JPH11223009A - 竪管ユニット及び竪配管の施工方法 - Google Patents

竪管ユニット及び竪配管の施工方法

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JPH11223009A
JPH11223009A JP3812898A JP3812898A JPH11223009A JP H11223009 A JPH11223009 A JP H11223009A JP 3812898 A JP3812898 A JP 3812898A JP 3812898 A JP3812898 A JP 3812898A JP H11223009 A JPH11223009 A JP H11223009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竪管ユニット自体の重量を軽減すると共に竪
配管の施工を容易にする。 【解決手段】 ケーブルラック2の側板2a、2b間に
第1の水平フレーム材4、第2の水平フレーム材5を渡
し、第1の水平フレーム材4に、外周の断熱材24ごと
緊締・弛緩自在なベルト状のクリップ23で樹脂管2
1、22を固定する。樹脂管のため柔軟性があり、他の
竪管ユニットの樹脂管と位置合わせするのが容易であ
る。ユニット全体の重量も軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の竪配管を構
築するための竪管ユニット、及びこの竪管ユニットを用
いてパイプシャフトに竪配管を施工する竪配管の施工方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調設備や衛生設備などの各種建築設備
用の竪配管を高層建築物に配管する場合、竪配管される
所定の複数本の鋼管をフレームに固定部材によって固定
して竪管ユニットとしてユニット化し、これを建築物側
の揚重機、例えばタワークレーンなどで垂直状態で順次
上側に揚重する工法が従来から採用されている。かかる
工法によれば、竪配管の建築物への取付工事と建築工事
の鉄骨建方とを同時に行え、施工の容易性、工期の短縮
化を図ることが可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の技術では、竪管を構成する管材として鋼管を使用して
いるため、ユニットの重量が嵩み、それに伴ってフレー
ムの強度も大きくしなければならず、結果的に竪管ユニ
ット全体ではきわめて重量が大きいものとなっていた。
そのうえ竪管ユニットを吊り込むためのクレーン等も大
型化してしまう。さらに従来は、管材自体に重量がある
ため、これをフレームに強固に固定する必要があり、し
かも鋼管は柔軟性に欠けているので、先に施工した竪管
ユニットの鋼管同士の位置合わせが非常に困難であり、
時間を要していた。また鋼管の接続作業にも非常な時間
を要していたのである。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、竪管ユニット自体の重量を大幅に軽減すると共
に、竪管同士の位置合わせが容易で、かつ接続作業も簡
易迅速に行える竪管ユニット、及び竪配管の施工方法を
提供して問題の解決を図ることをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、請求項1によれば、フレームに竪管を取り付け
た竪管ユニットであって、前記竪管は樹脂管で構成さ
れ、さらに前記フレームは、一対の対向した垂直フレー
ム材と、該垂直フレーム材間に渡した水平フレーム材
と、樹脂管を水平フレーム材に固定する固定手段を有
し、かつこの固定手段は、樹脂管の外周を緊締・弛緩自
在に構成されていることを特徴とする、竪管ユニットが
提供される。
【0006】かかる構成の竪管ユニットによれば、竪管
が樹脂管であるから、従来の鋼管に比べて重量が大幅に
軽減されている。したがって、フレーム材も軽量のもの
で足り、ユニット全体の重量も大きく軽減化される。市
販のケーブルラックをそのまま利用することが可能であ
る。またフレームに固定する固定手段も、例えば後述の
実施の形態で示したような、管支持金具の一種で「ダク
タークリップ」と呼ばれるの管の外周を緊締・弛緩自在
な構成のもので足りる。したがって、位置合わせの際に
この固定手段を緩めれば、管自体に柔軟性もあるため、
管同士の位置合わせがきわめて容易である。
【0007】またさらに請求項2に記載したように、固
定手段を、水平フレーム材に沿って水平方向に移動自在
に構成すれば、樹脂管の柔軟性と相俟って、さらに管同
士の位置合わせが容易となる。
【0008】請求項3の竪配管の施工方法は、かかる特
徴を有する竪管ユニットを用いたものであり、まず先の
竪管ユニットをパイプシャフトに吊り込んで垂直フレー
ム材を建物のスラブデッキに固定する工程と、その後先
の竪管ユニットに接続される次の竪管ユニットを、当該
次の竪管ユニットにおける固定手段で樹脂管を緊締した
状態、すなわち樹脂管を当該次の竪管ユニットに固定し
た状態で先の竪管ユニットの上方に吊り込む工程と、そ
の後前記固定手段を弛緩させて上方に位置した竪管ユニ
ットの樹脂管と、下方に位置している先の竪管ユニット
の樹脂管との位置合わせを行う工程と、そのようにして
位置合わせを行った樹脂管同士を接続する工程と、前記
接続を終えた後に、前記固定手段を緊締させて再び樹脂
管を水平フレーム材に固定する工程とを有している。
【0009】かかる施工方法によれば、樹脂管による竪
配管を効率よく施工することができる。この場合、上方
に位置した竪管ユニットの樹脂管と下方に位置している
先の竪管ユニットの樹脂管とを接続するにあたっては、
請求項4に記載したように、樹脂性の継手部材の内面と
各樹脂管の外面とを熱融着させることによって接続すれ
ば十分であり、接続自体も簡単な作業で済む。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい実施の形態について説明する。図1は本実施の形
態にかかる竪管ユニット1の外観を示しており、この竪
管ユニット1におけるフレームは、はしご状のケーブル
ラック2によって構成されている。本実施形態において
は、全長が12,000mm、すなわち建物の3階分の長
さを貫通する長さとするため、市販のケーブルラックを
適宜継ぎ足してフレームとしている。
【0011】このケーブルラック2の側板2a、2b間
には、第1の水平フレーム材4、第2の水平フレーム材
5が適宜の間隔で渡されて固定されている。第1の水平
フレーム材4、第2の水平フレーム材5は同一構造であ
り、断面が略C字形のチャネル鋼を用いている。そして
その開口面が前面側(図1中の手前方向)、後面側と交
互になるように、側板2a、2b間の上方から下方に順
に、第1の水平フレーム材4、第2の水平フレーム材5
が交互に配置されている。
【0012】ケーブルラック2の側板2a、3aの上端
部近傍、及び下端部近傍には、接続用の孔6が対向する
ように適宜数穿設され、さらに特に上端部近くには、吊
り込み用の孔7が穿設され、また孔6の下方には、スラ
ブデッキ固定用の孔8が適宜数穿設されている。
【0013】前記第1の水平フレーム材4には樹脂管2
1が、第2の水平フレーム材5には、この樹脂管21よ
りも径の小さい樹脂管22が、各々固定手段としてのク
リップ23によって垂直方向に取り付けられている。こ
のように樹脂管は、水平フレーム材の前後面に各々取り
付けることが可能である。本実施形態におけるこれら各
樹脂管21、22はポリブテン管であり、その外周に
は、予めポリエチレンフォームなどの断熱材24が設け
られている。
【0014】クリップ23は、例えばステンレス鋼から
なり、その詳細を図2、図3に示した。すなわち、この
クリップ23は、基端部23aを中心として折曲されて
対向する係止部23b、23c、支持部23d、23
e、平面が略C型に湾曲した抱え部23f、23g、及
び締付部23h、23iからなり、さらに各締付部23
h、23iには、孔23jが対向位置に夫々穿設されて
いる。そして常態では、図2に示したように、ステンレ
ス鋼自体が有する弾性により端部の締付部23h、23
iが離隔している。
【0015】そして外周に断熱材24を有する樹脂管2
1を締付固定する際には、図3に示したように、ステン
レス鋼自体が有する弾性に抗して締付部23h、23i
を密着させて、図3に示したように、ボルト、ナット等
の締付手段25で締付部23h、23iを締付固定すれ
ばよい。これによって樹脂管21、22を、断熱材24
の外周から締め付けたり、緩めたりすることが自在であ
る。
【0016】かかる構成のクリップ23は、図4、図5
に示したようにして第1の水平フレーム材4に取り付け
られる。すなわち、図5に示したように、係止部23
b、23cの高さhは、第1の水平フレーム材4の開口
面の高さdよりも長いので、そのままでは取り付けられ
ないが、図4に示したように、クリップ23を水平に
し、係止部23b、23cを第1の水平フレーム材4に
沿って水平にして、この係止部23b、23cを第1の
水平フレーム材4のチャネル溝4a内に納め、その常態
でクリップ23を90゜回転させて、係止部23b、2
3cを垂直にすれば、図5に示したように、係止部23
b、23cが、第1の水平フレーム材4のチャネル溝4
aの縁部4b、4cによって、その上下で係止されるの
である。したがって、クリップ23の第1の水平フレー
ム材4、第2の水平フレーム材5への取付は簡単であ
る。
【0017】しかもチャネル溝4aに沿ってその長手方
向に係止部23a、23bをスライドさせることができ
るから、取り付け位置の微調整、すなわち抱え部23
f、23gで断熱材24を抱え込んだ樹脂管21の水平
方向の微調整も容易である。
【0018】このようにして第1の水平フレーム材4、
第2の水平フレーム材5に取り付けたクリップ23の抱
え部23f、23gで樹脂管21、22の断熱材24を
抱え込み、締付部材25で締め付けて緊締させること
で、樹脂管21、22を、断熱材24ごと第1の水平フ
レーム材4や第2の水平フレーム材5に固定することが
できるのである。
【0019】そのようにしてクリップ23で樹脂管2
1、22を、断熱材24ごと第1の水平フレーム材4に
固定した状態の平面の様子を図6に示した。同図からも
わかるように、樹脂管21、22、断熱材24、及びク
リップ23は、全てケーブルラック2の側板2a、2b
の対向する両端部同士を結ぶ線M、N、及びこれら側板
2a、2bで囲まれたエリア内に納まるようになってい
る。
【0020】本実施の形態にかかる竪管ユニット1は、
以上のように構成されており、次のこの竪管ユニット1
を用いた施工方法について説明する。
【0021】まず、竪管ユニット1のケーブルラック2
の各側板2a、2bの上端部に、図7に示したような吊
り込み用の治具31を取り付ける。この治具31は、本
体32の両端から垂下した取り付け部33、34を有
し、これら取り付け部33、34には各々取り付け用の
孔(図示せず)が穿設されており、また本体32の頂上
部には、ワイヤ35等を係止するためのリング部材36
が固着された構成を有している。そして、各取り付け部
33、34の前記取り付け用の孔と、ケーブルラック2
の側板2a、2bの上端部近傍に穿設されている孔7、
7とを合わせ、これらの孔に例えばボルト37を挿通
し、その突出部にナット38を締め付けることによっ
て、治具31を竪管ユニット1のケーブルラック2の側
板2a、2bの上端部に、容易に取り付けることができ
るようになっている。
【0022】そのようにして治具31を取り付けた後、
ワイヤ35を介してクレーン(図示せず)で竪管ユニッ
ト1全体を建物のパイプシャフトへと吊り込んでいく。
そして図4(a)に示したように、所定位置まで吊り込
んだ後、図5に示したように、所定階の階床部(本実施
の形態では4階の階床部)のスラブデッキ41に固定用
のアングル材42で固定する。
【0023】すなわちパイプシャフトのスラブデッキ4
1における貫通開口部43の周縁部に、アングル材4
2、42を対向させて固定し、各アングル材42とケー
ブルラック2の側板2a、2bとをボルト等の固定手段
44で固定することによって、ケーブルラック2、すな
わち竪管ユニット1をスラブデッキ41に固定すること
ができる。この場合、既述したように、ケーブルラック
2の側板2a、2bには、取り付け用の孔8が穿設され
ているので、かかる固定作業を迅速かつ容易に実施する
ことができる。
【0024】次いでそのようにして固定した竪管ユニッ
ト1のケーブルラック2の側板2a、2bに取り付けて
あった治具31を取り外し、図4(a)に示したよう
に、各樹脂管21、22の上端部外周に略筒状の継手部
材45を嵌める(説明の都合上、図4においては樹脂管
21の図示を省略している)。この継手部材45も樹脂
管21、22と同様、ポリブテンからなっている。
【0025】次に全く同様の手順で、竪管ユニット1と
同一構成の次の竪管ユニット51を図4(b)に示した
ように、竪管ユニット1の上方に吊り込み、竪管ユニッ
ト1のケーブルラック2の側板2a、2bの上端部と、
竪管ユニット51のケーブルラック2の側板2a、2b
の下端部を、その外側から接続プレート46、46で固
定する。この場合、既述したように、ケーブルラック2
の側板2a、2bの上端部近傍、及び下端部近傍には、
接続用の孔6が各々穿設されているので、ボルト、ナッ
ト等の固定手段で接続プレート46を固定することで両
ユニットを簡単に接続固定することができる。その後ア
ングル材42で竪管ユニット51のケーブルラック2の
側板2a、2bを所定の階床部のスラブデッキ、すなわ
ち8階の階床部のスラブデッキ47に固定する。
【0026】次いで竪管ユニット51の樹脂管21の下
端部を、竪管ユニット1の樹脂管21の上端部に嵌めた
継手部材45に嵌めるようにして両者の位置合わせを行
うのであるが、まず竪管ユニット51の樹脂管21をフ
レームに固定しているクリップ23を緩める。そうする
と樹脂管21は、上下に多少動かせるようになるから、
作業員が容易に微調整をおこなうことができる。しかも
樹脂管21には、柔軟性があるので、かかる微調整は簡
単である。また本実施の形態では、クリップ23は、水
平方向にも移動が自在であるから、より一層位置合わせ
が容易である。
【0027】そのようにして微調整を行いつつ、図4
(c)に示したように、竪管ユニット51の樹脂管21
の下端部を、竪管ユニット1の樹脂管21の上端部に嵌
めた継手部材45に嵌めた後、今度は、これら2つの樹
脂管21、21の外面及び継手部材45の内面を加熱す
ることによって、これらを熱融着させる。かかる熱融着
によって竪管ユニット51の樹脂管21と竪管ユニット
1の樹脂管21とが接続固定されるのである。
【0028】次いで先程まで緩めていた竪管ユニット5
1のクリップ23を再び緊締させて、樹脂管21を竪管
ユニット51の第1の水平フレーム材4に固定する。す
なわち、樹脂管21を次の竪管ユニット51のフレーム
に固定することで、次の竪管ユニット51の施工が完了
するのである。
【0029】後は全く同様にして、竪管ユニット1と全
く同一構成のその次の竪管ユニット61を図4(d)の
ようにして、竪管ユニット51の上方に吊り込み、前記
した竪管ユニット1と竪管ユニット51の接続と全く同
様にして図4(e)のように、所定の固定、接続を実施
すれば、樹脂管21による竪配管が建物のパイプシャフ
ト内に施工される。
【0030】以上のように、本実施の形態にかかる竪管
ユニットを使用すれば、パイプシャフト内への竪配管の
施工を効率よく実施することができる。すなわち樹脂管
21同士の位置合わせ、並びにその接続が容易に実施で
きるから、工期の短縮化が図れる。そのうえ竪管の管材
として樹脂管21、22を用い、また継手部材として樹
脂性の継手部材45を用いているため、竪管ユニット1
全体の重量の軽減が図れ、それに伴ってアングル材42
による固定も従来より簡素化される。フレームも市販の
ケーブルラックをそのまま使用できる。また吊り込みに
使用するクレーン等の各種機械機器も従来より小型化で
きるというメリットがある。
【0031】さらに本実施の形態においては、クリップ
23の第1の水平フレーム材4、第2の水平フレーム材
5の取付が容易であり、またクリップ23の水平方向の
移動も可能であるから、樹脂管21、22の位置合わせ
はさらに容易となっている。さらに樹脂管21、22の
締付による緊締固定、弛緩による緩めがきわめて簡単で
あり、作業性も良好である。
【0032】前記実施の形態で使用したクリップ23に
代えて、図10に示した構成のクリップ71を使用して
もよい。このクリップ71は、同形同大の一対の略四半
円弧形状の支持部材72、73からなり、支持部材72
の基端部には、切欠部72a、72bを介して係止部7
2cが、支持部材73の基端部には、切欠部73a、7
3bを介して係止部73cが設けられている。また支持
部材72、73の各先端部は、直角に折曲されて締付部
72d、73dが各々形成されている。これら締付部7
2d、73dの対向位置には、孔72e、73eが各々
穿設されている。そして孔72e、73eにボルト74
を挿通し、ナット75で締め付けることにより、前記ク
リップ23と同様、樹脂管21を締め付け固定すること
ができる。
【0033】すなわち、前記実施の形態で使用したクリ
ップ23の場合と同様、クリップ71の各支持部材7
2、73の係止部72c、73cを水平にして、水平フ
レーム材4’のチャネル溝4’a内に入れ、その後これ
を90゜回転して、図11に示したように、係止部72
c、73cを、水平フレーム材4’の縁部4’b、4’
cに係止させる。その後、樹脂管21を各支持部材7
2、73が抱きかかえるように、樹脂管21をクリップ
71の所定位置に挿通させ、次いでボルト74、ナット
75によって締付部72d、73dを締め付ければ、樹
脂管21は、クリップ71によって水平フレーム材4’
に固定することができる。このようなクリップ71を使
用しても、前記実施の形態で用いたクリップ23と同
様、樹脂管21、22の水平方向、垂直方向の位置合わ
せが容易である。
【0034】
【発明の効果】請求項1〜4の発明によれば、従来より
もユニットの重量が大幅に軽減されているので、スラブ
デッキへの固定が簡単であり、また吊り込みに要するク
レーン等の機械も従来よりも小型化できる。しかも管同
士の位置合わせ、接続作業もきわめて容易であり、施工
に要する期間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる竪管ユニットの外
観を示す斜視図である。
【図2】図1の竪管ユニットに用いたクリップの常態の
外観を示す斜視図である。
【図3】図1の竪管ユニットに用いたクリップの緊締固
定状態の様子を示す斜視図である。
【図4】図2のクリップを第1の水平フレーム材に取り
付ける様子を示す説明図である。
【図5】図2のクリップを第1の水平フレーム材に取り
付けた後の様子を示す説明図である。
【図6】図1の竪管ユニットの平面図である。
【図7】図1の竪管ユニットに吊り込み用の治具を取り
付けた様子を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる竪管ユニットを用
いた竪配管の施工方法を示す説明図である。
【図9】図1の竪管ユニットをスラブデッキに固定する
状態を示す斜視図である。
【図10】本発明に用いることができる他のクリップの
斜視図である。
【図11】図10のクリップを水平フレーム材に取り付
けた後の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 竪管ユニット 2 ケーブルラック 2a、2b 側板 4 第1の水平フレーム材 5 第2の水平フレーム材 21、22 樹脂管 23 クリップ 24 断熱材 25 締付手段 41 スラブデッキ 42 アングル材 45 継手部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに竪管を取り付けた竪管ユニッ
    トであって、前記竪管は樹脂管で構成され、さらに前記
    フレームは、一対の対向した垂直フレーム材と、該垂直
    フレーム材間に渡した水平フレーム材と、樹脂管を水平
    フレーム材に固定する固定手段を有し、かつこの固定手
    段は、樹脂管の外周を緊締・弛緩自在に構成されている
    ことを特徴とする、竪管ユニット。
  2. 【請求項2】 固定手段は、水平フレーム材に沿って水
    平方向に移動自在であることを特徴とする、請求項1に
    記載の竪管ユニット。
  3. 【請求項3】 フレームに竪管を取り付けた竪管ユニッ
    トを、建物のパイプシャフトに吊り込んで当該パイプシ
    ャフトに竪配管を施工する方法であって、竪管ユニット
    として請求項1に記載の竪管ユニットを用い、 先の竪管ユニットをパイプシャフトに吊り込んで垂直フ
    レーム材を建物のスラブデッキに固定する工程と、 先の竪管ユニットに接続される次の竪管ユニットを、当
    該次の竪管ユニットにおける固定手段で樹脂管を緊締し
    た状態で先の竪管ユニットの上方に吊り込む工程と、 当該次の竪管ユニットの固定手段を弛緩させて次の竪管
    ユニットの樹脂管と先の竪管ユニットの樹脂管との位置
    合わせを行う工程と、 前記位置合わせを行った樹脂管同士を接続する工程と、 前記接続を終えた後に、当該次の竪管ユニットにおける
    固定手段を緊締させて樹脂管を水平フレーム材に固定す
    る工程とを有することを特徴とする、竪配管の施工方
    法。
  4. 【請求項4】 樹脂管同士を接続するにあたっては、樹
    脂性の継手部材の内面と各樹脂管の外面とを熱融着させ
    ることを特徴とする、請求項3に記載の竪配管の施工方
    法。
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