JPH11225596A - 水耕栽培用土壌 - Google Patents

水耕栽培用土壌

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JPH11225596A
JPH11225596A JP10037818A JP3781898A JPH11225596A JP H11225596 A JPH11225596 A JP H11225596A JP 10037818 A JP10037818 A JP 10037818A JP 3781898 A JP3781898 A JP 3781898A JP H11225596 A JPH11225596 A JP H11225596A
Authority
JP
Japan
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soil
water
present
hydroponics
plant
Prior art date
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Pending
Application number
JP10037818A
Other languages
English (en)
Inventor
Daijiro Hayakawa
大二郎 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAI KK
Original Assignee
DAI KK
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Publication date
Application filed by DAI KK filed Critical DAI KK
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Publication of JPH11225596A publication Critical patent/JPH11225596A/ja
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05DINORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
    • C05D9/00Other inorganic fertilisers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】保水力が高く、植物の安定が良好で、美観にも
優れた水耕栽培用土壌を提供する。 【解決手段】SiO2、Ai23及びFe23を含む粘
土鉱物を400#〜600#の大きさに粉砕し、水を加
えて混練して1000℃〜1200℃の間で焼結したも
のである。また、その比重を1.3〜1.7までの範囲
に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小石状に成型さ
れ、主に水耕栽培に使用される土壌に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、観葉植物等には実際の土壌に代
えて、小石状に成型した水耕栽培用の代用土壌を用いる
場合がある。この種のものではいわゆる発泡煉石と呼ば
れるものが比較的広く用いられている。
【0003】これは無機材料に発泡剤を加えた後焼結
し、ポーラスを有する小石状に形成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この代用土壌
は図6に示すように、不均一な形状であるとともに脆弱
で、部分的な割れが生じ易く観葉植物に使用した場合見
栄えがよくないという問題がある。
【0005】また、発泡状態が不均一なためポーラスが
均一ではなく、表面が荒れている割には保水性に欠け、
一部の植物にとっては生育上好ましくない。具体的に
は、パキラ、トラデスカンチャ、セブリナ、シッサス、
エレンダニカ、ノリナ、トックリラン、ホヤ、ギヌラな
どの観葉植物や、一部のミント類、アロエなど多肉植物
の一部のように、乾燥に強く土壌が過湿状態ではうまく
育たない種類で容器植えにして室内で小さく育てたい場
合、前記発泡煉石で育成すると補水が安定しないため、
枯れたり徒長することがある。
【0006】さらに、必要以上に大きなポーラスが形成
されるため、比重が水より低くなり(0.5〜0.
7)、植物の根を安定的に保持することができず、植物
の倒れが起こるという問題がある。
【0007】本発明はかかる従来の問題点を解決するた
めになされたもので、保水力が高く、植物の根の安定が
良好で、美観にも優れた土壌を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は水耕栽培用土壌
であり、前述した技術的課題を解決するために以下のよ
うに構成されている。
【0009】すなわち、SiO2、Ai23及びFe23
を含む粘土鉱物を、400#〜600#の大きさに粉砕
したのもに、水を加えて混練し、球状に成型し1000
℃〜1200℃の間で焼結する。そして完成品として吸
水率が10〜20%、比重が1.3〜1.7までの範囲
のものとした。
【0010】以下、この発明の重要な構成要素について
更に説明する。 〔SiO2〕いわゆるシリカであり結晶の違いで、石
英、水晶、石英ガラスがある。これを含む粘土鉱物は4
00#〜600#の大きさに粉砕されて材料となる。 〔Ai23〕いわゆるアルミナであり、融点が2050
℃でダイヤモンドに次ぐ硬さがあり、純粋なものは絶縁
体で耐熱性がある。 〔Fe23〕Fe23は鉄を酸化させたものであり、主
として赤茶色の着色料として用い、この含有量を調整し
て赤茶色の濃度を適当なものとする。なお、割れが多く
なる場合はFe23を増加させると歩留まりが向上す
る。 〔焼結〕焼結は1000℃〜1200℃程度が適当であ
り、徐々に温度を上げて行う、急激に温度を上げると割
れを生ずる虞れがある。また1日〜2日をかけて自然放
熱をさせる。 以上のように本発明では、発泡材を含ませずに焼結する
ので、材料である粉砕された粘土鉱物の粒子が全体に均
等に分布する。このため表面が粗く、全体として平均し
た多孔質なものとなり、かつ比重が大きく形態が整った
ものが得られる。
【0011】大きさは多少ばらつきがあってもよいが、
一般的には3mm程度から12mm程度の径のものが好
ましい。植物の種類や大きさ等の条件によって使用する
大きさを選択する。
【0012】このようにして製造される本発明の土壌
は、一般の土壌と異なり無機質で無菌の状態であり、ま
た通気性を有し保水性も高い。したがってこれを使用す
ると植物の根の生育環境が良好になり、特に屋内に置か
れる観葉植物の生育用として最適なものである。
【0013】この水耕栽培用土壌は、本来の水耕栽培の
他、球根を植える場合の針底石として使用でき、またプ
ランター用だけでなく花壇でも使用できるのは勿論、さ
らに庭の玉砂利の代用となる等、幅広く使用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水耕栽培用土壌を
図1〜図5に示される実施形態について更に詳細に説明
する。
【0015】材料として、SiO2、Al23、Fe2
3、CaO、MgO、NaKOを含む粘土鉱物であっ
て、重量比でSiO2が72%、Al23が21.8
%、Fe23が2.5%、CaOが1.1%、MgOが
0.8%、NaKOが1.5%のものを用意した。
【0016】はじめにこれを500#の微粒子に粉砕し
た後、水を加えて混練する。さらにこれを5mm〜10
mm程度の球状に成型する。成型の方法としては図2に
示すように、混練して棒状に形成した材料1を、切断機
2で切断する。切断機2は、基台3にL字状のブラケッ
ト4を取り付け、このブラケットに刃5を軸支したもの
である。刃5にはシャフト6が取り付けであり、シャフ
ト6を矢示F方向に回転させることにより刃5を回動さ
せ、刃5の下方に置かれた材料1を切断するよう構成さ
れている。
【0017】このようにして切断された材料1を球形に
する装置として図3に示すものを使用した。これは有底
の円筒7を傾けて設置し、この円筒7の底部にシャフト
8を取り付けて全体が回転するように構成したものであ
る。そして、切断機2で切断した材料1を円筒7内に入
れて円筒7を回転させる。すると、材料1が徐々に球形
化してゆく。
【0018】図4は切断機2で切断した材料1を球形化
するその他の構成例で、2つのローラー9、10の間に
材料1を通し材料1を球形にするものである。ローラー
9、10には断面が半円状の溝9a、10aが多数形成
されており、ローラー9と10が接する部分では円状の
空間が多数形成される。ローラー9と10には夫々シャ
フト11、12が設けられており、矢示F方向に回転す
るようになっている。
【0019】そして円状の空間に材料1を通すことによ
り材料1が球形になって排出される。このようにして球
形(直径約5mmから10mm程度)にした材料1を室
温で自然乾燥した後、炉に入れて徐々に1100℃まで
上げる。なお、冷却は炉に入れたまま1日以上かけて自
然冷却する。
【0020】以上のようにして得られた煉石である水耕
栽培用土壌(図1)は、吸水率が15%、比重は1.6
となった。この使用例を図5により説明する。
【0021】まず、土に植えられていた植物13では根
14をていねいにほぐして傷んだ部分を切り取る。次い
でぬるめの水で振り洗いして土を完全に落とす。なお、
さし根苗や株分け苗でもよい。そして鉢の高さの1/4
から1/3の深さに本発明の土壌を入れ、必要に応じて
肥料を加えた。次いで植物を入れてその回りに本発明の
土壌を入れて根14を固定した。
【0022】そして、水を一杯に入れた後、水位が1c
mから2cm程度になるように水を捨てる。根が水に接
していなくてもこの土壌が十分に保水しているため問題
はない。数日して葉がしおれるようであれば必要に応じ
て水を追加する。
【0023】本発明の土壌を使用したところ、水の供給
間隔を長くすることができ、安定的な育成ができた。ま
た水を吸ってさらに重量が増し根の安定性が高まった。
また成育を目的とするならば液体肥料を与えるが、大き
さを保持するのみであれば無肥料でも十分である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、発泡剤を用いることな
く均一なポーラス状の土壌が得られる。したがってこの
土壌は、保水性が良好であり、また比重が水より大きい
ため、植物の根を強固に固定することができる。
【0025】さらにその表面が美しい赤茶色となり、特
に室内用観葉植物用の水耕栽培用土壌として清潔感のあ
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水耕栽培用土壌の一つを示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の水耕栽培用土壌の成型装置を示す斜視
図である。
【図3】本発明の水耕栽培用土壌の他の成型装置を示す
斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態である水耕栽培用土壌の
成型装置を示す斜視図である。
【図5】本発明の水耕栽培用土壌の使用状態を示す一部
断面とした斜視図である。
【図6】従来の水耕栽培用土壌を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 材料 2 切断機 3 基台 4 ブラケット 5 刃 6 シャフト 7 円筒 8 シャフト 9、10 ローラー 13 植物 14 根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SiO2、Ai23及びFe23を含む粘
    土鉱物を400#〜600#の大きさに粉砕し、これに
    水を加えて混練成型し、1000℃〜1200℃の間で
    焼結してなり、比重が1.3〜1.7の範囲にあること
    を特徴とする水耕栽培用土壌。
  2. 【請求項2】吸水率を10%〜20%としたことを特徴
    とする請求項1記載の水耕栽培用土壌。
JP10037818A 1998-02-19 1998-02-19 水耕栽培用土壌 Pending JPH11225596A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166988A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Yazaki Corp 水耕栽培用培土及びその製造方法
JP5719464B1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-20 有限会社ソルチ 焼土製造方法及び焼土
JP2021122229A (ja) * 2020-02-04 2021-08-30 前澤化成工業株式会社 培地および培地の製造方法
JP2022006917A (ja) * 2020-06-25 2022-01-13 一雄 小林 植物栽培方法

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JP5719464B1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-20 有限会社ソルチ 焼土製造方法及び焼土
JP2021122229A (ja) * 2020-02-04 2021-08-30 前澤化成工業株式会社 培地および培地の製造方法
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