JPH11224802A - チップ型抵抗器の構造及びその製造方法 - Google Patents
チップ型抵抗器の構造及びその製造方法Info
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- JPH11224802A JPH11224802A JP10023391A JP2339198A JPH11224802A JP H11224802 A JPH11224802 A JP H11224802A JP 10023391 A JP10023391 A JP 10023391A JP 2339198 A JP2339198 A JP 2339198A JP H11224802 A JPH11224802 A JP H11224802A
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- overcoat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 チップ型絶縁基板1の上面に、少なくとも一
つの抵抗膜3と、その両端に対する上面電極2と、前記
抵抗膜を覆うガラスのアンダーコート4と、このアンダ
ーコートを覆うガラスのミドルコート6及びオーバコー
ト7、又はガラスのオーバーコート7を形成して成るチ
ップ型抵抗器において、前記ミドルコート7又はオーバ
ーコート8のうち、前記抵抗膜に対する抵抗値調整用ト
リミング溝を刻設した付近に欠け又は剥離が発生するこ
とを低減する。 【手段】 前記ガラスのアンダーコート7を、前記絶縁
基板1における略幅一杯まで延びるように形成するか、
又は、前記オーバーコートよりも幅方向の外側にはみ出
すように形成することにより、この上面に対して前記ガ
ラスのミドルコート6又はオーバーコート7をその全面
にわたって接着する。
つの抵抗膜3と、その両端に対する上面電極2と、前記
抵抗膜を覆うガラスのアンダーコート4と、このアンダ
ーコートを覆うガラスのミドルコート6及びオーバコー
ト7、又はガラスのオーバーコート7を形成して成るチ
ップ型抵抗器において、前記ミドルコート7又はオーバ
ーコート8のうち、前記抵抗膜に対する抵抗値調整用ト
リミング溝を刻設した付近に欠け又は剥離が発生するこ
とを低減する。 【手段】 前記ガラスのアンダーコート7を、前記絶縁
基板1における略幅一杯まで延びるように形成するか、
又は、前記オーバーコートよりも幅方向の外側にはみ出
すように形成することにより、この上面に対して前記ガ
ラスのミドルコート6又はオーバーコート7をその全面
にわたって接着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ型絶縁基板
の上面に少なくとも一つの抵抗膜と、この抵抗膜を覆う
カバーコートとを形成したチップ型抵抗器において、そ
の構造と、その製造方法とに関するものである。
の上面に少なくとも一つの抵抗膜と、この抵抗膜を覆う
カバーコートとを形成したチップ型抵抗器において、そ
の構造と、その製造方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このチップ型抵抗器の製造に際し
ては、例えば、特開昭56−148804号公報及び特
開平4−102302号公報等に記載されているよう
に、以下に述べる方法が採用されている。すなわち、先
づ、図10に示すように、セラミックにてチップ型に構
成した絶縁基板1の複数個を横方向に並べて一体化して
棒状素材基板A1にし、更に、この棒状素材基板A1の
複数個を並べて一体化して成る素材基板Aを用意し、こ
の素材基板Aの上面のうち各絶縁基板1の部分に、左右
一対の上面電極2を形成したのち抵抗膜3を形成する
か、或いは、抵抗膜3を形成したのち左右一対の上面電
極2を形成する。
ては、例えば、特開昭56−148804号公報及び特
開平4−102302号公報等に記載されているよう
に、以下に述べる方法が採用されている。すなわち、先
づ、図10に示すように、セラミックにてチップ型に構
成した絶縁基板1の複数個を横方向に並べて一体化して
棒状素材基板A1にし、更に、この棒状素材基板A1の
複数個を並べて一体化して成る素材基板Aを用意し、こ
の素材基板Aの上面のうち各絶縁基板1の部分に、左右
一対の上面電極2を形成したのち抵抗膜3を形成する
か、或いは、抵抗膜3を形成したのち左右一対の上面電
極2を形成する。
【0003】なお、前記素材基板Aの周囲には、余白部
A2,A3が一体的に設けられ、また,この素材基板A
には、当該素材基板Aを前記棒状基板A1ごとにブレイ
クするための複数本の縦ブレイク溝A4と、前記棒状基
板A1を各絶縁基板1ごとにブレイクするための複数本
の横ブレイク溝A5とが刻設されている。次いで、前記
素材基板1の上面のうち各絶縁基板1の部分に、図11
に示すように、ガラスによるアンダーコート4を、前記
抵抗膜3を覆うようにして形成する。
A2,A3が一体的に設けられ、また,この素材基板A
には、当該素材基板Aを前記棒状基板A1ごとにブレイ
クするための複数本の縦ブレイク溝A4と、前記棒状基
板A1を各絶縁基板1ごとにブレイクするための複数本
の横ブレイク溝A5とが刻設されている。次いで、前記
素材基板1の上面のうち各絶縁基板1の部分に、図11
に示すように、ガラスによるアンダーコート4を、前記
抵抗膜3を覆うようにして形成する。
【0004】そして、前記各アンダーコート4の上から
抵抗膜3に対してレーザ光線を照射して、図12に示す
ように、前記アンダーコート4及び抵抗膜3にL字状の
トリミング溝5を刻設することにより、前記抵抗膜3に
おける抵抗値が所定の抵抗値になるようにトリミング調
整する。次いで、前記素材基板1の上面のうち各絶縁基
板1の部分に、図13に示すように、ガラスによるミド
ルコート6を、前記アンダーコート4を覆うように形成
したのち、図14に示すように、ガラス又は合成樹脂に
よるオーバーコート7を、前記ミドルコート6を覆うよ
うに形成するか、或いは、前記ミドルコート6を省略
し、ガラスによるオーバーコート7のみを、前記アンダ
ーコート4を覆うようにして形成する。
抵抗膜3に対してレーザ光線を照射して、図12に示す
ように、前記アンダーコート4及び抵抗膜3にL字状の
トリミング溝5を刻設することにより、前記抵抗膜3に
おける抵抗値が所定の抵抗値になるようにトリミング調
整する。次いで、前記素材基板1の上面のうち各絶縁基
板1の部分に、図13に示すように、ガラスによるミド
ルコート6を、前記アンダーコート4を覆うように形成
したのち、図14に示すように、ガラス又は合成樹脂に
よるオーバーコート7を、前記ミドルコート6を覆うよ
うに形成するか、或いは、前記ミドルコート6を省略
し、ガラスによるオーバーコート7のみを、前記アンダ
ーコート4を覆うようにして形成する。
【0005】次いで、前記素材基板Aを、縦ブレイク溝
A4に沿って各棒状素材基板A1ごとにブレイクしたの
ち、この棒状素材基板A1における左右両長手側面、つ
まり、前記各絶縁基板1における左右両端面に側面電極
を形成する。そして、この棒状素材基板A1を、横ブレ
イク溝A5に沿って各絶縁基板1ごとにブレイクしたの
ち、この各絶縁基板1に対してバレルメッキ処理を施す
ことにより、その上面電極2及び側面電極の表面に、下
地としてのニッケルメッキ層を含む半田又錫メッキ層を
形成して、チップ型抵抗器の完成品にする。
A4に沿って各棒状素材基板A1ごとにブレイクしたの
ち、この棒状素材基板A1における左右両長手側面、つ
まり、前記各絶縁基板1における左右両端面に側面電極
を形成する。そして、この棒状素材基板A1を、横ブレ
イク溝A5に沿って各絶縁基板1ごとにブレイクしたの
ち、この各絶縁基板1に対してバレルメッキ処理を施す
ことにより、その上面電極2及び側面電極の表面に、下
地としてのニッケルメッキ層を含む半田又錫メッキ層を
形成して、チップ型抵抗器の完成品にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の製造方法で
は、抵抗膜3に対するアンダーコート4を、その横幅寸
法W1を抵抗膜3における横幅寸法W0よりも少しだけ
大きくして、各絶縁基板1ごとに形成するようにしてい
ることにより、絶縁基板1の上面のうち前記アンダーコ
ート4の左右両側の部分には、アンダーコート4にて覆
われることなく、セラミックの地肌がそのまま露出して
いることで、この部分に、前記トリミング溝5をレーザ
光線の照射にて刻設するときに発生する滓成分が、図1
2に符号Bで示すように、付着することになるから、次
に、この上にミドルコート6又はオーバーコート7を形
成するとき、このミドルコート6又はオーバーコート7
の絶縁基板1の上面に対する接着性が、前記滓成分にて
著しく妨げられ、ミドルコート6又はオーバーコート7
のうちその絶縁基板1に対する接着性が悪い部分に、部
分的な欠け又は剥離が発生し、不良品になる率が高いの
であった。
は、抵抗膜3に対するアンダーコート4を、その横幅寸
法W1を抵抗膜3における横幅寸法W0よりも少しだけ
大きくして、各絶縁基板1ごとに形成するようにしてい
ることにより、絶縁基板1の上面のうち前記アンダーコ
ート4の左右両側の部分には、アンダーコート4にて覆
われることなく、セラミックの地肌がそのまま露出して
いることで、この部分に、前記トリミング溝5をレーザ
光線の照射にて刻設するときに発生する滓成分が、図1
2に符号Bで示すように、付着することになるから、次
に、この上にミドルコート6又はオーバーコート7を形
成するとき、このミドルコート6又はオーバーコート7
の絶縁基板1の上面に対する接着性が、前記滓成分にて
著しく妨げられ、ミドルコート6又はオーバーコート7
のうちその絶縁基板1に対する接着性が悪い部分に、部
分的な欠け又は剥離が発生し、不良品になる率が高いの
であった。
【0007】そこで、従来は、前記トリミング溝5を刻
設と言うトリミング調整が完了すると、素材基板Aの上
面の全体に対して研磨・洗浄を施すことにより、各絶縁
基板1の上面に付着している滓成分を除去するようにし
ているが、この研磨・洗浄には、大袈裟な装置を必要す
るばかりか、長い時間を必要とするから、製造コストが
大幅にアップするばかりか、絶縁基板の上面に付着する
滓成分を完全には除去できないことにより、絶縁基板の
上面に付着する滓成分に起因する不良品の発生率が未だ
可成り高いと言う問題があった。
設と言うトリミング調整が完了すると、素材基板Aの上
面の全体に対して研磨・洗浄を施すことにより、各絶縁
基板1の上面に付着している滓成分を除去するようにし
ているが、この研磨・洗浄には、大袈裟な装置を必要す
るばかりか、長い時間を必要とするから、製造コストが
大幅にアップするばかりか、絶縁基板の上面に付着する
滓成分を完全には除去できないことにより、絶縁基板の
上面に付着する滓成分に起因する不良品の発生率が未だ
可成り高いと言う問題があった。
【0008】本発明は、この問題を解消できる構造と、
製造方法とを提供することを技術的課題とするものであ
る。
製造方法とを提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の構造は、「チップ型に構成した絶縁基板
の上面に、少なくとも一つの抵抗膜と、その両端に対す
る上面電極と、前記抵抗膜を覆うガラスのアンダーコー
トと、このアンダーコートを覆うガラスのミドルコート
及びオーバーコート、又はガラスのオーバーコートとを
形成して成るチップ型抵抗器において、前記アンダーコ
ートを、当該アンダーコートが前記絶縁基板における略
幅一杯まで延びるように形成するか、又は、当該アンダ
ーコートが前記オーバーコートよりも幅方向の外側には
み出すように形成することを特徴とする。」ものであ
る。
るため本発明の構造は、「チップ型に構成した絶縁基板
の上面に、少なくとも一つの抵抗膜と、その両端に対す
る上面電極と、前記抵抗膜を覆うガラスのアンダーコー
トと、このアンダーコートを覆うガラスのミドルコート
及びオーバーコート、又はガラスのオーバーコートとを
形成して成るチップ型抵抗器において、前記アンダーコ
ートを、当該アンダーコートが前記絶縁基板における略
幅一杯まで延びるように形成するか、又は、当該アンダ
ーコートが前記オーバーコートよりも幅方向の外側には
み出すように形成することを特徴とする。」ものであ
る。
【0010】また、本発明の製造方法は、「チップ型絶
縁基板の複数個を横に並べて一体化した棒状素材基板の
複数本を、平行に並べて一体化して成る素材基板を製作
する工程と、この素材基板における各絶縁基板に少なく
とも一つの抵抗膜及びその両端に対する上面電極を形成
する工程と、前記抵抗体に対するガラスのアンダーコー
トを形成する工程と、前記アンダーコード及び抵抗膜に
抵抗値調整用のトリミング溝を刻設する工程と、前記素
材基板における各絶縁基板にガラスのミドルコートを下
地としてオーバーコートを形成するか、ミドルコートを
下地とすることなくガラスのオーバーコートのみを形成
する工程と、前記素材基板を前記棒状素材基板ごとにブ
レイクしたのちこの棒状素材基板における左右両長手側
面に側面電極を形成する工程と、前記棒状素材基板を前
記各絶縁基板ごとにブレイクする工程とから成るチップ
型抵抗器の製造方法において、前記アンダーコートを、
前記棒状素材基板の長手方向に連続して延びるように形
成するか、又は、前記オーバーコートよりも幅方向の外
側にはみ出すように形成することを特徴とする。」
縁基板の複数個を横に並べて一体化した棒状素材基板の
複数本を、平行に並べて一体化して成る素材基板を製作
する工程と、この素材基板における各絶縁基板に少なく
とも一つの抵抗膜及びその両端に対する上面電極を形成
する工程と、前記抵抗体に対するガラスのアンダーコー
トを形成する工程と、前記アンダーコード及び抵抗膜に
抵抗値調整用のトリミング溝を刻設する工程と、前記素
材基板における各絶縁基板にガラスのミドルコートを下
地としてオーバーコートを形成するか、ミドルコートを
下地とすることなくガラスのオーバーコートのみを形成
する工程と、前記素材基板を前記棒状素材基板ごとにブ
レイクしたのちこの棒状素材基板における左右両長手側
面に側面電極を形成する工程と、前記棒状素材基板を前
記各絶縁基板ごとにブレイクする工程とから成るチップ
型抵抗器の製造方法において、前記アンダーコートを、
前記棒状素材基板の長手方向に連続して延びるように形
成するか、又は、前記オーバーコートよりも幅方向の外
側にはみ出すように形成することを特徴とする。」
【0011】
【発明の作用・効果】このように、抵抗膜に対するガラ
スのアンダーコートを、絶縁基板における略幅一杯まで
延びるようにして形成するか、又は、オーバーコートよ
りも幅方向の外側にはみ出すように形成することによ
り、抵抗値調整用トリミング溝をレーザ光線の照射にて
刻設するときに発生する滓成分は、前記アンダーコート
の表面に付着する一方、ガラスのミドルコート又はオー
バーコートの全てを、前記のアンダーコートの上面に対
して接着できるのである。
スのアンダーコートを、絶縁基板における略幅一杯まで
延びるようにして形成するか、又は、オーバーコートよ
りも幅方向の外側にはみ出すように形成することによ
り、抵抗値調整用トリミング溝をレーザ光線の照射にて
刻設するときに発生する滓成分は、前記アンダーコート
の表面に付着する一方、ガラスのミドルコート又はオー
バーコートの全てを、前記のアンダーコートの上面に対
して接着できるのである。
【0012】この場合において、ガラスのミドルコート
又はオーバーコートと、ガラスのアンダーコートとは、
前記ミドルコート又はオーバーコートを形成するときの
加熱によって互いに溶け合って一体化することにより、
その間における接着性は、これらガラスのミドルコート
又はオーバーコートをセラミック製絶縁基板に対して直
接に接着する場合の接着性よりも遙かに高いから、前記
アンダーコートの表面に、トリミング溝を刻設するとき
発生する滓成分が付着していても、このアンダーコート
に対して、前記ミドルコート又はオーバーコートを、当
該ミドルコート又はオーバーコートを絶縁基板に対して
直接に接着する場合よりも、強く、且つ、確実に接着で
きるのである。
又はオーバーコートと、ガラスのアンダーコートとは、
前記ミドルコート又はオーバーコートを形成するときの
加熱によって互いに溶け合って一体化することにより、
その間における接着性は、これらガラスのミドルコート
又はオーバーコートをセラミック製絶縁基板に対して直
接に接着する場合の接着性よりも遙かに高いから、前記
アンダーコートの表面に、トリミング溝を刻設するとき
発生する滓成分が付着していても、このアンダーコート
に対して、前記ミドルコート又はオーバーコートを、当
該ミドルコート又はオーバーコートを絶縁基板に対して
直接に接着する場合よりも、強く、且つ、確実に接着で
きるのである。
【0013】従って、本発明によると、ガラスのミドル
コート又はオーバーコートに、部分的に欠け又は剥離が
発生することを確実に低減できて、不良品の発生率を少
なくできると共に、素材基板に対して施す研磨・洗浄を
省略できるか、或いは、極く簡単な研磨・洗浄にどどめ
ることができるから、製造コストを大幅に低減できる効
果を有する。
コート又はオーバーコートに、部分的に欠け又は剥離が
発生することを確実に低減できて、不良品の発生率を少
なくできると共に、素材基板に対して施す研磨・洗浄を
省略できるか、或いは、極く簡単な研磨・洗浄にどどめ
ることができるから、製造コストを大幅に低減できる効
果を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図8の図面について説明する。この図において符号
Aは、前記従来と同様に、セラミックにてチップ型に構
成した絶縁基板1の複数個を横方向に並べて一体化して
棒状素材基板A1にし、更に、この棒状素材基板A1の
複数個を並べて一体化して成る素材基板を示し、この素
材基板Aの周囲には、余白部A2,A3が一体的に設け
られ、また,この素材基板Aには、当該素材基板Aを前
記棒状基板A1ごとにブレイクするための複数本の縦ブ
レイク溝A4と、前記棒状基板A1を各絶縁基板1ごと
にブレイクするための複数本の横ブレイク溝A5とが刻
設されている。
1〜図8の図面について説明する。この図において符号
Aは、前記従来と同様に、セラミックにてチップ型に構
成した絶縁基板1の複数個を横方向に並べて一体化して
棒状素材基板A1にし、更に、この棒状素材基板A1の
複数個を並べて一体化して成る素材基板を示し、この素
材基板Aの周囲には、余白部A2,A3が一体的に設け
られ、また,この素材基板Aには、当該素材基板Aを前
記棒状基板A1ごとにブレイクするための複数本の縦ブ
レイク溝A4と、前記棒状基板A1を各絶縁基板1ごと
にブレイクするための複数本の横ブレイク溝A5とが刻
設されている。
【0015】前記素材基板Aの上面にうち各絶縁基板1
の部分に、図1に示すように、左右一対の上面電極2を
形成したのち抵抗膜3を形成するか、抵抗膜3を形成し
たのち左右一対の上面電極2を形成する。次いで、前記
素材基板Aの上面にうち各絶縁基板1の部分に、従来と
同様に、ガラスによるアンダーコート4を、前記抵抗膜
3を覆うように形成するのであるが、この場合におい
て、本発明においては、前記アンダーコート4を、図2
に示すように、前記棒状素材基板A1の長手方向に連続
して延びるように形成することにより、各絶縁基板1の
幅一杯まで延びるように構成する。
の部分に、図1に示すように、左右一対の上面電極2を
形成したのち抵抗膜3を形成するか、抵抗膜3を形成し
たのち左右一対の上面電極2を形成する。次いで、前記
素材基板Aの上面にうち各絶縁基板1の部分に、従来と
同様に、ガラスによるアンダーコート4を、前記抵抗膜
3を覆うように形成するのであるが、この場合におい
て、本発明においては、前記アンダーコート4を、図2
に示すように、前記棒状素材基板A1の長手方向に連続
して延びるように形成することにより、各絶縁基板1の
幅一杯まで延びるように構成する。
【0016】そして、前記各アンダーコート4の上から
抵抗膜3に対してレーザ光線を照射して、図3に示すよ
うに、前記アンダーコート4及び抵抗膜3にL字状のト
リミング溝5を刻設することにより、前記抵抗膜3にお
ける抵抗値が所定の抵抗値になるようにトリミング調整
するのである。この場合において、絶縁基板1の上面の
うち抵抗膜3の左右両側の部分は、前記アンダーコート
4を絶縁基板1の幅一杯まで延びるように構成したこと
によって、このアンダーコート4にて覆われているか
ら、前記トリミング溝5の刻設に際して発生する滓成分
は、図3に符号Cで示すように、前記ガラスによるアン
ダーコート4の表面にのみ付着して、セラミック製絶縁
基板1の上面に付着することを回避できる。
抵抗膜3に対してレーザ光線を照射して、図3に示すよ
うに、前記アンダーコート4及び抵抗膜3にL字状のト
リミング溝5を刻設することにより、前記抵抗膜3にお
ける抵抗値が所定の抵抗値になるようにトリミング調整
するのである。この場合において、絶縁基板1の上面の
うち抵抗膜3の左右両側の部分は、前記アンダーコート
4を絶縁基板1の幅一杯まで延びるように構成したこと
によって、このアンダーコート4にて覆われているか
ら、前記トリミング溝5の刻設に際して発生する滓成分
は、図3に符号Cで示すように、前記ガラスによるアン
ダーコート4の表面にのみ付着して、セラミック製絶縁
基板1の上面に付着することを回避できる。
【0017】次いで、前記素材基板1の上面のうち各絶
縁基板1の部分に、図4に示すように、前記アンダーコ
ート4を覆うガラスによるミドルコート6を、前記棒状
素材基板A1の長手方向に連続して延びるように形成す
る。次いで、前記素材基板1の上面のうち各絶縁基板1
の部分に、図5に示すように、ガラス又は合成樹脂によ
るオーバーコート7を形成する。
縁基板1の部分に、図4に示すように、前記アンダーコ
ート4を覆うガラスによるミドルコート6を、前記棒状
素材基板A1の長手方向に連続して延びるように形成す
る。次いで、前記素材基板1の上面のうち各絶縁基板1
の部分に、図5に示すように、ガラス又は合成樹脂によ
るオーバーコート7を形成する。
【0018】次いで、前記素材基板Aを、縦ブレイク溝
A4に沿って各棒状素材基板A1ごとにブレイクしたの
ち、この棒状素材基板A1における左右両長手側面、つ
まり、前記各絶縁基板1における左右両端面に側面電極
8を形成する。そして、この棒状素材基板A1を、横ブ
レイク溝A5に沿って各絶縁基板1ごとにブレイクした
のち、この各絶縁基板1に対してバレルメッキ処理を施
し、その上面電極2及び側面電極8の表面に、下地とし
てのニッケルメッキ層を含む半田又錫メッキ層を形成す
ることにより、図6〜図8に示すようなチップ型抵抗器
10の完成品にするのである。
A4に沿って各棒状素材基板A1ごとにブレイクしたの
ち、この棒状素材基板A1における左右両長手側面、つ
まり、前記各絶縁基板1における左右両端面に側面電極
8を形成する。そして、この棒状素材基板A1を、横ブ
レイク溝A5に沿って各絶縁基板1ごとにブレイクした
のち、この各絶縁基板1に対してバレルメッキ処理を施
し、その上面電極2及び側面電極8の表面に、下地とし
てのニッケルメッキ層を含む半田又錫メッキ層を形成す
ることにより、図6〜図8に示すようなチップ型抵抗器
10の完成品にするのである。
【0019】このようにして製造されたチップ型抵抗器
10は、そのチップ型絶縁基板1の上面に、一つの抵抗
膜3と、その両端に対する上面電極2と、前記抵抗膜3
を覆うガラスのアンダーコート4と、このアンダーコー
ト4を覆うガラスのミドルコート6及びオーバーコート
7とが、前記絶縁基板1における左右両端面1a,1b
に、側面電極8が各々形成され、そして、前記アンダー
コート4が、絶縁基板1における左右両側面1c,1d
にまで延びるように、換言すると、当該アンダーコート
4が、絶縁基板1の略幅一杯まで延びるように構成され
ている。
10は、そのチップ型絶縁基板1の上面に、一つの抵抗
膜3と、その両端に対する上面電極2と、前記抵抗膜3
を覆うガラスのアンダーコート4と、このアンダーコー
ト4を覆うガラスのミドルコート6及びオーバーコート
7とが、前記絶縁基板1における左右両端面1a,1b
に、側面電極8が各々形成され、そして、前記アンダー
コート4が、絶縁基板1における左右両側面1c,1d
にまで延びるように、換言すると、当該アンダーコート
4が、絶縁基板1の略幅一杯まで延びるように構成され
ている。
【0020】このように、抵抗膜3に対するガラスのア
ンダーコート4を、絶縁基板1における略幅一杯まで延
びるようにして形成したことにより、抵抗値調整用トリ
ミング溝5をレーザ光線の照射にて刻設するときに発生
する滓成分は、図3に符号Cで示すように、前記アンダ
ーコート4の表面にのみ付着し、この滓成分が絶縁基板
1の上面に付着することを阻止できる一方、ガラスのミ
ドルコート6の全てを、前記アンダーコート4の上面に
対して接着できるのであり、ガラスのミドルコート6
と、ガラスのアンダーコート4とは、前記ミドルコート
6を形成するときの加熱によって互いに溶け合って一体
化することにより、その間における接着性は、これらガ
ラスのミドルコート6をセラミック製絶縁基板1に対し
て直接に接着するときの接着性よりも遙かに高いから、
前記アンダーコート4の表面に、トリミング溝5を刻設
するとき発生する滓成分が付着していても、このアンダ
ーコート4に対して前記ミドルコート6を、当該ミドル
コート6を絶縁基板に対して直接に接着する場合により
も、強く、且つ、確実に接着でき、このミドルコート6
のうち前記滓成分が付着する部分に欠け又は剥離が発生
することを大幅に低減できるのである。
ンダーコート4を、絶縁基板1における略幅一杯まで延
びるようにして形成したことにより、抵抗値調整用トリ
ミング溝5をレーザ光線の照射にて刻設するときに発生
する滓成分は、図3に符号Cで示すように、前記アンダ
ーコート4の表面にのみ付着し、この滓成分が絶縁基板
1の上面に付着することを阻止できる一方、ガラスのミ
ドルコート6の全てを、前記アンダーコート4の上面に
対して接着できるのであり、ガラスのミドルコート6
と、ガラスのアンダーコート4とは、前記ミドルコート
6を形成するときの加熱によって互いに溶け合って一体
化することにより、その間における接着性は、これらガ
ラスのミドルコート6をセラミック製絶縁基板1に対し
て直接に接着するときの接着性よりも遙かに高いから、
前記アンダーコート4の表面に、トリミング溝5を刻設
するとき発生する滓成分が付着していても、このアンダ
ーコート4に対して前記ミドルコート6を、当該ミドル
コート6を絶縁基板に対して直接に接着する場合により
も、強く、且つ、確実に接着でき、このミドルコート6
のうち前記滓成分が付着する部分に欠け又は剥離が発生
することを大幅に低減できるのである。
【0021】なお、前記実施の形態は、オーバーコート
7の下地としてガラスによるミドルコート6を形成する
場合であったが、本発明は、これに限らず、ミドルコー
ト6を省略し、ガラスによるオーバーコート7のみを形
成する場合にも適用して、そのガラスのアンダーコート
4を、前記と同様に、絶縁基板1の略幅一杯まで延びる
ように構成することにより、前記オーバーコート7のう
ち前記滓成分が付着する部分に欠け又は剥離が発生する
ことを大幅に低減できるのである。
7の下地としてガラスによるミドルコート6を形成する
場合であったが、本発明は、これに限らず、ミドルコー
ト6を省略し、ガラスによるオーバーコート7のみを形
成する場合にも適用して、そのガラスのアンダーコート
4を、前記と同様に、絶縁基板1の略幅一杯まで延びる
ように構成することにより、前記オーバーコート7のう
ち前記滓成分が付着する部分に欠け又は剥離が発生する
ことを大幅に低減できるのである。
【0022】また、このようにミドルコート6を省略し
てガラスによるオーバーコート7のみを形成する場合に
は、前記ガラスのアンダーコート4を絶縁基板1の略幅
一杯まで延びるように構成することに限らず、このガラ
スのアンダーコート4を、各絶縁基板1ごとに、当該ア
ンダーコート4が前記オーバーコート7よりも幅方向の
外側にはみ出すように形成することにより、前記と同様
に、前記オーバーコート7のうち前記滓成分が付着する
部分に欠け又は剥離が発生することを大幅に低減できる
のである。
てガラスによるオーバーコート7のみを形成する場合に
は、前記ガラスのアンダーコート4を絶縁基板1の略幅
一杯まで延びるように構成することに限らず、このガラ
スのアンダーコート4を、各絶縁基板1ごとに、当該ア
ンダーコート4が前記オーバーコート7よりも幅方向の
外側にはみ出すように形成することにより、前記と同様
に、前記オーバーコート7のうち前記滓成分が付着する
部分に欠け又は剥離が発生することを大幅に低減できる
のである。
【0023】更にまた、本発明は、一つの絶縁基板に対
して一つの抵抗膜を形成したチップ型抵抗器10に限ら
ず、図9に示すように、一つのチップ型絶縁基板11に
対して複数個の抵抗膜13を形成した多連のチップ型抵
抗器20に対しても同様にできるのである。すなわち、
図9において、符号12は、前記各抵抗膜13の両端に
対する上面電極を、符号14は、前記各抵抗膜13に対
するガラスによるアンダーコートを、符号15は、前記
アンダーコート14の上から各抵抗膜13に対して刻設
した抵抗値調整用のトリミング溝を、符号17は、全体
を覆うガラスによるオーバーコートを、そして、符号1
8は、前記絶縁基板11の左右両端面11a,11bに
形成した側面電極を各々示し、前記ガラスによるアンダ
ーコート14を、絶縁基板11における左右両側面11
c,11dにまで延びるように、換言すると、当該アン
ダーコート14を、絶縁基板11の略幅一杯まで延びる
ように構成することにより、これを覆うガラスによるオ
ーバーコート17のうち、前記トリミング溝15の付近
に部分的な欠け又は剥離が発生することを大幅に低減で
きるのである。
して一つの抵抗膜を形成したチップ型抵抗器10に限ら
ず、図9に示すように、一つのチップ型絶縁基板11に
対して複数個の抵抗膜13を形成した多連のチップ型抵
抗器20に対しても同様にできるのである。すなわち、
図9において、符号12は、前記各抵抗膜13の両端に
対する上面電極を、符号14は、前記各抵抗膜13に対
するガラスによるアンダーコートを、符号15は、前記
アンダーコート14の上から各抵抗膜13に対して刻設
した抵抗値調整用のトリミング溝を、符号17は、全体
を覆うガラスによるオーバーコートを、そして、符号1
8は、前記絶縁基板11の左右両端面11a,11bに
形成した側面電極を各々示し、前記ガラスによるアンダ
ーコート14を、絶縁基板11における左右両側面11
c,11dにまで延びるように、換言すると、当該アン
ダーコート14を、絶縁基板11の略幅一杯まで延びる
ように構成することにより、これを覆うガラスによるオ
ーバーコート17のうち、前記トリミング溝15の付近
に部分的な欠け又は剥離が発生することを大幅に低減で
きるのである。
【0024】なお、この多連のチップ型抵抗器20の場
合においても、前記オーバーコート17の下地としてガ
ラスによるミドルコートを使用できることは言うまでも
ない。
合においても、前記オーバーコート17の下地としてガ
ラスによるミドルコートを使用できることは言うまでも
ない。
【図1】本発明の実施の形態において素材基板に抵抗膜
と上面電極とを形成した状態を示す斜視図である。
と上面電極とを形成した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態において前記素材基板にア
ンダーコートを形成した状態を示す斜視図である。
ンダーコートを形成した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態において前記素材基板の抵
抗膜にトリミング溝を刻設した状態を示す斜視図であ
る。
抗膜にトリミング溝を刻設した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態において前記素材基板にミ
ドルコートを形成した状態を示す斜視図である。
ドルコートを形成した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態において前記素材基板にオ
ーバーコートを形成した状態を示す斜視図である。
ーバーコートを形成した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態によるチップ型抵抗器の斜
視図である。
視図である。
【図7】図5のVII −VII 視断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII視断面図である。
【図9】本発明の実施の形態による多連チップ型抵抗器
の斜視図である。
の斜視図である。
【図10】従来の製造方法において素材基板に抵抗膜と
上面電極とを形成した状態を示す斜視図である。
上面電極とを形成した状態を示す斜視図である。
【図11】従来の製造方法において前記素材基板にアン
ダーコートを形成した状態を示す斜視図である。
ダーコートを形成した状態を示す斜視図である。
【図12】従来の製造方法において前記素材基板の抵抗
膜にトリミング溝を刻設した状態を示す斜視図である。
膜にトリミング溝を刻設した状態を示す斜視図である。
【図13】従来の製造方法において前記素材基板にミド
ルコートを形成した状態を示す斜視図である。
ルコートを形成した状態を示す斜視図である。
【図14】従来の製造方法において前記素材基板にオー
バーコートを形成した状態を示す斜視図である。
バーコートを形成した状態を示す斜視図である。
1,11 絶縁基板 1a,1b,11a,11d 絶縁基板の左
右両端面 1c,1d,11c,11d 絶縁基板の左
右両側面 2,12 上面電極 3,13 抵抗膜 4,14 アンダーコー
ト 5,15 トリミング溝 6 ミドルコート 7,17 オーバーコー
ト 8,18 側面電極 10,20 チップ型抵抗
器 A 素材基板 A1 棒状素材基板 A2,A3 余白部 A4,A5 ブレイク溝
右両端面 1c,1d,11c,11d 絶縁基板の左
右両側面 2,12 上面電極 3,13 抵抗膜 4,14 アンダーコー
ト 5,15 トリミング溝 6 ミドルコート 7,17 オーバーコー
ト 8,18 側面電極 10,20 チップ型抵抗
器 A 素材基板 A1 棒状素材基板 A2,A3 余白部 A4,A5 ブレイク溝
Claims (2)
- 【請求項1】チップ型に構成した絶縁基板の上面に、少
なくとも一つの抵抗膜と、その両端に対する上面電極
と、前記抵抗膜を覆うガラスのアンダーコートと、この
アンダーコートを覆うガラスのミドルコート及びオーバ
ーコート、又はガラスのオーバーコートとを形成して成
るチップ型抵抗器において、 前記アンダーコートを、当該アンダーコートが前記絶縁
基板における略幅一杯まで延びるように形成するか、又
は、当該アンダーコートが前記オーバーコートよりも幅
方向の外側にはみ出すように形成することを特徴とする
チップ型抵抗器の構造。 - 【請求項2】チップ型絶縁基板の複数個を横に並べて一
体化した棒状素材基板の複数本を、平行に並べて一体化
して成る素材基板を製作する工程と、この素材基板にお
ける各絶縁基板に少なくとも一つの抵抗膜及びその両端
に対する上面電極を形成する工程と、前記抵抗体に対す
るガラスのアンダーコートを形成する工程と、前記アン
ダーコード及び抵抗膜に抵抗値調整用のトリミング溝を
刻設する工程と、前記素材基板における各絶縁基板にガ
ラスのミドルコートを下地としてオーバーコートを形成
するか、ミドルコートを下地とすることなくガラスのオ
ーバーコートのみを形成する工程と、前記素材基板を前
記棒状素材基板ごとにブレイクしたのちこの棒状素材基
板における左右両長手側面に側面電極を形成する工程
と、前記棒状素材基板を前記各絶縁基板ごとにブレイク
する工程とから成るチップ型抵抗器の製造方法におい
て、 前記アンダーコートを、前記棒状素材基板の長手方向に
連続して延びるように形成するか、又は、前記オーバー
コートよりも幅方向の外側にはみ出すように形成するこ
とを特徴とするチップ型抵抗器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10023391A JPH11224802A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | チップ型抵抗器の構造及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10023391A JPH11224802A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | チップ型抵抗器の構造及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11224802A true JPH11224802A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12109219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10023391A Pending JPH11224802A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | チップ型抵抗器の構造及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11224802A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7380333B2 (en) | 2001-04-16 | 2008-06-03 | Rohm Co., Ltd. | Chip resistor fabrication method |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP10023391A patent/JPH11224802A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7380333B2 (en) | 2001-04-16 | 2008-06-03 | Rohm Co., Ltd. | Chip resistor fabrication method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |