JPH11224037A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及び画像形成装置

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JPH11224037A
JPH11224037A JP10027026A JP2702698A JPH11224037A JP H11224037 A JPH11224037 A JP H11224037A JP 10027026 A JP10027026 A JP 10027026A JP 2702698 A JP2702698 A JP 2702698A JP H11224037 A JPH11224037 A JP H11224037A
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JP
Japan
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blade
cleaning
cleaning blade
image carrier
cleaning device
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JP10027026A
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English (en)
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Takeo Shoji
武夫 庄子
Takashi Hibi
隆 日比
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リサイクルを前提として限られた材料を使用
することによってクリーナ容器が変形しても、種々の環
境下でブレードめくれを防いで高いクリーニング性を確
保することができるクリーニング装置を提供すること。 【構成】 少なくとも像担持体1と、該像担持体1表面
を一様に帯電させる帯電部材を有する画像形成装置又は
画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリ
ッジに設けられる装置であって、前記像担持体1表面に
当接して該像担持体表面をクリーニングするクリーニン
グブレード6と、該クリーニングブレード6をクリーナ
容器8aに支持させるブレード支持板金(支持部材)1
3を有するクリーニング装置において、前記クリーニン
グブレード6の前記像担持体1への当接角を初期から左
右で異ならせるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジのクリーニング装置及びプロセスカートリッジを着
脱自在に装填して成る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、画像形成装
置には像担持体1が回転自在に支持されており、この像
担持体1は不図示の駆動手段によって図示矢印a方向に
回転駆動される。そして、像担持体1の周りには、像担
持体1の表面を一様な電位に帯電する一次帯電装置(帯
電ローラ)2、像担持体1の表面に形成された静電潜像
にトナーを付着してトナー像を形成する現像装置5、像
担持体1の表面に残留したトナーを除去するクリーニン
グ装置8等が順に配設されている。
【0003】而して、上記像担持体1、一次帯電装置
(帯電ローラ)2、現像装置5、クリーニング装置8等
はハウジング9に一体的に組み込まれてプロセスカート
リッジ11を構成している。尚、このプロセスカートリ
ッジ11の容器等の材料は各部分の必要性能に合わせて
個々に選択され、樹脂だけでは強度的に満足できない場
合はガラス繊維を樹脂に混ぜることによって容器等の強
度を高める工夫がなされていた。
【0004】而して、プロセスカートリッジ11は画像
形成装置本体に対して着脱可能であって、該プロセスカ
ートリッジ11を装着した状態で像担持体1の下方には
該像担持体1表面のトナー像を転写材P上に転写するた
めの転写帯電装置10が配設されている。
【0005】ところで、前記現像装置5は、図示矢印b
方向に回転してトナーを搬送する現像スリーブ3と該現
像スリーブ3上のトナーコート厚を規制するための弾性
ブレード4を備えている。
【0006】又、前記クリーニング装置8は、転写残ト
ナーを像担持体1上から掻き取るためにブレード支持板
金13によって支持されたクリーニングブレード6と掻
き取った転写残トナーを捕集するためのスクイシート7
を有している。特に、クリーニングブレード6の設定に
おいては、像担持体1表面の削れ量を長手方向に均一に
するために像担持体1に対する当接状態が左右で不均一
にならないようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】而して、最近の世界的
な動きとして製品のリサイクルが当然のこととなってき
ており、プロセスカートリッジもこの動きに遅れること
なく、むしろ先行してリサイクルが行われており、その
リサイクルを実現するためには、材料を統一し、更には
リサイクルし易い材料を優先して使用するように材料を
限定することが必要となってくる。従って、従来のよう
に強度アップのために樹脂にガラス繊維や他の材料を混
ぜることは不可能な状況となってきている。
【0008】以上の結果、例えば高い材料強度を必要と
する場合には、成型品の肉厚を増したり、又、金属材料
を部分的に装着して強度アップを図ろうとするが、何れ
も製品の重量アップに繋がり、特に取扱性を重視し、そ
れが特徴であるプロセスカートリッジには減点項目とな
ってしまい、コストアップへも繋がっていく。仮に容器
の強度が不足したままプロセスカートリッジとしてこれ
を画像形成装置本体内で使用した場合、容器強度が不足
するために該容器に振動が起こった場合には画像劣化に
繋がるが、像担持体1を駆動した場合は恒常的に容器が
変形し、特にクリーニングブレード6を固定支持するク
リーナ容器8aの座面が移動してクリーニングブレード
6の像担持体1への当接が不安定となる。その結果、ク
リーニングブレード6の先端が像担持体1から逃げる方
向(つまり、ブレード当接角が大きくなる方向)に移動
した場合、クリーニングブレード6がめくれ易くなると
いう問題が発生する。
【0009】又、本体の昇温により容器が更に変形を起
こし、クリーニングブレード6のめくれが起こる確率が
高くなってしまう。
【0010】更に、高温高湿環境下では、高温によりク
リーニングブレード6先端の当接面積が大きくなるとと
もに、水分でクリーニングブレード6と像担持体1表面
が密着し易くなる他、クリーニングブレード6先端に塗
布されている潤滑剤の粘度も高くなって潤滑性が低下す
るため、2重、3重にクリーニングブレード6のめくれ
が起き易くなる。
【0011】但し、像担持体1の駆動や本体駆動等のた
めのモータ等の発熱体が近くにある場合における容器変
形が左右どちらでブレード当接角を大きくしてしまう方
向に変形するかは本体構成によって自ずと決まり、従っ
て、ブレードめくれを起こし易い方側も決まってくる。
【0012】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、リサイクルを前提として限ら
れた材料を使用することによってクリーナ容器が変形し
ても、種々の環境下でブレードめくれを防いで高いクリ
ーニング性を確保することができるクリーニング装置及
び画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも像担持体と、該
像担持体表面を一様に帯電させる帯電部材を有する画像
形成装置又は画像形成装置本体に対して着脱自在なプロ
セスカートリッジに設けられる装置であって、前記像担
持体表面に当接して該像担持体表面をクリーニングする
クリーニングブレードと、該クリーニングブレードをク
リーナ容器に支持させる支持部材を有するクリーニング
装置において、前記クリーニングブレードの前記像担持
体への当接角を初期から左右で異ならせることを特徴と
する。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記画像形成装置又はプロセスカートリッ
ジに設けられた温度検知手段又は湿度検出手段の検知結
果に基づいて前記クリーニングブレードの前記像担持体
への当接角を初期から左右で異ならせることを特徴とす
る。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記クリーニングブレードの前記像担持体
への当接角は何れか一端のみが初期当接角より小さくな
る方向の範囲で設定変更可能であることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記帯電部材は、前記像担持体に当接する
接触帯電部材である帯電ローラで構成されることを特徴
とする。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前帯電ローラに、直流電圧に交流電圧を重
畳したバイアスを印加することを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記クリーニングブレードの前記像
担持体への侵入量を左右で異ならせたことを特徴とす
る。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記クリーニングブレードの自由長を左右
で異ならせたことを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記クリーニングブレードを前記像
担持体の長手方向水平軸に対して斜めに当接させたこと
を特徴とする。
【0021】請求項9記載の発明は、少なくとも像担持
体と、該像担持体表面を一様に帯電させる帯電部材と、
クリーニング装置を有するプロセスカートリッジを着脱
自在に装填し、前記クリーニング装置を前記像担持体表
面に当接して該像担持体表面をクリーニングするクリー
ニングブレードと、該クリーニングブレードをクリーナ
容器に支持させる支持部材とを含んで構成する画像形成
装置において、前記クリーニング装置のクリーニングブ
レードの前記像担持体への当接角を初期から左右で異な
らせることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】<実施の形態1>先ず、クリーニングブレ
ード6の像担持体1への当接角(以下、ブレード当接角
と称する)を図1を用いて説明する。
【0024】図1はクリーニングブレード6の像担持体
1への当接状態を示す図であり、ブレード当接角βと
は、像担持体1表面とクリーニングブレード6の先端が
交わる接点Xにおける接線(実線)とその接点Xからク
リーニングブレード6の当接面に沿って0.5mm離れ
た点Yと接点Xとを結んだ線(破線)とがなす角であっ
て、これはクリーニングブレード6の極先端での像担持
体1との当接状態を示す。
【0025】次に、図2を用いて本発明の実施の形態に
係るブレード設定角θとブレード侵入量αについて説明
する。
【0026】ブレード設定角θは像担持体1表面とクリ
ーニングブレード6の先端が交わる点での接線とクリー
ニングブレード6の当接面とのなす角であり、実際には
像担持体1を装着するとクリーニングブレード6は変形
して図示のようにはならないが、説明のために仮に像担
持体1を装着した場合の仮想ドラムを想定して設定角θ
を求めている。
【0027】又、クリーニングブレード6を設定する上
で特に重要なブレード侵入量αとは仮想ドラムとクリー
ニングブレード6の先端が交わった点とクリーニングブ
レード6の当接面側の先端エッジとの距離(つまり、ク
リーニングブレード6が仮想ドラムに侵入した量)αと
定義され、このブレード侵入量αはイコールブレードの
当接圧ということであって、クリーニングブレード6を
設定をする上において重要な管理項目である。従って、
通常はこのブレード侵入量αをクリーニングブレード6
の長手方向に亘って均一になるように設定し、従来にお
いて一次帯電にコロナ帯電を用いていた場合は、このブ
レード侵入量α(=当接圧)の大きさが像担持体1表面
の削れ量を全面的に左右していた。
【0028】ところが、近年、一次帯電に接触帯電ロー
ラを用いてからは、特に均一帯電を行うために直流電圧
に交流電圧を重畳した場合、像担持体1表面の削れ量は
この帯電ローラの帯電時間に比例して決まってきてい
る。従って、上述のように特に交流電圧を重畳した帯電
ローラを用いた場合には、クリーニングブレード6の侵
入量αを大小させても像担持体1の削れ量に殆ど差が出
てこないことを見出した。
【0029】そこで、像担持体1の削れ量は、帯電ロー
ラの帯電時間だけに大きく左右されることを利用する
と、元々クリーニングブレード6の侵入量αを長手(つ
まり、左右)で異ならせて設定しても、像担持体1の表
面はほぼ均一に削れることになる。これを、リサイクル
を前提として強度がなく変形に弱い材料で作られたクリ
ーナ容器8aも使いこなすことができないかと考えたと
き、クリーナ容器8aの変形によるブレードめくれを防
止するには、クリーナ容器8aが変形することを想定し
て、変形によってブレード当接角βが大きくなる方側の
ブレード侵入量αを初期から予めクリーニング性を損な
わない範囲内で、且つ、容器変形で起きるクリーニング
ブレード6の逃げ分を十分考慮した量だけ大きく設定し
ておけば良いことになる。
【0030】一般的に、クリーニングブレード6に用い
られる材料としては機械的強度の強さからウレタンゴム
が用いられ、JISA硬度で60〜80°程度のものが
使用されている。又、様々な環境下でのクリーニング性
を満足するためのブレード侵入量αの範囲はレンジで
0.6mm程度あるため、この範囲内でブレード侵入量
αは左右で異ならせることができる。この範囲は、本体
構成、プロセスカートリッジ構成等の様々な要因で変化
するために一概には上記の範囲があるとは言えないが、
個々にクリーニング性を損なわない範囲内で行うべきで
ある。
【0031】ところで、例えば上記設定を実現する具体
的な方法としては、図3に示すようにブレード支持板金
13とクリーナ容器8のクリーニングブレード6の取付
座面間にスペーサ15を挟むことにより、該スペーサ1
5の厚み分だけクリーニングブレード6の侵入量αを増
やす方法が考えられ、この方法によれば、当然ながら侵
入量αの大きい方はクリーニングブレード6の先端当接
面が像担持体1表面方向に近づくためにブレード当接角
βは小さくなる。尚、図3において、14はクリーニン
グブレード6をクリーナ容器8aの座面に固定するため
のネジである。
【0032】而して、ブレート当接角βが小さくなるこ
とを意味し、クリーニングブレード6がめくれようとし
たときにブレードゴム自身が縮む形となり、そのときク
リーニングブレード6はゴムの弾性力で戻ろうとめくれ
に耐える力が増大し、この結果、クリーニングブレード
6はめくれ難くなる。仮に、像担持体1に駆動を掛けた
ときにクリーナ容器8aが変形してブレード当接角βが
大きくなっても、或る一定値以下のブレード当接角βを
維持することになり、クリーニングブレード6のめくれ
が防がれる。又、クリーナ容器8aが変形せず、ブレー
ド侵入量αが左右ばらばらであっても、前記理由によっ
て像担持体1の表面削れは長手方向にほぼ均一となり、
像担持体1の長手方向の削れムラによる画像不良は発生
しない。
【0033】ところで、クリーナ容器8aが変形して
も、前記或る一定のブレード当接角βを超えないように
クリーニングブレード6の両端におけるブレード侵入量
αを元々大きい値に設定しておけば良いと考え勝ちであ
るが、ブレード当接角βが或る一定値以下に収まって
も、変形してめくれ易い方側のブレード当接角βが他方
よりも大きくなるとクリーニングブレード6がめくれ易
くなる。つまり、めくれ易い方側は変形が起きても起き
なくてもブレード当接角βは常にめくれ難い他方よりも
小さいか或は少なくとも同等でなければならない。尚、
この方法はクリーナ容器8a等の寸法が個々に異なって
いても微調整が可能であるという特長を有している。
又、ブレード当接角βとしては構成に拘らず3°以上を
最低限確保しなければならず、さもなければ特に低温低
湿環境下でのクリーニング性を確保することができな
い。
【0034】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4及び
図5は本実施の形態に係るクリーニング装置のクリーニ
ングブレードの長手方向図である。
【0035】本実施の形態においても前記実施の形態1
と同様にクリーナ容器を使いこなすため、又、熱変形し
たクリーナ容器でもクリーニングブレード6がめくれな
いようにするためにも、ブレード当接角はめくれ易い方
側で他方より初期設定から小さくしておく必要がある。
【0036】ここで、当接角を片側予め小さくする方法
としてクリーニングブレード6単品で調整できる方法を
提案する。その1つとしては、図4に示すように、接着
タイプのクリーニングブレード6でもブレード支持板金
13とクリーニングブレード6が一体に成型されたもの
でも良いが、ブレード支持板金13を図のように長手方
向に傾斜を持たせてクリーニングブレード6の自由長を
左右で異ならせる方法が考えられる。例えば、ブレード
支持板金13の幅が大きい方側(図4の左側)において
はクリーニングブレード6の自由長dが他方の自由長e
より短く(d<e)なる。従って、このクリーニングブ
レード6をクリーナ容器の座面に固定すれば、自由長d
の短い側は自由長eの長い側よりも像担持体1近傍で急
激に変形する形となり、ブレード当接角は小さくなる。
【0037】つまり、クリーナ容器の変形が起こり易
く、クリーニングブレード6がめくれ易い方側を初期設
定から自由長が短い設定にしておけば、クリーナ容器の
変形が起きてもクリーニングブレード6のめくれを防ぐ
ことができる。
【0038】又、図5に示す例では、ブレード支持板金
13は長手方向に同一幅に成形されているが、クリーニ
ングブレード6の方が斜めに成形されており、該クリー
ニングブレード6の左右の自由長f,g(f>g)を異
ならせている。
【0039】上述のように構成しても、クリーニングブ
レード6の自由長の短いgの方が自由長の長いf側より
も像担持体1に当接したときブレード当接角が小さくな
り、ブレードめくれに対して有利となる。但し、これは
図4に示した構成とは異なり、クリーニングブレード6
の当接が像担持体1に対して長手水平位置からずれるた
め、自由長の長いf側はブレード侵入量が小さくなり、
従って、クリーニング性を考慮した場合には実施の形態
1のようにクリーナ容器8の座面にスペーサ15を挟ん
で調整をした方が良い場合がある。本実施の形態のよう
にクリーニングブレード6自身でブレード当接角を左右
調整した場合は、実施の形態1のようにそのままではブ
レード当接角に対して微調整ができないが、調整工程や
調整部材を必要としない分だけ効率的である。
【0040】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図6〜図9に基づいて説明する。尚、図6は本実
施の形態に係るクリーニング装置のクリーニングブレー
ドの像担持体への当接位置を示す斜視図、図7及び図8
は同クリーニングブレードへの像担持体への当接状態を
示す図、図9は同クリーニングブレードの長手方向図で
ある。
【0041】本実施の形態は、図6に示すように像担持
体1に対するクリーニングブレード6の当接位置を像担
持体1の長手方向に水平ではなく、図9に示すようにク
リーナ容器8の座面の水平方向に対して斜めに固定する
ことによって、該クリーニングブレード6が像担持体1
に当接したときにブレード当接角に左右差を持たせるよ
うにしたものである。
【0042】ここで、クリーニングブレード6は、実施
の形態1で用いたようなブレード支持板金13に取り付
けられたものや実施の形態2に示した傾いたものではな
く、同一幅を有する通常のものである。
【0043】而して、本実施の形態でも、ブレードめく
れ防止策としてブレード当接角をクリーニングブレード
6のめくれ易い方側で他方より小さくするための方法を
示す。即ち、図9に示すようにクリーニングブレード6
を固定すると、図6に示すように像担持体1に対してそ
の長手軸方向と水平方向(図に破線にて示す方向)では
なく、斜めにクリーニングブレード6の先端が図6に実
線にて示すように当接されることになる。その詳細は図
7及び図8に示され、図7は図6に示すクリーニングブ
レード6の左側の当接状態を示し、図8は右側の当接状
態を示す。つまり、クリーナ容器8aの座面の角度を左
右で変えている訳ではないため、クリーニングブレード
6の設定角はそのままでクリーニングブレード先端の当
接位置をずらしたことによりクリーニングブレード6の
当接角は図7及び図8に示すθ1,θ2となり、図8に
示す下方にずれたブレード当接角θ2は水平位置で当接
された図7に示すブレード当接角θ1より小さく(θ2
<θ1)なっている。このような方法でブレードめくれ
の起き易い方側の当接角を初期設定時より小さくするこ
とによってクリーニングブレード6をめくれにくくする
ことができる。但し、この方法では、前述のように下方
にずれた方は当接角が小さくなったものの、このままで
はブレード侵入量が小さくなってしまい、ずらし量によ
ってはブレード侵入量が小さくなったことによって逆に
当接角も小さくなってしまう場合があるため、同時にブ
レード侵入量を増大させた方が良いことがある。
【0044】因に、φ30の像担持体1である感光ドラ
ムの場合、クリーニングブレード6の固定位置、つまり
はクリーニングブレード6の当接位置を約0.25mm
下方にずらす毎に当接角が1°ずつ小さくなっていく。
この方法では、掻き取ったトナーをクリーナ容器8内の
一方向に回収するのに適している。図6に示す場合で
は、掻き取られたトナーは像担持体1の表面を伝って左
から右へと移動して行くことになるが、これはトナーを
回収ボックスに送ったり、リユーストナーとして現像器
内に再びトナーを戻すときに役立つ構成である。
【0045】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4について説明する。
【0046】ここでは、本体内の温度上昇を温度検知セ
ンサーで検知し、温度測定データに基づいてクリーニン
グブレードの設定を変えていく方法を示す。
【0047】具体的には、クリーニングブレードを通常
容器が変形しない状態では長手方向に均一に設定してお
き、容器が変形してクリーニングブレードの当接角が小
さくなってきてめくれを起こそうとする前にクリーニン
グブレードの設定を変化させるようにしている。
【0048】ブレード当接角を変化させる方法には、前
記実施の形態1において示したブレード侵入量を変化さ
せる(クリーナ容器の座面を必要に応じて出っ張らせ
る)手段や、実施の形態3において示した像担持体への
ブレード当接位置を変化させる(クリーナ容器の座面を
下方にずらす)手段によって自動的にクリーナ容器の座
面を調整する方法がある。このような方法によって、通
常は左右同等なブレード当接圧が得られるため、接触帯
電ローラの場合でなく、コロナ帯電のときのブレード当
接圧によって像担持体の削れが左右される場合でも像担
持体の削れ量をほぼ長手方向に均一にすることができ、
いざというときだけクリーニングブレードがめくれない
状態にすることができる。
【0049】更に、温度検知センサーと合わせて湿度セ
ンサーも設置すると、より正確な形で無駄なときにブレ
ード設定の変更を行わなくても良くなり、延てはより像
担持体の削れを長手方向に均一にすることができる。温
度とブレードめくれに関しては、温度が高い方がブレー
ド硬度が下がり、像担持体方面に対してクリーニングブ
レードの接触面積が増すためにクリーニングブレードは
めくれ易くなる。
【0050】又、湿度とブレードめくれに関しては、湿
度が高い方がクリーニングブレードと像担持体表面との
密着度が上がり、更にクリーニングブレード先端に塗布
した潤滑剤の粘度が上がるために潤滑性を損ねてブレー
ドめくれは起こり易くなる。従って、これらを適当に組
み合わせることによって像担持体の削れを長手方向に均
一化させることができる。
【0051】ここでは、接触帯電ローラではなく、コロ
ナ帯電の場合に効果が発揮されるよう説明しているが、
勿論、接触帯電ローラを用いた場合でも有効な方法であ
り、特にクリーニング性においてはめくれ難く、クリー
ニングの厳しい低温低湿環境下ではブレード当接圧はよ
り正確に設定した方が長手方向の全域に亘ってよりハイ
レベルでのクリーニング性が確保できる。又、以上はプ
ロセスカートリッジについて説明したものもあるが、特
にプロセスカートリッジに限定するものではなく、画像
形成装置でのクリーニング装置でも有効な手段である。
【0052】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、クリーニング装置のクリーニングブレードの像
担持体への当接角を初期から左右で異ならせるようにし
たため、リサイクルを前提として限られた材料を使用す
ることによってクリーナ容器が変形しても、種々の環境
下でブレードめくれを防いで高いクリーニング性を確保
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーニングブレードの当接角を説明するため
の断面図である。
【図2】クリーニングブレードの侵入量を説明するため
の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るクリーニング装置
のクリーニングブレード近傍の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るクリーニング装置
のクリーニングブレードの長手方向図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るクリーニング装置
のクリーニングブレードの長手方向図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るクリーニング装置
のクリーニングブレードの像担持体への当接位置を示す
斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るクリーニング装置
のクリーニングブレードへの像担持体への当接状態を示
す図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るクリーニング装置
のクリーニングブレードへの像担持体への当接状態を示
す図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係るクリーニング装置
のクリーニングブレードへの像担持体への当接状態を示
す図である。本実施の形態に係る現像装置のクリーニン
グブレードの長手方向図である。
【図10】従来のクリーニング装置を備えるプロセスカ
ートリッジの断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 帯電ローラ(帯電部材) 6 クリーニングブレード 8 クリーニング装置 8a クリーニング容器 11 プロセスカートリッジ 13 ブレード支持板金(支持部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記画像形成装置又はプロセスカートリッ
ジに設けられた温度検知手段又は湿度検出手段の検知結
果に基づいて前記クリーニングブレードの前記像担持体
への当接角を左右で異ならせることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】而して、本実施の形態でも、ブレードめく
れ防止策としてブレード当接角をクリーニングブレード
6のめくれ易い方側で他方より小さくするための方法を
示す。即ち、図9に示すようにクリーニングブレード6
を固定すると、図6に示すように像担持体1に対してそ
の長手軸方向と水平方向(図に破線にて示す方向)では
なく、斜めにクリーニングブレード6の先端が図6に実
線にて示すように当接されることになる。その詳細は図
7及び図8に示され、図7は図6に示すクリーニングブ
レード6の左側の当接状態を示し、図8は右側の当接状
態を示す。つまり、クリーナ容器8aの座面の角度を左
右で変えている訳ではないため、クリーニングブレード
6の設定角はそのままでクリーニングブレード先端の当
接位置をずらしたことによりクリーニングブレード6の
当接角は図7及び図8に示すθ1,θ2となり、図8に
示す下方にずれたブレード当接角θ2は水平位置で当接
された図7に示すブレード当接角θ1より小さく(θ2
<θ1)なっている。このような方法でブレードめくれ
の起き易い方側の当接角を初期設定時より小さくするこ
とによってクリーニングブレード6をめくれにくくする
ことができる。但し、この方法では、前述のように下方
にずれた方は当接角が小さくなったものの、このままで
はブレード侵入量が小さくなってしまい、ずらし量によ
ってはブレード侵入量が小さくなったことによって逆に
当接角も大きくなってしまう場合があるため、同時にブ
レード侵入量を増大させた方が良いことがある。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも像担持体と、該像担持体表面
    を一様に帯電させる帯電部材を有する画像形成装置又は
    画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリ
    ッジに設けられる装置であって、前記像担持体表面に当
    接して該像担持体表面をクリーニングするクリーニング
    ブレードと、該クリーニングブレードをクリーナ容器に
    支持させる支持部材を有するクリーニング装置におい
    て、 前記クリーニングブレードの前記像担持体への当接角を
    初期から左右で異ならせることを特徴とするクリーニン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置又はプロセスカートリ
    ッジに設けられた温度検知手段又は湿度検出手段の検知
    結果に基づいて前記クリーニングブレードの前記像担持
    体への当接角を初期から左右で異ならせることを特徴と
    する請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングブレードの前記像担持
    体への当接角は何れか一端のみが初期当接角より小さく
    なる方向の範囲で設定変更可能であることを特徴とする
    請求項2記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電部材は、前記像担持体に当接す
    る接触帯電部材である帯電ローラで構成されることを特
    徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 前帯電ローラに、直流電圧に交流電圧を
    重畳したバイアスを印加することを特徴とする請求項4
    記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニングブレードの前記像担持
    体への侵入量を左右で異ならせたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニングブレードの自由長を左
    右で異ならせたことを特徴とする請求項1記載のクリー
    ニング装置。
  8. 【請求項8】 前記クリーニングブレードを前記像担持
    体の長手方向水平軸に対して斜めに当接させたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のクリーニング装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも像担持体と、該像担持体表面
    を一様に帯電させる帯電部材と、クリーニング装置を有
    するプロセスカートリッジを着脱自在に装填し、前記ク
    リーニング装置を前記像担持体表面に当接して該像担持
    体表面をクリーニングするクリーニングブレードと、該
    クリーニングブレードをクリーナ容器に支持させる支持
    部材とを含んで構成する画像形成装置において、 前記クリーニング装置のクリーニングブレードの前記像
    担持体への当接角を初期から左右で異ならせることを特
    徴とする画像形成装置。
JP10027026A 1998-02-09 1998-02-09 クリーニング装置及び画像形成装置 Pending JPH11224037A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033856A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
JP2012053370A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 感光体ユニット、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033856A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
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