JPH061709Y2 - 抗菌性清涼マスク - Google Patents

抗菌性清涼マスク

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JPH061709Y2
JPH061709Y2 JP7717687U JP7717687U JPH061709Y2 JP H061709 Y2 JPH061709 Y2 JP H061709Y2 JP 7717687 U JP7717687 U JP 7717687U JP 7717687 U JP7717687 U JP 7717687U JP H061709 Y2 JPH061709 Y2 JP H061709Y2
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JP
Japan
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mask
antibacterial
cooling
agent
main body
Prior art date
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Application number
JP7717687U
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JPS63186447U (ja
Inventor
晃二 小林
Original Assignee
ト−コ−衛材株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、衛生マスクの改良に関するもので、使用に際
して使用者に爽快感を付与することができると共にマス
クでの細菌の繁殖を防ぐことができるものである。
従来技術 風邪等をひいたときに周囲の人にウィールスや細菌を巻
き散らすことを防止する目的で衛生マスクを使用するこ
とが従来より行なわれている。
しかし、清涼作用を有する衛生マスクはまだ知られてい
ない。
ただl−メントール等の薬剤成分をゼラチン質の薄膜の
マイクロカプセルに包み込んだものをハンカチに付着さ
せるという技術が知られている。
考案が解決使用とする問題点 しかしながら従来の衛生マスクの場合、着用時に呼吸等
によりマスクは次第に湿気を帯びてくると共に呼吸温度
が36〜37℃と高いために細菌が繁殖しやすい状態になっ
ている。
そのため衛生マスクでありながら時間経過と共に非衛生
的なマスクとなりやすい。
マイクロカプセル等に清涼剤を包み込んだものを付着さ
せたハンカチの場合は、使用に際してハンカチを揉むか
何かして薄膜を破壊し、清涼作用を発揮させる必要があ
る。このため破壊により一度に清涼剤等が揮発してしま
うために持続性に欠けるといった不都合がある。
さらにかなり激しく揉んで薄膜を破壊する必要があるの
で、ハンカチに多数の皺がつくおそれがある。
そこで本考案は、かかる従来技術に鑑み、使用中におけ
る細菌の繁殖を防ぐと共に着用者に爽快感を付与するこ
とのできる衛生マスクを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、ガーゼ、不織布等の繊維シートを複
数枚重ねたマスク本体と、該マスク本体の両端部に設け
た耳掛け部とからなるマスクにおいて、前記マスク本体
に揮発性の清涼剤、抗菌剤及び中性脂肪を界面活性剤に
より会合させたものを含浸させてなるパッドを挿入した
抗菌性清涼マスクにより本目的を達成する。
尚抗菌剤としては、レモン油、オレンジ油等の柑橘類抽
出エキスを使用する。
清涼剤としては、揮発性を有するもので例えばl−メン
トール、ユーカリ油、ボルネオール等を使用する。
界面活性剤としては、セスキオレイン酸ソルビタン等を
使用する。
中性脂肪としては、トリオクタン酸グリセリン、トリカ
プリル酸グリセリン、トリカプリル酸グリセリン、トリ
ステアリン酸グリセリン等のパナセート(商品名)のよ
うに液体のものを使用する。
作用 本考案にかかるマスクでは、マスク本体に薬剤を含浸さ
せてあるので、そのままの状態であれば揮発してしまう
おそれがあるので、揮発を防ぐために合成樹脂製等の袋
に包装される。
使用する際には、包装用袋を破り中身を出してから装着
する。
すると揮発性を有する清涼剤は、その揮発性の性質がパ
ナセート等の中性脂肪により抑制されている関係から徐
々に揮発していくと共に抗菌剤は呼吸によりマスクに付
着した水分によって徐々にマスク全体に広がっていく。
実施例 以下に本考案を図面に示された実施例に従って詳細に説
明する。
第1図において、1はガーゼ、不織布等の繊維シートを
複数枚重ねたマスク本体であり、該マスク本体1の両端
部に設けた通し穴4,5にゴム等からなるひもを通し
て、耳掛け部2,3が形成されている。
6は不織布、ガーゼ等の生地からなるパッドであり、該
パッド6には次の組成からなる液体が含浸させてある。
薬 剤 の 名 称(単位w%) 清涼剤 l−メントール 29.5 清涼剤 ユーカリ油 30.0 清涼剤 ボルネオール 10.0 中性脂肪 トリカプリル酸グリセリン 20.0 抗菌剤 柑橘抽出エキス 10.0 界面活性剤 セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 香 料 微量 製法 上記薬剤を混合し良くかきまぜ、均等に分散させる。そ
して界面活性剤により清涼剤、抗菌剤及びトリカプリル
酸グリセリンとがミセル状態で会合するようにする。
この時トリカプリル酸グリセリンが各清涼剤、抗菌剤を
包みこんだ状態となっているために薬剤の揮発を抑え徐
放性をかもし出す。
次に第2図に示すものは、他の実施例を示すもので、前
記第1実施例のものにサイクロデキストリンにより揮発
性の清涼剤を包接させた粉体8を粘着剤を介してストラ
イプ状に不織布等のパッド10に付着させたものをマス
ク本体を形成する繊維シートの間に挟み込んだものから
なる。
サイクロデキストリンとしては、リングデックス(三楽
(株)の商品名)を用いる。
包接させる揮発性薬剤としては、l−メントール、ハッ
カ油、ペパーミント油、カンフル、チモール、スピラン
トール、ユーカリ油、ボルネオール等を用いる。
その他に香料を添加しても差し支えない。
揮発性薬剤のサイクロデキストリンへの包接の仕方は次
のような方法にて行なう。
サイクロデキストリン1に対し水1〜2の割合で加え
良くかきまぜる。
の溶液中に薬剤としてl−メントール等を加え良く
かきまぜる。
の溶液を乾燥させ結晶化させる。
するとホスト分子のサイクロデキストリンに包接されて
いた水分子が放出され、代わりにゲスト分子の揮発性清
涼剤が弱い水素結合で、サイクロデキストリンと結合す
るために揮発性が防止される。
このサイクロデキストリンにより包接された薬剤は、湿
度が低い状態においては薬剤は揮発しないが、使用者の
呼吸により湿度が100%と高くなった状態ときに水素結
合が切れる為に薬剤は徐々に揮発していく。
従って前記第1実施例のものが即効性を有するのに対
し、本実施例のマスクは、即効性と持続性を兼ね備えた
マスクとなる。
本実施例では、中性脂肪としてトリカプリル酸グリセリ
ンを使用したがこれに限定されるものではなく、商品名
パナセートと称されるトリオクタングリセリン、トリカ
プリン酸グリセリン等の中性脂肪や他の液性の中性脂肪
を使用しても差し支えない。
効果 以上述べたように本考案にかかる抗菌性清涼マスク本体
に抗菌剤及び清涼剤を付着させ中性脂肪により徐放させ
るようにしたので、従来のマスクと異なり衛生的である
と共に使用者に爽快感を付与することができ使用性に優
れている。
抗菌剤として柑橘類の抽出エキスを用いたので抗菌剤特
有の異臭もなく着用に優れた衛生マスクとなる。
また抗菌剤及び清涼剤を付着させ中性脂肪により徐放さ
せるようにしたので、即効性と持続性の両面をもったも
のを提供することができる。
さらに清涼剤が揮発性であるために鼻腔より吸引され皮
膚に刺激を与えるために、喉の痛みを和らげたり、鼻の
通りを良くすることができので、風邪ひき患者に適した
マスクとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案にかかるマスクの実施例を示
すもので、第1図は第1実施例を示すマスクの斜視図、
第2図は第2実施例を示すマスクの斜視図である。 1……マスク本体、2,3……耳掛け部 4,5……通し穴、6……パッド 8……粉体、10……パッド

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガーゼ、不織布等の繊維シートを複数枚重
    ねたマスク本体と、該マスク本体の両端部に設けた耳掛
    け部とからなる繊維マスクにおいて、前記マスク本体に
    揮発性の清涼剤、抗菌剤及び中性脂肪を界面活性剤によ
    り会合させたものを含浸させてなるパッドを挿入した抗
    菌性清涼マスク。
  2. 【請求項2】揮発性清涼剤が、l−メントール、ユーカ
    リ油、ボルネオール、ペパーミント油からなることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の抗菌性清
    涼マスク。
  3. 【請求項3】抗菌剤が、レモン油、オレンジ油等の柑橘
    類抽出エキスからなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の抗菌性清涼マスク。
JP7717687U 1987-05-22 1987-05-22 抗菌性清涼マスク Expired - Lifetime JPH061709Y2 (ja)

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JPS63186447U JPS63186447U (ja) 1988-11-30
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JP2008178555A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Uni Charm Corp マスク、マスク用被着部材

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