JPH11226106A - 脱臭機の吹き出し機構 - Google Patents

脱臭機の吹き出し機構

Info

Publication number
JPH11226106A
JPH11226106A JP10035774A JP3577498A JPH11226106A JP H11226106 A JPH11226106 A JP H11226106A JP 10035774 A JP10035774 A JP 10035774A JP 3577498 A JP3577498 A JP 3577498A JP H11226106 A JPH11226106 A JP H11226106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
ozone
hydrogen peroxide
deodorizer
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10035774A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yagasaki
康司 矢ヶ崎
Toyoki Furuta
豊樹 古田
Tetsuo Kamijo
哲男 上條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
IHI Shibaura Machinery Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Shibaura Machinery Corp filed Critical IHI Shibaura Machinery Corp
Priority to JP10035774A priority Critical patent/JPH11226106A/ja
Publication of JPH11226106A publication Critical patent/JPH11226106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒドロキシラジカルを車内や室内に噴霧して
脱臭する場合に、ヒドロキシラジカルを車内や室内の隅
々へ速やかに到達させる。 【解決手段】 ファンの駆動により本体ケース1内に吸
入した空気を、第1通路13と第2通路14とに分岐さ
せ、第1通路13を通る空気を超音波ユニット6の上方
に配置した筒状のガイド体10内に導き、超音波ユニッ
ト6により霧滴化された過酸化水素水をガイド体10内
を上昇させる。第2通路14を通る空気には旋回流発生
部15で旋回流を発生させ、これらの二つの流れを合流
させて本体ケース1から吹き出させ、旋回流を発生させ
る。そして、この旋回流の中へオゾン発生器7で発生さ
せたオゾンを混合させ、このオゾンを霧滴化された過酸
化水素水を触媒として分解することによりヒドロキシラ
ジカルを発生させ、このヒドロキシラジカルを旋回流に
乗せて車内や室内の隅々へ速やかに到達させ、脱臭効果
を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酸化水素水を触
媒としてオゾンを分解することによりヒドロキシラジカ
ル(OHラジカル)を発生させ、このヒドロキシラジカ
ルによって車内や室内などの脱臭を行う脱臭機の吹き出
し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車、ホテル、カラオケボックス、
家庭などで使われている多くの脱臭機は、吸引脱臭方式
を採用している。この吸引脱臭方式とは、悪臭成分を脱
臭機の内部に吸い込み、吸い込んだ悪臭成分を活性炭、
オゾン等で分解する方式である。
【0003】吸引脱臭方式の脱臭機によれば、車内や室
内の空気の臭いを取ることはできるが、シート、壁、カ
ーテン等に付着した臭いを取ることは困難である。この
問題を解決するために、車内や室内にオゾン、又は、オ
ゾンと霧滴化された過酸化水素水とを混合させてオゾン
を分解することにより発生させたヒドロキシラジカルを
直接噴霧し、オゾンやヒドロキシラジカルを壁等の対象
物に直接作用させて脱臭する薫蒸方式の脱臭機が知られ
ている。このような薫蒸方式の脱臭機としては、特開平
9−60931号公報に記載されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オゾンやヒド
ロキシラジカル等を車内や室内に直接噴霧した場合、噴
霧されたオゾンやヒドロキシラジカルが車内や室内の隅
々へ到達しにくく、脱臭効果が低下するという欠点があ
る。
【0005】ヒドロキシラジカルとオゾンとを比較する
と、脱臭効果はヒドロキシラジカルのほうが高い。しか
し、ヒドロキシラジカルはオゾンに比べて寿命が短い。
このため、ヒドロキシラジカルによる脱臭効果を高める
ためには、ヒドロキシラジカルを車内や室内の隅々へ速
やかに到達させる必要がある。
【0006】そこで本発明は、ヒドロキシラジカルを車
内や室内に噴霧して脱臭する場合に、ヒドロキシラジカ
ルを車内や室内の隅々へ速やかに到達させることができ
るようにした脱臭機の吹き出し装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の脱
臭機の吹き出し機構は、過酸化水素水を貯留するタンク
と、このタンク内の過酸化水素水を霧滴化する超音波ユ
ニットと、オゾンを発生させるオゾン発生器とを本体ケ
ース内に収納し、オゾンと霧滴化された過酸化水素水と
を混合状態で前記本体ケース外へ吹き出すようにした脱
臭機において、前記超音波ユニットの上方に配置された
筒状のガイド体と、前記本体ケース外の空気をこの本体
ケース内に吸入するファンと、このファンにより吸入さ
れた空気の一部を前記ガイド体の下端部から前記ガイド
体へ導く第1通路と、前記ファンにより吸入された空気
の一部を前記ガイド体の上端部に向けて導く第2通路
と、この第2通路から吹き出す空気に旋回流を発生させ
る旋回流発生部とを有する。
【0008】従って、ファンにより本体ケース内に吸入
された空気の一部が第1通路を通ってガイド体の下端部
からガイド体内へ導かれ、この空気により、超音波ユニ
ットにより霧滴化された過酸化水素水がガイド体内を吹
き上げられる。また、ファンにより本体ケース内に吸入
された空気の一部が第2通路を通ってガイド体の上端部
に向けて吹き出し、この空気は旋回流発生部で旋回流を
発生する。従って、ガイド体内を吹き上げられて霧滴化
された過酸化水素水を含む空気と、第2通路から旋回し
つつ吹き出された空気とが混合され、旋回しながら本体
ケース外へ吹き出す。そして、第1通路又は第2通路を
流れる空気中に、又は、旋回しながら本体ケース外へ吹
き出す空気中に、オゾン発生器で発生させたオゾンを混
合させることにより、このオゾンの一部は過酸化水素水
を触媒として分解され、ヒドロキシラジカルとなる。従
って、ヒドロキシラジカルやオゾンを含む空気が旋回し
ながら本体ケース外へ吹き出すことになり、これらのヒ
ドロキシラジカルやオゾンは、脱臭機が設置されている
車内や室内の隅々へ速やかに到達し、車内や室内の隅々
の脱臭が効果的に行われる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の脱臭機の吹き出し機構において、オゾン発生器で発
生させたオゾンを第1通路中に供給するようにした。
【0010】従って、第1通路を通って流れる空気がガ
イド体の下端部からガイド体内へ導かれて霧滴化された
過酸化水素水と混合されたとき、第1通路中に供給され
たオゾンが高濃度の過酸化水素水と混合されることにな
り、ヒドロキシラジカルの発生量が増大し、脱臭効果が
高くなる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の脱臭機の吹き出し機構において、オゾン発生
器で発生させたオゾンを第2通路中に供給するようにし
た。
【0012】従って、オゾンと霧滴化された過酸化水素
水との混合が、これらのオゾンや過酸化水素水の本体ケ
ース外への吹き出しと相前後して開始される。このた
め、オゾンと過酸化水素水とが混合されてヒドロキシラ
ジカルが発生してからそのヒドロキシラジカルが車内や
室内の隅々に到達するまでの時間が短くなり、寿命の短
いヒドロキシラジカルであっても寿命が尽きる前に車内
や室内の隅々に到達するようになり、ヒドロキシラジカ
ルによる車内や室内の隅々の脱臭が良好に行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1は脱臭機を示す縦断正面図、図2
はその水平断面図、図3はその縦断側面図、図4はシー
ルカッタの構造を拡大して示した縦断正面図である。こ
の脱臭機の本体ケース1には吸入口2と吹出口3とが形
成されている。吸入口2にはフィルタ4が着脱自在に取
り付けられ、吹出口3は上蓋(図示せず)により開閉自
在に覆われている。前記フィルタ4は、空気中に含まれ
るゴミや水分、及び、脱臭機から吹き出したオゾンや霧
滴化された過酸化水素水等を除去する。前記本体ケース
1内には、過酸化水素水を貯留するタンク5と、このタ
ンク5内に貯留された過酸化水素水を霧滴化する超音波
ユニット6と、沿面放電によりオゾンを発生させるオゾ
ン発生器7と、本体ケース1外の空気を本体ケース1内
に吸入する2つのファン8,9とが設けられている。
【0014】前記本体ケース1内における前記超音波ユ
ニット6の上方には、筒状のガイド体10が設置されて
いる。このガイド体10は、その中心線を上下方向に向
けて設置され、ガイド体10の下端部と前記タンク5内
に貯留された過酸化水素水の液面との間には所定寸法の
隙間が設けられている。また、ガイド体10の上端部
は、前記吹出口3に対向している。
【0015】前記本体ケース1内には、前記ファン8,
9が収納されている空間と、前記タンク5及び前記ガイ
ド体10が収納されている空間とを仕切る仕切壁11が
形成されている。この仕切壁11には、前記吸入口2か
ら吸入された空気をガイド体10などが収納されている
空間へ導くための通風口12a,12bが形成されてい
る。
【0016】前記ガイド体10などが収納された空間内
には、前記通風口12a,12bを通って流入した空気
の一部を前記ガイド体10の下端部からガイド体10内
へ導く第1通路13と、前記通風口12a,12bを通
って流入した空気の一部を前記ガイド体10の上端部に
向けて導く第2通路14とが形成されている。第2通路
14の吹き出し側先端部には、この第2通路14から吹
き出す空気に旋回流を発生させる旋回流発生部15が形
成されている。この旋回流発生部15は、ガイド体10
の中心線に対して斜めに傾けた多数のガイド板15aを
前記ガイド体10の上端側縁部に放射状に配置すること
により形成されている。
【0017】前記通風口12aを通って流入した空気が
第1通路13と第2通路14とに分岐する手前の位置
に、前記オゾン発生器7が配置されている。このオゾン
発生器7は、ガラス管7aと、ガラス管7aの外周面に
網状のコイルを巻き付けて形成された放電電極7bと、
ガラス管7aの内周面に設けられた誘電電極(図示せ
ず)とを有し、これらの放電電極7bと誘電電極との間
に高電圧を印加することによりガラス管7aの外周面で
沿面放電を発生させ、この沿面放電によりオゾンを発生
させる。また、このオゾン発生器7は、ガラス管7aの
中心線が上下方向を向くように配置されている。
【0018】前記タンク5には、このタンク5内の過酸
化水素水の水位を検出するための2つのフロートスイッ
チ16,17が設けられている。一方のフロートスイッ
チ16は、タンク5内の過酸化水素水の水位が所定値以
上になったことを検出し、他方のフロートスイッチ17
は、タンク5内の過酸化水素水の水位が所定値以下にな
ったことを検出する。
【0019】前記本体ケース1の外周部には、過酸化水
素水が封入されたボトル18が挿着されるボトル挿着凹
部19が設けられている。このボトル挿着凹部19の底
面部と前記タンク5の底面部とがパイプ20で連通され
ている。このボトル挿着凹部19には、挿着したボトル
18を覆うボトルカバー21が着脱自在に取り付けられ
ている。
【0020】前記ボトル18の口18aはシール部材1
8bで閉止されており、前記ボトル挿着凹部19には、
このボトル挿着凹部19に挿着したボトル18のシール
部材18bを自動的にカットするシールカッタ22が設
けられている。シールカッタ22は一列に3個並べて配
置されており、このボトル挿着部19には1〜3本のボ
トル18を挿着できる構造となっている。
【0021】図4は、シールカッタ22の構造を拡大し
て示したものである。このシールカッタ22は、リング
体22aと、このリング体22aをボトル挿着凹部19
の底面部に固定するための脚部22bと、リング体22
aの上端側縁部に上方向きに突出形成された鋸刃状の刃
部22cと、押上突起22dとを有する。リング体22
aの上端側縁部は、このリング体22aの中心線に対し
て斜めに交差する向きに形成されている。刃部22c
は、リング体22aの上端側縁部の全周のうち最も下側
となる一部を除いて形成されており、この最も下側とな
る部分に、前記押上突起22dがリング体22aの内側
方向斜め上方に向けて折り曲げられている。
【0022】前記本体ケース1内の底部には、気密状態
を維持される密閉空間23が形成されている。この密閉
空間23には、各種の機器、例えば、前記ファン8,
9、超音波ユニット6、オゾン発生器7等を制御する電
子回路基板24が収納されている。
【0023】前記本体ケース1の底面部の片側には、伸
縮調整自在な一対の伸縮足25が設けられている。
【0024】この脱臭機には、車のバッテリから電源を
取るためのシガライタープラグ(図示せず)と、室内の
コンセントから電源を取るためのACアダプタ(図示せ
ず)とが設けられている。
【0025】このような構成において、この脱臭機を用
いて乗用車の車内の脱臭を行う場合を例に挙げて説明す
る。なお、脱臭スペースの広さに応じて過酸化水素水の
使用量が予め規定されており、脱臭スペースが小さい乗
用車の車内を脱臭する場合には、使用する過酸化水素水
のボトル18は1本である。
【0026】まず、脱臭する乗用車の車内の助手席の床
面に脱臭機を載置し、伸縮足25を伸縮調整することに
より脱臭機を水平状態にする。ついで、ボトル挿着凹部
19に過酸化水素水の入ったボトル18を挿着し、シガ
ライタプラグをシガライタに差し込む。
【0027】ボトル18をボトル挿着凹部19に挿着す
ると、シール部材18bがシールカッタ22の刃部22
cでカットされ、ボトル18内の過酸化水素水が口18
aから流出する。ボトル18内から流出した過酸化水素
水はボトル挿着凹部19の底面部に溜まり、さらに、パ
イプ20を通ってタンク5内に流入する。そして、ボト
ル挿着凹部19とタンク5との液面が、ボトル18の口
18aの下端縁と等しくなった時点で、ボトル18内か
らの過酸化水素水の流出が停止する。
【0028】シールカッタ22の刃部22cは、リング
体22aの上端側縁部の全周に形成されているのではな
く、一部に形成されていない部分があるため、ボトル1
8をボトル挿着凹部19に挿着してシール部材18bを
刃部22cでカットしたときに、シール部材18bは口
18aから切り離されない。このため、口18aから切
り離れたシール部材18bがパイプ20内に詰まるとい
う不都合が発生しない。また、刃部22cによりカット
されたシール部材18bは、口18aにつながっている
部分の近傍を押上突起22dにより押し上げられる。こ
のため、一旦カットされたシール部材18bがボトル1
8内の過酸化水素水の水圧で口18aを閉止する位置へ
戻るということが防止され、ボトル18の口18aから
の過酸化水素水の流出が確実に行われる。
【0029】ボトル18内からの過酸化水素水の流出が
停止した後、脱臭機のスタートボタンをオンにし、ファ
ン8,9と、オゾン発生器7と、超音波ユニット6とを
駆動させる。なお、このスタートボタンをオンにする前
に、吹出口3を覆っている上蓋を開いておく。
【0030】ファン8,9が駆動されると、本体ケース
1外の空気が吸入口2から本体ケース1内に吸入され、
この空気は、第1通路13と第2通路14とに分岐され
て流れた後、吹出口3の箇所で合流して本体ケース1外
へ吹き出す。第1通路13からガイド体10内に入り込
んだ空気は、ガイド体10内をストレートに上昇する。
一方、第2通路14から吹き出す空気は旋回流発生部1
5で旋回流を生じる。このため、吹出口3から吹き出す
空気は、第2通路14から吹き出す空気の旋回流の影響
を受け、旋回しながら吹き出すことになる。
【0031】超音波ユニット6が駆動されると、タンク
5内の過酸化水素水が霧滴化され、霧滴化された過酸化
水素水は、第1通路13内を通って流れる空気によりガ
イド体10内を吹き上げられる。
【0032】オゾン発生器7が駆動されると、ガラス管
7aの外周面で沿面放電が発生し、この沿面放電により
オゾンが発生する。発生したオゾンの一部は、第1通路
13を流れる空気によりガイド体10の下端部からガイ
ド体10内へ運ばれ、霧滴化された過酸化水素水と混合
されることによりこの過酸化水素水を触媒として分解さ
れ、ヒドロキシラジカルを発生する。また、発生したオ
ゾンの他の一部は第2通路14内を流れる空気により運
ばれ、ガイド体10内を上昇する霧滴化した過酸化水素
水と混合され、この時点で再度ヒドロキシラジカルが発
生する。
【0033】ここで、オゾン及びヒドロキシラジカル
は、旋回流に乗って吹出口3から吹き出すため、このオ
ゾンやヒドロキシラジカルを車内の隅々まで速やかに到
達させることができ、シートや窓ガラスの内面に付着し
た臭いを脱臭することができる。
【0034】ガイド体10内において霧滴化された過酸
化水素水とオゾンとを混合させてヒドロキシラジカルを
発生させる場合において、このガイド体10内は霧滴化
された過酸化水素水の濃度が高いため、ヒドロキシラジ
カルの発生量が増大し、脱臭効果が高くなる。
【0035】一方、第2通路14を流れるオゾンを吹出
口3の近傍で霧滴化された過酸化水素水と混合させてヒ
ドロキシラジカルを再度発生させることにより、このヒ
ドロキシラジカルは車内の隅々まで到達する時間が短く
なる。従って、寿命の短いヒドロキシラジカルであって
も、寿命が尽きる前に車内の隅々まで到達させることが
でき、ヒドロキシラジカルによる車内の隅々の脱臭効果
を高めることができる。
【0036】なお、車内の脱臭を行う場合に、エアコン
を駆動させておくことにより、吹出口3から吹き出され
たオゾンやヒドロキシラジカルがエアコン内部に吸入さ
れ、エアコンの配管やエバポレータ等の脱臭を行える。
【0037】脱臭作業を開始すると時間の経過とともに
過酸化水素水が減少し、ボトル18が空になり、つい
で、タンク5及びボトル挿着凹部19の過酸化水素水の
水位が次第に低下する。そして、タンク5内の過酸化水
素水の水位が所定値以下になったことがフロートスイッ
チ17により検出されると、超音波ユニット6、オゾン
発生器7、ファン8,9の駆動が停止され、車内の脱臭
作業が終了する。脱臭作業の終了後に十分な換気を行
い、脱臭機を車内から取り出す。
【0038】フロートスイッチ16は、脱臭機を傾け過
ぎたためにタンク5内に所定量以上の過酸化水素水が流
入したような場合を検出するもので、この検出に基づい
て警告ブザーがなる。この警告ブザーがなった場合は、
ボトル挿着凹部19が下側となるように脱臭機を傾け、
ボトル挿着凹部19内の過酸化水素水を捨てることによ
りタンク5内の過酸化水素水の量を所定量まで減らす。
【0039】つぎに、この脱臭機を用いて、ホテルの室
内やカラオケボックス内等の脱臭を行う場合について説
明する。基本的な操作及び作用は車内の脱臭を行う場合
と同じである。しかし、脱臭スペースが広くなるため、
それに応じてボトル挿着凹部19に挿着するボトル18
の本数を、2本又は3本に増やす。これにより、脱臭ス
ペースに応じた最適な量の過酸化水素水を使用した脱臭
を行え、過酸化水素水の使い過ぎによる無駄がなくな
る。また、超音波ユニット6の出力を一定にしておけ
ば、脱臭作業に要する時間は使用するボトル18の本数
に比例するため、脱臭作業の時間管理を容易に行える。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明の脱臭機の吹き出し
機構によれば、霧滴化された過酸化水素水を含んで本体
ケース外へ吹き出す空気が旋回しつつ吹き出すため、こ
の空気中にオゾン発生器で発生させたオゾンを混合させ
ることにより、過酸化水素水を触媒としてオゾンが分解
されることにより発生したヒドロキシラジカルを本体ケ
ースから吹き出す旋回流に乗せてこの脱臭機を設置した
車内や室内の隅々まで速やかに到達させることができ、
従って、車内や室内の隅々の脱臭効果を高めることがで
きる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の脱臭機の吹き出し機構において、オゾン発生
器で発生させたオゾンを第1通路中に供給するようにし
たので、オゾンを霧滴化された高密度の過酸化水素水と
混合させることができ、これにより、ヒドロキシラジカ
ルの発生量を増大させることができ、脱臭効果を高める
ことができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明の脱臭機の吹き出し機構において、オゾ
ン発生器で発生させたオゾンを第2通路中に供給するよ
うにしたので、オゾンが本体ケース外へ吹き出す位置の
近傍で過酸化水素水と混合されることにより、オゾンと
過酸化水素水とが混合してヒドロキシラジカルが発生し
てからそのヒドロキシラジカルが車内や室内の隅々に到
達するまでの時間を短縮することができ、これにより、
寿命の短いヒドロキシラジカルであっても寿命が尽きる
前に車内や室内の隅々に到達させることができ、ヒドロ
キシラジカルによる車内や室内の隅々の脱臭効果を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の脱臭機を示す縦断正面
図である。
【図2】その脱臭機を示す水平断面図である。
【図3】その脱臭機を示す縦断側面図である。
【図4】シールカッタの構造を拡大して示した縦断正面
図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 5 タンク 6 超音波ユニット 7 オゾン発生器 8,9 ファン 10 ガイド体 13 第1通路 14 第2通路 15 旋回流発生部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過酸化水素水を貯留するタンクと、この
    タンク内の過酸化水素水を霧滴化する超音波ユニット
    と、オゾンを発生させるオゾン発生器とを本体ケース内
    に収納し、オゾンと霧滴化された過酸化水素水とを混合
    状態で前記本体ケース外へ放出するようにした脱臭機に
    おいて、 前記超音波ユニットの上方に配置された筒状のガイド体
    と、前記本体ケース外の空気をこの本体ケース内に吸入
    するファンと、このファンにより吸入された空気の一部
    を前記ガイド体の下端部から前記ガイド体へ導く第1通
    路と、前記ファンにより吸入された空気の一部を前記ガ
    イド体の上端部に向けて導く第2通路と、この第2通路
    から吹き出す空気に旋回流を発生させる旋回流発生部と
    を有することを特徴とする脱臭機の吹き出し機構。
  2. 【請求項2】 オゾン発生器で発生させたオゾンを第1
    通路中に供給することを特徴とする請求項1記載の脱臭
    機の吹き出し機構。
  3. 【請求項3】 オゾン発生器で発生させたオゾンを第2
    通路中に供給することを特徴とする請求項1又は2記載
    の脱臭機の吹き出し機構。
JP10035774A 1998-02-18 1998-02-18 脱臭機の吹き出し機構 Pending JPH11226106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10035774A JPH11226106A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 脱臭機の吹き出し機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10035774A JPH11226106A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 脱臭機の吹き出し機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11226106A true JPH11226106A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12451242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10035774A Pending JPH11226106A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 脱臭機の吹き出し機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11226106A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100420523C (zh) * 2005-11-09 2008-09-24 小出伦敬 喷雾装置
JP2010527723A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 バイオケル ユーケイ リミテッド 閉鎖空間の汚染除去方法および装置
US7939015B1 (en) 2004-12-21 2011-05-10 Parah, Llc Method of descenting hunter's clothing
WO2011144948A2 (en) 2010-05-21 2011-11-24 Parah, Llc Detecting descented material
US8066939B2 (en) 2004-12-21 2011-11-29 Parah, Llc Descenting methods
US8187533B2 (en) 2004-12-21 2012-05-29 Parah, Llc Descenting systems and methods
US8257648B2 (en) 2004-12-21 2012-09-04 Scott Elrod System and method for reducing odors in a blind
US8329096B2 (en) 2004-12-21 2012-12-11 Parah, Llc Systems and methods for detecting descented material
CN106051939A (zh) * 2016-05-30 2016-10-26 赵怀亮 一种高效室内净化装置
CN106334208A (zh) * 2015-07-11 2017-01-18 威丽斯株式会社 空气杀菌装置
CN108498839A (zh) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社Oh韩国 用于室内环境的生成及排出羟基自由基的空气杀菌装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8404180B1 (en) 2004-12-21 2013-03-26 Parah, Llc Method of descenting hunter's clothing
US8066939B2 (en) 2004-12-21 2011-11-29 Parah, Llc Descenting methods
US10752501B2 (en) 2004-12-21 2020-08-25 Parah, Llc Scent elimination device for hunters in the field
US9759701B2 (en) 2004-12-21 2017-09-12 Parah, Llc Systems and methods for detecting descented material
US8329096B2 (en) 2004-12-21 2012-12-11 Parah, Llc Systems and methods for detecting descented material
US8187533B2 (en) 2004-12-21 2012-05-29 Parah, Llc Descenting systems and methods
US8257648B2 (en) 2004-12-21 2012-09-04 Scott Elrod System and method for reducing odors in a blind
US7939015B1 (en) 2004-12-21 2011-05-10 Parah, Llc Method of descenting hunter's clothing
CN100420523C (zh) * 2005-11-09 2008-09-24 小出伦敬 喷雾装置
JP2010527723A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 バイオケル ユーケイ リミテッド 閉鎖空間の汚染除去方法および装置
US8916093B2 (en) 2007-05-30 2014-12-23 Bioquell Uk Limited Method and apparatus for decontaminating enclosed spaces
WO2011144948A2 (en) 2010-05-21 2011-11-24 Parah, Llc Detecting descented material
CN106334208A (zh) * 2015-07-11 2017-01-18 威丽斯株式会社 空气杀菌装置
JP2018521770A (ja) * 2015-07-11 2018-08-09 ウェリス カンパニー リミテッド 空気殺菌装置
CN106334208B (zh) * 2015-07-11 2019-08-13 威丽斯株式会社 空气杀菌装置
CN106051939A (zh) * 2016-05-30 2016-10-26 赵怀亮 一种高效室内净化装置
CN108498839A (zh) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社Oh韩国 用于室内环境的生成及排出羟基自由基的空气杀菌装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI594773B (zh) 二氧化氯氣體產生裝置及醫療器具用殺菌盒
JPH11226106A (ja) 脱臭機の吹き出し機構
KR102162454B1 (ko) 음이온방출, 살균 및 방향휘산 다기능 차량용 공기청정기
JP2005155152A (ja) 便座装置
KR102311553B1 (ko) 살균 장치
JPH11226108A (ja) 脱臭機
JP2733291B2 (ja) 厨芥収納庫
JP5494340B2 (ja) 加湿装置
JP2005155150A (ja) 便座装置
JPH11226107A (ja) 脱臭機の過酸化水素水供給構造
JP2006250396A (ja) 空気清浄機能付喫煙室
JPH10246474A (ja) 加湿器
KR20190128816A (ko) 가습기능을 구비한 공기청정기
JP2001259010A (ja) 空気清浄機
JP3883654B2 (ja) 脱臭・消臭・殺菌装置
JP3612688B1 (ja) 気泡洗浄脱臭装置
JP3173763B2 (ja) 真気発生器
JP2002130195A (ja) 消音装置
CN214250029U (zh) 一种水箱及超声波微雾除臭设备
KR102673118B1 (ko) 실내 공기질 모니터링 시스템과 향기알람기능이 융합된 IoT 스마트 디바이스
JPH0741614Y2 (ja) 車両用空調装置
JP3044431U (ja) 加湿器
JP4093189B2 (ja) 浴室用静電霧化装置
JP5565514B2 (ja) 加湿装置の制御方法
JPH10263065A (ja) オゾンによる空気浄化および燻蒸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051115