JPH11226105A - 芳香浴用テープ - Google Patents

芳香浴用テープ

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JPH11226105A
JPH11226105A JP10071140A JP7114098A JPH11226105A JP H11226105 A JPH11226105 A JP H11226105A JP 10071140 A JP10071140 A JP 10071140A JP 7114098 A JP7114098 A JP 7114098A JP H11226105 A JPH11226105 A JP H11226105A
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JP
Japan
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fragrance
tape
aromatic
bath
adhesive layer
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JP10071140A
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Toshio Imanaka
俊雄 今中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ハーブや香料などの芳香によっ
て、精神安定を図ったり集中力を高めたりする芳香浴を
簡便な方法で実現することを目的とする芳香浴用テープ
を改良しようとするものである。 【解決手段】 芳香浴用テープのテープ基材層1の片面
に粘着材層2を設け、該粘着材層の上に芳香材4を含ま
せたパッド3を設け、前記粘着材層及び前記パッドを被
覆する形に剥離シート5を設けるテープにおいて、芳香
材4を含ませたパッド3に代え、ゲル状又は固形の芳香
材9を張り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傷当てパッド付き
伴創膏の薬剤使用部分に、薬剤の代わりに芳香材を含ま
せた粘着テープを形成し、鼻や鼻の下に張り付けてその
香りを嗅ぐことにより精神安定を図ったり集中力を高め
たりすることを目的とした芳香浴用テープに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香浴をする場合にはアロマウォ
ーマーなどの器具を必要とし、そうした器具を用いる場
合には芳香が漂うまでにかなりの時間を要した。また、
簡易な方法としてはハンカチなどにエッセンシャルオイ
ルを滴らせて香りを嗅ぐという方法があるが、手をふさ
がれるので他の作業をすることが困難となるという欠点
を伴った。上記欠点を取り除くために、出願人は平成1
0年1月20日に芳香浴用テープを出願したものであ
り、今回その出願事項に改良を加えようとするものであ
る。先に出願したものは、傷当てパッド付き伴創膏の薬
剤使用部分に薬剤の代わりに芳香材を含ませた粘着テー
プであって、芳香材として使用するエッセンシャルオイ
ルなどの香水液が蒸発しやすく、芳香の劣化により商品
価値を損なう虞れが大きいという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ハーブや香
料などの芳香によって精神安定を図ったり集中力を高め
たりする芳香浴を簡便な方法で実現することを目的とす
る芳香浴用テープの、上記欠点を取り除こうとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、テープ基材層の片面に粘着材層を設け、該粘着材層
の上に芳香材を含ませたパッドを設け、前記粘着材層及
び前記パッドを被覆する形に剥離シートを設けた芳香浴
用テープにおいて、芳香材を含ませるパッドに高分子吸
収体を用いる。
【0005】上記において、芳香材を含ませたパッドに
代えゲル状芳香材又は固形芳香材を張り付ける。
【0006】上記において、ゲル状芳香材に吸熱材を兼
ねさせる。
【0007】また、テープ基材層の片面に粘着材層を設
け、該粘着材層の上に剥離シートを設けたテープにおい
て、粘着材層に芳香材を含ませる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて説明する。芳香浴用テープとは、芳香材の香りを
嗅ぐために、鼻や鼻の下に張り付ける粘着テープをいう
もので、この芳香浴用テープのテープ基材層として用い
るものとしては、例えば、伴創膏の基材として通常的に
用いられるポリ塩化ビニールやポリウレタン等のプラス
チックシートや不織布などをあげることができる。この
テープ基材層の片面に粘着材層を設ける。粘着材層に用
いる粘着材としては、例えば、天然ゴム系粘着材、ポリ
エステル系粘着材、アクリル系粘着材、ビニルエーテル
系粘着材などをあげることができる。また、粘着材とは
鼻や鼻の下に張り付けたテープを保持させるに適した材
料をいい、いわゆる粘着剤に限定するものではない。こ
れらの粘着材は伴創膏に用いられる場合と同様、皮膚を
傷めたり容易に剥離したりしないよう設計される。テー
プ基材層の片面に設けられた粘着材層の上に芳香材を含
ませたパッドを設ける。パッドには、不織布、ガーゼ、
発泡プラスチック、などに吸水力が高く離水しにくい材
料として、高吸水性ポリマーや高吸水性樹脂などの高分
子吸収体を含ませたものを用いる。また、パッドに代
え、高吸水性ポリマーなどに芳香材を含ませたゲル状芳
香材や固形芳香材を用いる形態がある。また、このゲル
状芳香材に吸熱材を兼ねさせる形態がある。また、粘着
材層に芳香材を含ませる形態もある。前記粘着材層やパ
ッドを被覆する形に剥離シートが設けられる。なお、剥
離シートは、使用粘着材に応じてシリコーンなどによる
剥離性処理をすることとし、剥離性処理をしたものに限
定するものではない。上記のように作られた芳香浴用テ
ープは、気密性及び遮光性に優れた材質で作られた袋に
封入して、空気中の酸素による酸化や光による化学変
化、蒸発などを防ぐことが望ましい。なお、芳香浴用テ
ープの形状や大きさについては任意形状、任意の大きさ
とするが、鼻や鼻の下に張り付けるのに適した形状や大
きさを選択することが望ましい。本発明にいう芳香材に
は、ハーブ及び植物の花や果実など植物から抽出される
植物性香料や動物性香料としてのじゃ香、霊猫香、海狸
香、などのほか、コールタールやその他の原料から化学
的に合成して作られる合成香料などを含む。また、水を
加えてゲル化させることによりゲル状芳香材となる粒状
芳香剤(高吸水性ポリマーに芳香性揮散物質などを混合
させて形成されたもの)や吸水・膨潤することにより芳
香を発散させる芳香性材料、携帯の利便と芳香成分の徐
放性などを目的として作られた固形香料などの固形芳香
材を含む。なお、芳香浴による十分な効果を得るには、
ハーブや果実を原料とするエッセンシャルオイルを用い
ることが望ましい。芳香材は、その芳香材ごとに異なる
効能をもつ。精神安定を図ったり集中力を高めたり、そ
の目的に合わせて適したものを使用する。例えば、ラベ
ンダーやローマンカモミールは、その香りが有するリラ
ックス効果を利用してストレスの解消を目的として使用
し、ローズマリーやレモンは、その香りが有するリフレ
ッシュ効果を利用して無気力な人や受験生などを対象に
集中力のアップを図る目的で使用する。また、ペパーミ
ントやバーチは、その香りが有するリフレッシュ効果と
清涼感を利用して眠いときや運転中の居眠り防止を図る
目的で使用する。これらの香りは、単独若しくは複数の
香りをブレンドして使用する。香りを規定の割合でブレ
ンドにすることにより、その効果がより一層顕著になる
ことが明らかにされている。これらの香りを嗅ぐことに
よる効果は、リラックス、リフレッシュ、鎮静、などの
精神的効果のほか、花粉症や鼻詰りなどにも及ぶことが
知られている。次に請求項1による一実施例を図1を参
照して説明する。芳香浴用テープのテープ基材層1とし
て、蒸れやかぶれを防止するための通気孔6を設けたポ
リ塩化ビニールのシートを用い、片面に天然ゴム系粘着
材を塗布して粘着材層2を形成する。上記の通気孔6は
構成上必須のものではない。上記粘着材層2の上に、芳
香材4を含ませたパッド3を張り付ける。パッド材には
高吸水性ポリマーからなる高分子吸収体8を内包する不
織布を用いる。これに芳香材としてローズマリーのエッ
センシャルオイル(濃度5%〜15%)を含ませる。前
記粘着材層2及び前記パッド3を被覆する形に剥離シー
ト5が設けられる。剥離シートは、剥離操作を容易にす
るため、重ね合わせ部7を設ける。この重ね合わせ部7
は構成上必須のものではない。上記のように作られた芳
香浴用テープは、気密性及び遮光性に優れた材質で作ら
れた袋に封入される。芳香浴用テープを必要に応じて取
り出し、鼻や鼻の下に張り付けて使用することにより芳
香浴としての効果を得ることができる。図2は請求項2
による実施例を示すもので、請求項1の実施例におい
て、粘着材層2の上に、芳香材4を含ませたパッド3に
代え、ゲル状芳香材9又は固形芳香材9を張り付けるこ
とにより実施できる。この場合、ゲル状芳香材は、例え
ば、前述の粒状芳香剤に水を加えてゲル化させることに
より得られるし、固形芳香材は市販の固形香料を用いる
ことができる。これらのゲル状芳香材9又は固形芳香材
9はガーゼや不織布などで被覆して粘着材層2に張り付
ける実施形態としても良い。また、請求項3による場合
は、請求項2の実施例において、ゲル状芳香材が吸熱材
10を兼ねさせることにより実施できるものである。ゲ
ル状芳香材はもともと熱を吸収する性質を有するもので
あるが、ゲル状芳香材の吸熱性を高めることを目的とし
て、ゲル状芳香材の塗布面積(又は塗布量)を増やした
り、湿布剤などを含有させることにより、吸熱材10を
兼ねさせることができる。図3は請求項4による実施例
を示すもので、テープ基材層1の片面に、生ゴムにエス
テルガムなどを配合したものをヘキサンなどの溶剤に溶
かしたゴム系粘着材に芳香材を添加したものを芳香材を
含ませた粘着材層11として塗布し、剥離シート5を被
覆することにより実施することができる。
【0009】
【発明の効果】本発明による芳香浴用テープを用いるこ
とにより、アロマウォーマーなどの器具を必要としない
で簡単に芳香浴ができるという効果が得られる。また、
直ぐに香りを楽しむことが出来るうえ、簡便な方法であ
りながら、芳香浴をしながら他の作業を行うことができ
るといった効果を得ることができるものである。また、
芳香浴用テープは、芳香材付さのテープを使用目的上鼻
や鼻の下など口の近くに張り付けて用いるので、口臭を
防止する一助として利用することができるという当業者
の予測出来ない効果を得るものでもある。また、この芳
香浴用テープは傷当てパッド付き伴創膏と異なり、マス
クの内側に張り付けて用いても本来の目的が達成される
ので、マスクの内側に張り付けて用いることにより、粘
着材も芳香材も皮膚に触れることがないので、粘着材に
よるかぶれや芳香材による皮膚毒性、かゆみ、発赤など
の薬害の虞れを取り除くことが出来るという当業者の予
測出来ない効果を得るものである。また、皮膚の過敏な
消費者に対して、マスクへ張り付けでの使用を勧告する
ことにより、薬害の訴訟を未然に防ぐことが出来るとい
う当業者の予測出来ない効果を得るものでもある。ま
た、マスクの内側に張り付けることによって、人込みの
中でも抵抗なく芳香浴用テープを用いることが出来ると
いう当業者の予測出来ない効果を得るものである。ま
た、花粉症や鼻詰りの時に、マスクに花粉症や鼻詰りな
どの症状に適した効能のテープを張り付けて使用すると
症状を効果的に緩和することができる。また、芳香浴用
テープは、従来の傷当てパッド付き伴創膏の製造機械、
製造工程を、ほぼそのままの状態で使用出来るので、新
たな設備投資をする必要がないというメリットがある。
また、芳香浴用テープを本の枝などに吊り下げると、蝶
や蜂などの昆虫が香りに誘われて集まるので、数種類の
香りの異なる芳香浴用テープを用いて、香りと集まる昆
虫の種類、数などを比較観察するなどの観察が出来る、
という当業者の予測出来ない効果を得るものである。こ
のほか、請求項1は、芳香材を含ませたパッドに高分子
吸収体を用いることにより、保水力、保持力が高まり、
芳香浴用テープの芳香が長期間持続し商品の品質を安定
化させることができるものである。高分子吸収体を含ま
ないパッドを用いた場合、商品販売期間中に早くも芳香
材の芳香の劣化が始まり商品価値を損なって、商品に対
する苦情や返品の要求、商品の交換の要求、ひいては劣
化商品の廃棄処分などの損害を招く虞れがあり、高分子
吸収体を用いることによる効果は大きいものである。ま
た、請求項2により芳香材を含ませたパッドに代えゲル
状芳香材や固形芳香材を用いた場合、芳香の持続性がよ
り長期化し、商品をより安定化するものである。また、
請求項3による場合、ひんやり感がテープの使用感を高
め、ひいては芳香浴の効果を高めることとなるものであ
る。また、請求項4による場合、粘着材層に芳香材を含
ませたもの用いることにより、芳香浴用テープの構造の
簡易化と製造工程の簡易化を図ることができる。なお、
芳香浴による香りの効果には、学習時の学習効果の向
上、受験時の精神安定と成績の向上、スポーツ競技の際
の実力の発揮、通勤時の不快臭の消臭とリフレッシュ、
勤務中などの精神疲労回復と気分転換、不眠の解消及び
催眠効果、医師の手術時の集中力アップと不快臭の消
臭、清掃時の不快臭の消臭、花粉症や鼻詰りの症状緩
和、口臭の防止、ワキガの消臭、香りを楽しむ、などの
効果があり多用途に使用することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1による実施例を示す断面図である。
【図2】請求項2による実施例を示す断面図である。
【図3】請求項4による実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 テープ基材層 2 粘着材層 3 パッド 4 芳香材 5 剥離シート 6 通気孔 7 重ね合わせ部 8 高分子吸収体 9 ゲル状芳香材又は固形芳香材 10 吸熱材 11 芳香材を含ませた粘着材層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ基材層の片面に粘着材層を設け、
    該粘着材層の上に芳香材を含ませたパッドを設け、前記
    粘着材層及び前記パッドを被覆する形に剥離シートを設
    けた芳香浴用テープにおいて、芳香材を含ませたパッド
    に高分子吸収体を用いたことを特徴とする芳香浴用テー
    プ。
  2. 【請求項2】 芳香材を含ませたパッドに代えゲル状芳
    香材又は固形芳香材を張り付けたことを特徴とする請求
    項1記載の芳香浴用テープ。
  3. 【請求項3】 ゲル状芳香材が吸熱材を兼ねるものであ
    る請求項2記載の芳香浴用テープ。
  4. 【請求項4】 テープ基材層の片面に粘着材層を設け、
    該粘着材層の上に剥離シートを設けたテープにおいて、
    粘着材層に芳香材を含ませたことを特徴とする芳香浴用
    テープ。
JP10071140A 1998-02-13 1998-02-13 芳香浴用テープ Pending JPH11226105A (ja)

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