JPH11227921A - ワイヤプルコンベヤのキャリアローラ微調整装置 - Google Patents

ワイヤプルコンベヤのキャリアローラ微調整装置

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JPH11227921A
JPH11227921A JP2996298A JP2996298A JPH11227921A JP H11227921 A JPH11227921 A JP H11227921A JP 2996298 A JP2996298 A JP 2996298A JP 2996298 A JP2996298 A JP 2996298A JP H11227921 A JPH11227921 A JP H11227921A
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roller
conveyor
carrier roller
belt
wire
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JP2996298A
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Mitsuru Yokoyama
山 満 横
Shinya Ezaki
崎 信 哉 江
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤプルコンベヤにおいて、ワイヤロープ
に外側への力を与え、ベルトの変形を抑える。 【解決手段】 ヘッド部に設けた駆動ドラムと、テール
部に設けた従動ドラムとの間に、コンベヤベルトの両側
端縁に吊り具を介してワイヤロープを取り付けたコンベ
ヤ本体を掛け渡し、駆動ドラムと従動ドラム間において
コンベヤ本体を支持するキャリアローラを設けたワイヤ
プルコンベヤにおいて、前記キャリアローラは、センタ
ーローラ(10)とトラフ角をもったサイドローラ(1
1、11)とからなり、両サイドローラ(11、11)
は、コンベヤ本体のワイヤロープの進行方向に対し後方
への角度とトラフ角が無段階に調整できるものであるワ
イヤプルコンベヤのキャリアローラ微調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤプルコンベ
ヤのキャリアローラ微調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】砕石、砂利、砂、土砂、セメント等のバ
ラ物の搬送装置として、堅牢であって、比較的安価に提
供できるワイヤプルコンベヤが使用されている。
【0003】図1において、ワイヤプルコンベヤは、大
別して、ヘッド部Hに設けた駆動ドラム1と、テール部
Tに設けた従動ドラム2と、両ドラム1、2に掛け渡さ
れたコンベヤ本体3とからなり、駆動ドラム1と従動ド
ラム2間には、中間においてコンベヤ本体3を支持する
複数の中間支柱4が設けられている。
【0004】図2において、コンベヤ本体3は、金網、
布、剛性ゴム等の可撓性材で構成されたコンベヤベルト
5の両側端縁に、例えば1mの間隔毎に吊り金具6の一
端がボルト結合され、その他端に抱え込むようにしてワ
イヤロープ7が取り付けらているものである。
【0005】中間支柱4には、図3に示すように、セン
ターローラ10とトラフ角をもった両サイドローラ1
1、11からなるキャリアローラが多数列設けられてお
り、このキャリアローラ10、11、11により、コン
ベヤ本体を支持する。
【0006】ところで、コンベヤベルトは走行中に片寄
り、また蛇行するものであり、その調整を行う必要があ
り、ベルトコンベヤにおいては種々の調心装置が提案さ
れている。
【0007】その1つは、サイドローラの外側にアウタ
ローラを設け、そのアウタローラにベルトが乗ってロー
ラを押し下げると、リンク及びロットを介してトラフロ
ーラ台が回転して、片寄り、蛇行したベルトを正常に戻
す。
【0008】他の1つは、左右のテーパローラを連結棒
で連結し、ベルトが片寄り、蛇行して、左右のテーパロ
ーラの摩擦量のバランスが崩れると、左右のテーパロー
ラが旋回し、ベルト張力の分力により押されて、片寄
り、蛇行したベルトを正常に戻す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ベルトコンベヤにおけ
る従来の前記調心装置は、何れも片寄ったコンベヤベル
トを中心に修正するものであり、前記のその1のもの
は、構造的に複雑で、コスト高となり、またその2のも
のは、構造的には比較的簡単であるが、修正作用が今一
つ十分でない等の問題点がある。
【0010】本発明は、従来の調心装置とは調心原理を
全く異にし、ワイヤプルコンベヤにおいて、ワイヤロー
プに外側への力を与え、ベルトの変形を抑えることに立
脚してなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ヘッド
部に設けた駆動ドラムと、テール部に設けた従動ドラム
との間に、コンベヤベルトの両側端縁に吊り具を介して
ワイヤロープを取り付けたコンベヤ本体を掛け渡し、駆
動ドラムと従動ドラム間においてコンベヤ本体を支持す
るキャリアローラを設けたワイヤプルコンベヤにおい
て、前記キャリアローラは、センターローラとトラフ角
をもったサイドローラとからなり、両サイドローラは、
コンベヤ本体のワイヤロープの進行方向に対する傾斜角
度とトラフ角が無段階に調整できるワイヤプルコンベヤ
のキャリアローラ微調整装置とする。
【0012】トラフ角をもった両サイドローラに、コン
ベヤ本体のワイヤロープの進行方向に対する傾斜角度を
もたせることにより、ワイヤロープに外側への力を与
え、ベルトの変形を抑える。この進行方向に対する傾斜
角は進行方向に対してサイドローラの両側が後方に位置
するように傾斜している。
【0013】また、トラフ角を調整できるようにするこ
とにより、キャリアローラに作用するワイヤロープの力
を数個のキャリアローラ各々に均等に作用するように
し、ベルトの変形を抑える。
【0014】
【発明の実施の形態】図4及び図5において、キャリア
スタンドベース12上に、ブラケット13によりセンタ
ーローラ10がセンターローラブラケット13により回
転自在に設けられている。また、センターローラ10の
両側には、トラフ角bをもった両サイドローラ11、1
1が支持脚を構成する外側のサイドローラブラケット1
7と内側のブラケット17cにより回転自在に設けられ
ている。
【0015】サイドローラ11、11は、コンベヤ本体
のワイヤロープ7の進行方向に対する傾斜角度a(図1
0)とトラフ角b(図3)が無段階に調整できるもので
ある。
【0016】コンベヤ本体のワイヤロープの進行方向に
対する傾斜角度aを無段階に調整する手段としては、図
4に示すように、アングル材12aとプレート12bと
よりなるキャリアスタンドベース12上に、サイドロー
ラ11の外側に支持脚17の一端を取り付けた調整用基
盤14を設け、その調整用基盤14には長穴15が形成
されており、矢印方向に移動させて角度aを無段階に変
え、ボルト・ナット16で固定する。
【0017】また、トラフ角bを無段階に調整する手段
としては、図5ないし図9に示すように、チャンネル状
の支持脚17の側壁に長穴18が形成されていると共
に、内側壁にナット20を溶接した支持板19が溶接さ
れており、その支持板19をナット20に螺合する押し
ボルト21が挿通している。
【0018】また、支持脚17のチャンネル内にはロー
ラ軸11aに当接するローラ支持板22aを備えたH状
のガイドプレート22が設けられており、このガイドプ
レート22は、押しボルト21によって移動し、サイド
ローラ11を矢印方向(図5)に移動して、トラフ角b
を無段階に変える。そして、ガイドプレート22は、支
持脚17の長穴18及びガイドプレート22に形成され
た穴23に挿通するボルト・ナット24で支持脚17に
固定される。なお、支持脚17のウエブ部分17aには
切欠17bがあってローラ軸11aを上から落し込める
ようになっている。図中24aはワッシャである。
【0019】両サイドローラ11を、ベルト5及びワイ
ヤロープ7の進行方向に対し両側が後方に傾斜するよう
に角度a(図10)を調整することにより、ワイヤロー
プ7に外側への力B(図10)を与え、ベルト5の変形
を抑える。その際、角度aの調整は、左右のサイドロー
ラ11のそれぞれに行う。図10において、Aは回転方
向力を示す。
【0020】また、両サイドローラ11のトラフ角(図
3)を調整することにより、サイドローラ11に作用す
るワイヤロープ7の力を数個のサイドローラそれぞれに
均等に作用するようにし、ベルト5の変形を抑える。そ
の際、角度bの調整は、左右のサイドローラ11のそれ
ぞれに行う。
【0021】
【発明の効果】トラフ角をもった両サイドローラに、コ
ンベヤ本体のワイヤロープの進行方向に対し両側が後方
に位置するように角度をもたせることにより、ワイヤロ
ープに外側への力を与え、ベルトの変形を抑える。
【0022】また、トラフ角を調整できるようにするこ
とにより、キャリアローラに作用するワイヤロープの力
をキャリアローラ各々に均等に作用するようにし、ベル
トの変形を抑える。
【0023】これにより、ベルトの変形を生ぜず、安定
した搬送を確保する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤプルコンベヤの全体を示す概略側面図。
【図2】ワイヤプルコンベヤのコンベヤ本体の斜視図。
【図3】中間支柱のキャリアローラの正面図。
【図4】中間支柱のキャリアローラの斜視図。
【図5】図4のA部の詳細斜視図。
【図6】キャリアローラのサイドローラの詳細正面図。
【図7】サイドローラのトラフ角調整を行う手段の詳細
平面図。
【図8】サイドローラのトラフ角調整を行う押しボルト
部の詳細斜視図。
【図9】サイドローラのトラフ角調整を行うガイドプレ
ートの詳細斜視図。
【図10】作用を説明するキャリアローラの平面図。
【符号の説明】
3・・・コンベヤ本体 4・・・中間支柱 5・・・ベルト 6・・・吊り具 7・・・ワイヤロープ 10・・・センターローラ 11・・・サイドローラ 12・・・キャリアスタンドベース 13・・・センターローラブラケット 14・・・調整用基板 15・・・長穴 16・・・ボルト・ナット 17・・・支持脚 18・・・長穴 19・・・支持板 20・・・ナット 21・・・押しボルト 22・・・ガイドプレート 24・・・ボルト・ナット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ヘッド
部に設けた駆動ドラムと、テール部に設けた従動ドラム
との間に、コンベヤベルトの両側端縁に吊り具を介して
ワイヤロープを取り付けたコンベヤ本体を掛け渡し、駆
動ドラムと従動ドラム間においてコンベヤ本体を支持す
るキャリアローラを設けたワイヤプルコンベヤにおい
て、前記キャリアローラは、センタローラとそのセンタ
ローラの両側に設けられて外側縁部が上方に傾斜するト
ラフ角をもったサイドローラとからなり、そのサイドロ
ーラの外側縁部は支持部で支持されてトラフ角を無断階
に調整でき、そして前記支持脚はガイドプレートに支持
されており、そのガイドプレートは進行方向後方にサイ
ドローラを無断階に傾斜させるように移動自在に構成さ
れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部に設けた駆動ドラムと、テール
    部に設けた従動ドラムとの間に、コンベヤベルトの両側
    端縁に吊り具を介してワイヤロープを取り付けたコンベ
    ヤ本体を掛け渡し、駆動ドラムと従動ドラム間において
    コンベヤ本体を支持するキャリアローラを設けたワイヤ
    プルコンベヤにおいて、前記キャリアローラは、センタ
    ーローラとトラフ角をもったサイドローラとからなり、
    両サイドローラは、コンベヤ本体のワイヤロープの進行
    方向に対する傾斜角度とトラフ角が無段階に調整できる
    ものであることを特徴とするワイヤプルコンベヤのキャ
    リアローラ微調整装置。
JP10029962A 1998-02-12 1998-02-12 ワイヤプルコンベヤのキャリアローラ微調整装置 Expired - Lifetime JP2982956B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150012227A (ko) * 2014-10-23 2015-02-03 서석호 컨베이어 벨트의 사행을 방지하는 자동 조심 롤러장치
CN109990935A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 力博重工科技股份有限公司 胶带成槽压力实验装置

Cited By (3)

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KR20150012227A (ko) * 2014-10-23 2015-02-03 서석호 컨베이어 벨트의 사행을 방지하는 자동 조심 롤러장치
CN109990935A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 力博重工科技股份有限公司 胶带成槽压力实验装置
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