JPH11222110A - 車両用ペダルの配置構造 - Google Patents

車両用ペダルの配置構造

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JPH11222110A
JPH11222110A JP10024758A JP2475898A JPH11222110A JP H11222110 A JPH11222110 A JP H11222110A JP 10024758 A JP10024758 A JP 10024758A JP 2475898 A JP2475898 A JP 2475898A JP H11222110 A JPH11222110 A JP H11222110A
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JP
Japan
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brake pedal
steering column
brake
pedal arm
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP10024758A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ikuma
洋之 生熊
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ブレーキペダルの操作性を向上さ
せ、かつ容量の大きなブレーキブースタを用いることが
できるとともに、ブレーキペダルアームのコンパクト化
を図ることが可能な車両用ペダルの配置構造を提供する
ことにある。 【解決手段】 本発明では、運転席の車幅方向の中央に
ステアリングコラム1を配置するとともに、マスターシ
リンダ4およびブレーキブースタ5をステアリングコラ
ム1からオフセットさせて車室内側に配置する一方、マ
スターシリンダ4およびブレーキブースタ5にレバー1
3およびボス軸7を介してブレーキペダルアーム8の上
端部8aを取付け、ブレーキペダルアーム8の上端部8
aをボス軸7によってステアリングコラム1側へオフセ
ットさせて配置し、さらにブレーキペダルアーム8をそ
の上端部8a近傍にて折曲げることにより、ブレーキペ
ダル踏面15をステアリングコラム1と車幅方向でほぼ
同位置に配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内にブレーキ
ブースタを配置する車両用ペダルの配置構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラックやワンボックス型車両
などにおいては、図4に示す如く、ホイールハウス51
やストラットタワー52が車室内側に大きく張り出し、
運転席53の足元スペースが狭くなっている。このた
め、アクセルペダル54、ブレーキペダル55およびク
ラッチペダル56の各ペダル類は、ホイールハウス51
等との干渉を避けるべく、車室内側にオフセットして配
置されている。
【0003】また、このような車両の中には、図5およ
び図6に示す如く、車室内側にマスターシリンダ57お
よびブレーキブースタ58を配置するものがあり、運転
席53の車幅方向の中央にはステアリングコラム59が
配置されている。マスターシリンダ57は、車両に制動
力を与えるもので、ブレーキペダル55のペダル踏面6
0よりの力をブレーキペダルアーム61から受けること
によって作動するようになっており、マスターシリンダ
57には、一般的にその倍力装置であるブレーキブース
タ58が装備されている。ところで、このブレーキブー
スタ58は、車両の重量が重くなるほど、また走行スピ
ードの増大に伴って、その容量を大きくする必要があ
り、これによってブレーキ性能の向上を図っている。
【0004】上記ブレーキペダル55等の各ペダル類
は、ペダルブラケット62を介してダッシュパネル63
に取付けられている。そして、ペダルブラケット62の
右側部には、ブレーキブースタ58が取付けられてい
る。また、ブレーキペダルアーム61の上端部61a
は、ボス64を介してペダルブラケット62に回動自在
に支持されており、ピン65およびクレビス66を介し
てブレーキブースタ58のプッシュロッド67に連結さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のペダル配置構造では、ブレーキペダル55のペ
ダル踏面60が運転席(ドライバー)53のほぼ中央に
位置するので、ブレーキペダルアーム61と連結するマ
スターシリンダ57およびブレーキブースタ58が同じ
く運転席53の中央に位置するステアリングコラム59
の取付けの障害となっており、図5に示す如きブレーキ
性能に優れた大型のブレーキブースタ54を用いること
ができなかったり、ペダル踏面60もしくはステアリン
グコラム59を運転席53の中央よりずらす必要があっ
た。また、この対策として、ブレーキペダルアーム61
のみを大きく曲げるなどしてオフセットさせる方法も考
えられるが、この方法では必要なアーム強度(アーム剛
性)を得るのが難しく、その強度を満たすのにブレーキ
ペダルアーム61の形状および重量が大きくなってしま
い、限界があった。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ブレーキペダルの操作性を
向上させ、かつ容量の大きなブレーキブースタを用いる
ことができるとともに、ブレーキペダルアームのコンパ
クト化を図ることが可能な車両用ペダルの配置構造を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、運転席の車幅
方向の中央にステアリングコラムを配置するとともに、
マスターシリンダおよびブレーキブースタを前記ステア
リングコラムからオフセットさせて車室内側に配置する
一方、前記マスターシリンダおよびブレーキブースタに
レバーおよびボス軸を介してブレーキペダルアームの上
端部を取付け、該ブレーキペダルアームの上端部を前記
ボス軸によって前記ステアリングコラム側へオフセット
させて配置し、さらに前記ブレーキペダルアームをその
上端部近傍にて折曲げることにより、前記ブレーキペダ
ル踏面を前記ステアリングコラムと車幅方向でほぼ同位
置に配置している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1〜図3は、本発明に係る車両用ペダル
の配置構造の実施の形態を示している。図において、1
は車両の車室内の運転席の前方位置であって、運転席の
車幅方向の中央に配置されるステアリングコラムであ
り、このステアリングコラム1は、車体後方へ向かって
斜め上方に立ち上がった状態で支持されている。また、
運転席の前方下部にはペダルブラケット2が配設され、
このペダルブラケット1は後述するブレーキペダルの前
方位置に立設されたダッシュパネル3の垂直面に取付け
られている。ペダルブラケット1には、車室内側に配置
される型式のマスターシリンダ4およびブレーキブース
タ5が取付けられており、これらマスターシリンダ4お
よびブレーキブースタ5は、ステアリングコラム1から
図1中の右側にオフセットして配置されている。また、
ペダルブラケット2には、ブレーキペダル6の上部がボ
ス軸7などによって回動自在に支持されている。
【0010】上記ペダルブラケット2は、図2に示す如
く、ダッシュパネル3に取付けられた状態で、車体後方
へ向かってやや斜め上方に立ち上がるようなボックス状
に形成されており、その下面部2aはブレーキペダル6
のブレーキペダルアーム8の上部を配置すべく開口して
いる。また、ペダルブラケット2の後面部2bは、上部
がダッシュパネル3側へ倒れた傾斜面状に形成されてお
り、その後面部2bにはブレーキブースタ5の前面たる
取付面5aが取付けられている。したがって、ペダルブ
ラケット2の後面部2bには、ブレーキブースタ5の筒
胴部9を嵌入する孔(図示せず)が穿設され、マスター
シリンダ4およびブレーキブースタ5はペダルブラケッ
ト2の後面部2bから車室内側へ突出して配置されるよ
うな構造となっている。
【0011】一方、上記ブレーキブースタ5のプッシュ
ロッド10の一端にはクレビス11が設けられており、
該クレビス11に結合ピン12を挿着することによって
ブレーキペダルアーム8の上端部8aがレバー13およ
びボス軸7を介して連結されている。このため、レバー
13の先端には、図3に示す如く、結合ピン12を挿入
するピン孔14が穿設されている。このようなブレーキ
ペダル6は、図示しないリターンスプリングの付勢力に
抗して、ブレーキペダルアーム8の下端部8bに設けら
れたブレーキペダル踏面15を車体前方側のダッシュパ
ネル3へ向かって踏み込むと、ブレーキペダルアーム8
がボス軸7を支点として回動し、ブレーキペダル6の動
作がレバー13およびプッシュロッド10等を介してブ
レーキブースタ5およびマスターシリンダ4へと伝達さ
れるようになっている。
【0012】また、ボス軸7は車幅方向に沿って配置さ
れているとともに、レバー13は上下方向に沿って配置
されている。そして、レバー13の基端はボス軸7の一
端側(図中で右端側)に取付けられ、先端はボス軸7か
ら斜め上方へ向かって配置されている。ブレーキペダル
アーム8の上端部8aはボス軸7の他端側(図中で左端
側)に取付けられ、下端部8bのブレーキペダル踏面1
5はボス軸7から斜め下方へ向かって配置されている。
したがって、ブレーキペダルアーム8の上端部8aは、
ボス軸7を介してマスタシリンダ4およびブレーキブー
スタ5の軸心よりステアリングコラム1側へオフセット
して配置されている。
【0013】さらに、ブレーキペダルアーム8は、その
上端部8a近傍がステアリングコラム1側へ向かって折
曲げられ、他の部分はほぼ直線状に成形加工されてい
る。これによって、ブレーキペダルアーム8は、平面視
でボス軸7からマスターシリンダ4およびブレーキブー
スタ5の軸心と反対側の斜め横方向へ延び、図1に示す
如く、ブレーキペダル踏面15がステアリングコラム1
と車幅方向でほぼ同位置に配置されるようになってい
る。
【0014】本発明の実施の形態に係る配置構造におい
ては、ブレーキペダルアーム8の上端部8aがボス軸7
およびレバー13によってオフセットされており、これ
によってステアリングコラム1およびブレーキペダル踏
面15が運転席(ドライバー)の中央に配置された場合
でも、マスタシリンダ4およびブレーキブースタ5をブ
レーキペダル踏面15に対して従来よりも離れた位置に
オフセットさせ得るため、マスタシリンダ4およびブレ
ーキブースタ5を車室内に配置してもステアリングコラ
ム1の取付けの障害とならず、かつブレーキブースタ5
の大型化が可能となるとともに、ブレーキペダル6を強
く踏み込む際にマスターシリンダ4がドライバーの膝に
干渉することを防げる。また、本実施形態の配置構造で
は、ブレーキペダルアーム8の上端部8aとレバー13
との間にボス軸7が存在しており、ブレーキペダルアー
ム8のみで大きくオフセットさせる構造に比べて、ブレ
ーキペダルアーム8に働くねじれ力が小さいため、ブレ
ーキペダルアーム8をコンパクトにでき、かつオフセッ
ト量もボス軸7を長くすることにより大きくすることが
できる。しかも、ブレーキペダルアーム8は、上端部8
aを除きほぼ直線状とし、曲げ加工を施すことなく成形
されているため、当該ブレーキペダルアーム8に働くね
じれ力を極力抑えることができる。さらに、ブレーキペ
ダルアーム8の揺動軸上にボス軸7を配置しているた
め、ブレーキペダルアーム8の曲がりを減らすことが可
能となり、ねじれ剛性を向上させることができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。
【0016】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る車両用ペダル
の配置構造は、運転席の車幅方向の中央にステアリング
コラムを配置するとともに、マスターシリンダおよびブ
レーキブースタを前記ステアリングコラムからオフセッ
トさせて車室内側に配置する一方、前記マスターシリン
ダおよびブレーキブースタにレバーおよびボス軸を介し
てブレーキペダルアームの上端部を取付け、該ブレーキ
ペダルアームの上端部を前記ボス軸によって前記ステア
リングコラム側へオフセットさせて配置し、さらに前記
ブレーキペダルアームをその上端部近傍にて折曲げるこ
とにより、前記ブレーキペダル踏面を前記ステアリング
コラムと車幅方向でほぼ同位置に配置しているので、車
室内側にマスタシリンダおよびブレーキブースタを配置
するような型式でも、これらマスタシリンダおよびブレ
ーキブースタをブレーキペダル踏面から離すことがで
き、それによってブレーキペダル踏面上にステアリング
コラムを配置でき、ブレーキペダルの操作性を向上させ
るとともに、ブレーキブースタの容量を大きくすること
ができる。また、本発明の配置構造は、ボス軸を使用し
てブレーキペダルアームをオフセットさせる構造となっ
ているので、オフセット量を大きくしても、ブレーキペ
ダルアームのねじれ力は大きくならず、ブレーキペダル
アームをコンパクトすることが可能となり、かつオフセ
ット量もボス軸長さを長くすることによって容易に増大
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る配置構造が適用され
たブレーキペダル、ブレーキブースタおよびステアリン
グコラムを示す斜視図である。
【図2】上記ブレーキペダル、ブレーキブースタおよび
ステアリングコラムの配置関係を示す側面図である。
【図3】上記ブレーキペダルを示す斜視図である。
【図4】従来のペダル配置構造が適用された車室内を示
す斜視図である。
【図5】従来のブレーキペダル、ブレーキブースタおよ
びステアリングコラムの配置関係を示す斜視図である。
【図6】従来のブレーキペダル、ブレーキブースタおよ
びステアリングコラムの配置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングコラム 2 ペダルブラケット 4 マスターシリンダ 5 ブレーキブースタ 6 ブレーキペダル 7 ボス軸 8 ブレーキペダルアーム 10 プッシュロッド 11 クレビス 12 結合ピン 13 レバー 14 ピン孔 15 ブレーキペダル踏面
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、運転席の車幅
方向の中央にステアリングコラムを配置するとともに、
マスターシリンダおよびブレーキブースタを前記ステア
リングコラムから車幅方向外側寄りにオフセットさせて
車室内側に配置する一方、前記マスターシリンダおよび
ブレーキブースタにレバーおよびボス軸を介してブレー
キペダルアームの上端部を取付け、該ブレーキペダルア
ームの上端部を前記ボス軸によって前記ステアリングコ
ラム側へオフセットさせて配置し、さらに前記ブレーキ
ペダルアームを折曲げることにより、前記ブレーキペダ
ル踏面を前記ステアリングコラムと車幅方向でほぼ同位
置に配置している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る車両用ペダル
の配置構造は、運転席の車幅方向の中央にステアリング
コラムを配置するとともに、マスターシリンダおよびブ
レーキブースタを前記ステアリングコラムから車幅方向
外側寄りにオフセットさせて車室内側に配置する一方、
前記マスターシリンダおよびブレーキブースタにレバー
およびボス軸を介してブレーキペダルアームの上端部を
取付け、該ブレーキペダルアームの上端部を前記ボス軸
によって前記ステアリングコラム側へオフセットさせて
配置し、さらに前記ブレーキペダルアームを折曲げるこ
とにより、前記ブレーキペダル踏面を前記ステアリング
コラムと車幅方向でほぼ同位置に配置しているので、車
室内側にマスタシリンダおよびブレーキブースタを配置
するような型式でも、これらマスタシリンダおよびブレ
ーキブースタをブレーキペダル踏面から離すことがで
き、それによってブレーキペダル踏面上にステアリング
コラムを配置でき、ブレーキペダルの操作性を向上させ
るとともに、ブレーキブースタの容量を大きくすること
ができる。また、本発明の配置構造は、ボス軸を使用し
てブレーキペダルアームをオフセットさせる構造となっ
ているので、オフセット量を大きくしても、ブレーキペ
ダルアームのねじれ力は大きくならず、ブレーキペダル
アームをコンパクトすることが可能となり、かつオフセ
ット量もボス軸長さを長くすることによって容易に増大
させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の車幅方向の中央にステアリング
    コラムを配置するとともに、マスターシリンダおよびブ
    レーキブースタを前記ステアリングコラムからオフセッ
    トさせて車室内側に配置する一方、前記マスターシリン
    ダおよびブレーキブースタにレバーおよびボス軸を介し
    てブレーキペダルアームの上端部を取付け、該ブレーキ
    ペダルアームの上端部を前記ボス軸によって前記ステア
    リングコラム側へオフセットさせて配置し、さらに前記
    ブレーキペダルアームをその上端部近傍にて折曲げるこ
    とにより、前記ブレーキペダル踏面を前記ステアリング
    コラムと車幅方向でほぼ同位置に配置したことを特徴と
    する車両用ペダルの配置構造。
JP10024758A 1998-02-05 1998-02-05 車両用ペダルの配置構造 Pending JPH11222110A (ja)

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