JPH11226683A - 容器成形装置 - Google Patents

容器成形装置

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JPH11226683A
JPH11226683A JP5289398A JP5289398A JPH11226683A JP H11226683 A JPH11226683 A JP H11226683A JP 5289398 A JP5289398 A JP 5289398A JP 5289398 A JP5289398 A JP 5289398A JP H11226683 A JPH11226683 A JP H11226683A
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JP
Japan
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container
male mold
male
mold
press
Prior art date
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Pending
Application number
JP5289398A
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English (en)
Inventor
Kensaku Kadowaki
健作 門脇
Fumiaki Nagase
文昭 永瀬
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KADOWAKI SHIKI KOGYOSHO KK
Original Assignee
KADOWAKI SHIKI KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型崩れが生じず且つ保形性が高くて、品質的
にも生産性の面でも優れた容器の成形装置を提供する。 【解決手段】 周壁の少なくとも一部に軸方向に平行な
段溝を備えた雄金型3と、前記段溝に対応する第2の段
溝15を中央貫通孔12に備えた雌金型2との間に、多
数枚積層の枚葉材aを挟み込み、前記雄金型3を雌金型
2の中央貫通孔12内に下降嵌入させて、前記枚葉材a
を雌雄の金型2,3の段溝によって圧着することによ
り、周壁の少なくとも一部に襞が形成された容器1を成
形するための成形装置であって、前記雄金型3が最下降
位置に達した時点または雄金型3の上昇開始時に、成形
容器1を雄金型3の下方に離脱させる容器離脱手段33
を装備させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば弁当箱など
に、各種の副食品を小盛りにして納めるような際に用い
られる小型容器の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の容器の材料としては、古くはグ
ラシン紙が使用され、近年では、アルミニウム箔や、電
子レンジを用いての食品加熱が可能なプラスチックスフ
イルムが主流を占めるようになっている。
【0003】これら何れの材料による容器の成形に際し
ても、厚さの薄い材料を用いることから、一般には、そ
れぞれの材料を多数枚積層して、この材料から容器素材
となる例えば円形の枚葉材を打ち抜き切断し、この多数
枚積層の枚葉材を雌雄の金型間に挿入して、互いに重な
り合った多数の容器を一気にプレス成形するようにして
いる。
【0004】この容器の成形に用いられる従来の容器成
形装置は、図6に示すように、テーブル4に固定される
雌金型2と、図示しない例えばクランクプレスなどの駆
動昇降手段に連結される雄金型3とを備えている。
【0005】雌雄の金型2,3の具体的な構造は、本出
願人が提案し、既に登録されている特許第270038
2号公報によって容易に理解されることから、また、本
発明の実施の形態に基づいて明らかになることから、そ
の詳細な説明は省略するが、この内の雌金型2は、中央
部に貫通孔12を備えた雌金型本体13の皿状上壁に、
貫通孔12の中心軸から放射状に拡がる第1段溝14を
形成すると共に、この第1段溝14に続く第2段溝15
を貫通孔12の内壁に形成して成り、かつ、第1段溝1
4の外縁には、多数枚積層の枚葉材aを位置決めするた
めの縁部材16が、スプリング17とガイドボルト18
とを介してテーブル4により保持されている。
【0006】雄金型3は、昇降ロッド6に連結される雄
金型本体19と、この雄金型本体19の下部側の外周部
に回動可能に枢着された多数の板状部材20と、雄金型
本体19に対して相対的に昇降可能なガイド部材21と
から成り、かつ、雄金型本体19の周壁には、回動に伴
って板状部材20を収納するための収納溝24が、中央
貫通孔12の第2段溝15に対応させて形成されてい
る。
【0007】そして、上記のガイド部材21は、雄金型
本体19の挿通を可能にする貫通孔29が形成されたガ
イド板蓋体30と、このガイド板蓋体30の下部側に連
設のガイド板支持筒体31と、このガイド板支持筒体3
1の内部に連設のガイド板32とから成り、かつ、ガイ
ド板32は、板状部材20と同数であって、その上面が
突曲面を有して板状部材20のローラ23をガイドする
ようになっている。
【0008】上記構成の雌雄の金型2,3を備えた容器
成形装置において、打ち抜き切断した多数枚積層の枚葉
材aを雌雄の金型2,3間に挟み込んで、雄金型3を下
降させると、この雄金型3のガイド板支持筒体31が縁
部材16を押圧して、縁部材16を押し下げ、かつ、逆
向きの山形傘歯状になっている放射状の板状部材20
が、雌金型2の皿状上壁に形成した放射状の第1段溝1
4に係入して、この板状部材20と第1段溝14とが多
数枚積層の枚葉材aを挟着することで、多数枚積層の枚
葉材aは、その周壁を襞状にする浅い皿状の容器1aに
予備成形されることになる。
【0009】これに続いて雄金型3を更に下降させる
と、雄金型3のガイド部材21は、縁部材16を押し下
げて、それ以上の下降が阻止されていることから、雄金
型本体19のみが下降することになる。
【0010】而して、この雄金型本体19の下降に伴っ
て、予備成形された浅い皿状の容器1aは、第2段溝1
5が形成された雌金型2の貫通孔12内に押し込まれる
一方、雄金型本体19の下部側の外周部に枢着された板
状部材20は、その先端のローラ23がガイド板32に
案内されて、かつ、リング22を中心にして回動し、雄
金型本体19に沿うように収納溝24に入り込みつつ、
その一部(収納溝24からの突出縁部)が中央貫通孔1
2の第2段溝15に係入することになる。
【0011】従って、浅い皿状の容器1aは、周壁をス
ムースに立ち上げながら雌金型2の中央貫通孔12に入
り込み、かつ、その周壁の襞が板状部材20と第2段溝
15とによって更に絞り込まれるもので、多数枚積層の
枚葉材aは、最終的には、深い皿状の襞付き容器1とし
て、雌金型2の中央貫通孔12内で互いに重なり合った
状態で多数一気に成形されることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この容器1の成形を完
了した時点で、雄金型3は、次の容器の成形に備えるた
めに上昇を開始するのであるが、これまでの成形段階に
おいて、雌金型2の中央貫通孔12に押し込まれた多数
枚積層の容器は、その周壁が雄金型本体19の板状部材
20と雌金型2の第2段溝15とによって挟着されて、
互いに真空状態で密着するようになり、かつ、最内側の
容器1についても、これが真空状態で雄金型本体19の
板状部材20に密着し、更に加えて、容器周壁が機械的
に板状部材20に圧着することから、雄金型本体19の
上昇に伴って、多数枚積層の成形容器1が雄金型本体1
9と一体になって連れ出されることがあったのである。
【0013】この容器1の連れ出しは、特に多数枚積層
の内側容器1がその傾向にあり、加えて、容器成形の完
成度は雌雄の金型精度に依存するものであって、容器成
形の完成度を高めるために、金型精度を高くし且つ雌雄
の金型間での材料(枚葉材)の挟着隙間を狭くすればす
る程、成形容器1が雄金型本体19に強く密着し、雄金
型本体19の上昇に伴う上記容器1の連れ出しが一層顕
著になるもので、この容器1の連れ出しは、延いては容
器1の円滑な排出を困難にしたり型崩れの原因になった
りするもので、極端な場合は、詰まりが生じて容器を損
傷し、品質的にも生産性にも劣るものであった。
【0014】尚、成形容器1が雌金型2の中央貫通孔1
2に残ったならば、この容器1は、次に成形される容器
によって順次下方に押し出され、やがては雌金型2から
排出されるもので、この間、容器1の周壁は、その拡が
りが中央貫通孔12によって拘束されることから、その
滞留時間が長いほど、製品としての容器1の保形性が高
くなることは言うまでもない。
【0015】上記構成の雄金型3に代わる構造のものと
して、図7に示すように、雌金型2の第2段溝15に対
応する形状の第3段溝61が形成された第1雄金型62
と、この第1雄金型62の下方への貫通孔63が中央部
に形成された逆向き山形の第2雄金型64とから成るも
のがあり、かつ、第2雄金型64の下壁には、雌金型2
の第1段溝14に対応する傘歯形状の第4段溝65が形
成されている。
【0016】上記構成の雌雄の金型2,3を備えた容器
成形装置において、打ち抜き切断した多数枚積層の枚葉
材aを、雄金型(第1及び第2雄金型62,64)3と
雌金型2との間に挟み込んで、第1及び第2雄金型6
2,64を下降させると、多数枚積層の枚葉材aは、雌
金型2と第2雄金型64との第1及び第4段溝14,6
5によって挟着されて、周壁を襞状にする浅い皿状の容
器が予備成形されることになり、これに続いて第1雄金
型62を更に下降させると、浅い皿状の容器は、その周
壁を立ち上げつつ雌金型2の中央貫通孔12に押し込ま
れ、その周壁の襞が雌金型2と第1雄金型62の第2及
び第3段溝15,61によって更に絞り込まれること
で、最終的には深い皿状の襞付き容器1が、雌金型2の
中央貫通孔12内に互いに重なり合った状態で多数一気
に成形される。
【0017】しかし、かゝる構造の雄金型3にしても、
第1雄金型62によって雌金型2の中央貫通孔12に押
し込まれた多数枚積層の容器周壁が、雌金型2と第1雄
金型62の第2及び第3段溝15,61によって挟着さ
れて、第1雄金型62の上昇に伴って、上記したように
多数枚積層の容器1が連れ出されることに変わりはない
のであった。
【0018】ここで、容器連れ出しの問題を解決するた
めには、雌金型2の第2段溝15の歯丈を短くすること
が極めて有効であり、即ち、雄金型本体19(または第
1雄金型62)が容器成形のために下降を完了した時点
で、成形容器が雌金型2の中央貫通孔12を通過し、雌
金型2から排出されるように、雌金型2の第2段溝15
の歯丈を短くすれば、成形容器1の連れ出し問題は効果
的に解消されることになる。
【0019】しかし、容器1の成形と同時に、この容器
1を雌金型2の中央貫通孔12から排出させると、中央
貫通孔12内での容器1の滞留時間がごく僅かであっ
て、貫通孔12による拘束がなくなることで、成形容器
1の周壁が拡開してしまい、製品としての容器1の保形
性が極めて悪くなる点で問題があった。
【0020】これとは別の容器連れ出しの解決手段とし
て、図7に仮想線rで示すように、第1雄金型62の第
3段溝61の下端側部分を先細りのテーパー状に形成す
ることも有効であるが、容器周壁の下部側が顕著に小径
になることで見栄えが悪くなり、しかも、この容器の小
径部分が、前工程で成形された容器内に順次嵌合するこ
とで、容器が型崩れしたり、容器の円滑な排出が困難に
なったりし、極端な場合は詰まりが生じて容器を損傷
し、品質的にも生産性にも劣るものであった。
【0021】ここで、成形容器どうしの互いの嵌合が生
じない好ましい容器1の成形状況を図8(A)に示し、
第1雄金型62の第3段溝61の下端側部分を先細りの
テーパー状に形成した際の成形容器1どうしの嵌合状況
を図8(B)に示し、不都合を伴う成形容器1の連れ出
し状況を図8(C)に示している。
【0022】そして図9には、成形容器1の外観斜視図
を示しており、この容器1は、円形の底部1bと、この
底部1bの周縁に立ち上がる襞付き周壁1cとから形成
されているが、特許第2700382号公報によって理
解されるように、襞形成用の段溝を部分的に設けて、例
えば四隅部分に襞を備えた長円形など容器を成形するこ
とも可能である。
【0023】本発明は、上記の実情に鑑みて成されたも
ので、雌金型内での成形容器の滞留時間を長くとること
が可能で、従って容器の保形性を高くすることができ、
しかも、成形容器が互いに嵌合することの不都合を伴わ
せないで、上記の容器連れ出し問題を巧みに解消した容
器成形装置を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するに
至った本発明による容器成形装置は、周壁の少なくとも
一部に軸方向に平行な段溝を備えた雄金型と、前記段溝
に対応する第2の段溝を中央貫通孔に備えた雌金型との
間に、多数枚積層の枚葉材を挟み込み、前記雄金型を雌
金型の中央貫通孔内に下降嵌入させて、前記枚葉材を雌
雄の金型の段溝によって圧着することにより、周壁の少
なくとも一部に襞が形成された容器を成形するための成
形装置であって、前記雄金型が最下降位置に達した時点
または雄金型の上昇開始時に、成形容器を雄金型の下方
に離脱させる容器離脱手段を備えて成る点に特徴があ
る。
【0025】即ち、本発明による容器成形装置は、雄金
型が容器成形のために下降を完了し、かつ、次の容器成
形に備えるために上昇を開始する際に、成形容器を強制
的に雄金型の下方に離脱させるものであって、例えば雌
金型の第2段溝の歯丈を短くするような手段を講じなく
ても、雄金型の上昇に伴う成形容器の連れ出しを確実に
解消することができる。
【0026】従って、雌金型内での成形容器の滞留時間
を長くできることから、保形性の優れた容器の成形が可
能となり、かつ、このようにして次々と成形される容器
は、その周壁を雌金型の中央貫通孔内で立ち上げている
ので、次の工程で成形される容器は、前工程で成形され
た容器の上縁部を押し下げることになり、而して、型崩
れや損傷などを伴う成形容器の互いの嵌合が生じないこ
とから、容器は雌金型の中央貫通孔を通して順次円滑に
排出されるもので、本発明によれば、品質的にも生産性
の面でも優れた容器成形装置が提供されることになる。
【0027】上記の容器離脱手段は、例えば、雄金型に
対して軸方向にスライド可能に保持された容器押し下げ
金具と、この容器押し下げ金具を雄金型の下方に押し下
げるスライド手段とから構成される。
【0028】そしてスライド手段は、例えば、容器押し
下げ金具を雄金型側に引退させるスプリングと、このス
プリングの付勢力に抗して容器押し下げ金具を雄金型の
下方に押し下げる流体圧シリンダとから構成される。
【0029】好適には、雄金型をクランクプレス式駆動
昇降手段によって昇降可能に構成する一方、前記スライ
ド手段を、容器押し下げ金具に連結された金具押し下げ
用の作動ロッドと、容器押し下げ金具を雄金型側に引退
させるスプリングと、このスプリングの付勢力に抗して
且つ作動ロッドを介して、容器押し下げ金具を相対的に
雄金型の下方に押し下げるカムとから構成し、かつ、こ
のカムをクランクプレス式駆動昇降手段の中心軸まわり
に設けることであって、いずれの構成においても、成形
容器を機械的に雄金型の下方に確実に離脱させることが
できる。
【0030】特に後者の構成によれば、雄金型の駆動昇
降手段を利用して、成形容器を雄金型から相対的に離脱
させるので、容器押し下げ金具に対する専用の駆動手段
が不要となり、その分、容器成形装置のコストダウンが
達成される。
【0031】容器離脱手段として、雄金型の下端側で開
口するエア吹き出し流路と、雄金型の上昇開始初期に前
記エア吹き出し流路に加圧エアを供給する加圧エアの供
給手段とから構成することも好適であって、かゝる構成
によれば、機械的な容器底面の押し下げを伴わせない
で、容器を雄金型の下方に確実に離脱させることが可能
となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1及び図2は多数枚積層の枚
葉材aから多数の容器1を一気にプレス成形するための
容器成形装置に備える雌雄の金型2,3の断面図を示
し、雌金型2はテーブル4に固定され、雄金型3は、図
3に示す例えばクランクプレス式駆動昇降手段5の昇降
ロッド6に連結される。
【0033】前記昇降ロッド6は、テーブル4に立設さ
れたフレーム4aに連設の筒状ガイド7によって昇降の
み可能に保持されており、一方、クランクプレス式駆動
昇降手段5は、駆動回転される中心軸8に、円形のアー
ム部材9を偏心させて連設し、この円形のアーム部材9
の周部に摺動リング10を設けると共に、この摺動リン
グ10にコネクティングロッド11を枢支連結して成
り、前記コネクティングロッド11に枢支連結される昇
降ロッド6は、中心軸8ひいては円形アーム部材9の1
回転運動に伴って、この円形アーム部材9の偏心量の二
倍の寸法分だけ駆動昇降されるのであって、中心軸8か
らのコネクティングロッド11の枢支連結点までの寸法
を、これを大にすることで昇降ロッド6の昇降寸法は長
くなり、小にすることで昇降ロッド6の昇降寸法は短く
なるのである。
【0034】雌雄の金型2,3の具体的な構造は、後述
する容器離脱手段が付加される点で異なるものの、その
他の構造については、本出願人が提案し、既に登録され
ている特許第2700382号公報によって開示されて
いるものと同じであることから、詳細については同公報
を参照するものとして、その構造を簡単に説明すること
にする。
【0035】即ち、雌金型2は、中央部に貫通孔12を
備えた雌金型本体13の皿状上壁に、貫通孔12の中心
軸から放射状に拡がる第1段溝14を形成すると共に、
この第1段溝14に続く第2段溝15を中央貫通孔12
の内壁に形成して成り、かつ、第1段溝14の外縁に
は、多数枚積層の枚葉材aを位置決めするための縁部材
16が、スプリング17とガイドボルト18とを介し
て、テーブル4に昇降可能に保持されている。
【0036】一方、雄金型3は、昇降ロッド6に螺着の
支持部材25に、これの下方から嵌合される雄金型本体
19と、この雄金型本体19の下部側の外周部に回動可
能に枢着された多数の板状部材20と、雄金型本体19
に対して相対的に昇降可能なガイド部材21とから成
り、かつ、前記板状部材20の枚数は、雌金型2の第1
段溝14の溝数と同数であって、その一端側がリング2
2によって連結されており、他端側には2個一対のロー
ラ23が回転可能に設けられている。
【0037】具体的には、雄金型本体19の周壁には、
板状部材20のそれぞれが収納される収納溝24が、雌
金型2の第2段溝15に対応させて軸方向と平行に形成
されており、この収納溝24間の段部26には、リング
22を下方から係入するリング係入凹部が形成され、か
つ、このリング22の抜け止め部材27が、前記支持部
材25にボルト28止めされて、板状部材20は、リン
グ22まわりで回動可能に雄金型本体19に保持される
ようになっている。尚、リング抜け止め部材27の周部
上面には、板状部材20の回動を許容する切り欠きが形
成されている。
【0038】雄金型本体19の周壁に形成される収納溝
24は、板状部材20が回動して雄金型本体19にほゞ
沿ったときに、板状部材20の半分程度が溝内に収納さ
れるように、その溝深さが設定されている。
【0039】また、板状部材20は、収納溝24に入り
込んで雄金型本体19にほゞ沿った状態において、その
板状部材20の収納溝24からの突出縁部20aが、雌
金型2の中央貫通孔12に形成した第2段溝15にやゝ
係入するように、その幅寸法が設定されており、即ち、
上記の突出縁部20aは、中央貫通孔12の第2段溝1
5に対応する段部と段溝とを構成しているのである。
【0040】一方、雄金型本体19に対して相対的に昇
降可能なガイド部材21は、その中央部に雄金型本体1
9の挿通を可能にする貫通孔29が形成されたガイド板
蓋体30と、このガイド板蓋体30の下部側にボルト4
4止めされるガイド板支持筒体31と、このガイド板支
持筒体31の内部に連設されるガイド板32とから成
り、かつ、ガイド板32は、板状部材20と同数であっ
て、ガイド板32それぞれの間隔は、板状部材20の回
動を許容するように、板状部材20の板厚よりも若干大
に形成されている。
【0041】そして、前記ガイド板蓋体30の下面に
は、上方に湾曲する凹曲面が形成されており、ガイド板
32の上面には、ガイド板蓋体30の凹曲面に対応する
形状の上面への突曲面が形成されていて、雄金型本体1
9の昇降に伴って板状部材20が回動する際に、この板
状部材20のローラ23を一旦持ち上げて、これを雄金
型本体19とガイド板支持筒体31との間にわたってガ
イドするように構成されている。
【0042】これまでの構成は、図6に示して説明した
容器成形装置、即ち、本出願人が提案して、既に登録さ
れた特許第2700382号公報によって開示されてい
る容器成形装置と何ら変わるものではない。
【0043】ここで本発明では、容器成形後における雄
金型3の上昇開始初期で且つ次の容器成形前までに、成
形容器1を雄金型3の下方に離脱させる容器離脱手段3
3を雄金型3に備えさせて、容器成形後において、雄金
型3の雄金型本体19が上昇を開始する際に、成形容器
1を強制的に雄金型3の下方に離脱させるようにし、雄
金型3の上昇に伴う成形容器1の連れ出しを確実に解消
できるようにしたのである。
【0044】上記の容器離脱手段33は、雄金型3の雄
金型本体19に対して軸方向にスライド可能に保持され
た容器押し下げ金具34と、雄金型本体19の上昇開始
初期に、この容器押し下げ金具34を雄金型本体19の
下方に押し下げるスライド手段35とから構成されてい
る。
【0045】上記の容器押し下げ金具34を雄金型本体
19にスライド可能に保持させるに際して、リング抜け
止め部材27の下面部に中心軸まわりの凹入部36を形
成すると共に、この凹入部36で開口する複数個(この
実施の形態では4個)の貫通孔37を、雄金型本体19
とリング抜け止め部材27とに同芯状に形成し、かつ、
容器押し下げ金具34として、これを凹入部36に納ま
る板状の円形部材38と、この円形部材38に固着され
て前記貫通孔37に挿通される支軸39と、この支軸3
9に一体化されて円形部材38を吊り下げ保持する保持
部材40とから構成している。
【0046】尚、図中の49は、支軸39の貫通孔37
を通して凹入部36に連通するエア導入流路である。
【0047】一方、スライド手段35は、容器押し下げ
金具34を雄金型側の凹入部36に引退させるスプリン
グ41と、このスプリング41の付勢力に抗して容器押
し下げ金具34を雄金型側のリング抜け止め部材27の
下方に押し下げる流体圧シリンダ42とから成り、この
内のスプリング41を、前記保持部材40と雄金型本体
19との間に介装している。
【0048】そして、流体圧シリンダ42については、
ガイド部材21のボルト44を用いて、前記雄金型3の
ガイド部材21の上部側に支持板43を取り付けて、こ
の支持板43上に180度の位相をもたせて2個のブラ
ケット45を溶接し、この各ブラケット45に流体圧シ
リンダ42を取り付けており、かつ、前記容器押し下げ
金具34の保持部材40を、この2本の流体圧シリンダ
42にわたって連結して、前記支軸39のスライドに拗
れを生じさせないように考慮している。
【0049】前記流体圧シリンダ42に対する制御手段
46は次のように構成されている。即ち、図3に示すよ
うに、シリンダ伸縮用のポートb,cとフローティング
用のポートdとを含むソレノイド駆動式の流路切り換え
弁Vを、前記流体圧シリンダ42に接続する一方、この
流路切り換え弁Vを伸縮作動させるソレノイドS1,S
2に、それぞれリミットスイッチL1,L2を電気的に
接続し、かつ、このリミットスイッチL1,L2を、駆
動昇降手段5の中心軸8に対して振り分け状に配置する
と共に、リミットスイッチL1,L2の作動用カム4
7,48を、前記中心軸8に対して、それの軸方向に位
置を異ならせて設けている。
【0050】ここで、一方のカム47は、前記中心軸8
の回転に伴って、前記昇降ロッド6が最下降した下死点
位置から短時間にわたって、シリンダ伸長用のポートb
を流体圧シリンダ42に連通させるように、その作用長
さが設定されており、他方のカム48は、前記昇降ロッ
ド6が最上昇した上死点位置から短時間にわたって、シ
リンダ収縮用のポートcを流体圧シリンダ42に連通さ
せるように、その作用長さが設定されている。
【0051】上記の構成によれば、雄金型3の下降に伴
ってガイド部材21が縁部材16を押し下げて、このガ
イド部材21が下降を停止するまでの間は、流体圧シリ
ンダ42は伸長することなく、雄金型本体19と一体に
下降するが、この後、雄金型本体19が最下降の下死点
位置に達するまでの間は、この流体圧シリンダ42に
は、流路切り換え弁Vのフローティングポートdが接続
されているので、流体圧シリンダ42は、雄金型本体1
9に連れ出されるようにフリーに伸長する。
【0052】そして、雄金型3の雄金型本体19が最下
降の下死点位置に達した際に、即ち、雌雄の金型2,3
によって多数枚積層の枚葉材aから深い皿状の襞付き容
器1が成形された段階において、一方のカム47がリミ
ットスイッチL1を作動させることで、流体圧シリンダ
42は駆動伸長されることになり、これによって容器押
し下げ金具34は、スプリング41の付勢力に抗して雄
金型3の下方に押し下げられることになる。
【0053】従って、雌金型2の中央貫通孔12内に存
する成形容器1は、これまでの成形段階において雌金型
2の中央貫通孔12に押し込まれ、その周壁が板状部材
20の突出縁部による段溝20aと雌金型2の第2段溝
15とによって挟着され、かつ、最内側の容器1が真空
状態で雄金型本体19の板状部材20に密着していて
も、この成形容器1は、容器押し下げ金具34によって
雄金型本体19の下方に押し下げられることで、かつ、
この際、エア導入流路49から支軸39の貫通孔37を
通して凹入部36にエアが導入されることで、成形容器
1は雄金型本体19から強制的に離脱されることにな
り、これによって雄金型本体19の上昇に伴う成形容器
1の連れ出しが確実に解消されるのである。
【0054】この容器押し下げ金具34の下方への押し
下げは、カム47によるリミットスイッチL1の作動が
解消されるまでの僅かな時間にわたって継続され、その
後、流路切り換え弁Vのフローティング用のポートdが
流体圧シリンダ42に接続されることで、流体圧シリン
ダ42はスプリング41の付勢力によって収縮され、か
つ同時に、容器押し下げ金具34も凹入部36内に引退
するのであるが、この際、何らかの原因で容器押し下げ
金具34の作動不良が生じたとしても、これを解消する
ことを考慮して、前記雄金型3が次工程の容器成形を開
始するまでの間(この実施の形態では、雄金型3が最上
昇の上死点位置に達するまでの間)に、流体圧シリンダ
42を強制的に収縮させるように、カム48とリミット
スイッチL2とを設けているのである。
【0055】尚、この実施の形態では、支軸39の貫通
孔37に通じるエア導入流路49を雄金型本体19に形
成しているが、単に支軸39の貫通孔37のみを通して
凹入部36にエア導入を図ることが可能であって、雄金
型本体19にエア導入流路49を形成することは必須の
要件ではない。
【0056】以上説明したように本発明によれば、容器
1が成形された段階で、この容器1を雄金型本体19の
下方に強制的に離脱させることから、例えば雌金型2の
第2段溝15の歯丈を短くするような手段を講じなくて
も、成形容器1の連れ出しが確実に解消されるのであっ
て、成形容器1を雌金型2の中央貫通孔12内に長時間
滞留させることが可能であることから、製品としての容
器1の保形性が優れたものとなる。
【0057】しかも、次々と成形される容器1は、図2
及び図8(A)に示すように、その周壁を雌金型2の中
央貫通孔12で立ち上げているので、型崩れや損傷など
を伴う成形容器1の互いの嵌合が生じることはなく、容
器1は中央貫通孔12を通して順次円滑に排出されるこ
とになる。
【0058】上記構成の容器離脱手段33においては、
スプリング41の付勢力によって、容器押し下げ金具3
4を雄金型3側に引退させるようにしているが、流体圧
シリンダ42を収縮させる復動の動作によって、容器押
し下げ金具34を雄金型3側に引退させるようにしても
よいのであり、即ち、雄金型3の上昇開始初期に容器押
し下げ金具34を雄金型3の下方に押し下げ、その後、
容器押し下げ金具34を雄金型3側に引退させるよう
に、容器押し下げ金具34を流体圧シリンダ42に直結
して、スプリング41を省略するようにしてもよいので
ある。
【0059】この場合、カム47によるリミットスイッ
チL1の作動解消の直後に、他方のカム48がリミット
スイッチL2を作動させるように構成すればよいのであ
るが、これに代えて、流体圧シリンダ42を、それの収
縮をスプリング復帰させる単動式のものにし、かつ、流
路切り換え弁Vとして、これをシリンダ伸長用のポート
とフローティング用のポートとを含むスプリング復帰式
の二位置切り換え弁にして、他方のカム48とリミット
スイッチL2とを省略するようにしてもよいのである。
【0060】以下、本発明による別の実施の形態による
各種の容器離脱手段33を、図4及び図5に基づいて説
明する。
【0061】図4に示す容器離脱手段33は、加圧エア
の供給によって、成形容器1を雄金型3の下方に離脱さ
せるものであって、図1に示した雄金型3のうち、流体
圧シリンダ42を用いた機械式の容器離脱手段33を省
略(従って、図6に示した従来構造の雄金型3と同じで
ある。)して、雄金型本体19周壁の収納溝24とリン
グ抜け止め部材27とで開口するエア吹き出し流路51
を、雄金型本体19とリング抜け止め部材27とに形成
し、かつ、雄金型本体19が最下降の下死点位置に達し
た際に、雄金型本体19がやゝ上昇するまでの間、エア
吹き出し流路51に加圧エアを供給するための加圧エア
供給手段52を設けて成るもので、かゝる構成によれ
ば、機械的な容器底面の押し下げを伴わせないで、成形
容器1を雄金型3の下方に確実に離脱させることができ
る。
【0062】図5に示す容器離脱手段33は、雄金型昇
降用のクランクプレス式駆動昇降手段5を利用して、成
形容器1を雄金型3の下方に機械的に離脱させるもので
あって、この実施の形態では、図7に示した従来の雌雄
の金型2,3のうち、第1雄金型62を中空状に形成し
て、この中空部内に容器押し下げ金具34をスライド可
能に設けている。
【0063】そして、雌雄の金型2,3による容器成形
後の第1雄金型62の上昇開始初期に、前記容器押し下
げ金具34を第1雄金型62の下方に押し下げるスライ
ド手段35として、前記容器押し下げ金具34を第1雄
金型62内に引退させるスプリング66を、容器押し下
げ金具34に連設の受け座67と第1雄金型62の上端
部との間に設けると共に、前記容器押し下げ金具34に
臨む開口68を第1雄金型62に形成して、この開口6
8を通して容器押し下げ金具34にノブ69を植設し、
かつ、容器押し下げ金具34を押し下げるための作動ロ
ッド70を、それの上端にローラ71を設けて、前記ノ
ブ69に連結している。
【0064】上記の作動ロッド70は、第1雄金型62
に連設の保持部材72によって昇降のみ可能に保持され
て、その上端のローラ71が駆動昇降手段5の中心軸8
の近傍に位置しており、一方、駆動昇降手段5の中心軸
8に別途設けた円形部材73には、作動ロッド70を介
して前記容器押し下げ金具34を相対的に第1雄金型6
2の下方に押し下げるカム74を設けている。
【0065】上記のカム74は、第1雄金型62が最下
降の下死点位置に達した際に、回転方向の前端部が作動
ロッド70の先端に対応位置し、かつ、中心軸8の回転
に伴って、第1雄金型62が例えば10〜15mmの範
囲にわたって上昇する間、前記作動ロッド70ひいては
容器押し下げ金具34の上昇を阻止するように、そのカ
ム面Sの長さが設定されている。
【0066】上記の構成において、カム面Sを中心軸8
の回転中心軸まわりで同芯円状に形成した場合は、容器
1の成形完了後に第1雄金型62が上昇する行動とは別
にして、容器押し下げ金具34が成形容器1を容器成形
位置に短時間保持するのであり、即ち、容器押し下げ金
具34ひいては成形容器1を雌金型2の中央貫通孔12
内の容器成形位置に置き去りにして、第1雄金型62だ
けが上昇するのであって、成形容器1は相対的に第1雄
金型62の下方に離脱されることになる。
【0067】この図5では、容器押し下げ金具34が相
対的に第1雄金型62の下方に最大に突出して、成形容
器1を相対的に第1雄金型62の下方に離脱させ、か
つ、作動ロッド70上端のローラ71が、まさにカム7
4から外れんとする状態を示している。
【0068】上記のカム面Sを、中心軸8の回転中心軸
まわりで順次やゝ大径になるように形成した場合は、容
器押し下げ金具34を容器成形位置よりも下方に突出さ
せつつ、第1雄金型62が上昇するのであって、成形容
器1は、第1雄金型62に対して相対的に且つ容器押し
下げ金具34によって積極的に、第1雄金型62から下
方に押し出し離脱されることになる。
【0069】尚、上記の構成にかゝるカム式の容器離脱
手段33を、図1に示した構成の容器成形装置に組み込
み変えたり、図1に示した流体圧シリンダ式の容器離脱
手段33を図5に示した構成の容器成形装置に組み込み
変えたりして、容器1の成形を実施することは容易に可
能であり、更には、これらの容器成形装置に、図4に示
したエア吹き出し式の容器離脱手段33を複合させて、
容器1の成形を実施することも容易に可能であることは
言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかゝる容
器成形装置によれば、雄金型の上昇に伴う成形容器の連
れ出し現象が確実に解消され、しかも、製品としての容
器の保形性を高めるように、雌金型内での成形容器の滞
留時間を長くとることが可能である上に、雌金型内での
成形容器の互いの嵌合が生じないことから、成形容器の
型崩れや損傷などを伴うことがないのであって、従って
本発明によれば、品質的にも生産性の面でも優れた容器
成形装置が提供される。
【0071】
【実施例1】図1に示す容器離脱手段33において、1
2μm厚さのアルミニウム箔を56枚積層したものを用
いて、周壁高さを30mmと50mmにする容器1の成
形に際して、容器押し下げ金具34を10mm下方に押
し下げるようにした実験結果と、容器押し下げ金具34
を15mm下方に押し下げるようにした実験結果とで
は、いずれも成形容器1の連れ出し現象は全く見られな
かった。
【0072】
【実施例2】図5に示す容器離脱手段33において、こ
れのカム74を同芯円状に形成し、かつ、多数枚積層の
枚葉材aとして、15μm厚さのアルミニウム箔を20
枚積層したものを用いて、周壁高さを30mmと45m
mにする容器1の成形に際して、容器押し下げ金具34
ひいては成形容器1を相対的に10mm下方に押し下げ
るようにした実験結果と、容器押し下げ金具34ひいて
は成形容器1を相対的に15mm下方に押し下げるよう
にした実験結果とにおいても、成形容器1の連れ出し現
象は全く見られなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器成形装置に備える雌雄の金型の断面図であ
る。
【図2】成形容器の押し下げ状態を示す断面図である。
【図3】クランクプレス式駆動昇降手段と流体圧シリン
ダに対する制御手段の説明図である。
【図4】別の実施形態による加圧エア式の容器離脱手段
の説明図である。
【図5】更なる別の実施形態によるカム式の容器離脱手
段の説明図である。
【図6】成形容器の連れ出しを伴う従来例の容器成形装
置の説明図である。
【図7】成形容器の連れ出しを伴う更なる従来例の容器
成形装置の説明図である。
【図8】(A)〜(C)は、それぞれ雌金型の中央貫通
孔内に存する容器の成形状況を示す説明図であって、
(A)は成形容器どうしの互いの嵌合が生じない好まし
い容器の成形状況を示し、(B)は成形容器どうしが互
いに嵌合した容器の成形状況を示し、(C)は不都合を
伴う成形容器の連れ出し状況を示している。
【図9】成形容器の外観斜視図である。
【符号の説明】
1…成形容器、2…雌金型、3…雄金型、5…駆動昇降
手段、8…中心軸、12…中央貫通孔、15…第2段
溝、20a…板状部材の突出縁部による段溝、33…容
器離脱手段、34…容器押し下げ金具、35…スライド
手段、41,66…スプリング、42…流体圧シリン
ダ、51…エア吹き出し流路、52…加圧エア供給手
段、70…作動ロッド、74…カム、a…多数枚積層の
枚葉材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 1/26 B65D 1/26 E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁の少なくとも一部に軸方向に平行な
    段溝を備えた雄金型と、前記段溝に対応する第2の段溝
    を中央貫通孔に備えた雌金型との間に、多数枚積層の枚
    葉材を挟み込み、前記雄金型を雌金型の中央貫通孔内に
    下降嵌入させて、前記枚葉材を雌雄の金型の段溝によっ
    て圧着することにより、周壁の少なくとも一部に襞が形
    成された容器を成形するための成形装置であって、前記
    雄金型が最下降位置に達した時点または雄金型の上昇開
    始時に、成形容器を雄金型の下方に離脱させる容器離脱
    手段を備えて成ることを特徴とする容器成形装置。
  2. 【請求項2】 前記容器離脱手段を、雄金型に対して軸
    方向にスライド可能に保持された容器押し下げ金具と、
    この容器押し下げ金具を雄金型の下方に押し下げるスラ
    イド手段とから構成してある請求項1記載の容器成形装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スライド手段を、容器押し下げ金具
    を雄金型側に引退させるスプリングと、このスプリング
    の付勢力に抗して容器押し下げ金具を雄金型の下方に押
    し下げる流体圧シリンダとから構成してある請求項2に
    記載された容器成形装置。
  4. 【請求項4】 前記雄金型をクランクプレス式駆動昇降
    手段によって昇降可能に構成する一方、前記スライド手
    段を、容器押し下げ金具に連結された金具押し下げ用の
    作動ロッドと、容器押し下げ金具を雄金型側に引退させ
    るスプリングと、このスプリングの付勢力に抗して且つ
    作動ロッドを介して、容器押し下げ金具を相対的に雄金
    型の下方に押し下げるカムとから構成し、かつ、このカ
    ムをクランクプレス式駆動昇降手段の中心軸まわりに設
    けて成る請求項2記載の容器成形装置。
  5. 【請求項5】 前記容器離脱手段を、雄金型の下端側で
    開口するエア吹き出し流路と、このエア吹き出し流路に
    加圧エアを供給する加圧エアの供給手段とから構成して
    ある請求項1に記載された容器成形装置。
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