒としてジブチルチンジラウレート0.02gを加
え、オイルバスを使用して80℃に加熱、維持して4時
間反応させた。その後70℃に温度を下げ、N−メチル
ジエタノールアミン(NMDEA)8gならびに酢酸エ
チル30gを追加して添加し、さらに2時間反応させ、
NCO基の残存したポリウレタンプレポリマーの溶液を
得た。このNCO基の残存したポリウレタンプレポリマ
ーを、トリエチルアミン12gを含む水600g中に分
散させ、50℃にて3時間鎖延長反応を行って高分子量
化させた。得られた水分散液より上記酢酸エチルを回収
し、実質的に有機溶剤を含まない両性ウレタン樹脂の水
分散液を得た。
【0023】
【実施例2】実施例1におけるN−メチルジエタノール
アミン(NMDEA)の量を4gに変えた。それ以外
は、実施例1と同様にして両性ウレタン樹脂の水分散液
を得た。
【0024】
【実施例3】実施例1におけるN−メチルジエタノール
アミン(NMDEA)の量を13gに変えた。それ以外
は、実施例1と同様にして両性ウレタン樹脂の水分散液
を得た。
【0025】
【比較例】実施例1におけるN−メチルジエタノールア
ミン(NMDEA)を使用しないこと以外は、実施例1
と同様にしてアニオン系のウレタン樹脂の水分散液を得
た。
【0026】このようにして得られた実施例1〜3およ
び比較例の各水分散液を用いて、下記に示す配合割合で
ジェル状整髪剤a〜dを作製した。
【0027】〔ジェル状整髪剤a〕下記の表1に示す各
成分を同表に示す割合で配合し、粘性ゲルが形成される
まで混合してX成分を得た。ついで、下記の表1に示す
各成分を同表に示す割合で配合して得たY成分を、上記
X成分中に添加し、均質になるまで静かに混合して、ジ
ェル状整髪剤aを作製した。
【0028】
【表1】
【0029】〔ジェル状整髪剤b,c〕上記表1に示す
Y成分である実施例1の水分散液に代えて、実施例2,
3の水分散液をそれぞれ用いた。それ以外は、上記ジェ
ル状整髪剤aと同様にして、ジェル状整髪剤b,cを作
製した。
【0030】〔ジェル状整髪剤d〕上記表1に示すY成
分である実施例1の水分散液に代えて、比較例の水分散
液を用いた。それ以外は、上記ジェル状整髪剤aと同様
にして、ジェル状整髪剤dを作製した。
【0031】このようにして得られたジェル状整髪剤a
〜dを用いて、下記の基準に従い、洗浄性(洗髪性)の
評価を行った。その結果を下記の表2に示した。
【0032】〔洗浄性(洗髪性)〕ガラス板上に各ジェ
ル状整髪剤を塗布し、厚み40μmの塗膜を形成した
後、この塗膜を市販のシャンプー溶液で洗浄した。そし
て、塗膜を極めて容易に除去できるものを◎、塗膜を容
易に除去できるものを○、塗膜を充分に除去できないも
のを×として表示した。
【0033】
【表2】
【0034】上記表2の結果から、実施例1〜3の両性
ウレタン樹脂を用いたジェル状整髪剤a〜cは、いずれ
も優れた洗浄性を備えており、特に実施例1の両性ウレ
タン樹脂を用いたジェル状整髪剤aは、極めて優れた洗
浄性を備えていることがわかる。これは、両性ウレタン
樹脂中のカルボキシル基と第三級アミノ基とのイオン結
合が、シャンプー溶液によって切断されるためであると
思われる。これに対して、比較例のアニオン系のウレタ
ン樹脂を用いたジェル状整髪剤dは、洗浄性が極めて悪
く、整髪剤としての使用には不適当である。
【0035】つぎに、上記ジェル状整髪剤a〜dを用い
て、下記の基準に従い、風合い、セット性、櫛通り性、
耐フレーキング性および帯電防止性の評価を行った。そ
の結果を下記の表3に併せて示した。すなわち、各ジェ
ル状整髪剤を1束の黒色バージンヘアー(長さ15c
m、重量3.0g)に1.0gずつ塗布し、乾燥した
後、上記特性の評価を行った。
【0036】〔風合い〕乾燥後に髪の毛の手触りまたは
感触が優れたものを○として表示した。
【0037】〔セット性〕乾燥後に髪の毛の乱れがなく
整髪性が優れたものを○として表示した。
【0038】〔櫛通り性〕乾燥後の櫛通り性が良好なも
のを○として表示した。
【0039】〔耐フレーキング性〕乾燥後に櫛を10回
通した後に髪の毛に粉ふきが全く生じなかったものを
◎、粉ふきが殆ど生じなかったものを○として表示し
た。
【0040】〔帯電防止性〕乾燥後に櫛を10回通した
後に髪の毛に静電気が全く生じなかったものを◎、静電
気が殆ど生じなかったものを○として表示した。
【0041】
【表3】
【0042】上記表3の結果から、実施例1〜3の両性
ウレタン樹脂を用いたジェル状整髪剤a〜cは、比較例
のアニオン系のウレタン樹脂を用いたジェル状整髪剤d
に比べて、すべての特性について同等あるいはそれ以上
に優れた評価が得られた。特に、ジェル状整髪剤a〜c
は、優れた耐フレーキング性および帯電防止性を備えて
いることがわかる。
【0043】一方、前記実施例1〜3および比較例の水
分散液を用いて、下記に示す配合割合で泡状整髪剤a〜
dを作製した。
【0044】〔泡状整髪剤a〕下記の表4に示す各成分
を同表に示す割合で配合し、均質になるまで混合してX
成分を得た。ついで、下記の表4に示すY成分を上記X
成分中に添加して、泡状整髪剤aを作製した。
【0045】
【表4】
【0046】〔泡状整髪剤b,c〕上記表4に示すX成
分である実施例1の水分散液に代えて、実施例2,3の
水分散液をそれぞれ用いた。それ以外は、上記泡状整髪
剤aと同様にして、泡状整髪剤b,cを作製した。
【0047】〔泡状整髪剤d〕上記表4に示すX成分で
ある実施例1の水分散液に代えて、比較例の水分散液を
用いた。それ以外は、上記泡状整髪剤aと同様にして、
泡状整髪剤dを作製した。
【0048】このようにして得られた泡状整髪剤a〜d
を用いて、前記基準に従い、洗浄性(洗髪性)、風合
い、セット性、櫛通り性、耐フレーキング性および帯電
防止性の評価を行った。その結果、ジェル状整髪剤a〜
dを用いた場合と略同様の評価が得られた。すなわち、
実施例1〜3の両性ウレタン樹脂を用いた泡状整髪剤a
〜cは、いずれも洗浄性に優れ、その他の評価において
も、比較例のアニオン系のウレタン樹脂を用いた泡状整
髪剤dに比べて、同等あるいはそれ以上に優れた評価が
得られた。
【0049】なお、本発明の化粧品用樹脂組成物は上記
整髪剤以外に、下記に示すコンデイショニング・シェイ
ビング・クリーム剤、スキンケアローション剤等に用い
ることが可能である。
【0050】〔コンデイショニング・シェイビング・ク
リーム剤〕
【0051】下記の表5に示す各成分を同表に示す割合
で混和し、80℃に加温してX成分を得た。ついで、下
記の表5に示す各成分を同表に示す割合で混和し、80
℃に加温してY成分を得た。そして、上記X成分とY成
分とを80℃で混合し、40℃に冷却した後、適量の防
腐剤と香料を添加し、目的とするコンデイショニング・
シェイビング・クリーム剤を作製した。
【0052】
【表5】
【0053】〔スキンケアローション剤〕
【0054】下記の表6に示す各成分を同表に示す割合
で混和し、80℃に加温してX成分を得た。ついで、下
記の表6に示す各成分を同表に示す割合で混和し、80
℃に加温してY成分を得た。そして、上記X成分とY成
分とを混合し、80℃で30分間攪拌した後、2%カー
ボポール940水溶液20.00重量%を添加し、均一
になるで攪拌した。その後、40℃に冷却し、目的とす
るスキンケアローション剤を作製した。
【0055】
【表6】
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の化粧品用樹脂組
成物は、一分子中にカルボキシル基と第三級アミノ基を
有する両性ウレタン樹脂を主成分とするため、この樹脂
組成物を用いて整髪剤を作製した場合には、整髪剤とし
て要求される、セット性、風合い、櫛通り性、耐フレー
キング性、髪への密着性および洗髪性のすべての特性を
備えるようになる。すなわち、ベース樹脂の主骨格をウ
レタン樹脂とすることにより、ウレタン樹脂の有する弾
性および強靱性によって、元来相反する物性である、セ
ット性と風合い、櫛通り性、耐フレーキング性を両立さ
せることが可能となる。また、カルボキシル基と第三級
アミノ基とを有する両性ウレタン樹脂を用いることによ
り、中性の水に対しては、カルボキシル基と第三級アミ
ノ基とがイオン結合することで耐水性に優れ、シャンプ
ー等の洗浄に対してはこのイオン結合が切断され、洗浄
性に優れる整髪剤を調整することが可能となる。さら
に、上記両性ウレタン樹脂は、その分子鎖中にカチオン
性の第三級アミノ基を有し、これがマイナス帯電してい
る髪の表面と相互作用するため、従来のアニオン系のウ
レタン樹脂と比較して良好な密着性を示すようになる。
【0057】そして、上記両性ウレタン樹脂中のカルボ
キシル基と第三級アミノ基の比率(両官能基の数の比)
を特定の範囲に設定することにより、特に優れた洗浄性
(洗髪性)を備えるようになる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一分子中にカルボキシル基と第三級アミ
    ノ基を有する両性ウレタン樹脂を主成分とすることを特
    徴とする化粧品用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 上記化粧品用樹脂組成物が整髪剤用樹脂
    組成物である請求項1記載の化粧品用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 上記両性ウレタン樹脂中のカルボキシル
    基と第三級アミノ基の比率(両官能基の数の比)が、カ
    ルボキシル基/第三級アミノ基=1/10〜10/1で
    ある請求項1または2記載の化粧品用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 上記両性ウレタン樹脂は、下記の(A)
    〜(C)成分をイソシアネート基過剰にて反応させてイ
    ソシアネート基含有プレポリマーを作製した後、このイ
    ソシアネート基含有プレポリマーと下記の(D)成分と
    を反応させて得られたものである請求項1〜3のいずれ
    かに記載の化粧品用樹脂組成物。 (A)ポリオール化合物。 (B)ポリイソシアネート化合物。 (C)活性水素とカルボキシル基を有する化合物。 (D)活性水素と第三級アミノ基を有する化合物。
  5. 【請求項5】 上記両性ウレタン樹脂は、下記の
    (A),(B),(D)成分をイソシアネート基過剰に
    て反応させてイソシアネート基含有プレポリマーを作製
    した後、このイソシアネート基含有プレポリマーと下記
    の(C)成分とを反応させて得られたものである請求項
    1〜3のいずれかに記載の化粧品用樹脂組成物。 (A)ポリオール化合物。 (B)ポリイソシアネート化合物。 (C)活性水素とカルボキシル基を有する化合物。 (D)活性水素と第三級アミノ基を有する化合物。
  6. 【請求項6】 上記両性ウレタン樹脂を水に分散または
    可溶化させる請求項1〜5のいずれかに記載の化粧品用
    樹脂組成物。
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