JPH11228356A - 頭皮リフレッシュナー - Google Patents

頭皮リフレッシュナー

Info

Publication number
JPH11228356A
JPH11228356A JP4460598A JP4460598A JPH11228356A JP H11228356 A JPH11228356 A JP H11228356A JP 4460598 A JP4460598 A JP 4460598A JP 4460598 A JP4460598 A JP 4460598A JP H11228356 A JPH11228356 A JP H11228356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scalp
refreshener
stock solution
propellant
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4460598A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sato
政弘 佐藤
Hideo Sakai
秀雄 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP4460598A priority Critical patent/JPH11228356A/ja
Publication of JPH11228356A publication Critical patent/JPH11228356A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘアスタイルを崩すことなく、直接頭皮に噴
射でき、液ダレのなく、かつ優れた清涼感を付与するこ
とができる頭皮リフレッシュナーを提供する。 【解決手段】 モノテルペン類およびその誘導体から選
ばれる少なくとも1種とエタノール精製水とを含む原液
と、噴射剤からなり、下記条件を満足することを特徴と
する頭皮リフレッシュナー。 (1)エタノール/精製水=80/20〜95/5(重
量比) (2)噴射剤/原液=50/50〜70/30(重量
比)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接頭皮に噴射す
ることができ、優れた清涼感を与える頭皮リフレッシュ
ナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘアトニックは、頭皮に爽快
な清涼感を与える目的で使用されており、現在では可燃
性ガスを使ってエアゾールにしたものが主流になってい
る。しかし、このようなエアゾールはいずれも使用時に
直接頭皮に届くのではなく、毛髪に付着しながら頭皮に
到達するためヘアスタイルが崩れ易くなってしまうとい
う欠点がある。
【0003】このことから消費者がヘアトニックを使用
するのはヘアスタイルを気にせずにすむ洗髪後等が非常
に多くなっている。また、近年では女性においても頭皮
に清涼感を与える商品の嗜好性が高まりつつあり、ヘア
スタイルを崩さずに、色々な場面に手軽に使用できる製
品が望まれている。
【0004】更に、直接頭皮に使用できる可燃性ガスを
使用したエアゾール製品では、使用後に内容物が顔に垂
れてくる「液ダレ」が生じるため、使用の際には充分に
注意する必要性がある。更にまた、使用方法によっては
毛髪が濡れたり、噴射ボタンによって押しつぶされるた
めヘアスタイルが崩れ易くなってしまう。また、ヘアト
ニックの重要な機能である清涼感を得る必要がある。
【0005】このように、以上の問題点を解決した、使
用場面が限定されることなく消費者が暑い日の外出先や
運動をして汗をかいた時等に手軽に使用でき、爽快な清
涼感が得られると共に気分をリフレッシュできる製品の
開発が望まれている。
【0006】
【発明が解決使用とする課題】本発明は、ヘアスタイル
を崩さずに直接頭皮に噴射することができ、液ダレの少
ない良好な使用感が得られ、かつ優れた清涼感を与える
ことができる頭皮リフレッシュナーを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、頭皮リフ
レッシュナーの組成中の成分として、特定の原液と噴射
剤とを用い、且つ特定の使用割合で使用することによっ
て、使用時に噴射剤と清涼化剤による優れた清涼感が得
られると共に、液ダレが少なく、且つセットしたヘアス
タイルを崩すことなく頭皮に直接付与することができる
ことを見出し、本発明に至った。
【0008】本発明によれば、原液と噴射剤からなる頭
皮リフレッシュナーであって、原液がモノテルペン類お
よびその誘導体から選ばれる少なくとも1種とエタノー
ルと精製水とを含み、かつ下記の条件を満足することを
特徴とする頭皮リフレッシュナー。 (1)エタノール/精製水=80/20〜95/5(重
量比) (2)噴射剤/原液=50/50〜70/30(重量
比) が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の頭皮リフレッシュナーの、原液成分である
モノテルペン及びその誘導体は、頭皮に清涼感を付与す
る目的で配合される清涼化剤である。上記モノテルペン
類としては、リモネン、α−テルピネン、メントール、
メントフラン、イソプレゴール、カルボメントン、α−
ピネン、ミルテナール、ミルテノール、カンフル等が挙
げられ、誘導体の代表例としては、1−メンチルグリセ
リルエーテル、1−メチルラクテート、N−エチル−p
−メントン−3−カルボキシアミド、1−メントールト
リメチルシリルエーテル、1−メンチルマントシド等が
挙げられる。
【0010】本発明の頭皮リフレッシュナー原液に使用
するモノテルペン類、その誘導体の種類と配合量は目的
とする清涼感やその強さにより異なるが、通常0.05
〜5.0重量%前後用いられる。配合量が0.05重量
%未満では、目的の清涼感が得られず、5.0重量%よ
り多いと清涼感が強すぎ刺激感になってしまい、消費者
の嗜好性が低下してしまい好ましくない。
【0011】本発明の頭皮リフレッシュナーにおいて、
モノテルペン類およびその誘導体の清涼感を得るために
は精製水を用いることが必須であり、エタノールと精製
水の重量比が80/20〜95/5であることが必要で
ある。精製水の重量比が5未満では清涼感が得られず、
20より多いと原液と噴射剤の相溶性が低下し、分離し
てしまうため使用時に液ダレが多くなり好ましくない。
【0012】本発明の頭皮リフレッシュナーの噴射剤と
しては、例えば炭素数3〜6の炭化水素、およびジメチ
ルエーテル(DME)から選ばれる1種又は2種以上の
混合物を使用することが好ましい。該炭素数3〜6の炭
化水素類としては、iso−ペンタン、n−ペンタン、
iso−ブタン、n−ブタン、プロパン等が挙げられ
る。
【0013】本発明において、噴射剤と原液との重量
比、噴射剤/原液は、50/50〜70/30であるこ
とが必要である。原液比がこの範囲より多いと使用時の
液ダレが著しく増加し、噴射剤比がこの範囲より多いと
原液と噴射剤が分離してしまうため好ましくない。
【0014】本発明の頭皮リフレッシュナーは、上記原
液と及び上記噴射剤をエアゾール缶に充填したものであ
る。エアゾール缶のエアゾールバルブはステム0.3〜
0.5mm、ベーパータップ0.1〜0.5mm、ハウ
ジング径0.3〜1.0mmが好ましい。ステム0.3
mm未満では噴射時の勢い(頭皮への到達感)が得られ
ず、0.5mmより大きいと噴射量が多くなり過ぎるた
め液ダレが生じてしまう。ベーパータップも同様に0.
1mm未満では勢いが弱くなり、0.5mmより大きい
と液ダレが生じてしまうため好ましくない。
【0015】本発明におけるエアゾール缶の噴射ボタン
形状は、ステム嵌合部の中心線から上方に伸びたノズル
の長さは10〜30mmが好ましく、10mm以下では
ノズル先端が頭皮に当たる前に他の部分が毛髪に接触
し、ヘアスタイルを崩してしまうため好ましくない。ま
た、30mm以上ではヘアスタイルを崩すことなく頭皮
に噴射できるが、製品が落下した場合ノズルが破損し易
くなり、更に製品全体のデザイン的バランスが悪くな
る。
【0016】またエアゾール缶の噴射ボタンの噴口径は
0.3〜0.5mmが好ましく、0.3mm未満では噴
射量が少なくなり頭皮への当たりが弱くなってしまう。
また、0.5mmより大きいと噴射量が多くなり液ダレ
が生じ、また毛髪へ飛散しやすくなるため、ヘアスタイ
ルが崩れてしまう。
【0017】尚、本発明には本発明の効果に影響のない
範囲で下記の成分等を配合することができる。例えば、
油溶性カンゾウ、ヤクモソウ、ボウシ、クサノオウ、サ
イカチ、チャンカピエドラ、マチコ、クマセバ、シタ
ン、ビヤクシ、グラブリジン、グラブレン、アカク、ア
ンゲリム・ダ・マタ、セドロ、セドロ・ロソク・コタク
イカウア、クマル、ファエイラ、ファバ・アマルゴサ、
ファバ・ジャパカニム、インガ・テテ、キャカランダ、
パウ・ダルコ、ロウロ・ファイア、マカカウバ、モグ
ノ、ムイラピランガ、パウ・アマレロ、プラクウバ、ス
クピラ、スクピラ・アマレラ、セイヨウボダイジュ、サ
ルビア、セイヨウノコギリソウ、キンセンカ、カンゾ
ウ、オウバク、アルニカ、セファランチン、ヒキオコ
シ、セージ、ローズマリー、ホップ等の頭皮に薬効効果
のある植物エキス、グリチルレチン酸およびその誘導体
等の抗炎症剤、エストロン、エストラジオール、安息香
酸エストラジオール、エストリール、エチニルエストラ
ジオール等の女性ホルモン、角質由来脂質誘導体、セラ
ミド誘導体、ステロイド配糖体、トリテルペノイド配糖
体、コレステロール誘導体、アミド誘導体、リン脂質等
の脂質誘導体、両性高分子樹脂、非イオン性高分子樹
脂、カチオン性高分子樹脂及びアニオン性高分子樹脂等
の整髪基剤、両性界面活性剤活性剤、非イオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性
剤、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、パラオキシ安息
香酸エステル等の殺菌剤、シリコン油、動植物油、エス
テル油等の各種油性成分、アミノ酸、タンパク分解物、
各種ビタミン類、トリエタノールアミン、水酸化ナトリ
ウム、クエン酸等のpH調整剤、酸化防止剤、香料等が
挙げられる。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて具体的に説明
する。
【0019】先ず、実施例に先立ち、本発明の調製方法
を説明する。 (1)原液の調製 エタノールに油溶性成分(香料や1−メントール等)及
び可溶化剤として界面活性剤等を加え均一溶解し、油相
とする。 精製水に水溶性成分(整髪用基剤、色素、殺菌剤等)を
溶解し、水相とする。 油相に水相を混合し、均一溶解する。更に必要に応じ
pH調整剤等を加え原液とする。 (2)頭皮リフレッシュナーの調製 エアゾール缶に上記原液を充填し、バルブを装着した
後、噴射剤を充填してエアゾールを製品とし、頭皮リフ
レシュナーを得る。これを試料とした。
【0020】次に本発明の効果評価法を説明する。 1)使用後の頭皮への到達感(当たりの強さ) ◎:爽快な頭皮へ当たった感じがある ○:適度に頭皮への当たった感じがある △:頭皮への当たりが弱い ×:頭皮へ当たった感じがしない 2)使用時の液ダレのなさ ◎:液が全く垂れてこない ○:噴射後頭皮上で流れる感じはするが、垂れてこない △:使用後しばらくすると垂れてくる ×:使用直後から垂れてくる 3)清涼感の強さ ◎:強い清涼感が感じられ、持続性がある ○:清涼感が感じられ、やや持続性がある △:清涼感が感じられるが、持続性がない ×:清涼感が全く感じられない、または清涼感が強すぎ
て刺激感を感じる 4)ヘアスタイルの崩れにくさ ◎:全く崩れない ○:あまり崩れない △:かなり崩れやすい ×:非常に崩れやすい
【0021】実施例1及び比較例 表1に示す組成の頭皮リフレッシュナーを調整し、各頭
皮リフレッシュナーについて前記の性能を評価し、結果
を表1に併記する。
【0022】
【表1】
【0023】実施例2 表2に示す組成の頭皮用リフレッシュナーを調製し、実
施例1と同様に性能評価をしたところ、優れた効果を有
することが確認された。結果を表2に併記する。
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明の頭皮リフレッシュナーは、頭皮
に対してヘアスタイルを崩すことなく直接スプレーで
き、噴射塗布面で噴射剤の気化熱と1−メントール等の
モノテルペン類およびその誘導体による2つの成分によ
り清涼感が得られると共に、使用時の液ダレが少なく、
使用場面を限定することなく手軽に使用できる新しいタ
イプの頭皮リフレッシュナーに関するものである。本発
明によれば、従来は洗髪後の使用が主流だったヘアトニ
ック、育毛トニックに代え、エタノールをベースに精製
水、1−メントール等を配合した原液を用いて単にエア
ゾールにすることによって、汗をかいた後や夏場の外出
先等でヘアスタイルを崩さず爽快な使用感が得られ、且
つ使用時に液ダレが少ない優れた頭皮リフレッシュナー
を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原液と噴射剤からなる頭皮リフレッシュ
    ナーであって、原液がモノテルペン類およびその誘導体
    から選ばれる少なくとも1種とエタノールと精製水とを
    含み、かつ下記の条件を満足することを特徴とする頭皮
    リフレッシュナー。 (1)エタノール/精製水=80/20〜95/5(重
    量比) (2)噴射剤/原液=50/50〜70/30(重量
    比)
JP4460598A 1998-02-10 1998-02-10 頭皮リフレッシュナー Pending JPH11228356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4460598A JPH11228356A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 頭皮リフレッシュナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4460598A JPH11228356A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 頭皮リフレッシュナー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11228356A true JPH11228356A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12696090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4460598A Pending JPH11228356A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 頭皮リフレッシュナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11228356A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114649A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Takasago Internatl Corp 冷感効果向上組成物
JP2012087108A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Mandom Corp 清涼感持続性化粧料
JP2013184946A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Mandom Corp 頭皮処理剤、並びに該処理剤を用いた施術方法
JP2019208798A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 力 檜垣 身体冷却装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114649A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Takasago Internatl Corp 冷感効果向上組成物
JP2012087108A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Mandom Corp 清涼感持続性化粧料
JP2013184946A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Mandom Corp 頭皮処理剤、並びに該処理剤を用いた施術方法
JP2019208798A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 力 檜垣 身体冷却装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2744020B2 (ja) スキンケア組成物
JPH02255890A (ja) エアゾール用組成物
JP2009179711A (ja) タバコ臭気消臭剤
JPH11228356A (ja) 頭皮リフレッシュナー
JP5069172B2 (ja) 皮膚化粧料
JPH11100308A (ja) クラッキング音を発する化粧料
JP2952275B2 (ja) エアゾール用組成物
JPH05310535A (ja) 泡状エアゾ−ル整髪料
WO2021085591A1 (ja) 香料組成物
JPH04189365A (ja) エアゾール容器
JPS6092209A (ja) 賦香用組成物
JP3439672B2 (ja) エアゾール用組成物の製造方法
JP2000119132A (ja) エアゾール組成物
JPS63141917A (ja) 養毛剤用エアゾ−ル組成物
CN106109271A (zh) 一种化妆品香精
JP2002241745A (ja) エアゾール組成物
JP2005194419A (ja) 香料カプセルおよびそれを含有する入浴剤
JP2002249413A (ja) エアゾール組成物およびその製品
JP2001199865A (ja) 美白化粧料
JPH09175957A (ja) 泡状毛髪処理剤
JP3933835B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2009084226A (ja) ノンガスフォーマー用ヘアコンディショニング組成物
JPS6168406A (ja) 養毛剤
JP6576315B2 (ja) 疎水性固形組成物を含有する化粧料及びその製造方法
JP2708691B2 (ja) 粉末含有エアゾール組成物