JPH0521659B2 - - Google Patents

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JPH0521659B2
JPH0521659B2 JP60005595A JP559585A JPH0521659B2 JP H0521659 B2 JPH0521659 B2 JP H0521659B2 JP 60005595 A JP60005595 A JP 60005595A JP 559585 A JP559585 A JP 559585A JP H0521659 B2 JPH0521659 B2 JP H0521659B2
Authority
JP
Japan
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shell
tool
secondary processing
forming
primary
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60005595A
Other languages
English (en)
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JPS60158930A (ja
Inventor
Shii Batsuchiman Henrii
Eru Buraun Omaa
Shii Furatsuze Eemaru
Aaru Guretsugu Jeemuzu
Kei Uein Deebitsudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dayton Reliable Tool and Manufacturing Co
Original Assignee
Dayton Reliable Tool and Manufacturing Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Dayton Reliable Tool and Manufacturing Co filed Critical Dayton Reliable Tool and Manufacturing Co
Publication of JPS60158930A publication Critical patent/JPS60158930A/ja
Publication of JPH0521659B2 publication Critical patent/JPH0521659B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D51/00Making hollow objects
    • B21D51/16Making hollow objects characterised by the use of the objects
    • B21D51/38Making inlet or outlet arrangements of cans, tins, baths, bottles, or other vessels; Making can ends; Making closures
    • B21D51/44Making closures, e.g. caps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラムプレス内で金属平板から目的物を
成形する方法および装置、特に、金属缶の両端部
を密閉するのに用いるシエルの成形方法および成
形装置に関する。
液体、特に、ビール、清涼飲料、ジユース等の
ような飲物の一般的な包装方法は金属素材を成形
加工した缶内に充填する方法である。この缶の場
合、缶本体は缶側壁を備えて製造されることが多
く、また底端部を取付けることができる。缶の開
放手段を備える上端部は別個に製造し、缶の充填
完了後、缶本体に取付けることができる。
上記缶内に充填する飲物の多くは炭酸化されて
いるため、当技術分野でシエルと称する場合の多
い缶の上端部は缶内の圧力に耐え得ることが必要
である。従つて、一般的なシエルは平板表面の周
囲に凹部を設け、この凹部からほぼ垂直の肉厚壁
が立上るように設計してある。この肉厚壁の上端
部からカール曲げしたリツプ体が外方に伸長し、
このリツプ部の断面は鉤状にしてある。缶本体の
充填が完了すると、シエルは缶上部に取付けら
れ、リツプ体は缶側壁の最上端縁で鉤状突起と関
係する。次いでシエルのリツプ体と缶の鉤状部分
を相互に係合させて継ぎ合せて、缶を密閉状態に
密封する。
缶および缶端部は大量生産させるため、材料の
所要耐圧強度を保持する一方、シエルはできる限
り薄肉材料で成形することが経済的に極めて望ま
しい。
一般的に、シエルはラムプレス内で成形加工に
より製造される。この成形加工方法ではこれま
で、シエルに用いる材料の肉厚に制限があつた。
凹部を成形する為、シエル材料には比較的急峻な
曲率半径を設けなければならないため湾曲部の成
形時には材料な相当に薄肉化される。これによ
り、シエルは最大強度を確保しなければならない
真にその部分の強度が弱くなる。さらに、この結
果、成形中、シエル材料の割裂が生ずることとな
り、そのシエルを廃棄する必要が生じる。このた
めシエルの成形は適正なシエル肉厚を得るのに十
分な肉厚のある材料を使用して行わなければなら
ない。
上記問題点を解決せんとすることを目的とする
方法は、先ずシエルを製造し、その後、そのシエ
ル二次加工プレスで修正するという方法がある。
しかし、この方法は装置の増設を必要とし、相当
多額の投資を必要とし、またシエル製造時の時間
およびエネルギが大幅に増加するという欠点があ
る。上記欠点はさらに、缶端部を缶本体に継ぎ合
せる為のカール曲げしたリツプ体は、一般的に修
正加工前、第3の加工機械内でシエル端縁を圧延
することによつて、成形しなければならないとい
う欠点がある。
第2のアプローチ方法としては最初の製造とそ
の後の修正加工を単一の機械で行なうことのでき
る複動プレスを提供することである。この方法は
シエル製造の所望時間を短縮化し得るが、現在稼
働中のプレスに代えて、専用装置を導入すること
はなかりの経済的負担である。さらに、カール曲
げ作業は依然として、別の装置で行わなければな
らないのである。
従つて、完成シエルの強度は元の通り、または
増加させることができ、しかも肉厚材料を使用し
得るシエルの製造方法および装置が必要とされ
る。かかる方法および装置は現在使用中の従来の
ラム・プレスと互換性があり、かつ十分に完成さ
れた状態のシエルを製造できなければならない。
本発明は缶端部用完成されたシエルの成形方法
および装置に関する。一時加工部に薄金属板を送
り、この加工部で薄金属板からおおむね円形のブ
ランクが分離され、部分的にシエルに成形する。
部分的に完成されたシエルは次いでシエルの外縁
に瞬発的な力を加えられ、直ちに、所定の経路に
沿つて、第1加工部から第2加工部まで横方向に
搬送される。部分的に完成されたシエルは二次加
工部に拘束され且つ位置決めされ、直ちに、さら
に成形加工が行われて、完成されたシエルとな
る。シエルは再びその外縁に瞬発的な力を加えら
れて、搬出部方向に向けて、二次加工部から搬出
される。
上記概説したシエル成形作業は各一次および二
次加工部がプレス・ラムによつて作動される工具
を備えた従来のラム・プレスで行うことができ
る。一次および一次加工部での加工作業は同時に
行われるから、二次加工部でシエルが完成される
間に、直ぐ後続のシエルが一次加工部で一次加工
作業を受ける。両加工部間の搬送は極めて迅速に
行われるため、プレス・ラムの第1ストロークで
一次加工部内で一次成形加工を了えたシエルは第
2ストロークの時までに、第2加工部内に位置決
めされ、仕上げ成形加工を待機している。
一次加工部内で行われるシエル成形作業は工具
の一部を構成するダイ切刃およびブランクポンチ
間で、材料をせん断することにより、薄板材から
平坦なブランクを製造する段階を備えている。次
にポンチセンターとダイ・中央成形リングが協動
して、肉厚壁の立上る中央パネルを成形する。リ
ツプ体はまた上方肉厚壁から外方に、中央パネル
に対しおおむね平行に伸長するように成形する。
この一次加工部では、中央パネルには肉厚壁との
接合用の比較的大きい曲率半径が成形されるた
め、この部分の材料の薄肉化は軽減される。
二次加工部における成形作業はこの加工部に設
けた工具によつて行われる。この工具の一部を構
成するパネル成形ダイおよびパネル成形ポンチに
よつて、シエルパネルは肉厚壁およびリツプ体に
対して上昇し、シエルの強度上必要な凹部を形成
する。さらに、リツプ体はカール曲げしてあり、
シエルを缶本体に取付けるのに必要な鉤状体を提
供する。一次加工部での加工後、上記段階を実行
することによつて、凹部成形に必要な比較的急峻
な湾曲部が得られ、また材料の薄肉化を従来以上
に軽減することができるため、所要材料肉厚は薄
くて済む。
従つて、本発明において、3台の別々の機械
(成形プレス、二次加工プレスおよびカール機械)
の代わりに、単一のプレスで仕上げ缶端部を製造
することができる。別の実施態様では、シエルは
同一プレス内でパネル周縁に沿つて圧印加工する
ことができる。複動プレスに比較しても、本発明
は単動プレス内に設けた2つの加工部によつて、
比較的複雑且つ高価な複動プレスにとつて代わる
ばかりでなく、カール作業も行うことができるた
め、別個にカール機械を備える必要がなくなる。
さらに、本発明の方法および装置によりシエルは
より厳格な成形基準により成形することが可能と
なり、同心性が向上し、絞り耳が減少し、また素
材厚みが薄くて済むシエルを製造することができ
る。
従つて、本発明の目的は最も圧力の影響を受け
るシエル部分の材料の薄肉化を軽減し得るシエル
の成形方法および装置を提供することと、薄肉材
料の使用が可能である一方、公知の方法および装
置とより肉厚のある材料を用いて製造したシエル
と同程度あるいはそれ以上の強度のあるシエルを
製造できる方法および装置を提供することと、さ
らに、従来のラム・プレスに使用することのでき
る方法および装置を提供することである。
本発明の他の目的および利益は次ぎの詳細な説
明、添付図面および特許請求の範囲の記載から明
らかになるであろう。
本発明のシエル製造方法は特別設計の工具およ
び制御装置を備えた従来の単動ラム・プレス内で
各々行われるおおむね2つの加工作業に分割する
ことができる。好適な実施態様によると、他の多
くの機械も可能であるが、ミンスター
(Minster)P2−45型プレスを利用した。さらに、
2つの加工作業の各々は別個のプレスで行なうこ
とができる。
先ず、最終的にシエルに成形される比較的薄い
金属材料をプレス内の1または複数の加工部に送
る。各一次加工部でプレス・ラムが作動し、材料
からブランクを分離し、そのブランクから部分的
にシエルの成形を行なう。
各一次加工部で部分的に成形したシエルは次に
同一プレス内の対応する二次加工部に移送され、
直ちに、本発明の第2段階が開始する。再度、プ
レス・ラムが下降すると、二次下降部でシエルの
成形作業は完了する。プレスが一旦開放すると、
完成したシエルがプレスから搬出される。
本装置はプレスの各ストローク毎に、各一次加
工部内でブランクが製造され、部分的に成形され
る間に、各二次加工部間では部分的に成形したシ
エルの完成成形が行われる構造となつている。さ
らに、加工部間のシエルの移送は1回のプレス・
ストロークにより、一次加工部で部分的に成形さ
れたシエルが次回のプレス・ストロークにより、
二次加工部で仕上げることができるように行われ
る。
[第1加工部の工具および作用] 各一次加工部10のプレス工具が全体として、
第1図に示してある。上工具11はプレス・ラム
で作動し得るように接続され、一方下工具12は
プレス・フレームに固定状態で取付けてある。
下工具12はダイ切刃14を備え、この切刃1
4上で金属材料はおおむね線16で示した材料線
高さで工具内に送入される。ダイ切刃14はダイ
成形リング18と共に、ブロツク部材20によつ
て強固に支持され、このブロツク部材20は基礎
部材20上に支持してある。さらに、下工具12
はダイ・成形リング18とダイ・切刃14間に位
置決めした絞りリング24を備える。成形リング
18内には中央押えパツド25が同心状に設けて
ある。絞りリング24は基礎部材22内に設けた
4つのばね26(1個のみ図示)によつて支持さ
れている。第1図でばね26は工具が閉じた時、
絞りリング24上に作用する圧力による圧縮され
ている。中央押えパツド25はその内部に設けた
ばね27および基礎部材22によつて、一次加工
部工具の中心部に取付けられている。ばね27も
また、上工具11の作用力による圧縮状態が示し
てある。
工具が開放すると、絞りリング24および中央
押えパツド25はそれぞれの工具部分と一体にな
るように機械加工したフランジ28および29に
よつて、下工具12内に保持され、絞りリング2
4の底部はダイ・切刃14に接し、および中央押
えパツド25の底部は成形リング18に接する。
この場合、絞りリング24の上面はダイ・切刃1
4の最低せん断箇所から幾分下の位置となり、一
方中央押えパツド25の上面は絞りリング24よ
り幾分上方で且つダイ・切刃14の最低せん断箇
所より幾分下方の位置にある。
上工具11には工具の閉鎖時に、絞りリング2
4と協動し、ばね26を圧縮し得る位置に取付け
たブランクポンチ30が設けてある。ダイ・成形
リング18上にはノツクアウト・ポジシヨナ32
が設けてあり、ポンチセンタ34の形状は中央押
えパツド25と協動してブランクを把持するばか
りか、部分的に成形したシエルの製造に適した形
状にしてある。プレス・ラムの下降時、ブランク
ポンチ30、ノツクアウト・ポジシヨナ32およ
びポンチセンター34は全て同時に、下工具12
上に閉じる。これら工具は第1a乃至第1c図に
詳細に図示してある。第2図には工具は既に閉鎖
した状態が示してある。材料46は先ず材料線高
さ16に沿つて工具内に入り、プレス・ラムが下
降すると、ダイ・切刃14とブランクポンチ30
間で材料はせん断され、平坦なブランク48が製
造される。
ブランクポンチ30とポンチ・センター34は
同時に働く為、ブランクポンチ30の最下端表面
はブランクの打抜き作業中、ポンチセンター34
が材料46の邪魔にならないよう若干の距離だ
け、ポンチセンター34の最下端表面より伸長す
ることを要する。再び第1図を参照すると、ブラ
ンクポンチ30の後側にはスペーサ・リング49
が設けてあり、ポンチセンター34とブランクポ
ンチ30間のリード距離を設定する。
さらに、ブランクポンチ30がポンチセンター
34より伸長する距離は中央押えパツド25の上
面が下工具12内の絞りリング24の上面より上
方に位置し得る距離と比べると短かい。これによ
つて、先ず、ブランク48がポンチセンター34
と中央押えパツド25間に固定され、成形作業の
開始前に、ブランク48はブランクポンチ30と
絞りリング24間に固定される。ここに説明する
ように、ブランクからシエルを成形する間に、中
央部で固定することにより、ブランク48は工具
の中心位置に固定される。(第2図参照) プレス・ラムが下降し続ける間に、ブランクポ
ンチ30、支持リング32、およびポンチセンタ
ー34は全て同時に働き続ける。第3図に示した
位置でブランク48は依然として、ブランクポン
チ30と絞りリング24間およびポンチセンター
34と中央押えパツド25間に挟持されており、
ダイ・成形リング18上でシエルの成形が開始さ
れる。ブランク48がダイ・成形リング18上で
成形されると、成形製品はブランクポンチ30と
絞りリング24間から引出されることが了知され
よう。
第4図を参照すると、ポンチセンター34がシ
エル(これまでブランク48として表示)パネル
の成形作業を開始すると、プレス・ラムは下降し
続けることが分かる。このシエル材料は最早、ブ
ランクポンチ30と絞りリング24間には保持さ
れていないが、依然として、ポンチセンター34
と中央押えパツド25間に固定され、絞りリング
24は最早、シエルの成形を制御しない。ブラン
クポンチ30の内径とダイ・成形リング18の外
径間のクリアランスはシエル48に対し十分な抵
抗力を与え、適正な成形作業を確実に行ない得る
ような値を選択する。ブランクポンチ30の内径
は湾曲部49上で若干狭小にしてある(明確にす
るため拡大してある)。このため、第4と第5図
と比較すると分かるように、プレス・ストローク
終了間近に、シエル48の最外側部分に作用する
抵抗力が増加する。これによつて、シエル48の
最外側部分はダイ・成形リング18上で一層緊密
に絞られるため、シエル48のカール成形部分は
直線部分または不完全なカール部分を伴なうこと
なく、シエル48の端縁まで伸長している。
第5図において、工具はその閉鎖位置にあり、
プレス・ラムの底部は適当な停止ブロツクに接す
る状態が示してある。シエル成形の第1段階は平
坦パネル50を備えた成形シエル48が比較的大
きい半径部分52に至り、なだらかに延伸して、
この部分のシエル材料を過度に加工しないように
してある。大半径部分52は肉厚壁51とパネル
50との接合部分を形成し、その後シエルの凹部
およびパネル成形半径を形成する。半径は十分大
きな値としてあるため、以後シエル凹部の半径は
すきまを生じることなく、十分な材料厚みを保持
することができる。第5図から、ダイ・中央成形
リング18の内壁およびポンチセンター34の外
壁に作用する逆曲げ作用力は中方または外方何れ
にも湾曲しない、直線状の肉厚壁51を形成する
働きをし、シエル48は二次加工部の工具内に正
確に嵌入することが可能となることが理解されよ
う。
シエルにはさらに、肉厚壁51からおおむね外
側上方に伸長するが、おおむね下方湾曲部を備え
たリツプ体53が設けてある。このリツプ体53
には2つの別個の湾曲部が設けてあり、これによ
りリツプ体53の断面形状は「かもめの翼型」状
となり、肉厚壁51の近接部分の相対湾曲程度は
極く微かであるため、リツプ体53は上方伸長部
分を備えるに至る。最外側部分にはダイ・中央成
形リング18による比較的急峻な湾曲部が設けて
ある。但し、リツプ体53の外端縁の最下端はリ
ツプ体53がシエルの肉厚壁51と接続する部分
の上方にはならず少なくともこの接続箇所と平坦
に成形される。
工具の閉鎖時、ノツクアウト・ポジシヨナ32
はシエル48に接触しないことが了知できよう。
成形作業が完了すると、プレス・ラムは上昇し、
工具を開放する。工具が開放すると、シエル48
はその成形中にブランクポンチ30内に緊密に嵌
入するため、ブランクポンチ30内に保持され、
上工具11により上方に移動される。以下に詳細
に説明する理由によつて、シエル48の最下端部
分が第1図の材料線高さ16を越えると、ノツク
アウト・ポジシヨナ32は第1b図に示したブラ
ツクポンチ30およびポンチセンター34との相
対位置の上昇動作を停止する一方、ブランクポン
チ30、ポンチセンター34はプレス・ラムと共
に、第1c図に示したプレス・ストロークの上死
点に向けて上昇し続ける。ノツクアウト・ポジシ
ヨナ32の上昇運動が停止すると、シエル48は
ノツクアウト・ポジシヨナ32と接触し、運動中
のブランクポンチ30から打出または押出され
る。
次に、シエル48は真空力を作用させると、ノ
ツクアウトピン・ポジシヨナ32上の適宜位置に
保持される。在来の市販真空源に接続用の適当な
取付具54が設けてあり、また上工具11に設け
た通路55,56,57および58により、ポン
チセンター34の表面に真空力を作用させること
ができる。この真空力によりシエル48はノツク
アウト・ポジシヨナ32の表面に吸着される。
シエルに対する一次加工段階が完了すると、以
下に詳細に説明するように、シエルは搬送装置に
より複数の二次加工部のうち対応する1加工部搬
送されて成形作業の最終仕上げ加工が行われる。
[二次加工部の工具および作用] 二次加工部60の工具の詳細は第6図に図示し
てある。プレス・ラムに接続した上工具61およ
びプレス・フレームに固定した下工具62が閉鎖
位置にある状態を示したものである。
下工具62は基礎部材68および70に取付け
たカール型64およびパネル成形ポンチ66を備
えている。パネル成形ポンチ66内にはインサー
ト71が取付けてある。カール型64とパネル成
形ポンチ66間に同心状に設けたばね押えパツド
72は部材70内に取付けられ、部材68を通つ
て伸長する複数のばね(1個のみ図示)によつて
支持してある。真空ポンプ接続用の適当な取付具
75が設けてあり、部材68、パネル成形ポンチ
66およびインサート71をそれぞれ貫通する真
空通路76,77および78によつて、パネル成
形ポンチ66およびインサート71の上表面に真
空圧を作用させる。
上工具61には上端部81に接続したリテーナ
80が設けてあり、上底部81はダイ・シユー8
2に取付けられ、プレス・ラムによつて動かされ
る。成形ポンチおよびポジシヨナ84もまたリテ
ーナ80と共に下降動作するにしてあり、成形ポ
ンチおよびポジシヨナ84の下面の成形特性を定
める突起85を備える。さらに、おおむねリテー
ナ80および成形ポンチとポジシヨナ84と共に
動作するようにパネル成形ダイ86が設けてあ
る。パネル成形ダイ86は取付ブロツク88の下
側に取付けてあり、取付ブロツク88は複数のば
ね90(1個のみ図示)の下端部に接続してあ
る。ばね90はプレス・ラム82固定してある。
以下に詳細に説明するように、ばね90はプレ
ス・ラム82の下降時に、パネル成形ダイ86の
下降動作に一時休止期間を持たせるものを選択し
てある。
パネル成形ダイ86、成形ポンチとポジシヨナ
84および取付けブロツク88にはそれぞれ真空
通路92,93および94が貫通し、適当な真空
取付具95および接続具を介して、真空ポンプに
連通している。このようにして、パネル成形ダイ
86の下面には真空圧が作用する。
各二次加工部位60の工具が作動して、シエル
完成加工を行なう状態は第7図乃至第10図に詳
細に図示してある。シエル48は一次加工部10
から二次加工部60の開放工具内に入り、下工具
62上に適性に位置決めされる。大半径部分52
および肉厚壁51はばね押えパツド72によつて
支持され、パネル50全体はパネル50全体はパ
ネル成形ポンチ・インサート71より幾分上方に
位置する。シエル48はインサート71内側の通
路78を介して作用する真空圧により位置決めさ
れ且つ適所に保持される。
第7図において、プレス・ラムの下降によりパ
ネル成形ダイ86は肉厚壁51に接触し、この肉
厚壁をパネル成形ダイ86とばね押えパツド72
間に固定する。ばね90は、ばね74よりもより
容易に圧縮可能であるものを選択してあるため、
一旦肉厚壁51と接触すると、パネル成形ダイ8
6はばね押えパツド72により適所に保持され
て、さらにプレス・ラムが下降しても一時休止し
始める。同時に、成形ポンチおよびポジシヨナ8
4もシエルのリツプ体52に接触する。
第8図に示すように、プレス・ラムの下降を続
けると、成形ポンチおよびポジシヨナ84はシエ
ルリツプ体53をその所期の最終位置に向けて押
出し始める。プレス・ラムの下降動作により、取
付ブロツク88の底部が第6図に示したスペーサ
96に接するまで、パネル成形ダイ86は一時休
止状態にあり、シエル48はパネル成形ダイ86
とばね押えパツド72間に固定されたままであ
る。
取付ブロツク88の底部がスペーサ96に接す
ると、プレス・ラムにより、工具はさらに下降動
作を行ない、パネル成形ダイ86は第9図に示す
ように、下降動作を続け、ばね押えパツド72も
同様に下方に動く。パネル成形ポンチ・インサー
ト71は隆起中央部分91を備え、および隆起部
分91はこの時にはシエルパネル50に対して位
置決めされている。ばね押えパツド72の下降動
作により、シエルパネル50はシエル48の残部
に対して、完全な上昇動作を行ない、シエル48
の最上端部分とパネル50間の距離を短縮する。
第7図は大パネル半径部分52からのシエル材料
はばね押えパツド72から引き出され始め、パネ
ル成形ポンチ66およびパネル成形ダイ86の端
縁周囲に巻付く。巻付き作業はシエル材料をほと
んど絞り加工することなく行われ、大半径部分5
2凹部に修正することにより、完成シエル用の耐
圧パネルが製造される。インサート71の隆起中
央部分91はパネル50を若干上方に湾曲させ、
パネル50がシエル成形中、下方に湾曲する傾向
に抵抗する作用をし、平坦に仕上げたパネルが得
られる。凹部98の成形と同時に、シエルリツプ
体53はカールダイ64に入り、仕上げシエーピ
ング加工が行われる。
第10図は閉鎖位置にある工具を示すものであ
る。凹部とおよび鉤状部分、即ち比較的小さい半
径の湾曲体の外側カール端縁で缶に継ぎ合わせす
るのに適した端縁を有するダイ・カール曲げリツ
プ体53とで包囲した耐圧パネルが仕上げパネル
48の一部として設けてある。
一次加工部10で[かもめの翼型]リツプ体を
成形する理由は容易に理解され得よう。リツプ体
53の外側部分をカール曲げして、シエル48の
端縁まで完全に伸長する比較的急峻な半径とする
ことにより、最外側の端縁がダイのカール曲げに
抗して、比較的真線状のままに留まる傾向に打勝
つ。さらに、一次加工部でリツプ体53の湾曲部
分をよりなだらかにし、肉厚壁51から外方だけ
でなく上方にも伸長するようにすることによつ
て、最外側部分のダイ・カール曲げ作業中、リツ
プ体53は幾分移動距離が得られる。リツプ体5
3が一次加工部において、肉厚壁から最終的な所
望角度で伸長するように成形したならば、外側端
縁のダイ・カール曲げ作業は二次加工部のある工
具を横方向に動かさなければ行なうことができな
い。
上工具61の別の実施態様は第10a図に示し
てあり、この場合、完成シエルは凹部98に近接
するパネル50の外端縁周囲を圧印加工して、補
強される。シエルの圧印加工は一般に別個の圧印
プレスで行なわれるが、第10a図の実施態様は
この圧印加工作業を成形工程の一部として行うこ
とを可能にし、別個の装置および工程を不要にし
ている。パネル成形ダイ86の中央部分には圧印
リング97およびスペーサ99を取付ける環状溝
が設けてある。この圧印リング97はパネル成形
ダイ86に取付けたリテイナ101によつて固着
してある。スペーサ99は工具を第10a図に示
すように、完全に閉鎖した場合、圧印リング97
の加工表面100がシエル48に接触し、シエル
48のパネル50の外側端縁を適切に圧印加工す
るのに十分な圧縮力を提供し得るように選択して
ある。
工具が開放し始めると、パネル成形ダイ86の
通路92を介して、シエル48に作用する真空圧
によりシエル48は上工具61と共に持上げられ
る。また、パネル成形ポンチ66を介して、シエ
ル48にも真空圧が作用し、シエル48は下工具
62から持上げるので、シエルの上部側には下部
側より大きい真空圧を作用させる必要がある。さ
らに、ばね74による押えパツド72の上方動作
はシエル48を下工具62から最初にはね出すの
を促進する作用がある。1つのシエルパネル50
はパネル成形ポンチ66およびインサート71の
加工表面から離れ、上記加工表面に追加して設け
た開口部(図示せず)を介して生じる低真空圧を
放出する。これによつて、仕上げシエル48を下
工具62から持上げる為、上工具61の必要とす
る真空圧は少なくて済む。
上工具61が下工具62から分離するのに十分
なだけシエル48を持上げると、成形ポンチ・ポ
ジシヨナ84の上昇動作は停止し、一方、リテー
ナ80およびパネル成形ダイ86の上昇動作は継
続する。上記リテーナ80およびパネル成形ダイ
86がシエルから一旦離れると、二次加工部工具
から分離され、シエル成形装置から突出される。
[シエル搬送装置] 一次加工部から二次加工部までシエルを搬送
し、また成形装置から完成シエルを搬送する為の
装置の詳細が第11図に示してある。基礎部材1
02が一次加工部10とこれに対応する二次加工
部60間を伸長している。開口部104が一次加
工部に設けてあり、この直径は上工具11がプレ
ス・ラムによつて下方に動かされる際に、そこを
通つて、下工具12と接触し得るのに十分な値に
してある。同様に、二次加工部60の基礎部材1
02には、上工具61の通過を許容し得るのに十
分な直径の第2開口部106が設けてある。下工
具62は第2開口部106内に一部固定状態で伸
長し、プレス・ラムによつて、上工具を下降させ
る際、上工具61と接触することができる。
この搬送装置は成形装置の各加工部付近に設け
た駆動体110を備える。各駆動体は駆動体本体
から上工具11または61の加工表面に向けて伸
長する細長い軸の形態としたアクチユエータ11
2を備える。空気弁114が各駆動体110と関
係し駆動体110への圧縮空気の供給を選択的に
行ない得るようにしてある。以下に詳細に説明す
るように、適宜駆動体110に圧縮空気を供給す
ることにより、アクチユエータ112は駆動体ハ
ウジングからさらに伸長する。空気弁114は適
当な任意の比較的急速に作動する弁とすことがで
きる。例えば、オハイオ州、アクロン(akron)
のスコビル・エムエ・ジー・カンパニー
(Scovill MfgCo.、)のシユレーダー・ベロー
ズ・デイビジヨン(Schrader Bellows
Division)製造による直動形電磁弁とすることが
望ましい。
この弁114は駆動体110に空気供給源を接
続しない場合、駆動体の内部を大気に吐出し得る
ように選択してある。
各加工部内のシエル成形に関する上述の説明か
ら、加工部内で特定の工程が完了すると、シエル
は下工具12また62から持上げられることが理
解できよう。次いで、工具は全て開放または後退
し、シエルは真空圧によりシエルリツプ体53の
最上部に沿つてのみ工具と接触するように保持さ
れる。上記位置においてシエル駆動体110によ
る搬送に適した位置に位置決めされる。例えば、
一次加工部10内で成形作業が完了すると、作用
真空圧に伴つて、工具が開放し、部分的に完成さ
れたシエルはノツクアウト・ポジシヨナ32に対
してのみ保持される。次に、一般に50乃至60psi
の圧縮空気が通常の市販の圧縮空気源から駆動体
110に供給され、アクチユエータ112は伸長
して、シエルの肉厚壁51を強打する。シエルは
そのリツプ体の最上部でのみ工具11と接触する
ため、駆動体110の強力な瞬発的な力の作用に
よつて、シエルは一次加工部10の工具から自由
に飛行する。上記飛行中、シエルは固体表面上に
静止もせず、いかなる運動部品によつてもそのお
およその方向が定められない点に留意することが
重要である。しかし、シエルは規定通路116に
沿つて移動するが、シエルが誤まつて通路116
から離脱するのを防止する為、固定式上ガイド1
18が設けてある。
上工具61の下降時までに、シエルは二次加工
61内に正しく位置決めされていなければならな
い為、一次加工部10から二次加工部60までシ
エルを搬送するタイミングは極めて重要であるこ
とが容易に理解できよう。このため、以下に説明
するように、駆動体110および関連機器は正確
且つ迅速に作動するよう選択し、設計してある。
さらに、シエルを自由飛行により搬送すること
で、シエルの搬送時間が可動または静止部品と実
質上、接触することによる影響を受けないことが
確実になる。
従つて、各シエルの一次加工部10からの離脱
は正確に行うこともまた重要である。シエルは真
空により、ノツクアウト・ポジシヨナ32に対し
保持されるため、真空圧力を調節する必要があ
る。真空圧力が高過ぎると、シエルの上工具11
からの離脱が遅れ、シエル搬送工程が緩慢になる
ため、搬送時間に影響が及ぶ。
1方法は一次加工部10への供給真空圧力を低
圧にすることである。しかし、プレスの他の部分
でも真空圧を利用する為、この方法は低圧真空に
よる影響、即ち他のプレス機能について考慮する
ことを必要とする。
第1a図乃至第1c図に示した好適な実施態様
は一次加工部10の上工具11に対し真空流を連
続的に作用させるものである。この為、ノツクア
ウト・ポジシヨナ32の壁には開口部117を設
け、ブラツクポンチ30の壁に設けた溝穴119
と協動するようにしてある。従つて、ノツクアウ
ト・ポジシヨナ32とポンチセンター34間に形
成した室の空気抜きはプレス・ストークの上死点
部分(この間に、シエルは既に搬送し了えてい
る)を除く全ストローク中開口部117および溝
穴119を介して行なわれ、シエルに作用する真
空圧力はシエルをノツクアウト・ポジシヨナ32
上に保持するのに必要な最小圧力値まで低下す
る。
上工具11内の真空圧力が過度に上昇するのを
さらに防止する為、ノツクアウト・ポジシヨナ3
2の壁には開口部121を設け、またブランクポ
ンチ30の壁には開口部123が設けてある。第
1a図乃至第1c図を比較すると、開口部121
および123はプレス・ストローク終端時に、心
合せされて協動し上工具内の真空圧力をさらに放
出することが分かる。従つて、これら開口部は上
工具11の上昇直前に、工具内の真空圧力を完全
に逃がし、シエル成形中に生じた蓄積圧力を解放
する。
開口部123はプレス・ストロークの上死点部
分を丁度越えた時点でさらに空気抜きの作用をす
る。第1a図乃至第1c図を逆に参照すると、ブ
ランクポンチ30とノツクアウト・ポジシヨナ3
2間に形成した室はプレス・ストロークの下降段
階中に圧縮されることが分かる。シエルは一般的
なプレス速度のプレス・ストローク上昇階段中
に、打撃を加えられて搬送されるが、シエルは一
般に、プレス・ラムがそのストローク上死点に達
し、下降し始める迄、一次加工部10の工具から
搬出されない。
上工具11内の真空は低圧真空に過ぎない為、
工具の下降により、ブランクポンチ30とノツク
アウト・ポジシヨナ32間の空気は圧縮される。
開口部123のない場合には、圧縮空気は真空通
路57および58を通つて流れる。次いで、下降
空気流がまだ真空通路58の下の一次下降部にあ
るシエル部分に打撃を加え、よつて、シエルをそ
の通常の搬送路より変位させる。この変位によつ
て、搬送失敗の可能性が極めて高くなる。
開口部123はプレス・ストロークの上死点部
分で上記室の真空抜きする作用をする。このた
め、シエルが依然として一次加工部10内に留ま
るプレス・ストロークの下降段階中、さらに圧縮
空気用通路が得られる。これによつて、通路58
からの空気流は減少し、シエルの変位を十分に防
止することができる。
本発明の好適実施態様では、各対の開口部11
7,121、および123と溝穴119が設けて
ある。しかし、各種開口部および溝穴の特定寸法
如何によつて、これら開口部および溝穴は任意の
数とすることができる。但し、勿論、開口部11
7と溝穴119の数および121と123の数は
同数としなければならない。
第12図に詳細に示した駆動体110は外部ハ
ウジング120を備えている。ハウジング120
を貫通する開口部には駆動体110をその対応す
る空気弁114に接続する為の適当な取付具12
2が設けてある。ピストン124がハウジング1
20の内側に配設され、ハウジングに沿つて運動
し、またハウジング120の1端から伸長するア
クチユエータ軸112に取付けてある。ピストン
124とアクチユエータ軸112は単一体として
一体に成形するのが望ましい。
取付具122を介して、ハウジング120内部
に圧縮空気が供給されると、その空気圧によつ
て、ピストン124が動き、アクチユエータ11
2は外方に伸長する。供給空気の圧力に対して、
ピストン124は相対的に軽量であるため、ピス
トン124の運動は十分急速に行なわれ、シエル
を工具から突出させる。例えば、好適実施態様に
従つて構成した場合、シエルに作用する平均速度
は一般に614.68cm/秒である。第1加工部10か
ら第2加工部60へのシエルの搬送が約55msec
内に行われる。さらに、ピストン124をハウジ
ング120内に気密状態で嵌合させる必要はな
い。駆動体110の「漏れ」または迂回は許容で
き、実際上、ピストン124はハウジング120
内に緩るく嵌合し、ピストンの表面積はハウジン
グ120の内部断面積より少ない。このため、ピ
ストン124には密封装置が不要であり、付着の
おそれを少なくし、圧縮空気と共に供給される汚
染物質(水または油のような)の許容値を高くす
ることができる。
アクチユエータ112に接触することによるシ
エルの損傷を防止するため、弾性材料で構成した
先端部材126をアクチユエータ112の末端に
固着してある。さらに、ピストン124とハウジ
ング120の端部間のアクチユエータ112周囲
にはばね127が設けてあり、弁114を閉じ、
駆動体110に対する圧縮空気の供給を停止した
後、ピストン124をその元の位置に戻す作用を
する。穴128がハウジング120に設けてあ
り、作動状態では少なくとも一部開放し、ピスト
ン124の背後になるようにしてある。穴128
はピストン124を完全に動かした状態でピスト
ン124背後で、空気圧力の少なくとも一部を放
出させ、ピストン124がその元の位置に復帰す
るのを容易にする。さらに、空気抜き溝穴129
がハウジング120に設けてあり、ピストン12
4がハウジング内部を動くのに先立つて、内部か
ら空気を抜く。ピストン124によつて圧縮され
るはずの空気を抜くことによつて、ピストンの動
きはさらに迅速に行い、プレス速度を高速化する
ことができる。
移動するシエルを二次加工部内に拘束し位置決
めする装置の詳細は第13図に示してある。対応
する一次加工部で部分的に形成された後、二次加
工部に入るシエルはガイドバー118の下から装
置に入る。次に、シエルは下工具62の片側周辺
で且つ下工具62から若干上に取付けた1対の位
置決めフインガ130間に入る。第13図および
第14a図に示したように、各フインガ130は
下部131を取付け、この下部131はシエルが
フインガ130間に入る際に利用する通路内にシ
エルを保持する上部フランジ132および通路壁
133を形成する溝部分を備えている。ばね式爪
143が下部131内に取付けられ、各下部13
1から若干通路内に伸長して、シエルが通路壁1
33によつて形成した通路の端部湾曲面135に
達する際、シエルがはね返るのを防止する。次に
シエルは下工具62上に位置決めされ、一旦停止
したならば、シエルはフインガ130から下工具
62内に落下する。開口部78から下工具に作用
する真空はシエルがその適性位置まで動く速度を
増速しその位置でシエルの保持を容易にする。
各フインガ130はピン136および137に
よりそれぞれ基礎部材102に固着したブロツク
138および139に回転可能なように取付けて
ある。カム・ローラ140が各フインガ130に
取付けられ、上工具に取付けたプレート・カム
(図示せず)と協動する。プレス・カムがシエル
成形作業を完了させる為下降すると、プレート・
カムはローラ140に接触しピン136および1
37を中心として、フインガ130を回転させ、
工具が閉じる際のクリアランスを適性に保つ。
工具の開放時、フインガをその正常位置に戻す
為、各フインガ130には適当なばね(図示せ
ず)が設けてある。さらに、ピン142がピン1
37の下の各ブロツク139内に取付けられ、第
14b図に示すようにフインガ130内に形成し
た弧状溝穴144内に嵌合可能な突起143を備
えている。突起143は溝穴144と協動して、
フインガ130の停止具として作用し、フインガ
を適正に位置決めして、後続のシエルを受理す
る。
第11図を参照すると、二次加工部60で工具
が開放することにより、完成シエルは上工具61
と共に、強力な真空力の作用で上方に持上げられ
るのが分かる。工具が一旦、完全に開放し、工具
が全て完成工具から離れ、シエルはそのリツプ体
100の最上端に沿つてのみ上工具61と接触す
ると、弁114により、第2駆動体110の駆動
が行われる。次にアクチユエータ112は完成シ
エルをその肉厚壁に沿つて打撃を加え、シエルを
二次加工部60から、適当な収納ピン等に搬出す
る。勿論、二次加工部60からのシエルの搬送は
一次加工部10らの搬送とほぼ同じように行われ
る。しかし、シエルはさらに加工する為正確に位
置決めされるのではなく、単に収集されるに過ぎ
ないから、シエルが二次加工部60から搬出され
る正確な経路は一次加工部10から搬送する経路
ほど厳密ではない。
[多列シエルの成形] 上記詳細に説明した工具および搬送装置につい
て、本発明の装置を具備した好適実施態様に記載
した如きプレスは一般に、複数の一次加工部、対
応する二次加工部および搬送装置を備えている。
これにより、一定時間内で大量のシエルを成形す
ることが可能となる。1例として、4個のシエル
を同時に製造できる装置を第15図に示した。
材料46は搬送装置を支持する基礎部材102
の下からプレス内に送られる。4つの加工部10
a乃至10dが設けてあり、材料46からブラン
クを切断し、またシエルの一部成形を行なう。各
一次加工部10a乃至10dは対応する駆動体1
10a1乃至110d1を備えている。各一次加
工部での加工作業が完了すると、対応する駆動体
が起動され、矢印146で示すように、移送路に
沿つて、シエルを対応する加工部60a乃至60
dまで搬送する。
各二次加工部60a乃至60dでは、フインガ
130はシエルを二次加工部の下工具内に正確に
位置決めする作用をする。一次加工部でシエルを
部分的に成形した後の次のプレス・ストローク
中、各二次加工部60a乃至60dの工具は閉
じ、各シエルの成形は完了する。工具の開放後、
対応する駆動体110a2乃至110d2が起動
され、矢印148で示すように、完成シエルを各
二次加工部60a乃至60dから搬出する。二次
加工部60a乃至60d内でシエルの成形が完了
すると同時に、次の4つのブランク組を材料4か
ら打ち抜き、一次加工部10a乃至10d内で一
部分成形される。
[プレス制御システム] シエル製造用プレスの作動制御を行う電気制御
手段の略図が第16図に示してある。電気は配線
L1,L2およびL3を介して、主駆動モータ1
70に供給され、プレス・ラムを駆動して、一次
および二次加工部の工具の開放を行なう。適宜、
取付けた1または複数の制御盤に取付けることの
できる1連のオペレータ用制御装置172によつ
て、プレスのオペレータはプレスの停止、始動お
よび速度を制御し、さらに、幾多の他のプレス機
能を制御し且つ監視することができる。
プログラム式回転位置スイツチ174によつて
多数のプレス機能を制御することができる。この
スイツチ174は様々な別個の切換え機能を備
え、これら各機能を調節して、所定の角度位置で
切換え接点の開放を行うことができる。回転スイ
ツチ174は操作し得るようにプレス・フレーム
に取付けられ、駆動チエーン等によつて、回転プ
レス・ラム駆動体に結合され、従つて、第16図
に示すように、間接的にモータ170に接続され
ている。このスイツチは、0゜で示したスイツチ位
置がプレス・ラム・ストロークの上死点と一致す
るように、ラム駆動体に接続されている。プレス
の電気的作業は、オペレータ用制御装置172お
よび回転位置スイツチ174と接続するマイクロ
プロセツサ176によつて指示される。このマイ
クロプロセツサ176は幾多のプレス機能を適当
なタイミングと順序で行い得るよう制御する為プ
ログラム化される。
上述したように、プレスで成形したシエルは駆
動体110のアクチユエータ112でシエルに打
撃を加えて、プレス加工部から搬送される。駆動
体110は電磁弁作動の空気弁114によつて起
動される。第16図では、一例として、2つの空
気弁114が図示してある。空気弁114の電磁
石は回転位置スイツチ174から受理した信号に
応答して、各プレス・ストローク中の適当な時点
で、マイクロプロセツサ176により付勢され
る。
通常、マイクロプロセツサ176は回転スイツ
チ174が288゜の位置に達すると必ず各空気弁1
14を付勢する作用をする。上記回転スイツチ1
74の位置はプレス・ラムがその上昇ストローク
のほとんどを完了し、シエルが適正に位置決めさ
れたときに該当することに留意する必要がある。
次いで、各シエルは駆動体110のアクチユエー
タ112によつて打撃を加えられ、その各加工部
から遠方に搬送される。
空気弁114が開放し、駆動体110がアクチ
ユエータ112を伸長させるのに要する合計時間
は約15msecである。勿論、この間隔はプレス速
度に関係なく一定である。従つて、各空気弁11
4の付勢を一定の角度位置で行つても、シエルの
打撃が実際に行われる時点の回転スイツチ174
の角度位置(従つて、プレス・ラムのストローク
位置)はプレス速度に伴つて変化する。例えば毎
分ストローク数300回の時、回転スイツチ174
が315゜の位置に達した時点でシエルに打撃が加え
られる。
この回転スイツチの角度に関する遅れを多少緩
和する為、毎分プレス・ストロークが300回以上
の場合、マイクロプロセツサは288゜ではなく、
273゜で空気弁114を付勢させる。回転位置スイ
ツチ174からの信号が示す2つのプレス・スト
ロークの測定時間はマイクロプロセツサ176に
より、平均速度値に変換され、この値によつて、
毎分プレス・ストローク数が300回以上か否か判
断される。
上述した方法およびこの方法を実施する為の装
置は本発明の好適実施態様を構成するが、本発明
の範囲はこれら方法および装置に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の範
囲から逸脱することなく、変形を加えることがで
きることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシエル成形装置の一次加
工部工具の断面図、第1a図は第1図の一次加工
部上工具がプレス・ストロークの下死点にある状
態を示す拡大図、第1b図および第1c図は一部
上昇させた状態およびプレス・ストロークの上死
点にある状態の工具を示す第1a図と同様の図、
第2図は一次加工部工具のシエル成形作業を示す
断面図、第3図、第4図および第5図は一次加工
部の逐次的加工作業を示す第2図と同様の図、第
6図は成形装置の二次加工部工具の断面図、第7
図はシエル成形作業を示す二次加工部の一部の断
面図、第8図、第9図および第10図は二次加工
部の逐次的加工作業を示す第7図と同様の図、第
10a図は圧印加工工具を具備した二次加工部工
具の別の実施態様を示す第10図と同様の図、第
11図はシエル搬送装置を示す、対応する一次加
工部と二次加工部の立面図、第12図はシエルピ
ストン駆動体の断面図、第13図は第11図のお
おむね線13−13に関する平面図、第14a図
は第13図のおおむね14a−14aに関する断
面図、第14b図は第13図のおおむね14b−
14bに関する断面図、第15図は4つのシエル
を同時に製造し得るようにしたプレスに設けた搬
送装置の平面図、および第16はプレス作動制御
システムの図解図である。 10……一次加工部、46……薄金属板、48
……ブランク、50……中央パネル、51……上
方伸長肉厚壁、52……結合部、53……リツプ
体、60……二次加工部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 缶端部の製造に使用するようなシエルの成形
    方法において、 一次加工部10において、薄金属板46から、
    おおむね円形のブランク48を分離し、前記ブラ
    ンクにおおむね平坦な中央パネル50および前記
    パネルの端縁周囲に上方伸長肉厚壁51を形成し
    て、部分的に成形したシエルを形成し、前記肉厚
    壁と前記パネルの結合部52の曲率半径を大きく
    形成する段階と、 前記シエルの外側縁に瞬発的な力を作用させ、
    前記シエルの外側縁を前記二次加工部方向に指向
    させて、前記部分的に成形したシエルを所定の第
    一通路に沿つて、前記一次加工部10から二次加
    工部60まで搬送する段階と、 前記二次加工部で前記シエルを拘束しかつ固定
    する段階と、 前記二次加工部において、前記パネル50を前
    記肉厚壁に対して上方に動かすことにより前記シ
    エルの前記肉厚壁底部に凹部98を成形し、シエ
    ルの製造を完成させる段階と、 第2通路に沿つて、前記二次加工部から前記シ
    エルを搬出する段階とを備えることを特徴とする
    シエルの成形方法。 2 前記一次加工部において、前記ブランクに、
    リツプ体53と前記肉厚壁51の上端部から外方
    かつおおむね上方に伸長させる段階と、前記リツ
    プ体は下方にカールを有する鉤部を外端に含んで
    なり、 前記二次加工部60において、前記リツプ体5
    3を形成して、前記パネル50とおおむね平行に
    外方に伸長させる段階とを備え、さらに、鉤状部
    分をカールして、前記シエルを缶本体に縫合させ
    るために下方カール部を形成する段階と、 からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載したシエルの成形方法。 3 前記ブランクの外側部分を、おおむね円形の
    成形リング18上で絞り加工することにより、第
    一次加工部において前記リツプ体53を形成する
    段階を備えることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載したシエルの成形方法。 4 前記リツプ体53を形成し、前記リツプ体を
    下方に押圧し、前記鉤状部分を略円形のカールダ
    イ64の加工表面に沿つて動かし、前記カールダ
    イ内に入れることによつて、前記鉤状部分をさら
    に、カール曲げ加工する段階を備えることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項に記載したシエルの
    成形方法。 5 連続的に分離したブランクに対し、前記一次
    及び二次加工部における成形段階がほぼ同時に行
    われることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載したシエルの成形方法。 6 前記第1及び前記第2通路が相互に置き換え
    可能であつて、後続のシエルが前記二次加工部に
    入ると、前記二次加工部からシエルが搬出される
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載したシエルの成形方法。 7 一次加工上工具11を、協働する一次加工下
    工具12上に下降させることにより、前記一次加
    工部10において、両工具間に前記ブランク48
    の成形を行い、かつ、その後前記一次加工下工具
    から前記一次加工上工具を上昇させるようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載し
    たシエルの成形方法。 8 前記二次加工部60において、前記パネル5
    0と前記凹部98間の継ぎ合わせ部分を圧印加工
    する段階を備えることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載したシエルの成形方法。 9 二次加工上工具61を協働する二次加工下工
    具62上に下降させることにより、前記二次加工
    部60において、前記部分的に成形したシエルを
    両工具間で成形し、かつ、その後前記二次加工下
    工具から前記二次加工上工具を上昇させることを
    特徴とする特許請求の範囲第7項に記載したシエ
    ルの成形方法。 10 前記一次および前記二次上工具の下降がほ
    ぼ同時に行われ、かつ、前記一次及び前記二次加
    工部において、連続的に分離したブランクに対す
    る成形がほぼ同時に行われることを特徴とする特
    許請求の範囲第9項に記載したシエルの成形方
    法。 11 前記肉厚壁51を前記二次加工上工具61
    と前記二次加工下工具62間に固定し、前記パネ
    ル50を上方に押出して、前記結合部分52を、
    おおむね円形の成形ダイ周囲に包囲して前記凹部
    98を成形し得るようにして、前記二次加工部6
    0における前記肉厚壁51の前記パネル50に対
    する下方の動きを行うようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第9項に記載したシエルの成形
    方法。 12 該シエルに瞬発的な力を作用させるために
    前記シエルを位置決めし、前記第1通路に沿つ
    て、前記シエルを移動させるために、前記一次下
    方部10における前記シエルの成形後、前記一次
    加工上工具11と共に、部分的に成形した前記シ
    エル48を上昇させる段階と、その瞬発的な力の
    作用を受けるまで、前記シエルを適所に保持する
    段階とを、備えることを特徴とする特許請求の範
    囲第9項に記載したシエルの成形方法。 13 前記一次加工部における部分的に成形した
    前記シエルの保持は、前記第一の上工具11の加
    工表面に形成された少なくとも1つの開口部58
    を介して、前記シエルに部分的な真空圧を作用さ
    せて行うことを特徴とする特許請求の範囲第12
    項に記載したシエルの成形方法。 14 前記二次加工部60において、さらに、前
    記パネル50と前記凹部98間の結合部分を圧印
    加工する段階と前記二次加工上工具の下降中、前
    記二次加工上工具61内に取付けた圧印加工工具
    97により、前記シエルに打撃を加えることによ
    り前記圧印加工を行う段階を、有することを特徴
    とする特許請求の範囲第9項に記載したシエルの
    成形方法。 15 薄金属板からラム・プレスにより、薄い円
    形状シエルを形成する装置において、 プレス内に間隔を離して設けた一次及び二次成
    形部と、 金属薄板46から、おおむね円形のブランク4
    8を分離し、かつ、略平坦な中央パネル50、前
    記パネルの端縁周囲に設けた上方伸長壁51、及
    び前記肉厚壁の上端部からおおむね外側上方に伸
    長するリツプ体53を、プレスの各ストローク中
    に成形し、部分的に完成したシエルを製造するよ
    うに構成し、かつ配設した前記一次加工部におけ
    る一次加工工具手段と、 部分的に完成したシエルを金属薄板から引上げ
    る一次持ち上げ手段58と、 部分的に完成したシエルを前記一次持ち上げ手
    段から前記二次成形部まで縁に沿つて移動させる
    手段110と、 前記パネル50を前記肉厚壁に対して、上方に
    移動させることによつて、部分的に完成したシエ
    ルに対し、前記肉厚壁の下部に凹部98をプレス
    の各ストローク中、形成し、完成シエルを製造
    し、さらに、完了シエルを製造するために各プレ
    スストロークの間に所定の形状となるように前記
    リツプ53を成形するように構成し、かつ配設し
    た前記二次加工部の二次加工工具手段と、 完成シエルを搬出通路移動させ二次持ち上げ手
    段92と、を備えることを特徴とするシエル成形
    装置。 16 前記一次持ち上げ手段からシエルを移動す
    る前記手段がシエルの外側縁に、瞬発的な力を作
    用させてシエルを前記二次加工部まで縁に沿つて
    移動させるため選択的に伸長可能なアクチユエー
    タ112を有する駆動体110を備える特許請求
    の範囲第15項に記載した成形装置であつて、さ
    らに、前記駆動体により駆動されたシエルを前記
    二次加工工具手段内に拘束し、かつ位置決めする
    手段130を特徴とするシエル成形装置。 17 前記一次加工上工具手段が一次加工上工具
    11および協働する一次加工下工具12を備え、
    前記一次加工上工具はプレス・ラムによつて、前
    記一次加工下工具上に下降可能で両工具間にブラ
    ンクを成形することを特徴とする特許請求の範囲
    第15項に記載したシエルの成形装置。 18 前記一次加工上工具11には、略円形の中
    央ポンチ34を設け、前記ポンチ34の加工表面
    は前記中央パネル50を成形する円形外端縁を有
    し、前記外端縁に曲率半径を大きく形成し、前記
    湾曲部の大きい半径により、前記肉厚壁51と前
    記パネル50との結合部分52を成形し得るよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第17項
    に記載したシエルの成形装置。 19 前記一次加工下工具12には、前記ブラン
    クの少なくとも一部分が絞り加工された、加工湾
    曲表面を有する略円形の絞りリング18を設け、
    前記リツプ体53の少なくとも外側部分が、略下
    向きのカール部を形成するようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第18項に記載したシエル
    の成形装置。 20 前記一次加工持ち上げ手段からシエルを移
    動させる前記手段は、さらに、前記一次加工上工
    具11の加工表面に形成された少なくとも1つの
    開口部に、低圧真空を作用させて、前記シエルを
    前記上工具の固定部に保持し、かつ位置決めして
    前記シエルに瞬発的な力を作用させるようにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第17項に記載
    したシエルの成形装置。 21 前記二次加工工具手段60は、二次加工上
    工具61および協動する二次加工下工具62を備
    え、前記二次上工具は前記二次加工下工具上にプ
    レス・ラムにより、下降されるようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第15項又は第19項
    のいずれかに記載したシエルの成形装置。 22 前記二次加工上工具61は、前記二次加工
    上工具内に取り付けた圧印加工する表面を有する
    略円形の圧印加工工具97を備え、プレス・ラム
    の下降中、前記シエルを打撃して、前記パネル5
    0と前記凹部98との間の結合部を圧印加工し得
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    15項に記載したシエルの成形装置。 23 前記二次加工上工具61及び前記二次加工
    下工具62は各々、前記二次加工上工具の下降中
    の少なくとも一時点で、間に前記肉厚壁を挟み固
    定する協働手段72,86を備え、前記二次加工
    上工具が、おおむね円形の成形ダイ86を備え、
    前記二次加工下工具は前記加工上工具の下降中の
    前記時点で、前記肉厚壁51に対し、前記パネル
    50を上方に持上げて、前記結合部を前記成形ダ
    イの周囲に包囲させ、前記凹部98を形成し得る
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第2
    1項に記載したシエルの成形装置。 24 前記二次加工下工具62は各々、前記所定
    形状による少なくとも外側部分を形成する加工表
    面を有するおおむね円形のカールダイ64を備
    え、及び前記二次加工上工具は前記リツプ体54
    をおおむね下方に移動させ、及び前記リツプ体の
    外側部分を前記カールダイの前記加工表面と共
    に、又は、加工表面に沿つて移動させて、前記カ
    ールダイと係合するようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第21項に記載したシエルの成形
    装置。 25 前記二次持ち上げ手段は、前記二次加工上
    工具の加工表面に形成された少なくとも1つの開
    口部に対し部分真空圧を作用させる手段92を備
    えることを特徴とする特許請求の範囲第23項に
    記載したシエルの成形装置。
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