JPH11225948A - 内視鏡の操作ワイヤガイド装置 - Google Patents

内視鏡の操作ワイヤガイド装置

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JPH11225948A
JPH11225948A JP10051259A JP5125998A JPH11225948A JP H11225948 A JPH11225948 A JP H11225948A JP 10051259 A JP10051259 A JP 10051259A JP 5125998 A JP5125998 A JP 5125998A JP H11225948 A JPH11225948 A JP H11225948A
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angle
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ring
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Shuji Komi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作ワイヤを挿通させた可撓ガイド筒の端部
を挿嵌した固定筒を軟性部の内部での可撓ガイド筒のほ
ぼ延長線上となる位置に固定して設け、その両端は透孔
を形成した位置より軟性部側及びアングル部側に位置さ
せることにより、軟性部とアングル部との連結部におけ
る硬質部分の長さを短縮すると共に、その連結を行う際
に操作ワイヤにハンダのフラックスの付着を防止する。 【解決手段】 軟性部30aとアングル部30bとを連
結するための一方の連結リング38の内面に取付リング
46を固定して設け、この取付リング46に操作ワイヤ
41を挿嵌させた密着コイル42を固定する段付き円筒
形状の固定パイプ43に固着する際に、密着コイル42
が軟性部30aの内部の位置のほぼ延長線上に位置さ
せ、固定パイプ43は、他方の連結リング37に穿設さ
れ、フラックスを用いてハンダ40により両連結リング
37,38を嵌合固着する透孔39の部位より軟性部3
0a側及びアングル部30b側に延在させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用等として用
いられる内視鏡の挿入部において、アングル部を湾曲操
作するための操作ワイヤを軟性部内でガイドする操作ワ
イヤガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用等として用いられる内視鏡は、図
5に示したように構成される。図中において、1は本体
操作部、2は挿入部、3はユニバーサルコードをそれぞ
れ示す。挿入部2は、本体操作部1への連設部側から大
半の長さ部分は軟性部2aで、この軟性部2aの先端に
はアングル部2bが、さらにアングル部2bの先端には
先端硬質部2cがそれぞれ連設されている。先端硬質部
2cには照明部及び観察部が設けられており、アングル
部2bはこの先端硬質部2cを所望の方向に向けるため
のものであり、また軟性部2aは挿入経路に沿って任意
の方向に曲がるようになっている。
【0003】図6に軟性部2aとアングル部2bとの連
結部の構成を示す。軟性部2aは任意の方向に曲がるこ
とから、その構造体としては、所定の幅を有する金属帯
片を螺旋状に巻回した螺旋管10を有し、この螺旋管1
0は巻回方向を変えた2重の管から構成するのが一般的
である。そして、この螺旋管10にはネット11及び外
皮層12が順次被着させるように構成している。
【0004】一方、アングル部2bは、本体操作部1に
設けたアングルノブ4の操作によって、遠隔操作により
湾曲されるものであり、その構造体としては複数のアン
グルリング13を相互に連結したものから構成され、前
後のアングルリング13間の連結は一対の枢着ピン14
により相互に回動可能となし、一対の枢着ピン14は1
80°の位置関係となるように設けられる。これによっ
て、枢着ピン14の軸線と直交する方向に回動可能とな
る。また、枢着ピン14による枢着位置を左右、上下と
いうように軸線方向に位置を変えることによって、アン
グル部2bは上下及び左右に湾曲できるようになってい
る。そして、以上のように連結したアングルリング13
の外周には、軟性部2aと同様に、ネット15及び外皮
層16を順次被着させるようにしている。
【0005】以上のように、軟性部2aとアングル部2
bとでは、その構造体の構成が異なっていることから、
軟性部2aとアングル部2bとは別個の部材として製造
されて、両者を連結するようにしてアセンブルされる。
このために、軟性部2aの先端部と、アングル部2bの
基端部とにはそれぞれ連結リング17,18を連結して
設け、これら連結リング17,18を嵌合状態にして相
互に固着するように構成される。連結リング17は軟性
部側連結リングであり、この軟性部側連結リング17は
軟性部2aの螺旋管10の先端にスポット溶接等の手段
で固着される。また、連結リング18はアングル部側連
結リングであり、このアングル部側連結リング18は最
基端部のアングルリング13内に挿入されて、やはりス
ポット溶接等の手段で固着される。そして、アングル部
側連結リング18の一部分を軟性部側連結リング17に
挿嵌させるようになし、外側に位置する軟性部側連結リ
ング17に複数の透孔19を形成して、これら透孔19
にハンダ20を流し込むことによって、連結状態で固着
されることになる。そして、この軟性部2aとアングル
部2bの連結部にまで両外皮層12,16が延在され
て、それらの端部を突き当てた状態で、糸巻きされかつ
接着剤が塗布される。
【0006】ここで、挿入部2の内部には、照明光を伝
送するための光学繊維束からなるライトガイド,電子内
視鏡の場合には信号ケーブル(光学式内視鏡の場合には
光学繊維束からなるイメージガイド),処置具挿通チャ
ンネル,送気送水チャンネル等が挿通されるが、さらに
アングル部2bを遠隔操作で湾曲させるために、操作ワ
イヤ21が設けられる。この操作ワイヤ21は、アング
ル部2bを上下方向に湾曲させる場合には、上下に2
本、上下及び左右に湾曲させる場合には、上下及び左右
の各位置に4本設けられる。これらの操作ワイヤ21
は、その先端がアングル部2bの最先端リングまたは先
端硬質部2cに固着されるが、アングル部2b内では各
アングルリング13の枢着ピン14(または切り絞り
部)に挿通されており、また軟性部2a内では可撓ガイ
ド筒としての密着コイル22内に挿通されている。密着
コイル22の先端は軟性部2aのアングル部2bへの連
結部の部位に固定される。
【0007】そこで、図7に、操作ワイヤ21のガイド
手段としての密着コイル22の先端部の固定部分の構成
を示す。連結リング17,18のうちの内側に位置する
アングル部側連結リング18には止着部材としての止着
ピン23がかしめ等の手段により止着されている。この
止着ピン23の頭部23aは連結リング18の内部に位
置しており、この止着ピン23の頭部23aには挿通孔
24が形成されている。この挿通孔24内には密着コイ
ル22の先端が固定される固定パイプ25が挿入され
て、鑞付け等の手段で固着されている。固定パイプ25
は大径部25aと小径部25bとからなる段差付きのも
のであり、大径部25aの内部に密着コイル22の先端
が挿入されて、ハンダ付けや溶接等の手段で固着されて
いる。そして、止着ピン23の挿通孔24内に挿通され
ている小径部25bには操作ワイヤ21のみが挿通され
ており、大径部25aは軟性部2a側に向けて延在され
ている。
【0008】大径部25aは完全な円筒形状とはなって
おらず、図8に示したように、円周方向の一部分は軸線
方向に貫通するように切り取り部26が形成されてお
り、この切り取り部26により形成される端面はアング
ル部側連結リング18の内面に当接させるように組み込
まれる。この結果、固定パイプ25を取り付けた時に、
内側への張り出し部分は切り取り部26を形成した分だ
け小さくなる。また、密着コイル22はこの切り取り部
26側は連結リング18の内面に対してほぼ接触する
か、その間に僅かな隙間が形成された状態にして延在さ
れることになる。
【0009】ところで、挿入部2は、患者の体内等に挿
入される関係からできるだけ細径化しなければならな
い。また、挿入部2の内部には種々の部材が挿通されて
おり、これら挿通部材は圧迫等に対して脆弱なものもあ
り、このために挿入部2を構成する軟性部2a及びアン
グル部2bは十分な耐潰性を持たせる必要がある。ここ
で、軟性部2aとアングル部2bとを比較すると、軟性
部2aは長尺のものであり、かつ挿入経路に沿って任意
に曲がるものの、極端な曲げ力は作用せず、曲げた時の
曲率半径が大きいのに対して、アングル部2bはその全
長は軟性部2aより遥かに短く、しかも先端硬質部2c
を所望の方向に向ける関係から、小さな曲率半径で、例
えば180°以上というように、大きく湾曲させられる
ことから、その内部に挿通させた部材相互間の動きをあ
る程度許容しなければ、内蔵物の圧迫度合いが大きくな
り、光学繊維束や信号ケーブルの断線が生じたり、処置
具挿通チャンネルが座屈する等の不都合がある。従っ
て、アングル部2b内での充填率は軟性部2aの内部よ
り低く抑制する必要がある。
【0010】挿入部2内に挿通されている各部材は、挿
入部2内部でほぼ均一な外径となっているが、軟性部2
a内では操作ワイヤ21は密着コイル22内に挿通され
ているから、アングル部2b内より軟性部2aの内部の
方が充填率が高くなっている。特に、軟性部2aとアン
グル部2bとの連結部には、密着コイル22は固定パイ
プ25に挿入されていることから、この部位はさらに充
填率が高いものとなる。前述したように、固定パイプ2
5の大径部25aの一部を切り取っているのは、この最
も充填率の高い部分の充填率をできるだけ抑制するため
のものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、挿入部2の
内径を構成するのは、軟性部2aでは螺旋管10の内径
であり、またアングル部2bにおいてはアングルリング
13の内径であるが、前述したように、アングル部2b
内での充填率を低く抑制するために、このアングルリン
グ13の厚みをできるだけ薄くすることによって、内部
空間を広げるようにしている。これに対して、軟性部2
aでは、緩やかに曲がることから、内部に挿通させた各
部材はあまり移動しない。従って、空間的な余裕はあま
り必要としないので、強度保持等を優先させるために、
ある程度の厚みを有する2重の螺旋管10で構成するの
が一般的である。このために、軟性部2aとアングル部
2bとでは内径に差が生じており、その間に図7に示し
た段差Dが形成される。
【0012】密着コイル21を固定するための固定パイ
プ25は止着ピン23でアングル部側連結リング18に
固定されており、しかもこの固定パイプ25の大径部2
5aに形成した切り取り部26はこのアングル部側連結
リング18の内面に当接している。固定パイプ25は硬
質部材から構成され、その内部に挿通される密着コイル
22及びこの密着コイル22内に挿通させた操作ワイヤ
21は曲げが可能な部材である。従って、固定パイプ2
5における大径部25aの端部が段差Dに近接している
と、密着コイル22及びその内部に挿通させた操作ワイ
ヤ21は急激に曲がることになる。
【0013】而して、アングル部2bを湾曲させる際に
は、密着コイル22内において、操作ワイヤ21が押し
引き操作されるが、密着コイル22を急激な角度で段差
Dに乗り上げるように構成した場合には、操作ワイヤ2
1を引っ張ると、この操作ワイヤ21が密着コイル22
に圧接された状態で摺動する結果、操作ワイヤ21の押
し引き操作時の抵抗が極めて大きくなり、その操作性が
悪くなってしまう。このために、固定パイプ25におけ
る大径部25aの端部の位置から軟性部2aに形成され
る段差Dの位置までの距離を長くするために、軟性部側
連結リング17の長さもその分だけ長くする必要があ
る。しかも、密着コイル22の固定パイプ25への嵌合
長は連結強度の観点から制約され、特に切り取り部26
を設けた分だけさらに嵌合長を長くしなければ連結強度
を保てないことになる。
【0014】ここで、軟性部2aとアングル部2bとの
連結部は、連結リング17,18が設けられて硬質部分
となっている。そして、この硬質部分の軸線方向の長さ
は、硬質部材である固定パイプ25の全長に加えて、密
着コイル22と操作ワイヤ21を段差Dを越える際にな
だらかな角度を持たせるために必要な間隔分が必要とな
る。この結果、前述した従来技術では、軟性部2aとア
ングル部2bとの連結部における内部空間が広くなっ
て、充填率の抑制という観点からは好ましいものの、図
6に示したように、軟性部2aとアングル部2bに間隔
1 というように長い硬質部分が形成されることにな
り、挿入部2の途中に長い硬質部分が存在していると、
かえって体腔内等への挿入操作の操作性が悪くなり、ま
た患者の苦痛もそれだけ大きくなる等のおそれが生じる
という問題点が生じる。
【0015】また、軟性部側,アングル部側の各連結リ
ング17,18を連結状態に固定するために、軟性部側
連結リング17に形成した透孔19には、ハンダの回り
込みを良くするために、フラックスを透孔19内に充填
した上で、ハンダを流し込むようにする。このように、
透孔19内にフラックスを充填した状態でハンダを流し
込むと、このフラックスが連結リング18と連結リング
17との間の隙間から軟性部2の内部に侵入する可能性
がある。この連結リング17,18の間の固定を行う際
に、既に操作ワイヤ21を挿通させていると、この操作
ワイヤ21にフラックスが付着して操作ワイヤ21を酸
化させることになる結果、操作ワイヤ21が劣化してや
がては切断されてしまうといった問題点がある。
【0016】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、軟性部とアングル部
との連結部における硬質部分の長さを短縮すると共に、
その連結を行う際に、アングル部を湾曲操作するための
操作ワイヤにハンダのフラックスが付着しないようにす
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、内視鏡の挿入部を構成する軟性部及
びアングル部に、それぞれ連結リングを連設し、これら
両連結リングを所定長さ嵌合させて、この嵌合部の外側
に位置する連結リングに透孔を設けてハンダを流し込む
ことにより連結状態に固着するようになし、前記アング
ル部を湾曲操作するための操作ワイヤを挿通させた密着
コイルからなる可撓ガイド筒をこのアングル部と軟性部
との間の連結部に固定するためのものであって、前記可
撓ガイド筒の端部に略円筒形状の固定パイプを嵌合した
状態で固定し、この固定パイプを前記両連結リングのう
ちの内側に位置する連結リングに、前記軟性部の内部で
の前記可撓ガイド筒のほぼ延長線上となる位置に固定し
て設け、かつこの固定パイプの両端は前記透孔を形成し
た位置よりアングル部側及び軟性部側に位置させる構成
としたことをその特徴とするものである。
【0018】ここで、固定パイプは、可撓ガイド筒を挿
通させた大径部に、操作ワイヤのみを挿通させた細径部
を連設することにより構成され、頭部にこの細径部を挿
通させる挿通孔を有する止着部材で連結リング内面に固
定する構成とするのが好ましい。また、アングル部側連
結リングを内側に配置して、その内面に軟性部の内部で
の可撓ガイド筒のほぼ延長線上となる位置に固定パイプ
を固定的に保持するための取付リングを挿嵌させて、こ
の取付リングをアングル部側連結リングに固着する構成
とすることができる。そして、取付リングの外周面に凹
部を形成すると共に、アングル部側連結リングに凹部に
開口する連通孔を設けるように構成すれば、これら連通
孔から凹部に向けて透孔にハンダを流す際に充填される
フラックスの逃げ部とすることができ、さらにこの凹部
にはフラックスを中和剤を注入する構成とするのがさら
に望ましい。挿入部における軟性部とアングル部との連
結部分には、固定パイプが配置される分だけ、軟性部内
より充填率が高くなるが、取付リングに固定パイプの取
付部を除いた部位の内面に軸線方向に貫通する凹溝を形
成すれば、この部位のスペースを広げることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。而して、図1に内
視鏡の挿入部30における軟性部30aとアングル部3
0bとの連結部分の断面を示し、また図2にはその要部
を拡大して示す。さらに、図3に図1のX−X断面を示
し、図4は図3の要部を拡大して示した図である。
【0020】而して、図1から明らかなように、挿入部
30を構成する軟性部30aは、その構造体として2重
の螺旋管31を有し、この螺旋管31にはネット32及
び外皮層33が被着されており、またアングル部30b
はアングルリング34を構造体として、このアングルリ
ング34にはネット35及び外皮層36が被着されてい
る。そして、螺旋管31の先端には軟性部側連結リング
37が、またアングルリング34の基端側にはアングル
部側連結リング38が延在されており、これら両連結リ
ング37,38は連結リング37が外側に位置し、連結
リング38側が内側に位置した状態にして嵌合され、外
側の連結リング37には複数の透孔39が穿設されてお
り、これらの透孔39内にハンダ40を流し込むことに
より連結状態に固定されるようになっている。
【0021】以上の点は、前述した従来技術のものと格
別の差異はない。そして、以上の構成において、アング
ル部30bの先端に設けられ、図示を省略した先端硬質
部を所望の方向に向けるために、アングル部30bを遠
隔操作により湾曲させるが、このために、挿入部30内
に設けられる2本乃至4本設けられる操作ワイヤ41は
軟性部30a内では、可撓ガイド筒を構成する密着コイ
ル42内に挿通されている。また、この密着コイル42
の先端は、固定パイプ43に挿入させた状態で固着され
ている。これらの点についても従来技術のものと同様で
ある。
【0022】ここで、図2に示したように、固定パイプ
43は密着コイル42及びその内部に挿通させた操作ワ
イヤ41が挿入され、密着コイル42をスポット溶接等
の手段で固着される大径部43aと、操作ワイヤ41の
みを挿通させた小径部43bとからなる段付きの硬質パ
イプで構成されるが、この固定パイプ43の小径部43
bはもとより、大径部43aも切り取り部のない円筒形
状となっている。この固定パイプ43は軟性部30aと
アングル部30bとの連結部分に固定されるが、このた
めに止着部材としての止着ピン44が用いられる。止着
ピン44は、その頭部44aに固定パイプ43の小径部
43bを挿通させるための挿通孔45が穿設されてい
る。
【0023】操作ワイヤ41を挿通させた密着コイル4
2は、軟性部30a内では、その螺旋管31の内面に沿
うようにして延在されており、密着コイル42の先端が
固着される固定パイプ43は、この軟性部30a内での
密着コイル42のほぼ延長線上の位置に配置されてい
る。即ち、軟性部30aの内径と、アングル部30bの
内径との間には、アングル部30bの内部空間をできる
だけ広くなし、また軟性部30a側では強度の向上を図
るために段差Dが形成されるが、固定パイプ43はこの
段差Dに相当する分だけ内部側に向けて入り込んだ状態
にして固定され、かつその大径部43aの端部は軟性部
30aを構成する螺旋管31側に向けて延在されてお
り、好ましくはこの螺旋管31の先端部分近傍の曲がら
ない部位にまで延在されている。このために、アングル
リング34に連結して設けたアングル部側連結リング3
8の内面には、取付リング46が溶接等の手段により固
着して設けられており、この取付リング46に固定パイ
プ43を固定する止着ピン44が取り付けられる。従っ
て、取付リング46は、アングル部側連結リング38の
内径と、軟性部30aにおける螺旋管31の内径との径
差程度、厳格にはこの径差より固定パイプ43の厚み分
程度大きな寸法となるように形成されている。
【0024】取付リング46は、その外周面において、
少なくとも止着ピン44が取り付けられている部位に凹
部47が形成されている。この凹部47は円環状に形成
するか、または円弧状に1または複数箇所形成される。
また、アングル部側連結リング38における軟性部側連
結リング37との嵌合部であって、この軟性部側連結リ
ング37に穿設した透孔39の位置より前方側に小孔か
らなる連通孔48が1または複数箇所穿設されており、
この連通孔48は凹部47に開口している。従って、固
定パイプ43の小径部43bの端部は透孔39の位置よ
りアングル部30b側に位置している。
【0025】さらに、取付リング46の両端面は内側に
傾斜するテーパ面46a,46bとなっており、また軟
性部側連結リング37の、取付リング46におけるテー
パ面46aに対面する部位にもテーパ面37aが形成さ
れている。従って、これら両テーパ面46a,37aに
よって両連結リング37,38の間に形成される隙間は
V字状に拡開する壁が形成されることになる。一方、取
付リング46のテーパ面46b側には、固定パイプ43
の小径部43bを固定的に保持するために鑞付け部49
が形成される。ここで、鑞付け部49は少なくとも固定
パイプ43の小径部43bを完全に覆うようになし、か
つ図3及び図4に示したように、その両端は止着ピン4
4の両側から取付リング46の内面にまで及ぶようにな
っており、これにより固定パイプ43が固定的に保持さ
れるようになっている。また、鑞付け部49には固定パ
イプ43の小径部43bの端面よりアングル部30b側
にまで延在されており、この延在部分を操作ワイヤ41
が通過するようになっているが、鑞付け部49のこの部
位は漏斗状に拡開する出口部49aとなっており、これ
によってアングルリング34の内面よりほぼ段差Dに相
当する分だけ内側で固定パイプ43から導出された操作
ワイヤ41は、アングルリング34の止着ピンや切り絞
り部に挿通させる際に、鑞付け部49の出口部49aか
ら円滑にアングルリング34の内面に向けて引き出され
るようになっている。
【0026】さらに、図3から明らかなように、挿入部
30内に挿通される部材としては、前述した操作ワイヤ
41に加えて、ライトガイド50,先端硬質部に設けた
固体撮像装置に接続したケーブル51(またはイメージ
ガイド),処置具挿通チャンネル52,送気送水管53
等であり、また側視内視鏡として構成した場合には、さ
らに起立操作ワイヤ54が挿通される。これらの部材の
うち、操作ワイヤ41を除いて、軸線方向にほぼ均一な
外径寸法となっている。操作ワイヤ41は軟性部30a
からアングル部30bへの連結部にかけての部位では密
着コイル42内に挿通されており、さらに密着コイル4
2の先端部は固定パイプ43に挿嵌されている。従っ
て、軟性部30aの内部と、軟性部30aとアングル部
30bとの連結部とでは、固定パイプ43を設けた分だ
け連結部の方が充填率が高くなるが、この固定パイプ4
3をできるだけ薄肉化すれば、その充填率の差は実質的
に無視できる。なお、この部位も軟性部30a内とほぼ
同じ空間とするには、これら固定パイプ43の厚みに相
当する寸法分だけスペースを広げるために、取付リング
46の内面における、例えば処置具挿通チャンネル52
を挿通させた部位に軸線方向に貫通する凹溝46cを形
成すれば良い。
【0027】以上のように構成することによって、挿入
部30における軟性部30aとアングル部30bとの連
結部に生じる硬質部分の長さL2 を著しく短縮できる。
まず、固定パイプ43を円筒形状とすることにより、こ
の固定パイプ43と密着コイル42との接触面積が広く
なるから、固定パイプ43における大径部43aの長さ
を短縮しても、十分な固着強度を保持できる。そして、
この大径部43aは軟性部30aの先端部または先端側
の曲がらない部位にまで延在させることによって、軟性
部30aとアングル部30bとの連結部に生じる硬質部
分は、硬質パイプからなる固定パイプ43の全長とほぼ
同じ長さL2 (図1参照)とすることができる。これに
よって、挿入部30の途中における硬質部分の長さが短
縮されると、体腔等の内部への挿入操作性が向上し、ま
た内視鏡を医療用として用いる場合において、患者の苦
痛軽減が図られる。
【0028】一方、前述と同様の理由で挿入部30の細
径化も必要となるが、軟性部30aの内部及びアングル
部30bの内部では前述した従来技術のものと比較し
て、格別充填率が高くなる訳ではない。ただし、軟性部
30aとアングル部30bとの連結部においては、連結
リング38内にほぼ段差Dに相当する厚みの取付リング
46を装着して、この取付リング46の内側に固定パイ
プ43が設けられている分だけ従来技術におけるこの部
分のスペースが制約されることから、充填率が高くな
る。ただし、この部位は硬質部であることから、多少充
填率が高くなっても、部材同士が圧迫し合うようなこと
はなく、しかも軟性部30aの充填率との比較では、固
定パイプ43の厚み分しか充填率が高くなっていないの
で、固定パイプ43の厚み寸法を最小限のものとするこ
とにより、充填率の増加を最小限に抑制でき、この部位
が太径化することはない。
【0029】ところで、軟性部側連結リング37とアン
グル部側連結リング38との連結は、透孔39にハンダ
40を流し込むことにより行うが、このハンダ40を両
連結リング37,38間が重なり合った部位に円滑に回
り込ませるために、フラックスを透孔39内に充填され
る。従って、固定パイプ43及び密着コイル42と共に
操作ワイヤ41を予め密着コイル42内に挿通させた状
態で、このハンダ付け作業を行うと、フラックスが両連
結リング37,38の間の隙間から挿入部30の内部に
侵入することがある。フラックスが操作ワイヤ41に付
着すると、その接触部分が酸化して脆弱になり、やがて
は操作ワイヤ41は断線することになる。しかしなが
ら、密着コイル42の外周を覆う固定パイプ43は、ハ
ンダ40が供給される透孔39の位置及び内側に位置す
る連結リング38の端部の位置を越えて、軟性部30a
の内部にまで入り込んでいるから、密着コイル42の内
部に挿通させた操作ワイヤ41にフラックスが付着する
おそれはない。つまり、固定パイプ43が操作ワイヤ4
1に対するフラックスの付着防止部材として機能するこ
とになる。
【0030】また、透孔39の先端側には、アングル部
側連結リング38に連通孔48が穿設されており、この
連通孔48は凹部47に通じているから、両連結リング
37,38間に入り込んだ余分のフラックスの大部分が
この凹部47に収容されることになり、フラックスの挿
入部30内への侵入を抑制できる。また、この凹部47
内に中和剤を注入乃至塗布しておくことによって、この
凹部47内に入り込んだフラックスは中和されることに
なる。さらに、アングル部側連結リング38の先端側に
もフラックスが移行するが、この方向に回り込んだフラ
ックスはアングル部側リング38の端部から挿入部30
の内部に入り込む。ただし、この部位においては、取付
リング46のテーパ面46aと軟性部側連結リング38
に形成したテーパ面38aとの間でV字状の溝が形成さ
れているから、フラックスはこの溝に保持されることに
なり、固定パイプ43上に落下するようなことはなく、
またたとえ少量のフラックスが固定パイプ43の表面に
付着しても、この固定パイプ43の表面に沿って移動し
て密着コイル42の隙間から内部に入り込んで操作ワイ
ヤ41に付着するという事態が発生するおそれはない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、操作ワ
イヤを挿通させた可撓ガイド筒の端部を略円筒形状に形
成した固定パイプに嵌合させて設け、この固定パイプを
軟性部側及びアングル部側の連結リングのうちの内側に
位置する連結リングに対して、軟性部の内部での可撓ガ
イド筒のほぼ延長線上となる位置に固定して設け、かつ
この固定パイプの両端は透孔を形成した位置より軟性部
側及びアングル部側に位置させるように構成したので、
軟性部とアングル部との連結部における硬質部分の長さ
を短縮できるようになって、挿入操作性が向上するだけ
でなく、操作ワイヤを挿通させた状態で、軟性部とアン
グル部とを連結する際に、アングル部を湾曲操作するた
めの操作ワイヤにハンダのフラックスが付着しない等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す挿入部の軟性部と
アングル部との連結部分の断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】アングルリング,ネット及び外皮層を省略し、
かつ挿入部内に挿通される部材と共に示す図1のX−X
断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】内視鏡の外観図である。
【図6】従来技術による挿入部の軟性部とアングル部と
の連結部分の断面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】固定パイプの外観図である。
【符号の説明】
30 挿入部 30a 軟
性部 30b アングル部 31 螺旋
管 34 アングルリング 37 軟性
部側連結リング 38 アングル部側連結リング 39 透孔 40 ハンダ 41 操作
ワイヤ 42 密着コイル 43 固定
パイプ 43a 大径部 43b 小
径部 44 止着ピン 45 挿通
孔 46 取付リング 46a 凹
溝 47 凹部 48 連通

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の挿入部を構成する軟性部及びア
    ングル部にそれぞれ連結リングを連設し、これら両連結
    リングを所定長さ嵌合させて、この嵌合部の外側に位置
    する連結リングに透孔を設けてハンダを流し込むことに
    より連結状態に固着するようになし、前記アングル部を
    湾曲操作するための操作ワイヤを挿通させた密着コイル
    からなる可撓ガイド筒をこのアングル部と軟性部との間
    の連結部に固定するためのものにおいて、前記可撓ガイ
    ド筒の端部を略円筒形状の固定パイプに挿嵌させた状態
    で固定し、この固定パイプを前記両連結リングのうちの
    内側に位置する連結リングに対して、前記軟性部の内部
    での前記可撓ガイド筒のほぼ延長線上となる位置に固定
    して設け、かつこの固定パイプの両端が前記透孔を形成
    した位置より軟性部側及びアングル部側に位置させるよ
    うに構成としたことを特徴とする内視鏡の操作ワイヤガ
    イド装置。
  2. 【請求項2】 前記固定パイプは前記可撓ガイド筒を挿
    通させた大径部に、操作ワイヤのみを挿通させた細径部
    を連設することにより構成され、頭部にこの細径部を挿
    通させる挿通孔を有する止着部材で前記連結リング内面
    に固定する構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    内視鏡の操作ワイヤガイド装置。
  3. 【請求項3】 前記アングル部側連結リングを内側に配
    置して、その内面に前記固定パイプを固定的に保持する
    ための止着部材が取り付けられる取付リングを挿嵌させ
    て、この取付リングをアングル部側連結リングに固着す
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の内視鏡の
    操作ワイヤガイド装置。
  4. 【請求項4】 前記取付リングの外周面に凹部を形成す
    ると共に、前記アングル部側連結リングに凹部に開口す
    る連通孔を設けて、この連通孔から凹部に向けて前記透
    孔にハンダを流す際に充填されるフラックスの逃げ部と
    する構成としたことを特徴とする請求項3記載の内視鏡
    の操作ワイヤガイド装置。
  5. 【請求項5】 前記凹部には中和剤を注入する構成とし
    たことを特徴とする請求項4記載の内視鏡の操作ワイヤ
    ガイド装置。
  6. 【請求項6】 前記取付リングには、前記固定パイプの
    取付部を除いた部位の内面に軸線方向に貫通する凹溝を
    形成する構成としたことを特徴とする請求項3記載の内
    視鏡の操作ワイヤガイド装置。
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