JPH11227436A - 車両空調システムのファンモータ駆動制御装置 - Google Patents

車両空調システムのファンモータ駆動制御装置

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JPH11227436A
JPH11227436A JP10033051A JP3305198A JPH11227436A JP H11227436 A JPH11227436 A JP H11227436A JP 10033051 A JP10033051 A JP 10033051A JP 3305198 A JP3305198 A JP 3305198A JP H11227436 A JPH11227436 A JP H11227436A
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JP
Japan
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fan motor
air conditioning
pwm
motor drive
drive control
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JP10033051A
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Hideki Sunaga
英樹 須永
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Marelli Corp
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Calsonic Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00828Ventilators, e.g. speed control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成が単純で設計容易となり、また、デ
ジタル制御により省エネとなる上、MOSの熱発生が小
さくなり、ヒートシンクの小型化、MOSの小型化、そ
れに伴いコストの低減が可能となり、さらに、閉回路が
構成されないことで回路の発振が起こり難く、しかも、
MOSのスイッチング音が聴こえることがないというメ
リットが併せて達成される車両空調システムのファンモ
ータ駆動制御装置を提供すること。 【解決手段】 空調コントロールユニット1に内蔵され
ているCPU5に、可聴域より高い20kHzの周波数
による一定周期で出力されるパルス幅を目標風量に応じ
て変調させたPWM出力を得るPWM出力ポート5aを
設け、ファンモータ駆動制御回路を、MOSトランジス
タ13を有し、空調コントロールユニット1からのPW
M信号でファンモータ3を直接駆動制御するPWMモジ
ュール2とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調コントロール
ユニットにて決められた目標風量を得るファンモータの
駆動制御を行なう車両空調システムのファンモータ駆動
制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両空調システムのファンモータ
駆動制御装置としては、例えば、図4に示すようなアナ
ログ駆動方式の装置が知られている。
【0003】図4に示す装置でのファンモータ駆動制御
は、空調コントロールユニットに内蔵されているCPU
よりPWM出力したものを、アナログ回路を介してD/
A変換し、空調コントロールユニットから直接アナログ
制御によりファンモータを駆動させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両空調システムのファンモータ駆動制御装置にあ
っては、アナログ駆動方式であるため、下記に列挙する
という問題がある。
【0005】(1) アナログ回路による回路構成が複雑と
なるため、コストが高いのと設計に工数が掛かってい
た。
【0006】(2) アナログ制御であるため、無駄なエネ
ルギをMOSが消費していた。すなわち、モータが可動
状態である限りはMOSに常にドレイン電流が流れ、こ
の電流部が損失となり、消費電力が高くなるし、MOS
の熱発生も大きくなる。
【0007】(3) フィードバックを有する閉回路が空調
コントロールユニットとファンモータ駆動制御回路に跨
がっているため、回路の発振によるファンの駆動音対策
が大変である。すなわち、回路発振を防ぐため、回路中
のコンデンサやダイオードを車種毎あるいは車両毎にチ
ューニングしなければならない。
【0008】そこで、上記アナログ駆動方式の問題点を
解消するべく、本出願人は、特開平7−276968号
公報や特開平7−300011号公報に記載されている
車両空調システムのファンモータ駆動制御装置を提案し
た。
【0009】この装置は、PWM(Pulse Width Modula
tion;パルス幅変調)駆動制御方式を採用したもので、
PWM制御をパワートランジスタの入力に適用すると、
スイッチのON/OFF制御に置き換えることができ、
消費電力を著しく低減できる効果をもたらす。また、ア
ナログ回路に比べて回路構成を簡単にすることができる
し、回路発振の問題を少なくなるという長所を有する。
【0010】しかし、特開平7−300011号公報の
第4頁右下の
【0025】に、「スイッチング周波数は、500〜1
kHz以上にすればスイッチング素子のスイッチング時
に発生する音が低減されるが、」と記載されているよう
に、PWM出力の周波数が可聴域周波数を含むものであ
るため、耳障りなスイッチング音がなくなるまでには至
らない。
【0011】本発明が解決しようとする課題は、回路構
成が単純で設計容易となり、また、デジタル制御により
省エネとなる上、MOSの熱発生が小さくなり、ヒート
シンクの小型化、MOSの小型化、それに伴いコストの
低減が可能となり、さらに、閉回路が構成されないこと
で回路の発振が起こり難く、しかも、MOSのスイッチ
ング音が聴こえることがないというメリットが併せて達
成される車両空調システムのファンモータ駆動制御装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(解決手段1)上記課題
の解決手段1(請求項1)は、ファンスイッチやセンサ
等からの入力情報と、設定されている風量制御プログラ
ムとにより空調コントロールユニットにて目標風量を決
め、決められた目標風量を得る制御指令をファンモータ
駆動制御回路に出力してファンモータを駆動する車両空
調システムのファンモータ駆動制御装置において、前記
空調コントロールユニットに内蔵されているCPUに、
可聴域より高い周波数による一定周期で出力されるパル
ス幅を目標風量に応じて変調させたPWM出力を得るP
WM出力ポートを設け、前記ファンモータ駆動制御回路
を、空調コントロールユニットからのPWM信号に基づ
く電圧をゲートに印加し、このゲート電圧によりドレイ
ン電流を制御するMOSトランジスタを有し、PWM信
号でファンモータが直接駆動制御されるPWMモジュー
ルとしたことを特徴とする。
【0013】(解決手段2)上記課題の解決手段2(請
求項2)は、請求項1記載の車両空調システムのファン
モータ駆動制御装置において、前記PWMモジュールの
MOSトランジスタの前段に、ハーネスから送られてき
たPWM出力波形を整形する波形整形用トランジスタを
設けたことを特徴とする。
【0014】(解決手段3)上記課題の解決手段3(請
求項3)は、請求項1または請求項2記載の車両空調シ
ステムのファンモータ駆動制御装置において、前記PW
Mモジュールにバイアス抵抗を設け、空調コントロール
ユニットとPWMモジュールとの間が低い電圧にて駆動
されるようにしたことを特徴とする。
【0015】(解決手段4)上記課題の解決手段4(請
求項4)は、請求項1ないし請求項3記載の車両空調シ
ステムのファンモータ駆動制御装置において、前記PW
Mモジュールに、ファンモータの両端に挿入される電解
コンデンサによるフィルタ回路を設けたことを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1〜請求項4に記載の発明に対応する車両空調シ
ステムのファンモータ駆動制御装置である。
【0017】まず、構成を説明する。
【0018】図1は実施の形態1の車両空調システムの
ファンモータ駆動制御装置を示す全体システム図であ
る。
【0019】図1において、1は空調コントロールユニ
ット、2はPWMモジュール(ファンモータ駆動制御回
路)、3はファンモータ、4はハーネス、5はCPU、
6は波形増幅回路、7はサージ保護回路、8はカットO
FF回路、9は分圧回路、10はサージ保護回路、11
は温度ヒューズ、12は駆動回路、13はMOSトラン
ジスタ、14はフィルタ回路、15は出力ゲート、16
は入力ゲート、17,18はモータ端子ゲート、19は
イグニッション電源ゲート、20はアースゲートであ
る。
【0020】[空調コントロールユニットの構成につい
て]前記空調コントロールユニット1では、図外のファ
ンスイッチやセンサ等からの入力情報と、設定されてい
る風量制御プログラムとにより目標風量を決め、決めら
れた目標風量を得るPWM信号(制御指令)をハーネス
4を介してPWMモジュール2に出力する。
【0021】前記CPU5は、空調コントロールユニッ
ト1に内蔵されていて、可聴域より高い周波数(18k
Hz以上で、例えば、20kHz)による一定周期で出
力されるパルス幅を目標風量に応じて変調させたPWM
出力を得るPWM出力ポート5aと、カットOFF出力
を得るカットOFF出力ポート5bと、AD入力を得る
AD入力ポート5cが設けられている。
【0022】前記CPU5のPWM出力ポート5aと出
力ゲート15との間には、トランジスタTR1によるオ
ープンコレクタ回路で構成され、PWM出力波形を増幅
する波形増幅回路6と、ダイオードD1,D2とコンデ
ンサC1によるサージ保護回路7とが設けられている。
【0023】前記CPU5のカットOFF出力ポート5
bとトランジスタTR1のベース側との間には、トラン
ジスタTR2と抵抗R2とコンデンサC2によるカット
OFF回路8が設けられている。
【0024】前記CPU5のAD入力ポート5cには、
イグニッション電圧VIGN(8〜15.4V)を0〜
5Vに分圧する抵抗R3,R4による分圧回路9と、ダ
イオードD3とコンデンサC3によるサージ保護回路1
0が接続されている。
【0025】[PWMモジュールの構成について]前記
PWMモジュール2は、温度ヒューズ11,駆動回路1
2,MOSトランジスタ23,フィルタ回路14により
構成され、空調コントロールユニット1からのPWM信
号をハーネス4を介して入力し、ファンモータ3をPW
M信号により直接駆動する。
【0026】前記駆動回路12には、MOSトランジス
タ13の前段にハーネス4でなまった信号波形を整形す
る波形整形用トタンジスタTR3が設けられ、また、空
調コントロールユニット1とPWMモジュール2との間
が低い電圧(6V)にて駆動されるようにバイアス抵抗
R6,R7,R8が設けられている。尚、抵抗R5,R
9はMOSドライブ用のバイアス抵抗である。
【0027】前記MOSトランジスタ13は、空調コン
トロールユニット1からのPWM信号に基づく電圧をゲ
ートに印加し、このゲート電圧によりソースからドレイ
ンに向かう電子の通路(チャンネル)の幅を変化させ、
ドレイン電流を制御する。尚、D4はサージキラー用ダ
イオードである。
【0028】前記フィルタ回路14は、ファンモータ3
の両端に挿入される電解コンデンサC4〜C12とコイ
ルL1により構成され、ファンモータ3の駆動電圧を安
定させる。
【0029】尚、図1において、IGNは9〜16Vの
バッテリーイグニッション電圧であり、VIGNは8〜
15.4Vの逆接保護のダイオードを経過したイグニッ
ション電圧であり、VDDは4.5〜5.2Vの空調コ
ントロールユニット電源である。
【0030】次に、作用を説明する。
【0031】[PWM駆動について]PWM(パルス幅
変調)駆動とは、入力指令値により、周期は一定で出力
するパルス幅のデューティ・サイクル(パルス幅のHi
ghとLowの比)を変化させる駆動方式のことであ
る。
【0032】すなわち、のこぎり波と入力指令値の信号
波を直接加え合わせた場合、電圧波形でみるPWMのパ
ルス幅は、図2に示すように、のこぎり波と信号波とが
交差する幅となり、信号波の大きさに比例している。
【0033】ここで、入力指令値は、手動操作により風
量を1速,2速,3速というように切り換えるファンス
イッチや吸込温度センサ等からのセンサ信号やミックス
ドア開度信号を入力情報と、予め設定されている風量制
御プログラムとにより、入力条件に最適の目標風量を決
めた時の決められた目標風量を得る値であり、CPU5
にて演算処理を実行することで得られる。
【0034】[消費電力について]PWM駆動方式と従
来のアナログ駆動方式との消費電力を比較すると、PW
M駆動方式の場合、PWM制御をパワートランジスタの
入力に適用すると、スイッチのON/OFF制御に置き
換えることができる。一方、アナログ駆動方式の場合、
モータ停止時以外は常にスイッチがONである制御に置
き換えることができる。
【0035】よって、図3に示すように、PWM駆動方
式はアナログ駆動方式に比べて消費電力を著しく低減で
きる効果をもたらす。例えば、モータ端子間電圧が7V
程度の時に、PWM駆動方式では消費電力が10W以下
であるのに対し、アナログ駆動方式では消費電力が60
W程度となり、約50Wの大幅な消費電力の差となって
あらわれる。
【0036】[ファンモータ駆動制御作用について]フ
ァンモータ3の駆動制御では、空調コントロールユニッ
ト1に内蔵されているCPU5のPWM出力ポート5a
から可聴域より高い周波数(20kHz)による一定周
期でPWM出力が出力され、このPWM出力が波形増幅
回路6にて増幅されてPWM信号となり、サージ保護回
路7を経過して出力ゲート15からハーネス4に送出さ
れる。ハーネス4からのPWM信号は、駆動回路12に
おいてMOSトランジスタ13のゲートに印加するゲー
ト電圧に変換され、このゲート電圧によりMOSトラン
ジスタ13のドレイン電流が制御され、ファンモータ3
がPWM信号のデューティ比に応じたモータ端子間電圧
により駆動される。
【0037】ここで、PWMモジュール2のMOSトラ
ンジスタ13の前段には、ハーネス4から送られてきた
PWM出力波形を整形する波形整形用トランジスタTR
3が設けられているため、ハーネス4でなまった信号波
形が空調コントロールユニット1でのPWM信号波形の
ように整然とした形に戻され、MOSトランジスタ13
のゲートに規定の電圧レベルを持つゲート電圧を印加す
ることができる。
【0038】また、PWMモジュール1にバイアス抵抗
R6,R7,R8を設け、空調コントロールユニット1
とPWMモジュール2とを接続するハーネス4が5Vと
いう低い電圧にて駆動されるようにしたため、PWM出
力を20kHzの高周波数にしたことに伴い、その高調
波がラジオ周波数の領域に入り、ラジオノイズが発生す
ることを防止できる。
【0039】さらに、PWMモジュール2に、ファンモ
ータ3の両端に挿入される電解コンデンサC4〜C12
とコイルL1によるフィルタ回路14が設けられている
ため、ファンモータ3の端子間電圧の変動を抑えるフィ
ルタ作用により、ファンモータ3の駆動電圧を安定させ
ることができる。
【0040】次に、効果を説明する。
【0041】上記のように、空調コントロールユニット
1に内蔵されているCPU5に、可聴域より高い20k
Hzの周波数による一定周期で出力されるパルス幅を目
標風量に応じて変調させたPWM出力を得るPWM出力
ポート5aを設け、ファンモータ駆動制御回路を、空調
コントロールユニット1からのPWM信号に基づく電圧
をゲートに印加し、このゲート電圧によりドレイン電流
を制御するMOSトランジスタ13を有し、PWM信号
でファンモータ3が直接駆動制御されるPWMモジュー
ル2としたため、下記の効果を併せて達成することがで
きる。
【0042】(1) デジタル回路であるため、空調コント
ロールユニット1側の回路構成が単純となり、従来のア
ナログ回路に比べて設計が容易となる。
【0043】(2) PWM駆動方式によるデジタル制御で
あるため、アナログ駆動方式に比べて消費電力を著しく
低減される。つまり、省エネとなる上、MOSトランジ
スタ13の熱発生が小さくなり、放熱板であるヒートシ
ンクの小型化、MOSトランジスタ13の小型化、それ
に伴い装置コストの低減が可能となる。
【0044】(3) 空調コントロールユニット1とPWM
モジュール2とは、PWM信号を送る一本のハーネス4
のみで接続され、両者1,2間に閉回路が構成されない
ため、回路の発振が起こり難くなり、回路のチューニン
グが容易となる。
【0045】(4) PWM出力ポート5aからのPWM出
力を、可聴域より高い20kHzの周波数によるパルス
幅変調出力としたため、オンオフのスイッチ動作するM
OSトランジスタ13のスイッチング音が可聴域から外
れて聴こえることがない。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、ファン
スイッチやセンサ等からの入力情報と、設定されている
風量制御プログラムとにより空調コントロールユニット
にて目標風量を決め、決められた目標風量を得る制御指
令をファンモータ駆動制御回路に出力してファンモータ
を駆動する車両空調システムのファンモータ駆動制御装
置において、空調コントロールユニットに内蔵されてい
るCPUに、可聴域より高い周波数による一定周期で出
力されるパルス幅を目標風量に応じて変調させたPWM
出力を得るPWM出力ポートを設け、ファンモータ駆動
制御回路を、空調コントロールユニットからのPWM信
号に基づく電圧をゲートに印加し、このゲート電圧によ
りドレイン電流を制御するMOSトランジスタを有し、
PWM信号でファンモータが直接駆動制御されるPWM
モジュールとしたため、回路構成が単純で設計容易とな
り、また、デジタル制御により省エネとなる上、MOS
の熱発生が小さくなり、ヒートシンクの小型化、MOS
の小型化、それに伴いコストの低減が可能となり、さら
に、閉回路が構成されないことで回路の発振が起こり難
く、しかも、MOSのスイッチング音が聴こえることが
ないというメリットが併せて達成される車両空調システ
ムのファンモータ駆動制御装置を提供することができる
という効果が得られる。
【0047】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の車両空調システムのファンモータ駆動制御装置に
おいて、PWMモジュールのMOSトランジスタの前段
に、ハーネスから送られてきたPWM出力波形を整形す
る波形整形用トランジスタを設けたため、請求項1記載
の発明の効果に加え、ハーネスでなまった信号波形が空
調コントロールユニットでのPWM信号波形のように整
然とした形に戻され、MOSトランジスタのゲートに規
定の電圧レベルを持つゲート電圧を印加することができ
る。
【0048】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の車両空調システムのファンモータ
駆動制御装置において、PWMモジュールにバイアス抵
抗を設け、空調コントロールユニットとPWMモジュー
ルとの間が低い電圧にて駆動されるようにしたため、請
求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、PWM
出力を高周波数にしたことに伴い、その高調波がラジオ
周波数の領域に入り、ラジオノイズが発生することを防
止できる。
【0049】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
ないし請求項3記載の車両空調システムのファンモータ
駆動制御装置において、PWMモジュールに、ファンモ
ータの両端に挿入される電解コンデンサによるフィルタ
回路を設けたため、請求項1ないし請求項3記載の発明
の効果に加え、ファンモータの端子間電圧の変動を抑え
るフィルタ作用により、ファンモータの駆動電圧を安定
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の車両空調システムのファンモー
タ駆動制御装置を示す全体システム図である。
【図2】実施の形態1の車両空調システムのファンモー
タ駆動制御装置のPWM信号の電圧波形の作り方を示す
図である。
【図3】実施の形態1の車両空調システムのファンモー
タ駆動制御装置によるPWM駆動方式と従来のアナログ
駆動方式とでの消費電力の比較特性図である。
【図4】従来の車両空調システムのファンモータ駆動制
御装置を示す全体システム図である。
【符号の説明】
1 空調コントロールユニット 2 PWMモジュール(ファンモータ駆動制御回路) 3 ファンモータ 4 ハーネス 5 CPU 6 波形増幅回路 7 サージ保護回路 8 カットOFF回路 9 分圧回路 10 サージ保護回路 11 温度ヒューズ 12 駆動回路 13 MOSトランジスタ 14 フィルタ回路 15 出力ゲート 16 入力ゲート 17,18 モータ端子ゲート 19 イグニッション電源ゲート 20 アースゲート TR3 波形整形用トランジスタ R6,R7,R8 バイアス抵抗 C4〜C12 電解コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンスイッチやセンサ等からの入力情
    報と、設定されている風量制御プログラムとにより空調
    コントロールユニット(1) にて目標風量を決め、決めら
    れた目標風量を得る制御指令をファンモータ駆動制御回
    路に出力してファンモータ(3) を駆動する車両空調シス
    テムのファンモータ駆動制御装置において、 前記空調コントロールユニット(1) に内蔵されているC
    PU(5) に、可聴域より高い周波数による一定周期で出
    力されるパルス幅を目標風量に応じて変調させたPWM
    出力を得るPWM出力ポート(5a)を設け、 前記ファンモータ駆動制御回路を、空調コントロールユ
    ニット(1) からのPWM信号に基づく電圧をゲートに印
    加し、このゲート電圧によりドレイン電流を制御するM
    OSトランジスタ(13)を有し、PWM信号でファンモー
    タ(3) が直接駆動制御されるPWMモジュール(2) とし
    たことを特徴とする車両空調システムのファンモータ駆
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両空調システムのファ
    ンモータ駆動制御装置において、 前記PWMモジュール(2) のMOSトランジスタ(13)の
    前段に、ハーネス(4)から送られてきたPWM出力波形
    を整形する波形整形用トランジスタ(TR3) を設けたこと
    を特徴とする車両空調システムのファンモータ駆動制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両空調
    システムのファンモータ駆動制御装置において、 前記PWMモジュール(2) にバイアス抵抗(R6),(R7),(R
    8)を設け、空調コントロールユニット(1) とPWMモジ
    ュール(2) との間が低い電圧にて駆動されるようにした
    ことを特徴とする車両空調システムのファンモータ駆動
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の車両空調
    システムのファンモータ駆動制御装置において、 前記PWMモジュール(2) に、ファンモータ(3) の両端
    に挿入される電解コンデンサ(C4)〜(C12) によるフィル
    タ回路(14)を設けたことを特徴とする車両空調システム
    のファンモータ駆動制御装置。
JP10033051A 1998-02-16 1998-02-16 車両空調システムのファンモータ駆動制御装置 Pending JPH11227436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023000366A1 (zh) * 2021-07-19 2023-01-26 武汉理工大学 一种新能源商用车散热系统温控方法及模块

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WO2023000366A1 (zh) * 2021-07-19 2023-01-26 武汉理工大学 一种新能源商用车散热系统温控方法及模块

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