JPH1122728A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Publication number
JPH1122728A
JPH1122728A JP17864497A JP17864497A JPH1122728A JP H1122728 A JPH1122728 A JP H1122728A JP 17864497 A JP17864497 A JP 17864497A JP 17864497 A JP17864497 A JP 17864497A JP H1122728 A JPH1122728 A JP H1122728A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
driving
driving force
transmission shaft
action
Prior art date
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Pending
Application number
JP17864497A
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English (en)
Inventor
Shigekazu Nagai
茂和 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクチュエータの内部並びに外部に存在する塵
埃等を除去することにより、清浄性が要求される環境で
使用可能とすることにある。 【解決手段】テーブル機構を構成する移動ブロック22
8には、無限循環軌道234に沿って転動する複数のボ
ール232の転動面236に対して潤滑油を供給すると
ともに、該転動面236に付着する塵埃等を除去する塵
埃除去部材230a、230bが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブルの変位作
用下に、例えば、ワーク等を搬送することが可能なアク
チュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ワークの搬送等にアクチュエ
ータが用いられている。この種のアクチュエータは、例
えば、断面矩形状の長尺なガイドベースと、回転自在に
軸支され駆動源の回転駆動力が伝達される送りねじ軸
と、前記送りねじ軸の回転作用下にガイドベースの長手
方向に沿って往復動作するテーブルとから構成されてい
る。
【0003】ところで、本出願人は、駆動力伝達軸を簡
便且つ廉価に交換することができるとともに、使用環境
に応じて簡便に組み付け直すことが可能なアクチュエー
タを提案している(特願平9−53674号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記提案に
関連してなされたものであり、アクチュエータの内部並
びに外部に存在する塵埃等を除去することにより、清浄
性が要求される環境で使用することが可能なアクチュエ
ータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、外枠を構成するフレームと、前記フレ
ームに付設された駆動部と、前記駆動部の駆動力を伝達
する駆動力伝達軸と、前記駆動部の駆動作用下に駆動力
伝達軸を介して伝達される駆動力によってフレームの長
手方向に沿って変位するテーブル機構と、無限循環軌道
に沿って転動する複数のボール部材の転動面に対して潤
滑油を供給するとともに、該転動面に付着する塵埃等を
除去する塵埃除去部材と、を備えることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、外枠を構成するフレーム
と、前記フレームに付設された駆動部と、前記駆動部の
駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、前記駆動部の駆動作
用下に駆動力伝達軸を介して伝達される駆動力によって
フレームの長手方向に沿って変位するテーブル機構と、
前記フレームの内部に存在する空気の流通作用および該
フレームの外部に存在する空気の吸引作用下に、前記空
気中に含まれる塵埃等を除去する清浄化手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、塵埃除去部材を介して転
動面に付着する塵埃等を除去するとともに、前記転動面
に対して潤滑油が供給される。従って、テーブル機構が
変位する際、無限循環軌道に沿って転動する複数のボー
ル部材を円滑に転動させ、且つ前記ボール部材の転動に
伴う塵埃等の発生を阻止することができる。
【0008】また、フレームの内部に存在する空気を流
通させるとともに、該フレームの外部に存在する空気を
吸引する清浄化手段を設けることにより、前記空気中に
含まれる塵埃等が除去される。従って、駆動力伝達軸等
に塵埃等が付着することを防止して駆動力の伝達効率の
低下を阻止するとともに、クリーンルーム等の清浄化が
要求される環境において使用することを可能とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るアクチュエータにつ
いて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0010】図1並びに図2において、参照数字10
は、本発明の実施の形態に係るアクチュエータを示す。
【0011】このアクチュエータ10は、断面コの字状
を呈し長尺状に形成されたフレーム12と、前記フレー
ム12の凹部14内に固設されまたは該フレーム12の
一端部に連結される図示しない駆動部と、前記駆動部の
駆動力を伝達する駆動力伝達軸として機能する送りねじ
軸16と、前記送りねじ軸16を介して伝達される駆動
力の作用下にフレーム12の長手方向に沿って変位する
テーブル18と、前記テーブル18をフレーム12の長
手方向に沿って案内するガイド機構20とを有する。前
記フレーム12の表面には、硬質アルマイト処理が施さ
れる。
【0012】なお、前記駆動部は、例えば、図示しない
モータ等の回転駆動源、あるいはシリンダ室に収装され
たピストンが圧力流体の作用下に往復動作する図示しな
い流体圧シリンダ等を含み、あるいは回転駆動源と流体
圧シリンダとを組み合わせて用いてもよい。
【0013】さらに前記アクチュエータ10には、フレ
ーム12の長手方向に沿った両端の開口部をそれぞれ閉
塞する一組のエンドプレート22a、22bが装着さ
れ、前記エンドプレート22a、22bは、フレーム1
2の上面の開口部24を閉塞するトップカバー26を支
持する。前記トップカバー26の幅狭な両側面には、断
面T字状の長溝が長手方向に沿ってそれぞれ形成され、
前記長溝に沿ってシール部材28が装着される。また、
フレーム12側にも前記と同様な長溝が形成され、前記
長溝には、トップカバー26側のシール部材28と対峙
するシール部材28が設けられる。
【0014】このシール部材28は、長溝内に保持され
該長溝の断面形状に対応する形状を有する保持部30
と、前記保持部30と一体的に形成され可撓性を有する
リップ部32とから構成される。前記リップ部32が下
側に向かって撓曲していることにより、フレーム12内
に発生した塵埃等がフレーム12の外部に流出すること
を阻止することができる。従って、本実施の形態に係る
アクチュエータ10をクリーンルーム等のように清浄性
が要求される環境で好適に使用することが可能となる。
また、前記リップ部32の先端部を二つに分岐させ、そ
の分岐した一方のリップ部(図示せず)を上方側に、他
方のリップ部(図示せず)を下方側に撓曲するように形
成してもよい。
【0015】フレーム12は、下部側を構成する第1ブ
ロック体34と、前記第1ブロック体34の両端部から
上方に向かって突出する側部に連結される一組の第2ブ
ロック体36とが一体的に形成される。この場合、前記
第1ブロック体34および第2ブロック体36は、例え
ば、溶着、ねじ締結、または後述する連結部材等の結合
手段によって一体的に形成される。
【0016】このように、フレーム12をそれぞれ別体
からなる第1ブロック体34および一組の第2ブロック
体36によって分割して構成し、前記第1ブロック体3
4および第2ブロック体36をそれぞれ同一の材質また
は異なる材質からなる金属製材料または磁性体等によっ
て形成することにより、付与される荷重に応じてそれぞ
れ強度が異なる部分を有するフレーム12を一体的に形
成することが可能となる。
【0017】この場合、例えば、前記第1ブロック体3
4を、鉄鋼材料、またはSUS440等によって形成
し、前記第2ブロック体36を、SUS、アルミニウ
ム、またはマグネシウム等によって形成すると好適であ
る。
【0018】フレーム12の下面並びに相互に対向する
外壁面には、断面T字状を呈し長手方向に沿って延在す
る長溝38が形成され、例えば、前記長溝38の所定部
位には図示しないセンサ等が装着される。また、フレー
ム12を構成する第1ブロック体34の内壁面には、断
面円弧状の転動溝40が形成され、前記転動溝40に沿
って複数のボール42が転動自在に設けられる。さら
に、前記第1ブロック体34には、長手方向に沿って延
在する流体通路44が形成され、例えば、駆動部として
流体圧シリンダを用いた場合、前記流体通路44を介し
て前記流体圧シリンダに対して圧力流体を供給し、また
は該流体圧シリンダから圧力流体を排出することができ
る。
【0019】第2ブロック体36の外壁面には、第1ブ
ロック体34と同様な形状を有する長溝38が形成さ
れ、前記外壁面と反対側の内壁面には、後述するシール
部材を保持するためのシール保持用長溝が形成されてい
る。
【0020】テーブル18は、平板状に形成されたプレ
ート部46と、前記プレート部46の下面に連結され送
りねじ軸16を非接触状態で囲繞する断面円弧状の開口
部48が形成された移動ブロック50と、前記プレート
部46と移動ブロック50との間に介装され所定間隔離
間する一組の連結板52と、前記移動ブロック50の一
側面(テーブル18の移動方向と略直交する一方または
他方の一側面)に、例えば、ねじ締結等により着脱自在
に連結され送りねじ軸16に螺合するねじ穴54が貫通
して形成された軸受ブロック56とから構成される。こ
の場合、連結板52の端部を船首形状のように先細りに
形成することにより、シール部材28に対する摺動抵抗
が軽減されている(図1参照)。なお、前記移動ブロッ
ク50の形状は図2例に限定されるものではなく、例え
ば、図3に示されるように、断面矩形状の開口部58を
有する移動ブロック60を用いてもよい。
【0021】前記軸受ブロック56は、例えば、図2に
示されるような長方形状の板材、または図4に示される
ように、前記長方形の板材と円筒体とを一体的に連結し
て形成してもよい。前記一組の連結板52の間には、ト
ップカバー26が貫通する空間部が形成される。前記プ
レート部46の上面には、断面T字状を呈し図示しない
ワークを取り付けるための取付用溝部62が略平行に2
条形成される。
【0022】ガイド機構20は、フレーム12を構成す
る第1ブロック体34の内壁面に形成された断面円弧状
の転動溝40と移動ブロック50の外壁面に形成された
断面円弧状の転動溝64とによって複数のボール42が
転動する循環軌道が形成され、前記循環軌道は図示しな
いリターン通路を介して移動ブロック50の循環穴66
に連通するように形成されている。
【0023】本発明の実施の形態に係るアクチュエータ
10は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0024】図示しない駆動部を付勢することにより前
記駆動部の駆動力が送りねじ軸16に伝達され、前記送
りねじ軸16が所定方向に回動する。前記駆動力は送り
ねじ軸16に螺合する軸受ブロック56を介してテーブ
ル18に伝達され、前記テーブル18がフレーム12の
長手方向に沿って変位する。
【0025】この場合、フレーム12を構成する第1ブ
ロック体34の転動溝40とテーブル18を構成する移
動ブロック50の転動溝64とによって形成される循環
軌道および循環穴66に沿って複数のボール42が転動
することにより、該テーブル18を円滑に変位させるこ
とができる。
【0026】また、例えば、前記送りねじ軸16のねじ
山が摩耗してテーブル18の直線精度が劣化したために
他の新たな送りねじ軸16と交換する場合、または前記
送りねじ軸16を直径の異なる他の送りねじ軸(図示せ
ず)に交換する場合、あるいは前記送りねじ軸16を他
のボールねじ軸等の他の駆動力伝達部材(図示せず)と
交換する場合には、フレーム12の上面からトップカバ
ー26を取り外した後、テーブル18を構成する移動ブ
ロック50の一側面にねじ締結された軸受ブロック56
を送りねじ軸16と一体的に該移動ブロック50から取
り外すことにより、前記送りねじ軸16を簡便に交換す
ることができる。この場合、移動ブロック50の上面に
は開口部48が形成されており、前記開口部48を通じ
て送りねじ軸16を上方から簡便に取り外すことが可能
となる。
【0027】また、図5Aに示されるように、ガイド機
構20を構成する転動溝40、64に対しそれぞれ焼入
れを行った後、研削加工を施し、さらに、ショットピー
ニング等の超精密仕上げを行うことにより、前記転動溝
40、64の転動面を硬化させ摩耗を防止することがで
きる。なお、図5Bに示されるように、前記転動溝4
0、64の転動面に連通する油溜め孔部68を単数また
は複数個設けることにより、ボール42の潤滑性を向上
させることができる。
【0028】この場合、ボール42を、アルミニウム、
またはポリイミド樹脂、あるいは超高分子ポリエチレン
等の材料で形成し、一方、第1ブロック体34をアルミ
ニウム材料で形成し、さらに転動溝40、64に対しカ
ニゼンメッキ(登録商標)による表面処理を行ってもよ
い。なお、前記油溜め孔部68内に、潤滑油中に含まれ
る塵埃を吸着する不織布を設けると、一層好適である。
【0029】さらに、前記油溜め孔部68に連通する油
供給通路67aと油排出通路67bとを形成し(図12
参照)、該油溜め孔部68内に、ポリエチレン粒子の焼
結体、フェルトおよび吸塵体からなる部材69を配設す
ることにより(図13参照)、潤滑油中に含まれる塵埃
等をより一層好適に除去することができる。
【0030】次に、本実施の形態に係るアクチュエータ
10がクリーンルーム内に設けられた半導体ウェハの搬
送システム70に組み込まれた状態を図6に示す。
【0031】この搬送システム70は、図示しない固定
手段を介して略鉛直方向に沿って立設された4本の柱状
部材72a〜72dと、4本中の一組の前記柱状部材7
2a、72bにそれぞれ横架され、X軸方向に沿って移
動可能な図示しないテーブルをそれぞれ有する第1アク
チュエータ10aおよび第2アクチュエータ10bと、
前記第1アクチュエータ10aおよび第2アクチュエー
タ10bのそれぞれのテーブルに連結されてX軸方向に
沿って移動自在に設けられた第3アクチュエータ10c
とを含む。
【0032】前記第3アクチュエータ10cのテーブル
18はY軸方向に沿って移動自在に設けられ、前記テー
ブル18には、変位機構74を介してZ軸方向に沿って
移動自在な真空チャック76が付設される。前記真空チ
ャック76を駆動させることにより、軸部78を支点と
して一組の半導体ウェハ80を矢印方向に所定角度回動
させることができる。
【0033】また、前記搬送システム70は、Y軸方向
に沿って変位するテーブル18が設けられた第4アクチ
ュエータ10dを有する。前記テーブル18の上面に
は、半導体ウェハ80を収納するためのボックス82が
載置され、前記真空チャック76によって保持された半
導体ウェハ80がボックス82内に順次収納された後、
該ボックス82が第4アクチュエータ10dの駆動作用
下に所定の場所まで搬送される。
【0034】次に、本実施の形態に係るアクチュエータ
の変形例を図7〜図11に示す。
【0035】図7に示されるアクチュエータ90では、
本実施の形態に係るアクチュエータ10の第1ブロック
体34を単独でフレーム12として用いている。また、
ボール42が転動する循環軌道を片側に複数配列してい
る。
【0036】図8に示されるアクチュエータ100で
は、前記第1ブロック体34を、さらに3つに分割して
いる。すなわち、前記第1ブロック体34は、平板状の
プレート102と、相互に対向し前記プレート102の
上面に所定間隔離間して連結される一組の側板104
a、104bとから構成され、前記プレート102およ
び側板104a、104bの接合面にそれぞれ形成され
た断面T字状の溝部106に連結部材108を嵌合する
ことにより組み付け自在に設けられる。
【0037】図9に示されるアクチュエータ110で
は、第1ブロック体34と第2ブロック体36とを一体
的に押し出しまたは引き抜き成形してフレーム112を
形成するとともに、図2に示す移動ブロック50と連結
板52とを一体的に押し出しまたは引き抜き成形して移
動体114を形成している。
【0038】図10に示されるアクチュエータ120で
は、転動面の加工を容易に行うためにフレーム122の
内壁面の凹部124に対し転動溝40が形成された部材
126を一体的に組み込んで構成している。
【0039】すなわち、内壁面に矩形状の凹凸面128
が形成されるように予めフレーム122を一体的に成形
した後、一方の側面に前記凹凸面128に嵌合する凸凹
面129が形成され他方の側面に断面円弧状の転動溝4
0が形成された部材126を前記フレーム122の凹部
124に組み込む。この場合、フレーム122の内壁面
に対して直接的に転動溝40を加工することなく、前記
フレーム122と別体で形成された部材126に転動溝
40を加工することにより、前記転動溝40の加工を簡
便且つ効率的に行うことができる。
【0040】図11に示されるアクチュエータ130
は、移動ブロック132側にも同様に、転動溝64が予
め形成された別個の部材134を組み込んだ状態を示し
ている。
【0041】なお、以上のようなアクチュエータ10、
10a〜10d、90、100、110、120、13
0を構成する全ての部材を、シール部材28を除きアル
ミニウムの材料によって形成してもよい。
【0042】次に、角材状の金属製材料を用いて断面コ
の字状を呈するフレームを製造する方法について説明す
る。
【0043】図14に示されるように、断面コの字状を
呈し中央部にフレーム12の幅に対応する凹部136が
形成されたダイ138と、図示しないシリンダの駆動作
用下に矢印B方向に沿って前記凹部136内に進退自在
に設けられたパンチ140とが設けられる。前記ダイ1
38の凹部136とパンチ140との間には、所定のク
リアランスが形成される。なお、角材状の金属製材料1
42を矢印C方向に沿って押圧することにより、前記角
材状の金属製材料142をダイ138の凹部136内に
装填する図示しない押圧手段が設けられる。
【0044】まず、パンチ140をダイ138の凹部1
36の上方に待機させた状態において、図示しない押圧
手段を付勢して角材状の金属製材料142をダイ138
の凹部136内に装填する。続いて、図示しないシリン
ダの駆動作用下にパンチ140を下降させ、前記パンチ
140を介して角材状の金属製材料142をプレスす
る。この結果、金属製材料142は、パンチ140とダ
イ138の凹部136との間のクリアランスに沿って変
形し、断面コの字状を呈するフレーム12がプレス加工
される。
【0045】この場合、平板状の金属製材料144を用
いてフレームを製造することも可能である。
【0046】すなわち、図15Aに示されるように、平
板状の金属製材料144をダイ146の上面に載置した
状態において、図示しないシリンダを付勢してパンチ1
48を下降させる。前記平板状の金属製材料144は、
パンチ148による加圧作用下に凹部150に沿って屈
曲することにより、断面コの字状を呈するフレーム12
がプレス加工される(図15B参照)。
【0047】次に、フレームの構成について説明する。
なお、図16A〜図16Hにおいて、同一の構成要素に
は同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0048】図16Aは、断面L字状に形成された第1
フレーム部材152の一方の側端部に段部154を形成
し、前記段部154に第2フレーム部材156の端部を
当接させた状態で該第1フレーム部材152の底面部か
らねじ締結することにより、第1フレーム部材152と
第2フレーム部材156とを固定している。
【0049】図16Bは、断面L字状に形成された第1
フレーム部材158に対して第2フレーム部材160を
ねじ締結する際、第2フレーム160に形成された突条
部162を介してねじ止めするとともに、第2フレーム
160の側面部からねじ止めしている点で図16Aと異
なる。
【0050】図16Cでは、図16Aに示すねじ締結を
平板状の第1フレーム部材164の両側部にそれぞれ適
用している点で図16Aと異なる。すなわち、平板状の
第1フレーム部材164の両側部にそれぞれ段部154
を形成し、前記段部154に当接する第2フレーム部材
156および第3フレーム部材156が前記第1フレー
ム部材164に直交するようにねじ締結している。
【0051】図16Dでは、図16Bに示すねじ締結を
平板状の第1フレーム部材166の両側部にそれぞれ適
用している点で図16Bと異なる。
【0052】図16Eでは、ねじ部材168を第2フレ
ーム部材170側から第1フレーム部材172に向かっ
て水平方向にねじ締結している点で図16Aと異なる。
【0053】図16Fでは、第1フレーム部材174と
第2フレーム部材176との連結部位に、それぞれ断面
T字状の長溝178を形成し、前記長溝178に嵌合す
る連結部材180によって前記第1フレーム部材174
と第2フレーム部材176とを一体的に固定している。
【0054】図16Gでは、図16Eに示すねじ締結方
法を第1フレーム部材182の両側端部にそれぞれ適用
して第1フレーム部材182、第2フレーム部材170
および第3フレーム部材170を断面コの字状に固定し
ている。
【0055】図16Hでは、図16Fに示す連結方法を
第1フレーム部材184の両側端部にそれぞれ適用して
第1フレーム部材184、第2フレーム部材176およ
び第3フレーム部材176を断面コの字状に固定してい
る。
【0056】次に、アクチュエータ10と一体的に連結
され、フレーム12内の塵埃等を除去する清浄化手段1
86を図17に示す。
【0057】この清浄化手段186は、ボデイ188
と、前記ボデイ188の溝部に嵌合する一組のフィルタ
部材190a、190bと、前記一組のフィルタ部材1
90a、190bの間に配設される送風部材192とか
ら構成される。前記送風部材192は、ボデイ188に
設けられた軸受部材194を介して回動自在に軸支され
た回動部196と、前記回動部196を所定方向に回動
させるモータ部198と、前記回動部196の外周面に
連結されその回動作用下に矢印方向に沿ってエアーを流
通させる羽部200とを有する。
【0058】なお、フィルタ部材190a、190bに
設けられるフィルタエレメント202は、例えば、防塵
性、吸水性、吸湿性、吸臭性、抗菌性、殺菌性、帯電防
止性等を有するものを用いるとよい。
【0059】前記清浄化手段186の概略動作を説明す
ると、モータ部198の駆動作用下に回動部196と羽
部200とが所定方向に向かって一体的に回動し、前記
羽部200の吸引作用によってフレーム12内のエアー
が矢印方向に沿って流通する。この場合、フレーム12
内に存在する塵埃等がエアーとともに進行し、所定間隔
離間して隣接する一組のフィルタ部材190a、190
bを通過することにより、前記塵埃等がフィルタエレメ
ント202に付着して外部に排出することが阻止され
る。
【0060】また、フレーム12内のエアーが矢印方向
に沿って流通することにより外部のエアーが該フレーム
12内に吸引され、フィルタ部材190a、190bを
介して外部のエアー中に含まれる塵埃等が除去される。
【0061】このように、アクチュエータ10に清浄化
手段186を付設することにより、フレーム12の内外
に存在する塵埃等が除去されるとともに、フレーム12
内の塵埃が外部に排出することが阻止される。従って、
クリーンルーム等の清浄化が要求される環境において好
適に使用することが可能となる。また、移動ブロックの
直線精度が劣化することを防止することができる。
【0062】ここで、前記と同様に構成される清浄化手
段186a(図19参照)を備えたアクチュエータ20
3の変形例を図18に示す。なお、図17に示す清浄化
手段186と同一の構成要素には同一の参照符号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0063】このアクチュエータ203では、一組のフ
ィルタ部材190a、190b中の一方のフィルタ部材
190aを送風部材192に近接して配設するととも
に、他方のフィルタ部材190bをフレーム12の端部
に装着している。また、フレーム12には、外部のエア
ーを吸引する複数の吸引孔204a、204bを形成す
るとともに、該フレーム12の一端部にはカバー206
が付設される。前記カバー206並びに該カバー206
に装着されるコネクタ208には、複数の吸引孔210
a、210b、212が形成されている。
【0064】次に、前記清浄化手段186を備えたアク
チュエータ10をクリーンルーム内の搬送システム21
4に組み込んだ状態を図20に示す。
【0065】この搬送システム214は、図示しない固
定手段を介して略鉛直方向に沿って立設された一組の柱
状部材216と、前記一組の柱状部材216の間に横架
されたアクチュエータ10とを含む。前記柱状部材21
6の内部には、圧縮空気の供給通路218および排気通
路220と、例えば、同軸ケーブル、光ファイバ等の通
信手段、電源供給手段が設けられた通路222とが軸線
方向に沿って形成される。
【0066】前記柱状部材216の排気通路220の一
端部を、連結ポート224を介してクリーンルームの床
下に設けられた通路226に連通させ、前記排気通路2
20の他端部を、アクチュエータ10に付設された清浄
化手段186に連通させることにより、前記清浄化手段
186から排気されたエアーをクリーンルームの外部に
排気することができる。
【0067】従って、フィルタ部材190a、190b
によって塵埃を除去するとともに、フィルタ部材190
a、190bを通過したエアーをクリーンルーム内に還
元することなく外部に排気することにより、クリーンル
ーム内およびアクチュエータ10の内部に存在する塵埃
等を確実に除去することができ、前記クリーンルームの
より一層の清浄化を図ることができる。
【0068】次に、移動ブロック228に一組の塵埃除
去部材230a、230bを設けた状態を図22並びに
図23に示す。
【0069】この移動ブロック228には、図23に示
されるように、複数のボール232が転動する楕円形状
の無限循環軌道234が形成され、前記移動ブロック2
28の長手方向に沿った両端部には、フレーム12側の
ボール232の転動面236に対して潤滑油を供給する
とともに該転動面236に付着する塵埃を除去する一組
の塵埃除去部材230a、230bが連結される。
【0070】この塵埃除去部材230a、230bは、
同一の構成要素からなり、凹部238を介してハウジン
グ240との間に介装されたばね部材242の弾発力の
作用下に、常時、転動面236側に向かって押圧された
状態にある。
【0071】前記塵埃除去部材230a(230b)
は、図24の拡大断面図に示されるように、中央部に配
設され、例えば、超高分子ポリエチレン、PVAスポン
ジ(鐘紡株式会社製造)等の潤滑油が通過しやすい材料
によって形成された潤滑油流通部244と、前記潤滑油
流通部244の両側部に連設され、例えば、不織布、ポ
リエステルの焼結体等の潤滑油を吸引しやすい材料によ
って形成された一組の潤滑油吸引部246a、246b
とから構成される。
【0072】前記潤滑油吸引部246a、246bの凹
部248には、ばね部材250の弾発力によって下方側
に向かって付勢された超高分子ファイバーマトリックス
吸着繊維252が設けられる。この超高分子ファイバー
マトリックス吸着繊維252は、無発塵性を有し、転動
面236に損傷を与えることなく該転動面236に付着
した塵埃等を掻き採る機能を営む。ばね部材242が設
けられたハウジング240の凹部238内には、潤滑油
を貯留するための室254が形成されている。
【0073】この場合、潤滑油は、潤滑油流通部244
を下方側に向かって流通することにより前記潤滑油流通
部244の下部からフレーム12の転動面236に導出
される。一方、前記フレーム12の転動面236に導出
された潤滑油は、潤滑油吸引部246a、246bおよ
び超高分子ファイバーマトリックス吸着繊維252を介
して矢印方向に沿って吸引される。
【0074】従って、潤滑油流通部244の流通作用と
潤滑油吸引部246a、246bおよび超高分子ファイ
バーマトリックス吸着繊維252の吸引作用を介して潤
滑油が、常時、循環するように設けられる。
【0075】この結果、潤滑油吸引部246a、246
bによって潤滑油を吸引する際、前記潤滑油中に含まれ
る塵埃等が前記潤滑油吸引部246a、246bを構成
する素材に付着することにより、前記塵埃等を転動面2
36から除去することができる。
【0076】また、潤滑油流通部244の流通作用下に
潤滑性が向上し、複数のボール232を転動面236に
沿ってより一層円滑に転動させることが可能となる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0078】すなわち、テーブル機構が変位する際、無
限循環軌道に沿って転動する複数のボール部材をより一
層円滑に転動させ、且つ前記ボール部材の転動作用に伴
う塵埃等の発生を阻止することができる。
【0079】また、フレームの内外の空気中に含まれる
塵埃等を除去することにより、前記フレーム内に配設さ
れた駆動力伝達軸等に塵埃等が付着することを防止して
駆動力の伝達効率の低下を阻止し、テーブル機構の直線
精度を保持することができる。
【0080】従って、クリーンルーム等の清浄化が要求
される環境において、本発明に係るアクチュエータを好
適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアクチュエータの斜
視図である。
【図2】図1に示すII−II線に沿った縦断面図であ
る。
【図3】図2のアクチュエータを構成する移動ブロック
の変形例を示す斜視図である。
【図4】図2のアクチュエータを構成する軸受ブロック
の変形例を示す斜視図である。
【図5】図5Aは、ガイド機構を構成する転動溝に対し
て硬化処理を行った状態を示す一部省略断面図であり、
図5Bは、前記転動溝に連通する油溜め孔部を形成した
状態を示す一部省略断面図である。
【図6】図1のアクチュエータを半導体ウェハの搬送シ
ステムに組み込んだ状態を示す概略斜視図である。
【図7】図1のアクチュエータの変形例を示す一部省略
側面図である。
【図8】図1のアクチュエータの変形例を示す一部省略
側面図である。
【図9】図1のアクチュエータの変形例を示す一部省略
側面図である。
【図10】図1のアクチュエータの変形例を示す一部省
略側面図である。
【図11】図1のアクチュエータの変形例を示す一部省
略側面図である。
【図12】図5Bに示す油溜め孔部に連通する油供給通
路と油排出通路とをフレームに形成した状態の一部省略
断面図である。
【図13】図12に示すA部の拡大図である。
【図14】角材状の金属製材料を用いて断面コの字状の
フレームを形成する方法の説明図である。
【図15】図15Aおよび図15Bは、それぞれ、平板
状の金属製材料を用いて断面コの字状のフレームを形成
する方法の説明図である。
【図16】図16A〜図16Hは、それぞれ、フレーム
の構成態様を示す説明図である。
【図17】図1に示すアクチュエータに連結され、フレ
ーム内外の塵埃等を除去する清浄化手段の縦断面図であ
る。
【図18】清浄化手段を備えたアクチュエータの変形例
を示す縦断面図である。
【図19】図18に示すアクチュエータに設けられた清
浄化手段の斜視図である。
【図20】清浄化手段を備えたアクチュエータをクリー
ンルーム内の搬送システムに組み込んだ状態を示す断面
図である。
【図21】図20のXXI−XXI線に沿った柱状部材
の断面図である。
【図22】フレームに沿って変位する移動ブロックの断
面図である。
【図23】図22のXXIII−XXIIIに沿った断
面図であり、移動ブロックの両端部に設けられた塵埃除
去部材の説明図である。
【図24】図23に示す塵埃除去部材の拡大図である。
【符号の説明】
10、10a〜10d、90、100、110、12
0、130、203…アクチュエータ 12、112、122…フレーム 16…送りねじ軸 18…テーブル 20…ガイド機構 24、48、58…開口部 26…トップカバ
ー 28…シール部材 34、36…ブロ
ック体 38…長溝 40、64…転動
溝 50、60、132、228…移動ブロック 52…連結板 56…軸受ブロッ
ク 67a…油供給通路 67b…油排出通
路 68…油溜め孔部 152、156、158、160、164、166、1
70、172、174、176、182、184…フレ
ーム部材 186、186a…清浄化手段 190a、190
b…フィルタ部材 192…送風部材 194…軸受部材 196…回動部 198…モータ部 200…羽部 202…フィルタ
エレメント 204a、204b…吸引孔 230a、230
b…塵埃除去部材 236…転動面 242、250…
ばね部材 244…潤滑油流通部 246a、246
b…潤滑油吸引部 252…超高分子ファイバーマトリックス吸着繊維

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達さ
    れる駆動力によってフレームの長手方向に沿って変位す
    るテーブル機構と、 無限循環軌道に沿って転動する複数のボール部材の転動
    面に対して潤滑油を供給するとともに、該転動面に付着
    する塵埃等を除去する塵埃除去部材と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動力伝達軸がその軸線と直交する方向から挿通可
    能な開口部が形成された移動ブロックを有し、前記駆動
    部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達される駆動
    力によってフレームの長手方向に沿って変位するテーブ
    ル機構と、 前記移動ブロックに設けられ、無限循環軌道に沿って転
    動する複数のボール部材の転動面に対して潤滑油を供給
    するとともに、該転動面に付着する塵埃等を除去する塵
    埃除去部材と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  3. 【請求項3】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動力伝達軸がその軸線と直交する方向から挿通可
    能な開口部が形成された移動ブロックを有し、前記駆動
    部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達される駆動
    力によってフレームの長手方向に沿って変位するテーブ
    ル機構と、 前記移動ブロックに設けられ、無限循環軌道に沿って転
    動する複数のボール部材の転動面に対して潤滑油を供給
    するとともに、該転動面に付着する塵埃等を除去する塵
    埃除去部材と、 を備え、 前記塵埃除去部材は、潤滑油が流通自在な材料によって
    形成された潤滑油流通部と、潤滑油を吸引自在な材料に
    よって形成された潤滑油吸引部とから構成され、前記潤
    滑油吸引部には、無発塵性を有し転動面に付着した塵埃
    等を掻き採る機能を有する部材が設けられることを特徴
    とするアクチュエータ。
  4. 【請求項4】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達さ
    れる駆動力によってフレームの長手方向に沿って変位す
    るテーブル機構と、 前記フレームの内部に存在する空気の流通作用および該
    フレームの外部に存在する空気の吸引作用下に、前記空
    気中に含まれる塵埃等を除去する清浄化手段と、 を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  5. 【請求項5】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達さ
    れる駆動力によってフレームの長手方向に沿って変位す
    るテーブル機構と、 前記フレームの内部に存在する空気の流通作用および該
    フレームの外部に存在する空気の吸引作用下に、前記空
    気中に含まれる塵埃等を除去する清浄化手段と、 を備え、 前記清浄化手段は、回転駆動源の駆動作用下に羽部を回
    動させることにより空気を流通させる送風部材と、前記
    送風部材の作用下に流通する空気中に含まれる塵埃等が
    付着されるフィルタ部材とを有することを特徴とするア
    クチュエータ。
  6. 【請求項6】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達さ
    れる駆動力によってフレームの長手方向に沿って変位す
    るテーブル機構と、 前記フレームの内部に存在する空気の流通作用および該
    フレームの外部に存在する空気の吸引作用下に、前記空
    気中に含まれる塵埃等を除去する清浄化手段と、 を備え前記清浄化手段は、回転駆動源の駆動作用下に羽
    部を回動させることにより空気を流通させる送風部材
    と、前記送風部材の作用下に流通する空気中に含まれる
    塵埃等が付着されるフィルタ部材とを有し、 前記フレームには、前記送風部材の作用下に、外部の空
    気をフレームの内部に吸引する吸引孔が形成されること
    を特徴とするアクチュエータ。
  7. 【請求項7】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達さ
    れる駆動力によってフレームの長手方向に沿って変位す
    るテーブル機構と、 を備え、 前記フレームは、複数に分割されたブロック体が結合手
    段を介して一体的に形成されることを特徴とするアクチ
    ュエータ。
  8. 【請求項8】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達さ
    れる駆動力によってフレームの長手方向に沿って変位す
    るテーブル機構と、 を備え、 前記フレームには、該フレームの内部に発生した塵埃等
    をフレームの外部へ流出することを阻止するシール手段
    が設けられることを特徴とするアクチュエータ。
  9. 【請求項9】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達さ
    れる駆動力によってフレームの長手方向に沿って変位す
    るテーブル機構と、 を備え、 前記フレームは、結合手段を介して組み付け直し自在に
    設けられることを特徴とするアクチュエータ。
  10. 【請求項10】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動力伝達軸がその軸線と直交する方向から挿通可
    能な開口部が形成された移動ブロックを有し、前記駆動
    部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達される駆動
    力によってフレームの長手方向に沿って変位するテーブ
    ル機構と、 を備え、 前記フレームと前記移動ブロックとの間には、無限循環
    軌道に沿って転動する複数のボール部材が設けられ、前
    記ボール部材の転動面には、油溜め孔部が連通して形成
    されることを特徴とするアクチュエータ。
  11. 【請求項11】外枠を構成するフレームと、 前記フレームに付設された駆動部と、 前記駆動部の駆動力を伝達する駆動力伝達軸と、 前記駆動力伝達軸がその軸線と直交する方向から挿通可
    能な開口部が形成された移動ブロックを有し、前記駆動
    部の駆動作用下に駆動力伝達軸を介して伝達される駆動
    力によってフレームの長手方向に沿って変位するテーブ
    ル機構と、 を備え、 前記フレームと前記移動ブロックとの間には、無限循環
    軌道に沿って転動する複数のボール部材が設けられ、前
    記ボール部材の転動面には、油溜め孔部が形成され、さ
    らに、前記油溜め孔部に連通する油供給通路および油排
    出通路が形成されることを特徴とするアクチュエータ。
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