JPH11225716A - 飲食物の製造法。 - Google Patents

飲食物の製造法。

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JPH11225716A
JPH11225716A JP10078250A JP7825098A JPH11225716A JP H11225716 A JPH11225716 A JP H11225716A JP 10078250 A JP10078250 A JP 10078250A JP 7825098 A JP7825098 A JP 7825098A JP H11225716 A JPH11225716 A JP H11225716A
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JP
Japan
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water
food
marine
drink
producing
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JP10078250A
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English (en)
Inventor
Etsuo Morita
悦雄 守田
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MORITA SHOKUZAI KAIHATSU KENKY
MORITA SHOKUZAI KAIHATSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
MORITA SHOKUZAI KAIHATSU KENKY
MORITA SHOKUZAI KAIHATSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】嗜好性の高い飲食物を効率的に製造する方法。 【解決手段】従来、飲食物の製造に使用している水の全
量、または一部を海洋性フミン物質とイオン化ミネラル
類を含有する海洋性珪素土濾過水に置き換えて飲食物を
製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海洋性海洋性珪素
土に接触させ、海洋性フミン物質及びミネラル含有水を
飲食物の製造に使用、または飲食物製造水に添加、希釈
混和して使用する飲食物の製造法。
【0002】
【従来の技術】食生活の豊かさ、美味しさを求めるため
に良質原料素材の確保、加工技術等の研究開発が盛んに
行われ、また一方で食品の機能性も追求されている。飲
食物の嗜好性を求める時、環境破壊に伴い原料素材の品
質低下、調味加工技術の限界等の問題が呈され始めてい
る。これらを解決させより美味しい飲食物を提供するた
めに関係者は日夜努力をしている。
【0003】近年、環境汚染による土壌、水質の悪化が
問題となり、飲食物製造に際しても大きな問題となって
いる。そのため良質の製造水が求められ、機能水の研究
も盛んに行われている。例えば、植物種子、卵殻等を醗
酵させ、醗酵臭を有し水溶性カルシウムを含有する植物
種子醗酵調味液を使用して水を改質する方法、また電解
水、磁気水、パイウォーター等を使用する方法が提案さ
れている。しかし、臭気、安定性等において問題があ
り、飲食物の嗜好性を高める製造水としては充分ではな
い。
【0004】飲食物の製造設備、原料栽培並びに養殖設
備等を変えることなく、その使用水を変えることだけ
で、美味しさの条件である味覚、臭覚等を損なわず香味
向上、離水防止、酸化防止、鮮度保持、抗菌性、保存性
の向上、香気の改善、消臭性、歩留り向上、栄養成分の
向上等の諸効果が得られ、且つ飲食物の特徴が生かされ
れば理想的であり、従来法よりも嗜好性の高い飲食物を
栽培並びに養殖等することが出来、また飲食物の製造等
を効率的、合理的にすることが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来の飲
食物製造設備、栽培並びに養殖設備、方法を変えること
なく、新規な方法で良質な原料素材を確保出来る方法、
また飲食物の香味向上、鮮度保持、香気の改善、消臭
性、抗菌性、保存性の向上、歩留り向上、栄養成分等の
向上と飲食物の特徴を生かすことに繋がる嗜好性の高い
飲食物の製造方法ついて鋭意研究を重ねた結果、本発明
を完成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、海洋性珪素
土で特定の品質を有するものに注目し、その海洋性珪素
土と水を接触させ得られた海洋性フミン物質及び水溶性
イオン化ミネラル含有水を飲食物の製造に使用すること
により、飲食物の香味を損なうことなく、諸効果、例え
ば、味質の改善、離水防止、保水性の向上、歩留りの向
上、鮮度保持、酸化防止、香気の改善、消臭性、抗菌性
等が得られ、また色沢を安定させ、且つ栄養価を向上さ
せることを知見し、本発明を完成した。
【0007】即ち、有機物30〜34%、珪素15〜1
9%、全窒素0.8〜1.2%、アンモニア態窒素7〜
9%mg、粗灰分58〜62%、燐98〜105pp
m、カリウム0.35〜0.5%、カルシウム0.1〜
0.3%、鉄1.9〜2.5%、砒素0.1〜0.15
ppm、ナトリウム0.1%以下、硼素0.6〜0.8
%、フッソ1.1〜1.3%ppm、マンガン8〜9%
ppm、マグネシウム0.01〜0.03%、銅2.5
〜4ppm、コバルト0.1〜0.28ppm、亜鉛1
0〜12ppm、水分7〜12%を含有する海洋性珪素
土を条件として使用し、この海洋性珪素土に通常の使用
水を接触させて、海洋性珪素土に含有する成分を溶出さ
せ得られた海洋性フミン物質及びミネラルとして少なく
とも鉄、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、カルシ
ウム等を含有する水を飲食物の製造に使用する。
【0008】この海洋性フミン物質及びイオン化ミネラ
ル含有水を飲食物の製造に使用する方法は、これまで発
表されていないものである。
【0009】本発明に使用する海洋性珪素土は、従来の
単なる珪素土ではなく、海洋性フミン物質を含有するも
ので、陸系フミン物質、また河川系フミン物質を含有す
るものとは、異なる極めて重要な発明達成条件である。
【0010】本発明でいう海洋性フミン物質は、動植物
が生命を失った後の遺骸が物理的な変化を受けた後に残
る比較的安定した有機化合物であり、蛋白質、アミノ
酸、炭水化物のような明確な化合物として識別されるも
のではなく、それ以外の有機化合物をいうものである。
【0011】本発明に使用する水には、少なくとも海洋
系のフミン酸、フルボ酸の2種が含まれ、然も、フミン
酸の元素組成が陸上系フミン酸、フルボ酸のものとは異
なり炭素50〜62%、水素4.4〜4.9%、酸素2
3〜40%、窒素0.6〜3.2%、硫黄0.6〜1.
0%であり、フルボ酸の元素組成は炭素が50〜60
%、水素4.3〜6.8%、酸素32〜40%、窒素
0.7〜6.4%、硫黄0.4〜0.65%の範囲のフ
ミン物質が含有されているものである。
【0012】本発明でいう水とは、海洋性珪素土を水と
接触させ前記フミン物質、ミネラルを溶出させ得られた
水を常法の手段で沈殿濾過し、且つ常法の殺菌方法で殺
菌して得られる水で、フミン酸、フルボ酸を含有しpH
2.5〜3.5である。原子吸光光度法で定量分析した
時、1l中のミネラルはナトリウム50〜300mg、
カリウム0.5〜3.5mg、カルシウム250〜90
0mg、マグネシウム50〜200mg、ICP発光分
析法で定量した鉄は30〜400mgであり、総和法で
定量した窒素は20〜200mgの範囲に入るものであ
る。またフミン酸類としては東京化成工業株式会社製フ
ミン酸(ニトロフミン酸)を精製し標準品として吸光光
度法(可視)分析した時、0.4〜100mgの範囲内
のものである。ミネラルはイオン化したものを含有する
水(以下、海洋性珪素土濾過水という。)で、特に、ブ
ラスイオンの金属イオンを含有するものである。
【0013】海洋性珪素土濾過水は、前記の通り特定の
天然海洋性珪素土に通常水を接触させ沈殿濾過し、常法
の加熱殺菌、オゾン殺菌、紫外線殺菌等の方法で殺菌し
た海洋性フミン物質とミネラルが共存する水である。接
触法は、常法の方法で良く特に限定するものではない。
【0014】本発明でいう飲食物とは、水が係わる全て
の飲食物製造及び原料栽培、養殖等の過程を経て飲食物
として供されるものを飲食物といい、且つその製造、栽
培、養殖等の方法を製造法とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】海洋性珪素土濾過水を100倍希
釈して、その抗菌効果を考察した場合、黄色ブドウ球菌
が48時間後に1ml当たり、600.000が1以下
に(対象は1.000.000が340.000に)、
サルモネラが18時間後に1ml当たり、980.00
0が3.100に、腸炎ビブリオが2時間後に1ml当
たり340.000が1以下に、病原性大腸菌O−15
7が24時間後に1ml330.000が10以下(対
象は69.000.000)にする抗菌力を有し、種々
の食中毒菌、病原性有菌に対して抗菌性を発揮するた
め、飲食物の製造に際して食品の保存性を高め、また製
造環境の衛生管理にも使用出来る。
【0016】水分子間に働く水素結合力で複数の分子集
団によって構成されている飲食物製造使用水に対して、
その水の改質を目的として使用する場合は、海洋性珪素
土濾過水を水に対して0.1〜0.5%(重量)添加す
ることによって、良質の水に改質することも出来るた
め、あらゆる飲食物の製造及び飲食物として供される目
的で製造、栽培、養殖等をする工程で使用される直接水
及び間接水に利用出来る。
【0017】海洋性珪素土濾過水は、飲食物の香味を損
なうことなく、味質の改善、鮮度保持、酸化防止、香気
の改善、消臭性、抗菌性で保存性を高めることが出来、
また水を改質することによって保水性及び歩留りの向上
と色沢の安定化、栄養価を向上させることが出来る等、
これまでにない機能性を有する水である。
【0018】この海洋性珪素土濾過水は、そのまま飲食
物の製造水と使用することも出来るが、通常飲食物の水
としてそのpHが問題となれば、その用途、目的に応じ
て水で50〜4.000倍に希釈して使用すれば良く、
何ら飲食物の製造水として使用に支障をきたすものでは
ない。また飲食物の製造に際して、海洋性珪素土濾過水
をpH調整剤として使用することも出来る。
【0019】海洋性珪素土濾過水を500倍以上に希釈
して、従来の使用水と同様の使用法で、生鮮食料品の洗
浄水、または噴霧水、浸漬水等として使用することによ
り、例えば牛、豚、鶏、うさぎ、羊等の肉臭み抜き、除
菌、特に臭みの出やすいレバー、ミノ、タン、ハツ、子
袋等には効果的である。また秋刀魚、鯖、鰯、平目、
蛸、鯛、海老、烏賊、蟹、貝類等の魚介類の臭み除去、
除菌、風味改良と歯切れの向上、色沢の向上効果が得ら
れる。林檎、蜜柑、梨、バナナ、パイナップル、パパイ
ヤ、マンゴー等のあらゆる果物の風味改良と鮮度保持も
得られ、カット野菜工場の野菜処理水として使用するこ
とで、褐変酸化防止、除菌、鮮度保持効果、結合水とし
て残留するため保水効果、離水防止、歩留りの向上効果
が得られる。
【0020】醸造調味料及び醸造飲食物の製造に使用す
ることで、醸造期間の短縮、味のまろやかさ、香気の改
善、保存性、栄養価等が向上した製品を製造することが
出来る。
【0021】アルコール含有飲料の製造に使用すること
でアルコール臭の改善、アルコールの味を和らげ、また
アルコール代謝を促進し、アセトアルデヒドの毒性を低
減することができ、悪酔い、二日酔いの症状の改善効果
を有する酒類等を製造することが出来る。
【0022】清涼飲料水の製造に使用することで、酸味
及び甘味等の味質、果汁の香りを改善し、吸収性の良い
ミネラルの補給、品質保存性向上効果が得られる等、嗜
好性の高い飲料を製造することが出来、また悪酔い、二
日酔いの症状の改善効果を有するミネラルウォーターを
製造出来る。
【0023】本漬け沢庵、早漬け沢庵等の沢庵、緋の菜
糠漬け、みず菜糠漬け、その他の糠漬け。花楽京塩漬
け、大楽京塩漬け、すぐき漬け、野沢菜漬け、広島菜漬
け、白菜漬け、梅干し、小梅干し、梅漬け、小梅、一夜
漬け、高菜漬け、菜の花漬け、その他の塩漬け。瓜の奈
良漬け、胡瓜粕漬け、西瓜粕漬け、大根粕漬け、大根粕
漬け、茄子粕漬け、生姜粕漬け、山菜粕漬け、刻み奈良
漬け、わさび漬け、野菜わさび漬け、山海漬け、その他
の粕漬け。福神漬け、割干漬け、味付けしば漬け、大根
醤油漬け、茄子醤油漬け、胡瓜醤油漬け、生姜醤油漬
け、朝鮮漬け、その他の醤油漬け。味付け花楽京漬け、
味つけ楽京漬け、はりはり漬け、千枚漬け、胡瓜酢漬
け、生姜梅漬け、その他の酢漬け。茄子味噌漬け、大根
味噌漬け、胡瓜味噌漬け、生姜味噌漬け、山牛蒡味噌漬
け、山菜味噌漬け、その他の味噌漬け。醤油もろみ漬
け、味噌もろみ漬け、その他のもろみ漬け。べったら漬
け、浅漬け、その他のこうじ漬け。茄子の辛子漬け、そ
の他の辛子漬け等のあらゆる漬物製造工程水に使用する
ことが出来、除菌、抗菌効果で保存性の向上、結合水の
増加により歩留り向上、離水防止、色調の安定向上、香
味の向上、鮮度保持、塩から味の緩和、歯切れの良い食
感、漬物臭の消臭及び改善、栄養価向上等の効果が得ら
れ、従来よりも優れた漬物製品を製造することが出来
る。
【0024】煮干しほたる烏賊、煮干しさくら海老、釜
あげさくら海老、生むきさくら海老、ちりめんしらす干
し、塩干し鯖、塩干しかれい、塩あご、くさや、からす
み、ふかひれ、いなだ、わら巻ぶり、あじ開き干し、塩
干し鰯、すき身スケソウダラ、シシャモ、めんたい、た
たみ鰯、くちこ、素干しさくら海老、烏賊徳利、鯣、干
し鱈、みがきにしん、煮たこ、干しなまこ、帆立貝柱、
煮干しいわし、姫貝等の魚介乾製品。イクラ、たらこ、
すじこ、数の子、塩蔵さけ・ます、塩蔵たら、塩蔵鯖等
の塩蔵品。佃煮、飴煮、わかさぎ甘露煮、鯛味噌、かき
味噌、ふなの雀焼き、みりん干し、儀助煮、でんぶ、の
しいか、さきいか、乾燥角煮、烏賊姿焼き、焼きふぐ、
鰻の蒲焼等の調味加工品。いか、雲丹、鰹、このわた、
めふん、うるか、蛸等の塩辛類等の魚介加工品類製品の
製造工程水として使用することで、除菌、抗菌効果で保
存性の向上、褐変酸化防止、結合水の増加により保水性
・歩留り向上、色調及び香味の向上、魚介臭の改善、鮮
度保持、塩から味の緩和、栄養価向上等の効果得られ、
美味しい製品を製造することが出来る。
【0025】海洋性珪素土濾過水の500倍希釈水1l
に4〜6g程度の食塩を入れ、冷水にして、生鮮魚介
類、蓄肉類を大きさによって異なるが2〜10分間丸漬
けにすることによって結合水の増加、色沢の安定向上、
酸化防止効果等でより優れた鮮度保持が得られる。
【0026】蒲鉾、竹輪、魚肉ハム、魚肉ソーセージ等
のねり製品においては、除菌、抗菌性効果による保存性
の向上、魚臭の改善、保水性・歩留りの向上、塩から味
等の味質の改善、さけ、鰊、ふぐ、烏賊、帆立、鰻等の
燻製製品においては、酸化防止、魚介臭の改善、保水性
・歩留りの向上、除菌・抗菌性効果による保存性の向上
等が得られる。
【0027】昆布加工品、魚醤油、魚介エキス等の製
品、各種野菜・果実の瓶詰及び缶詰製品、チーズ、バタ
ー、ヨーグルト等の乳製品の製造工程に使用することに
よって、それぞれの原料素材の味、香りを損なうことな
く美味しい製品を製造することが出来る。
【0028】果菜類・苺、トマト等に海洋性珪素土濾過
水を1.000〜2000倍希釈し葉面散布及び(また
は)2.000〜4.000倍希釈し灌水に使用するこ
とにより育苗の花芽分化の促進、本田において発根の促
進、実の肥大、着色の促進、糖度の向上。カブチャ、胡
瓜、メロン等に800〜2.000倍希釈し葉面散布及
び(または)1.000〜4.000倍希釈し灌水に使
用することにより育苗の花芽分化促進、本田において発
根の促進、実の肥大、着色の促進、糖度の向上効果が得
られ、特に例えば苺、メロン、トマト等の収穫直前に
1.000倍希釈し葉面散布することで、鮮度保持、日
持ちの良い美味しい果菜類を栽培することが出来る。ま
た海洋性珪素土濾過水の500倍希釈水に、栽培収穫果
実類を1〜5分丸漬けして常法の方法で保存することに
より、従来法よりも鮮度を保持することが出来る。
【0029】葉根菜類・ほうれん草、菊菜、シロナ、白
菜類、大根、キャベツ等には1.000〜2.000倍
希釈し葉面散布及び(または)2.000〜4.000
倍希釈し灌水に使用することにより葉色に艶がでて日持
ちの向上、味覚の向上効果が得られ美味しい葉根菜類を
栽培することが出来る。また海洋性珪素土濾過水の50
0倍希釈水に、栽培収穫野菜類を1〜5分丸漬けして常
法の方法で保存することにより、従来法よりも鮮度を保
持することが出来る
【0030】稲類の育苗に海洋性珪素土濾過水を1.0
00〜3.000倍希釈し葉面散布及び(または)4.
000倍希釈し灌水に使用することによりフザリューム
によるつぼ枯れの防止、健苗率の向上、本田において
1.000倍希釈し水入口から自然流水で灌水すること
により粒数の増加、稔実歩合の向上、耐病性の向上効果
で美味しい稲類を増産することが出来る。
【0031】水産養殖に海洋性珪素土濾過水を1.00
0〜4.000倍希釈して使用することにより人工ふ化
率の向上、水質の活性安定化、アンモニア、窒素の吸着
除去飼料効率の向上、輸送時の歩留り向上が図れ、良質
の魚介類を確保出来る。
【0032】
【実施例】以下実施例を上げて立証するが、本発明はこ
れらに制約されるものではない。 (実施例1)常法の清涼飲料水製造法で果糖葡萄糖液糖
24.2kg、精製蜂蜜3.0kg、クエン酸0.72
kg、クエン酸三ナトリウム0.04kg、ニコチン酸
アミド0.02kg、ビタミンB(硝酸塩)0.00
5kg、ビタミンB(燐酸塩)0.005kg、ビタ
ミンB0.005kg、カフェイン抽出物0.05k
g、香料0.12kg、海洋性珪素土濾過水 1.0k
g、精製水で100lとした栄養ドリンクを製造した。
これを14名のパネルで官能嗜好テストを実施した。 「非常に美味しい」とした者 13名 「美味しい」とした者 1名 「普通」とした者 0名
【0033】比較例として海洋性珪素土濾過水を使用せ
ず、精製水のみで製造した栄養ドリンクを製造した。実
施例1と比較例を官能テストした結果、次の通りであ
る。 「実施例1が美味しい」とした者 14名 「同じである」とした者 0名 「比較例が美味しい」とした者 0名
【0034】(実施例2)常法の海苔佃煮製造法で海苔
佃煮を製造した。 海苔 14.0kg 醤油 43.0l 食塩 4.5kg 砂糖 3.0kg 水飴 1.2kg ステビア甘味料(ステビオサイド80%含有品) 0.01kg カラメル 3.0kg グルタミン酸ナトリウム 0.2kg 粉末醗酵調味料 0.15kg 核酸調味料 0.012kg 海洋性珪素土濾過水 5.0kg 水 60.0l この海苔佃煮を14名のパネルで官能嗜好テストを実施
した。 「非常に美味しい」とした者 14名 「美味しい」とした者 0名 「普通」とした者 0名
【0035】比較例1として海洋性珪素土濾過水を使用
せず、水道水のみで海苔佃煮を製造した。実施例2と比
較例を官能嗜好比較テストを行い、その結果次の通りで
あった。 「実施例2が美味しい」とした者 14名 「同じである」とした者 0名 「比較例1が美味しい」とした者 0名
【0036】更に、比較例2として水道水を市販ミネラ
ルウォーターに置き換え海苔佃煮を製造した。実施例2
と比較例2を官能嗜好比較テストを行い、その結果次の
通りであった。 「実施例2が美味しい」とした者 14名 「同じである」とした者 0名 「比較例2が美味しい」とした者 0名
【0037】(実施例3)海洋性珪素土濾過水を市販ミ
ネラルウォーターで1.000倍希釈した水と、比較例
として希釈に使用したミネラルウォーターを14名のバ
ネルで官能嗜好比較テストを実施した結果、次の通りで
あった。 「実施例3が美味しい」とした者 13名 「同じである」とした者 1名 「比較例が美味しい」とした者 0名
【0038】(実施例4)常法の楽京漬の製造法で甘酢
漬け調味液を作り甘酢楽京漬を製造した。 高酸度ビネガー酸度10% 30.0l クエン酸 0.25kg リンゴ酸 0.25kg 砂糖 57.0kg 食塩 7.5kg ステビア甘味料 0.01kg (レバゥデイオサイドA75%、ステビオサイド5%含有品) グリシン 0.15kg DL−アラニン 0.15kg 海洋性珪素土濾過水 10.0kg 水で100lとした調味液に漬け込んだ。この楽京漬を
14名のパネルで官能嗜好テストを実施した結果、次の
通りであった。 「非常に美味しい」とした者 14名 「美味しい」とした者 0名 「普通」とした者 0名
【0039】比較例として、海洋性珪素土濾過水を使用
せずに製造し実施例4と官能嗜好比較テストを実施し
た。 〔美味しさ〕 「実施例4が美味しい」とした者 13名 「同じである」とした者 1名 「比較例が美味しい」とした者 0名 〔酸味・酸臭〕 「実施例4が強い」とした者 0名 「同じである」とした者 1名 「比較例が強い」とした者 13名 〔塩から味〕 「実施例4が強い」とした者 0名 「同じである」とした者 2名 「比較例が強い」とした者 12名
【0040】(実施例5)海洋性珪素土濾過水を精製水
で100倍希釈した水に30秒間むき海老を浸漬した実
施例5と、比較例として不浸漬のむき海老を、常温で保
存し5日間にわたり経日的に保存状態を観察した。
【0041】(実施例6)海洋性珪素土濾過水を精製水
で100倍希釈した水に30秒間いちごを浸漬した実施
例6と、比較例として不浸漬のいちごを、常温で保存し
5日間に渡り経時的に保存状態を観察した。
【0042】(実施例7)海洋性珪素土濾過水を精製水
で100倍希釈した水に30秒間蓄肉ソーセージ、豚を
それぞれ浸漬した実施例と、比較例として不浸漬の蓄肉
ソーセージ、豚を、常温で保存し5日間にわたり経時的
に保存状態を観察した。実施例(蓄肉ソーセージ、豚
肉)は5日目においても変化がなく、不浸漬の蓄肉ソー
セージは3日目で汗をかきはじめ、4日目には悪臭が発
現し、5日目で表面がふやけ腐敗した。不浸漬の豚肉
は、3日目で悪臭が発生し、4日目で強い腐敗臭を発生
した。
【0043】(実施例8)海洋性珪素土濾過水だけを使
用し、清涼飲料水を常法の方法で製造した。 海洋性珪素土濾過水 20.0l リンゴ酢 酸度4.5% 1.0l ビタミンC 0.1kg 果糖葡萄糖液糖 9.0kg クエン酸 0.5kg クエン酸三ナトリウム 0.8kg ニコチン酸アミド 0.01kg ビタミンB(硝酸塩) 0.003kg ビタミンB(燐酸塩) 0.003kg ビタミンB 0.004kg ラフィノース 0.1kg 香料 0.02kg 清涼飲料水の製造に際しては、海洋性珪素土濾過水を5
0倍以上希釈し公知の果糖葡萄糖液糖、蜂蜜、トレハロ
ース、果汁、ステビア甘味料、アスパルテーム、サッカ
リン、エリスリトール等の低カロリー甘味料、酸味料、
香料、ビタミン類、植物抽出物、特定保健用食品素材等
を使用して各種の清涼飲料、健康飲料を製造することも
出来る。
【0044】(実施例9)常法の鰺の干物製造工程に使
用される水洗い水、10%の塩水浸漬水、仕上げ洗浄水
のそれぞれに対して海洋性珪素土濾過水を0.5%添加
し、遠赤外線照射・紫外線照射で乾燥後冷凍して干物を
製造した。比較例として海洋性珪素土濾過水を使用しな
い方法で製造した。実施例9、比較例を解凍後、離水状
態観察、美味しさを評価した。 〔結果〕比較例は塩水が凍結のため表面に引っ張り出さ
れて霜状となり、解凍すると離水した。実施例9の品質
は、比較例の様な表面の霜状もなく、解凍しても離水も
せず、細胞が膨らんでいた。美味しさについて14名の
パネルで官能比較嗜好テストを実施した。 「実施例9が美味しい」とした者 14名 「同じである」とした者 0名 「比較例が美味しい」とした者 0名
【0045】常温で48時間放置後観察した結果、実施
例9は臭い、味に変化がなかったが比較例は酸化臭等の
不快臭が発生し、鮮度が落ち肉に弾力性がなくなってい
た。海洋性珪素土濾過水を精製水で100倍希釈し比較
例に噴霧して消臭効果を調べた。 「不快臭いが非常に無くなった」とした者 14名 「不快臭いが同じである」とした者 0名
【0046】(実施例10)海洋性珪素土濾過水500
倍希釈水1lに食塩5gを入れ、5℃以下の冷水を作
り、それぞれに蓄肉類・スライス肉1〜2分、ブロック
肉3〜5分、魚介類・貝類1〜2分、烏賊、蛸1〜2
分、小物魚類1〜2分、大物魚類3〜5分を漬けた。比
較例として水1lに食塩5gを入れ、同じ条件浸漬し
た。その結果、いずれにおいても実施例が比較例よりも
経日的に鮮度保持、酸化防止、魚臭、色沢等において優
位差のある結果を得た。
【0047】(実施例11)海洋性珪素土濾過水500
倍希釈水にレタスを3分間浸漬し、比較例として水道水
にレタスを3分間浸漬して5℃で保存テストを実施し、
次の結果を得た。実施例11、比較例は3日目まで少し
差が認められる程度である。5日目において、比較例は
明らかにしおれ現象が認められが、実施例11はシャキ
ッとしている。7日目において、比較例の芯、葉の褐変
がかなり進み、大きさが小さくなったか、実施例11
は、芯、葉が褐変しはじめる程度で、大きさは変わら
ず、明らかに差が認めらる。10日目において、比較例
はびどく褐変し大きさが非常に小さくなった。しかし実
施例11は、空気に触れていない部分は、あまり変わら
ず、パリッとし、大きさも変わらない。
【0048】
【発明の効果】機能性を有する海洋性珪素土濾過水を飲
食物の製造、栽培、養殖等に使用する水に置き換え、ま
た利用することにより従来の方法では期待出来なかった
効果が得られ、消費者に美味しく健康維持に役立つ飲食
物を提供できると同時に、食糧資源の有効利用とこの水
が環境の改善にも役立つ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海洋性フミン物質及びミネラル類を含有す
    る海洋性珪素土に、水を接触させ得られたフミン物質及
    びミネラル類を含有する水を飲食物の製造水として使
    用、または通常の飲食物製造水に添加、希釈混和して使
    用することを特徴とする飲食物の製造法。
  2. 【請求項2】ミネラル類が少なくとも鉄、カルシウム、
    カリウム、マグネシウム、ナトリウム等を含有する請求
    項1記載の飲食物製造法。
  3. 【請求項3】ミネラルがプラスイオンの金属イオンを含
    有する請求項1、2記載の飲食物製造法。
  4. 【請求項4】海洋性珪素土が有機物30〜34%、珪素
    15〜19%、全窒素0.8〜1.2%、アンモニア態
    窒素7〜9%mg、粗灰分58〜62%、燐98〜10
    5ppm、カリウム0.35〜0.5%、カルシウム
    0.1〜0.3%、鉄1.9〜2.5%、砒素0.1〜
    0.15ppm、ナトリウム0.1%以下、硼素0.6
    〜0.8%、フッソ1.1〜1.3%ppm、マンガン
    8〜9%ppm、マグネシウム0.01〜0.03%、
    銅2.5〜4ppm、コバルト0.1〜0.28pp
    m、亜鉛10〜12ppm、水分7〜12%の海洋性珪
    素土である請求項1記載の飲食物製造法。
  5. 【請求項5】飲食物の製造に際して、海洋性フミン物質
    及びミネラル類含有水を50倍(重量)以上希釈混和し
    て使用する請求項1記載の飲食物製造法。
  6. 【請求項6】フミン物質が海洋性フミン酸及びフルボ酸
    である請求項1記載の飲食物製造法。
  7. 【請求項7】海洋性珪素土に接触させて得られた水がp
    H2.5〜3.5で、1l中ナトリウム50〜300m
    g、カリウム0.5〜3.5mg、カルシウム250〜
    900mg、マグネシウム50〜200mg、鉄30〜
    400mg、全窒素20〜200mgを含有する請求項
    1記載の飲食物の製造法。
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