JPH11226031A - 医療用または歯科用処理器具 - Google Patents

医療用または歯科用処理器具

Info

Publication number
JPH11226031A
JPH11226031A JP10244426A JP24442698A JPH11226031A JP H11226031 A JPH11226031 A JP H11226031A JP 10244426 A JP10244426 A JP 10244426A JP 24442698 A JP24442698 A JP 24442698A JP H11226031 A JPH11226031 A JP H11226031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radial
medical
dental treatment
annular groove
seal ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10244426A
Other languages
English (en)
Inventor
Gerd Loehn
ゲルト レーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaltenbach and Voigt GmbH
Original Assignee
Kaltenbach and Voigt GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaltenbach and Voigt GmbH filed Critical Kaltenbach and Voigt GmbH
Publication of JPH11226031A publication Critical patent/JPH11226031A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/18Flexible shafts; Clutches or the like; Bearings or lubricating arrangements; Drives or transmissions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療用または歯科用処理器具のプラグ/捩じ
り連結部のシールリングのシール作用及び交換を簡単に
することを目的とする。 【解決手段】医療用又は歯科用処理器具のプラグ/捩じ
り連結部のシールリングにおいて、境界部(19)の半
径方向媒体管路部分(21)をシールするシールリング
(23)は、半径方向媒体管路部分(21)の横断面に
配置され、環状溝(24)に着座し、前記シールリング
(23)及び前記環状溝(24)は、半径方向媒体管路
部分(21)の横断面寸法(f)より大きい幅(a)を
有し、前記シールリング(23)は、半径方向媒体管路
部分(21)の両側で各々環状シール要素(25)を有
し、且つその中間領域に少なくとも1つの半径方向に貫
通した貫通ダクト(32)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用または歯科
用処理器具に関し、特に、前端部に処理具(11)を取
り付けることができるハンドピース(3)と、可撓性供
給管路により供給装置に連結された或いは連結可能なコ
ネクタ(2)と、処理器具(1)を通って延びる少なく
とも1つの媒体管路(12)とを備え、前記ハンドピー
ス(3)と前記コネクタ(2)とは、プラグ/捩じり連
結部(4)によって互いに取外し可能に連結されてお
り、前記プラグ/捩じり連結部(4)は、連結凹部
(5)と連結ピン(6)とにより構成され、前記連結凹
部(5)は、前記ハンドピース(3)又は前記コネクタ
(2)のいずれか一方の連結部材、特に前記ハンドピー
ス(3)に設けられ、前記連結ピン(6)は、他方の連
結部材、特に前記コネクタ(2)に、前記連結凹部
(5)に挿入可能に設けられ、前記媒体管路(12)
は、ハンドピース(3)及び前記コネクタ(2)の連結
部材において、軸方向に延びるそれぞれの媒体管路(1
5、16)からなり、それぞれの媒体管路(15、1
6)は、連結ピン(6)と連結凹部(5)との境界部
(19)をZ字形に横切る半径方向媒体管路部分(2
1)により互いに連結され、前記半径方向媒体管路部分
(21)は、境界部(19)の領域でその両側をシール
されるか、或いは、境界部(19)の領域において、そ
の両側で、環状溝に設けられたシールリング(38)に
よってシールされる、医療用または歯科用処理器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種類の従来の処理器具は、可撓性供
給管路により制御装置に連結されているか或いは連結可
能ないわゆるコネクタと、前端部に処理具を挟持するこ
とができるハンドピースと、ハンドピースをコネクタに
取外し可能に連結するためのプラグ/捩じり連結部と、
例えば水および/または圧縮空気用の少なくとも1つの
媒体管路とを備えており、この媒体管路は処理器具およ
びプラグ/捩じり連結部を通って後方から前方へ延びて
おり、媒体管路は連結ピンとこれを拘束したプラグ/捩
じり連結部の連結凹部との間で円筒形境界部をZ字状に
横切っており、境界部の領域において媒体管路をシール
するためにシールリングが両側に配置されている。電気
モータ駆動体を有するいわゆるモータ器具は通常、2つ
媒体管路を有しており、正確には、一方が水用であり、
他方が吹込み空気用である。また、いわゆるタービン器
具は圧縮空気用の更なる媒体ダクトを有しており、この
ダクトはハンドピースの前端領域に配置されたタービン
まで延びており、タービンを駆動するためにタービンに
圧縮空気を供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その結果、公知の処理
器具では、拘束溝を伴って、プラグ/捩じり連結部の領
域には少なくとも3つのシールリングが必要とされる。
そして、機能的作動において、シールリングは著しい摩
耗を受け、この摩耗は一方では処理中の捩じり歪みに起
因し、他方では、プラグ/捩じり連結部を外したり係止
したりするときの軸方向変位に起因している。この理由
で、シールリングは、それらのシール性が損なわれる前
に交換することが必要となり、所定の間隔で新しいもの
と取り替えなければならない。
【0004】本発明の目的は上記種類の処理器具のプラ
グ/捩じり連結部の領域におけるシールリングのシール
および/又は交換を簡単にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、前端部に処理具(11)を取り付けることができる
ハンドピース(3)と、可撓性供給管路により供給装置
に連結された或いは連結可能なコネクタ(2)と、処理
器具(1)を通って延びる少なくとも1つの媒体管路
(12)とを備え、前記ハンドピース(3)と前記コネ
クタ(2)とは、プラグ/捩じり連結部(4)によって
互いに取外し可能に連結されており、前記プラグ/捩じ
り連結部(4)は、連結凹部(5)と連結ピン(6)と
により構成され、前記連結凹部(5)は、前記ハンドピ
ース(3)又は前記コネクタ(2)のいずれか一方の連
結部材、特に前記ハンドピース(3)に設けられ、前記
連結ピン(6)は、他方の連結部材、特に前記コネクタ
(2)に、前記連結凹部(5)に挿入可能に設けられ、
前記媒体管路(12)は、前記ハンドピース(3)及び
前記コネクタ(2)の連結部材において、軸方向に延び
るそれぞれの媒体管路(15、16)からなり、それぞ
れの媒体管路(15、16)は、連結ピン(6)と連結
凹部(5)との境界部(19)をZ字形に横切る半径方
向媒体管路部分(21)により互いに連結され、前記半
径方向媒体管路部分(21)は、境界部(19)の領域
でその両側をシールされる医療用または歯科用処理器具
において、境界部(19)における半径方向媒体管路部
分(21)をシールするために、シールリング(23)
は、半径方向媒体管路部分(21)の横断面に配置され
るとともに、環状溝(24)に着座しており、前記シー
ルリング(23)および前記環状溝(24)は、半径方
向媒体管路部分(21)の横断面寸法(f)より大きい
幅(a)を有し、前記シールリング(23)は、半径方
向媒体管路部分(21)の両側でそれぞれ環状シール要
素(25)を有し、且つその中間領域に少なくとも1つ
の半径方向に貫通した貫通ダクト(32)を有している
ことを特徴とする。請求項2記載の本発明は、請求項1
に記載の医療用または歯科用処理器具において、環状溝
(24a)およびシールリング(23b)は互いに軸方
向に隣接した少なくとも2つの半径方向媒体管路部分
(21、22)にわたって延びており、シールリング
(23b)はそれぞれの半径方向媒体管路部分(21、
22)の間に、更に環状シール要素(25)を有し、且
つ半径方向媒体管路部分(21、22)の各横断面に少
なくとも1つの貫通ダクト(32)を有していることを
特徴とする。請求項3記載の本発明は、請求項1または
2に記載の医療用または歯科用処理器具において、貫通
ダクト(32)は、好ましくは円周方向に延びるスロッ
トまたはカット(34)により形成されていることを特
徴とする。請求項4記載の本発明は、請求項1ないし3
のうちのいずれかに記載の医療用または歯科用処理器具
において、シールリング(23)は少なくとも1つの貫
通ダクト(32)の横断面における環状溝(24)の底
部に面したその筒表面に、特に三角形横断面が好ましく
は先細である環状溝(29)を有していることを特徴と
する。請求項5記載の本発明は、前端部に処理具(1
1)を取り付けることができるハンドピース(3)と、
可撓性供給管路により供給装置に連結された或いは連結
可能なコネクタ(2)と、処理器具(1)を通って延び
る少なくとも1つの媒体管路(12)とを備え、前記ハ
ンドピース(3)と前記コネクタ(2)とは、プラグ/
捩じり連結部(4)によって互いに取外し可能に連結さ
れており、前記プラグ/捩じり連結部(4)は、連結凹
部(5)と連結ピン(6)とにより構成され、前記連結
凹部(5)は、前記ハンドピース(3)又は前記コネク
タ(2)のいずれか一方の連結部材、特に前記ハンドピ
ース(3)に設けられ、前記連結ピン(6)は、他方の
連結部材、特に前記コネクタ(2)に、前記連結凹部
(5)に挿入可能に設けられ、前記媒体管路(12)
は、前記ハンドピース(3)及び前記コネクタ(2)の
連結部材において、軸方向に延びるそれぞれの媒体管路
(15、16)からなり、それぞれの媒体管路(15、
16)は、連結ピン(6)と連結凹部(5)との境界部
(19)をZ字形に横切る半径方向媒体管路部分(2
1)により互いに連結され、前記半径方向媒体管路部分
(21)は、境界部(19)の領域において、その両側
で、環状溝に設けられたシールリング(38)によって
シールされる医療用または歯科用処理器具において、シ
ールリング(51)の1つは、平坦な帯状断面(23
a)の形状を有し、半径方向媒体管路部分(21)の横
断面に環状溝(24c)によって配置され、前記シール
リング(51)は、半径方向媒体管路部分(21)の横
断面寸法(f)より大きい幅(a)を有し、前記シール
リング(51)は、他のシールリング(38)から離れ
た側に環状シール要素(25)を有し、前記環状シール
要素(25)は前記他のシール要素(38)から離れる
半径方向媒体管路部分側に配置されており、前記バンド
部材(23a)は環状シール要素(25)から半径方向
媒体管路部分(21)を覆う他のシールリング(38)
に向けて軸方向に延びていることを特徴とする。請求項
6記載の本発明は、請求項1ないし5のうちのいずれか
に記載の医療用または歯科用処理器具において、バンド
(23a)は、弾性的な半径方向への引張力によって、
環状溝(24)の底面に接していることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のうちのいず
れかに記載の医療用または歯科用処理器具において、環
状シール要素(25)は各々、好ましくは丸い環状ビー
ド(26)により形成されていることを特徴とする。請
求項8記載の本発明は、請求項1ないし7のうちのいず
れかに記載の医療用または歯科用処理器具において、シ
ールリング(23、23b、23c、51)は環状溝
(24)の底部に面したその側で中空の円筒体の形態で
あることを特徴とする。請求項9記載の本発明は、請求
項1ないし8のうちのいずれかに記載の医療用または歯
科用処理器具において、シールリング(23)の軸方向
幅(a)は半径方向管路部分(21、22、28、5
5)の横断面寸法(f)の倍数になることを特徴とす
る。請求項10記載の本発明は、請求項1ないし9のう
ちのいずれかに記載の医療用または歯科用処理器具にお
いて、バンド(23a、23c)の厚さは環状溝(2
4、24a、24b)の深さ(d)より小さく、および
/またはバンド(23a、23c)の直径(g)は連結
凹部(5)の内径より小さいことを特徴とする。請求項
11記載の本発明は、請求項1ないし10のうちのいず
れかに記載の医療用または歯科用処理器具において、シ
ールリング(23、23b、51)はこれを環状溝(2
4、24a、24b)が拘束した状態で連結ピン(6)
に配置されていることを特徴とする。請求項12記載の
本発明は、請求項1ないし11のうちのいずれかに記載
の医療用または歯科用処理器具において、下流でシール
リング(23、23b、51)に対向している関連した
連結部分(連結凹部5)の壁部は中空の円筒体として形
成されるか、或いは環状溝(28a、37)を有してい
ることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】前記本発明の目的は、本発明のこ
の構成においては、前記請求項1に記載の特徴によって
達成される、境界部(19)における半径方向媒体管路
部分(21)をシールするために、シールリング(2
3)は、半径方向媒体管路部分(21)の横断面に配置
されるとともに、環状溝(24)に着座しており、平坦
なバンド形状を有し、前記シールリング(23)および
前記環状溝(24)は、半径方向媒体管路部分(21)
の横断面寸法(f)より大きい幅(a)を有し、前記シ
ールリング(23)は、半径方向媒体管路部分(21)
の両側でそれぞれ環状シール要素(25)を有し、且つ
その中間領域に少なくとも1つの半径方向に貫通した貫
通ダクト(32)を有している。本発明によるこの構成
では、連結ピンと連結凹部との間の境界部の領域におい
て、媒体管路の両側でシールする単一構成要素とするこ
とが可能なシールリングが設けられている。かくして、
従来技術において必要とされるような第2のシールリン
グが不要であり、これにより、たった1つのシールリン
グを保持し、媒体管路用に取付けたり、取外したりすれ
ばよいので、切望された簡単化が達成される。また、必
要とされるシールリング用拘束溝と、シールリングとが
より少ないので、製造コストを著しく低減することがで
きる。特に水用の媒体管路をオフにした後に逆吸収作用
を回避するために、処理器具の媒体管路に非戻り弁を配
置することがすでに提案されており、この弁は水の流れ
が前方に向けられる場合にのみ開放し、媒体管路が一旦
オフにされると自動的に閉じられる。既存の処理器具で
は、人または動物の体の処理箇所に直接作用し、これに
起因して病原体による処理器具の汚染は回避不可能であ
る。使用されたハンドピースまたは処理器具を消毒した
り殺菌したりするのに多くの方法が使用される。媒体ダ
クト、特に水ダクトに起こる汚染は特に問題であり、な
ぜなら、これは除去し難く、比較的大きい出費を必要と
するからである。また、逆吸収が関連した媒体ダクトの
汚染を促進することを強調すべきである。
【0007】また、本発明の目的は簡単な構成および信
頼ある機能を確保しながら、媒体管路を通る逆吸収およ
び/または媒体管路の更なる汚染が回避されるようにし
て、請求項5の前提項記載の上記種類の処理器具を構成
することである。この目的は、境界部(19)における
半径方向媒体管路部分(21)をシールするために、シ
ールリング(51)の1つは、半径方向媒体管路部分
(21)の横断面に環状溝(24c)によって配置さ
れ、前記シールリング(51)は、半径方向媒体管路部
分(21)の横断面寸法(f)より大きい幅(a)を有
し、前記シールリング(51)は、前記他方のシールリ
ング(38)から離れた面の媒体管路部分(28)の一
端に環状シーリング要素(25)設け、帯状部材(23
a)は環状シール要素(25)から半径方向媒体管路部
分(21)を覆う他のシールリング(38)に向けて軸
方向に延びていることを特徴とすることによって達成さ
れる。本発明によるこの構成では、非戻り弁と、連結ピ
ンと連結凹部との間で境界部の領域において媒体管路を
シールするためのシールリングとが組み合わせられてユ
ニットを構成しており、本発明によるシール要素はシー
ルリングおよび非戻り弁の弁ボディの両方を有してい
る。これによりシール部分の取付けまたは取外しを容易
に且つ扱い易く行うことができる特に有利な取付け箇所
が設けられるだけではなく、媒体管路および非戻り弁用
のシールを形成するのに必要とされるシール要素はたっ
た1つである。かくして、本発明による構成は著しい簡
素化により区別され、別体の構成要素が省かれ、別体の
非戻り弁用の空間も節約される。上記構成に加えて、前
記従属項は、簡単性、低コスト製造性、信頼ある機能、
長い使用寿命および小さい空間サイズで且つ信頼ある機
能の点で処理器具の構成を更に向上させる種々の特徴が
ある。
【0008】
【実施例】1で示す処理器具の主部分は、コネクタ2
と、長円形乃至長方形またはロッド状ハンドピース3
と、連結凹部5を有する横断面が丸いプラグ/捩じり連
結部4と、コネクタ2へハンドピース3を取外し可能に
連結するために僅かな移動遊びを持って連結凹部に挿入
可能な円筒形の連結ピン6と、連結ピン6に同軸に設け
た貫通穴9の中へ突出し、連結状態ではハンドピース3
に回転可能に支持されたシャフト(図示せず)と駆動連
結している突出駆動ピン8を備えたコネクタ2に一体化
された駆動モータ7と、詳細には図示していない締めつ
け装置によりハンドピース3の前端領域に保持され、且
つ駆動シャフトに連結された例えば、チップ除去処理器
具11と、制御装置(図示せず)から可撓性供給管路V
を介して処理器具1まで可撓性管路として延び、且つハ
ンドピース3の前端領域まで管路または管路ダクトとし
て延びていて、本実施例では処理箇所に向けられる排出
開口14で排出する1つまたはそれ以上の媒体管路、こ
こでは、水管路12および圧縮空気管路13とである。
この場合、媒体管路12、13は連結ピン6およびハン
ドピース3において軸方向に平行な穴部分または管路ダ
クト15、16、17、18の形態で延びており、これ
らの管路ダクトの各関連対は連結ピン6と連結凹部5の
壁部との間で中空の円筒形境界部19を半径方向に横切
る半径方向の管路部分21、22により互いに連結され
ており、これらの管路部分は互いに対して軸方向にシー
ルされており、且つ互いから軸方向に隔てられている。
【0009】シールは本発明の範囲内において、各場
合、連結凹部5の内周溝、または本実施例では連結ピン
6の外周溝24に着座する本発明による単一のシールリ
ング23により、任意の半径方向管路部分21、22ま
たは両半径方向管路部分21、22に対して行うことが
できる。シールリング23は半径方向管路部分21の両
側で環状シール要素25が上に成形された幅aの基本的
に平らなバンド23aの横断面形状を有しており、これ
らの要素の半径方向の厚さcは不押圧状態では環状溝2
4の深さdより大きい。境界部19に面した方の環状シ
ール要素25の環状表面は本構成では半円形に丸味をつ
けられた横方向ストップベベル(lateral st
op bevels)によって実施されており、それに
より環状ビーズ26が形成されており、これらのビーズ
間には、環状凹部27が位置決めされており、その軸方
向幅eは関連管路ダクト15を環状溝24に連結する横
ダクト28または横穴の横断面測定値fと同じか或いは
それより大きい。横ダクト28の向かい側には、環状溝
29がシールリング23の円筒形内表面に設けられてお
り、この溝は本構成では傾斜側面31が近づき合ってお
り、環状溝29が基本的に三角形の横断面形状になって
いる。環状溝29の底部では、環状溝27に入っている
少なくとも1つの半径方向貫通ダクト32がシールリン
グ23を貫いており、適用可能であれば、この貫通ダク
ト32に向かい合って環状溝28aが連結凹部5の内筒
表面に配置されており、この溝から関連媒体管路が更な
る管路部分16によって前方に延長されている。バンド
23aの外径gは連結凹部5の内径より小さい。これに
よりバンド23aと媒体の流通を確保する連結凹部5の
円筒形内壁部との間には、環状溝27を形成する環状間
隙が存在する。これは、環状溝28aを配置しなくと
も、本発明によるシールリング23の機能性でもあり、
いずれの回転位置でも媒体の通過が確保されることを意
味している。環状溝28aが存在するなら、その幅hは
環状シール要素25間の距離より小さく、環状シール要
素25は円筒形壁部に隣接するようになっている。
【0010】好ましくは幾つかの貫通ダクト32が円周
に分布配列して設けられており、詳細には3〜6つの貫
通ダクト32が円周に均等に分布されている。貫通ダク
ト32は、例えばシールリング23に打抜き加工された
穴によって形成することができる。円周方向に延びるス
ロットまたはカット34によって貫通ダクト32を形成
することが特に有利であり、この場合、貫通ダクト32
の相互に対向した壁部はカット34の領域において互い
に隣接して位置している。この構成により、貫通ダクト
32は後述する非戻り弁35の機能を果たす。カット3
4の長さiは比較的小さく、シールリング23の半径方
向厚さcの大凡1〜2または3倍に等しい。先に述べた
シール構造は半径方向の媒体管路部分22の横断面に任
意に配置することもできる。
【0011】図3から詳細にわかるように、この図にお
ける左側の環状シール要素25は半径方向の管路部分2
1用だけではなく、他の管路ダクト17、ここでは圧縮
空気用の管路ダクト17をハンドピース3の連続管路ダ
クト18に連結する横ダクト36により形成される他の
半径方向の管路部分22用の軸方向シールを形成し、上
記横ダクトは環状溝37の領域において境界部を半径方
向に横切っており、この溝37は連結ピン6の外筒表面
または連結凹部5の内筒表面に配置することができ、こ
の溝37から連続管路ダクト18が延びている。その結
果、シールリング23およびこれを拘束する環状溝24
は隣接した半径方向の管路部分22の近傍へ軸方向に延
びるような幅広い寸法のものであり、左側の環状シール
要素25が隣接した半径方向の管路部分22用の関連軸
方向シールを形成することができるようになっている。
シールリング23に向いていない方の半径方向の管路部
分22側には、実際に知られているように連結ピン6ま
たは連結凹部5の環状溝39に着座する好ましくはOリ
ングの形態のシールリング38によって関連軸方向シー
ルが形成されている。
【0012】先に述べた構成は一方で互いに対して連結
部分の任意の回転位置でプラグ/捩じり連結部4の連結
を確保し、他方で連結状態において互いに対する、正確
には360°を越える連結部分の任意の回転を確保し、
媒体管路12、13の前記通過が任意の回転位置におけ
る連結により確保される。また、プラグ/捩じり連結部
4はこれに割り与えられた手で容易に加圧可能なラッチ
止め装置41を有しており、これにより連結位置におい
て連結ピン6と連結凹部5とのラッチ止めを容易にし、
これに関して互いに対する連結部分の回転を確保する。
ラッチ止め装置41は半径方向に曲げやすいラッチ止め
要素、ここではラッチ止めリング42により構成されて
おり、このラッチ止め要素は連結ピン6または連結凹部
5の環状溝43に着座し、手で加圧可能な方法、かくし
て容易に取外し可能な方法でストップベベルによって対
向ラッチ止め溝44に係合する。本構成では、ラッチ止
め装置41は連結ピン6の基部領域に位置決めされてい
る。
【0013】同一部分または対応する部分に同一参照符
合を付した図4における本発明による構成は、以下の点
において、図3で先に述べたものと異なる。このシール
リング23bは軸方向に大きく、半径方向管路部分2
1、22の両方にわたって延びる幅a1を占めており、
このシールリング23bは2つの外側環状シール要素2
5および1つの中間に設けた環状シール要素25ととも
に半径方向の管路部分21、22の両側部用の必須の軸
方向シールを形成することができる。本発明の範囲にお
いて、シールリング23bが2つの半径方向管路部分2
1、22以上にわたって軸方向の延びることが可能であ
り、かくしてその結果、3つより多い環状シール要素2
5で2つより多い半径方向の管路部分を軸方向にシール
することができる。ここでは、環状溝を24aで示して
ある。シールリング23bの他の特徴すべてはシールリ
ング23のものに相当する。これはまたバンド23aの
直径gおよび貫通ダクト32に対向して存在する環状溝
28a、37に当てはまり、これらの溝はすでに述べた
ように分布されてもよい。環状溝37が存在するなら、
その幅hは前述の幅eより大きくない。
【0014】環状シール要素25の半径方向の過寸法に
因り、これらの環状シール要素25は連結状態で半径方
向に圧縮される。この引張りに因り、環状シール要素2
5は半径方向内側および半径方向外側の両方で環状シー
ルの機能を果たす。媒体管路12、13を制御するため
に、一体化制御弁が例えば制御装置に設けられており、
これらの弁は、スプレー形態の夫々の媒体水、空気また
は混合物により処理箇所に作用するために、例えば足ス
イッチのような関連操作要素によって任意に作動可能で
ある。特に水用の媒体管路の場合、種々の理由でいわゆ
る逆吸収作用が生じ、スイッチオフに引続き媒体の一部
が吸い戻され、これは望ましくない。処理箇所に病原体
が存在するので、汚染媒体、特に水が関連媒体管路を汚
染する危険性がある。これは逆吸収作用により促進され
る。
【0015】前記の非戻り弁35の形態のシールリング
23、23aの本発明による構成により、少なくとも非
戻り弁35の上流の媒体管路部分についてこの種類の逆
吸収および/または汚染を回避することができる。しか
しながら、非戻り弁35は再吸収を防ぎ、或いは媒体管
路12の下流領域において再吸収を少なくとも実質的に
制限するので、全体として媒体管路12、13において
戻り流が防止されるだけではなく、非戻り弁35の下流
の媒体管路部分16において戻り流が防止されるか、或
いは少なくともかなり減じられる。非戻り弁35の本発
明による構成では、貫通ダクト32はそのシールを確保
する隣接したスロットまたはカット面34により形成さ
れている。貫通ダクト32は関連媒体における圧力の作
用下で自動的に開放され、環状溝29の斜面31により
カット34の縁部の開放移動を容易に行い且つ援助し、
対向圧力の場合、カット34の縁部を閉じ、その結果、
機能が向上される。関係する媒体管路12をオフにする
とすぐに、媒体の圧力下で曲げられた貫通ダクト32の
縁部分がそれらの閉鎖位置へ自動的に戻り、この位置で
は、スロットまたはカット面の相互当接によりシールが
確保される。本構成では、水ダクトに関連された貫通ダ
クト32のみが非戻り弁35を有している。これで十分
である。何故なら、空気媒体は汚染の恐れがさほどでは
なく、また逆吸収のためにさほど問題ではないからであ
る。従って、空気ダクト13の領域における貫通ダクト
32は通常の半径方向の穴46により形成される。しか
しながら、本発明の範囲において、非戻り弁35の観念
で空気用の貫通ダクト32を形成することも可能であ
る。
【0016】同一部分または対応部分に同一参照番号を
付した図5による実施例では、シールリング51がシー
ルリング23との比較により変更された構成で設けられ
ている。このシールリング51は同様に平らなバンド2
3cの横断面形状を有しているが、軸方向縁部または端
部の一方のみがビードの形態で厚くされた環状シール要
素25の観念で形成されている。他の軸方向端部は基本
的に平らに延びており、その関連端面は末広の円錐形表
面52の観念で外方にアンダーカットの観念で形成され
ることが可能であり、外筒表面は凹形に丸くされること
が可能である。シールリング51を拘束する環状溝24
bは傾斜した斜面53を有する形状に対応して形成され
ている。この構成では、環状シール要素25に向いてい
ない方のシールリング51の部分すなわちバンド部分2
3cが環状弁ボディ54として作用し、この環状弁ボデ
ィ54は、関連した半径方向の管路部分21を形成する
横領域に配置された横ダクト55を好ましくは弾性引張
により覆って閉じる。機能的作動では、環状弁ボディ5
4は媒体および開放通路の圧力により環状溝24bの円
筒形底面から上昇される。関連する制御弁をオフにする
と、環状弁ボディ54はその固有の弾性引張により横ダ
クト55を自動的に閉じ、それにより非戻り弁35の機
能が確保される。この構成では、シールリング51はO
リングの形態の公知なシールリングのうちの1つに取っ
て代わり、同時に非戻り弁35を構成する。バンド部分
23cは好ましくはその自由縁部領域を図5においては
左側にして横ダクトに重なる。シールリング51はバン
ド23cの領域に直径gの環状溝27を有しており、バ
ンド23cに対向する環状溝28aが存在したり、或い
は存在しなかったりすることができる。
【0017】環状シール要素25の反対の半径方向管路
部分21の側には、Oリングの形態の在来型のシールリ
ング38aが環状溝39aに設けられている。すでに述
べたシールリング38(Oリング)は環状シール要素2
5から離れている方の半径方向媒体管路部分22の側で
環状溝39に配置されている。本発明の範囲において、
シールリング51は図示した2つの他のシールリング3
8、38aのうちの一方を形成してもよく、この場合、
その環状シール要素25は外側シールリング38を形成
するなら、外側に配置すべきであり、その環状シール要
素25は中間のシールリング38aに取って代わるな
ら、任意に左側または右側に配置することができ、少な
くとも1つの他のシールリング38を設けるべきであ
る。前述の構成では、シールリング23、23a、51
の内筒表面は各場合に円筒形であり、それに応じて関連
の環状拘束溝24、24a、24bの底面は円筒形に寸
法決めされている。しかしながら、本発明の範囲におい
て、シールリング23、51の内面に異なる形状を与え
ることも可能である。
【0018】図6ないし図9における実施例による処理
器具1は2つの点で図1ないし図4における実施例と異
なっている。一方では、この処理器具は更なる媒体管路
61が圧縮空気用に利用可能であるいわゆるタービン器
具であり、この管路は同様にプラグ/捩じり連結部4を
貫いて、ハンドピース3の前部領域へ、そこに設けられ
たタービン(図示せず)まで延びており、簡単化のため
に、駆動空気用の戻りダクトを図示していない。媒体管
路61は連結ピン6のテーパ部分の領域において前述の
公知な構成の観念で連結部をZ状に貫いており、Oリン
グの形態の公知なシールリング38bによってシールが
達成される。本発明の範囲において、本発明によるシー
ルリング23、23a、51を使用してこれらの貫通箇
所をシールすることが可能である。本構成では、吹き込
み空気および圧縮空気用の媒体管路12、13のみがそ
れに応じて構成される。
【0019】更なる相違点は空気および水用の半径方向
の媒体管路部分21、22が軸方向に逆になって配置さ
れており、すなわち、水用の半径方向管路部分22が空
気用の半径方向管路部分22の前方に位置決めされてお
り、従って、半径方向の管路部分21、22にとって軸
方向に逆の位置となる。他の点で、図6ないし図15に
よる構成は、更なる説明が必要でないように、対応して
軸方向に変位した前述の形態と配置に対応する。これ
は、シールリング23、23a、51の寸法と、環状溝
28aまたは37を設けて或いは設けずに詳細X、Yの
観念でシールリング23、23b、51に向かい合って
位置する連結凹部5の内壁部の領域における形態との両
方に当てはまる。
【0020】本発明によるシールリング23を変更構成
で示した図16ないし図20による実施例では、以下の
如く前述の構成と異なっている。図16及び図17によ
る構成では、環状シール要素25間に延びる管状バンド
部分23aは中空の円筒形ではなく、この管状バンド部
分23aは、中空円錐体の形状に形成されて互いに対し
て鏡面的に逆転して配置された2つの円錐体部分64の
観念で軸方向断面が凸形曲線の形状に形成されている。
それに起因して、環状溝29は内側に形成されている。
この構成では、前述の非戻り弁35の形態で、3つより
多い、正確には、6つの貫通ダクト32も円周に分布し
て配列されている。また、この構成では、管状部分23
aは各スロット状貫通ダクト32の両側で分割凹部65
によりアンダーカットされており、これらの凹部65は
カット34から軸方向距離iのところにある。凹部65
により形成された管状部分23aのアンダーカットに起
因して、カット34を支持する壁部の弾性が向上され
る。
【0021】図3および図9によるシールリング23を
使用した図18ないし図20による実施例では、カット
34の両側でシールリング23の中空の円筒形管状部分
に分割凹部65が設けられており、これらの凹部65は
三角形の横断面を有している。ここでも、夫々のアンダ
ーカット壁部の弾性および弁機能が向上される。連結ピ
ン6を挿入するときのシールリング23、23b、5
1、38,38aの損傷を回避する理由で、連結凹部の
中空円筒形壁部の縁部を破断するか或いは丸くすること
が有利である。
【0022】
【発明の効果】上記説明のように、本発明は、上記種類
の処理器具のプラグ/捩じり連結部の領域におけるシー
ルリングのシール作用および交換を簡単にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタと、これに連結されたハンドピースと
を備えた本発明による医療用または歯科用処理器具を輪
郭で示す部分断面図である。
【図2】単一部品としてのコネクタを示す軸方向部分断
面図である。
【図3】図1におけるXを付した詳細を示す拡大図であ
る。
【図4】変更構成における詳細Xを示す図である。
【図5】更に変更した構成における詳細Xを示す図であ
る。
【図6】変更構成においてコネクタと、これに連結され
たハンドピースとを備えた本発明による医療用または歯
科用処理器具を輪郭で示す部分断面図である。
【図7】単一部品としての図6によるコネクタを示す図
である。
【図8】図6におけるYを付した詳細を示す拡大図。
【図9】変更構成における詳細Yを示す図である。
【図10】図3又は図8に示す本発明によるシールリン
グを輪郭で示す拡大図である。
【図11】図10のシールリングを示す軸方向断面図で
ある。
【図12】図4又は図9のシールリングを輪郭で示す図
である。
【図13】図12のシールリングを示す軸方向断面図で
ある。
【図14】図5の本発明によるシールリングを輪郭で示
す図である。
【図15】図14のシールリングを示す軸方向断面図で
ある。
【図16】変更構成における本発明によるシールリング
を輪郭で示す図である。
【図17】図16のシールリングを示す軸方向断面図で
ある。
【図18】更に変更した構成における本発明によるシー
ルリングを示す軸方向断面図である。
【図19】図18のIX−IXに沿った断面図である。
【図20】図19のシールリングを示す平面図である。
【符号の説明】
1 処理器具 2 コネクタ 3 ハンドピース 4 プラグ/捩じり連結部 5 連結凹部 6 連結ピン 7 駆動モータ 8 駆動ピン 12 水管路 13 圧縮空気管路 V 供給管路 15 管路ダクト 16 管路ダクト 17 管路ダクト 18 管路ダクト 19 境界部 23 シールリング 24 周溝 25 シール要素 27 環状凹部 28 横ダクト 29 環状ダクト 32 貫通ダクト

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部に処理具(11)を取り付けるこ
    とができるハンドピース(3)と、可撓性供給管路によ
    り供給装置に連結された或いは連結可能なコネクタ
    (2)と、処理器具(1)を通って延びる少なくとも1
    つの媒体管路(12)とを備え、前記ハンドピース
    (3)と前記コネクタ(2)とは、プラグ/捩じり連結
    部(4)によって互いに取外し可能に連結されており、
    前記プラグ/捩じり連結部(4)は、連結凹部(5)と
    連結ピン(6)とにより構成され、前記連結凹部(5)
    は、前記ハンドピース(3)又は前記コネクタ(2)の
    いずれか一方の連結部材、特に前記ハンドピース(3)
    に設けられ、前記連結ピン(6)は、他方の連結部材、
    特に前記コネクタ(2)に、前記連結凹部(5)に挿入
    可能に設けられ、前記媒体管路(12)は、前記ハンド
    ピース(3)及び前記コネクタ(2)の連結部材におい
    て、軸方向に延びるそれぞれの媒体管路(15、16)
    からなり、それぞれの媒体管路(15、16)は、連結
    ピン(6)と連結凹部(5)との境界部(19)をZ字
    形に横切る半径方向媒体管路部分(21)により互いに
    連結され、前記半径方向媒体管路部分(21)は、境界
    部(19)の領域でその両側をシールされる医療用また
    は歯科用処理器具において、境界部(19)における半
    径方向媒体管路部分(21)をシールするために、シー
    ルリング(23)は、半径方向媒体管路部分(21)の
    横断面に配置されるとともに、環状溝(24)に着座し
    ており、平坦なバンド形状を有し、前記シールリング
    (23)および前記環状溝(24)は、半径方向媒体管
    路部分(21)の横断面寸法(f)より大きい幅(a)
    を有し、前記シールリング(23)は、半径方向媒体管
    路部分(21)の両側でそれぞれ環状シール要素(2
    5)を有し、且つその中間領域に少なくとも1つの半径
    方向に貫通した貫通ダクト(32)を有していることを
    特徴とする医療用または歯科用処理器具。
  2. 【請求項2】 環状溝(24a)およびシールリング
    (23b)は互いに軸方向に隣接した少なくとも2つの
    半径方向媒体管路部分(21、22)にわたって延びて
    おり、シールリング(23b)はそれぞれの半径方向媒
    体管路部分(21、22)の間に、更に環状シール要素
    (25)を有し、且つ半径方向媒体管路部分(21、2
    2)の各横断面に少なくとも1つの貫通ダクト(32)
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の医療用
    または歯科用処理器具。
  3. 【請求項3】 貫通ダクト(32)は、好ましくは円周
    方向に延びるスロットまたはカット(34)により形成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    医療用または歯科用処理器具。
  4. 【請求項4】 シールリング(23)は少なくとも1つ
    の貫通ダクト(32)の横断面における環状溝(24)
    の底部に面したその筒表面に、好ましくは先細である特
    に三角形横断面の環状溝(29)を有していることを特
    徴とする請求項1ないし3のうちのいずれかに記載の医
    療用または歯科用処理器具。
  5. 【請求項5】 前端部に処理具(11)を取り付けるこ
    とができるハンドピース(3)と、可撓性供給管路によ
    り供給装置に連結された或いは連結可能なコネクタ
    (2)と、処理器具(1)を通って延びる少なくとも1
    つの媒体管路(12)とを備え、前記ハンドピース
    (3)と前記コネクタ(2)とは、プラグ/捩じり連結
    部(4)によって互いに取外し可能に連結されており、
    前記プラグ/捩じり連結部(4)は、連結凹部(5)と
    連結ピン(6)とにより構成され、前記連結凹部(5)
    は、前記ハンドピース(3)又は前記コネクタ(2)の
    いずれか一方の連結部材、特に前記ハンドピース(3)
    に設けられ、前記連結ピン(6)は、他方の連結部材、
    特に前記コネクタ(2)に、前記連結凹部(5)に挿入
    可能に設けられ、前記媒体管路(12)は、前記ハンド
    ピース(3)及び前記コネクタ(2)の連結部材におい
    て、軸方向に延びるそれぞれの媒体管路(15、16)
    からなり、それぞれの媒体管路(15、16)は、連結
    ピン(6)と連結凹部(5)との境界部(19)をZ字
    形に横切る半径方向媒体管路部分(21)により互いに
    連結され、前記半径方向媒体管路部分(21)は、境界
    部(19)の領域において、その両側で、環状溝に設け
    られたシールリング(38)によってシールされる医療
    用または歯科用処理器具において、シールリング(5
    1)の1つは、平坦な帯状断面(23a)の形状を有
    し、半径方向媒体管路部分(21)の横断面において、
    環状溝(24c)に配置され、前記シールリング(5
    1)は、半径方向媒体管路部分(21)の横断面寸法
    (f)より大きい幅(a)を有し、前記シールリング
    (51)は、他のシールリング(38)から離れた側に
    環状シール要素(25)を有し、前記環状シール要素
    (25)は前記他のシール要素(38)から離れる半径
    方向媒体管路部分側に配置されており、前記バンド部材
    (23a)は環状シール要素(25)から半径方向媒体
    管路部分(21)を覆う他のシールリング(38)に向
    けて軸方向に延びていることを特徴とする医療用または
    歯科用処理器具。
  6. 【請求項6】 バンド(23a)は、弾性的な半径方向
    への引張力によって、環状溝(24)の底面に接してい
    ることを特徴とする請求項1ないし5のうちのいずれか
    に記載の医療用または歯科用処理器具。
  7. 【請求項7】 環状シール要素(25)は、各々好まし
    くは丸い環状ビード(26)により形成されていること
    を特徴とする請求項1ないし6のうちのいずれかに記載
    の医療用または歯科用処理器具。
  8. 【請求項8】 シールリング(23、23b、23c、
    51)は環状溝(24)の底部に面した側で中空円筒体
    の形態であることを特徴とする請求項1ないし7のうち
    のいずれかに記載の医療用または歯科用処理器具。
  9. 【請求項9】 シールリング(23)の軸方向幅(a)
    は半径方向管路部分(21、22、28、55)の横断
    面寸法(f)の倍数の大きさになることを特徴とする請
    求項1ないし8のうちのいずれかに記載の医療用または
    歯科用処理器具。
  10. 【請求項10】 バンド(23a、23c)の厚さは環
    状溝(24、24a、24b)の深さ(d)より小さ
    く、および/またはバンド(23a、23c)の直径
    (g)は連結凹部(5)の内径より小さいことを特徴と
    する請求項1ないし9のうちのいずれかに記載の医療用
    または歯科用処理器具。
  11. 【請求項11】 シールリング(23、23b、51)
    は、環状溝(24、24a、24b)に配置した状態で
    連結ピン(6)に設けたことを特徴とする請求項1ない
    し10のうちのいずれかに記載の医療用または歯科用処
    理器具。
  12. 【請求項12】 下流においてシールリング(23、2
    3b、51)に対向している関連した連結部分(連結凹
    部5)の壁部は中空円筒体として形成されるか、或いは
    環状溝(28a、37)を有していることを特徴とする
    請求項1ないし11のうちのいずれかに記載の医療用ま
    たは歯科用処理器具。
JP10244426A 1997-08-14 1998-08-14 医療用または歯科用処理器具 Withdrawn JPH11226031A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19735393A DE19735393A1 (de) 1997-08-14 1997-08-14 Ärztliches oder zahnärztliches Behandlungsinstrument
DE19735393.2 1997-08-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11226031A true JPH11226031A (ja) 1999-08-24

Family

ID=7839060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10244426A Withdrawn JPH11226031A (ja) 1997-08-14 1998-08-14 医療用または歯科用処理器具

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0896811B1 (ja)
JP (1) JPH11226031A (ja)
AT (1) ATE242616T1 (ja)
DE (2) DE19735393A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012236024A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Kaltenbach & Voigt Gmbh 細長いハンドルスリーブを有する歯科用ハンド器具

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8425015U1 (de) * 1984-08-23 1986-12-18 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Kupplungsvorrichtung für zahnärztliche Handstücke
DE3545496A1 (de) * 1985-12-20 1987-07-02 Siemens Ag Zahnaerztliches geraet
DE3878461D1 (de) * 1988-11-14 1993-03-25 Siemens Ag Zahnaerztliches handstueck mit mitteln zum kompatiblen anschluss an unterschiedlich gestaltete drehkupplungen.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012236024A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Kaltenbach & Voigt Gmbh 細長いハンドルスリーブを有する歯科用ハンド器具

Also Published As

Publication number Publication date
DE19735393A1 (de) 1999-02-18
DE59808674D1 (de) 2003-07-17
EP0896811B1 (de) 2003-06-11
EP0896811A1 (de) 1999-02-17
ATE242616T1 (de) 2003-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU695686B2 (en) Disposable point of use air and water filter for dental syringes
AU630108B2 (en) Dental syringe tip and adaptor
JP3633980B2 (ja) 歯科ハンドピース用の使い捨てフィルタ
US6383132B1 (en) Water, air and suction valves on endoscopes
US20090075233A1 (en) Single-use high-speed turbine dental drill handpiece
US8118729B2 (en) Endoscopic instrument having a rotatably mounted and detachable coupling part
JPH10146314A (ja) 内視鏡
JPH04282150A (ja) 歯科用ハンドピースのための迅速接続・離脱継手
CA2190391A1 (en) Trocar valve assembly
JP2015128673A (ja) 内視鏡的切除のための手術用ハンドピース
JPH0780001A (ja) 逆止弁付き歯科用ハンドピース
JP2009536077A (ja) 流体継手システム
JP2006271600A (ja) トロカール装着器具
JP6043059B2 (ja) ガイドワイヤ保持具
JPH11226031A (ja) 医療用または歯科用処理器具
CN103027653B (zh) 栓体以及内窥镜
JPH08215137A (ja) 内視鏡
KR200421380Y1 (ko) 의료용 핸드피스 커넥터
JP2001521776A (ja) 歯科用器具に使用するフィルタ
JP3169514B2 (ja) 内視鏡の掃除用ブラシ挿入補助具
JP3949776B2 (ja) 内視鏡のブラシ挿入補助具
JP3825694B2 (ja) 汚染防止型内視鏡のチャンネルチューブ接続構造
EP3102267B1 (en) Line system for an apparatus for the respirating of patients
JPH11104148A (ja) 歯科サンドブラスト用ハンドピース
JPS62133929A (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101